JP3196135U - セルフクロージングスライドレールキット - Google Patents

セルフクロージングスライドレールキット Download PDF

Info

Publication number
JP3196135U
JP3196135U JP2014006573U JP2014006573U JP3196135U JP 3196135 U JP3196135 U JP 3196135U JP 2014006573 U JP2014006573 U JP 2014006573U JP 2014006573 U JP2014006573 U JP 2014006573U JP 3196135 U JP3196135 U JP 3196135U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
self
movable member
wall
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014006573U
Other languages
English (en)
Inventor
陳 庚金
庚金 陳
石龍 ▲黄▼
石龍 ▲黄▼
乙▲すぇん▼ ▲趙▼
乙▲すぇん▼ ▲趙▼
王 俊強
俊強 王
Original Assignee
川湖科技股▲分▼有限公司
川益科技股▲ふん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川湖科技股▲分▼有限公司, 川益科技股▲ふん▼有限公司 filed Critical 川湖科技股▲分▼有限公司
Priority to JP2014006573U priority Critical patent/JP3196135U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3196135U publication Critical patent/JP3196135U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)

Abstract

【課題】第二レールが第一レールに対して中に納められた状態となる時、第二レールは自動的にゆっくりと収納位置まで閉じる減速装置を備えたセルフクロージングスライドレールキットを提供する。【解決手段】第二レール12は第一レール10に対して縦方向に移動する。セルフクロージング装置14は第一レール10に取り付けられ、第一方向の弾力を提供する弾性部材を有する。減速装置16は緩衝部材、減速ばねを有し、第一方向に相反する第二方向の弾力を緩衝部材に提供するのに用いられる。第二レールが第一レールに対して延長位置から収納位置に向かって移動する時、セルフクロージング装置14は弾性部材による弾力で自動的に第二レールを収納位置方向に連動させ、減速装置16の減速ばねの提供する弾力が減速力となる。【選択図】図2

Description

本考案は、セルフクロージングスライドレールキットに関し、詳しくは、減速装置を備えたセルフクロージングスライドレールキットに関する。
一般的に、引出し或いは引出しに類する物は、スライドレールを用いて戸棚等の棚体から引き出されたり、戸棚の外側から押し入れて中に収納される。引出しが引き出されたり収納される全過程の動作のほとんどは、操作者が力を加えて完了している。現在、市場には、スライドレールを自動的に収納できる製品も出現した。前述のような製品は、引出しを収納位置方向に閉じる時、スライドレールの自動収納機能が利用され、引出しが収納位置に近い末段ストロークにある時に自動的に収納位置まで閉じる仕組みになっている。
前述の自動的に収納できるスライドレールの設計は、特許文献1〜4に開示された通りである。
特許文献1ではセルフクロージングスライドレールが開示されている。特許文献1の図2A、図2B、図3、及び図16から理解されるように、セルフクロージングスライドレールは主に、外レール16の端部位置に自動リターン装置46を取り付け、自動リターン装置46には主に、外殻体48、外殻体48内に配置されるばね86、ばね86に貫通されるピン78、及び溝90が含まれる。溝90は縦方向部92、及び縦方向部92に対して横向きである横方向部100により構成される。溝90内には連動案内部材108を設け、連動案内部材108は横方向部100と縦方向部92の間を移動する。内レール12の端部には第一溝部110と第二溝部114を有する。内レール12の端部の第一溝部110は自動リターン装置46の外殻体48の連動案内部材108に対応させる。これにより、内レール12を収納位置方向に移動させる時、連動案内部材108は内レール12の第一溝部110と第二溝部114の案内によってばね86がピン78に沿って弾力を提供するのを助け、内レール12を自動収納し、スライドレールをセルフクロージングさせる目的を達成する。
米国特許第6712435号明細書 米国特許第6733097号明細書 米国特許第6971729号明細書 米国特許第7878606号明細書
前述した関連特許から理解できるように、自動収納可能なスライドレールの設計は非常に多元的であり、これにもまた、この種の製品に対する市場の要求が反映されている。よって、自動収納機能を備えるという基本的設計の下で、操作が簡単で、且つスライドレールを別のスライドレールに対して収納位置方向に自動収納する時に、スライドレールを収納位置まで緩慢に自動収納できる製品をいかに開発するかが重要な課題となっている。
本考案は、セルフクロージングスライドレールキットに関する。セルフクロージングスライドレールキットは第二レールを第一レールに対応させて収納する時、第二レールは自動的にゆっくりと収納位置まで収納される。
本考案の一態様によるセルフクロージングスライドレールキットは、第一レール、第二レール、セルフクロージング装置、及び減速装置を含む。第二レールは第一レールに対して縦方向に移動し、係止部は第二レールに設置される。
セルフクロージング装置は第一レールに取り付けられ、第二レールは第一レールに対して延長位置から第一方向の収納位置に向かって閉じられる過程において、セルフクロージング装置は係止部を通して自動的に第二レールを収納位置に戻すのに用いられる。セルフクロージング装置は、外殻体、可動部材、及び弾性部材を含む。可動部材は外殻体に移動可能に連結され、作動部を有する。
