JP3195494U - 改良されたアンダーリフトを備える大型レッカー車 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンダーリフトで牽引する車両の荷重の前輪への影響を減殺させる大型レッカー車を提供する。【解決手段】運転台2の下方の荷台フレーム3の前方に1軸前方車輪4、後方に2軸車輪5a,5bを備える。アンダーリフトの垂直フレーム20の上端から前方に突出する作用アーム23を設け、そこから前方下方に水平に対し角度θ傾斜して延び、他端42が後方2軸の前段車輪より前方の荷台フレームに連結金具50を介して連結され、牽引車両の荷重をかけた時、後方2輪の後段車輪を支点としてかかる荷重の一部を垂直フレームの上端から下降傾斜して後方2軸の前段車輪の荷台フレームに伸びる駆動シリンダ40で垂直フレームの前方への引っ張り力により後方2軸の前段車輪を支点とする荷重に移行させるように構成され、前輪への牽引車両の荷重の影響を減殺させ、大型レッカー車の操舵性を向上させる。【選択図】図2
Description
この考案は、荷台フレームの最後尾に取り付けられるアンダーリフトの構造を改良した大型レッカー車に関するものである。
一般に、レッカー車には、運転席のある荷台フレームの前方に水平旋回可能なブームが、荷台フレームの最後尾に折り畳み式アンダーリフトが設けられ、このアンダーリフトはL字形をなし、水平方向後方に延びる水平牽引アームが車輪載置台として取り付けられている。事故車、故障車あるいは違法に駐車している車両等の被牽引車を牽引する際、被牽引車の前輪又は後輪をアンダーリフトの後方に延びる牽引アームの車輪載置台に載せ、上記アンダーリフトを上動させて車輪載置台を地面から浮き上がらせた状態で被牽引車を牽引するようになっている。
また、レッカー車には、ドーリと称する補助台車が常備されており、被牽引車が四輪駆動車や車輪が回転不能な事故車である場合には、被牽引車の前輪(又は後輪)を上述の如く車輪載置台に載せるとともに、被牽引車の後輪(又は前輪)を補助台車に載せ、アンダーリフトを上動させて上記車輪載置台を地面から浮き上がらせた状態で被牽引車を牽引するようになっている(特許文献1)。
ところで、上述の如く被牽引車の車輪を載せた車輪載置台をアンダーリフトで地面から浮き上がらせると、被牽引車の荷重Wがレッカー車の車体後部に作用する。被牽引車が比較的軽量でその荷重がアンダーリフトの持上げ能力の範囲内にある普通車の場合には、レッカー車の車体後部に作用する被牽引車の荷重はさほど大きくないため、レッカー車の前輪が浮き上がることはなく牽引に支障を来すことはないが、被牽引車がトラック等のように重たくてその荷重がアンダーリフトの持上げ能力の範囲を超えている大型車の場合には、レッカー車の車体後部に作用する被牽引車の荷重は非常に大きくなるため、レッカー車の前輪が浮き上がって前輪操舵がきかなくなり牽引できない事態が起きる。また、それ程までではないにしても、レッカー車の前輪が浮き上がり気味になるので走行安定性が悪くなり、この状態で運転すると非常に危険である。因みに、法規制では、レッカー車の前輪の負荷率が20%以下になると牽引不可能とされている。
そこで、このような場合には、大型レッカー車を利用する。大型レッカー車は図5に示すように、少なくとも前方の運転台2の下方に前方車輪4が1輪、それに連なる荷台フレーム3の後方に2軸の後方車輪5a,5bを備え、荷台フレーム3の前方には水平に回転可能なブーム(図示せず)が載置され、後方には左右一対の下方に延び、地面に接地する支持脚(図示せず)の間において、荷台フレーム3の後方から下方に延びる軸支ブラケット3aに軸支される支持軸11を支点にL字形のアンダーリフト10が揺動可能に設けられる。該リフトは垂直フレーム20と垂直方向にまで起立して折り畳まれる牽引アーム30とで構成され、牽引アームは下端においてL字形まで開かれ、前方にほぼ水平に段階的にアーム31,32,33が伸びるように、設けられる。該アンダーリフト10は、荷台フレーム3の前方に駆動シリンダ40がほぼ水平に伸び、その中間位置で一端42が固定ブラケット44に枢支され、他方、他端41が上記垂直フレーム20の上端22に軸支されて連結され、該駆動シリンダ40により、垂直フレーム20は前後に揺動可能に操作され、L字形アンダーリフトの牽引アーム30の先端33を地上から引き上げるようになっており、ここに牽引車両の前輪または後輪を載せ、牽引されるようになっている。
