JP3195098U - 喉エプロン - Google Patents

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Abstract

【課題】 対向部のずり上がりを抑制する喉エプロンを提供する。【解決手段】 喉エプロン1は、気管切開孔を有する患者の首に掛けられる帯部10と、帯部10の気管切開孔に近い側に取り付けられて気管切開孔に対向する対向部20と、対向部20から離れた位置で帯部10に連結され、対向部20を被覆する被覆部30とを備える。被覆部30は、患者の腹部に届く腹部端33を有し、腹部端33は、腹部の周囲方向DCで互いに逆の位置に配置される第1連結部35および第2連結部36を有し、第1連結部35および第2連結部36の少なくとも一方は、患者の背中を回って腹部で他方に連結される。【選択図】 図1

Description

本考案は、気管切開による手術で喉に気管切開孔が形成された患者の気管切開孔から漏出する体液を吸収する喉エプロンに関する。
喉(咽頭、喉頭)に係る病気の場合、患者の治療するために喉頭などを除去することがある。このとき、呼吸のために首の気管側に穴をあけて気管切開孔を形成することがある。気管切開孔は、鼻、あるいは口を介しての呼吸と異なることから、痰が発生しやすく、また、多くの体液を漏出することがある。
特に気管切開孔が永久的に形成された永久気管孔は、痰などの体液が漏出しやすくなる。また、鼻や口で補われていた湿度が不足することから乾燥を防止する必要が生じる。更に、永久気管孔から水、ごみなどが直接肺に入る恐れがある。
したがって、手術直後の直接的な看護が必要な場合は勿論、手術後の安定期(例えば退院後の日常生活)においても多くの症状に対応するため、日常生活での継続的な介護が必要となる。永久気管孔に対する日常の介護用品として、永久気管孔を覆う喉エプロンがある。なお、本出願では、気管切開孔、永久気管孔などをまとめて単に気管切開孔と記載する。
図8は、従来の喉エプロンの使用状態を示す使用状態模式図である。
従来の喉エプロン101は、気管切開孔TCを有する患者PTの首NKに掛けられる帯部110と、帯部110に取り付けられて気管切開孔TCに対向する対向部120と、対向部120を被覆する被覆部130とを備える。このような喉エプロン101は、特許文献1に開示されている。
対向部120および被覆部130は、布で形成されている。被覆部130は、首NKから胸元BSにかけて着衣WRに沿う自然な状態で着衣WRを覆う。また、被覆部130は、着衣WRの内側へ移動して対向部120を気管切開孔TCの側へ寄せることができる。
喉エプロン101は、対向部120を被覆部130によって隠す。したがって、患者PTは、対向部120の着用を他者の視線から回避できるので、他者の対向部120に対する視線から受ける精神的なストレスを抑制できる。
また、被覆部130は、装飾性を有するので、ファッション性を発揮して患者PTのおしゃれ心を満たす。
実用新案登録第3192274号公報
しかしながら、対向部120および被覆部130は、布で形成されているので、変形することがある。例えば対向部120および被覆部130が患者PTの胸元BSから首NKの方へ移動することがある。対向部120および被覆部130のずり上がりは、気管切開孔TCからの体液の吸収効果を低下させることがある。
被覆部130のずり上がりは、装飾性を低下させやすくなる。また、被覆部130のずり上がりは、対向部120のずり上がりを誘発することがある。
本考案は、従来の喉エプロンの課題を解決することを目的とする。つまり、本考案は、対向部のずり上がりを抑制する喉エプロンを提供することを目的とする。
本考案は、気管切開孔を有する患者の首に掛けられる帯部と、前記帯部の前記気管切開孔に近い側に取り付けられて前記気管切開孔に対向する対向部とを備える喉エプロンであって、前記対向部から離れた位置で前記帯部に連結され、前記対向部を被覆する被覆部を備え、前記被覆部は、前記患者の腹部に届く腹部端を有し、前記腹部端は、前記腹部の周囲方向で互いに逆の位置に配置される第1連結部および第2連結部を有し、前記第1連結部および前記第2連結部の少なくとも一方は、前記患者の背中を回って前記腹部で他方に連結されることを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記対向部は、タオル地で形成され、前記被覆部