JP3194800B2 - ショート穴を有するゲートのないサイリスタまたはゲートのないトライアック型の保護部品 - Google Patents
ショート穴を有するゲートのないサイリスタまたはゲートのないトライアック型の保護部品Info
- Publication number
- JP3194800B2 JP3194800B2 JP30363492A JP30363492A JP3194800B2 JP 3194800 B2 JP3194800 B2 JP 3194800B2 JP 30363492 A JP30363492 A JP 30363492A JP 30363492 A JP30363492 A JP 30363492A JP 3194800 B2 JP3194800 B2 JP 3194800B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- short
- component
- area
- holes
- gateless
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 title description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 5
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 5
- 238000001465 metallisation Methods 0.000 description 4
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- NUHSROFQTUXZQQ-UHFFFAOYSA-N isopentenyl diphosphate Chemical compound CC(=C)CCO[P@](O)(=O)OP(O)(O)=O NUHSROFQTUXZQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 2
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/86—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable only by variation of the electric current supplied, or only the electric potential applied, to one or more of the electrodes carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched
- H01L29/861—Diodes
- H01L29/87—Thyristor diodes, e.g. Shockley diodes, break-over diodes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Thyristors (AREA)
Description
【0001】
【技術分野】この発明は過電圧に対する保護のための半
導体部品に関する。そのような半導体部品は端子にかか
る電圧が予め決定されたしきい値を超過するとすぐに導
通する。
導体部品に関する。そのような半導体部品は端子にかか
る電圧が予め決定されたしきい値を超過するとすぐに導
通する。
【0002】
【背景技術】この発明は(一方向性保護のための)ゲー
トのないサイリスタまたは(二方向性保護のための)ゲ
ートのないトライアックに関し、つまり交互のNPNP
導電型の4つの半導体の層を含む構造に関する。これら
のゲートのない部品において、導通はその構造の真中の
層の間の接合の絶縁破壊のために起こる。このアバラン
シェモードは一般にまず局部化された区域でおき、それ
から部品の全体に次第に広がる。
トのないサイリスタまたは(二方向性保護のための)ゲ
ートのないトライアックに関し、つまり交互のNPNP
導電型の4つの半導体の層を含む構造に関する。これら
のゲートのない部品において、導通はその構造の真中の
層の間の接合の絶縁破壊のために起こる。このアバラン
シェモードは一般にまず局部化された区域でおき、それ
から部品の全体に次第に広がる。
【0003】図1Aに示されるように、それぞれ第1の
主表面と第2の主表面との間にある交互の導電型の重畳
された半導体層、つまりN型陰極層N1、P型ゲート層
P1、中間のN型層N2、およびP型陽極層P2により
そのような部品は本質的に形成される。陰極層および陽
極層はそれぞれメタライゼーションM1およびM2で被
覆される。一般にその構造は陰極メタライゼーション下
に分布された「ショート」穴CCを含む。これらの穴を
介してゲート層P1は陰極層N1を越えて陰極メタライ
ゼーションに届く。これらのショート穴はときどきエミ
ッタショートと呼ばれる。
主表面と第2の主表面との間にある交互の導電型の重畳
された半導体層、つまりN型陰極層N1、P型ゲート層
P1、中間のN型層N2、およびP型陽極層P2により
そのような部品は本質的に形成される。陰極層および陽
極層はそれぞれメタライゼーションM1およびM2で被
覆される。一般にその構造は陰極メタライゼーション下
に分布された「ショート」穴CCを含む。これらの穴を
介してゲート層P1は陰極層N1を越えて陰極メタライ
ゼーションに届く。これらのショート穴はときどきエミ
ッタショートと呼ばれる。
【0004】図1Bおよび1Cはショート穴CCをより
