JP3196437B2 - インストルメントパネル - Google Patents
インストルメントパネルInfo
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Description
用開口部を有するインストルメントパネルに関する。
部品取付用の補器用開口部が設けられており、この補器
用開口部に複数の補器部品が上,下複数段に取付けられ
るようになっている。
ントパネル100の乗員に面した側面上部の頭部衝撃エ
リア(車室内衝撃に対する乗員保護の規定で定められ
る)を含む部分(インストルメントパネルの左右略中央
部分)には、ベンチレータ取付用開口部101が穿設さ
れており、このベンチレータ取付用開口部101の下側
インストルメントパネル100のパネル部分100aを
介してヒータコントロールパネル110及びオーディオ
部品111を取付けるための補器用開口部102が設け
られている(サービス周報第599号、「S13型系車
の紹介」D−44頁、日産自動車(株)、昭和63年5
月発行)。
吹出口グリル部112aを臨ませてベンチレータ吹出口
ユニット112が取付けられており、前記補器用開口部
102にはその周縁部に左右両側部が固定されてヒータ
コントロールパネル110が取付けられており、かつヒ
ータコントロールパネル110の下側にステアリングメ
ンバに固定されたオーディオ部品111が配置されてい
る。そして、前記補器用開口部102は、ヒータコント
ロールパネル110及びオーディオ部品111の各操作
部110a,及び111aを車室内側へ露出させてフィ
ニッシャ120で覆われている。
ドゥパネルである。
員は、事故時にインストルメントパネル100に頭部が
衝突し傷害を受けることがある。頭部傷害は、頭部に発
生する衝撃加速度の時間積分値によって評価されるため
衝撃加速度を低減させる必要がある。このためインスト
ルメントパネル100は、エネルギ吸収骨格構造として
のパネル芯材の上に衝撃吸収材としてのパッド材で被覆
された構造となっている。
は剛性をあまり高めることなくエネルギ吸収骨格構造に
形成して乗員の安全性を確保している。
メントパネル100について、全体の高さを低くして車
室内を広く見せたい、という設計上の要望がある。
0の高さを低くすると、その分各種補器の据付け面積が
足りなくなり、前記頭部衝撃エリアにおいてはベンチレ
ータ吹出口ユニット112の据付け面積が確保できない
という不具合がある。
の据付け面積を確保すべく補器用開口部を上方へ広くな
るように設計すると、従来のインストルメントパネル1
00におけるベンチレータ取付用開口部101と補器用
開口部102との間に介在するパネル部分100aが無
くなり、インストルメントパネル100の補器用開口部
102の形成部位の強度が低下して、常温変形,熱変
形,あるいは各種振動又は衝撃による歪みを生じ易くな
るという不具合いがあり、結局車室内を広く見せたいと
いう設計上の要望に応えることができない。
ものであり、その目的は、インストルメントパネルの高
さを低くして車室内を広く見せたいという設計上の要望
に応えることができるインストルメントパネルを提供す
ることにある。
ため、請求項1の発明は、補器部品取付用の補器用開口
部を有し、この補器用開口部に、複数の補器部品を上,
下複数段に取付けるインストルメントパネルにおいて、
前記補器用開口部を、インストルメントパネルの乗員に
面した側面上部で、かつ、頭部衝撃エリアに前記複数の
補器部品が上,下に密接又は近接して配置可能なように
上下方向に連続して一体に形成し、前記複数の補器部品
の内、剛性のある補器部品を前記補器用開口部の頭部衝
撃エリア内で上下中間部に配置し、この補器部品の左右
両端部に形成された取付片を補器用開口部の左右内側面
で、かつ、該補器用開口部の周縁部近傍に形成された支
持部に固定し、補器部品が該支持部でのみ固定されてい
ることを特徴としている。
インストルメントパネルであって、前記剛性のある補器
部品を補器用開口部の頭部衝撃エリア内で、この補器用
