JP6429741B2 - 使い捨てのパンツ型おむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨てのパンツ型おむつに関する。
従来、レッグ開口縁部にレッグ弾性部が配置された使い捨てのパンツ型おむつは公知である。例えば、特許文献1には、吸収パネルとその外面に取り付られたベースパネルとを含み、吸収パネルの両側部に縦方向へ延びるレッグ弾性部が配置された使い捨てのパンツ型おむつが開示されている。
特開2014−171690号公報
特許文献1に開示されたおむつでは、レッグ弾性部の一部が吸液構造体の両側部から横方向の外側へ延出しており、比較的に幅広の弾性域を形成して着用者の大腿部に面状にフィットするので、レッグ開口縁部に弾性糸からなるレッグ弾性体を配置する場合に比して、フィット性が向上するとともに排泄物の横漏れを効果的に防止することができる。
しかし、かかる従来のおむつにおいては、クロッチ域全体の横方向の寸法が同じであって、その横方向の寸法を比較的に大きくした場合には、クロッチ域の後ウエスト域側によって臀部を覆うことができるが、クロッチ域の前ウエスト域側においては、歩行時において脚部の動きを阻害するおそれがある。また、その横方向の寸法を比較的に小さくした場合には、クロッチ域の前ウエスト域側において歩行時等において脚部の動きを阻害することを抑制できるが、クロッチ域の後ウエスト域においては臀部の一部が露出してしまうおそれがある。
また、一般的な下着においては、下着本体とは別体の弾性シートをレッグ開口縁部に取り付けることによって柔らかな風合いを有し、着用したときに脚部の動きが阻害されないようなイメージを与えることができる。一方、一般的なおむつにおいては、レッグ開口縁部に配置された弾性部材は、レッグ開口縁部の内外面を形成するシート間に介在されて固定されており、下着のような柔らかな風合いを備えることはなく、おむつ特有の外観を有する。
そこで、本発明は、従来のおむつの改良であって、レッグ開口縁部のフィット性に優れ、かつ、着用者の脚部の動きを阻害することなく、臀部を安定的に被覆することのできるとともに、下着のような柔らかな風合いのある使い捨てのパンツ型おむつの提供を課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、縦方向及び横方向を有し、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを画定するベースパネルと、前記前後ウエスト域の両側縁部を互いに連結するサイドシームと、一対のレッグ開口とを含む使い捨てのパンツ型おむつに関する。
本発明に係る使い捨てのパンツ型おむつは、前記ベースパネルに取り付けられた吸収パネルをさらに含み、前記クロッチ域の両側縁部には、前記ベースパネル及び前記吸収パネルとは別体からなる帯状の一対の第1レッグ弾性部が配置されており、前記前後ウエスト域のうちの前記クロッチ域側に位置する内端部には第2レッグ弾性部が配置されており、前記一対の第1レッグ弾性部は、前記吸収パネルの前記横方向の外側に位置し、かつ、前記ベースパネルの両側縁から前記横方向の外側に延出しており、互いに最も接近して前記前後ウエスト域に向かうにつれて離間する湾曲形状であって、前記前後ウエスト域において前記ベースパネルに固定された前後固定端部を有しており、前記後固定端部は前記前固定端部よりも前記横方向の外側に位置し、前記後固定端部間の前記横方向における離間寸法は、前記前固定端部間の前記横方向における離間寸法よりも大きく、前記第1レッグ弾性部と前記第2レッグ弾性部とが、平面視において互いに重なることを特徴とする。
本発明に係る使い捨てのパンツ型おむつの一つ以上の実施形態によれば、第1レッグ弾性部がベースパネルとは別体の弾性部材から形成されていることによって、一般的なおむつの外観とは異なり、下着のような柔らかな風合いのある外観を呈する。また、第1レッグ弾性部と第2レッグ弾性部とによってレッグ開口縁部全体が着用者の大腿部に面状にフィットされるので、排泄物の横漏れを防止しうる。さらに、おむつ10の前側において、着用者の脚部の動きが阻害されることはなく、かつ、後側において臀部全体を覆うことができ、着用感に優れる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的又は好ましい実施の形態を含む。
