JP3224343U - 靴及び靴の中敷き - Google Patents

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Abstract

【課題】筋共収縮の原理を採用した靴及び靴の中敷を提供する。【解決手段】所定高さ厚みを備えると共に所定箇所に一定の段差を形成したベース部1に、所定の突起部を形成して構成したものであって、ベース部1が踵底面全体と対応する踵面部11と、土踏まず部分が大きく抉れた細幅面部12と、基節骨と対応する先面部13とを備えた外形状で、細幅面部の内側から先面部後縁に至る内縁段差14、及び先面部における2指から4指に対応する先端段差15、先面部後縁の内縁段差における母指球及び小指球の境界に対応する位置のV状キレット段差16を形成し、突起部を、ベース部周縁における踵後側突起21、踵外側突起22、踵内側突起23、先部内側突起24、先部外側突起25を設けた。【選択図】図1

Description

本考案は、靴の中敷き及び当該中敷きと同一構造のソール部を具備している靴に関するものである。
歩行に際して足裏面に対し適度な刺激を与える凹凸部を備えた種々の靴の中敷きが提案されている。例えば特許文献1(特開平11−226042号公報)及び特許文献2(特開2002−282012号公報)には、足裏のアーチ形状や土踏まず部分に対応する膨出構造の中敷きが示されている。また特許文献3(特開2010−275号公報)には、
足裏の中足骨アーチ部に対応する中央隆起部、外側縦アーチの下部を横断する外側縦アーチ隆起部、中央隆起部の内側先端から延設した中足骨間隆起部を設けた中敷が開示されている。更に特許文献4(特開平11−146802号公報)には、疾病に対応する刺激点に補助パットを貼布して応圧刺激を与える中敷が提案されている。
特開平11−226042号公報。 特開2002−282012号公報。 特開2010−275号公報。 特開平11−146802号公報。
従前の装着者の靴の履き心地を高めたり、足裏刺激をなす靴の中敷きは、例えば土踏まずの箇所は隆起して足裏面に全体に当接する形状とするなど、基本的に足裏の足アーチ(足底弓、縦足弓)に対応する隆起を備え、その上で当該隆起の範囲や突出部位の位置を定めている。
足アーチの状態不全は各種疾患の基であることは周知のとおりであるが、しかし単に足アーチを補助する構成の従前の中敷(履物)では、積極的な矯正には至らない。
そこで本考案は「筋共収縮」の原理を採用した新規な靴及び靴の中敷を提案したものである。
本考案に係る靴の中敷は、所定高さ厚みを備えると共に所定箇所に一定の段差を形成したベース部に、所定の突起部を形成して構成したものであって、ベース部が踵底面全体と対応する踵面部と、土踏まず部分が大きく抉れた細幅面部と、基節骨と対応する先面部とを備えた外形状で、細幅面部の内側から先面部後縁に至る内縁段差、及び先面部前縁に先端段差を形成し、突起部を、ベース部周縁における踵部の尾端、内外側、及び先部の内外側に設けたことを特徴とするものである。また先面部後縁における内縁段差に、母指球及び小指球の境界に対応する位置にV状のキレット段差を設けてなるものである。
また本考案に係る靴は、靴内底面を前記した段差及び突起を備えた形状に形成してなることを特徴とするものである。
而して前記の中敷を靴底に装着し、又は前記所定の内底面を備えた靴を履いて歩行した際には、内縁段差が、短趾伸筋、母趾外転筋、虫様筋の各起部近位、また小趾外転筋、短小趾屈筋、背、底側骨間筋、短趾屈筋、短母趾屈筋の筋尾の応圧(刺激を与える)体として作用する。また先端段差は、母趾内転筋、底、背骨間筋の応圧体として作用する。更に各突起部は、踵後突起部がアキレス腱筋尾を応圧し、踵外側突起部が下腓骨筋支帯及び、長、短腓骨筋腱の筋尾を応圧し、踵内側突起部では屈筋支帯始、長母指屈筋、長指屈筋、後脛骨筋の各腱、腱始を応圧する。更に先面内側突起部が短母指屈筋、母指外転勤、各々の筋尾を応圧し、先面外側突起部が、短小指屈筋、小指外転筋、各々の筋尾を応圧する。
足根諸関節の動作は、周知のとおり足背屈曲が、前脛骨筋、第三腓骨及び長趾伸筋及び長母趾伸筋、短母趾伸筋、短趾伸筋によって行われ、足底屈曲が後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋及び短腓骨筋、母趾外転筋、短趾屈筋、虫様筋によって行われ、回内(内翻と内転)が前脛骨筋及び後脛骨筋と長趾屈筋及び長母趾屈筋、母趾内転筋で短小趾屈筋の助けを受けて行われ、回外(外翻と外転)が長短腓骨筋及び第三腓骨筋と長趾伸筋、母趾外転筋、小趾外転筋によって行われる。更に足趾の屈曲が長趾屈筋及び長母趾屈筋、母趾外転筋、虫様筋、短趾屈筋、短母趾屈筋で行われ、伸展が長趾伸筋及び長母趾伸筋、短母趾伸筋、短趾伸筋で行われる。
特に本考案は、筋起始部筋位並ぶ筋尾筋位を応圧するとその筋のみならず連動する筋、協働する筋並びに拮抗する筋もが力強く収縮する「筋共収縮」の原理を活用し、上記各筋の筋始・筋尾・腱始・腱尾を効果的に刺激することで、足背屈曲、足底屈曲、回内、回外及び足趾の屈曲、伸展をスムーズに且つ力強く行えるようにしたものである。
本考案の構成は上記のとおりで、その使用による筋に対する筋共収縮作用が発揮される箇所の応圧刺激によって、足趾足根筋は各々通常の2〜3割の筋の活性化(筋力アップ)がなされ、自然な歩行運動によって筋によって連結された足趾足根骨群は本然の位置に整うこととなり、姿勢(立位姿勢、動体姿勢が安定し、これに伴って上肢筋群の正常化が図れると共に、運動能力の向上にも貢献することになる。
本考案の実施形態の斜視図。 同平面図。 同正面図。 同断面図。 同足に対する作用点の説明図(平面図)。 同計測手段の説明表。 同計測結果表。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した靴の中敷きは、所定形状のベース部1の所定箇所に突起部2を設けたものである。
ベース部1は、足Aに対して概ね図5に示す形状で、踵底面全体と対応する踵面部11と、土踏まず部分が大きく抉れた細幅面部12と、基節骨と対応する先面部13とを備えた外形状で、踵面部11が約5〜10mm厚程度で先面部13が3〜6mm厚程度としたものである。使用感は使用者によって個人差があるので、違和感を感じない程度の段差とするものである。
また特に踵面部11の内側前縁から細幅面部12の内側縁に、更に先面部13の後縁に至る内縁段差14と、先面部13における2指から4指に対応する先端段差15を形成したものである。
詳細には、内縁段差14の踵面部11の内側前縁位置は、短趾伸筋、母趾外転筋、虫様筋の起部近位に形成されており、細幅面部12は少なくとも略小趾外転筋の幅で形成され、図2で示す点線表示(14a)程度まで踵面部11及び先面部13に対して相応の細幅に形成しても良い。
また先面部13は、内縁段差14の前方側及び先端段差15が、小趾外転筋、短小趾屈筋、背、底側骨間筋、短趾屈筋、短母趾屈筋、並びに母趾内転筋、底、背骨間筋の筋始・筋尾の各近位となり、且つ後述する突起部を設けることが可能な範囲・大きさに形成したものである。
さらに先面部13の後縁に該当する内縁段差14には、母指球と小指球とを分離するがごときのV状のキレット段差16を設けてなる。尚段差14,15,16を形成している箇所以外は、足裏を包む周壁17に形成してなる。
突起部2は、図5に示す位置に設けた踵後側突起21、踵外側突起22、踵内側突起23、先部内側突起24,及び先部外側突起25で構成される。突起部2は靴の中敷として使用した際に、自重によって足裏の所定位置を応圧(刺激)するように、ベース部1の終縁を立ち上げた周壁17にゴム質体で形成したリブ状物を貼着して形成したもので、その形成位置は、踵後側突起(尾端突起)21がアキレス腱筋尾を応圧する位置、踵外側部に於いては下腓骨筋支帯及び、長、短腓骨筋腱の筋尾を応圧する位置、踵外側突起22が、屈筋支帯の帯始、長母指屈筋、長指屈筋、後脛骨筋の各腱及び腱始を応圧する位置、先部内側突起24が、短母指屈筋、母指外転勤の各筋尾を応圧する位置、先部外側突起25が、短小指屈筋、小指外転筋の各筋尾を応圧する位置にそれぞれ設けたものである。
而して前記の中敷は、ベース部1の裏面に接着剤(両面テープ他)を塗布して靴の内底部に貼着し、或いは通常形態の中敷体Bの上面に貼着固定して、この中敷体Bを靴の中敷として使用し、或いは靴の内底面自体に段差及び突起部を設けるものである。
歩行に際しての足裏刺激は、従前においては、特定箇所のツボ刺激や足裏アーチに添う形状を前提としている。しかし特定の部位の刺激や足裏アーチの補助程度では、膝関節、股関節、腰分節、背骨、肩関節、頚椎の健全化を図ることは困難である。
足根諸関節と足趾の基本的運動の筋的分析を行うと、「足根諸関節」における足背屈曲は、前脛骨筋、第三腓骨及び長趾伸筋及び長母趾伸筋、短母趾伸筋、短趾伸筋によって行われる。足底屈曲は、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋及び短腓骨筋、母趾外転筋、短趾屈筋、虫様筋によって行われる。また回内(内翻と内転)は、前脛骨筋及び後脛骨筋と長趾屈筋及び長母趾屈筋、母趾内転筋で短小趾屈筋の助けを受けて行われる。回外(外翻と外転)は、長短腓骨筋及び第三腓骨筋と長趾伸筋、母趾外転筋、小趾外転筋によって行われる。
また足趾の動作においては、屈曲が長趾屈筋及び長母趾屈筋、母趾外転筋、虫様筋、短趾屈筋、短母趾屈筋で行われ、伸展が長趾伸筋及び長母趾伸筋、短母趾伸筋、短趾伸筋で行われる。
前記の各筋の働きを考慮し、更に筋起始部筋位並ぶ筋尾筋位を応圧するとその筋のみならず連動する筋、協働する筋並びに拮抗する筋もが力強く収縮するとういう「筋共収縮」の原理を活用し、足背屈曲、足底屈曲、回内、回外及び足趾の屈曲、伸展をスムーズに力強く行われるように、所定の段差及び突起部を設けたものである。
この結果、足根足趾筋群が段差14,15,16による応圧、並びに各突起21,22,23,24,25による応圧によって「筋共収縮」が発現し、「骨格のテコ」が働き易くなり、関節可動域は増大し、立位、動体姿勢は安定する。更に足根、足趾筋群の働きが増強することで、連動する下肢筋、股関節筋群の働きも増強して、その土台に乗って働く上肢筋群は正常化する。また段差応圧、突起部応圧による「筋共収縮」で、足根足趾筋群は動作時で筋収縮は増大し、対抗動作時には筋弛緩は増大するため、連動する下肢筋、股関節筋群もそれに倣い、全体として筋応力が向上し(筋の弾性力増大)、しなやかな筋が創出されることになり、ひいては運動能力を大幅に向上させる。
本考案の実施品を1か月間使用し、図6に示す検査項目に基づいて、身体データを計測した結果が図7であり、身体姿勢の改善が明らかである。
1 ベース部
11 踵面部
12 細幅面部
13 先面部
14 内縁段差
15 先端段差
16 キレット段差
17 周壁
2 突起部
21 踵後側突起
22 踵外側突起
23 踵内側突起
24 先部内側突起
25 先部外側突起

Claims (4)

  1. 所定高さ厚みを備えると共に所定箇所に一定の段差を形成したベース部に、所定の突起部を形成して構成したものであって、ベース部が踵底面全体と対応する踵面部と、土踏まず部分が大きく抉れた細幅面部と、基節骨と対応する先面部とを備えた外形状で、細幅面部の内側から先面部後縁に至る内縁段差、及び先面部前縁に先端段差を形成し、突起部を、ベース部周縁における踵部の尾端、内外側、及び先部の内外側に設けたことを特徴とする靴の中敷。
  2. 先面部後縁における内縁段差に、母指球及び小指球の境界に対応する位置にV状のキレット段差を設けてなる請求項1記載の靴の中敷。
  3. ベース部を装着対象の靴内形状に対応した基材に装着してなる請求項1又は2記載の靴の中敷。
  4. 靴内底面を、請求項1又は2記載の靴の中敷と対応する形状に形成してなることを特徴とする靴。
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