JPH11211A - バンド取付構造 - Google Patents

バンド取付構造

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JPH11211A
JPH11211A JP15534497A JP15534497A JPH11211A JP H11211 A JPH11211 A JP H11211A JP 15534497 A JP15534497 A JP 15534497A JP 15534497 A JP15534497 A JP 15534497A JP H11211 A JPH11211 A JP H11211A
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JP
Japan
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band
connecting member
hole
device case
screw
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Application number
JP15534497A
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English (en)
Inventor
Hisashi Hihara
久 日原
Hajime Iguchi
元 井口
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPH11211A publication Critical patent/JPH11211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器ケースへのバンドの取り付けを強固に行
い、バンドが外れることを防止する。 【解決手段】 機器ケース1の取付孔4、4と、バンド
2の貫通孔7との連通状態に対し、連結部材8を挿入し
てバンド2と機器ケース1とを連結状態とする。連結部
材8の両側にねじ部材10、10を螺合して連結部材8
を抜け止めし、連結部材8による連結状態を強固に固定
する。連結部材8がバンド2及び機器ケース1に挿通
し、ねじ部材10、10が連結部材8の抜け止めを行う
ため、バンド2と機器ケース1に強固に取り付けること
ができ、外れることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計、携帯電
話、ページャ、小型ゲーム機等の小型機器を身体に着用
するため、これらに取り付けられるバンドの取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】小型機器としての腕時計におけるバンド
の取付構造は、ばね棒によって行われている。すなわ
ち、バンドの端部にばね棒を挿通し、このばね棒の両端
部を時計ケースの6時及び12時方向に形成したバンド
取付部に係合させることによってバンドが取り付けられ
る。ばね棒は、細管内にばね及びピンが挿入されてお
り、両端のピンが内部のばねによって突出方向に付勢さ
れている。そして、両端のピンをバンド取付部のピン孔
に挿入して係合させることにより、バンドを機器ケース
に取り付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ばね棒
による取付構造では、時計ケース(以下、機器ケース)
との連結力が弱く、バンドに捻り力や引っ張り力が作用
すると、バンドが機器ケースから簡単に外れる問題を有
している。
【0004】又、従来の構造では、落下の衝撃や振動が
作用した場合、これらの外部応力が機器ケース内の機構
部品に伝達されるため、これらが故障したり、破壊する
問題を有している。
【0005】以上の問題は、腕時計だけでなく、携帯電
話、ページャ等の通信機器、小型ゲーム機、携帯用電子
計算機や電子手帳等の身体に着用されるその他の小型機
器の共通の課題となっている。
【0006】本発明は、このような小型機器の問題点を
考慮してなされたものであり、バンドを強固に機器ケー
スに取り付けることができ、不用意な外れを防止するこ
とができるバンド取付構造を提供することを目的とす
る。又、本発明は、衝撃等の外部応力への耐久性を有す
ることができるバンド取付構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、機器ケースへの取り付けを行う
貫通孔が端部に形成されたバンドと、前記機器ケースに
形成され、前記貫通孔と連通する取付孔と、前記貫通孔
と取付孔との連通状態に対して挿入され、バンドと機器
ケースとを連結状態とする連結部材と、この連結部材に