良く例示するためにメタライゼーションM1がない図1
Aの部品の適例となる上面図である。これらの図はそれ
ぞれ四角形および三角形または斜めのパターンを形成す
るように配置された2つの従来のショート穴の配置を示
す。これらの穴の特性的特徴は2つの隣接の穴の間の距
離D(仮にすべての穴が等距離にあるとして)と、各穴
の直径d(仮にすべての穴が等しい直径を有するとし
て)とである。
良く例示するためにメタライゼーションM1がない図1
Aの部品の適例となる上面図である。これらの図はそれ
ぞれ四角形および三角形または斜めのパターンを形成す
るように配置された2つの従来のショート穴の配置を示
す。これらの穴の特性的特徴は2つの隣接の穴の間の距
離D(仮にすべての穴が等距離にあるとして)と、各穴
の直径d(仮にすべての穴が等しい直径を有するとし
て)とである。
【0005】当業者は図1Aに例示されるようなゲート
のないサイリスタ型の一方向性保護部品から、2つの逆
に接続された図1Aに示される型のゲートのないサイリ
スタを単一のモノリシック構造に配置することにより、
ゲートのないトライアック型の二方向性保護部品を形成
することができる。
のないサイリスタ型の一方向性保護部品から、2つの逆
に接続された図1Aに示される型のゲートのないサイリ
スタを単一のモノリシック構造に配置することにより、
ゲートのないトライアック型の二方向性保護部品を形成
することができる。
【0006】さらに、図1A、1Bおよび1Cは部分的
な図であり、適当なブレークオーバ電圧を有するために
従来の処理ステップが必要とされる部品の端縁は示さな
いということが注目されるであろう。
な図であり、適当なブレークオーバ電圧を有するために
従来の処理ステップが必要とされる部品の端縁は示さな
いということが注目されるであろう。
【0007】図2および図3はゲートのないサイリスタ
型の従来の保護部品の特性曲線である。これらの曲線は
一方向性部品に対応する。二方向性部品の特性曲線はそ
れらが原点に関して対称であるためすぐにできる。
型の従来の保護部品の特性曲線である。これらの曲線は
一方向性部品に対応する。二方向性部品の特性曲線はそ
れらが原点に関して対称であるためすぐにできる。
【0008】図2は従来のゲートのないサイリスタの電
圧Vの関数として電流曲線Iを示す。加えられる電圧が
しきい値VBRより低くとどまる限り、装置はブロッキン
グモードであり、電流は流れない。過電圧が起こり、電
圧が値VBRから増加し値VBOに近づくと、電流は特性曲
線Aに従って部品内に流れ始める。加えられる電圧がV
BOを超過すると、特性曲線は曲線Bになり、動作点は低
い電圧値VONと、給電および回路の特性によって決定さ
れる電流IONとに固定される。過電圧が消えると、部品
内の電流は保持電流値IH まで減少する。電流がIH よ
り低くなると部品はブロッキングモードにもどる。
圧Vの関数として電流曲線Iを示す。加えられる電圧が
しきい値VBRより低くとどまる限り、装置はブロッキン
グモードであり、電流は流れない。過電圧が起こり、電
圧が値VBRから増加し値VBOに近づくと、電流は特性曲
線Aに従って部品内に流れ始める。加えられる電圧がV
BOを超過すると、特性曲線は曲線Bになり、動作点は低
い電圧値VONと、給電および回路の特性によって決定さ
れる電流IONとに固定される。過電圧が消えると、部品
内の電流は保持電流値IH まで減少する。電流がIH よ
り低くなると部品はブロッキングモードにもどる。
【0009】図2に例示される特性曲線は静的現象を例
証する。図3はサージ電圧にさらされたゲートのないサ
イリスタ型の部品における時間の関数として電流Iおよ
び電圧Vの形を示す。電圧が実質的に0電圧からVBRへ
大変急速に達する。それから動的現象により電圧は値V
BOを越えて増加し、その後再びその値まで減少しその後
値VONまで減少する。電流の増加は初期の実質的に直線
性の傾斜dI/dtで起こる。電流曲線および電圧曲線
が重ねられているが、それらは同じ時間スケールでは描
かれていない。たとえば値VBOは1マイクロ秒より少な
い時間期間内で到達される一方で、その終わりで電流が
最大値IPPに到達する時間t1 はほぼ10マイクロ秒
であり得、かつその終わりで電流が値IPP/2に減少
する時間t2 はほぼ100マイクロ秒であり得る。
証する。図3はサージ電圧にさらされたゲートのないサ
イリスタ型の部品における時間の関数として電流Iおよ
び電圧Vの形を示す。電圧が実質的に0電圧からVBRへ
大変急速に達する。それから動的現象により電圧は値V
BOを越えて増加し、その後再びその値まで減少しその後
値VONまで減少する。電流の増加は初期の実質的に直線
性の傾斜dI/dtで起こる。電流曲線および電圧曲線
が重ねられているが、それらは同じ時間スケールでは描
かれていない。たとえば値VBOは1マイクロ秒より少な
い時間期間内で到達される一方で、その終わりで電流が
最大値IPPに到達する時間t1 はほぼ10マイクロ秒
であり得、かつその終わりで電流が値IPP/2に減少
する時間t2 はほぼ100マイクロ秒であり得る。
【0010】保護部品の主要な特性は、− 値VBRとV
BOとの間の差は装置のトリガ精度を決定することと、−
値VBO上の動的サージはできるだけ低くならなければ
ならないことと、− 部品が持ちこたえ得るdI/dt
の値はできるだけ高くなければならずつまり、部品はス
イッチオンの間高い電流密度に持ちこたえることが可能
でなければならないことと、さらに− 比較的に高くな
ければならない保持電流IH とである。実際には保護部
品において一度過電圧が消えたら保護部品に結合された
