JP6287198B2 - バンドの取付構造及び時計 - Google Patents

バンドの取付構造及び時計 Download PDF

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Description

本発明は、バンドの取付構造及び時計に関するものである。
従来、ケースにバンドを取り付ける構成として、バネ棒やビスを用いてバンドをケースに固定する構成が知られている。
例えば、特許文献1には、バネ棒によってバンドをケースのバンド取付部に取り付ける構成が開示されている。
バネ棒によってバンドをケースに取り付ける場合には、バンドの取付側に設けられているバネ棒を押し縮めて、バンド取付部に設けられた取付孔にバネ棒の両端部を挿入する。この場合、バネ棒はバネの反発力によって取付孔に固定され、ユーザが時計を使用している際に容易にバンドが外れないようにすることができる。
特開2010−119586号公報
しかしながら、こうしたバネ棒やビスを用いてバンドを固定した場合には、バンドを着脱する際に専用の工具が必要となり、バンドを交換する際には専用の工具を購入するか、時計店等に時計を持ち込んでバンドの交換を依頼する必要がある。
このため、気軽にバンドを交換して、服装や季節等に応じたお洒落を楽しむといった使い方が難しく、時計をもっと自由に楽しみたいというユーザの要望に応えることができないという問題がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、取り付け状態においては外れにくく、かつバンドの交換等を行う際には専用の工具等を用いずに簡易にバンドを着脱することのできるバンドの取付構造及び時計を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係るバンドの取付構造は、
ケースにバンドを取り付けるバンドの取付構造であって、
対向する2つの脚部を有し、前記脚部の対向する面にそれぞれバンド取付孔が貫通して設けられたバンド取付部と、
前記バンドにおける前記ケースへの取り付け側端部に設けられ、前記2つの脚部の間に配置されるとともに、前記バンド取付孔と連通可能なバンド側孔が形成されたケース取付部と、
前記バンド取付孔の外側から前記バンドのケース取付部に向かって軸部が挿入され当該軸部の一部に雄ネジ部が形成されたネジ部材と、
内部の少なくとも一部に前記ネジ部材の雄ネジ部と嵌り合う雌ネジ部が形成され、外周面の少なくとも一部が外部に露出した操作部となっているナット部材と、
を備え、
前記バンド取付孔の内部の少なくとも一部は断面形状が多角形状である異型孔部となっており、前記ネジ部材の軸部のうち前記雄ネジ部よりもネジ頭寄りの少なくとも一部は前記異型孔部の断面形状と同様の断面形状に形成された異型軸部となっており、
前記ネジ部材及び前記ナット部材の両方又はいずれか一方によって前記バンドを前記バンド取付部に取り付けるバンド取付軸部が構成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る時計は、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のバンドの取付構造と、
ケースと、
前記ケースに取り付けられるバンドと、
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、取り付け状態においては外れにくく、かつバンドの交換等を行う際には専用の工具等を用いずに簡易にバンドを着脱することができるという効果を奏する。
第1の実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の要部断面図である。 図1のバンドの取付構造を説明するための分解斜視図である。 図1のバンドの取り付け部分の要部拡大斜視図である。 図1のネジ部材及びナット部材を、その取り付け方向とともに示した側面図である。 (a)は、図4におけるa-a線に沿うネジ部材の断面図であり、(b)は、図4における矢視b方向からナット部材を見た場合の平面図である。 第1の実施形態におけるバンドの取付構造の一変形例が適用された時計の要部断面図である。 第2の実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の要部断面図である。 図7のネジ部材及びナット部材を、その取り付け方向とともに示した側面図である。 第3の実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の要部断面図である。 図9のバンドの取付構造を説明するための分解斜視図である。 図9のネジ部材及びナット部材を、その取り付け方向とともに示した側面図である。 (a)は、図11におけるa-a線に沿うネジ部材の断面図であり、(b)は、図11における矢視b方向からナット部材を見た場合の平面図であり、(c)は、図11における矢視c方向からナット部材を見た場合の平面図である。 第4の実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の要部断面図である。 図13のバンドの取付構造を説明するための分解斜視図である。 図13のネジ部材及びナット部材を、その取り付け方向とともに示した側面図である。 (a)は、図15におけるa-a線に沿うネジ部材の断面図であり、(b)は、図15における矢視b方向からナット部材を見た場合の平面図である。
[第1の実施形態]
先ず、図1から図5を参照しつつ、本発明に係るバンドの取付構造及び時計の第1の施形態について説明する。なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の要部断面図である。