本発明の使い捨てのパンツ型おむつの一例として示す、第1実施形態に係るおむつの使用状態における斜視図。 おむつを構成する各弾性体の最大伸長時(弾性材料の収縮作用によるギャザーがなくなる程度)まで縦方向及び横方向に伸展したおむつの一部破断展開平面図。 (a)第1レッグ弾性部の平面図。(b)図2のIIIb−IIIb線に沿う模式的断面図。 弾性シートを仮想線で示した、ベースパネルの平面図。 着用状態におけるおむつの側面図。 第2実施形態に係るおむつの図4と同様の展開平面図。 第2実施形態の変形例の一例におけるおむつの図4と同様の展開平面図。 第3実施形態に係るおむつの図4と同様の展開平面図。
下記の実施の形態は、図1〜図8に示す使い捨てのパンツ型おむつに関し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい構成を含む。
<第1実施形態>
図1〜図3を参照すると、本発明に係る使い捨てのパンツ型おむつの一例として示すおむつ10は、縦方向Y及びそれに直交する横方向Xと、縦方向Yに沿う縦中心線Pと横方向Xに沿う横中心線Qと、肌対向面側及びそれに対向する非肌対向面側と、前ウエスト域11と、後ウエスト域12と、前後ウエスト域11、12間に位置するクロッチ域13とを有する。おむつ10は、その外形をなすベースパネル14と、ベースパネル14の肌対向面側に位置する吸収パネル16と、吸収パネル16とは別体であって、クロッチ域13の両側縁部に取り付けられた一対の第1レッグ弾性部17とをさらに有する。縦中心線Pは、おむつ10の横方向Xの寸法を2等分するものであって、横中心線Qは、おむつ10の縦方向Yの寸法を2等分するものであって、おむつ10は、縦中心線Pに関して対称をなしている。前記ベースパネル14は、前後ウエスト域11、12及びクロッチ域13を画定する、おむつ10の外形をなすものであって、本実施形態のように、1つのパネル部材で形成されるものの他に、前後ウエスト域11,12を形成する2つの前後ウエストパネルと、それらの間に位置して縦方向Yへ延びるクロッチパネルとから構成されたものを含む。
図2及び図4を参照すると、クロッチ域13は、説明の便宜上、横中心線Qから前ウエスト域11側に位置する前方区域18と、横中心線Qから後ウエスト域12側に位置する後方区域19とに区分される。クロッチ域13は、前ウエスト域11と前方区域18との境界をなす前端縁13aと後ウエスト域12と後方区域19との境界をなす後端縁13bとを有する。
ベースパネル14は、互いに縦方向Yにおいて対向する前後端縁14a,14bと、前後端縁14a,14b間において縦方向Yへ曲状に延びる両側縁14c,14dとを有する。ベースパネル14の両側縁部(おむつ10の両側縁部)は、着用者の大腿部に沿ってフィットするようにクロッチ域13において凹曲状に形成されている。また、前ウエスト域11の側縁部11c,11dと後ウエスト域12の側縁部12c,12dとは、縦方向へ断続的に延びる複数のサイドシーム20によって連結されており、ウエスト開口21及び一対のレッグ開口22が画定される。サイドシーム20は、ホットメルト接着剤等の公知の接着剤のほかに、ヒートシールや超音波シール(ソニックシール)等の公知の熱溶着手段を用いることができる。
<第1レッグ弾性部>
図2及び図3(a)を参照すると、一対の第1レッグ弾性部17は、帯状の弾性部材であって、ベースパネル14の両側縁部に固定されている。第1レッグ弾性部17は、前後端縁17a,17bと、前後端縁17a,17b間において湾曲して縦方向Yへ延びる内側縁17cと、内側縁17cと横方向Xにおいて対向する外側縁17d(クロッチ域の側縁)とによって外形輪郭をなしている。第1レッグ弾性部17は、前ウエスト域11の内端部に固定された前固定端部24と、後ウエスト域12の内端部に固定された後固定端部25と、前後固定端部24,25間に位置する中間部26とを有する。第1レッグ弾性部17は、おむつ10の縦方向Yの寸法L1が400〜500mmの場合において、その長さ寸法L2が約280〜330mm、幅寸法W2が約30〜60mmである。
図3(b)及び図4を参照すると、第1レッグ弾性部17は、中間部26においてベースパネル14の側縁から横方向Xの外側へ延出した自由側縁部27をさらに有し、内側縁17c側の部分に位置する接合部28を介してベースパネル14に固定されている。接合部28は、ベースパネル14と第1レッグ弾性部17との一方の対向面に塗布されたホットメルト接着剤または超音波接合等の公知の熱溶着手段によって形成される。本実施形態においては、接合部28は、超音波接合によって形成された熱溶着された部分であって、第1レッグ弾性部17の内側縁17cに沿って断続的に配置される。