より吸液性が高いことを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記対向部は、矩形状であることを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記対向部および前記帯部は、それぞれ、相互に嵌め込まれた取付部材を有することを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記被覆部は、前記対向部より薄い布地で形成されていることを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記被覆部は、前記帯部に縫い込まれていることを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記被覆部は、ギャザーを施されて前記帯部へ縫い込まれていることを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記被覆部は、装飾性を有することを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記腹部端は、ギャザーを施されていることを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記第1連結部および前記第2連結部は、前記腹部端を中央にして相互に対称に形成されていることを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記第1連結部および前記第2連結部は、前記腹部端を中央にして相互に非対称に形成されていることを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記第1連結部および前記第2連結部は、一体とされていることを特徴とする。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記第1連結部および前記第2連結部は、前記腹部端の全体に接合されていることを特徴とする喉エプロン。
本考案の一実施の形態は、前記喉エプロンであって、前記第1連結部は、先端に配置された第1係合部を有し、前記第2連結部は、先端に前記第1係合部に係合する第2係合部を有することを特徴とする。
本考案に係る喉エプロンは、胸元から首の方への対向部の移動(ずり上がり)が抑制されるので、気管切開孔に対向して気管切開孔から漏出する体液を効果的に吸収しやすくなる。
本考案の実施の形態1に係る喉エプロンの正面図である。 図1に示した喉エプロンの背面図である。 図1および図2に示した喉エプロンを患者の首に着用した使用状態を示す使用状態模式図である。 図1の矢印線A−Aにおける帯部と被覆部との関係を切断して示す端面図である。 図1の矢印線A−Aにおける被覆部と第2連結部との関係を切断して示す端面図である。 図2に示した喉エプロンから対向部を取り外した状態を示す背面図である。 図6に示した喉エプロンから取り外された対向部を示す正面図である。 従来の喉エプロンの使用状態を示す使用状態模式図である。
以下、本考案に係る喉エプロンについて、図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1から図7までを参照して、本考案の実施の形態1に係る喉エプロン1について説明する。
図1は、本考案の実施の形態1に係る喉エプロン1の正面図である。
図2は、図1に示した喉エプロン1の背面図である。
図3は、図1および図2に示した喉エプロン1を患者PTの首NKに着用した使用状態を示す使用状態模式図である。
図1から図3までに示すとおり、喉エプロン1は、気管切開孔TCを有する患者PTの首NKに掛けられる帯部10と、帯部10の気管切開孔TCに近い側に取り付けられて気管切開孔TCに対向する対向部20とを備える。喉エプロン1は、更に、対向部20から離れた位置で帯部10に連結され、対向部20を被覆する被覆部30を備える。
帯部10は、両端に装着部材15および装着部材16を有する。装着部材15および装着部材16は、互いに異なる面に配置され、相互に圧着される。装着部材15、装着部材16は、例えば面ファスナーである。装着部材15および装着部材16は、首NKの後ろ側で結合され、帯部10を首NKに装着する。