回路ができるだけすぐに動作を続行することが所望され
る。もし保持電流IH の値が低すぎると、保護部品は過
電圧が消えたときにも導通状態にとどまる。
BOとの間の差は装置のトリガ精度を決定することと、−
値VBO上の動的サージはできるだけ低くならなければ
ならないことと、− 部品が持ちこたえ得るdI/dt
の値はできるだけ高くなければならずつまり、部品はス
イッチオンの間高い電流密度に持ちこたえることが可能
でなければならないことと、さらに− 比較的に高くな
ければならない保持電流IH とである。実際には保護部
品において一度過電圧が消えたら保護部品に結合された
回路ができるだけすぐに動作を続行することが所望され
る。もし保持電流IH の値が低すぎると、保護部品は過
電圧が消えたときにも導通状態にとどまる。
【0011】ショート穴の密度がこれらの種々のパラメ
タに影響することが既知である。もしこの密度が増加す
ると、有利な効果すなわち保持電流IH の増加と、逆効
果すなわち静的および動的な値のVBOの増加と部品が持
ちこたえ得るdI/dtの値の減少とが得られる。
タに影響することが既知である。もしこの密度が増加す
ると、有利な効果すなわち保持電流IH の増加と、逆効
果すなわち静的および動的な値のVBOの増加と部品が持
ちこたえ得るdI/dtの値の減少とが得られる。
【0012】このように先行技術ではショート穴の平均
の密度値はこれらの種々の効果の満足のいく妥協を与え
るように選択される。
の密度値はこれらの種々の効果の満足のいく妥協を与え
るように選択される。
【0013】制御ゲートを有するサイリスタまたはトラ
イアックの構造においてショート穴の密度はゲート区域
の付近で修正されてきた。
イアックの構造においてショート穴の密度はゲート区域
の付近で修正されてきた。
【0014】
【発明の概要】この発明の目的は値IH を減少せずに静
的および動的の両方の状態での値VBOを減少することに
よって改良された特性を与えるゲートのないサイリスタ
またはトライアック型の保護部品を提供することであ
る。
的および動的の両方の状態での値VBOを減少することに
よって改良された特性を与えるゲートのないサイリスタ
またはトライアック型の保護部品を提供することであ
る。
【0015】この目的を達成するためにこの発明は第1
のショート穴密度を有する第1の区域と第1の密度より
少ない第2のショート穴密度を有する第2の区域とを含
むショート穴を備えたゲートのないサイリスタまたはト
ライアック型の保護部品を提供する。
のショート穴密度を有する第1の区域と第1の密度より
少ない第2のショート穴密度を有する第2の区域とを含
むショート穴を備えたゲートのないサイリスタまたはト
ライアック型の保護部品を提供する。
【0016】この発明の実施例に従って、部品は中間の
層とゲート層との間の境界面で第2の区域とそろえられ
た過度にドープされた区域をさらに含む。
層とゲート層との間の境界面で第2の区域とそろえられ
た過度にドープされた区域をさらに含む。
【0017】この発明の実施例に従って、すべてのショ
ート穴は同じサイズで、第2の区域においては第1の区
域よりもおたがいにより離れて配置される。
ート穴は同じサイズで、第2の区域においては第1の区
域よりもおたがいにより離れて配置される。
【0018】この発明の実施例に従って、すべてのショ
ート穴は同じピッチを有し、第2の区域での方が小さ
い。
ート穴は同じピッチを有し、第2の区域での方が小さ
い。
【0019】この発明の実施例に従って、部品は第1の
区域において付加的なショート穴と規則正しいピッチを
有する第1のパターンのショート穴とを含み、付加的な
ショート穴は第1のパターンのショート穴より小さな直
径を有する。
区域において付加的なショート穴と規則正しいピッチを
有する第1のパターンのショート穴とを含み、付加的な
ショート穴は第1のパターンのショート穴より小さな直
径を有する。
【0020】この発明の実施例に従って第2の区域は実
質的に第1の区域の中央に配置される。
質的に第1の区域の中央に配置される。
【0021】この発明の前述ならびに他の目的、特徴、
局面、および利点は添付の図面とともに読まれるべきこ
の発明の以下の詳細な説明から明白になるであろう。
局面、および利点は添付の図面とともに読まれるべきこ
の発明の以下の詳細な説明から明白になるであろう。
【0022】種々の図において、同様の参照符号は同様
または類似の要素を示す。さらに半導体表現において慣
例のように図1A−Cおよび図4A−5の種々の横断面
図または上面図は比例尺では描かれておらず、層の厚さ
および表面は図面の読みやすさを容易にするために任意
に拡大される。
または類似の要素を示す。さらに半導体表現において慣
例のように図1A−Cおよび図4A−5の種々の横断面
図または上面図は比例尺では描かれておらず、層の厚さ
および表面は図面の読みやすさを容易にするために任意
に拡大される。
【0023】
【詳細な説明】図4Aおよび4Bに示されるように、こ
の発明は基本的に図1Aと1Bとに例示されたものと類
似したゲートのないサイリスタ型の保護部品に関する。
この発明の部品において2つの別個の区域が表面に与え
られ、かつそこでのショート穴の密度は異なる。ゾーン
1ではショート穴CC1の密度は(ゾーン2に比べる
と)比較的高く、かつゾーン2では密度はゾーン1より
低い。好ましくはゾーン2は装置の中央に配置される。
の発明は基本的に図1Aと1Bとに例示されたものと類
似したゲートのないサイリスタ型の保護部品に関する。
この発明の部品において2つの別個の区域が表面に与え
られ、かつそこでのショート穴の密度は異なる。ゾーン