図1に示すように、時計100は、ケース10を備える時計本体1とこのケース10に取り付けられるバンド2とを備えている。
本実施形態のケース10は、ケース本体3と、このケース本体3に被せられる外装部材4とで構成されている。
ケース本体3及び外装部材4は、例えばポリアリレート樹脂やABS樹脂等で形成されている。
なお、ケース本体3及び外装部材4を形成する材料は、ここに例示したものに限定されない。例えば、ケース本体3をステンレスやチタン等の金属材料で形成し、これに樹脂等で形成された外装部材4を被せてもよい。
また、ケース10をケース本体3と外装部材4とで構成することは必須ではなく、例えば金属材料や樹脂材料等により一体的に構成してもよい。
図2は、バンドの取付構造を説明するための分解斜視図であり、図3は、バンドの取り付け部分の要部拡大斜視図である。なお、図2及び図3では、図示の都合上外装部材4の図示を省略している。
図1から図3に示すように、本実施形態におけるバンドの取付構造は、ケース10に設けられたバンド取付部13と、バンド2に設けられたケース取付部21と、ネジ部材5と、ナット部材6と、を備えている。
ケース10に設けられているバンド取付部13は、対向する2つの脚部11からなり、脚部11の対向する面にそれぞれバンド取付孔12が貫通して設けられている。
本実施形態では、脚部11は、ケース本体3側に形成された本体側脚部31と外装部材4側に形成された外装側脚部41とで構成されている。
バンド取付孔12は、ケース本体3側の本体側脚部31に形成された本体側取付孔32と外装部材4側の外装側脚部41に形成された外装側取付孔42とが一つながりに連通することで構成されている。
図1から図3に示すように、バンド取付孔12の内部の少なくとも一部は断面形状が多角形状である異型孔部33となっている。この異型孔部33の断面形状は、後述するネジ部材5の異型軸部54の断面形状と同様となっている。本実施形態では、ネジ部材5の異型軸部54の断面形状がほぼ四角形状となっており(図5(a)参照)、図3等に示すように、異型孔部33の断面形状もこれと同様の四角形状となっている。
脚部11の内側面(本実施形態では、脚部11を構成する本体側脚部31及び外装側脚部41のうち、内側に配置される本体側脚部31の内側面)には、後述するナット側係止部63と係止される脚部側係止部34が設けられている。
脚部側係止部34は、例えば、ナット側係止部63と嵌り合う形状の凹部又は凸部である。本実施形態では、脚部側係止部34は凹部であり、ナット側係止部63は凸部となっている。
なお、脚部側係止部34及びナット側係止部63は、互いに嵌り合って摩擦を生じるようなものであればよく、凹凸部に限定されない。例えば、脚部側係止部34及びナット側係止部63をざらつきのある面で構成してもよいし、ゴム等の滑りにくい材料を貼り付ける等してもよい。
また、バンド2に設けられているケース取付部21は、ケース10への取り付け側端部に設けられ、ケース10の2つの脚部11の間に配置される。
バンド2のケース取付部21には、バンド取付孔12と連通可能なバンド側孔22が形成されている。
図4は、ネジ部材5及びナット部材6を、その取り付け方向とともに示した側面図である。また、図5(a)は、図4における矢視a方向からネジ部材5を見た場合の平面図であり、図5(b)は、図4における矢視b方向からネジ部材5ナット部材6を見た場合の平面図である。
図4及び図5(a)に示すように、本実施形態において、ネジ部材5は、軸部51及びネジ頭52を備えている。
なお、図1等において、ネジ頭52の端面に溝が設けられているものを例示しているが、ネジ頭52に溝が設けられることは特に必要なく、例えば、ネジ頭52に加飾用の飾り石等が嵌め込まれていてもよい。また、ネジ頭52の端面を平板状とし、ロゴマーク等を印刷、刻印等してもよい。
軸部51は、バンド取付孔12の外側からバンド2のケース取付部21に向かって挿入される棒状の部分である。軸部51の一部には、雄ネジ部53が形成されている。
また、ネジ部材5の軸部51のうち雄ネジ部53よりもネジ頭52寄りの少なくとも一部は、上述の異型孔部33の断面形状(本実施形態では四角形状)と同様の断面形状(本実施形態では四角形状)に形成された異型軸部54となっている。
なお、各ネジ部材5は、ケース10の2つの脚部11のバンド取付孔12からバンド2のバンド側孔22内に向かってそれぞれ軸部51を挿通させた場合に、その先端部がバンド2のケース取付部21内の中央部近傍まで達するとともに、軸部51の先端部同士がバンド2のケース取付部21内においてぶつかり合わない長さとなっている。
ネジ部材5の長さや径の太さ等は特に限定されないが、本実施形態において、ネジ部材5は、バンド2をケース10のバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部を構成するものである。このため、ネジ部材5は、バンド2をケース10のバンド取付部13に取り付けるのに十分な強度を確保できる程度の長さ及び太さに構成されることが好ましい。
また、図4及び図5(b)に示すように、本実施形態において、ナット部材6は、内部の少なくとも一部にネジ部材5の雄ネジ部53と嵌り合う雌ネジ部61が形成され、外周面の少なくとも一部が外部に露出した操作部62となっている。
なお、図1では、雌ネジ部61がナット部材6の厚み方向の全体に亘って設けられている場合を例示しているが、雌ネジ部61が設けられる範囲は、これに限定されない。
本実施形態では、ナット部材6をネジ部材5の軸周りに回転させることにより、ネジ部材5の雄ネジ部53と雌ネジ部61とが噛み合い、ネジ部材5をバンド2の幅方向の中央部に引き込んだり、ネジ部材5をバンド2の幅方向の端部側に押し出したりすることができる。