各第1レッグ弾性部17は、複数条のストリング状又はストランド状のレッグ弾性体30と、レッグ弾性体30を被覆するカバーシート31とを有する。カバーシート31は、1枚の繊維不織布又はプラスチックシートから形成されており、第1レッグ弾性部17は、2つに折り曲げられたカバーシート31の間において伸長状態で収縮可能に固定される。レッグ弾性体30には、ストリング状又はストランド状の弾性材料のほかに、所定の幅及び厚さを有するウレタン等からなるシート状弾性材料から形成することもできる。第1レッグ弾性部17は、2つに折り曲げられたカバーシート31の側縁部どうしが重なる部分が接合部28を介してベースパネル14に固定される。かかる接合態様を有することによって、カバーシート31の側縁部どうしを接合するための接着剤が不要であって、また、カバーシート31の折曲部分によって自由側縁部が形成されるので、ドライエッジ状のカバーシート31の側縁部によって自由側縁部が形成される場合と異なり、着用者の身体に触れても肌を刺激することはない。
また、伸長性を向上させるために、第1レッグ弾性部17においてその長方向において起伏を繰り返す賦形パターンをなすように、ギア加工による賦形処理を施すこともできる。また、第1レッグ弾性部17として、弾性伸縮性繊維不織布を用いることもできる。第1レッグ弾性部17として弾性伸縮性繊維不織布を用いた場合には、肌触りが柔軟であって、比較的に高い伸長応力を有する場合であっても、ゴム痕が身体に付着するのを抑制することができる。このように、第1レッグ弾性部17を弾性伸縮性繊維不織布から形成する場合には、着用者の脚回りに対する十分なフィット性を確保するために、少なくとも外側縁17d側において複数条の弾性糸を取り付けることが好ましい。
<ベースパネル>
ベースパネル14は、肌対向面側に位置する内層シート35と、非肌対向面側に位置する外層シート36とを有する。内外層シート35,36には、不透液性であって、SMS(スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド)繊維不織布、スパンボンド不織布、エアスルー繊維不織布等の公知の繊維不織布やプラスチックシート、複数の公知の繊維不織布を接合してなるラミネートシート、公知の繊維不織布とプラスチックシートを接合してなるラミネートシート等を用いることができる。内外層シート35,36は、互いに少なくとも一方の内面に塗布されたホットメルト接着剤または公知の熱溶着手段によって接合される。
内外層シート35,36のうちの少なくとも一方であって、好ましくは内層シート35には、弾性繊維不織布を用いることができる。弾性繊維不織布としては、例えば、弾性繊維(弾性フィラメント)から構成されたスパンボンド不織布、エアスルー不織布、ニードルパンチ不織布等各種公知の製法によって製造された伸縮性の繊維不織布等がある。弾性繊維は、熱可塑性エラストマーやゴムなどを原料とするものであって、特に熱可塑性エラストマーを原料として用いる場合には、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、またそのようにして得られた繊維は熱融着させ易く、伸縮性の繊維不織布として好適である。
外層シート36の縦方向Yの寸法は内層シート35のそれよりも大きく、外層シート36のうちの内層シート35の前後端縁から縦方向Yの外側に位置する延出部分(折曲部分)36aは、該前後端縁に沿って内方へ折り曲げられて内層シート35に固定されている。折曲部分36aと内層シート25との間には、ウエスト開口に沿って延びる複数条ストリング状又はストランド状の上方ウエスト弾性体37が伸長状態で収縮可能に配設される。
<第2レッグ弾性部>
ベースパネル14は、内層シート35の肌対向面側に固定された弾性シート40をさらに有する。弾性シート40は、前後ウエスト域11,12の内端側に位置しており、少なくとも横方向Xへ弾性伸縮可能であって、2枚の非弾性繊維不織布間に複数条のストリング状又はストランド状の弾性要素を介在させて形成された複合シートから形成されている。
弾性シート40は、ベースパネル14の両側縁から縦方向Yの内側へ延出した自由部を有しており、前後ウエスト域11,12においてベースパネル14に固定された下方ウエスト弾性部41と、該自由部から形成された第2レッグ弾性部42とを有する。第2レッグ弾性部42は、ベースパネル14の両側縁間(具体的には、前後ウエスト域11、12の両側縁11c,11d,12c,12dから縦方向Yの内側へ延びるライン間)において横方向Xへ延び、かつ、前後ウエスト域11,12の内端縁11a,12aから縦方向Yの内側へ延出している。内層シート35を伸縮性不織布から形成する場合には、おむつ10全面が弾性伸縮性を有するが、下方ウエスト弾性部41を設けることによって、上方ウエスト弾性体37とともに、着用状態において、より身体に対する保持力を向上させることができる。