弾性部材は第一方向の弾力作用を可動部材に提供するのに用いられる。
緩衝部材は移動可能にベースに連結し、緩衝部材はセルフクロージング装置の可動部材に対応させる一つの部分を有する。減速ばねは第一方向に相反する第二方向の弾力作用を緩衝部材に提供するのに用いられる。減速ばねの弾力は弾性部材の弾力より小さく、操作される第二レールが延長位置から第一方向の収納位置に移動する過程において、可動部材の作動部は係止部に嵌着され、弾性部材の提供する弾力に応じて緩衝部材が連動する。これにより、減速ばねの弾力が弾性部材の弾力を減少させ、可動部材は自動的にゆっくりと第二レールを収納位置に戻す。
本考案の別の態様によるセルフクロージングスライドレールキットは、第一レール、第二レール、セルフクロージング装置、及び減速装置を有する。第二レールは第一レールに対して収納位置と延長位置間を縦方向に移動し、係止部は第二レールに設置される。
セルフクロージング装置は第一レールに取り付けられる。第二レールが延長位置から第一方向の収納位置に向かって移動する末段ストロークにおいて、セルフクロージング装置は係止部を介して第二レールを自動的に収納位置まで戻すのに用いられる。セルフクロージング装置は、外殻体、可動部材、及び弾性部材を有する。外殻体は嵌着部を含む。
可動部材は移動可能に外殻体に連結され、可動部材は係止部と嵌着し合うのに用いられる作動部を有する。
弾性部材は、第一方向の弾力作用を可動部材に提供するのに用いられ、可動部材の作動部は係止部に嵌着され、操作される第二レールが第二方向の延長位置に移動する時、可動部材は第二レールと連動し、外殻体の嵌着部に嵌着される。これにより、弾性部材は第一方向の弾力を蓄積する。減速装置は、ベース、緩衝部材、及び減速ばねを有する。緩衝部材は移動可能にベースに連結され、緩衝部材はセルフクロージング装置の可動部材に対応する一つの部分を有する。
減速ばねは第二方向の弾力作用を緩衝部材に提供するのに用いられ、減速ばねの弾力は弾性部材の弾力より小さく、操作される第二レールが延長位置から第一方向の収納位置に移動する時、セルフクロージング装置の可動部材の作動部は係止部に嵌着される。これにより、可動部材は嵌着部箇所を離れ、可動部材は弾性部材が放出する弾力に応じて緩衝部材を連動させ、減速ばねの弾力が弾性部材の弾力を縮小することで、可動部材は作動部の働きを受けて自動的にゆっくりと第二レールを収納位置まで戻す。
本考案の別の態様による減速作用を備えたセルフクロージング装置は、外殻体、可動部材、及び弾性部材を有する。可動部材は移動可能に外殻体に連結される。
弾性部材は弾力作用を可動部材に提供するのに用いられ、可動部材が外殻体の予定位置に嵌着される時、弾性部材は第一方向の弾力を蓄積する。減速装置はベース、緩衝部材、及び減速ばねを有する。ベースは外殻体に連結される。
緩衝部材は縦方向に移動可能にベースに連結され、緩衝部材は可動部材に対応する一つの部分を有する。減速ばねは、第一方向と相反する第二方向の弾力作用を緩衝部材に提供するのに用いられ、減速ばねの弾力は弾性部材の弾力より小さいものである。可動部材が弾性部材の弾力に応じて緩衝部材を連動させる時、減速ばねの弾力は弾性部材の弾力を減少させるため、可動部材は外殻体の移動速度に対して緩慢化される。
本考案の実施形態の特徴の一つは、第二レールが第一レールに対して閉じた状態となる時、第二レールは自動的にゆっくりと収納位置まで収められる。
本考案の第一実施形態によるセルフクロージングスライドレールキットの第二レールを第三レールから分解した状態を示す斜視図である。 本考案の第一実施形態によるセルフクロージングスライドレールキットのセルフクロージング装置を対応する第一レールに取り付け、第二レールをセルフクロージング装置に対応させる状態を示す分解斜視図である。 本考案の第一実施形態によるセルフクロージング装置及び減速装置を第一レールに取り付けた状態を示す斜視図である。 本考案の第一実施形態によるセルフクロージング装置及び減速装置を示す分解斜視図である。 本考案の第一実施形態による減速装置の緩衝部材を対応するベースに取り付け、摩擦部には突出部を備え、ダンパ室内には突出部に対応する溝部を備えることを示す斜視図である。 本考案の第一実施形態による減速装置の緩衝部材を対応するベースに取り付け、摩擦部とダンパ室内に摩擦面を有することを示す分解斜視図である。 本考案の第一実施形態による緩衝部材の補助部は縦方向通路に位置し、補助部には鈎部を設けてベースの壁面に引き掛けるようにする状態を示す図である。 本考案の第一実施形態による緩衝部材の摩擦部をダンパ室に取り付けることを示す図である。 ダンパ室内に緩衝媒介物を充填することを示す図8Aの要部拡大図である。 本考案の第一実施形態による第二レールは第一レールに対応して収納位置に位置し、セルフクロージング装置の可動部材が係止部に係止することを示す模式図である。 図9Aの状態において、弾性部材が第一方向の弾力作用を可動部材に与えると、可動部材の第二凸出部は緩衝部材の接触部によって間接的に係止壁を押圧し、減速ばねは第二方向の弾力作用を緩衝部材に与えることを示す模式図である。 本考案の第一実施形態による第二レールは第一レールに対して収納位置から延長位置方向に移動することを示した模式図である。 図10Aの状態において、弾性部材は第一方向の弾力を蓄積し、減速ばねは第二方向の弾力作用を緩衝部材に与えることで、緩衝部材は移動し可動部材の第二凸出部を押圧することを示した模式図である。 本考案の第一実施形態による第二レールは第一レールに対して収納位置から延長位置方向に移動し、可動部材の作動部が係止部を離脱することを示す模式図である。 図11Aの状態において、可動部材の第二凸出部は嵌着部に嵌着され、弾性部材は更に第一方向の弾力を蓄積し、緩衝部材は減速ばねの第二方向の弾力に応じて動かされてある位置まで移動することを示した模式図である。 本考案の第一実施形態による第二レールは第一レールに対して延長位置から収納位置方向に移動し、可動部材がまだ係止部に嵌着されていない動作を示した模式図である。 図12Aの状態において、可動部材の第二凸出部は嵌着部箇所に嵌着され、弾性部材は第一方向の弾力を蓄積することを示した模式図である。 本考案の第一実施形態による第二レールは第一レールに対して延長位置から収納位置方向に移動する過程において、可動部材は係止部に嵌着されることを示した模式図である。 図13Aの状態において、可動部材の第二凸出部は嵌着部箇所を離れて、弾性部材が放出する第一方向の弾力は、減速ばねが提供する第二方向の弾力によって弱まることを示した模式図である。 本考案の第二実施形態によるセルフクロージングスライドレールキットを示す図である。 本考案の第三実施形態によるセルフクロージングスライドレールキットの減速ばねが第一レールの連接部と緩衝部材間に取り付けられた状態を示す図である。 本考案の第三実施形態による減速ばねの提供する弾力方向が弾性部材によって蓄積された弾力方向と異なることを示す図である。 本考案の第四実施形態による減速装置のベースは摩擦部を有し、緩衝部材は摩擦部に対応させるダンパ室を有し、減速ばねは緩衝部材とベース間に取り付けることを示す図である。 本考案の第四実施形態による減速ばねの提供する弾力方向が弾性部材によって蓄積された弾力方向とは異なることを示す図である。