すなわち、上述のように、バンド取付孔12の内部には、異型孔部33が設けられており、ネジ部材5には、この異型孔部33の断面形状と同様の断面形状を有し異型孔部33と嵌り合う異型軸部54が設けられている。このため、ネジ部材5の雄ネジ部53と雌ネジ部61とが噛み合った状態でナット部材6をネジ部材5の軸周りに回転させてもネジ部材5自体は回転せず、バンド取付孔12の内部を軸中心に沿って摺動する。これにより、ネジ部材5をバンド2の幅方向に移動させることができる。
操作部62は、ナット部材6を回転操作させる際にユーザが指で回す部分であり、図4及び図5(b)に示すように、本実施形態では、ナット部材6の外周面に設けられた凹凸部が操作部62となっている。なお、操作部62の構成は、ここに例示したものに限定されない。操作部62は、ある程度指が引っ掛かるようなものであればよく、例えば、ナット部材6の外周面にざらつき加工を施してもよいし、何も加工の施されていないナット部材6の外周面にゴム等の滑り止めを貼着することで操作部62を構成してもよい。
なお、ナット部材6を回転操作する方向は、ネジ部材5の雄ネジ部53の向きによる。このため、ネジ部材5を締める場合、緩める場合に、いずれの回転方向にナット部材6を回転操作すればよいかがユーザに容易に分かるように、例えば、ナット部材6の操作部62に矢印等で回転方向等を示してもよい。
また、2つのネジ部材5の雄ネジ部53を逆向きに形成しておけば、ネジ部材5を締める場合、緩める場合における2つのナット部材6の回転方向を同じ方向に揃えることができ、操作し易さが向上する。
また、ナット部材6の側端面であって脚部11と対向する面には、上述の脚部側係止部34と嵌り合うナット側係止部63が設けられている。
ナット側係止部63は、例えば、脚部側係止部34と嵌り合う形状の凹部又は凸部である。本実施形態では、上述のように、脚部側係止部34は凹部であり、ナット側係止部63は凸部となっている。ナット部材6をネジ部材5の軸周りに回転させることにより、ナット部材6のナット側係止部63が脚部11の脚部側係止部34の凹部を乗り越える際に「カチカチ」というクリック感が得られるようになっている。
次に、本実施形態におけるバンドの取付構造及び時計の作用について説明する。
なお、図3から図5では、バンド取付部13の細部を図示する都合上、外装部材4の図示を省略している。また、図4及び図5では、バンド2の図示を省略している。
時計100を組み立てる際には、まず、ケース本体3の上に外装部材4を被せてケース10を一体化させる。なお、図2及び図3では図示の都合上、外装部材4が一体化されていない状態のケース本体3を図示している。
ケース10にバンド2を取り付ける際には、図3に示すように、バンド2のケース取付部21を両側から挟むようにケース取付部21の横にそれぞれナット部材6を配置した状態で、ケース取付部21及び一対のナット部材6をケース10の脚部11(なお、図3等では、脚部11を構成する本体側脚部31のみを図示している。)の間に嵌め込む。
さらに、左右の脚部11のバンド取付孔12(なお、図3等では、バンド取付孔12を構成する本体側取付孔32のみを図示している。)に、それぞれ外側から中央部(すなわち、バンドの幅方向における外側から中央部)に向かってネジ部材5を挿通させる。このとき、脚部11(図3等において本体側脚部31)のバンド取付孔12(図3等において本体側取付孔32)内に設けられている異型孔部33の形状にネジ部材5の異型軸部54の形状が合うようにネジ部材5の向きを調整してバンド取付孔12内に挿入する。
ネジ部材5の雄ネジ部53がナット部材6に設けられている雌ネジ部61に突き当たるところまでネジ部材5を挿入すると、ユーザはナット部材6を所定方向に回転させる。
このとき、ナット部材6を回転させる度にナット部材6のナット側係止部63が脚部11の脚部側係止部34の凹部を乗り越え、「カチカチ」というクリック感が得られる。
ナット部材6を回転させていくことにより、ネジ部材5の雄ネジ部53とナット部材6の雌ネジ部61とが噛み合い、ナット部材6の回転に応じて2つのネジ部材5がそれぞれバンド2の幅方向の両側から中央部に向かって引き込まれて、ネジ部材5の軸部51の先端側がバンド2のケース取付部21内に突出した状態となる。
これにより、ネジ部材5がバンド2をケース10のバンド取付部13(図1参照)に取り付けるバンド取付軸部として機能し、バンド2がケース10に取り付けられる。
なお、左右いずれかのネジ部材5が緩んでいる場合には、当該ネジ部材5を引き込むナット部材6のみを、ネジ部材5を引き込む方向に回転させる。これにより、ネジ部材5の緩みを個別に解消することができる。
ケース10からバンド2を取り外す際には、ナット部材6を逆方向に回転させていくことにより、ネジ部材5の雄ネジ部53とナット部材6の雌ネジ部61とが噛み合い、ナット部材6の回転に応じて2つのネジ部材5がそれぞれバンド2の中央部から幅方向の両端側に向かって押し出され、ネジ部材5のネジ頭52の側がケース10の脚部11から突出した状態となる。
そして、ネジ部材5の軸部51の先端がバンド2のケース取付部21内から抜ける位置までネジ部材5が移動すると、バンド2をケース10から取り外すことのできる状態となる。
以上のように、本実施形態によれば、ケース10のバンド取付孔12の内部に断面形状が多角形状である異型孔部33を設け、この異型孔部33の断面形状と同様の断面形状に形成された異型軸部54及び雄ネジ部53が形成されたネジ部材5をバンド取付孔12に挿通させ、ネジ部材5の雄ネジ部53と嵌り合う雌ネジ部61が形成されたナット部材6をネジ部材5の軸周りに回転させることにより、ネジ部材5をバンド2の幅方向に移動させて、ネジ部材5がバンド2のバンド側孔22内に挿入されたバンド固定状態とネジ部材5がバンド2のバンド側孔22内に挿入されていないバンド取外可能状態とを取り得るようになっている。