第2レッグ弾性部42は、第1レッグ弾性部17と平面視において互いに重なる限りにおいて、その一部がベースパネル14から延出せず、全体がベースパネル14上に位置していてもよいし、弾性を有するベースパネル14の一部から形成されていてもよい。また、下方ウエスト弾性部41と第2レッグ弾性部42とは、同一の弾性シートから形成されているが、それぞれ別体のシートから形成されていてもよい。それらが別体のシートから形成する場合には、互いに異なる伸縮率や伸長応力を適宜必要に応じて設定することができる。また、弾性シート40のうちの第2レッグ弾性部42において、その伸長性を向上させるために、ギア加工による賦型処理が施されていてもよい。
前後ウエスト域11,12及びクロッチ域の前後方区域18,19において、第1レッグ弾性部17と第2レッグ弾性部42とは、おむつ10の平面視において互いに重なり合っている。前後ウエスト域11,12の内端部において第1レッグ弾性部17の前後端部24,25を覆うように弾性シート40が固定されており、クロッチ域13の前後方区域18,19においては、第1レッグ弾性部17の一部と第2レッグ弾性部42の一部とが互いに重なっている。ここで、「第1レッグ弾性部17と第2レッグ弾性部52とが、おむつの平面視において互いに重なり合っている」とは、おむつ10の着用される前の状態において、平面視において重なり合っていること(又は、互いに交差していること)を意味するものであって、両レッグ弾性部17,42が重なり合っている部分において互いに固定されている場合のほかに、重なり合っている部分において互いに固定されていない場合も含むものである。すなわち、両レッグ弾性部17,42の重なり合っている部分が互いに固定されていない場合であっても、一方の弾性部が伸長されたときに、その伸長力が他方の弾性部に作用すればよい。このように、第1及び第2レッグ弾性部17,42によって、レッグ開口縁部に沿って連続して弾性帯が伸びることによって、複数のギャザーがレッグ開口周りに連続して形成され、フィット性に優れた下着のような柔らかな風合いのある印象を与えることができる。
<吸収パネル>
図2及び図3(b)を参照すると、吸収パネル16は、縦長方形状を有し、肌対向面側に位置する透液性の身体側ライナー50と、非肌対向面側に位置する不透液性の被覆シート51と、両シート50,51の間に介在された吸収体52と、吸収体52と被覆シート51との間に配置された防漏シート57とをさらに含む。
吸収体52は、前後端縁と、前後端縁間において凹曲状に縦方向Yへ延びる両側縁とを有し、クロッチ域13を中心として前後ウエスト域11,12まで延在している。吸収体52は、フラッフ木材パルプと超吸収性ポリマー粒子(SAP)との混合物から形成され、所要の形状に賦型された半剛性の吸収性コアと、吸収性コアを包被する液拡散性のティッシュペーパ等から形成されたコアラップシート(保形シート)とを有する。防漏シート57は、不透液性のプラスチックフィルム又は繊維不織布から形成されており、好ましくは吸収体52の底面全体を被覆する大きさを有する。
吸収パネル16は、吸収体52の前後端縁の縦方向Yの外側に位置するエンドフラップと、吸収体52の両側縁の横方向Xの外側に位置するサイドフラップとを有する。吸収パネル16は、前後端部に位置する前後接合域(図示せず)を介してベースパネル14に接合される。前後接合域は、例えば、前後端部の非肌対向面に塗布されたホットメルト接着剤から形成される。吸収パネル16は、前後端部に位置する前後接合域を介してベースパネル14と接合されており、他の領域においてはベースパネル14に固定されていない。したがって、吸収パネル16のうちの非肌対向面全域がベースパネル14に固定されている場合に比して、おむつ10全体が柔軟性に優れる。また、内層シート35が弾性伸縮性シートから形成されているときには、ベースパネル14に吸収パネル16全体が固定されている場合に比して、その弾性伸縮性が阻害されるのを抑制することができる。
被覆シート51は、吸収体52の両側縁から横方向Xの外側に延びる両側部を有する。両側部は、縦中心線P側へ(横方向Xの内方へ)折り曲げられて重ねられた部分を互いに固定してなる近位部と、前後ウエスト域11,12において身体側ライナー50に固定された、エンドフラップの一部を形成する前後固定部と、被覆シート51の一部をスリーブ状に折り曲げて固定することによって形成された遠位縁部(自由縁部)とを有する。近位部には、縦方向Yに延びる複数条のストリング状又はストランド状のガスケットカフ弾性体56が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。遠位縁部には、縦方向Yへ延びるストリング状又はストランド状のバリアカフ弾性体55が伸長状態で収縮可能に固定される。遠位縁部は、おむつ10の着用状態において、バリアカフ弾性体55の収縮作用によって身体側ライナー50の肌対向面から離間し、排泄物の横漏れを防止するための一対のバリアカフが形成される。また、近位部は、ガスケットカフ弾性体56の収縮作用によって起立し、バリアカフとともに排泄物の横漏れを防止するガスケットカフを形成する。