(第一実施形態)
図1及び図2には、本考案の第一実施形態によるセルフクロージングスライドレールキット(以下、セルフクロージングスライドレールキットと言う)を示す。セルフクロージングスライドレールキットは、第一レール10、第二レール12、セルフクロージング装置14、及び減速装置16を含む。好ましくは、セルフクロージングスライドレールキットは第三レール18を含む。
第二レール12は第一レール10に対して縦方向に移動する。第二レール12は第三レール18を介して第一レール10に移動可能に連結される。詳細すると、第三レール18は第一レール10と第二レール12間に連結される。第三レール18を介して第二レール12が第一レール10に対して引き出される長さを延長できる。
本実施形態は三段階式のスライドレールを用いて説明されるが、未図示の一実施形態では、本考案によって提供されるセルフクロージングスライドレールキットを二段階式のスライドレールとしてもよく、本実施形態に制約されないものとする。
第二レール12はセルフクロージング装置14に対応する端部20を有する。本実施形態では、さらに、第二レール12の端部20に隣り合う箇所に設置される案内部22及び係止部24を有する。案内部22は弧形案内面23を有する。係止部24は第二レール12より形成される。しかし、未図示の一実施形態においては、案内部22と係止部24はその他の付加手段、例えば嵌着、ねじ接合、リベット接合等の方式で、第二レール12の端部20に隣り合う箇所に固定される。
セルフクロージング装置14は第一レール10に取り付ける。実際には、セルフクロージング装置14は、ねじ接合、リベット接合、嵌着等の方式で第一レール10の端部28に隣り合う箇所に取り付けるが、取付け方式はこれらに制限されないものとする。好ましくは、セルフクロージング装置14の端部位置には、少なくとも一つの緩衝部30を設置し、緩衝部30は、第三レール18が第一レール10に対して収納位置方向に閉じられる時に密着し、第三レール18の緩衝保護作用ともなる。
図3に示すとおり、セルフクロージング装置14と減速装置16は一緒に組立てられる。尚、図3のセルフクロージング装置14は単に一つの実施形態であるだけで、これに制限されないものとする。図4に示した一実施形態では、セルフクロージング装置14は、外殻体32、弾性部材34、及び可動部材36を含む。
外殻体32は、第一レール10の端部28に隣り合う箇所に取り付け、外殻体32は、前端部38、後端部40、前端部38と後端部40間に位置させる縦方向収容室42、縦方向収容室42に平行する縦方向部44、縦方向部44の前端から横方向に角度を延長する嵌着部46、及び後端部40に隣り合う箇所にある係止壁48を有する。縦方向収容室42は後端部40に隣り合う取付口50を有する。
弾性部材34は取付口50から縦方向収容室42内に挿入される。
可動部材36は、外殻体32に移動可能に連結され、第一レール10に対して縦方向に移動する。可動部材36は、第一側面54aと、第一側面54aに対応する第二側面54bを含む。第一側面54aは、第一凸出部56と第二凸出部58を有する。第二側面54bは作動部60を有する。第一凸出部56は対応する弾性部材34を押圧し、外殻体32の縦方向収容室42内に位置させる。第二凸出部58は縦方向部44を移動可能に押圧し、可動部材36は第一凸出部56によって弾性部材34が生じさせる弾力に応えることで、可動部材36の第一凸出部56及び第二凸出部58がそれぞれ、外殻体32の縦方向収容室42及び縦方向部44で移動し、可動部材36の第二凸出部58が外殻体32の係止壁48を押圧すると停止する(図3の状態)。
図3を合わせて見るが、図4及び図5に示した一実施形態において、減速装置16は、ベース62、緩衝部材64、及び減速ばね66を有する。
ベース62は、セルフクロージング装置14の外殻体32に連結される。例えば、ベース62はセルフクロージング装置14の外殻体32に一体成形で連結されるか、未図示の一実施形態にあるように、ベース62と外殻体32は隣り合う独立体で、それぞれを第一レール10に取り付ける形態とする。ベース62は第一縦方向部68、第一縦方向部68から延長される第二縦方向部70、及び第一縦方向部68と第二縦方向部70間或いは一つから横方向に延長される支持部72を有する。一実施形態において、第一縦方向部68は少なくとも、第一壁74a、第二壁74b、前壁74c、後壁74d、および第一壁74aと第二壁74b間に延長して連結される底壁74eを有する。第一壁74a、第二壁74b、前壁74c、後壁74d、及び底壁74eが共同でダンパ室76を形成し、ダンパ室76はほぼ、外殻体32の縦方向収容室42に対して平行する位置にある。第二縦方向部70には縦方向通路78が形成される。
支持部72は、第一縦方向部68と第二縦方向部70間より横方向に延長されるか、いずれか一つより横方向に延長される。最も好ましくは、支持部72は第一縦方向部68に横方向に連結され、第一縦方向部68より横方向に延長される。
図5及び図6に示すとおり、ダンパ室76にはさらに、第一壁74aに位置される摩擦面80、第二壁74bに位置される溝部82が設けられる。摩擦面80は例えば、鋸歯表面、粗目表面、或いはその他の抵抗力を提供する輪郭であり、ここでは摩擦面80を鋸歯表面としたが、これに限定されないものとする。
緩衝部材64は縦方向に移動可能にベース62に連結される。ここでは、緩衝部材64はベース62の第一縦方向部68と第二縦方向部70に移動可能に連結され、減速ばね66は緩衝部材64に取り付けられることを例とする。