これにより、特別な工具等を使用したり、難しい操作を行うことなく、ナット部材6を回転操作するだけで簡易にバンド2の着脱を行うことができる。
また、ナット部材6のナット側係止部63と脚部11の脚部側係止部34とが嵌り合うことにより、ナット部材6が緩みにくくなっている。
また、ナット部材6のナット側係止部63と脚部11の脚部側係止部34とが嵌り合うことでナット部材6を回転操作した際に「カチカチ」という適度なクリック感を得ることができる。これにより、回転操作を行うユーザにとってナット部材6を回転させている感覚が直感的に伝わり、操作が分かりやすい。
また、本実施形態では、ネジ部材5によってバンド2をバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部が構成されている。このため、バネ棒等を用いてバンド2をケース10に固定する場合よりも構成が簡易であり、部品点数も少なく抑えることができる。
なお、ナット部材6の構成は、ここに例示したものに限定されない。
例えば、図6に示すように、バンド2の側部に配置され外周面に操作部62が設けられるフランジ部60aと、バンド2のバンド側孔22内部に挿入されるナット側挿入部60bとを有していてもよい。
ナット部材6をこのような構成とした場合には、予めナット側挿入部60bをバンド側孔22内に挿入した状態でバンド2及び2つのナット部材6を脚部11の間に嵌め込むことができる。このため、バンド2及び2つのナット部材6がばらばらにならず、バンド2の取り付け作業を行いやすくなる。
[第2の実施形態]
次に、図7及び図8を参照しつつ、本発明に係るバンドの取付構造及び時計の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、ネジ部材及びナット部材の構成等が第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図7は、本実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の要部断面図であり、図8は、ネジ部材及びナット部材を、その取り付け方向とともに示した側面図である。
図7及び図8に示すように、本実施形態のネジ部材5は、軸部51の先端部にのみ雄ネジ部53が設けられ、この雄ネジ部53よりもネジ頭52寄りの部分に異型軸部54が設けられている。バンド取付状態において、ネジ部材5の雄ネジ部53はナット部材6の雌ネジ部61に挿入される。
また、ナット部材6は、バンド2の側部に配置され外周面に操作部62が設けられるフランジ部65と、バンド2のバンド側孔22内部に挿入されるナット側挿入部64とを有している。
バンド側孔22内には、孔の内径が大きく、ナット側挿入部64を受け入れることの可能なナット受入部24が形成されている。
図7に示すように、ナット部材6は、ナット側挿入部64がナット受入部24内に挿入された状態において、バンド2の側部にフランジ部65が配置された状態となる。
本実施形態では、ナット部材6と、このナット部材6に形成されている雌ネジ部61に軸部の先端側が挿入されているネジ部材5とによって、バンド2をバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部が構成される。
なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態におけるバンドの取付構造及び時計の作用について説明する。
ケース10にバンド2を取り付ける際には、バンド2のケース取付部21に形成されているナット受入部24内にケース取付部21の左右両側からそれぞれナット部材6のナット側挿入部64を挿入する。そして、バンド2の両側部にそれぞれナット部材6のフランジ部65が配置された状態で、バンド2及び2つのナット部材6を脚部11の間に嵌め込む。
さらに、左右の脚部11のバンド取付孔12に、それぞれ外側から中央部(すなわち、バンドの幅方向における外側から中央部)に向かってネジ部材5を挿通させる。このとき、脚部11のバンド取付孔12内に設けられている異型孔部33の形状にネジ部材5の異型軸部54の形状が合うようにネジ部材5の向きを調整してバンド取付孔12内に挿入する。
ネジ部材5の雄ネジ部53がナット部材6に設けられている雌ネジ部61に突き当たるところまでネジ部材5を挿入すると、ユーザはナット部材6を所定方向に回転させる。
ナット部材6を回転させていくことにより、ネジ部材5の雄ネジ部53とナット部材6の雌ネジ部61とが噛み合い、ナット部材6の回転に応じて2つのネジ部材5がそれぞれバンド2の幅方向の両側から中央部に向かって引き込まれて、ネジ部材5の軸部51の先端側がナット部材6の内部に固定される。
これにより、ネジ部材5とナット部材6とが一体化して、バンド2をケース10のバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部として機能し、バンド2がケース10に取り付けられる。
ケース10からバンド2を取り外す際には、ナット部材6を逆方向に回転させていくことにより、ネジ部材5の雄ネジ部53とナット部材6の雌ネジ部61とが噛み合い、ナット部材6の回転に応じて2つのネジ部材5がそれぞれバンド2の中央部から幅方向の両端側に向かって押し出され、ネジ部材5のネジ頭52の側がケース10の脚部11から突出した状態となる。
そして、ネジ部材5の軸部51の先端がナット部材6の内部から抜ける位置までネジ部材5が移動すると、バンド2をケース10から取り外すことのできる状態となる。
