JP3195380U - 靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】従前の一般的な靴下の構造に最小限の改良を加えることで、骨盤後傾と猫背に起因する疾病や体調不良を改善できる靴下を提供する。【解決手段】靴下1は、足部11の先端に内側袋体21と外側袋体22の二股に分かれた爪先部20を有する。内側袋体21は足指の第一趾(拇趾)と第二趾とを収容し、外側袋体22は第三趾から第五趾(小趾)までを収容可能とするように構成し、足指の中足趾節関節の位置に沿って足裏面に縫合線23を設ける。【選択図】図3

Description

本考案は、靴下に関し、特に、歩行時において、着用者に足の五指を積極的に使うよう促すことにより、身体全体の姿勢を矯正し、以て新陳代謝を改善することのできる靴下に関する。
身体の不適正な姿勢が、腰痛、肩凝り、頭痛、内臓の不調等の症状の原因となることが知られている。日常生活で靴を履いている時間が長い現代人においては、歩行時に足指をあまり使用しないという実態が、その根本的な原因の一つとなっている。
本来、活動時の人体は骨盤がやや前傾した状態が基本姿勢である。歩行時に脚で前方への推進力を得る際には、足裏の前足部、特に中足骨と趾骨とが屈曲する中足趾節関節(いわゆるMP関節)付近で体重の大半を支持し、次いで足指のすべてが接地し協調して動くことが自然である。しかし、現代人の多くは、靴により足指の動きが制約されることに馴化して歩行に足指をあまり使わなくなっており、その結果、体重が踵に掛かる傾向が生じて、骨盤が後傾しがちとなっている。
骨盤が後傾すると、大腿部の内転筋が活用されにくくなるため、必然的に両脚は内股となって、歩行時には足先が十分に上がらない「摺り足」気味になる。そのため、脹脛のヒラメ筋や太腿から臀部に渡るハムストリング筋群も有効に使われなくなる。その結果、脚部の血流が低調となり、特に女性の場合、足の「冷え」や「むくみ」といった症状の原因となるほか、高齢者の場合、膝痛、股関節痛、腰痛が出るようになる。
また、骨盤後傾によって「猫背」となり、内臓にも影響が出る。全身の筋肉は基本的に表裏一体・左右一対で動くため、背中の筋肉を使わない「猫背」では腹筋群も緩んだ状態となって内臓下垂を生じ、下腹が出てくる原因となる。さらに「猫背」の状態では、呼吸のための筋肉である横隔膜も緩んだ状態となって呼吸が常時浅くなるため、新陳代謝が低下し、様々な体調不良の原因ともなる。かかる「猫背」の弊害は、近年のスマホ等の普及により、一層低年齢化している。
ところで、殊更特別な機械器具等を用いずに身体の姿勢の矯正を手軽に行うための手段としては、これまでにも特許文献1乃至3のような靴下や足部用サポータが提案されている。たとえば、特許文献1に開示された靴下及びサポータは、着用時に足裏を凹状に湾曲した状態に保つために、第一趾と第五趾を踵部側に引き寄せるための弾性を有する引寄部を設けたことを特徴としている。また、特許文献2に開示されたサポータは、第一趾と第五趾をそれぞれ包む包容部を設けた弾性を有する筒状バンドから構成している。さらに、特許文献3に開示された足のバランス矯正靴下は、第一趾と第五趾及び第二趾から第四趾をそれぞれ嵌入させる袋部を設け、中足趾節関節と中足骨基底部のリスフラン関節を押圧するバンドを設けたことを特徴としている。
特開2008−121177号公報 特開2001−095828号公報 特開2003−299685号公報
しかし、これら先行技術はいずれも偏平足や外反母趾・内反小指の矯正を主眼とするものであって、足指の積極的な使用を促して前述の骨盤後傾に起因する問題を解決するものではない。これらは、却って足指の動きを制限する効果を有するため、偏平足等の矯正の効果はあっても、むしろ骨盤後傾とそれによる猫背を促進するおそれがあるという問題がある。また、バンド等の弾性体により足を強制的に締め付けるため、装着時に違和感を生じ、構造も複雑で高コストとなるという問題もある。
