JP3196327U - 鰻の加工品 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱するのみで鰻のかば焼きを焼き鳥感覚で食することができる新規な鰻の加工品を容易に提供する。【解決手段】鰻片10と略円柱状具片20とを串30によって貫通し、蒸すとともに鰻のたれを付けた状態で焼いた鰻の加工品において、前記鰻片10は略長方形状であるとともに前記串30は前記鰻片10の略中心部を軸方向に刺し、且つ前記略円柱状具片20は1本の略円柱状具材を軸芯に対して垂直に切断したものであり、前記串30はこの切断面を貫通したものであることを特徴とする。また、前記略円柱状具片20の切断面の軸芯に前記串30を貫通したことを特徴とする。【選択図】図1
Description
この考案は、鰻の加工品に関し、加熱することによって鰻の加工食品として使用される。
従来における鰻の加工品としては、鰻のかば焼きが主流であるが、この他に鰻に葱等の野菜を詰めかば焼きのたれで煮たものが存在した。
この考案の課題は、従来存在しない鰻の加工品を容易に食することができるように当該鰻の加工品を提供することである。
前記課題を達成するために、考案者は鋭意研究し、この考案を完成した。
この考案に係る鰻の加工品においては、鰻片と略円柱状具片とを串によって貫通し、蒸すとともに鰻のたれを付けた状態で焼いた鰻の加工品において、前記鰻片は略方形状であるとともに前記串は前記鰻片の略中心部を軸方向に刺し、且つ前記略円柱状具片は1本の略円柱状具材を軸芯に対して垂直に切断したものであり、前記串はこの切断面を貫通したものである。
この場合、前記略円柱状具片は、葱または牛蒡であることが好ましく、また、前記略円柱状具片の切断面の軸芯に前記串を貫通することが好ましい。さらに、前記串刺しされた所定長さの鰻片と略円柱状具片は、鰻のたれに漬けた状態で煮込んだ後に所定温度まで加熱して焼くことが好ましい。
この本考案に係る鰻の加工品は、上記のように構成されているため、即ち、鰻片と略円柱状具片とを串によって貫通し、蒸すとともに鰻のたれを付けた状態で焼いた鰻の加工品において、前記鰻片は略方形状であるとともに前記串は前記鰻片の略中心部を軸方向に刺し、且つ前記略円柱状具片は1本の略円柱状具材を軸芯に対して垂直に切断したものであり、前記串はこの切断面を貫通したものであるため、加熱するのみで鰻のかば焼きを焼き鳥感覚で食することができる新規な鰻の加工品を提供することができる。
また、この鰻の加工品においては、、前記串を前記鰻片の略中心部を軸方向に刺し、且つ前記略円柱状具片は1本の具材を軸芯に対して垂直に切断し、前記串はこの切断面を貫通したものであるため、焼き鳥を焼くように加熱器に串の両端部を架け渡した状態で加熱する際に串を中心に回転しにくいものである。
よって、この鰻の加工品を使用すれば、加熱するのみで鰻のかば焼きを焼き鳥感覚で食することができる新規な鰻の加工品を容易に提供することができる。特に、焼き鳥を焼くように加熱器に架け渡した状態で加熱する際に串を中心に回転しにくいため、鰻片や略円柱状具片を良好に焼くことができて、味の染みこんだ美味しい鰻の加工品を容易に提供することができる。
この場合、前記略円柱状具片として葱を使用すれば、焼き鳥のねぎま感覚で鰻を食することができ、略円柱状具片として牛蒡を使用すれば、牛蒡の味と鰻の味を同時に楽しむことができる。また、前記略円柱状具片の切断面の軸芯に前記串を貫通させれば、略円柱状具片が串の回りに一層回転しにくくなって、一層美味しい鰻の加工品を容易に提供することができる。さらに、前記串刺しされた所定長さの鰻片と略円柱状具片を、鰻のたれに漬けた状態で煮込んだ後に所定温度まで加熱して焼くようにすれば、鰻のたれを鰻片や略円柱状具片に良好に染みこませることができて、より一層美味しい鰻の加工品を容易に提供することができる。
この考案に係る鰻の加工品は、実施するにあたって下記の構成に最も主要な特徴を有する。
「鰻片」は、鰻の生身の片面を軸方向に長辺を有する略長方形状に切断されている。また、略円柱状具片としての「葱片」は、焼き鳥に使用される通常の葱を軸芯に対して適宜長さに略垂直方向(軸芯と略直交する方向)に切断したものである。