なお、その他の点については、第1の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られる他、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態では、予めナット側挿入部64をバンド側孔22内のナット受入部24内に挿入した状態でバンド2及び2つのナット部材6を脚部11の間に嵌め込むことができる。このため、バンド2及び2つのナット部材6がばらばらにならず、バンド2の取り付け作業を行いやすくなる。
また、ネジ部材5とナット部材6とを一体化させたものを、バンド2をケース10のバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部として機能させるため、ネジ部材5のみ又はナット部材6のみをバンド取付軸部として機能させる場合よりも、強度を確保することができる。
[第3の実施形態]
次に、図9から図12(a)〜図12(c)を参照しつつ、本発明に係るバンドの取付構造及び時計の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、ネジ部材及びナット部材の構成等が第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる点について説明する。
図9は、本実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の要部断面図であり、図10は、バンドの取付構造を説明するための分解斜視図であり、図11は、ネジ部材及びナット部材を、その取り付け方向とともに示した側面図である。また、図12(a)は、図11のa-a線に沿うネジ部材5の断面図であり、図12(b)は、図11の矢視b方向から見たナット部材6aの平面図であり、図12(c)は、図11の矢視c方向から見たナット部材6bの平面図である。
図9から図12(a)〜図12(c)に示すように、本実施形態のネジ部材5は、軸部51の先端部にのみ雄ネジ部53が設けられ、この雄ネジ部53よりもネジ頭52寄りの部分に異型軸部54が設けられている。ネジ部材5の雄ネジ部53は、ナット部材8の雌ネジ部81に挿入されている。
本実施形態において、2つのネジ部材5の雄ネジ部53は、ネジの向きが互いに逆向きに形成されている。
また、ナット部材6a,6bは、バンド2の側部に配置され操作部62が設けられるフランジ部65と、バンド2のバンド側孔22内部に挿入されるナット側挿入部64とを有している。
バンド側孔22内には、孔の内径が大きく、ナット側挿入部64を受け入れることの可能なナット受入部24が形成されている。
図7に示すように、ナット部材6a,6bは、ナット側挿入部64がナット受入部24内に挿入された状態において、バンド2の側部にフランジ部65が配置された状態となる。
本実施形態では、一対のナット部材6a,6bのうちの一方側(本実施形態では、ナット部材6a)には、ナット側挿入部64よりも先端側に係合突起66が設けられている。また、ナット部材6a,6bのうちの他方側(本実施形態では、ナット部材6b)には、ナット部材6aの係合突起66が嵌め込まれる係合凹部67が設けられている。
ナット部材6aの係合突起66は、バンド2のバンド側孔22内部においてバンド2の幅方向における逆側から挿入されたナット部材6bの係合凹部67に係合される。すなわち、本実施形態では、ナット部材6aの係合突起66とナット部材6bの係合凹部67とにより、互いに嵌り合う嵌合部が構成されており、この嵌合部において、2つのナット部材6a,6bは、一体化され、一つながりのナット部材となる。
本実施形態では、この一体化されたナット部材6a,6bと、このナット部材6a,6bに形成されている雌ネジ部61に軸部の先端側が挿入されているネジ部材5とによって、バンド2をバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部が構成される。
なお、その他の構成は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態におけるバンドの取付構造及び時計の作用について説明する。
ケース10にバンド2を取り付ける際には、バンド2のケース取付部21に形成されているナット受入部24内にケース取付部21の左右両側からそれぞれナット部材6a,6bのナット側挿入部64をそれぞれ挿入する。そして、バンド2のバンド側孔22内部において、ナット部材6aの係合突起66とナット部材6bの係合凹部67とを嵌め合わせ、2つのナット部材6a,6bを一体化させる。この状態において、バンド2の両側部にはそれぞれナット部材6a,6bのフランジ部65が配置されており、2つのナット部材6a,6b及びそのフランジ部65に挟まれたバンド2を脚部11(なお、図10では、脚部11を構成する本体側脚部31のみを図示している。)の間に嵌め込む。
さらに、左右の脚部11のバンド取付孔12(なお、図10では、バンド取付孔12を構成する本体側取付孔32のみを図示している。)に、それぞれ外側から中央部(すなわち、バンド2の幅方向における外側から中央部)に向かってネジ部材5を挿通させる。このとき、脚部11のバンド取付孔12内に設けられている異型孔部33の形状にネジ部材5の異型軸部54の形状が合うようにネジ部材5の向きを調整してバンド取付孔12内に挿入する。
ネジ部材5の雄ネジ部53がナット部材6a,6bに設けられている雌ネジ部61に突き当たるところまでネジ部材5を挿入すると、ユーザはナット部材6a,6bを所定の同一方向に回転させる。
ナット部材6a,6bを同じ方向に回転させていくことにより、ネジ部材5の雄ネジ部53とナット部材6の雌ネジ部61とが噛み合い、ナット部材6a,6bの回転に応じて2つのネジ部材5がそれぞれバンド2の幅方向の両側から中央部に向かって引き込まれて、ネジ部材5の軸部51の先端側がナット部材6a,6bの内部に固定される。