図2、図3(a)及び図4を参照すると、一対の第1レッグ弾性部17は、クロッチ域13において、より具体的にはクロッチ域13の中央部において、最も接近して前後ウエスト域11,12に向かうにつれて互いに離間する湾曲形状を有している。クロッチ域13の両側縁部は、一対の第1レッグ弾性部17によって形成されており、クロッチ域13は、一対のレッグ弾性部17が最も近接する最狭部分60よりも後ウエスト域12側において、横方向Xの外側へ凸となる湾曲状を有するとともに、最狭部分60よりも前ウエスト域11側において、横方向Xの内側へ凸となる湾曲状を有している。
一対の第1レッグ弾性部17がかかる特異な形状を有することから、クロッチ域13は、横中心線Qの位置する中央部から縦方向Yの外側へ次第に幅広となる形状を有し、クロッチ域13の後端縁13bにおける横方向Xの寸法は、クロッチ域13の前端縁13aにおける横方向Xの寸法よりも大きくなっている。また、第1レッグ弾性部17において、後方区域19の横中心線Qから後方へ漸次幅広となる度合いは、前方区域18の横中心線Qから前方へ漸次幅広となる度合いよりも大きく、横中心線Qから前方と後方とに同寸法離間した位置におけるクロッチ域13の横方向Xの寸法は、後方区域19の方が前方区域18よりも大きくなっている。
第1レッグ弾性部17の後固定端部25間の横方向Xにおける離間寸法(一対の第1レッグ弾性部17の内側縁17c間の離間寸法)R2は、前固定端部24間の横方向Xにおける離間寸法R1よりも大きくなっており、各第1レッグ弾性部17の前固定端部24は、その後固定端部25よりも横方向Xの内側に位置している。具体的には、第1レッグ弾性部17の前固定端部24間の横方向Xの離間寸法R1が約120〜200mm、後固定端部25間の横方向Xの離間寸法R2が約250〜330mmである。本実施形態においては、離間寸法R1が約160mm、離間寸法R2が約290mmである。
再び、図1を参照すると、クロッチ域13の後端縁13bの横方向Xの寸法が前端縁13aの横方向Xの寸法よりも大きくなっていることから、おむつ10の自然状態、すなわち、おむつ10を平置きした状態において、サイドシーム20よりも前ウエスト域11側に位置する前側レッグ開口22aがサイドシーム20よりも後ウエスト域12側に位置する後側レッグ開口22bよりも大きくなっている。そのため、おむつ10の自然状態において、「前側/後側」等の前後ウエスト域を識別するための表示要素を前後ウエスト域の外面に配置しなくても、前ウエスト域11と後ウエスト域12とをすぐに判別することができる。
図5を参照すると、おむつ10の着用状態において、レッグ開口周縁部は、所定幅を有する第1レッグ弾性部17とそれと平面視において互いに重なる第2レッグ弾性部42とによってレッグ開口を画成する弾性帯が形成されており、それらが伸長されて大腿部に面状にフィットされることからフィット性に優れ、排泄物の横漏れを効果的に防止しうる。また、クロッチ域13の前方区域18が比較的に幅狭であることから、着用者が歩行時において脚部を前方へ移動させたときであっても、前方区域18が大腿部に当接してその動きを阻害することはない。一方、クロッチ域13の後方区域19は比較的に幅広であることから、臀部をその一部が露出することなく覆うことができる。このように、第1及び第2レッグ弾性部17,42によってレッグ開口周り全体を着用者に身体に対して面状にフィットさせることができるとともに、その形状や配置パターンをコントロールすることによって、着用者の脚部の動きを抑制することなく、かつ、臀部を露出させずに安定的に被覆することができる。
かかる効果を奏するために、例えば、クロッチ域の外形輪郭として、後ウエスト域側から前ウエスト域側へ向かうにつれて次第に縦中心線に近づくように直線状に延びる両側縁を形成することも考えられるが、かかる場合には、クロッチ域の前端縁に最狭部分が位置することになり、股間の前面全体を被覆することができないおそれがある。本実施形態に係るおむつ10においては、最狭部分60がクロッチ域13の中央部に位置することによって、クロッチ域13の中央部が鼠蹊部に挟まれて、吸収パネル16が変形してその吸液性能が低減されるのを抑制することができる。