本願考案は、先行技術のかかる問題を解決するとともに、従前の一般的な靴下の構造に最小限の改良を加えることで、偏平足や外反母趾・内反小指の有無を問わず、現代人一般に増加している骨盤後傾と猫背に起因する疾病や体調不良を改善できる靴下を提供することを課題とするものである。
前記の課題を解決するために、本願考案の請求項1に記載した靴下は、足部の先端に内側袋体と外側袋体の二股に分かれた爪先部を有する靴下であって、内側袋体は足指の第一趾(拇趾)と第二趾とを収容し、外側袋体は第三趾から第五趾(小趾)までを収容可能とするように構成したことを特徴とする。
骨盤後傾の問題を無理なく手軽に解決するためには、足指を積極的な使用を促すことが効果的である。図1の足骨の骨格図に示す如く、人間の足指は、第一趾(拇趾)と第二から第四趾の4つの指とでは趾骨の個数が違い、構造が異なる。そのため、第一趾とその他の指の動きは連携しにくく、特に「内股」状態では、第二趾から第四趾の動きは一体となって低調となりがちである。一方、骨盤が後傾して内股傾向にある人間の場合、体重は踵のほか、五指のうち第一趾に掛かりがちとなっており、歩行時には第一趾は活発に動くことになる。
請求項1に記載の靴下は、爪先部が第一趾(拇趾)と第二趾とを収容する内側袋体と、第三趾から第五趾(小趾)までを収容する外側袋体との二股構造としているため、内側袋体内の第一趾とともに第二趾が積極的に動くこととなる。これにより、第三趾から第四趾も第二趾の動きにつられて活発化し、必然的に足の五指すべてを使う状態が促される。
また、内側、外側のそれぞれの袋体により第一趾と第二趾、及び第三趾から第五趾がそれぞれ束ねられて動くため、通常の状態ではひとまとめでしか動かない第二趾から第四趾の、特に第二趾と第三趾が別々に動くこととなり、着用者に足指の一つ一つを意識するように促し、足指を積極的に使用するように仕向けることができる。
次に、請求項2に記載した考案は、請求項1に記載した靴下であって、足指の中足趾節関節の位置に沿って足裏面に縫合線を設けたことを特徴とする。
骨盤後傾により猫背となった状態では、体重は踵に掛かりがちとなるために足指の先端は上方に反り返って浮き気味となり、これが足指があまり使われない原因となっている。ここで、歩行時に足指先が上方に反り返えることを防ぎ、足裏が接地している際に指先も接地するようにすれば、着用者に足指をより積極的に使用するよう意識させることができる。
一般的な靴下の構造は、製造時に、下腿部から足部を包む筒状体の先端を足指上面の縫合線にて縫合封鎖して爪先部を成形しているが、本考案に係る靴下では、かかる縫合線を足裏の中足趾節関節(いわゆるMP関節)の位置に設けて爪先部を成形している。そして、成形時に縫合線に向かって爪先部の生地に一定の緊張力が生じるよう縫合することにより、足指を下方に引き下げる作用を及ぼすことができる。これにより、殊更に弾性体等を付加することなく、ごく簡易な構造で足指の上方への浮き上がりを抑制し、足裏が接地している際に指先も接地するようにすることができる。
本考案に係る靴下は、着用者に足指を使用させるように促すことのみによって自然に骨盤後傾を改善し、姿勢の矯正、筋力の維持、新陳代謝の向上を図る効果を有する。また、足指の第一趾と第二趾の動きを強制的に同期させることにより、五本の足指の動き全体の強調が図られて次第に足指の力が強化される。これにより、歩行時や運動時における身体の重心軸の保持能力が高まるので、特に筋力の低下した高齢者等の転倒事故の防止にも繋がるという効果が期待できる。
一方、二股の爪先を設けること自体については、従来から「足袋」が知られているため、本考案に係る靴下は、着用者に大きな違和感を感じさせることなく気軽に使用可能であり、普及も容易である。さらに、特別な部材を必要としない極めて簡易な構造であるため、従来の靴下の製造工程において実現可能であり、低コストで提供可能という利点を有するものである。
以下、本考案の実施形態について図を用いて説明する。図2は、本考案の一実施形態に係る靴下の右足用の表面図であり、図3は、同じく裏面図である。なお、左足用は対照に表されるためいずれも図示は省略する。