これにより、ネジ部材5とナット部材6a,6bとが一体化して、バンド2をケース10のバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部として機能し、バンド2がケース10に取り付けられる。
なお、ナット部材6aの係合突起66とナット部材6bの係合凹部67との嵌合に多少の遊びを持たせておく場合には、左右いずれかのネジ部材5が緩んでいる場合に、当該ネジ部材5の側に配置されているナット部材6(ナット部材6a又は6b)のみを、ネジ部材5を引き込む方向に回転させることで微調整し、ネジ部材5の緩みを個別に解消することができる。
ケース10からバンド2を取り外す際には、ナット部材6a,6bをバンド取付時とは逆向きの同一方向に回転させていくことにより、ネジ部材5の雄ネジ部53とナット部材6a,6bの雌ネジ部61とが噛み合い、ナット部材6a,6bの回転に応じて2つのネジ部材5がそれぞれバンド2の中央部から幅方向の両端側に向かって押し出され、ネジ部材5のネジ頭52の側がケース10の脚部11から突出した状態となる。
そして、ネジ部材5の軸部51の先端がナット部材6a,6bの内部から抜ける位置までネジ部材5が移動すると、バンド2をケース10から取り外すことのできる状態となる。
なお、その他の点については、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の効果を得られる他、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態では、予め2つのナット部材6a,6bのナット側挿入部64をバンド側孔22内のナット受入部24内に挿入するとともに、ナット部材6aの係合突起66とナット部材6bの係合凹部67とを嵌め合わせ、2つのナット部材6a,6bを一体化させた状態でバンド2及び2つのナット部材6a,6bを脚部11の間に嵌め込むことができる。このため、脚部11の間に嵌め込む際にバンド2からナット部材6a,6bが抜け落ちてばらばらになることを防止でき、バンド2の取り付け作業をより確実かつ迅速に行うことができる。
また、ネジ部材5とナット部材6a,6bとを一体化させ、2つのナット部材6a,6bについても互いに係合させたものを、バンド2をケース10のバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部として機能させる。このため、ネジ部材5のみ又はナット部材6a,6bのみをバンド取付軸部として機能させる場合よりも、強度を確保することができる。
[第4の実施形態]
次に、図13から図16(a)及び図16(b)を参照しつつ、本発明に係るバンドの取付構造及び時計の第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、ネジ部材及びナット部材の構成等が第1の実施形態から第3の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態から第3の実施形態と異なる点について説明する。
図13は、本実施形態におけるバンドの取付構造が適用された時計の要部断面図であり、図14は、バンドの取付構造を説明するための分解斜視図であり、図15は、ネジ部材及びナット部材を、その取り付け方向とともに示した側面図である。また、図16(a)は、図15のa-a線に沿うネジ部材5の断面図であり、図16(b)は、図15の矢視b方向から見たナット部材の平面図である。
図13及び図14に示すように、本実施形態のバンド2のケース取付部21は、バンド2の幅方向のほぼ中央部に切り欠き部26を有し、この切り欠き部26の両側が、ナット部材8を支持するナット支持部27となっている。
このナット支持部27には、バンド側孔22が形成されている。
また、ナット支持部27におけるナット部材8の側端面と対向する面には、後述するナット部材8のナット側係止部83と嵌り合うバンド側係止部28が設けられている。
バンド側係止部28は、例えば、ナット側係止部83と嵌り合う形状の凹部又は凸部である。本実施形態では、バンド側係止部28が凹部であり、ナット側係止部83が凸部となっており、ナット部材8をネジ部材5の軸周りに回転させることにより、ナット部材8のナット側係止部83がバンド2のバンド側係止部28の凹部を乗り越える際に「カチカチ」というクリック感が得られるようになっている。なお、バンド側係止部28及びナット側係止部83の形状は凹部又は凸部に限定されない。また、バンド側係止部28が凸部であり、ナット側係止部83が凹部となっていてもよい。
図13から図16(a)及び図16(b)に示すように、本実施形態のネジ部材5は、一対の脚部11に対応して2つ設けられており、ネジ部材5の軸部51の先端部には雄ネジ部53が設けられ、この雄ネジ部53よりもネジ頭52寄りの部分に異型軸部54が設けられている。2つのネジ部材5の雄ネジ部53は、ナット部材8の雌ネジ部81に挿入されている。
本実施形態において、2つのネジ部材5の雄ネジ部53は、ネジの向きが互いに逆向きに形成されている。
また、ナット部材8は、バンド2のケース取付部21に形成されている切り欠き部26に嵌め込み可能な形状となっており、この切り欠き部26に嵌め込まれた状態において、ナット部材8の両側端面がナット支持部27の端面に当接するようになっている。
ナット部材8の両側端面には、それぞれナット側係止部83が設けられている。
ナット側係止部83は、ナット支持部27の端面に形成されているバンド側係止部28と嵌り合う形状の凹部又は凸部である。本実施形態では、上述のように、バンド側係止部28が凹部であり、ナット側係止部83が凸部となっている。
本実施形態では、ナット部材8と、このナット部材8に形成されている雌ネジ部81に軸部51の先端側が挿入されているネジ部材5とによって、バンド2をバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部が構成される。
