JP3195028U - パーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具 - Google Patents

パーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具 Download PDF

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Abstract

【課題】パーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者が体格や好みに合った杖を使用して第1歩を踏み出すための杖に取り付ける踏み出し用補助具を安価に提供する。【解決手段】杖への取付固定部2の杖貫挿孔4に杖の下端部を貫挿し、一方側の側壁2Dに設けたビス挿通孔6から挿通したビス7を締め付けることによってスリット5を狭め、杖貫挿孔内に杖を挟みつける。また、取付固定部の前壁2A外面に設けた障害体支持突起3を介してフレキシブルパイプからなる弾性障害体9を杖に取り付ける。弾性障害体が行手を遮るように配置して、患者は一方の足でこれを跨ぐように第1歩を踏み出す。第1歩を踏み出せば、後は普通に歩行を継続することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、パーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具に関するものである。
パーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者は特徴的な歩行障害があり、それは歩行開始の第1歩が踏み出せないというすくみ足の症状である。そしてまた、この場合一旦歩行を開始してしまえば、その後は歩行を継続することができることも特徴である。
そこで、この歩行を開始するきっかけを作り、患者に第1歩を踏み出させるためのものとして、従来においても、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3に示される如き種々の杖が案出されている。
斯かる従来の杖は、いずれも患者の足元にその行手を遮るように張り出し、これを跨がせるようにした障害体を杖自体に組み込んだ構成である。
このため、障害体を含めた杖の構成が複雑で且つ部品点数も多くなり、製造に手間がかかると共にコストも嵩むことになる。また、したがって、販売価格も高くなり、1本が数万円するものもある。
また、杖は、それを使用する人の体格等に応じて長さを決めることが望ましく、またグリップ部分の形状も各人で好みが異なるが、従来の杖は製造、販売する者の規格のものしかないから、その長さやグリップ部分の形状において使用者にマッチさせることは難しい。そして、これらのことに基因して従来のパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者用の杖が一般に普及しないのである。
特開平11−309187号公報 特開2001−149426号公報 実公平3−13314号公報
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、杖そのものとは別体に製作し、杖に取り付けて使用するようになすことにより、杖自体に障害体を組み込む構成の従来のものに比してはるかに容易に且つ安上がりに製作することができ、且つ杖の種類を問わず、長さやグリップ部分の形状において使用者の体格や好みに合った杖を選択することができ、また患者が現在使用している杖にセットすることもできるようになし、もって上記従来のパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖の問題点を悉く解消することができるようになしたパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具を提供しようとするものである。
而して、本考案の要旨とするところは、角柱状をなし、前壁外面に軸と直交する方向に張り出す障害体支持突起を設けると共に、前部側に軸に沿った所要径の杖貫挿孔を貫設し、更に後部側に、後壁から前記杖貫挿孔にかけて所要の間隙のスリットを形成すると共に、左右の側壁の内の一方側の側壁に設けたビス挿通孔から前記スリットと直交させて挿通したビスを、もう一方側の側壁に刻設したビス螺合孔に螺合させてなる杖への取付固定部と、前記杖への取付固定部に設けた障害体支持突起に支持せしめた所要の長さ及び太さの細長い弾性障害体とからなることを特徴とするパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具にある。
また、上記構成において、弾性障害体をフレキシブルパイプとしてもよい。
また、上記構成において、障害体支持突起を、杖への取付固定部と別体に成形し、該障害体支持突起の基部に刻設する雄ねじと、杖への取付固定部の前壁又は側壁に刻設する雌ねじとの螺合によって杖への取付固定部に着脱可能となした障害体支持突起としてもよい。
本考案は上記の如き構成であり、杖そのものとは別体に製作し、杖に取り付けて使用するようになしたことにより、杖自体に障害体を組み込む構成の従来のものに比してはるかに容易に且つ安上がりに製作することができるものである。したがって、安価にての提供が可能になるものである。且つまた、杖の種類を問わず、長さやグリップ部分の形状において使用者の体格や好みに合った杖を選択することができるものであり、また患者が現在使用している杖にセットすることもできるようになるものである。また、弾性障害体は、弾性があることから、万一足がスムーズに弾性障害体を跨ぐことができず、該弾性障害体に強く当たったり、踏みつけるようなことがあっても、該弾性障害体は容易に折れ曲がるから、患者が怪我することもなく、バランスを崩して転倒することもない。且つまた、弾性障害体が折損することもないものである。また、杖への取り付けも簡単、迅速に行うことができるものである。
また、障害体支持突起を、杖への取付固定部と別体に成形し、該障害体支持突起の基部に刻設する雄ねじと、杖への取付固定部の前壁又は側壁に刻設する雌ねじとの螺合によって杖への取付固定部に着脱可能となした障害体支持突起とした場合には、障害体支持突起を杖への取付固定部と一体的に成形する場合に比して製作が容易になり、製造コストを下げることができると共に、パーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者が第1歩を踏み出した後で、ねじ回すことにより容易に障害体支持突起を杖への取付固定部から取り外すことができるようになるものである。もって弾性障害体がブラブラして歩行の邪魔にならないようにすることができるものである。