帯部10の表面は、首NKへ接触することから、皮膚への刺激を抑制するため柔らかい布で形成される。帯部10は、長さが例えば40cmないし50cm、幅が例えば2.5cm、厚さが例えば2mm程度である。帯部10の寸法は、患者PTの首NKの大きさに応じて設定される。
対向部20は、タオル地で形成され、被覆部30より吸液性が高い。対向部20は、被覆部30より吸液性が高いタオル地であるので、気管切開孔TCから漏出する体液を効果的に吸収できる。
対向部20は、矩形状である。帯部10に対する正確な位置合わせが容易になり、気管切開孔TCへの正確な位置合わせが容易となりやすい。
対向部20は、完全な四辺形ではなく、例えばコーナー部に丸みが形成されていることが好ましい。対向部20は、丸みを持つことにより、皮膚への接触の際の刺激を抑制しやすくなる。
対向部20および帯部10は、それぞれ、相互に嵌め込まれた取付部材40を有する。対向部20は、取付部材40を介して帯部10に取り付けられるので、帯部10に対する連結および分離が容易になりやすい。
対向部20の大きさは、乳幼児用のハンドタオル(小さいハンカチの大きさを有するタオル)程度が好ましい。具体的な寸法は、例えば15cm角程度が好ましい。この程度の大きさは、患者PTにとって気管切開孔TCを確実に覆い、また、必要以上に大きすぎないので装着時の違和感を抑制しやすい。
タオル地は、肌触りあるいは吸液性などの観点から、シャーリング地(ベロア調)などが好ましい。具体的には、シャーリング地で形成された乳幼児用のミニハンカチなどが好ましい。乳幼児用のハンドタオルは、感触が柔らかく、皮膚に対する刺激が少ないので気管切開孔TCへの適用性が高い。
被覆部30は、患者PTの腹部BAに届く腹部端33を有し、腹部端33は、腹部BAの周囲方向DCで互いに逆の位置に配置される第1連結部35および第2連結部36を有し、第1連結部35および第2連結部36の少なくとも一方は、患者PTの背中BCを回って腹部BAで他方に連結される。
被覆部30が有する腹部端33は、患者PTの腹部BAに対向して配置される。腹部端33が有する第1連結部35および第2連結部36の少なくとも一方は、患者PTの背中BC(不図示)を回った後の腹部BAで他方に連結される。
患者PTに着用された被覆部30は、対向部20を外側から患者PTの側に押し付ける状態に維持される。このため、対向部20は、胸元BSから首NKの方への移動(ずり上がり)が抑制されるので、気管切開孔TCに対向して気管切開孔TCから漏出する体液を効果的に吸収しやすくなる。また、被覆部30は、対向部20を隠すので対向部20に対する他者の視線を避けやすくなる。
喉エプロン1は、例えば着衣WUの上に装着される。着衣WUは、例えば下着である。つまり、喉エプロン1(被覆部30)は、首NKから胸元BS、さらには腹部BAにわたって装着される。したがって、この上に上着を着用した場合、首元に被覆部30が覗くことでファッション性を持たせることができる。
なお、第1連結部35および第2連結部36の少なくとも一方が背中BCを回るときの形態は、第1連結部35および第2連結部36が対称である場合と、非対称である場合とを含む。本実施の形態では、第1連結部35および第2連結部36が、対称に延長する場合が示される。第1連結部35および第2連結部36が非対称である場合については実施の形態2で示される。
被覆部30は、対向部20より薄い布地で形成されている。被覆部30は、対向部20に比べて薄くなるので着用したときの違和感を抑制しやすい。
例えば一般的な薄いハンカチーフ、スカーフなどに適用される薄い布地品が適用しやすい。正方形のハンカチーフ、スカーフなどの場合は、半分の長方形に切断して適用しても良い。正方形のハンカチーフ、スカーフを半分にして長方形として適用する場合は、折り返した半分を他方に重ねても良い。
被覆部30の大きさは、ギャザー31を施した後の横幅が例えば20cmないし25cm、縦の長さ(帯部10から腹部端33までの長さ)が例えば30cmないし40cmである。被覆部30の大きさは、患者PTの胴体の大きさに応じて適宜設定される。
被覆部30は、帯部10に縫い込まれている。これにより、被覆部30は、帯部10に対する連結強度が向上しやすくなる。
被覆部30は、ギャザー31を施されて帯部10へ縫い込まれている。被覆部30は、帯部10から延びるギャザー31が形成されるので、ファッション性を向上しやすくなる。つまり、被覆部30は、首NKの前面にボリュウーム感を生じさせるので、首元の美観を向上させやすい。