なお、その他の構成は、第1の実施形態から第3の実施形態と同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態におけるバンドの取付構造及び時計の作用について説明する。
ケース10にバンド2を取り付ける際には、バンド2のケース取付部21に形成されている切り欠き部26内にナット部材8を嵌め込む。
そして、バンド2のナット支持部27にナット部材8が支持された状態で、バンド2及びナット部材8を脚部11の間に嵌め込む。
さらに、左右の脚部11(なお、図14では、脚部11を構成する本体側脚部31のみを図示している。)のバンド取付孔12(なお、図14では、バンド取付孔12を構成する本体側取付孔32のみを図示している。)に、それぞれ外側から中央部(すなわち、バンドの幅方向における外側から中央部)に向かってネジ部材5を挿通させる。このとき、脚部11のバンド取付孔12内に設けられている異型孔部33の形状にネジ部材5の異型軸部54の形状が合うようにネジ部材5の向きを調整してバンド取付孔12内に挿入する。
ネジ部材5の雄ネジ部53がナット部材8に設けられている雌ネジ部81に突き当たるところまでネジ部材5を挿入すると、ユーザはナット部材8を所定方向に回転させる。
ナット部材8を回転させていくことにより、ネジ部材5の雄ネジ部53とナット部材8の雌ネジ部81とが噛み合い、ナット部材8の回転に応じて2つのネジ部材5がそれぞれバンド2の幅方向の両側から中央部に向かって引き込まれて、ネジ部材5の軸部51の先端側がナット部材8の内部に固定される。
これにより、ネジ部材5とナット部材8とが一体化して、バンド2をケース10のバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部として機能し、バンド2がケース10に取り付けられる。
ケース10からバンド2を取り外す際には、ナット部材8を逆方向に回転させていくことにより、ネジ部材5の雄ネジ部53とナット部材8の雌ネジ部81とが噛み合い、ナット部材8の回転に応じて2つのネジ部材5がそれぞれバンド2の中央部から幅方向の両端側に向かって押し出され、ネジ部材5のネジ頭52の側がケース10の脚部11から突出した状態となる。
そして、ネジ部材5の軸部51の先端がナット部材8の内部から抜ける位置までネジ部材5が移動すると、バンド2をケース10から取り外すことのできる状態となる。
なお、その他の点については、第1の実施形態から第3の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態から第3の実施形態と同様の効果を得られる他、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態では、2つのネジ部材5の雄ネジ部53に、互いに逆向きのネジを形成し、2つのネジ部材5を1つのナット部材8の両側から挿入して、このナット部材8を回転させることで、2つのネジ部材5をともに移動させることができるようになっている。
このため、ナット部材8が1つで済み、部品点数を少なくすることができる。
また、1つのナット部材8を回転操作するだけでバンド2の着脱を行うことができるため、着脱操作が容易である。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態では、ナット部材8の操作部62が、時計における視認側に露出し、視認側から回転操作を行う場合を例示したが、操作部62はその一部が露出して回転操作可能に構成されていればよく、ここに例示した構成に限定されない。
例えば、ナット部材8の操作部62の視認側を外装部材4で覆い、操作部62を時計における裏面側のみに露出させて、時計の裏面側から操作部62の回転操作を行うように構成してもよい。
この場合には、操作部62が視認側に露出しないため、デザイン上の制約なく、本発明のバンドの取付構造を適用することができる。
また、バンド2をバンド取付部13に取り付けるバンド取付軸部は、ネジ部材5及びナット部材6の両方又はいずれか一方によって構成されていればよい。例えば、ネジ部材5の軸部51の長さを短くし、バンド取付軸部を、ナット部材6のみで構成してもよい。
また、上記各実施形態では、時計100が腕時計である場合を例示したが、時計は、腕時計でなく、懐中時計や、キーホルダ等で鞄等に着脱可能に構成された時計等でもよい。
また、上記各実施形態では、バンドの取付構造が時計に適用された場合を例示したが、バンドの取付構造は時計に適用される場合に限定されない。
例えば、歩数計や心拍数計、高度計、気圧計等のケースにバンドを取り付ける場合に、本発明のバンドの取付構造を適用してもよい。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ケースにバンドを取り付けるバンドの取付構造であって、
対向する2つの脚部を有し、前記脚部の対向する面にそれぞれバンド取付孔が貫通して設けられたバンド取付部と、
前記バンドにおける前記ケースへの取り付け側端部に設けられ、前記2つの脚部の間に配置されるとともに、前記バンド取付孔と連通可能なバンド側孔が形成されたケース取付部と、
前記バンド取付孔の外側から前記バンドのケース取付部に向かって軸部が挿入され当該軸部の一部に雄ネジ部が形成されたネジ部材と、
内部の少なくとも一部に前記ネジ部材の雄ネジ部と嵌り合う雌ネジ部が形成され、外周面の少なくとも一部が外部に露出した操作部となっているナット部材と、
を備え、
前記バンド取付孔の内部の少なくとも一部は断面形状が多角形状である異型孔部となっており、前記ネジ部材の軸部のうち前記雄ネジ部よりもネジ頭寄りの少なくとも一部は前記異型孔部の断面形状と同様の断面形状に形成された異型軸部となっており、