かかる大型レッカー車においては、アンダーリフト10の牽引アーム30への牽引車両の荷重Wが支持軸11を介して垂直フレーム20の上端22に旋回力Fとして作用し、これに連結する駆動シリンダ40を介して引っ張り力F1となり、ブラケット44に旋回力F2が作用するため、後方車輪の後段車輪5bに荷重W1がかかり、後段車輪5bを支点として荷台フレーム3を介して前輪荷重W2に抗して前輪4を持ち上げようとする力F3が作用する。そのため、運転が不安定または不能となる場合が生じる。そこで、運転席後方の荷台フレーム3に重しを置くなどの工夫が取られる。特に、日本などの道路事情が厳しい状況では荷台フレームを極力短くして大型レッカー車の運転能力を向上しようとすると、前輪への荷重がかかりやすく、バランスを採るための重しの重量がレッカー車1の運転能力を減殺するという悪循環を招来している。
そこで、本考案者は鋭意研究の結果、後段車輪5bを支点とする荷重W1がかかり、前輪4に至る車間LOが長いにもかかわらず、前輪荷重W2に抗して前輪4を持ち上げようとする力F3が作用するのは、駆動シリンダ40のブラケットを介して旋回力F2が大きく作用する結果、後方2軸の前段車輪5aに荷重がかからず、荷台フレーム3を介して前輪荷重W2に抗して前輪4を持ち上げようとする力F3が大きく作用するためであるとの知見を得られた。本考案はかかる知見に基づいてなされたもので、後方2軸の後段車輪5bにかかる荷重W1の少なくとも一部を後方2軸の前段車輪5aに移行させてW3とすることにより前輪荷重W2に抗して引き上げようとする力F3がF’3に小さくなることを見出した。すなわち、本考案は、少なくとも前方の運転台2の下方に前方車輪4が1輪、それに連なる荷台フレーム3の後方に2軸の後方車輪5a,5bを備える大型レッカー車において、荷台フレーム後方の左右一対の支持脚間に設けられるアンダーリフト10の荷重が前輪4にかかりにくく、2軸後方車輪5a,5bに分散する大型レッカー車を提供することを課題とする。
本考案は少なくとも運転台2の下方の荷台フレーム3の前方に1軸前方車輪4、後方に2軸車輪5a,5bを備える大型レッカー車1において、その後方2軸の後段車輪5bの後方の荷台に設けられるL字形折り畳み式アンダーリフト10を備え、該L字形アンダーリフト10が支持軸11からほぼ垂直上方に伸びる垂直フレーム20と、該垂直フレーム20の下端からL字形をなし、水平方向後方に延びる一方、垂直フレーム側にV字状に折り返し起立可能な水平牽引アーム30とからなり、垂直フレーム20の上端22は上端から前方に突出する作用アーム23に一端41が連結し、そこから胴部43が前方下方に水平に対し角度θ傾斜して延び、他端42が後方2軸の前段車輪5aより前方の荷台フレーム3に連結金具50を介して連結される駆動シリンダ40を備え、支持軸11を支点として垂直アーム20が上端22を前後に揺動可能で、上記水平牽引アーム30を水平に伸長し、その先端に牽引車両Mの荷重Wをかけた時、後方2輪の後段車輪5bを支点としてかかる荷重W1の少なくとも一部を垂直フレーム20の上端から下降傾斜して後方2軸の前段車輪5aの荷台フレーム2に伸びる駆動シリンダ40で上記垂直フレーム20の前方への引っ張り力F’1により後方2軸の前段車輪5aを支点とする荷重W3に移行させるように構成されていることを特徴とするアンダーリフト付き大型レッカー車である。