本実施形態においては、ベースパネル14がクロッチ域13の外形ライン(第1レッグ弾性部17の外側縁17d)に沿うような湾曲状を有していることから、その両側縁部に一対の第1レッグ弾性部17を取り付けることによって、クロッチ域13の前後方区域18,19において横方向Xの寸法の相違が生じているが、ベースパネル14全体が矩形状であって、クロッチ域13の横方向Xの寸法が前後方区域18,19においてほぼ同等の場合やそれらの湾曲度合いがほぼ同じ場合であっても、第1レッグ弾性部17の形状や配置態様をコントロールする(例えば、第1レッグ弾性部17の幅寸法や湾曲度合を適宜調整する)ことによって、前後方区域18,19の横方向Xの寸法を相違させることができる。
また、通常のおむつでは、おむつ本体の横方向の中心から横方向の外側へ向かって連続して延びるシート間にレッグ弾性体を介在させて固定することによって、レッグ開口縁部に弾性を付与している。したがって、おむつ本体を形成するかかるシート自体がレッグ弾性体によって収縮された状態となり、該収縮部分はおむつ本体の一部として認識されるような外観を有する。一方、本実施形態に係るおむつ10においては、ベースパネル14(おむつ本体)とは、別体の第1レッグ弾性部17を有するものであるから、ベースパネル14と第1レッグ弾性部17との間にそれらを接合する接合部28が存在したり、第1レッグ弾性部17のシートが接合部28から延出するフリル部分を有することから、おむつ本体と第1レッグ弾性部17とが異なる外観を有し、より下着らしい印象を与えることができる。また、より好ましくは、第1レッグ弾性部17に隣接するベースパネル14側のシートにも、フリル部分が存在している。かかるベースパネル14側のシートには弾性部材が配置されていないので、第1レッグ弾性部17とは異なるフリル形状となり、より下着らしい風合いとなる。
本実施形態においては、第2レッグ弾性部42と下方ウエスト弾性部41とは同一の弾性シート40から形成されているので、第2レッグ弾性部42とつながる第1レッグ弾性部17は、下方ウエスト弾性部41の伸縮に連動する。そのために、おむつ10の着用状態において下方ウエスト弾性部41が伸長されたときに第1レッグ弾性部17も間接的にそれに連動して伸長されてレッグ開口縁部全体が引き上げられて身体にフィットされる。このように、レッグ開口周りにおいて連続する弾性帯を形成する限りにおいて、弾性シート40は、第1レッグ弾性部17と同等、それよりも幅狭又は幅広であってもよいし、前後ウエスト域11,12の内端縁から縦方向Yの外側へ延出していなくてもいい。
<第2実施形態>
図6は、第2実施形態に係る図4と同様の図である。本実施形態に係るおむつ10の基本的構成は第1実施形態と同様であって、相違する点についてのみ、以下に説明する。
図6を参照すると、本実施形態においては、前後ウエスト域11,12の両側縁間において横方向Xへ延びる弾性シートが配置されておらず、第1レッグ弾性部17と同様の構成、すなわち、カバーシートと複数条のストリング状又はストランド状の弾性糸とを有する複合シートから形成された第2レッグ弾性部70が配置されている。第2レッグ弾性部70は、第1レッグ弾性部17と同等の幅寸法を有し、前後ウエスト域11,12のサイドシーム20から直状に横方向Xの内側へ向かって第1レッグ弾性部17の前後固定端部24,25まで延びている。第2レッグ弾性部70の内端部は、第1レッグ弾性部17の前後固定端部24,25を覆うように固定される。第2レッグ弾性部70は、ベースパネル14の両側縁から延出しておらず、着用状態において、第2レッグ弾性部70が着用者の大腿部に当接してその動きを抑制することはない。
本実施形態においては、レッグ開口縁部に沿う弾性帯が3つの弾性部材によって構成されているが、レッグ開口周りにおける所要のフィット性が確保される限りにおいて、2つの弾性部材、すなわち、第1レッグ弾性部17と前ウエスト域11の内端部に配置された第2レッグ弾性部70、第1レッグ弾性部17と後ウエスト域12の内端部に固定された第2レッグ弾性部70とから構成されていてもよい。さらに、全体における連動性を向上させるために、第1レッグ弾性部17と第2レッグ弾性部70とを連続する一つの弾性部材から形成することもできる。
<変形例>
図7は、第2実施形態に係るおむつ10の変形例の一例を示す図4と同様の展開平面図である。本変形例においては、第2レッグ弾性部70が湾曲して延びた形状を有している。第2レッグ弾性部70が湾曲状を有することによって、第1レッグ弾性部17と第2レッグ弾性部70とによって形成されるレッグ開口周縁部の外形が湾曲状を有し、曲状をなす大腿部に沿ってフィットされるのでフィット性に優れる。第2レッグ弾性部70の湾曲度合いは、第1レッグ弾性部17と連続するようにその湾曲度合いと同じであってもよいし、相違していてもよい。
<第3実施形態>
図8は、第3実施形態に係るおむつの図4と同様の展開平面図である。本実施形態に係るおむつ10の基本的構成は第1実施形態と同様であるところ、相違する点についてのみ、以下に説明する。
図8を参照すると、本実施形態において、第1レッグ弾性部17は、収縮した状態でベースパネル14に固定されており、第1レッグ弾性部17には多数のギャザー80が形成されている。すなわち、クロッチ域13の縦方向Yにおける寸法、前ウエスト域11の内端縁11aと後ウエスト域12の内端縁12aとの間における湾曲状を有するベースパネル14の両側縁部の長さ寸法L3は約200〜300mmであるのに対し、それに取り付けられる第1レッグ弾性部17の最大伸長時の有効伸長寸法L4は約230〜400mmである。ここで、有効伸長寸法とは、ベースパネル14に固定された前後固定端部24,25を除く、第1レッグ弾性部17の中間部26の弾性的に伸縮可能な部分の長さ寸法L4をいう。したがって、第1レッグ弾性部17は、それが固定されているベースパネル14の両側縁部の長さ寸法L3よりも少なくとも1.05倍以上、好ましくは1.1倍以上、さらに好ましくは1.3倍以上弾性的に伸長可能なものである。
このように、第1レッグ弾性部17が収縮状態で取り付けられている(製造工程において、オーバーフィードされている)ことによって、着用者の身体の大きさに合わせた適応範囲を拡げることができる。また、例えば、比較的にオーバーフィードの量を多くすることによって、おむつ10を着用するためにウエスト開口を拡げた際に、レッグ開口縁部が伸長されず、レッグ開口22の下端においては弛緩した状態で下方へ垂れ下がったような態様を呈するようにすることもできる。かかる場合には、レッグ開口22が比較的に大きく形成され、脚先をレッグ開口縁部に引っ掛けることなく挿入することができる。
おむつ10を構成する各構成部材には、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、おむつ10は、前後ウエスト域11,12とクロッチ域13とがそれぞれ別体のパネル部材から形成された態様であってもよいし、プルオン型の使い捨ておむつに限らず、前後ウエスト域11,12のサイドシーム20が予め連結されていない、いわゆるオープン型の使い捨ておむつであってもよいし、また、前後ウエスト域の両側縁部を再連結可能ないわゆるリクローズ型おむつであってもよい。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記の事項に整理することができる。
縦方向及び横方向を有し、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを画定するベースパネルと、前記前後ウエスト域の両側縁部を互いに連結するサイドシームと、一対のレッグ開口とを含む使い捨てのパンツ型おむつにおいて、前記ベースパネルに取り付けられた吸収パネルをさらに含み、前記クロッチ域の両側縁部には、前記ベースパネル及び前記吸収パネルとは別体からなる帯状の一対の第1レッグ弾性部が配置されており、前記前後ウエスト域のうちの前記クロッチ域側に位置する内端部には第2レッグ弾性部が配置されており、前記一対の第1レッグ弾性部は、前記吸収パネルの前記横方向の外側に位置し、かつ、前記ベースパネルの両側縁から前記横方向の外側に延出しており、互いに最も接近して前記前後ウエスト域に向かうにつれて離間する湾曲形状であって、前記前後ウエスト域において前記ベースパネルに固定された前後固定端部を有しており、前記後固定端部は前記前固定端部よりも前記横方向の外側に位置し、前記後固定端部間の前記横方向における離間寸法は、前記前固定端部間の前記横方向における離間寸法よりも大きく、前記第1レッグ弾性部と前記第2レッグ弾性部とが、平面視において互いに重なることを特徴とする。
上記段落0048に開示した本発明に係る使い捨てのパンツ型おむつは、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)前記クロッチ域は、前記第1レッグ弾性部のうちの前記最も近接する位置よりも前記後ウエスト域側において、前記横方向の外側へ凸となる湾曲状を有する。
(2)前記クロッチ域は、前記第1レッグ弾性部のうちの前記最も近接する位置よりも前記前ウエスト域側において、前記横方向の内側へ凸となる湾曲状を有する。
(3)前記第1レッグ弾性部は、前記ベースパネルの両側縁から前記横方向の外側へ延出している。