実施形態において、緩衝部材64は、緩衝部材64の一方に位置する摩擦部84、例えば緩衝部材64の端部に隣り合う箇所から延長されて形成される保持座86、例えば保持座86から縦方向に延長されて形成される連接部88、接触部90、及び緩衝部材64の一方(補助部92と摩擦部84は緩衝部材64と同側)に位置される補助部92を有する。しかも、補助部92は一部が第一縦方向部68に対応する後壁74dを有する。
緩衝部材64は摩擦部84を介して移動可能にダンパ室76に取り付けられる。ここでは摩擦部84の一方に摩擦面94を設け、摩擦部84のもう一方には突出部96を設ける。摩擦面94は例えば鋸歯表面、粗目表面、或いはその他の抵抗力を提供する輪郭とし、ここでは、摩擦部84の摩擦面94は鋸歯表面を例とし、ダンパ室76内の摩擦面80(例えば鋸歯表面)に対応させるが、これに限定されないものとする。突出部96はダンパ室76内の溝部82に対応させる。突出部96と溝部82の対応関係により、摩擦部84はダンパ室76内で安定した移動を行なうことができる。しかしながら、未図示の別の実施形態における摩擦部84は溝部を備える。それに対応して、ダンパ室76内には第二壁74bに位置される突出部を含み、これにより同様に、摩擦部84はダンパ室76内で安定した移動を行なうことができる。
連接部88は、支持部72と保持座86に取り付ける。支持部72と保持座86の何れか一つには開孔98を設け、連接部88を挿入させ、減速ばね66は連接部88に取り付けられて支持部72と保持座86間を押圧する。ここで説明を要する点は、連接部88はここでは保持座86に取り付け、支持部72には開孔98を設けて連接部88を挿入させることを例に挙げているが、別の未図示の実施形態では、連接部88を支持部72に連結させて、保持座86に開孔98を設けて連接部88を挿入させることも可能である。
接触部90は可動部材の第二凸出部58に対応させ、第二凸出部58と相互に押圧するようにする(この部分は図9B参照)。
図7に示すとおり、ベース62の下面図である。補助部92は対応する縦方向通路78内で移動する。ベース62の第二縦方向部70は、壁面95及び端壁99をさらに含み、壁面95は縦方向通路78に隣り合う。一実施形態において、補助部92はさらに鈎部93を有する。これにより、補助部92が縦方向通路78内にある時、鈎部93がベース62の壁面95を引き掛けて押圧することで、緩衝部材64がベース62を移動する時の安定度を高めることができる。
図8A及び図8Bは、緩衝部材64の摩擦部84をダンパ室76に取り付けることを示す図である。ダンパ室76内には、緩衝媒介物97(例えば、粘性のある油類)をさらに充填することで、緩衝部材64の摩擦部84がダンパ室76内で移動する際の緩衝減速作用を高める。例えば、ダンパ室76内の緩衝媒介物97が緩衝部材64の摩擦部84全体(摩擦面94及び突出部96を含む)に付着する等である。
図9A及び図9Bは、第二レール12が第一レール10に対して収納位置にあり、この収納位置での状態において、可動部材36の第二凸出部58と減速装置16の緩衝部材64の接触部90が相互に押圧されていることを示す。
詳細すると、第二レール12は収納位置にあり、可動部材36の少なくとも一部分(例えば作動部60)と係止部24が嵌着する時、弾性部材34は第一方向D1の弾力を提供し、可動部材36の第一凸出部56を押圧する。これにより、可動部材36の第二凸出部58は弾性部材34の第一方向D1の弾力を受けて接触部90を押圧すると、接触部90は係止壁48を押圧する。この状態において、減速装置16の減速ばね66は第二方向D2の弾力作用を緩衝部材64に与える。第二方向D2の弾力と第一方向D1の弾力は異なる方向であり、例えば相反する方向である。注意を要する点であるが、弾性部材34の第一方向D1の弾力は減速ばね66の第二方向D2の弾力より大きいため、第二レール12が第一レール10に対して閉じる状態となる時、収納位置に止まった状態を確実にする。
図10A及び図10Bは、第二レール12を第一レール10に対して収納位置から第二方向D2の延長位置に向かって移動する動作を示した図である。
詳細すると、可動部材36の作動部60は係止部24に嵌着されており、第二レール12は外力F1(例えば、操作者によって加えられた力)を受けることで第一方向D1の弾力を超えて第二方向D2の延長位置に向かって第一レール10に対する移動をする時、可動部材36の第一凸出部56は弾性部材34を押圧し、弾性部材34は第一凸出部56の押圧を受けて第一方向D1に向かう弾力を蓄積する。第二凸出部58は縦方向部44に沿って移動し、減速ばね66は第二凸出部58の移動を受けて第二方向D2の弾力の一部を放出する。これにより、緩衝部材64は第二方向D2に移動し、緩衝部材64の接触部90は可動部材36の第二凸出部58を押圧する。
図11A及び図11Bに示すとおり、第二レール12が引き続き外力F1を受けて第二方向D2の延長位置へと縦方向に移動する時、可動部材36の第二凸出部58は縦方向部44に沿って移動して回転し角度を変え、嵌着部46箇所に嵌着される(予定位置)。この時、可動部材36の作動部60は係止部24から離脱する。
詳細すると、可動部材36が嵌着部46に嵌着された時、弾性部材34は第一方向D1の弾力を可動部材36の第一凸出部56に蓄積することで、可動部材36の第二凸出部58は嵌着部46との嵌着状態を維持してそれを押圧する。また、緩衝部材64は、減速ばね66が引き続き放出する第二方向D2の弾力に応じて、緩衝部材64の補助部92が縦方向通路78で移動し、第一縦方向部68の後壁74d及び/或いは縦方向通路78の端壁99を押圧して停止する。
図12A及び図12Bは第二レール12が第一レール10に対して延長位置から収納位置方向に移動する際の動作状態を示している。
第二レール12は外力F2(例えば、操作者が力を加える操作)を受けて、第一レール10に対して延長位置から収納位置方向に閉じられる過程において、第二レール12の案内部22は可動部材36の少なくとも一部分(例えば作動部60)に対応する。この時、可動部材36の第二凸出部58は嵌着部46箇所に位置する。