被覆部30は、装飾性を有する。被覆部30の装飾性は、患者PTのおしゃれ心を満たしやすい。対向部20に対する他者の視線を避けやすくなる。被覆部30の装飾性は、例えば柄付のハンカチーフ、ブランドハンカチーフなどで施される。柄(模様、色彩)は、患者PTの好みに応じて選定される。
腹部端33は、ギャザー34を施されている。ギャザー34は、腹部端33の側においても帯部10の側のギャザー31と同様に、ボリューム感を生じやすい。被覆部30は、帯部10の側にギャザー31を有し、腹部端33の側にギャザー34を有する。したがって、被覆部30の中央領域は、複数の襞を生じるので、胸元BSおよび腹部BAに対して余裕が生じる。このため、患者PTは、着用による違和感を抑制しやすい。また、ボリュウーム感を生じるので、ファッション性を向上させる。
腹部端33のギャザー34を施した後の横幅(周囲方向DC)の寸法は、ギャザー31の領域と同程度とすることが好ましい。しかし、ギャザー31が施された横幅とギャザー34が施された横幅とは一致しなくても良い。
第1連結部35および第2連結部36は、腹部端33を中央にして相互に対称に形成されている。これにより、第1連結部35および第2連結部36は、生産性、および相互の連結性が向上しやすくなる。第1連結部35および第2連結部36は、腹部BAの正面で相互に連結されやすい。
第1連結部35および第2連結部36は、互いに背中BCを回って腹部BAで相互に連結される。連結方法としては、例えば蝶結びなどが施される。
第1連結部35および第2連結部36は、帯部10と同様に布で形成されることが好ましい。第1連結部35および第2連結部36は、幅が例えば2cm、厚さが例えば0.5mm程度である。帯部10よりやや小さい形状とされる。
第1連結部35および第2連結部36は、個別に被覆部30に接続されても良い。この場合は、周囲方向DCにおける腹部端33の両端に第1連結部35、第2連結部36がそれぞれ接続される。
第1連結部35および第2連結部36は、一体とされていることが好ましい。第1連結部35および第2連結部36の全体にわたる強度を向上させやすい。布で形成された第1連結部35および第2連結部36は、例えば縫い合わせなどによって容易に一体化される。
一体とされた第1連結部35および第2連結部36は、図1に示されるとおり、一本の帯状となる。一体化された第1連結部35および第2連結部36は、両端間の長さが例えば蝶結びされるときは、150cmないし200cm程度である。面ファスナーなどが適用された場合、一体化された第1連結部35および第2連結部36は、蝶結びの結び代の長さだけやや短くて良い。
第1連結部35および第2連結部36が一体とされている場合、第1連結部35および第2連結部36は、腹部端33の全体に接合されていることが好ましい。これにより、腹部端33に対する第1連結部35および第2連結部36の結合強度が向上しやすくなる。腹部端33に対する接合は、第1連結部35および第2連結部36を腹部端33に縫い付けて施される。
図3では、第1連結部35および第2連結部36が腹部BAで蝶結びされた場合が記載されている。第1連結部35および第2連結部36の連結は、蝶結びに限らない。
つまり、第1連結部35および第2連結部36は、一体化された両端に面ファスナーなどを配置して圧接による連結としても良い。すなわち、第1連結部35は、先端に配置された第1係合部37a(不図示)を有し、第2連結部36は、先端に第1係合部37aに係合する第2係合部38a(不図示)を有する。第1係合部37aおよび第2係合部38aは、相互に係合する。したがって、腹部端33の位置を容易に位置決めでき、腹部端33の位置を安定して維持できる。
第1係合部37aと第2係合部38aは、それぞれ、例えば雌雄の組み合わせとなるスナップボタンである。第1係合部37、第2係合部38は、面ファスナー、ボタン留めなどでも良い。
図4は、図1の矢印線A−Aにおける帯部と被覆部との関係を切断して示す端面図である。なお、腹部端33の側は省略される。
図4に示すとおり、被覆部30は、帯部10に縫い込まれている。帯部10は、前側部11(外側)および後側部12(患者PT側)を有し、前側部11および後側部12の間に被覆部30を挟み込んでいる。つまり、帯部10は、前側部11と後側部12とを重ねた形態とされ、強度および美感を確保する。