1ではショート穴CC1の密度は(ゾーン2に比べる
と)比較的高く、かつゾーン2では密度はゾーン1より
低い。好ましくはゾーン2は装置の中央に配置される。
【0024】出願人はこれらのゾーンが上記の特性に違
ったふうに影響することを発見した。ショート穴(CC
2)の低い密度をもつゾーン2は本質的に部品の導通モ
ードのパラメタを決定し、それゆえ静的および動的状態
においてVBOの値を減少することを可能にする(図2に
例示される値VBO2 に対応する特性曲線が得られるであ
ろう)。しかしながら部品のターンオフ特徴を本質的に
決定し、それゆえIHのより高い値という結果になるの
はショート穴(CC1)のより高い密度を有するゾーン
1である。このようにこの発明で静的および動的状態で
の減少された値VBOが得られ、一方で従来の構造の電流
と全く同一の保持電流が維持される。
ったふうに影響することを発見した。ショート穴(CC
2)の低い密度をもつゾーン2は本質的に部品の導通モ
ードのパラメタを決定し、それゆえ静的および動的状態
においてVBOの値を減少することを可能にする(図2に
例示される値VBO2 に対応する特性曲線が得られるであ
ろう)。しかしながら部品のターンオフ特徴を本質的に
決定し、それゆえIHのより高い値という結果になるの
はショート穴(CC1)のより高い密度を有するゾーン
1である。このようにこの発明で静的および動的状態で
の減少された値VBOが得られ、一方で従来の構造の電流
と全く同一の保持電流が維持される。
【0025】図4Bにおいてこの発明の実施例が示さ
れ、そこではすべてのショート穴は等しい直径dを有
し、穴が四角形のパターンに配置される図1Bの構成と
同様な構成においてゾーン1では距離D1の、かつゾー
ン2ではD1より長い距離D2の間隔をおかれる。穴は
図1Cに示されるように三角形のパターンに配置される
こともまた可能であった。
れ、そこではすべてのショート穴は等しい直径dを有
し、穴が四角形のパターンに配置される図1Bの構成と
同様な構成においてゾーン1では距離D1の、かつゾー
ン2ではD1より長い距離D2の間隔をおかれる。穴は
図1Cに示されるように三角形のパターンに配置される
こともまた可能であった。
【0026】当業者はこの発明の種々の変形を提供する
ことができるであろう。たとえばゾーン2の穴はゾーン
1の穴と同じピッチを有するがより小さい直径を有して
もよく、またはより小さい直径を有してもよい付加的な
穴をゾーン1に設けた、同じピッチを有する穴でもよ
い。
ことができるであろう。たとえばゾーン2の穴はゾーン
1の穴と同じピッチを有するがより小さい直径を有して
もよく、またはより小さい直径を有してもよい付加的な
穴をゾーン1に設けた、同じピッチを有する穴でもよ
い。
【0027】さらにショート穴は円形である必要はな
く、製造プロセス等によって如何なる適切な形にもなり
得る。
く、製造プロセス等によって如何なる適切な形にもなり
得る。
【0028】この発明は、ゲートのないサイリスタ構造
において種々の既知の改善ともまた結びつけられること
ができる。たとえば図5に示されるように領域P1とN
2との間の境界面に配置されたN+ 領域によって得られ
る優先的絶縁破壊ゾーンが与えられることが可能であ
る。この場合領域N+ はショート穴の密度が低いゾーン
2に配置されるであろう。トリガが領域N+ 付近でバル
クにおいて既に実行されるため、この発明は予め決定さ
れた保持電流については静的および動的状態においてV
BOの値と対応する電流IBOとを減少することによってト
リガエネルギに持ちこたえる部品の能力を改善するであ
ろう。起こりがちな過電圧はショートでありそれゆえd
I/dtとdV/dtとの値は高いためにこれは大変重
要である。
において種々の既知の改善ともまた結びつけられること
ができる。たとえば図5に示されるように領域P1とN
2との間の境界面に配置されたN+ 領域によって得られ
る優先的絶縁破壊ゾーンが与えられることが可能であ
る。この場合領域N+ はショート穴の密度が低いゾーン
2に配置されるであろう。トリガが領域N+ 付近でバル
クにおいて既に実行されるため、この発明は予め決定さ
れた保持電流については静的および動的状態においてV
BOの値と対応する電流IBOとを減少することによってト
リガエネルギに持ちこたえる部品の能力を改善するであ
ろう。起こりがちな過電圧はショートでありそれゆえd
I/dtとdV/dtとの値は高いためにこれは大変重
要である。
【0029】このようにこの発明のある特定的な実施例
を説明してきたが、種々の変更、修正、および改善が当
業者にとってたやすく起こるであろう。開示によって明
白にされるそのような変更、修正、および改善はここで
ははっきりと述べられていないけれども、この発明の一
部であることが意図され、この発明の精神および範囲内
であることが意図される。したがって前述の説明は単な
る例としてであって制限としては意図されない。この発
明は前掲の請求項およびそれに相当するものに規定され
るようにのみ制限される。
を説明してきたが、種々の変更、修正、および改善が当
業者にとってたやすく起こるであろう。開示によって明
白にされるそのような変更、修正、および改善はここで
ははっきりと述べられていないけれども、この発明の一
部であることが意図され、この発明の精神および範囲内
であることが意図される。したがって前述の説明は単な
る例としてであって制限としては意図されない。この発
明は前掲の請求項およびそれに相当するものに規定され
るようにのみ制限される。
【図1】A−Cは当該技術分野の状態と遭遇した問題と