螺合して連結部材による連結状態を固定するねじ部材
と、を備えていることを特徴とする。
【0008】この構造では、バンドの貫通孔と機器ケー
スの取付孔との連通状態に対し、連結部材を挿入するこ
とにより、バンドと機器ケースとが連結され、さらに、
ねじ部材を連結部材に螺合することにより、連結部材に
よる連結状態が固定される。
【0009】この固定は、貫通孔及び取付孔を連結部材
が挿通する構造であり、しかも、ねじ部材は連結部材を
連結状態から外れることを防止している。従って、バン
ドを連結部材を介して強固に機器ケースに強固に取り付
けることができ、バンドが捻られたり、引っ張られても
機器ケースから外れることがなく、確実な取り付けを行
うことができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記取付孔の内面と前記連結部材の外面との間
に隙間が設けられていることを特徴とする。
【0011】取付孔と連結部材との間に設けられた隙間
は、連結部材からの衝撃や振動が、直接に機器ケースに
伝達されることを阻止するように作用する。このため、
衝撃や振動等の外部応力によって機器ケース内部の電子
部品、その他の部品が破壊されたり、故障することがな
く、耐衝撃性を有した機器とすることができる。従っ
て、ねじ部材や連結部材が機器ケースの外部に露出して
外部応力が作用しても良く、これらが露出しないような
複雑な構造とする必要がなくなる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
発明であって、前記連結部材は、内径面にねじ切りされ
たパイプ状となっており、前記ねじ部材は、この連結部
材の両端部に螺合して連結部材の抜け止めを行うことを
特徴とする。
【0013】連結部材をパイプ状とすることにより、連
結部材の取付孔及び貫通孔内への挿入を簡単に行うこと
ができ、バンド及び機器ケースの連結が容易となる。ね
じ部材は連結部材の両端に螺合することにより、その頭
部がバンド及び機器ケースを外側から押さえ付ける。こ
のため、バンドと機器ケースとが連結部材を介して強固
に連結されると共に、連結部材の外れを防止することが
できる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
発明であって、前記連結部材は、一端に抜け止め頭部が
形成され、他端の内径面にねじ切りされたロッド状とな
っており、前記ねじ部材は、この連結部材の他端の内径
面に螺合し、前記抜け止め頭部と共に連結部材の抜け止
めを行うことを特徴とする。
【0015】この構造の連結部材は取付孔及び貫通孔に
挿入され、ねじ部材が螺合することにより、一端の抜け
止め頭部とねじ部材の頭部とによってバンド及び機器ケ
ースを押さえ付けて、これらを強固に固定する。この構
造では、ねじ部材を連結部材の一方の端部に螺合させる
だけで良く、ねじ部材の取付数が減じ、取り付けを簡単
に行うことができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の発明であって、前記機器ケースの外周部分に
外側部材が設けられており、この外側部材に、前記連結
部材が挿入され且つ前記機器ケースと係合する係合部が
設けられ、前記連結部材又は/及びねじ部材は前記係合
部の外側から取り付けられることを特徴とする。
【0017】外側部材は、装飾等の目的で機器ケースに
取り付けられるものであり、外側部材に設けられた係合
部は、連結部材が挿入され、しかも機器ケースと係合す
る。このため、外側部材は連結部材と連結されると共
に、機器ケースとも連結された状態となっている。この
ような状態では、ねじ部材が外れても、外側部材はある
程度、係合状態を維持することができるため、外側部材
の不用意の脱落を防止することができる。又、連結部
材、ねじ部材は係合部の外側から取り付けられるため、
これらの取り付けを簡単に行うことができる。
【0018】請求項6の発明は、請求項5記載の発明で
あって前記機器ケースは腕時計ケースであり、前記外側
部材はベゼルであることを特徴とする。
【0019】従って、衝撃や振動等の外部応力に対する
耐久性のある腕時計とすることができると共に、不用意
なベゼルの脱落を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1〜図5は、本発明を腕時計に適用し
た一実施形態を示し、時計ケースとしての硬質樹脂ある
いは金属からなる機器ケース1に合成樹脂等からなるバ
ンド(時計バンド)2が取り付けられる。機器ケース1
の内部1aには、デジタル時計モジュールあるいはアナ
ログ指針輪列機構、あるいはその両方の機構部品(図示
省略)が配置される。又、機器ケース1の6時及び12
時方向の端部それぞれには、図1及び図3に示すよう
