JP3195171U - パンツ型着用物 - Google Patents

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明浩 平山
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Abstract

【課題】日常生活における着用者の動作に追随し着用者の肌と密着して、吸収パッドからの漏れを抑制するパンツ型着用物を提供する。【解決手段】着用者の股間に対応する部位に尿を吸収するパッド5を取り付けることができる、又は一体的に取り付けられているパンツ型着用物であって、パンツ型形状の本体部と、本体部に配され長さ方向に伸縮する伸縮性帯状部10と、を備え、伸縮性帯状部は、着用者の臀部の上部を延びる臀部上帯11と、臀部の下部を延びる臀部下帯12と、鼠蹊部に沿って延びる鼠蹊部帯13と、を有し、鼠蹊部帯は鼠蹊部から上方に延びて側腹部U3で臀部上帯と繋がっている。【選択図】図2

Description

本考案は、パンツ型着用物に関する。
従来から、トイレでの排泄行為が困難な高齢者等のための股間部に吸収パッドが一体的に設けられた大人用おむつが利用されている。また、軽度の尿失禁用には、下着と固定される吸収パッドが利用されている。吸収パッドは、股間部に装着した状態で下着を装着することで、利用者の股間に固定される。吸収パッドを装着した際には、例えば特許文献1〜3に記載の通気性などに優れた専用下着の着用が推奨される。
特開2010−59554号公報 特開2014−37655号公報 特開2001−25483号公報
大人用おむつ、又は吸収パッドを使用する際に着用する専用下着は、着用者の動作に伴い肌と着用物との間に隙間ができて漏れが生ずることがあった。このため、着用者は、尿漏れによる衣服の汚れを恐れて外出を控える等、自ら生活範囲を狭めてしまうという問題があった。
本考案は、前記事情に鑑みなされたものであって、日常生活における着用者の動作に追随し着用者の肌と密着して、吸収パッドからの漏れを抑制するパンツ型着用物の提供を目的とする。
前記課題を達成するため、本考案のパンツ型着用物は、着用者の股間に対応する部位に尿を吸収するパッドを取り付けることができる、又は一体的に取り付けられているパンツ型着用物であって、パンツ型形状の本体部と、前記本体部に配され長さ方向に伸縮する伸縮性帯状部と、を備え、前記伸縮性帯状部は、着用者の臀部の上部を延びる臀部上帯と、着用者の臀部の下部を延びる臀部下帯と、着用者の鼠蹊部に沿って延びる鼠蹊部帯と、を有し、前記鼠蹊部帯は着用者の鼠蹊部から上方に延びて着用者の側腹部で前記臀部上帯と繋がっている。
上記のパンツ型着用物において、前記鼠蹊部帯は着用者の鼠蹊部から着用者の大腿部内側に延びて前記臀部下帯と繋がっていてもよい。
上記のパンツ型着用物において、前記臀部上帯と前記臀部下帯とが着用者の側腹部で交差するものであってもよい。
上記のパンツ型着用物において、前記伸縮性帯状部は、さらに前記臀部下帯と着用者の側腹部で繋がり着用者の前方下腹部に延びる下腹部帯を有していてもよい。
上記のパンツ型着用物において、前記伸縮性帯状部は、連続する一つながりの帯として前記本体部に配されていてもよい。
上記のパンツ型着用物において、前記本体部は、着用者の肌側に位置する第1の生地と、前記第1の生地の外側に位置する第2の生地と、を有し、前記伸縮性帯状部は、前記第1の生地と前記第2の生地とを縫い合わせて形成されたトンネルに伸縮性を有する帯状の伸縮紐が通されて形成されていてもよい。
上記のパンツ型着用物において、前記第1の生地と前記第2の生地は、同一形状を有しており、着用者の大腿部の周囲及び腹囲部で互いに縫い合わされて一体化されていてもよい。
上記のパンツ型着用物において、前記トンネルの経路中に、開口が設けられ、前記開口から取り出された伸縮紐を把持する紐把持部材を有していてもよい。