開口部の変形自由度最大側に配置したことを特徴として
いる。
される剛性のある部材が他部材でなく据付けを必要とす
る補器部品で構成したので、補器部品の据付け面積の減
少も無く充分に確保することができる。
ある補器部品は、その左右両端部を補器用開口部の頭部
衝撃エリア内の上下中間部の周縁部にのみ固定して取付
けられて、架橋構造を形成したので、インストルメント
パネルとしての耐衝撃強度を保持することができると共
に、インストルメントパネルとしての強度を越えた過度
の剛性を呈することがなく乗員の安全を図ることができ
る。
口部に配置される剛性のある補器部品を、補器用開口部
の頭部衝撃エリア内で、この補器用開口部の変形自由度
最大側に配置したので、インストルメントパネルの左右
のぶれを有効に防止できる。
体的に説明する。
ルメントパネル1を示す。このインストルメントパネル
1はその乗員に面した側面の左右の略中央部に補器用開
口部2を有して構成されており、この補器用開口部2に
は、補器部品、例えばヒータコントロールパネル10が
取付けられると共に、このヒータコントロールパネル1
0と開口部2との間がフィニッシャ3で覆われて大略構
成されている。なお、図において符号200はフロント
ウインドゥパネル、符号Aはオーディオ部、符号Bはシ
ガーライター、符号Cは灰皿をそれぞれ示す。
さが低くなるように形成されており、従来と同様に補器
用開口部2を有して形成されたパネル芯材上に、衝撃吸
収用のパッド材を一体形成し、このパッド材を表皮で覆
って形成されている。
ネル1の乗員に面した側面の上部で、かつ、頭部衝撃エ
リア内に入るように上方へ大きく切り欠かれて形成され
ている。そして、補器用開口部2にはその開口縁部に係
合穴21とロケート穴22とが設けられており、かつ左
右内側面にパネル芯材を内方へ突出して形成した支持部
23が設けられている。このとき支持部23は補器用開
口部2の頭部衝撃エリア内で上下中間部に位置するよう
に設けられている。
すように機構部が収納される上部パネル10bと下部パ
ネル10cとで略T字形に形成されており、上部パネル
10bの上面には操作パネル10aが突出して形成され
ている。そして上部パネル10bにはその左右両側に側
方へ突出されて取付片10dが形成されており、この取
付片10dには位置決め用穴10eとビス止め用穴10
fが形成されている。一方このヒータコントロールパネ
ル10が取付けられる支持部23にはロケートピン23
aとビス止め用穴23bとが設けられており、ヒータコ
ントロールパネル10は位置決め用穴10eをロケート
ピン23aに挿入して位置決めされると共に、ビス止め
用穴10fと23bを対応させてビス止めすることによ
って支持部23に固定されている。
インストルメントパネル1のパネル部分の湾曲度合に沿
って湾曲された板状体で形成されており、図4に示すよ
うに板状部にはベンチレータ吹出し口ユニット4が取付
けられると共に、ヒータコントロールパネル10の操作
パネル10aが臨む開口部3aが設けられており、かつ
補器用開口部2に設けた係合穴21及びロケート穴22
に対応させて可撓性係合片5及びロケート穴嵌合突部6
とが周面3bに沿って設けられている。
ケート穴嵌合突部6をロケート穴22に嵌合させて位置
決めすると共に、可撓性係合片5を係合穴21に係合さ
せ、かつ開口部3aからヒータコントロールパネル10
の操作パネル10aを車室内側へ露出させて組付けられ
ている。(図2参照)。
の周面3bを補器用開口部2の縁部2aに略合致させて
位置決めすることができる。
乗員に面した側面の上部に頭部衝撃エリア内に入るよう
に上方へ大きく切り欠かれて形成された補器用開口部2
の上下中間部位に、剛性のあるヒータコントロールパネ
ル10で架橋構造を形成したので、補器用開口部2の形
成部位の強度が補強されて、常温変形,熱変形,あるい
は各種振動や衝撃に対する歪みに対してインストルメン
トパネルとしての強度を維持することができる。
インストルメントパネル1のパネル芯材で形成される支
持部23に固定されるのみで、他のステアリングメンバ