「鰻のたれ」は、通常使用される物を使用する。また、「鰻の加工品」は、加熱することによって鰻の加工食品として食される。加熱方法としては、炭火等による加熱、電子レンジ等による加熱が適している。また、「鰻の加工品」は、真空パック等によって冷凍及び冷蔵保存される。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、この考案に係わる鰻の加工品の第1の実施例で、図1が正面図、図2が図1のA−A線に沿った拡大断面図である。図1において、1は鰻の加工品、10、10はこの鰻の加工品1の鰻片である。この鰻片10、10は鰻を開いた鰻片面11の長手方向(図1の左右方向)に長辺を有する如く略長方形状に切断されている。なお、鰻片10、10(鰻片面11)の短辺は幅方向(図1の上下方向)である。
20は略円柱状具片としての葱片であり、焼き鳥に使用される通常の葱を軸芯に対して適宜長さに略垂直方向(軸芯と略直交する方向)に切断したものである。30は串であり、前記一対の鰻片10、10を前記葱片20を間として直線状に配列した状態で一連に串刺しされている。この場合、前記串30は、前記鰻片10、10の幅方向及び厚み方向の略中心部を長手方向である軸方向に刺し、且つ前記葱片20の切断面の略軸芯を貫通している。
このように構成された前記加工品1は、次のようにして製造される。先ず、鰻を焼いて蒸しその後冷却することで白焼き状態とし、この白焼き状態の鰻を所定長さに切断して前記鰻片10を作製する。一方、焼き鳥等に使用される葱を軸芯と略直交する方向に所定長さに切断して前記葱片20を作製する。
次に、2つの鰻片10と1つの葱片20を準備して、一方の端部31が尖った前記串30で鰻片10−葱片20−鰻片10の位置関係となるように串刺しする。この串刺した素材を鰻のたれの中にどぶ漬けした状態で所定時間(例えば2〜3分)煮込む。そして、この煮込んだ素材を、所定温度で加熱して焼くことにより、前記鰻の加工品1が出来き上がる。
そして、この鰻の加工品1は、図3及び図4に示すように、少なくとも左右の鰻片10と中央の葱片20が、真空パック材40によって真空パックされた状態で出荷される。この真空パックする際に、鰻片10や葱片20は、その外形形状が若干変形するが、真空パック材40を取り外して真空パック状態を解除することで、概ね焼いた状態の前記鰻の加工品1となり、味や形状にほとんど変化なく食することができると共に、長期の保存が可能になる。
なお、前記鰻の加工品1の場合、串30が前記葱片20の切断面の略軸芯を貫通しているため、前記串30の前記葱片20との接触面を、前記串30を前記葱片20の幅方向(すなわち軸芯と直交する葱の直径方向)から貫通させた場合よりも大きくとれる。その結果、葱片20の軸芯を貫通させた場合の接触面の面圧は小さくなり、前記鰻のたれによる煮込みの際に煮崩れがしにくく、煮込み後の取り扱いの際に型崩れもしにくいものとなる。
また、前記串30は、前記葱片20の切断面の略軸芯位置を貫通しているため、図1の二点鎖線で示すように、焼き鳥を焼くように加熱器Hに前記串30の両端部31、31を架け渡した状態で加熱する際に、串30を中心として串30が回転しにくく、より一層良好な鰻の加工品1を容易に提供することができる。
このように構成された前記鰻の加工品1は、加熱することによって鰻の加工食品として食される。加熱方法としては、炭火等による加熱、電子レンジ等による加熱が適している。また、鰻の加工品1は、通常前述した真空パック状態で出荷・保存されるが、例えば工場やお店で製造した直後の鰻の加工品1の場合には、真空パックすることなく、そのままあるいは若干加熱することで食することができる。
ところで、上記説明においては、2つの鰻片10の間に一つの葱片20が位置するように串刺したが、例えば図5に示すように、2つの鰻片10と3つの葱片20により、各鰻片10の両側に葱片20が位置するように串刺しする等、鰻片10と葱片20とを串30に沿って交互に串刺しする構成としても良い。また、鰻片10や葱片20を連接して串刺しする等、1本の串30にそれぞれ少なくとも1つの鰻片10と葱片20が串刺しされる適宜の形態とすることもできる。
図6及び図7は、本考案に係わる鰻の加工品1の第2の実施例を示す正面図とそのC−C線に沿った拡大断面図ある。この実施例の鰻の加工品1の特徴は、前記第1の実施例の葱片20に代えて、牛蒡片50を使用した点にある。その他の構成については、前記第1の実施例と同一であるため、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第2の実施例の場合、略円柱状具材としての牛蒡片50は、葱片20に比較して堅いことから、串30により串刺しする前に、所定温度で所定時間煮込みことで柔らかくすることが好ましく、これにより串刺しが容易に行えることになる。この実施例においても、前記第1の実施例と同様の作用効果が得られるとともに、鰻片10の間に葱片20より歯応えのある牛蒡片50が位置することで、葱片20とは異なる食感を得ることができる。
なお、上記各実施例においては、正面視で鰻片10を串30の長手方向が長い略長方形状としたが、本考案はこれに限定されず、例えば串30と直交する方向が長い略長方形状としたりあるいは正方形状とする等、全体として正面視で略方形状であれば良い。この場合、鰻が生身でありその切断面を均一に垂直(直角)とすることが難しいことから、鰻片10の正面視形状は、例えば所定角度で若干斜め切断した場合も含まれることは言うまでもない。また、鰻片10と略円柱状具材の串30の長手方向における位置関係も上記した例に限定されず、適宜の形態とすることもできるし、略円柱状具材も葱や牛蒡の野菜に限らず、他の適宜の略円柱状野菜や例えば略円柱形状の練り製品等を使用することも勿論可能である。
この考案に係る鰻の加工品は、加熱するのみで鰻のかば焼きを焼き鳥感覚で食することができる新規な鰻の加工品を容易に提供することができる。特に、焼き鳥を焼くように加熱器に架け渡した状態で加熱する際に、串を中心に回転しにくいため、より一層良好な鰻の加工品を容易に提供することができる。よって、産業上の利用可能性は高いものである。
1・・・・・・鰻の加工品
10・・・・・鰻片
11・・・・・鰻片面
20・・・・・葱片
30・・・・・串
31・・・・・端部
40・・・・・真空パック材
50・・・・・牛蒡片
H・・・・・・加熱器
10・・・・・鰻片
11・・・・・鰻片面
20・・・・・葱片
30・・・・・串
31・・・・・端部
40・・・・・真空パック材
50・・・・・牛蒡片
H・・・・・・加熱器
Claims (4)
- 鰻片と略円柱状具片とを串によって貫通し、蒸すとともに鰻のたれを付けた状態で焼いた鰻の加工品において、
前記鰻片は略方形状であるとともに前記串は前記鰻片の略中心部を軸方向に刺し、且つ前記略円柱状具片は1本の略円柱状具材を軸芯に対して垂直に切断したものであり、前記串はこの切断面を貫通したものであることを特徴とする鰻の加工品。 - 前記略円柱状具片は、葱または牛蒡であることを特徴とする請求項1に記載の鰻の加工品。
- 前記略円柱状具片の切断面の軸芯に前記串を貫通したことを特徴とする請求項1または2に記載の鰻の加工品。
- 前記串刺しされた所定長さの鰻片と略円柱状具片は、鰻のたれに漬けた状態で煮込んだ後に所定温度まで加熱して焼くことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鰻の加工品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006733U JP3196327U (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 鰻の加工品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014006733U JP3196327U (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 鰻の加工品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3196327U true JP3196327U (ja) | 2015-03-05 |
Family
ID=52685951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014006733U Active JP3196327U (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 鰻の加工品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3196327U (ja) |
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2014
- 2014-12-19 JP JP2014006733U patent/JP3196327U/ja active Active
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