被覆部30は、前側部11と後側部12との間に挟まれた状態で縫い込まれている。前側部11および後側部12の両方は、それぞれ芯地を含んでも良く、あるいは一方のみが芯地であっても良い。被覆部30は、一方の芯地にギャザー31を形成した状態で縫い付けられる。前側部11および後側部12は、それぞれ表面布を有する。帯部10は、芯地の表面を表面布で被覆されるので、首NKへの刺激を抑制できる。
図5は、図1の矢印線A−Aにおける被覆部と第2連結部との関係を切断して示す端面図である。なお、帯部10の側は省略される。
図5に示すとおり、第2連結部36は、腹部端33の外側面に縫い付けられている。第1連結部35も第2連結部36と同様に腹部端33の外側面に縫い付けられている。
第1連結部35および第2連結部36は、腹部端33に縫い付けられることから、第1連結部35、第2連結部36、および腹部端33の重なりによって強度が強くなり、使用性の高い喉エプロン1が得られる。
なお、第1連結部35および第2連結部36は、腹部端33の内側(患者PT側)に縫い付けられても良い。
図6および図7を参照して取付部材40について説明する。
図6は、図2に示した喉エプロンから対向部を取り外した状態を示す背面図である。
図7は、図6に示した喉エプロンから取り外された対向部を示す正面図である。
図6に示すとおり、帯部10は、取付部材40として凹型取付部41を有する。図7に示すとおり、対向部20は、取付部材40として凸型取付部42を有する。凹型取付部41および凸型取付部42は、相互の連結および取り外しが容易である。したがって、対向部20は、帯部10に対する連結および取り外しが容易になりやすい。
凸型取付部42は、対向部20の一辺の両端近くに対応させて2か所配置されている。凹型取付部41は、凸型取付部42に向き合う位置に配置されている。したがって、対向部20は、安定的に帯部10に取り付けられる。
対向部20は、例えば乳幼児用のミニタオルであるので、多数回の洗浄に耐える。凹型取付部41および凸型取付部42は、例えばスナップボタンであり、指先の力で結合、分離が容易にできる。スナップボタンは、耐洗浄性を有するので対向部20の洗浄性を向上させる。
つまり、対向部20は、複数枚まとめて漂白剤に漬けられ、漂白された後、通常の洗濯が施される。対向部20は、繰り返しての使用が可能であるので喉エプロン1の利便性が向上する。
[実施の形態2]
実施の形態1に係る考案の別例を実施の形態2として説明する。基本的な構造は同様であるので主に異なる事項について説明し、重複する記載は省略する。
第1連結部35および第2連結部36が対称性を有する場合は、実施の形態1に記載された。本実施の形態では、第1連結部35および第2連結部36が非対称に配置された場合について説明する。
非対称の場合、第1連結部35および第2連結部36の両方が延長して配置される場合と、一方が腹部端33の外側へ延長せず、腹部端33の領域に直接配置される場合とがある。
本実施の形態では、第1連結部35および第2連結部36は、腹部端33を中央にして相互に非対称に形成されている。第1連結部35および第2連結部36は、一方が長く、他方が短い。
第1連結部35および第2連結部36の内、長い方は背中BCを回って腹部BCに戻り、短い方と連結される。つまり、第1連結部35および第2連結部36のいずれか短い側で他方と連結されるので、患者PTの好みに応じた側(例えば右の脇腹)で連結されるので、対称の場合と異なる連結部位を設定しやすい。
短い方(例えば第1連結部35)は、例えば結び代の長さだけとし、長い方(例えば第2連結部36)は、背中BCを回って短い方にまで延長する長さとした場合、短い方の位置で相互の連結が施される。
なお、第1連結部35および第2連結部36の先端は、蝶結び、あるいは結合部材の適用などいずれであっても実施の形態1と同様とされる。
短い方が腹部端33の外側へ延長されずに腹部端33の範囲にとどまる場合がある。つまり、第1連結部35は、腹部端33の周囲方向DCの一端に配置された第1係合部37b(不図示)であり、第2連結部36は、背中BCを回った後、第1係合部37bに係合する第2係合部38b(不図示)を有する。
これにより、周囲方向DCにおいて、腹部端33の一端に配置された第1係合部37bと第2連結部36が有する第2係合部38bとが係合されるので、第1連結部35および第2連結部36は、係合を施すことによって容易に連結される。なお、第1係合部37bと第2係合部38bは、それぞれ、例えば雌雄のスナップボタン、面ファスナー、ボタン留めなどである。
