JP3194562U - グローブボックス用のビニールバッグ - Google Patents

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明則 南
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【課題】グローブボックスのポートへの装着作業やハンドシール作業において、従来に比して作業者に要求される力を低減させることができて作業効率の向上化を図ることができるグローブボックス用のビニールバッグを提供する。【解決手段】ビニールバッグBは、開口部1、ビード1a、底部2、シーム部3によって構成されている。シーム部3は、その横断面の形状が、このシーム部3の中央部から側端部に至るその厚みがなだらかに変化するような形状となっている。【選択図】図1

Description

本考案は、放射性物質等を収納するグローブボックス用のビニールバッグに関するものである。
図4に示したように、放射性物質等を取り扱う作業をするためのグローブボックスGの正面壁Wには、内部で作業をするときに使用する手袋(グローブ)や、不要になった放射性物質を廃棄処理するためのビニールバッグなどを装着するための多数のポートPが設けられている。
このようなポートPは、図5(a)に示したようにグローブボックスGの外側に突出するように正面壁Wに配設された円筒状の形状をしている。
グローブボックスGで廃棄物処理に使用されるビニールバッグBは、図5(a)に示したように一端側の開口部1の端縁部にビード1aが形成され、他端側の底部2が溶着密閉されている円筒状の形状をしている。3は、ビニールバッグBの製造時に、ビニールシートを重ね合わせて溶着した際に形成されるシーム部である。
ビニールバッグBをポートPに装着する際には、先ず、図5(a)に示した状態からビニールバッグBの開口部1側をポートPの外側に被せ、次に図5(b)に示したように、ポートPに被せたビニールバッグBの周囲をクランプリングRで締め付けて、ポートPの外側にビニールバッグBの内面が密着するようにしてビニールバッグBをポートPに固定する。このように装着することにより、ビニールバッグBの内部の気密性は保たれることになる。
以上のようにしてポートPに装着されたビニールバッグBを使用して、グローブボックスG内の不要になった放射性物質を廃棄する方法を、図6,図7の説明図を用いて以下に説明する。
先ず、図6(a)に示したようにグローブボックスGの正面壁Wの外側に位置しているビニールバッグBを、図6(b)に示したようにグローブボックスGの内側に移動させる。このとき、グローブボックスG内においては、ビニールバッグBの内側の面が露出することになる。
次に、不要になった放射性物質Mを、ビニールバッグBの底部2付近に位置させたままビニールバッグBを介して掴み(図6(c)参照)、ビニールバッグBを図7(d)に示したようにグローブボックスGの正面壁Wの外側に移動させる。
次に作業者は、図7(e)に示したように、放射性物質Mが位置している場所よりも開口部側の場所を選んでハンドシール機Hを用いてビニールバッグBに溶着部4を形成する。
そして最後に作業者は、図7(f)に示したように、溶着部4が形成されている場所を切断して(この時、ビニールバッグBには新たな底部が形成される)、放射性物質Mが密封されている底部2を含むビニール袋を廃棄処理する。以下、同様にしてビニールバッグBの残った部分を用いて、グローブボックスG内の不要になった放射性物質の廃棄処理を行なう。
ここで、以上のようにして使用される従来のグローブボックスG用のビニールバッグBの製造工程について図を用いて説明する。
先ず、製造するビニールバッグBの長さと同じ長さを有する同一幅のビニール製のシートと、ビニールバッグBの長さ以上の長さを有する作業板および作業端を具えた高周波溶着機とを用いて、図8(a)に示したように、高周波溶着機の作業板20を包むように作業板20の上面側にビニール製のシート10の両側端部を重ね合わせて位置させる。
次に、図8(b)に示したように、重ね合わされたシート10の両側端部を作業板20と作業端30とが挟み込むように作業端30をシート10に押圧させた状態で、作業端30と作業板20との間に高周波電磁波を発生させて挟まれている重ね合わされた2枚のシート10を溶着させる。以上のようにして、ビニールバッグBの長さ方向に延在するシーム部3となる部分を形成する(図8(c)参照)。
次に、このようにして円筒形状となったビニール製のシート10の2つの開口部のうちの一方をビニールバッグBの開口部とし他方を底部とする。この底部は、図9(a)に示したように、ビニールバッグBの幅以上の長さを有する作業板40と作業端50を具えた高周波溶着機を用いて形成する。
このビニールバッグBの底部2の形成過程は、先ず図9(a),(b)に示したように高周波溶着機の作業板40上に円筒形状のビニール製のシート10の一端部を位置させて、この一端部に高周波溶着機の作業端50を押圧させる(図9(c)参照)。
このように、作業板40と作業端50とでビニール製のシート10を加圧して挟み込んだ状態で、作業板40と作業端50の間に高周波電磁波を発生させて、挟み込まれたビニール製のシート10を溶着させてビニールバッグB底部2を形成する(図9(d)参照)。
最後に、底部2とは反対側の開口部の端縁部にビードを形成してビニールバッグBを完成させる。
ここで、図9(a)〜(b)に示した高周波溶着機を用いてビニールバッグBの底部2を形成する工程と同様の工程を、放射性物質の廃棄処理過程においては作業員がハンドシール機Hを用いて行なう(図7(e)参照)。
以上説明した従来のグローブボックス用のビニールバッグBには以下のような問題があった。
図10(a)は、図7(f)のA−A断面図を示したものであり、図10(b)は、図10(a)の要部拡大図である。図10(a),(b)に示したようにビニールバッグBの長手方向に延在するシーム部3には、その両側端部に突出部3aが形成されている。この突出部3aは、シーム部3の形成過程において高周波溶着機の作業端30を押し付けてビニール製のシート10を溶着させるために(図8(c)参照)、作業端30の外側に溶けたビニールによってシーム部3に沿って形成されてしまうものである。