本考案の第1実施形態に係るパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具の分解斜視図である。 同組み立てた状態の弾性障害体を一部省略して示した斜視図である。 同平面図である。 図3中A−A線断面図である。 図3中B−B線断面図である。 同杖への取り付け固定方法の説明図であり、石突きを外して杖の下端部に取り付けた状態を示すものである。 同杖への取り付け固定方法の説明図であり、石突きを再び取り付けた状態を示すものである。 同使用方法の説明図であり、足を踏み出す前の状態を示すものである。 同使用方法の説明図であり、足を一歩踏み出した状態を示すものである。 本考案の第2実施形態に係るパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具の分解斜視図である。 同組み立てた状態の弾性障害体を一部省略して示した中央縦断側面図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図中、1はパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具である。
また、該パーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具1は、角柱状をなし、前壁2A外面に軸と直交する方向に張り出す障害体支持突起3を設けると共に、前部側に軸に沿った所要径の杖貫挿孔4を貫設し、更に後部側に、後壁2Bから前記杖貫挿孔4にかけて所要の間隙のスリット5を形成すると共に、左右の側壁2C、2Dの内の一方側の側壁(本実施形態では側壁2D)に設けたビス挿通孔6から前記スリット5と直交させて挿通したビス7を、もう一方側の側壁(本実施形態では側壁2C)に刻設したビス螺合孔8に螺合させてなる杖への取付固定部2と、前記杖への取付固定部2に設けた障害体支持突起3に支持せしめた所要の長さ及び太さの細長い弾性障害体9とからなるものである。
また、前記杖への取付固定部2は、本実施形態では樹脂材をもって製作しているが、金属材を用いるようにしてもよい。また、前記弾性障害体9は、本実施形態ではフレキシブルパイプを用いているが、その他適宜の部材を選択して用いればよい。また、該弾性障害体9の長さは、片足が該弾性障害体9を跨ぐに足りる長さとし、20cm程度とすることが好ましい。その他、図中10はパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖、11は石突きを示す。
次に、上記実施形態に係るパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具1の杖10への取り付け固定の仕方について説明する。
先ず、杖10の下端部から石突き11を取り外し、図6に示す如く、杖10の下端部を杖への取付固定部2に貫設した杖挿通孔4に貫挿する。尚、このときにはビス7を緩めておく。次に、ビス7を締め付け方向(螺進方向)にねじ回す。これにより該ビス7に螺合するビス螺合孔8を介してスリット5が狭められ、これに伴い杖貫挿孔4が縮径してその内部に杖10を挟みつけるものである。これにより杖への取付固定部2は、杖10の下端部に簡単且つ確固として取り付け固定される。そしてまた、これにより該杖への取付固定部2及び障害体支持突起3を介して弾性障害体9を杖10に取り付けることになるものである。そして、最後に図7に示す如く、杖10の下端部に再び石突き11を取り付ければ完了するものである。
次に、上記実施形態に係るパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具1の使用方法について説明する。
先ず、図8に示す如く、患者Pは一方の手で杖10のグリップ部分を握り、杖10を両足の前方における第1歩を踏み出す側の足の外側に立てる。そして、弾性障害体9が行手を遮るように配置する。次に、この状態において患者Pはこの弾性障害体9を注視し、図9に示す如く、一方の足でこれを跨ぐようにして第1歩を踏み出すものである。そしてまた、このようにして第1歩を踏み出せば、後は普通に歩行を継続することができるものである。尚、歩き始めた後は弾性障害体9の向きを変え、歩行の邪魔にならないようにするものである。
次に、図10及び図11に示した本考案の第2実施形態について説明する。
本実施形態と前記第1実施形態とは、本実施形態において、障害体支持突起3を、杖への取付固定部2と別体に成形し、該障害体支持突起3の基部に刻設する雄ねじ3aと、杖への取付固定部2の前壁2A又は側壁2Cに刻設する雌ねじ2aとの螺合によって杖への取付固定部2に着脱可能となした障害体支持突起としたことにおいて相違するものである。尚、その他の構成並びに作用は前記第1実施形態と同様であるから、同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。また、側壁2Cに雌ねじ2aを刻設する場合の例は、図示を省略している。
而して、本実施形態によれば、障害体支持突起3を杖への取付固定部2と一体的に成形する場合に比して製作が容易になり、製造コストを下げることができると共に、パーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者が第1歩を踏み出した後で、ねじ回すことにより容易に障害体支持突起3を杖への取付固定部2から取り外すことができるようになるものである。もって弾性障害体9がブラブラして歩行の邪魔にならないようにすることができるものである。
1 踏み出し用補助具
2 杖への取付固定部
2a 雌ねじ
3 障害体支持突起
3a 雄ねじ
4 杖貫挿孔
5 スリット
6 ビス挿通孔
7 ビス
8 ビス螺合孔
9 弾性障害体
10 杖

Claims (3)

  1. 角柱状をなし、前壁外面に軸と直交する方向に張り出す障害体支持突起を設けると共に、前部側に軸に沿った所要径の杖貫挿孔を貫設し、更に後部側に、後壁から前記杖貫挿孔にかけて所要の間隙のスリットを形成すると共に、左右の側壁の内の一方側の側壁に設けたビス挿通孔から前記スリットと直交させて挿通したビスを、もう一方側の側壁に刻設したビス螺合孔に螺合させてなる杖への取付固定部と、前記杖への取付固定部に設けた障害体支持突起に支持せしめた所要の長さ及び太さの細長い弾性障害体とからなることを特徴とするパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具。
  2. 弾性障害体がフレキシブルパイプである請求項1記載のパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具。
  3. 障害体支持突起が、杖への取付固定部と別体に成形し、該障害体支持突起の基部に刻設する雄ねじと、杖への取付固定部の前壁又は側壁に刻設する雌ねじとの螺合によって杖への取付固定部に着脱可能となした障害体支持突起である請求項1又は2記載のパーキンソン病及びパーキンソン病症候群の患者の杖に取り付ける踏み出し用補助具。
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