に、一対をなすバンド取付部3、3がそれぞれ突出状に
形成されている。一対となっている左右のバンド取付部
3、3には、取付孔4が同軸上に位置するように形成さ
れている。
【0021】バンド取付部3、3には、嵌合凹部5、5
が形成されている。嵌合凹部5、5は、左右に位置する
バンド取付部3、3のそれぞれの外側面を窪ませること
によって形成されると共に、取付孔4、4と連通してい
る。この嵌合凹部5、5は、後述するベゼル6を取り付
けるためのものである。
【0022】バンド2の端部には貫通孔7が形成されて
いる。この貫通孔7は、バンド2の端部を機器ケース1
のバンド取付部3、3内に挿入することにより、バンド
取付部3、3の取付孔4、4と連通し、この連通状態に
対して連結部材8が挿入される。
【0023】連結部材8は単一径のパイプ状となってお
り、その内径面8aには、ねじ切りがなされている。連
結部材8は、金属、繊維強化プラスチック(FRP)、
その他の剛性を有した材質によって形成されるものであ
る。連結部材8を連通状態の取付孔4、4及び貫通孔7
に挿入することにより、バンド2とバンド取付部3、3
(機器ケース1)は連結部材8を介して連結された状態
となる。この実施形態では、連結部材8が単一径のパイ
プ状となっていることから、連通状態の取付孔4、4及
び貫通孔7と引っ掛かることなく、これらの内部への挿
入を円滑に行うことができる。
【0024】又、連結部材8の外径に対し、バンド取付
部3、3の取付孔4、4の孔径は相対的に大きくなるよ
うに設定されている。これにより、連結部材8を取付孔
4、4に挿入すると、図2に示すように、これらの間に
隙間9が設けられ、後述するべゼル6の係合部11によ
って連結部材8とバンド取付部3、3とが妄りに接触し
ないようになっている。
【0025】かかる連結部材8には、べゼル6の係合部
11を介して、ねじ部材10が螺合される。ねじ部材1
0は、図5に示すように、ねじ切りされた連結部材8の
内径面8aに螺合するねじ部10aと、ねじ部10aの
端部に一体的に形成された頭部10bとによって形成さ
れている。かかるねじ部材10は、バンド取付部3、3
の外側から、連結部材8の両端部に螺合する。この螺合
によって、連結部材8によるバンド2とバンド取付部
3、3(すなわち、機器ケース1)の連結状態が固定さ
れ、バンド2が不用意に機器ケース1から外れることが
防止される。
【0026】ねじ部材10の頭部10bは、そのねじ部
10aを連結部材8に螺合することにより、連結部材8
の抜け止めを行うと共に、機器ケース1のバンド取付部
3、3(この実施形態では、ベゼル6)を外側から押し
付ける。この押しつけにより、バンド及び機器ケース1
(バンド取付部3、3)が連結部材8と強固に連結す
る。なお、この実施形態では、ねじ部材10の頭部10
bの径がバンド取付部3、3(ベゼル6)内に埋没しな
いような径に設定されており、頭部10bはベゼル6の
外側に露出している。
【0027】この実施形態では、機器ケース1に外側部
材としてのベゼル6が取り付けられる。ベゼル6は、合
成樹脂からなり、機器ケース1の上面の表示部及び下面
の裏ブタ等を除く機器ケース1の外側全体を覆うもので
あり、外部からの衝撃から、機器ケース1の内部1aに
配置されたデジタル時計モジュールあるいはアナログ指
針輪列機構を守る耐衝撃部材として機能するものであ
る。このベゼル6には、このベゼル自身を機器ケース1
に取り付けるために係合部11が一体的に設けられてい
る。
【0028】係合部11は、図4に示すように、バンド
取付部3、3の嵌合凹部5、5に対応して設けられてい
る。この係合部11は、嵌合凹部5、5に嵌合する嵌合
凸部12と、嵌合凸部12を貫通するように形成された
挿入孔13とを有している。挿入孔13は、機器ケース
1側に形成された大径孔部13aと、機器ケース1と反
対側に位置して大径孔部13aと連通している小径孔部
13bとからなる段付き孔となっている。そして、大径
孔部13aには、連結部材8の端部が挿入され、小径孔
部13bには、ねじ部材10のねじ部13aが挿入され
る。
【0029】次に、この実施形態の組立手順を説明す
る。図3に示すように、バンド2をバンド取付部3、3
の間に挿入して、これらの貫通孔7と取付孔4、4とを
連通させる。この連通状態に対し、連結部材8を挿入す
る。この連結部材8の挿入によって、バンド2とバンド
取付部3、3とが連結部材8を介して連結された状態と
なる。
【0030】その後、図4の矢印で示すように、ベゼル
6を広げながら機器ケース1の外側に嵌め合わせ、その
係合部11を左右のバンド取付部3、3に外側から臨ま
せる。そして、嵌合凸部12をバンド取付部3、3の嵌
合凹部5に嵌合させる。この嵌合によって、図5に示す
ように、挿入孔13の大径孔部13aに連結部材8の両
端部が挿入される。
【0031】このようなベゼル6の取り付けの後、図5
に示すように、ねじ部材10、10をベゼル6の挿入孔
13の小径孔部13bに外側から挿入し、そのねじ部1
0a、10aを連結部材8の内径面に螺合させる。
【0032】図1及び図2は、以上の組立を終了した状
態であり、連結部材8を介してバンド2とバンド取付部
3、3(機器ケース1)とが連結されていると共に、こ
の連結状態がベゼル6の外側から螺合したねじ部材1
0、10によって固定されている。加えて、連結部材8
がねじ部材10、10によって抜け止め状態となってい
る。
【0033】このため、抜け止めされた連結部材8を介
してバンド2を機器ケース1に強固に取り付けることが
でき、バンド2に捻り力や引っ張り力が作用しても、バ
ンド2が外れることがなく、確実な取り付けを行うこと
ができる。
【0034】又、図2に示すように、機器ケース1の取
付孔4、4の径の長さと連結部材8の径の長さとは、隙
間9が設けられる長さに設定されており、また、連結部
材8の端部は、嵌合凸部12の大径孔部13aに勘合さ
れる。従って、バンド2に機器ケース1から外れる方向
に力や衝撃が加わったとしても、その力、衝撃は、連結
部材8の端部で、嵌合凸部12を介して矢印F方向に吸
収分散されるので、機器ケース1に伝達されることがな
い。従って、機器ケース1内部の機構部品も保護でき、
破壊されたり、損傷することがなく、耐衝撃性を充分に
有した機器とすることができる。
【0035】さらに、ねじ部材10、10を外側に露出
するように配置することができ、ねじ部材10、10が
露出しないような複雑な構造とする必要がなく、簡単な
構造とすることができると共に、デザインの自由度が増
大する。
【0036】この実施形態では、左右のねじ部材10、
10の頭部10b、10bがベゼル6の外面に当接する
ことにより、ベゼル6が機器ケース1に固定されてい
る。このような構造では、バンド2を機器ケース1に取
り付けるねじ部材10、10がベゼル6を機器ケース1
に取り付けるようにも作用しており、バンド2の取り付
けと同時にベゼル6の取り付けを行うことができる。こ
のため、ベゼル6を備えていても、組立工程数が増加す
ることがなく、迅速な組立を行うことができる。又、ベ
ゼル6の取り付けを行うための専用のねじが不要とな
り、部品点数が減じ、機器を軽量とすることができる。
【0037】さらに、ベゼル6の係合部11は、機器ケ
ース1に係合するだけでなく、連結部材8にも連結して
いる。このため、ねじ部材10、10が外れても、ベゼ
ル6は係合状態をある程度、維持することができ、不用
意に脱落することもない。
【0038】図6〜図9は、本発明の別実施形態を示
し、上述した実施形態と同一の部分は同一の符号によっ
て対応させてある。この実施形態では、図9に示すよう
に、連結部材8として、ロッド状部材が使用されるもの
である。
【0039】ロッド状の連結部材8は、一端に抜け止め
頭部15が形成され、ねじ切りされた内径面16が他端
に形成されている。そして、これらの間の中間部分は、
中実な軸部17となって剛性が付与されている。抜け止
め頭部15は、ベゼル6の挿入孔13及び機器ケース1
の取付孔4よりも大径となっており、軸部17をベゼル
6に挿入しても、抜け止め頭部15がベゼル6の外面に
当接して停止する。このため連結部材8はベゼル6を抜
け出ることがない。
【0040】連結部材8の軸部17は、連通状態のバン
ド2の貫通孔7及びバンド取付部3、3の取付孔4、4
に挿入されると共に、ベゼル6の挿入孔13にも挿入さ
れる。この軸部17の外径は、バンド取付部3、3(機
器ケース1)の取付孔4、4よりも小径となっており、
取付孔4、4への挿入状態では、図7に示すように、機
器ケース1(バンド取付部3、3)と、軸部17との間
に隙間9が形成される。これにより、ねじ部材10から
連結部材8に伝達された衝撃等の外部応力Fが機器ケー
ス1に伝達されることがなく、耐衝撃性の機器とするこ
とができる。なお、ベゼル6における連結部材8の抜け
止め頭部15が位置する側の係合部11は、連結部材8
の軸部17が貫通するだけであり、このため、その挿入
孔19は図9に示すように、単一径となっている。
【0041】この実施形態の組立は、図8に示すよう
に、バンド2をバンド取付部3、3の間に挿入すると共
に、ベゼル6を広げながら機器ケース1に嵌め合わせ
る。これにより、取付孔4、4、貫通孔7及び挿入孔1
3が連通する。そして、これらの連通状態に対して、図
9に示すように、連結部材8の他端を挿入する。この挿
入では、連結部材8の一端の抜け止め頭部15がベゼル
6の外面に当接することにより停止する。その後、ねじ
部材10を連結部材8の反対側から挿入し、連結部材8
の内径面16に螺合させ、図6及び図7に示す組立状態
とする。
【0042】この実施形態では、図1〜図5の実施形態
と同様の作用を有するが、連結部材8が抜け止め頭部1
5を有しているため、ねじ部材10を連結部材8の一側
にだけ螺合させることによって組立を行うことができ
る。このため、ねじ部材10の取り付け数が減じ、組立
を簡単に行うことができる。
【0043】本発明は、以上の実施形態に限定されるこ
となく、種々変形が可能であり、例えば、ベゼル6を省
略しても良い。又、本発明は、腕時計だけでなく、携帯
電話、ページャ等の通信機器、小型ゲーム機、携帯用電
子計算機や電子手帳等の身体に着用されるその他の小型
機器に同様に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、バンド
と機器ケースとに連結部材を挿通してこれらを連結状態
とすると共に、連結部材にねじ部材を螺合させて抜け止
めすることにより連結状態を固定するため、バンドを機
器ケースに強固に取り付けることができ、バンドが外れ
ることのない確実な取り付けが可能となる。
【0045】又、連結部材と機器ケースとの間に隙間を
設けるため、衝撃等の外部応力が機器ケースに伝達され
ることがなく、耐衝撃性を有した機器とすることができ
る。このため、外部応力が作用するねじ部材等を露出し
て配置することができ、簡単な構造とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の組立状態の断面図であ
る。
【図2】一実施形態の組立状態の部分拡大断面図であ
る。
【図3】一実施形態における連結部材を挿入する組立状
態の断面図である。
【図4】一実施形態におけるベゼル取り付け状態の断面
図である。
【図5】一実施形態におけるねじ部材取り付け状態の断
面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の組立状態の断面図であ
る。
【図7】他の実施形態の組立状態の部分拡大断面図であ
る。
【図8】他の実施形態におけるベゼル取り付け状態の断
面図である。
【図9】他の実施形態における連結部材及びねじ部材の
取り付け状態の断面図である。
【符号の説明】
1 機器ケース 2 バンド 3 バンド取付部 4 取付孔 5 嵌合凹部 6 ベゼル 7 貫通孔 8 連結部材 9 隙間 10 ねじ部材 11 係合部 12 嵌合凸部 13 挿入孔 14 抜け止め頭部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器ケースへの取り付けを行う貫通孔が
    端部に形成されたバンドと、 前記機器ケースに形成され、前記貫通孔と連通する取付
    孔と、 前記貫通孔と取付孔との連通状態に対して挿入され、バ
    ンドと機器ケースとを連結状態とする連結部材と、 この連結部材に螺合して連結部材による連結状態を固定
    するねじ部材と、を備えていることを特徴とするバンド
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記取付孔の内面と前記連結部材の外面
    との間に隙間が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載のバンド取付構造。
  3. 【請求項3】 前記連結部材は、内径面にねじ切りされ
    たパイプ状となっており、 前記ねじ部材は、この連結部材の両端部に螺合して連結
    部材の抜け止めを行うことを特徴とする請求項1又は2
    記載のバンド取付構造。
  4. 【請求項4】 前記連結部材は、一端に抜け止め頭部が
    形成され、他端の内径面にねじ切りされたロッド状とな
    っており、 前記ねじ部材は、この連結部材の他端の内径面に螺合
    し、前記抜け止め頭部と共に連結部材の抜け止めを行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のバンド取付構
    造。
  5. 【請求項5】 前記機器ケースの外周部分に外側部材が
    設けられており、 この外側部材に、前記連結部材が挿入され且つ前記機器
    ケースと係合する係合部が設けられ、 前記連結部材又は/及びねじ部材は前記係合部の外側か
    ら取り付けられることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のバンド取付構造。
  6. 【請求項6】 前記機器ケースは腕時計ケースであり、
    前記外側部材はベゼルであることを特徴とする請求項5
    記載のバンド取付構造。
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