(4)前記第2レッグ弾性部は、前記ベースパネル側縁から前記横方向の内側へ延び、かつ、前記前後ウエスト域の内端縁から前記縦方向の内側へ延出している。
(5)前記第1レッグ弾性部の最大伸長時の有効伸長寸法は、前記前後ウエスト域の内端縁間に位置する前記ベースパネルの両側縁部の長さ寸法よりも大きい。
(6)前記第1レッグ弾性部と前記第2レッグ弾性部とは別体であって、前記第2レッグ弾性部が前記第1レッグ弾性部の前記前後固定端部を覆うように固定される。
(7)前記第1及び第2レッグ弾性部のうちの少なくとも一方は、ギア加工による賦形処理が施されている。
(8)前記第2レッグ弾性部が湾曲形状を有する。
(9)おむつの自然状態において、前記レッグ開口は、前記前ウエスト域側に位置する前側レッグ開口と、前記後ウエスト域側に位置する後側レッグ開口とを有し、前記前側レッグ開口が前記後側レッグ開口よりも大きい。
10 使い捨てのパンツ型おむつ
11 前ウエスト域
11a 前ウエスト域の内端縁
12 後ウエスト域
12a 後ウエスト域の内端縁
13 クロッチ域
14 ベースパネル
15 吸液構造体
16 ベースパネル
17 第1レッグ弾性部
20 サイドシーム
22 レッグ開口
22a 前側レッグ開口
22b 後側レッグ開口
24 第1レッグ帯状体の前固定端部
25 第2レッグ帯状体の後固定端部
L3 前後ウエスト域の内端縁間に位置するベースパネルの両側縁の長さ寸法
L4 レッグ弾性帯状体の最大伸長時の有効伸長寸法
X 横方向
Y 縦方向

Claims (9)

  1. 縦方向及び横方向を有し、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを画定するベースパネルと、前記前後ウエスト域の両側縁部を互いに連結するサイドシームと、一対のレッグ開口とを含む使い捨てのパンツ型おむつにおいて、
    前記ベースパネルに取り付けられた吸収パネルをさらに含み、
    前記クロッチ域の両側縁部には、前記ベースパネル及び前記吸収パネルとは別体からなる帯状の一対の第1レッグ弾性部が配置されており、
    前記前後ウエスト域のうちの前記クロッチ域側に位置する内端部には第2レッグ弾性部が配置されており、
    前記一対の第1レッグ弾性部は、前記吸収パネルの前記横方向の外側に位置し、かつ、前記ベースパネルの両側縁から前記横方向の外側に延出しており、互いに最も接近して前記前後ウエスト域に向かうにつれて離間する湾曲形状であって、前記前後ウエスト域において前記ベースパネルに固定された前後固定端部を有しており、前記後固定端部は前記前固定端部よりも前記横方向の外側に位置し、前記後固定端部間の前記横方向における離間寸法は、前記前固定端部間の前記横方向における離間寸法よりも大きく、
    前記第1レッグ弾性部と前記第2レッグ弾性部とが、平面視において互いに重なることを特徴とする前記パンツ型おむつ。
  2. 前記クロッチ域は、前記第1レッグ弾性部のうちの前記最も近接する位置よりも前記後ウエスト域側において、前記横方向の外側へ凸となる湾曲状を有する請求項1に記載のおむつ。
  3. 前記クロッチ域は、前記第1レッグ弾性部のうちの前記最も近接する位置よりも前記前ウエスト域側において、前記横方向の内側へ凸となる湾曲状を有する請求項1又は2に記載のおむつ。
  4. 前記第2レッグ弾性部は、前記ベースパネルの側縁から前記横方向の内側へ延び、かつ、前記前後ウエスト域の内端縁から前記縦方向の内側へ延出している請求項1〜のいずれかに記載のおむつ。
  5. 前記第1レッグ弾性部の最大伸長時の有効伸長寸法は、前記前後ウエスト域の内端縁間に位置する前記ベースパネルの両側縁部の長さ寸法よりも大きい請求項1〜のいずれかに記載のおむつ。
  6. 前記第1レッグ弾性部と前記第2レッグ弾性部とは別体であって、前記第2レッグ弾性部が前記第1レッグ弾性部の前記前後固定端部を覆うように固定される請求項1〜のいずれかに記載のおむつ。
  7. 前記第1及び第2レッグ弾性部のうちの少なくとも一方は、ギア加工による賦形処理が施されている請求項1〜のいずれかに記載のおむつ。
  8. 前記第2レッグ弾性部が湾曲形状を有する請求項1〜のいずれかに記載のおむつ。
  9. おむつの自然状態において、前記レッグ開口は、前記前ウエスト域側に位置する前側レッグ開口と、前記後ウエスト域側に位置する後側レッグ開口とを有し、前記前側レッグ開口が前記後側レッグ開口よりも大きい請求項1〜のいずれかに記載のおむつ。
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