を例示する図である。
を例示する図である。
【図2】当該技術分野の状態と遭遇した問題とを例示す
る図である。
る図である。
【図3】当該技術分野の状態と遭遇した問題とを例示す
る図である。
る図である。
【図4】Aはこの発明に従って保護部品の図4Bにおい
てA−A線に沿って描かれた概略の横断面図であり、B
は図4Aの部品の部分的な上面図である。
てA−A線に沿って描かれた概略の横断面図であり、B
は図4Aの部品の部分的な上面図である。
【図5】この発明の別の実施例を示す図である。
CC1 第1のショート穴 CC2 第2のショート穴 d ショート穴の直径
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−239367(JP,A) 特開 昭61−202465(JP,A) 特開 昭59−108424(JP,A) 特開 昭52−91384(JP,A) 米国特許4967256(US,A) 欧州特許出願公開167440(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/74 H01L 29/747
Claims (6)
- 【請求項1】 表面に、第1の密度でショート穴(CC
1)を有する第1の区域と、第1の密度よりも小さい第
2の密度でショート穴(CC2)を有する第2の区域と
を含む、ショート穴を有するゲートのないサイリスタま
たはゲートのないトライアック型の保護部品。 - 【請求項2】 中間の層とゲート層とをさらに含み、前
記中間の層と前記ゲート層との境界面において前記第2
の区域とそろえられた、過度にドープされた区域をさら
に含む、請求項1に記載の部品。 - 【請求項3】 前記第1と第2の区域のすべてのショー
ト穴は同じサイズを有し、かつ前記第2の区域における
前記ショート穴の間隔は前記第1の区域における前記シ
ョート穴の間隔よりも大きい、請求項1に記載の部品。 - 【請求項4】 前記第1と第2の区域のすべてのショー
ト穴は同じピッチを有し、かつ前記第2の区域における
前記ショート穴の直径は前記第1の区域における前記シ
ョート穴の直径よりも小さい、請求項1に記載の部品。 - 【請求項5】 前記第1の区域において、付加的なショ
ート穴と、規則正しいピッチを有する第1のパターンの
ショート穴とを含み、前記付加的なショート穴は前記第
1のパターンのショート穴よりも小さい直径を有する、
請求項1に記載の部品。 - 【請求項6】 前記第2の区域は実質的に第1の区域の
中央に配置される、請求項1に記載の部品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR14445 | 1991-11-15 | ||
FR9114445A FR2683946B1 (fr) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | Composant semiconducteur de protection contre des surtensions. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05218396A JPH05218396A (ja) | 1993-08-27 |
JP3194800B2 true JP3194800B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=9419241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30363492A Expired - Fee Related JP3194800B2 (ja) | 1991-11-15 | 1992-11-13 | ショート穴を有するゲートのないサイリスタまたはゲートのないトライアック型の保護部品 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5473170A (ja) |
EP (1) | EP0542648B1 (ja) |
JP (1) | JP3194800B2 (ja) |
DE (1) | DE69220330T2 (ja) |
FR (1) | FR2683946B1 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2683946B1 (fr) * | 1991-11-15 | 1997-05-09 | Sgs Thomson Microelectronics | Composant semiconducteur de protection contre des surtensions. |
FR2718899B1 (fr) * | 1994-04-14 | 1996-07-12 | Sgs Thomson Microelectronics | Indicateur de défaut d'un composant de protection. |
GB9417393D0 (en) * | 1994-08-30 | 1994-10-19 | Texas Instruments Ltd | A four-region (pnpn) semiconductor device |
US5815359A (en) * | 1995-09-08 | 1998-09-29 | Texas Instruments Incorporated | Semiconductor device providing overvoltage protection against electrical surges of positive and negative polarities, such as caused by lightning |