図13A及び図13Bに示すとおり、第二レール12は、引き続き外力F2を受けて第一レール10に対して延長位置から収納位置方向に閉じられる過程において(例えば末段ストローク)、可動部材36の作動部60は第二レール12の案内部22によって案内され、作動部60は係止部24に嵌着されることで、可動部材36の第二凸出部58は再び嵌着部46と嵌着されることはなくなる。可動部材36の第一凸出部56は弾性部材34が放出する第一方向D1の弾力を受ける。これにより、可動部材36は弾性部材34の弾力に応じ、自動的に収納位置まで移動して密着し、可動部材36は作動部60の働きにより第二レール12を収納位置方向まで移動して自動的に閉じた状態となる(図9B参照)。
この過程において、可動部材36の第二凸出部58は緩衝部材64の少なくとも一部分を押圧する(例えば、緩衝部材64の接触部90)。これにより、緩衝部材64は可動部材36に沿って第一方向D1に移動する。弾性部材34の提供する第一方向D1の弾力は、減速ばね66により提供され緩衝部材64に加えられる第二方向D2の弾力(即ち、減速ばね66によって提供される弾力は弾性部材34にとっては抵抗力となり、弾性部材34の弾力を減少させる)を超えなければならない。これによって、可動部材36の第二凸出部58が嵌着部46箇所から離れた後、可動部材36は、縦方向部44に沿って第一方向D1に移動する速度を緩慢化し、自動的にゆっくりと第二レール12を収納位置に戻す。
この他、本過程において、ダンパ室76内の摩擦面80或いは摩擦部84の摩擦面94の働きにより、摩擦部84はダンパ室76に対して第一方向D1に移動する時、別の抵抗力を提供する。これにより、可動部材36の第二凸出部58は、嵌着部46箇所より縦方向部44に移動する速度を緩慢化することができるため、可動部材36は自動的に速度を落として第二レール12を収納位置に戻す。
さらに、ダンパ室76内の緩衝媒介物97(この部分は図8B参照)の働きにより、摩擦部84がダンパ室76に対して第一方向D1に移動する際の速度は効果的に緩慢化され、緩衝部材64の摩擦部84の端部が直接ダンパ室76の内壁にぶつかって生じる音を減少させる効果と共に、減速及び静音効果を発揮する。
前述から理解されるとおり、減速装置の提供する減速力(例えば減速ばね66の提供する抵抗力、摩擦面80或いは摩擦面94の提供する別の抵抗力)はセルフクロージング装置の弾性部材34の提供する弾力以下であり、可動部材36が自動的にゆっくりと第二レール12を収納位置に戻すことで、第二レール12は第一レール10に対して末段ストロークに近い箇所まで戻されて閉じる時、減速効果を有する。
(第二実施形態)
図14は本考案のセルフクロージングスライドレールキットの第二実施形態である。
第二実施形態と第一実施形態の差異について説明する。ベース200は第一縦方向部202、及び第一縦方向部202から横方向に延長される支持部204(即ち、ベース200は第一実施形態の第二縦方向部70を含む)を有する。これにより、減速ばね206、第一縦方向部202の摩擦面208及び緩衝部材210の摩擦面(未図示)、及びダンパ室212内の緩衝媒介物により、同様に可動部材214を自動的にゆっくりと第二レールを第一方向D1の収納位置に戻すことができる。簡明にするために、減速ばね206、摩擦面、及び緩衝媒介物については第一実施形態を参照頂くことにし、ここでは説明を省く。
(第三実施形態)
図15には、本考案のセルフクロージングスライドレールキットの第三実施形態を示す。
第三実施形態と第一実施形態の差異について説明する。第一レール300はさらに側壁302を含み、側壁302は連接部304を有し、減速ばね306は縦方向に連接部304と緩衝部材308間(例えば緩衝部材308の前部309)に連結する。
図15、図16に示すように、セルフクロージング装置310の可動部材312が嵌着部314箇所に嵌着される時、減速ばね306が第二方向D2の弾力を緩衝部材308に提供するため、緩衝部材308もまた一位置(図16参照)に止まる。この状態下で、第二レール(未図示)が第一レール300に対して第一方向D1の収納位置に閉じられる過程において、可動部材312の作動部316は第二レール(例えば係止部24。この部分は図13A参照)に嵌着される。これにより、可動部材312は嵌着部314位置を離れるため、弾性部材318は第一方向D1の弾力を放出する。可動部材312が嵌着部314箇所を離れた後、可動部材312は弾性部材318の放出する弾力に応じて縦方向部320に沿って第一方向D1に移動し、可動部材312は自動的にゆっくりと第二レールを収納位置に戻す。
この過程において、減速ばね306は第二方向D2の弾力を緩衝部材308に提供し、可動部材312は弾性部材318により提供された第一方向D1の弾力が緩衝部材308の接触部322を押圧する時、減速ばね306により提供される弾力は弾性部材318の弾力にとって抵抗力となる。同様に、可動部材312は自動的にゆっくりと第二レールを収納位置に戻すことができる。
また、ダンパ室内の摩擦面と摩擦部の摩擦面、及びダンパ室内に充填した緩衝媒介物により、第二レールが第一レール300に対して末段ストロークまで戻され閉じた状態となる時に、減速効果が発揮される。この部分については第一実施形態(図13B、図8A、図8B参照)に開示しているので、簡明の為にここでは説明を省く。
(第四実施形態)
図17には本考案の第四実施形態を示した。
第四実施形態及び第一実施形態の差異について説明する。つまり、減速装置のベース402は摩擦部404を有する。摩擦部404は摩擦面406、摩擦面406に対応する箇所にある突出部408を有する。緩衝部材410は移動可能に摩擦部404に連結し、緩衝部材410は少なくとも第一壁412a、第二壁412b、及び第一壁412aと第二壁412b間に延長されて連結する底壁412cを有する。第一壁412a、第二壁412b、及び底壁412cによって摩擦部404に対応するダンパ室414が形成される。
緩衝部材410の第一壁412aは、ダンパ室414内に位置する摩擦面416を有する。摩擦面416は摩擦部404の摩擦面406に対応する(例えば摩擦面416、摩擦面406は互いに対応する鋸歯状とする)。緩衝部材410の第二壁412bは摩擦部404の突出部408に対応する溝部418を有する。また、ダンパ室414には緩衝媒介物を充填する(この部分の原理は図8Bを参照ください。ここでは説明を省く)。
減速装置のベース402は少なくとも一つの部分420を有し、減速ばね422は少なくとも一つの部分420と緩衝部材410(例えば緩衝部材410の後部423)間に縦方向に連結される。
図17、図18に示すとおり、可動部材424が嵌着部426位置に嵌着される時、減速ばね422は第二方向D2の弾力を緩衝部材410に提供し、緩衝部材410は一位置に停止する。この状態下で、第二レール(未図示)が第一レール428に対して第一方向D1の収納位置に納められる過程において、可動部材424の作動部430は第二レールに嵌着され(例えば係止部24。この部分は図13A参照)、可動部材424は嵌着部426箇所を離れる。これにより、弾性部材432は第一方向D1の弾力を提供し、可動部材424は嵌着部426を離れた後、弾性部材432により提供される弾力に応じて縦方向部434に沿って第一方向D1に移動し、可動部材424は第二レールを自動的にゆっくりと収納位置まで戻す。
この過程において、減速ばね422は第二方向D2の弾力を緩衝部材410に提供するため、可動部材424は弾性部材432が提供する第一方向D1の弾力で緩衝部材410の接触部436が押圧される時、減速ばね422の提供する弾力は弾性部材432の弾力にとり抵抗力となり、同様に可動部材424は自動的にゆっくりと第二レールを収納位置まで戻す。
また、ダンパ室414内の摩擦面416と摩擦部404の摩擦面406により可動部材424が緩衝部材410を連動させる時、緩衝部材410は摩擦部404に対して抵抗力を提供する。また、第二レールが第一レール428に対して末段ストロークまで戻されて閉じた状態となる時、ダンパ室414内に充填した緩衝媒介物によって、さらなる減速効果が発揮される。
本考案の実施形態については前述に開示した通りであるが、それらは本考案に制約を加えるものではない。よって、本考案の保護される範囲は添付の実用新案登録請求の範囲に基づくものとする。
10、300、428 第一レール、
12 第二レール、
14、310 セルフクロージング装置、
16 減速装置、
18 第三レール、
20、28 端部、
22 案内部、
23 弧形案内面、
24 係止部、
30 緩衝部、
32 外殻体、
34、318、432 弾性部材、
36、214、312、424 可動部材、
38 前端部、
40 後端部、
42 縦方向収容室、
44、320、434 縦方向部、
46、314、426 嵌着部、
48 係止壁、
50 取付口、
54a 第一側面、
54b 第二側面、
56 第一凸出部、
58 第二凸出部、
60、316、430 作動部、
62、200、402 ベース、
64、210、308、410 緩衝部材、
66、206、306、422 減速ばね、
68、202 第一縦方向部、
70 第二縦方向部、
72、204 支持部、
74a、412a 第一壁、
74b、412b 第二壁、
74c、412c 底壁、
76、212、414 ダンパ室、
78 縦方向通路、
80、94、208、406、416 摩擦面、
82、418 溝部、
84、404 摩擦部、
86 保持座、
88 連接部、
90、322、436 接触部、
92 補助部、
93 鈎部、
95 壁面、
96、408 突出部、
97 緩衝媒介物、
98 開孔、
302 側壁、
304 連接部、
309 前部、
423 後部、
420 部分、
F1、F2 外力、
D1 第一方向、
D2 第二方向。

Claims (17)

  1. 第一レール、第二レール、係止部、セルフクロージング装置、及び減速装置を備えたセルフクロージングスライドレールキットであって、
    前記第二レールは、前記第一レールに対して縦方向に移動し、
    前記係止部は、前記第二レールに設置されており、
    前記セルフクロージング装置は、前記第一レールに取り付けられており、前記第二レールが前記第一レールに対して延長位置から第一方向の収納位置に向かって閉じられる過程において、前記係止部を通して自動的に前記第二レールを収納位置に戻すのに用いられ、外殻体、可動部材、及び弾性部材を有し、
    前記可動部材は、前記外殻体に移動可能に連結されており、尚且つ作動部を有し、
    前記弾性部材は、第一方向の弾力作用を前記可動部材に提供するのに用いられ、
    前記減速装置は、ベース、緩衝部材、減速ばねを有し、
    前記緩衝部材は移動可能に前記ベースに連結されており、
    前記緩衝部材は前記セルフクロージング装置の前記可動部材に対応する一つの部分を有し、
    前記減速ばねは、前記第一方向に相反する方向である第二方向の弾力作用を前記緩衝部材に提供するのに用いられ、前記弾性部材の弾力より小さい弾力を有し、
    操作される前記第二レールが前記延長位置から前記第一方向の収納位置に移動する過程において、
    前記可動部材の作動部は前記係止部に嵌着され、
    前記可動部材は前記弾性部材の提供する弾力に応じて前記緩衝部材を連動させ、
    前記減速ばねの弾力が前記弾性部材の弾力を減少させることで、前記可動部材は自動的に前記第二レールを前記収納位置に戻すことを特徴とするセルフクロージングスライドレールキット。
  2. 前記ベースは、第一縦方向部をさらに有し、
    前記第一縦方向部は少なくとも、第一壁、第二壁、前壁、後壁、及び前記ベースの前記第一壁と前記ベースの前記第二壁の間に延長して連結されている底壁を有し、前記第一壁、前記第二壁、前記前壁、前記後壁、及び前記底壁によりダンパ室が形成されており、
    前記緩衝部材は前記ベースの前記ダンパ室に移動可能に対応する摩擦部をさらに有し、前記第一縦方向部、及び前記緩衝部材の前記摩擦部の何れか一つに摩擦面が形成されており、
    前記摩擦面により、前記可動部材が前記緩衝部材と連動する時、前記緩衝部材の前記摩擦部は、前記ベースの前記ダンパ室に対して移動し、抵抗力を提供することを特徴とする請求項1に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  3. 前記ベースは第二縦方向部をさらに含み、
    前記第二縦方向部は縦方向通路、及び前記縦方向通路に隣り合う壁面を有し、
    前記減速装置の前記緩衝部材は補助部をさらに有し、
    前記補助部は鈎部を有し、前記縦方向通路に位置し、前記鈎部によって前記壁面が押圧されていることを特徴とする請求項2に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  4. 前記補助部は前記減速ばねの弾力に応じて前記縦方向通路の端壁を押圧することを特徴とする請求項3に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  5. 前記補助部は、前記減速ばねの弾力に応じて、前記第一縦方向部の前記後壁を押圧することを特徴とする請求項3に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  6. 前記ダンパ室には緩衝媒介物が充填されていることを特徴とする請求項2に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  7. 前記減速装置は、前記ベースに連結されている支持部をさらに有し、
    前記緩衝部材は、保持座をさらに有し、且つ前記支持部及び前記保持座に取り付けられている連接部を有し、
    前記減速ばねは前記連接部に取り付けられており、前記支持部と前記保持座との間を押圧し、前記支持部および前記保持座の何れか一つに、前記連接部の貫通に用いられる開孔を有することを特徴とする請求項1に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  8. 前記第一レールは側壁をさらに有し、
    前記側壁は連接部を有し、
    前記減速ばねは縦方向に前記連接部と前記緩衝部材との間に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  9. 前記ベースは摩擦部をさらに有し、
    前記緩衝部材は移動可能に前記摩擦部に連結されており、
    前記緩衝部材は、第一壁、第二壁、及び、前記第一壁と前記第二壁と間に延長して連結されている底壁を有し、前記第一壁、前記第二壁、及び前記底壁によって前記ベースの前記摩擦部に対応するダンパ室が形成されており、前記緩衝部材及び前記ベースの前記摩擦部の何れか一つに摩擦面がさらに形成されており、
    前記摩擦面によって前記可動部材が前記緩衝部材と連動する時、前記緩衝部材は、前記ベースの前記摩擦部に対して抵抗力を提供することを特徴とする請求項1に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  10. 前記減速装置の前記ベースは少なくとも一つの部分をさらに有し、
    前記減速ばねは前記ベースの少なくとも一つの前記部分と前記緩衝部材と間に縦方向に連結されていることを特徴とする請求項9に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  11. 前記外殻体は、前端部、後端部、前記前端部と前記後端部との間に位置する縦方向収容室、前記縦方向収容室に平行である縦方向部を有し、
    前記弾性部材は前記縦方向収容室に取り付けられており、
    前記可動部材は、第一側面、前記第一側面に対応する第二側面を有し、
    前記第一側面は第一凸出部と第二凸出部を有し、
    前記第二側面は作動部を有し、
    前記第一凸出部は前記弾性部材に対応して押圧し、
    前記第二凸出部は移動可能に縦方向部を押圧し、
    前記可動部材は前記弾性部材の弾力に応じ、
    前記可動部材の前記第一凸出部及び前記第二凸出部はそれぞれ前記外殻体の前記縦方向収容室及び縦方向部で移動することを特徴とする請求項1に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  12. 前記外殻体は嵌着部をさらに有し、
    前記嵌着部は前記縦方向部より横方向に延長していることを特徴とする請求項11に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  13. 前記外殻体は前記後端部に隣り合う係止壁をさらに有し、
    前記可動部材の前記第二凸出部は前記外殻体の前記係止壁に対応していることを特徴とする請求項11に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  14. 前記ベースは前記セルフクロージング装置の前記外殻体に連結されていることを特徴とする請求項2に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  15. 前記ベースは前記セルフクロージング装置の前記外殻体に連結されていることを特徴とする請求項9に記載のセルフクロージングスライドレールキット。
  16. 第一レール、第二レール、係止部、セルフクロージング装置、及び減速装置を有する減速装置を備えたセルフクロージングスライドレールキットであって、
    前記第二レールは、前記第一レールに対して収納位置と延長位置と間を縦方向に移動し、
    前記係止部は、前記第二レールに設置されており、
    前記セルフクロージング装置は、前記第一レールに取り付けられており、前記第二レールが延長位置から第一方向の収納位置に向かって移動する過程において、前記係止部を介して前記第二レールを自動的に収納位置まで戻すのに用いられ、外殻体、可動部材、及び弾性部材を有し、
    前記外殻体は、嵌着部を有し、
    前記可動部材は移動可能に前記外殻体に連結されており、
    前記可動部材は前記係止部と嵌着し合うのに用いられる作動部を有し、
    前記弾性部材は、第一方向の弾力作用を前記可動部材に提供するのに用いられ、
    前記可動部材の作動部は、前記係止部に嵌着されており、
    操作される前記第二レールが第二方向の延長位置に移動する時、前記可動部材が前記第二レールによって連動し前記外殻体の嵌着部に嵌着されることで、前記弾性部材が前記第一方向の弾力を蓄積し、
    前記減速装置は、ベース、緩衝部材、及び減速ばねを有し、
    前記緩衝部材は、移動可能にベースに連結されており、
    前記緩衝部材は前記セルフクロージング装置の前記可動部材に対応する一つの部分を有し、
    前記減速ばねは、前記第二方向の弾力作用を前記緩衝部材に提供するのに用いられ、前記弾性部材の弾力より小さい弾力を有し、
    操作される前記第二レールが延長位置から前記第一方向の収納位置に移動する時、前記セルフクロージング装置の前記可動部材の前記作動部は前記係止部に嵌着され、前記可動部材は前記嵌着部を離れ、前記可動部材は前記弾性部材が放出する弾力に応じて前記緩衝部材を連動させ、前記減速ばねの弾力が前記弾性部材の弾力を減少させることで、前記可動部材は前記作動部の働きを受けて自動的に前記第二レールを前記収納位置まで戻すことを特徴とするセルフクロージングスライドレールキット。
  17. 外殻体、可動部材、弾性部材、及び減速装置を備えるセルフクロージングスライドレールキットであって、
    前記可動部材は、移動可能に前記外殻体に連結されており、
    前記弾性部材は、弾力作用を前記可動部材に提供するのに用いられ、前記可動部材が前記外殻体の予定位置に嵌着される時、第一方向の弾力を蓄積し、
    前記減速装置は、ベース、緩衝部材、及び減速ばねを有し、
    前記ベースは前記外殻体に連結されており、
    前記緩衝部材は、移動可能に前記ベースに連結されており、前記可動部材に対応する一つの部分を有し、
    前記減速ばねは、第一方向と相反する方向である第二方向の弾力作用を前記緩衝部材に提供するのに用いられ、前記弾性部材の弾力より小さい弾力を有し、
    前記可動部材が前記弾性部材の弾力に応じて前記緩衝部材を連動させる時、前記減速ばねの弾力は前記弾性部材の弾力を減少させ、前記可動部材は前記外殻体の移動速度に対して緩慢化されることを特徴とするセルフクロージングスライドレールキット。
JP2014006573U 2014-12-11 2014-12-11 セルフクロージングスライドレールキット Active JP3196135U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006573U JP3196135U (ja) 2014-12-11 2014-12-11 セルフクロージングスライドレールキット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006573U JP3196135U (ja) 2014-12-11 2014-12-11 セルフクロージングスライドレールキット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3196135U true JP3196135U (ja) 2015-02-19

Family

ID=52685780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014006573U Active JP3196135U (ja) 2014-12-11 2014-12-11 セルフクロージングスライドレールキット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3196135U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108095387A (zh) * 2018-01-05 2018-06-01 广东东泰五金精密制造有限公司 一种用于家具的回转收纳锁定结构
US10674820B2 (en) 2017-09-22 2020-06-09 King Slide Works Co., Ltd. Slide rail assembly and driving mechanism thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10674820B2 (en) 2017-09-22 2020-06-09 King Slide Works Co., Ltd. Slide rail assembly and driving mechanism thereof
CN108095387A (zh) * 2018-01-05 2018-06-01 广东东泰五金精密制造有限公司 一种用于家具的回转收纳锁定结构
CN108095387B (zh) * 2018-01-05 2024-03-26 广东东泰五金精密制造有限公司 一种用于家具的回转收纳锁定结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3125539U (ja) 引出し滑りレール付き自動閉合装置
JP4644257B2 (ja) スライド用自動閉鎖装置及び該装置が取り付けられたスライド
TWI629956B (zh) 滑軌總成
US8801120B2 (en) Self-opening and self-closing slide assembly
US9364089B1 (en) Self-closing slide rail assembly with deceleration mechanism
JP3193308U (ja) セルフクロージング装置及びそれを用いたスライドレールキット
JP2012501764A5 (ja)
EP2201863A1 (en) Self-moving device for movable furniture parts
JP3196135U (ja) セルフクロージングスライドレールキット
JP5289728B2 (ja) 収納庫
EP3025615B1 (en) Self-closing slide rail assembly with deceleration mechanism
US7588299B2 (en) Rail assembly for drawers
JP3173758U (ja) 停止を緩衝可能なスライドレールアセンブリ
JP5912063B2 (ja) 引出しキャビネット
JP6622966B2 (ja) 引出しおよび該引出しを備えたキャビネット
CN105433615A (zh) 具有减速机构的自闭合滑轨总成及自闭合机构
JP3152183U (ja) スライドガイド緩衝構造
TWI517810B (zh) 具有阻尼機構的自閉合滑軌總成
TWI723808B (zh) 滑軌之中軌改良結構
CN105011597A (zh) 自闭合滑轨总成及其自闭合机构
JP5778996B2 (ja) 引出しキャビネット
JP4950635B2 (ja) 引込機構
JP3154197U (ja) 家具用可動部材の自動移動装置
TWI415586B (zh) 用於傢俱活動部件之自我啟閉裝置
JP2014004330A (ja) 引出しキャビネット

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3196135

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250