図7(e)に示したハンドシール機Hを用いて溶着部4を形成する作業においては、このシーム部3の突出部3aがハンドシール機Hの作業面に当接することになるために、ハンドシール機Hに挟まれたビニールバッグBの相対向する内面同士を密着させて完全に溶着させるためには、作業者は、かなり強い力をハンドシール機Hに加え続ける必要があった。
また、このシーム部3の突出部3aが存在するために、図5(b)に示したビニールバッグBのポートPへの装着作業においても、ビニールバッグBの内面をポートPの外側に完全に密着させるためには、作業者は、かなり強い力でクランプリングRを締め付ける必要があった。
以上のように、従来のグローブボックス用のビニールバッグBにおいては、ハンドシール作業やポートへの装着作業の際に、作業者に強い力を出すことが要求されるために、その分だけ作業の効率が阻害されてしまうという問題があった。
以上の問題を解消するために本考案は、同一幅のビニール製のシートの両側辺部を重ね合わせて溶着して長さ方向にシーム部が延在する円筒形状にし、当該円筒形状の2つの開口部のうちの一方をビニールバッグの開口部とし、他方を溶着密閉して底部とした構成のグローブボックス用のビニールバッグにおいて、前記長さ方向に延在するシーム部の横断面の形状が、前記シーム部の両側端部に突出部が無く、当該シーム部の中央部から側端部に至るその厚みがなだらかに変化している形状となっていることを特徴とするものである。ここで、前記ビニールバッグの開口部の端縁部にはビードが形成されていてもよい。
本考案によれば、グローブボックスのポートへの装着作業やハンドシール作業において、従来に比して作業者に要求される力を低減させることができて作業効率の向上化を図ることができるグローブボックス用のビニールバッグを提供することができる。
本考案の実施例1の構成を示す構成図である。 本考案の実施例1の製造方法の説明図である。 本考案の実施例1の製造方法の説明図である。 従来のグローブボックスGの構成の説明図である。 従来のビニールバッグBのポートPへの装着方法の説明図である。 従来のグローブボックス用のビニールバッグの使用方法の説明図である。 従来のグローブボックス用のビニールバッグの使用方法の説明図である。 従来のグローブボックス用のビニールバッグの製造方法の説明図である。 従来のグローブボックス用のビニールバッグの製造方法の説明図である。 従来のグローブボックス用のビニールバッグの構成の説明図である。
以下、図を用いて本考案の実施例について説明する。
図1は本考案の実施例1の構成を示した図であり、図1(a)は斜視図、図1(b)は図1(a)のX−X断面図、図1(c)は図1(b)の要部拡大図である。
図1(a)〜(c)に示したように本実施例1に係るビニールバッグBは、従来のビニールバッグの構成と同様に、開口部1、ビード1a、底部2、シーム部3によって構成されている。
本実施例1が従来例と異なるところは、図1(c)に示したシーム部3の形状である。図1(c)に示したように、本実施例1においては、シーム部3の横断面の形状が、シーム部3の中央部から側端部に至るその厚みがなだらかに変化するように形成されている。
即ち、本実施例1においては、従来のビニールバッグBのシーム部3に沿って形成されている突出部3a(図10(b)参照)がない。
以上のように構成されたシーム部3を有する図1に示した本実施例1においては、従来例のように突出部3aが無く、このシーム部3に外部から圧力を加えたときに力が平均的に加わるので、従来に比して小さな力を加えることでグローブボックスのポートへの装着作業やハンドシール作業を行なうことができる。
次に、以上のように構成された本実施例1の製造方法について説明する。
本実施例1は、先に説明した従来のビニールバッグと同様の製造工程によって製造することができる。
ただ、本実施例1を製造する場合においては、図2(a)に示したように、シーム部3を形成する際に使用する高周波溶着機の作業端30の両側端部に、この作業端30の長さ方向に沿って延在する押圧部材31,32を底面が一致するように予め配設しておく。このような押圧部材31,32を絶縁性の材料(本実施例1においてはシリコン)によって構成しておけば、作業端30の直下の溶けたビニールは突出部3aを形成することなくその周辺部になだらかに広がることになる。
その他の製造工程は、従来と同様の製造工程である。即ち、先ず、図2(a)〜(c)に示したように、高周波溶着機によってビニール袋のシート10を円筒形状に形成し、この円筒形状になったシート10の2つの開口部の一方の開口部の端縁部にビード1を形成し、他方の開口部を図3(a)〜(d)に示したように、従来と同じ高周波溶着機を用いて溶着して底部2を形成しビニールバッグBを完成させる。
以上のようにして図1に示した本実施例1に係るビニールバッグBを製造することができる。
1 開口部
1a ビード
2 底部
3 シーム部
3a 突出部
4 溶着部
10 ビニール製のシート
20,40 高周波溶着機の作業板
30,50 高周波溶着機の作業端
31,32 押圧部材
B ビニールバッグ
G グローブボックス
H ハンドシール機
M 放射性物質
P ポート
W 正面壁

Claims (2)

  1. 同一幅のビニール製のシートの両側辺部を重ね合わせて溶着して長さ方向にシーム部が延在する円筒形状にし、当該円筒形状の2つの開口部のうちの一方をビニールバッグの開口部とし、他方を溶着密閉して底部とした構成のグローブボックス用のビニールバッグにおいて、
    前記長さ方向に延在するシーム部の横断面の形状が、前記シーム部の両側端部に突出部が無く、当該シーム部の中央部から側端部に至るその厚みがなだらかに変化している形状となっていることを特徴とするグローブボックス用のビニールバッグ。
  2. 前記ビニールバッグの開口部の端縁部にはビードが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のグローブボックス用のビニールバッグ。
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