靴下1は、足部11と下腿部12とから成る筒状の胴部10と、足部11の先端に形成した爪先部20とから成り、爪先部20は、内側袋体21と外側袋体22の二股に成形されて成る。着装時には、内側袋体21内に第一趾(拇趾)と第二趾を収容し、外側袋体22に第三趾から第四趾を収容して使用する。胴部10の裏面中間部には、一般的な靴下と同様に踵袋13を設けており、装着時にはここに踵が位置する。なお、本実施例では、下腿部12の上端外周及び踵袋13の周囲に、生地の織り方を変えるか、あるいはゴム糸を織り込む等の方法により伸縮部14、15をそれぞれ設け、肌への密着性を高めている。
また、爪先部20は、胴部10の生地の足先側の先端を表側から指先を包むように足裏側に延長し、足裏側において足指の中足趾節関節(いわゆるMP関節)に相当する位置で胴部10に縫合して形成するため、足裏の爪先部20の付け根に沿って縫合線23を設けた形となる。このため、かかる縫合線が足指の上面側に表れる一般的な靴下とは表裏逆の構成としている。
なお、靴下1の素材や生地の織り方は一般的な靴下と同様であって良いが、爪先部20の袋体21、22については、収容した足指を束ねる形に緊縮するように、また、足裏においては、縫合線23の緊縮力により爪先が下方に引っ張られるように、一定の弾性を有するものとすることが望ましい。
図4は、靴下を着装した状態の足骨を示す概略平面図である。左図は一般的な靴下の場合を示し、爪先は靴下自体の弾性により足の五指が内側に束ねられる形となる。これに対して右図は本実施形態に係る靴下1の場合を示し、爪先部20が左側袋体12と右側袋体13の二股に分かれており、各袋体の緊縮性により第二趾と第三趾とが開く方向に各指が束ねられる形となる。かかる作用により、通常の状態ではひとまとめでしか動かない第二趾から第四趾の、特に第二趾と第三趾が別々に動くこととなり、着用者に足指の一つ一つを意識するように促し、足指を積極的に使用するように仕向けることができるのである。
図5は、靴下1を着用した状態の足部を側面視した概略断面図である。本実施形態に係る靴下1は、足裏側において足指の中足趾節関節(いわゆるMP関節)に相当する位置に、足裏の爪先部20の付け根に沿って縫合線23を設けており、この縫合線23の緊縮力によって足指が下方に引っ張られることにより、指先を接地させる力が働く。これにより、足指の上方への浮き上がりを抑制し、着用者に足指をより積極的に使用するよう意識させることができるのである。
以上、本考案の実施形態について図面を参照しつつ説明したが、本考案は、必ずしも上述した構成にのみ限定されるものではなく、本考案の目的を達成し、効果を有する範囲内において、適宜変更実施することが可能なものであり、本考案の技術的思想の範囲内に属する限り、それらは本考案の技術的範囲に属する。
本考案に係る靴下は、整体治療をはじめとする医療分野において姿勢矯正やリハビリテーションに利用できるだけでなく、日常生活で通常の靴下に代えて常用することにより、起立時・歩行時・運動時に自然に足指の使用を促して骨盤後傾を改善できるため、不適切な姿勢による各種疾患や体調不良の予防にも利用可能である。
足骨の骨格図である。 実施形態に係る靴下の右足用の表面図である。 実施形態に係る靴下の右足用の裏面図である。 靴下を着装した状態の足骨を示す概略平面図である。 実施形態に係る靴下を着用した状態の足部を側面視した概略断面図である。
1 靴下
10 胴部
11 足部
12 下腿部
13 踵袋
14 伸縮部(踵袋)
15 伸縮部(下腿部)
20 爪先部
21 内側袋体
22 外側袋体
23 縫合線

Claims (2)

  1. 足部の先端に内側袋体と外側袋体の二股に分かれた爪先部を有する靴下であって、内側袋体は足指の第一趾(拇趾)と第二趾とを収容し、外側袋体は第三趾から第五趾(小趾)までを収容可能とするように構成したことを特徴とする靴下。
  2. 足指の中足趾節関節の位置に沿って足裏面に縫合線を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の靴下。
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