等の剛性の高い部材に連結していないので、過度に剛性
が高くなることがなく乗員保護に必要なインストルメン
トパネル1のエネルギ吸収骨格構造が維持される。
定位置は前記した実施例のように補器用開口部2の頭部
衝撃エリア内の上下中間部に限定されるものでなく、頭
部衝撃エリアの下限位置である補器用開口部2の変形自
由度が最大となる位置としても良い。この実施例ではイ
ンストルメントパネル1の左右のぶれを有効に防止でき
る。
性のある補器部品として前記した実施例のヒータコント
ロールパネルに限定するものではなく、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で他の補器部品をも使用し得ることは勿
論である。
明によれば、補器開口部に配置される剛性のある部材が
他部材でなく据付けを必要とする補器部品で構成したの
で、補器部品の据付け面積の減少も無く充分に確保する
ことができる。
ある補器部品は、その左右両端部の取付片を補器用開口
部の頭部衝撃エリア内の上下中間部の左右内側面で、か
つ、該補器用開口部の周縁部近傍に形成された支持部に
のみ固定して取付けられて、架橋構造を形成したので、
常温変形、熱変形、あるいは各種振動や衝撃に対する歪
みに対してインストルメントパネルとして強度を保持す
ることができると共に、インストルメントパネルとして
の強度を越えた過度の剛性を呈することがなく、インス
トルメントパネルのエネルギ吸収骨格構造を維持して乗
員の安全を図ることができる。
メントパネルの高さを低くしても補器用開口部を上方へ
広げて広大設定することによって複数の補器部品の据付
け面積を確保することができると共に、この広大な補器
用開口部を剛性のある補器部品で補強してインストルメ
ントパネルとしての強度を保持することができたので、
インストルメントパネルの高さを低くして車室内を広く
見せたいという設計上の要望に応えることができるイン
ストルメントパネルを提供することができた。
口部の頭部衝撃エリア内でこの補器用開口部の変形自由
度最大側に剛性のある補器部品を配置したので、インス
トルメントパネルの左右のぶれを有効に防止することが
できた。
取外した状態のインストルメントパネルの斜視図であ
る。
取付けた状態のインストルメントパネルの斜視図であ
る。
斜視図である。
る。
態のインストルメントパネルの斜視図である。
品)
Claims (2)
- 【請求項1】 補器部品取付用の補器用開口部を有し、
この補器用開口部に、複数の補器部品を上,下複数段に
取付けると共に補器部品と補器用開口部との間をフィニ
ッシャで覆ったインストルメントパネルにおいて、 前記補器用開口部を、インストルメントパネルの乗員に
面した側面上部で、かつ、頭部衝撃エリアに前記複数の
補器部品が上,下に密接又は近接して配置可能なように
上下方向に連続して一体に形成し、 前記複数の補器部品の内、剛性のある補器部品を前記補
器用開口部の頭部衝撃エリア内で上下中間部に配置し、
この補器部品の左右両端に形成された取付片を補器用開
口部の左右内側面で、かつ、該補器用開口部の周縁部近
傍に形成された支持部に固定し、補器部品が該支持部で
のみ固定されていることを特徴とするインストルメント
パネル。 - 【請求項2】 請求項1記載のインストルメントパネル
であって、前記剛性のある補器部品を、補器用開口部の
頭部衝撃エリア内で、この補器用開口部の変形自由度最
大側に配置したことを特徴とするインストルメントパネ
ル。
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Country Status (1)
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1993
- 1993-07-26 JP JP18400693A patent/JP3196437B2/ja not_active Expired - Fee Related
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