前記ネジ部材及び前記ナット部材の両方又はいずれか一方によって前記バンドを前記バンド取付部に取り付けるバンド取付軸部が構成されていることを特徴とするバンドの取付構造。
<請求項2>
前記ナット部材の側端面には、ナット側係止部が設けられ、
前記脚部の内側面には、前記ナット側係止部と係止される脚部側係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバンドの取付構造。
<請求項3>
前記ナット側係止部は凹部又は凸部であり、
脚部側係止部は、前記ナット側係止部と嵌り合う形状の凹部又は凸部であることを特徴とする請求項2に記載のバンドの取付構造。
<請求項4>
前記ナット部材は、前記バンドの側部に配置され前記操作部が設けられるフランジ部と、前記バンドの前記バンド側孔内部に挿入されるナット側挿入部と、を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバンドの取付構造。
<請求項5>
前記ネジ部材及び前記ナット部材は、前記2つの脚部に対応して一対ずつ設けられ、
一対の前記ネジ部材の前記雄ネジ部は、互いに逆向きのネジが形成され、
前記2つの脚部のそれぞれのバンド取付孔に挿入された一対の前記ナット部材の前記ナット側挿入部は、互いに嵌り合う嵌合部において一体化されていることを特徴とする請求項4に記載のバンドの取付構造。
<請求項6>
前記ネジ部材は、前記2つの脚部に対応して一対ずつ設けられ、
一対の前記ネジ部材の前記雄ネジ部は、互いに逆向きのネジが形成され、
前記ナット部材は、一対の前記ネジ部材の双方の前記雄ネジ部が挿入可能である位置に1つ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバンドの取付構造。
<請求項7>
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のバンドの取付構造と、
ケースと、
前記ケースに取り付けられるバンドと、
を備えることを特徴とする時計。
1 時計本体
2 バンド
5 ネジ部材
6 ナット部材
10 ケース
11 脚部
12 バンド取付孔
13 バンド取付部
21 ケース取付部
22 バンド側孔
33 異型孔部
51 軸部
53 雄ネジ部
54 異型軸部
61 雌ネジ部
62 操作部
65 フランジ部
66 係合突起
67 係合凹部
100 時計

Claims (7)

  1. ケースにバンドを取り付けるバンドの取付構造であって、
    対向する2つの脚部を有し、前記脚部の対向する面にそれぞれバンド取付孔が貫通して設けられたバンド取付部と、
    前記バンドにおける前記ケースへの取り付け側端部に設けられ、前記2つの脚部の間に配置されるとともに、前記バンド取付孔と連通可能なバンド側孔が形成されたケース取付部と、
    前記バンド取付孔の外側から前記バンドのケース取付部に向かって軸部が挿入され当該軸部の一部に雄ネジ部が形成されたネジ部材と、
    内部の少なくとも一部に前記ネジ部材の雄ネジ部と嵌り合う雌ネジ部が形成され、外周面の少なくとも一部が外部に露出した操作部となっているナット部材と、
    を備え、
    前記バンド取付孔の内部の少なくとも一部は断面形状が多角形状である異型孔部となっており、前記ネジ部材の軸部のうち前記雄ネジ部よりもネジ頭寄りの少なくとも一部は前記異型孔部の断面形状と同様の断面形状に形成された異型軸部となっており、
    前記ネジ部材及び前記ナット部材の両方又はいずれか一方によって前記バンドを前記バンド取付部に取り付けるバンド取付軸部が構成されていることを特徴とするバンドの取付構造。
  2. 前記ナット部材の側端面には、ナット側係止部が設けられ、
    前記脚部の内側面には、前記ナット側係止部と係止される脚部側係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバンドの取付構造。
  3. 前記ナット側係止部は凹部又は凸部であり、
    脚部側係止部は、前記ナット側係止部と嵌り合う形状の凹部又は凸部であることを特徴とする請求項2に記載のバンドの取付構造。
  4. 前記ナット部材は、前記バンドの側部に配置され前記操作部が設けられるフランジ部と、前記バンドの前記バンド側孔内部に挿入されるナット側挿入部と、を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバンドの取付構造。
  5. 前記ネジ部材及び前記ナット部材は、前記2つの脚部に対応して一対ずつ設けられ、
    一対の前記ネジ部材の前記雄ネジ部は、互いに逆向きのネジが形成され、
    前記2つの脚部のそれぞれのバンド取付孔に挿入された一対の前記ナット部材の前記ナット側挿入部は、互いに嵌り合う嵌合部において一体化されていることを特徴とする請求項4に記載のバンドの取付構造。
  6. 前記ネジ部材は、前記2つの脚部に対応して一対ずつ設けられ、
    一対の前記ネジ部材の前記雄ネジ部は、互いに逆向きのネジが形成され、
    前記ナット部材は、一対の前記ネジ部材の双方の前記雄ネジ部が挿入可能である位置に1つ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバンドの取付構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のバンドの取付構造と、
    ケースと、
    前記ケースに取り付けられるバンドと、
    を備えることを特徴とする時計。
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