上記のパンツ型着用物において、前記伸縮性帯状部が、伸縮性の糸を用いて前記本体部をひだ状に縫製されて形成されたシャーリングであってもよい。
上記のパンツ型着用物において、前記本体部が、不織布からなっていてもよい。
本考案のパンツ型着用物は、伸縮性帯状部が臀部上帯と臀部下帯とにより着用者の臀部を上下から保持しているために、本体部が着用者の肌に密着して、吸収パッドをずれにくくできる。加えて、鼠蹊部帯が、臀部上帯と繋がっており、臀部上帯から引き上げられることで、鼠蹊部帯の間に位置する吸収パッドが着用者の股間に押し付けられて、吸収パッドからの漏れを抑制できる。
第1実施形態のパンツ型着用物の着用時の状態を示す正面図である。 第1実施形態のパンツ型着用物の着用時の状態を示す斜視図である。 第1実施形態のパンツ型着用物の着用時の状態を示す側面図である。 第1実施形態のパンツ型着用物の着用時の状態を示す背面図である。 図5(a)は、第1実施形態のパンツ型着用物の着用時の状態を示す模式的な断面図であり、図5(b)は、図5(a)に示す領域Aの拡大図である。 第1実施形態のパンツ型着用物の第2の生地又は、第1の生地の展開図である。 第1実施形態のパンツ型着用物の伸縮性帯状部の交差部を模式的に示す図である。 第2実施形態のパンツ型着用物の着用時の状態を示す正面図である。 第2実施形態のパンツ型着用物の着用時の状態を示す斜視図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本考案の第1実施形態に係るパンツ型着用物を説明する。
図1〜図5は、本実施形態のパンツ型着用物100の着用時の状態を示す図であり、図1は正面図、図2は斜め前方から見た斜視図、図3は側面図、図4は背面図である。さらに、図5(a)はパンツ型着用物100の模式的な断面図であり、図5(b)は、図5(a)に示す領域Aの拡大図である。
本実施形態のパンツ型着用物100は、吸収パッド(パッド)5を股間部に装着した状態で着用するアウターパンツである。
パンツ型着用物100は、本体部50と、本体部50に配される伸縮性帯状部10と、を備える。
本体部50は、パンツ型形状を有しており、着用者Uの下半身において腹囲U1から大腿部U2の一部までを覆う。
図5(a)に示すように、本体部50は、着用者Uの肌側に位置する第1の生地(裏地)61と、第1の生地61の外側に位置する第2の生地(表地)62と、を有している。第1の生地61と第2の生地62とは、同一形状を有しており、着用者Uの大腿部U2の周囲及び腹囲U1に対応する部分で互いに縫い合わされて一体化されている。
第1の生地61及び第2の生地62は、着用者Uの体型に沿うように伸縮性素材を採用することが好ましい。
第1の生地61としては、消臭効果のある生地を採用することが好ましい。第1の生地61は、着用者Uの肌に直接的に触れるため、汗を吸収する。また、第1の生地61には、尿が付着することがある。第1の生地61として消臭効果のある生地を採用することで汗や尿の臭気を抑えることが抑制できる。
第2の生地62としては、通気性の高い生地を採用することが好ましい。これにより、第1の生地61において吸収した汗を素早く乾燥させることができる。
本体部50は、着用者Uの腹囲U1を周回するように腹囲部51を有している。腹囲部51は、着用者Uの腹囲U1に合わせて伸縮する素材(例えばゴム)からなる。
また、本体部50は、着用者Uの一対の大腿部U2において、第1の生地61と第2の生地62とを縫製する縫製部52を有している。
図1〜図4に示すように、伸縮性帯状部10は、本体部50に帯状に配されており、長さ方向に伸縮可能である。伸縮性帯状部10は、臀部上帯11と臀部下帯12と鼠蹊部帯13と下腹部帯14とを有している。伸縮性帯状部10は、一つながりの経路として本体部50に設けられている。即ち、臀部上帯11、臀部下帯12、鼠蹊部帯13、並びに下腹部帯14は、連続的に形成されている。
図5(a)に示すように、伸縮性帯状部10は、本体部50に形成されたトンネル20と、トンネル20の内部に配置される伸縮性を有する帯状の伸縮紐25と、を有する。
図5(b)に示すように、トンネル20は、第1の生地61と第2の生地62とを縫い合わせて形成されている。第1の生地61と第2の生地62とは、一対の縫い合わせ部21において縫い合わされている。一対の縫い合わせ部21は、帯状の伸縮紐25の短手方向の幅より若干大きい距離を介して並行して延びている。トンネル20は、一対の縫い合わせ部21同士の間に形成される第1の生地61と第2の生地62の間の空間である。
縫い合わせ部21の縫製方法としては、偏平縫いを採用することが好ましい。これにより、第1の生地61及び第2の生地62として伸縮性の素材を採用した場合に、縫い合わせ部21が、生地の伸縮に追随できる。
伸縮紐25は、トンネル20の内部に収納されている。伸縮紐25は、本体部50に縫い合わされていないため、トンネル20の内部で自由に移動及び伸縮が可能である。伸縮紐25は、幅広の帯状であることが好ましい。これにより、伸縮紐25と着用者Uとの接触面積を大きくして、伸縮紐25の張力に起因する圧力を小さくできる。これによって、着用者Uの肌に対する負荷を軽減できる。
図2に示すように、伸縮性帯状部10は、着用者Uの下腹部U6に位置する張力調整部30を有する。張力調整部30は、トンネル20の開口20aと、伸縮紐25を把持する紐把持部材22とを有する。
トンネル20の開口20aからは、開口20aを挟んだ両側のトンネル20内に収納されている伸縮紐25が取り出される。開口20aから取り出された伸縮紐25には、紐把持部材22が取り付けられ、開口20aから取り出された伸縮紐25の長さを適宜調整できる。これにより、伸縮紐25のトンネル20内での張力を、着用者Uの体型や好みに合わせて随時調整することができる。
次に、伸縮性帯状部10の臀部上帯11、臀部下帯12、鼠蹊部帯13、並びに下腹部帯14について具体的に説明する。
図1に示すように、鼠蹊部帯13は、着用者Uの一対の鼠蹊部U5に沿ってそれぞれ一対延びている。鼠蹊部帯13は、着用者Uの鼠蹊部U5から斜め上方に延びて、着用者Uの側腹部U3まで達する。また、鼠蹊部帯13は、着用者Uの側腹部U3において、臀部上帯11と繋がっている。
一対の鼠蹊部帯13は、吸収パッド5の左右に配置されている。鼠蹊部帯13は、伸縮性を有し、着用者Uの臀部U4の上方に位置する臀部上帯11と繋がっているため、着用者Uの臀部U4の上部から吸収パッド5を締め付けて上方に引き上げるという効果をもたらす。これにより、着用者Uが動作した場合であっても、吸収パッド5が下がりにくくなる。
また、鼠蹊部帯13は着用者Uの鼠蹊部U5から着用者Uの大腿部U2内側に延びて臀部下帯12と繋がっている。鼠蹊部帯13は、上方において臀部上帯11と繋がって上方に引き上げられ、下方において臀部下帯12と繋がって下方に引っ張られる。即ち鼠蹊部帯13は、上下から引っ張られ、着用者Uに密着するような応力が加えられる。これにより、一対の鼠蹊部帯13の間に配置される吸収パッド5を着用者Uの股間に押し付けて吸収パッド5と着用者Uの肌との間に隙間が生じることを抑制できる。
また、鼠蹊部U5は、左右の大腿部U2の付け根である。鼠蹊部帯13は、鼠蹊部U5に沿って延びているために、着用者Uが大腿部U2を動作させる場合に、鼠蹊部帯13が動作を妨害しにくい。
図3及び図4に示すように、臀部上帯11は、着用者Uの臀部U4の上部を延びる。臀部U4は、着用者Uの背面において後方に突き出す部位である。したがって、臀部U4の上部を延びる臀部上帯11が設けられていることで、パンツ型着用物100が臀部U4より後方に下がりにくい。また、上述したように臀部上帯11は、鼠蹊部帯13と繋がっており、鼠蹊部帯13を上方に引き上げて吸収パッド5を下がりにくくする。
臀部下帯12は、着用者Uの臀部U4の下部を延びる。着用者Uの臀部U4から下方には大腿部U2が延びている。臀部下帯12は、着用者Uの臀部U4を下方から包み込んで、大腿部U2の内側に延びている。このように、臀部下帯12が着用者Uの臀部U4から大腿部U2の内側に向かって巻き付くように配されていることで、着用者Uの股間に配置された吸収パッド5を股間に沿って締め付けることができる。
また、臀部下帯12は、図4に示すように、着用者Uの臀部U4の膨らみに沿って着用者Uの側方上方に向かって延びる。臀部下帯12は、着用者Uの側腹部U3において下腹部帯14に繋がる。
下腹部帯14は、臀部下帯12と着用者Uの側腹部U3で繋がり、着用者Uの前方下腹部U6に延びる。下腹部帯14は、吸収パッド5の上方を緩やかかに曲がりながら延びる。
下腹部帯14には、着用者Uの正面中央において、張力調整部30が設けられている。
図6は、本体部50の第2の生地62(又は、第1の生地61)の展開図である。展開された第2の生地62(又は第1の生地61)において、伸縮性帯状部10は、部分的に途切れて配されている。伸縮性帯状部10は、第2の生地62をパンツ型とする縫製作業によって、接続部P1、P1同士が接続され、接続部P2、P2同士が接続され、接続部P3、P3同士が接続される。これにより、伸縮性帯状部10は、一つながりとなる。
図7は、着用者Uの側腹部U3において臀部上帯11と臀部下帯12とが交差して形成された交差部19を模式的に示す図である。
図7に示すように、臀部上帯11は、一対の縫い合わせ部21A同士の間に形成されたトンネル20Aと、トンネル20A内に通された伸縮紐25Aにより構成されている。同様に、臀部下帯12は、一対の縫い合わせ部21B同士の間に形成されたトンネル20Bと、トンネル20Bに通された伸縮紐25Aにより構成されている。
なお、臀部上帯11の伸縮紐25A及び臀部下帯12の伸縮紐25Bは、単一の伸縮紐25であるが、ここでは、説明のために別の符号を付与する。
臀部上帯11の縫い合わせ部21Aは、臀部下帯12の経路を横切らずに分断されている。同様に、臀部下帯12の縫い合わせ部21Bは、臀部上帯11の経路を横切らずに分断されている。臀部上帯11の縫い合わせ部21Aと臀部下帯12の縫い合わせ部21Bとは、交差部19の周囲で連続して繋がっている。
このように、縫い合わせ部21A及び縫い合わせ部21Bが構成されることで、臀部上帯11のトンネル20Aと、臀部下帯12のトンネル20Bは、内部空間がつながった状態となる。
交差部19において、臀部上帯11の伸縮紐25Aと、臀部下帯12の伸縮紐25Bとは、重なり合って交差する。図7においては、伸縮紐25Bが伸縮紐25Aの上を通過する例を示したが、この逆であっても良い。
交差部19において、臀部上帯11及び臀部下帯12のトンネル20A、20Bがつながり、伸縮紐25A、25Bが重なり合って交差することで、伸縮紐25A、25Bがそれぞれ独立して移動できる。
伸縮紐25Aと伸縮紐25Bとは、本体部50に取り回される単一の伸縮紐25であるため、伸縮紐25を、張力調整部30において引き延ばすことで、それぞれ、別々に動作する。これにより、それぞれの伸縮紐25A、25Bがそれぞれの長さ方向に独立に伸長される。
上述した、本実施形態のパンツ型着用物100によれば、伸縮性帯状部10の臀部上帯11と臀部下帯12とが、着用者Uの側腹部U3において、交差して交差部19を形成している。また、臀部下帯12は、着用者Uの下腹部U6に延びる下腹部帯14に繋がっている。
このように、伸縮性帯状部10は、連続する一つながりの帯として鼠蹊部帯13、臀部上帯11、臀部下帯12、並びに下腹部帯14が繋がっている。
本実施形態のパンツ型着用物100は、同一形状を有する第1の生地61と第2の生地62とが、重ねあわされている。また、第1の生地61と第2の生地62とが縫い合わせ部21において縫い合わされて、伸縮紐25を通すトンネル20が形成されている。このように、2枚の生地を重ねてトンネル20を形成することで、裁断布を1枚の生地に縫い付けてトンネル20を縫い付ける場合と比較して、容易に交差部19を形成できる。
また、本実施形態のパンツ型着用物100において、伸縮性帯状部10は、トンネル20の開口20aから引き出された伸縮紐25を把持する紐把持部材22を備えた張力調整部30を有している。伸縮紐25はトンネル20内に縫い付けられることなく伸縮自在に配されている。したがって、張力調整部30において、開口20aから伸縮紐25を引き出すことで、一つながりとなった伸縮性帯状部10の全体に張力を付与できる。
さらに、本実施形態のパンツ型着用物100によれば、伸縮性帯状部10が、鼠蹊部帯13と臀部上帯11と臀部下帯12と下腹部帯14とを有している。
パンツ型着用物100は、伸縮性帯状部10が臀部上帯11と臀部下帯12とにより着用者Uの臀部U4を上下から保持しており、本体部50が着用者Uの肌に密着して、吸収パッド5をずれにくくできる。
鼠蹊部帯13は、着用者Uの鼠蹊部U5に沿って延びて、上方において臀部上帯11と繋がっている。臀部上帯11は、着用者Uの臀部U4の上部に位置しているために、本体部50の下方へのずり落ちを抑制する効果を奏する。さらに臀部上帯11は、鼠蹊部帯13を上方に引き上げる効果を奏する。着用者Uの股間、即ち一対の鼠蹊部U5の間には、吸収パッド5が配されている。鼠蹊部帯13が上方に引き上げられることで、吸収パッド5を着用者Uの股間に密着させることができる。
また、鼠蹊部帯13は着用者Uの大腿部U2の内側で、臀部下帯12と繋がっている。これにより、大腿部U2の内側においても、着用者Uの股間を締め付けて、吸収パッド5の位置ずれを防ぐことができる。
<第2実施形態>
次に、図8、図9を基に本考案の第2実施形態に係るパンツ型着用物200について説明を行う。
図8、図9は、本実施形態のパンツ型着用物200の着用時の状態を示す図であり、図8は正面図、図9は斜め前方から見た斜視図である。
本実施形態のパンツ型着用物200は、股間部に吸収パッド105が一体的に設けられた大人用おむつである。パンツ型着用物200は、本体部150と、本体部150に配される伸縮性帯状部110と、を備える。
本体部150は、パンツ型形状を有しており不織布からなる。本体部150は、着用者Uの下半身において腹囲U1から大腿部U2の一部までを覆う。
本体部150は、着用者Uの腹囲U1を周回するように腹囲部151を有している。腹囲部151は、着用者Uの腹囲U1に合わせて伸縮するように、伸縮性の糸を用いてひだ状に縫製されたシャーリングが形成されている。
また、本体部150は、着用者Uの一対の大腿部U2において、シャーリングが形成されて着用者Uの大腿部U2に密着する大腿部締付部152を有する。
図8、図9に示すように、伸縮性帯状部110は、本体部150に帯状に配されている。伸縮性帯状部110は、臀部上帯111と臀部下帯112と鼠蹊部帯113と下腹部帯114とを有している。伸縮性帯状部110は、一つながりの経路として本体部150に設けられている。伸縮性帯状部110は、伸縮性の糸を用いて本体部150をひだ状に縫製されて形成されたシャーリングであり、長さ方向に伸縮可能である。
本実施形態のパンツ型着用物200によれば、伸縮性帯状部110が、鼠蹊部帯113と臀部上帯111と臀部下帯112と下腹部帯114とを有している。臀部上帯111と臀部下帯112とは、着用者Uの側腹部U3で交差して形成された交差部119を形成する。
鼠蹊部帯113は、着用者Uの鼠蹊部U5に沿って延びて、上方において臀部上帯111と繋がっている。臀部上帯111は、着用者Uの臀部U4の上部に位置しているために、本体部150の下方へのずり落ちを抑制する効果を奏する。加えて、臀部上帯111は、鼠蹊部帯113を上方に引き上げる効果を奏する。着用者Uの股間、即ち一対の鼠蹊部U5の間には、吸収パッド105が配されている。鼠蹊部帯113が上方に引き上げられることで、吸収パッド105を着用者Uの股間に密着させることができる。
また、鼠蹊部帯113は着用者Uの大腿部U2の内側で、臀部下帯112と繋がっている。これにより、大腿部U2の内側においても、着用者の股間を締め付けて、吸収パッド105の位置ずれを防ぐことができる。
以上のとおり、本考案の一実施形態を説明したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本考案の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本考案は実施形態によって限定されるものではない。
5、105…吸収パッド(パッド)
10、110…伸縮性帯状部
11、111…臀部上帯
12、112…臀部下帯
13、113…鼠蹊部帯
14、114…下腹部帯
19、119…交差部
20、20A、20B…トンネル
20a…開口
21、21A、21B…縫い合わせ部
22…紐把持部材
25、25A、25B…伸縮紐
30…張力調整部
50、150…本体部
51、151…腹囲部
61…第1の生地
62…第2の生地
100、200…パンツ型着用物
U…着用者
U1…腹囲
U2…大腿部
U3…側腹部
U4…臀部
U5…鼠蹊部
U6…下腹部

Claims (10)

  1. 着用者の股間に対応する部位に尿を吸収するパッドを取り付けることができる、又は一体的に取り付けられているパンツ型着用物であって、
    パンツ型形状の本体部と、前記本体部に配され長さ方向に伸縮する伸縮性帯状部と、を備え、
    前記伸縮性帯状部は、着用者の臀部の上部を延びる臀部上帯と、着用者の臀部の下部を延びる臀部下帯と、着用者の鼠蹊部に沿って延びる鼠蹊部帯と、を有し、前記鼠蹊部帯は着用者の鼠蹊部から上方に延びて着用者の側腹部で前記臀部上帯と繋がっている、
    パンツ型着用物。
  2. 前記鼠蹊部帯は着用者の鼠蹊部から着用者の大腿部内側に延びて前記臀部下帯と繋がっている、
    請求項1に記載のパンツ型着用物。
  3. 前記臀部上帯と前記臀部下帯とが着用者の側腹部で交差する、
    請求項1又は2に記載のパンツ型着用物。
  4. 前記伸縮性帯状部は、さらに前記臀部下帯と着用者の側腹部で繋がり着用者の前方下腹部に延びる下腹部帯を有する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のパンツ型着用物。
  5. 前記伸縮性帯状部は、連続する一つながりの帯として前記本体部に配される、
    請求項1〜4の何れか一項に記載のパンツ型着用物。
  6. 前記本体部は、着用者の肌側に位置する第1の生地と、前記第1の生地の外側に位置する第2の生地と、を有し、
    前記伸縮性帯状部は、前記第1の生地と前記第2の生地とを縫い合わせて形成されたトンネルに伸縮性を有する帯状の伸縮紐が通されて形成されている、
    請求項1〜5の何れか一項に記載のパンツ型着用物。
  7. 前記第1の生地と前記第2の生地は、同一形状を有しており、着用者の大腿部の周囲及び腹囲部で互いに縫い合わされて一体化されている、
    請求項6に記載のパンツ型着用物。
  8. 前記トンネルの経路中に、開口が設けられ、
    前記開口から取り出された伸縮紐を把持する紐把持部材を有する、
    請求項6又は7に記載のパンツ型着用物。
  9. 前記伸縮性帯状部が、伸縮性の糸を用いて前記本体部をひだ状に縫製されて形成されたシャーリングである、
    請求項1〜5の何れか一項に記載のパンツ型着用物。
  10. 前記本体部が、不織布からなる、
    請求項9に記載のパンツ型着用物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107772555A (zh) * 2017-10-12 2018-03-09 海宁市伊丽特针织有限公司 一种无缝护臀裤及无缝缝合机的驱动机构

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