喉エプロン1は、気管切開孔TCを有する患者PTのために供給され、看護医療に利用される。
1 喉エプロン
10 帯部
11 前側部
12 後側部
15、16 装着部材
20 対向部
30 被覆部
31、34 ギャザー
33 腹部端
35 第1連結部
36 第2連結部
37a、37b 第1係合部(不図示)
38a、38b 第2係合部(不図示)
40 取付部材
41 凹型取付部
42 凸型取付部
BA 腹部
BC 背中(不図示)
BS 胸元
DC 周囲方向
NK 首
PT 患者
TC 気管切開孔
WR、WU 着衣

Claims (14)

  1. 気管切開孔を有する患者の首に掛けられる帯部と、前記帯部の前記気管切開孔に近い側に取り付けられて前記気管切開孔に対向する対向部とを備える喉エプロンであって、
    前記対向部から離れた位置で前記帯部に連結され、前記対向部を被覆する被覆部を備え、
    前記被覆部は、前記患者の腹部に届く腹部端を有し、前記腹部端は、前記腹部の周囲方向で互いに逆の位置に配置される第1連結部および第2連結部を有し、前記第1連結部および前記第2連結部の少なくとも一方は、前記患者の背中を回って前記腹部で他方に連結される
    ことを特徴とする喉エプロン。
  2. 請求項1に記載の喉エプロンであって、
    前記対向部は、タオル地で形成され、前記被覆部より吸液性が高い
    ことを特徴とする。
  3. 請求項1または請求項2に記載の喉エプロンであって、
    前記対向部は、矩形状である
    ことを特徴とする。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記対向部および前記帯部は、それぞれ、相互に嵌め込まれた取付部材を有する
    ことを特徴とする。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記被覆部は、前記対向部より薄い布地で形成されている
    ことを特徴とする。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記被覆部は、前記帯部に縫い込まれている
    ことを特徴とする。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記被覆部は、ギャザーを施されて前記帯部へ縫い込まれている
    ことを特徴とする。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記被覆部は、装飾性を有する
    ことを特徴とする。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記腹部端は、ギャザーを施されている
    ことを特徴とする。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記第1連結部および前記第2連結部は、前記腹部端を中央にして相互に対称に形成されている
    ことを特徴とする。
  11. 請求項1から請求項9までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記第1連結部および前記第2連結部は、前記腹部端を中央にして相互に非対称に形成されている
    ことを特徴とする。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか一つ記載の喉エプロンであって、
    前記第1連結部および前記第2連結部は、一体とされている
    ことを特徴とする。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記第1連結部および前記第2連結部は、前記腹部端の全体に接合されている
    ことを特徴とする喉エプロン。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか一つに記載の喉エプロンであって、
    前記第1連結部は、先端に配置された第1係合部を有し、前記第2連結部は、先端に前記第1係合部に係合する第2係合部を有する
    ことを特徴とする。


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