L字形アンダーリフトにおいては、従来は図5に示すように、牽引車両の荷重Wは水平アーム30を介して垂直フレーム20の上端に支持軸11を支点として垂直フレーム20の上端を旋回させる力Fとなり、水平駆動シリンダ40の引っ張り力F1と拮抗し、固定ブラケット44を介して荷台フレーム3に力F2が作用して前輪4に荷重W2に抗してそれを浮き上がらせる力F3を作用させるとともに後方2軸の後段車輪にかかる荷重W1となっている。しかしながら、本考案においては、牽引車両の荷重Wは水平アーム40を介して垂直フレーム20の上端を支持軸11を支点として垂直フレーム20の上端を後方に旋回させる力Fとなって水平駆動シリンダの引っ張り力F1と拮抗し、前輪にそれを浮き上がらせる力F2が作用するとともに後方2軸の後段車輪5bにかかる荷重W1となろうとするが、駆動シリンダ40は水平に対し角度θ傾斜し、後方2軸の前段車輪5aの前方位置で荷台フレーム3にブラケット50を介して引き下げ荷重W3となって前段車輪5aにかかるので、従来のように旋回力F2となって前輪4に作用しにくく、荷重W3と拮抗するF’2となって相殺される結果、前段車輪5aから前輪4までの車間L1は前段車輪5aから前輪4までの車間L0と小さくなるが、前輪4にかかる荷重W2を引き上げる力F’3は従来のF3より小さくなる結果を招来させる。また、後方2軸の前段5a及び後段5bへの荷重Wの分散荷重W’1,W3によって車輪5a,5bの駆動力は飛躍的に向上する。よって特に雪道走行時は駆動力向上にすぐれる。本考案のアンダーリフトの荷台フレーム3を介しての前輪4への引き上げ力の減殺機構は2軸の前段車輪5aと後段車輪5bとの間のトーションバネの関係も作用して複雑であるが、垂直フレーム20の作用アーム23、そこから前方下方に傾斜する駆動シリンダ40の傾斜角度θ、その駆動シリンダ40の作用力F’1を荷台フレーム3に伝達するブラケット50の位置が深く関係するものである。
したがって、本考案においては上記駆動シリンダ40の一端を荷台フレーム2に連結する連結金具50が前方斜め上方に傾斜する補強リブ51,52を有し、駆動シリンダ40の荷台フレーム2の引き上げ作用F’2を後方2軸の前段車輪5aを支点とする荷重W3とバランスさせるのが効率よく大型レッカー車の前輪への引き上げを減殺することができるので好ましい。
また、本考案においては、上記駆動シリンダと垂直フレームとを連結する作用アーム23を後方2軸の後段車輪5bの車軸上方またはその近傍まで突出させ、駆動シリンダ40の水平に対する傾斜角度θを増大させるのが効率よく大型レッカー車の前輪への引き上げを減殺することができるので好ましい。
以下、この考案の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図2はこの考案の一実施形態に係る大型レッカー車1を示し、そのうち図1はその要部構成図である。図中、2は大型レッカー車1の運転席で荷台フレーム(シャーシ)3の前方にあり、このシャーシ3上面中程には、L型のウインチブーム(図示せず)が起伏シリンダの伸縮作動によって起伏可能に搭載されて、牽引作業時には、上記ウインチブームを起伏シリンダの収縮作動により倒伏して牽引姿勢を取らせるようになっている。上記ウインチブームの基端寄りにはウインチ(図示せず)が設置され、このウインチには、先端にフックを有するワイヤが送り出し巻き戻し可能に収納され、被牽引車Mの車輪が破損してアンダーリフト10によって牽引作業が不可能な場合に、上記フックを被牽引車Mの掛合部に引っ掛けて被牽引車Mを吊り上げることができるようになっており、従来大型レッカー車が採用する構成であるので図示せず説明を省略する。
図2はこの考案の一実施形態に係る大型レッカー車1を示し、そのうち図1はその要部構成図である。図中、2は大型レッカー車1の運転席で荷台フレーム(シャーシ)3の前方にあり、このシャーシ3上面中程には、L型のウインチブーム(図示せず)が起伏シリンダの伸縮作動によって起伏可能に搭載されて、牽引作業時には、上記ウインチブームを起伏シリンダの収縮作動により倒伏して牽引姿勢を取らせるようになっている。上記ウインチブームの基端寄りにはウインチ(図示せず)が設置され、このウインチには、先端にフックを有するワイヤが送り出し巻き戻し可能に収納され、被牽引車Mの車輪が破損してアンダーリフト10によって牽引作業が不可能な場合に、上記フックを被牽引車Mの掛合部に引っ掛けて被牽引車Mを吊り上げることができるようになっており、従来大型レッカー車が採用する構成であるので図示せず説明を省略する。
本考案においては、アンダーリフト10が、大型レッカー車1の車体後方に延びる荷台フレーム3に垂直フレーム20が揺動可能に取り付けられる。本考案では、運転台2の下方の荷台フレーム3の前方に前方車輪4が取り付けられる一方、荷台フレーム3の後方に2軸後方車輪5a,5bを備え、大型荷重に耐えるように構成されている。この大型レッカー車1において、その後方2軸の後段車輪5bの後方近傍に荷台フレーム3の長手方向に対し直角に横断して延びる支持軸11を支点に前方に揺動可能にL字形折り畳み式アンダーリフト10を備える(図3)。このL字形アンダーリフト10は荷台フレーム3の長手方向に対し幅方向に伸びる支持軸11に枢支されるほぼ垂直上方に伸びる垂直フレーム20が設けられ、該垂直フレーム20の下端には垂直フレーム20の垂直方向に対し後方に直角方向に、L字形脚部をなすように水平牽引アーム30が伸び、該アームは水平方向後方に3段階に伸長可能であるアーム31、32および33を備え(図5参照)、牽引車両の重量に応じて牽引アームの長さを調節可能となっている。この水平牽引アーム30は牽引しないときは垂直フレーム20側にV字状に折り返し起立可能な折り畳み式となっている。
上記垂直フレームの上端22には作用アーム23が上端から前方にほぼ水平に突出し、逆L字形をなし、支持軸11からのアーム距離を稼いで駆動力の働きをよくする機能を有するのがよく、後方2軸の後段車輪5bの車軸上方まで延びるのが好ましい。また、下方への荷重がかかるので、水平方向に伸びる複数のリブ23a、23aが形成されている。
この作用アーム23には駆動シリンダ40の一端41が連結され、そこから胴部43は前方下方に水平に対し角度θ(ここではほぼ45度)傾斜して延び、他端42が後方2軸の前段車輪5aより前方の荷台フレーム3に連結金具50を介して連結される。連結金具50には前方斜め上方に傾斜する補強リブ51,52を有し、駆動シリンダ40により支軸軸11を支点として垂直アーム20前方に引っ張ると引っ張り力F’1が連結金具50に作用し、駆動シリンダ40の荷台フレーム2の上方に引き上げる作用力F’2を働かせ、後方2軸の前段車輪5aを支点とする荷重W3に拮抗する。
L字形アンダーリフト10においては、牽引車両の荷重Wは水平アーム40を介して垂直フレーム20の上端を支持軸11を支点として垂直フレーム20の上端を後方に旋回させる力Fとなって水平駆動シリンダの引っ張り力F1と拮抗し、前輪にそれを浮き上がらせる力F2が作用させるとともに後方2軸の後段車輪5bにかかる荷重W1となるが(図5)、駆動シリンダ40は水平に対し角度θ傾斜し、後方2軸の前段車輪5aの前方位置で荷台フレーム3にブラケット50を介して引き下げ荷重W3となって前段車輪5aにかかるので、従来のように旋回力F2となって前輪4に作用せず、荷重W3と拮抗するF’2となって相殺される結果、前段車輪5aから前輪4までの車間L1は後段車輪5bから前輪4までの車間L0よりも小さくなるが、前輪4にかかる荷重W2を引き上げる力F’3は従来のF3より小さくなる結果を招来させる(図3)。本考案のアンダーリフトの荷台フレーム3を介しての前輪4への引き上げ力の減殺機構は2軸の前段車輪5aと後段車輪5bとの間のトーションバネ(図示せず)の関係も作用して複雑であるが、垂直フレーム20の作用アーム23、そこから前方下方に傾斜する駆動シリンダ40の傾斜角度θ、その駆動シリンダ40の作用力F’1を荷台フレーム3に伝達するブラケット50の位置が深く関係する。本考案においては、上記駆動シリンダと垂直フレームとを連結する作用アーム23を後方2軸の後段車輪5bの車軸上方またはその近傍まで突出させ、駆動シリンダ40の水平に対する傾斜角度θを増大させるのが効率よく大型レッカー車の前輪への引き上げを減殺することができるので好ましい。
したがって、従来は図5に示すように、牽引車両の荷重Wは水平アーム30を介して垂直フレーム20の上端に支持軸11を支点として垂直フレーム20の上端を旋回させる力Fとなり、水平駆動シリンダ40の引っ張り力F1と拮抗し、ブラケット44を介して荷台フレーム3に力F2が作用して前輪4に荷重W2に抗してそれを浮き上がらせる力F3を作用させるとともに後方2軸の後段車輪にかかる荷重W1となっていたが、本考案においては、後方2軸の後段車輪にかかる荷重W1が少なくとも一部を垂直フレーム20の上端から下降傾斜して後方2軸の前段車輪4aの荷台フレーム3に伸びる駆動シリンダ40で上記垂直フレーム20の前方への引っ張り力F’1により後方2軸の前段車輪5aを支点とする荷重W3に移行させるので、2軸後輪5a,5bに荷重がかかるので、駆動力は向上し、牽引車両の荷重W3が同じであっても前輪4にかかる浮き上げ力はF’3に減殺される結果、操舵性に影響を与えない。
3 荷台フレーム
4 前輪
5a 後方2軸前段車輪
5b 後方2軸後段車輪
10 アンダーリフト
11 支持軸
20 垂直フレーム
23 作用アーム
30 水平牽引アーム
40 駆動シリンダ
50 連結金具
θ 駆動シリンダの傾斜角度
M 牽引車両
W 牽引荷重
W1 後方2軸の後段車両荷重
W2 前輪荷重
W3 後方2軸の前段車両荷重
4 前輪
5a 後方2軸前段車輪
5b 後方2軸後段車輪
10 アンダーリフト
11 支持軸
20 垂直フレーム
23 作用アーム
30 水平牽引アーム
40 駆動シリンダ
50 連結金具
θ 駆動シリンダの傾斜角度
M 牽引車両
W 牽引荷重
W1 後方2軸の後段車両荷重
W2 前輪荷重
W3 後方2軸の前段車両荷重
Claims (3)
- 少なくとも運転台2の下方の荷台フレーム3の前方に1軸前方車輪4、後方に2軸車輪5a,5bを備える大型レッカー車1において、その後方2軸の後段車輪5bの後方の荷台に設けられるL字形折り畳み式アンダーリフト10を備え、該L字形アンダーリフト10が支持軸11からほぼ垂直上方に伸びる垂直フレーム20と、該垂直フレーム20の下端からL字形をなし、水平方向後方に延びる一方、垂直フレーム側にV字状に折り返し起立可能な水平牽引アーム30とからなり、垂直フレーム20の上端22は上端から前方に突出する作用アーム23に一端41が連結し、そこから胴部43が前方下方に水平に対し角度θ傾斜して延び、他端42が後方2軸の前段車輪5aより前方の荷台フレーム3に連結金具50を介して連結される駆動シリンダ40を備え、支持軸11を支点として垂直アーム20が上端22を前後に揺動可能で、上記水平牽引アーム30を水平に伸長し、その先端に牽引車両Mの荷重Wをかけた時、後方2輪の後段車輪5bを支点としてかかる荷重W1の少なくとも一部を垂直フレーム20の上端から下降傾斜して後方2軸の前段車輪5aの荷台フレーム2に伸びる駆動シリンダ40で上記垂直フレーム20の前方への引っ張り力F’1により後方2軸の前段車輪5aを支点とする荷重W3に移行させるように構成されていることを特徴とするアンダーリフト付き大型レッカー車。
- 上記駆動シリンダ40の一端を荷台フレーム3に連結する連結金具50が前方斜め上方に傾斜する補強リブ51,52を有し、駆動シリンダ40の荷台フレーム2の引き上げ作用F’2を後方2軸の前段車輪5aを支点とする荷重W3とバランスさせる請求項1記載の大型レッカー車。
- 上記駆動シリンダと垂直フレームとを連結する作用アーム23を後方2軸の後段車輪5bの車軸上方またはその近傍まで突出させ、駆動シリンダ40の水平に対する傾斜角度θを増大させる請求項1記載の大型レッカー車。
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JP2014005889U JP3195494U (ja) | 2014-11-06 | 2014-11-06 | 改良されたアンダーリフトを備える大型レッカー車 |
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
CN103434434A (zh) * | 2013-09-04 | 2013-12-11 | 广东粤海汽车有限公司 | 多功能清障车 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103434434A (zh) * | 2013-09-04 | 2013-12-11 | 广东粤海汽车有限公司 | 多功能清障车 |
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