FR2753006B1 (fr) * | 1996-08-27 | 1998-11-27 | Sgs Thomson Microelectronics | Pont redresseur protege monolithique |
US6084253A (en) * | 1999-03-01 | 2000-07-04 | Teccor Electronics, Lp | Low voltage four-layer device with offset buried region |
US6956248B2 (en) | 1999-03-01 | 2005-10-18 | Teccor Electronics, Lp | Semiconductor device for low voltage protection with low capacitance |
US6531717B1 (en) | 1999-03-01 | 2003-03-11 | Teccor Electronics, L.P. | Very low voltage actuated thyristor with centrally-located offset buried region |
WO2003034468A2 (en) * | 2001-10-15 | 2003-04-24 | Teraburst Networks, Inc. | Crosstalk reduction in a crosspoint thyristor switching array using a shielded dielectric stack |
US6881937B2 (en) * | 2002-03-22 | 2005-04-19 | Fort James Corporation | Thermoformed food containers with enhanced rigidity |
US7943959B2 (en) * | 2007-08-28 | 2011-05-17 | Littelfuse, Inc. | Low capacitance semiconductor device |
FR2960097A1 (fr) * | 2010-05-11 | 2011-11-18 | St Microelectronics Tours Sas | Composant de protection bidirectionnel |
DE102017130330B3 (de) | 2017-12-18 | 2019-02-14 | Semikron Elektronik Gmbh & Co. Kg | Thyristor mit einem Halbleiterkörper |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4060825A (en) * | 1976-02-09 | 1977-11-29 | Westinghouse Electric Corporation | High speed high power two terminal solid state switch fired by dV/dt |
CS192827B1 (en) * | 1977-08-02 | 1979-09-17 | Bohumil Pina | Multilayer semiconductor element |
FR2542148B1 (fr) * | 1983-03-01 | 1986-12-05 | Telemecanique Electrique | Circuit de commande d'un dispositif a semi-conducteur sensible du type thyristor ou triac, avec impedance d'assistance a l'auto-allumage et son application a la realisation d'un montage commutateur associant un thyristor sensible a un thyristor moins sensible |
FR2566963B1 (fr) * | 1984-06-29 | 1987-03-06 | Silicium Semiconducteur Ssc | Triac de protection sans gachette, realise a partir d'un substrat a haute resistivite |
JPS61202465A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-08 | Toshiba Corp | 過電圧保護機能付サイリスタ |
GB2208257B (en) * | 1987-07-16 | 1990-11-21 | Texas Instruments Ltd | Overvoltage protector |
JPH0685437B2 (ja) * | 1990-02-16 | 1994-10-26 | 新電元工業株式会社 | 両方向性2端子サイリスタ |
FR2683946B1 (fr) * | 1991-11-15 | 1997-05-09 | Sgs Thomson Microelectronics | Composant semiconducteur de protection contre des surtensions. |
-
1991
- 1991-11-15 FR FR9114445A patent/FR2683946B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-11-09 EP EP92420406A patent/EP0542648B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-09 DE DE69220330T patent/DE69220330T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-11-13 JP JP30363492A patent/JP3194800B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-07-25 US US08/280,142 patent/US5473170A/en not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-06-07 US US08/475,562 patent/US5719413A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5719413A (en) | 1998-02-17 |
DE69220330D1 (de) | 1997-07-17 |
EP0542648B1 (fr) | 1997-06-11 |
US5473170A (en) | 1995-12-05 |
FR2683946A1 (fr) | 1993-05-21 |
JPH05218396A (ja) | 1993-08-27 |
DE69220330T2 (de) | 1997-10-30 |
EP0542648A1 (fr) | 1993-05-19 |
FR2683946B1 (fr) | 1997-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3194800B2 (ja) | ショート穴を有するゲートのないサイリスタまたはゲートのないトライアック型の保護部品 | |
US5001537A (en) | Semiconductor device for electrical overstress protection | |
JP3111576B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH07307458A (ja) | 多層過電圧保護デバイス | |
US9917181B2 (en) | Bipolar transistor with superjunction structure | |
US4087834A (en) | Self-protecting semiconductor device | |
US3947864A (en) | Diode-integrated thyristor | |
US4517582A (en) | Asymmetrical thyristor with highly doped anode base layer region for optimized blocking and forward voltages | |
US3078196A (en) | Semiconductive switch | |
JP3117506B2 (ja) | 半導体整流素子 | |
US5569609A (en) | Bidirectional Shockley diode | |
JPH0677472A (ja) | サージ防護素子 | |
US3331000A (en) | Gate turn off semiconductor switch having a composite gate region with different impurity concentrations | |
JPS6153877B2 (ja) | ||
JPH0536979A (ja) | サージ防護素子 | |
JP2851907B2 (ja) | 大阻止容量半導体素子 | |
JPS6157713B2 (ja) | ||
US3911461A (en) | Semiconductor device with improved reverse transient capability | |
JPH0685437B2 (ja) | 両方向性2端子サイリスタ | |
JP3284019B2 (ja) | 電力用半導体装置 | |
US4060824A (en) | Slow speed semiconductor switching device | |
JPH0614546B2 (ja) | 複合サイリスタ | |
CA1088213A (en) | Self-protecting semiconductor device | |
JPS5917864B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH0715992B2 (ja) | 双方向性2端子サイリスタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010508 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080601 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090601 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |