JP3194413B2 - 二軸混練機 - Google Patents

二軸混練機

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JP3194413B2 JP5280395A JP5280395A JP3194413B2 JP 3194413 B2 JP3194413 B2 JP 3194413B2 JP 5280395 A JP5280395 A JP 5280395A JP 5280395 A JP5280395 A JP 5280395A JP 3194413 B2 JP3194413 B2 JP 3194413B2
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良太 港
二志 福井
晋 宝谷
正直 実近
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸混練機に関し、特
には、原料樹脂に微粉タルク等の微粉材料を加えて混練
するための二軸混練機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、連続二軸混練機を例示するもの
であって、この二軸混練機は、材料供給口21と混練後の
材料の排出口(図示せず)が形成されたシリンダ22内に
異方向に回転するスクリュ軸23,24が平行に配置された
二軸混練機本体25と、前記材料供給口21に接続されたフ
ィードホッパ26と、このフィードホッパ26の上蓋27に設
けられた、材料の定量供給装置28に接続された材料供給
管29およびガス抜きのためのベント管30と、を備えて構
成される。そして、混練される材料の供給は、定量供給
装置28のホッパ31に材料を投入し、定量供給装置28によ
り定量づつ切出し、材料供給管29を経てフィードホッパ
26内へ供給し、さらにフィードホッパ26から二軸混練機
本体25の材料供給口21へと供給して行われる。なお、定
量供給装置28および材料供給管29は、供給する材料によ
り1台、あるいは数台の場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記二軸混
練機における材料の供給において、例えば原料樹脂に加
えて微粉タルクなど粒径の細かい微粉材料(粒径10μm
以下)を高比率で定量供給装置28から二軸混練機本体25
へ供給する場合、原料樹脂や微粉材料は、図示省略され
るヒータにより加熱されながら混練、溶融されるので、
その際に発生するガス、水蒸気等が材料供給口21よりフ
ィードホッパ26内に吹き上がるため、比重の軽い細かい
微粉材料がフィードホッパ26内で舞い上がり、微粉材料
の供給が阻害され混練後の樹脂材料の生産量の低下を招
いている。特に最近は、原料樹脂と微粉材料の配合割合
が4:6,3:7,2:8などと、微粉材料の配合割合
が多くなるグレードも多くなってきており、微粉材料の
配合割合の多いもの程、供給不良による生産量の低下が
著しい傾向にある。なお、周知のことではあるが、材料
供給口21からのガス抜きは必要であって、ガスが抜けな
くなるとシリンダ22内の内圧が高くなり全ての材料の供
給を阻害する結果となる。
【0004】本発明は、上記の問題点を改善するために
なしたものであって、その目的は、材料供給口からのガ
ス等は抜きながらフィードホッパ内で微粉材料を舞い上
がらせることなく、所望の配合割合の微粉材料を供給し
得る二軸混練機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る二軸混練機は、微粉材料を
供給する供給管が、材料供給口に設けられたフィードホ
ッパ内に延在せしめて設けられるとともに、その開口端
が材料供給口の近傍の二軸スクリュ間に位置せしめて設
けられてなるものである。
【0006】また、本発明の請求項2に係る二軸混練機
は、原料樹脂の供給管と微粉材料の供給管が、材料供給
口に設けられたフィードホッパの上部に設けられてなる
二軸混練機において、前記微粉材料を供給する供給管
が、材料供給口に設けられたフィードホッパ内に延在せ
しめて設けられるとともに、その開口端が材料供給口の
近傍の二軸スクリュ間に位置せしめて設けられてなるも
のである。そして、この場合、原料樹脂と微粉材料の供
給管が1つに形成されフィードホッパ内に延在されてあ
ってもよい。
【0007】
【作用】上記の構成では、少なくとも微粉材料を供給す
る供給管が、材料供給口に設けられたフィードホッパ内
に延在せしめて設けられるとともに、その開口端が材料
供給口の近傍の二軸スクリュ間に位置せしめて設けられ
てあるので、フィードホッパ内に供給される微粉材料
は、ほぼ直接材料供給口へ供給され、一方、供給管の開
口端外周と材料供給口の内周との間の空間を通して混練
により発生するガス等が抜けるので、材料供給口を抜け
るガス等による微粉材料の舞い上がりが大きく抑制さ
れ、微粉材料を所望の配合割合で供給することができ、
混練による生産性を向上させることができるとともに、
二軸混練機の安定した操業ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〔実施例1〕図1は、本発明に係る二軸混練機の説明図
であって、aは要部拡大断面図、bはaのX−X断面図
である。図において、1は二軸混練機本体、2はフィー
ドホッパ、3は第1定量供給装置、4は第2定量供給装
置、5はベント管である。
【0009】二軸混練機本体1は、材料供給口6と混練
後の材料の排出口(図示せず)が形成されたシリンダ7
内に異方向(互いに内回り)に回転するスクリュ軸8,
9を平行に配置して備えており、材料供給口6より供給
されてくる材料を互いに噛み合うスクリュ歯で先へ送り
つつ混練する。この場合、スクリュ軸8,9はスクリュ
歯とその先の混練用ブレードとの組合せ型であってもよ
い。
【0010】フィードホッパ2は、上記材料供給口6上
に接続され、その上蓋10には、ベント管5が設けられ混
練により発生したガス等が抜ける構成となっている。ま
た上蓋10には、第1定量供給装置3の供給管11がフィー
ドホッパ2内に開口して接続される一方、第2定量供給
装置4の供給管12が挿通して設けられ、その先端は、材
料供給口6の近傍(供給管12の先端とスクリュ軸8,9
の上面との間隔で10mm〜 250mm)のスクリュ軸8,9の
軸中心線8a, 9a間に位置せしめて設けられてある。
【0011】本発明に係る二軸混練機は、上記の如き構
成であるから、第1定量供給装置3からはペレット状の
樹脂原料を供給管11を介してフィードホッパ2内に供給
する一方、第2定量供給装置4からは微粉タルク等の微
粉材料を供給管12を介してフィードホッパ2内の材料供
給口6に向けて供給することができる。従って、順次供
給されてくる樹脂原料と微粉材料は、スクリュ軸8,9
間で、図示省略するヒータによる加熱を受けながら混
練、溶融されるが、その際発生するガスや水蒸気等は、
供給管12の開口端外周と材料供給口6の内周との間の空
間13を通じて抜けベント管5より排気されるので、供給
管12から供給される微粉材料の舞い上がりが大きく抑制
される。またこれにより、微粉材料を所望の配合割合で
供給することができ、混練による生産性を向上させるこ
とができるとともに、二軸混練機の安定した操業ができ
るようになる。
【0012】〔実施例2〕図2は、本発明に係る別の実
施例の二軸混練機の説明図であって、aは要部拡大断面
図、bはaのY−Y断面図である。本実施例に示すもの
は、上記実施例1に示す構成の二軸混練機と、第1定量
供給装置3およびその供給管11を除いて基本的に同じ構
成のものである。
【0013】上記構成の二軸混練機では、予めペレット
状の樹脂原料と微粉タルク等の微粉材料とを所望割合に
混合し、その混合したものを第2定量供給装置4の供給
管12を介してフィードホッパ2内の材料供給口6に向け
て供給するものである。従って、本実施例の構成におい
ても、順次供給されてくる樹脂原料と微粉材料は、スク
リュ軸8,9間で、図示省略するヒータによる加熱を受
けながら混練、溶融されるが、その際発生するガスや水
蒸気等は、供給管12の開口端外周と材料供給口6の内周
との間の空間13を通じて抜けベント管5より排気される
ので、供給管12から供給される微粉材料の舞い上がりが
大きく抑制される。またこれにより、微粉材料を所望の
配合割合で供給することができ、混練による生産性を向
上させることができるとともに、二軸混練機の安定した
操業ができるようになる。
【0014】なお、上記実施例においては、ペレット状
の樹脂原料と微粉タルク等の微粉材料のみを例に説明し
たが、これら以外に、添加剤やフィラーが供給される
が、その供給は、樹脂原料または微粉材料と一緒に供給
してもよいし、別の供給口から供給してもよい。また、
繊維強化樹脂とする場合の繊維の供給についても同様に
して供給することができることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る二軸
混練機であれば、材料供給口からガス等を抜きながらフ
ィードホッパ内で微粉材料を舞い上がらせることなく、
所望の配合割合の微粉材料を供給することができ、混練
による生産性を向上させることができる。また、二軸混
練機の安定した操業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二軸混練機の説明図であって、a
は要部拡大断面図、bはaのX−X断面図である。
【図2】本発明に係る二軸混練機の別の実施例の説明図
であって、aは要部拡大断面図、bはaのY−Y断面図
である。
【図3】従来の二軸混練機の説明図であって、aは全体
斜視図、bはaのZ−Z断面図である。
【符号の説明】
1:二軸混練機本体 2:フィードホッパ
3:第1定量供給装置 4:第2定量供給装置 5:ベント管
6:材料供給口 7:シリンダ 8,9:スクリュ軸 8
a, 9a:軸中心線 10:上蓋 11, 12:供給管 1
3:空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 105:16 701:00 (72)発明者 宝谷 晋 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 実近 正直 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 平野 雅夫 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (56)参考文献 特開 平6−344344(JP,A) 特開 昭62−62724(JP,A) 特開 昭49−8137(JP,A) 特開 平5−414(JP,A) 特開 昭51−148860(JP,A) 実開 平2−94102(JP,U) 実開 昭49−102067(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 7/00 - 7/94 B01F 15/00 - 15/06 B29C 31/00 - 31/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉材料を供給する供給管が、材料供給
    口に設けられたフィードホッパ内に延在せしめて設けら
    れるとともに、その開口端が材料供給口の近傍の二軸ス
    クリュ間に位置せしめて設けられてなることを特徴とす
    る二軸混練機。
  2. 【請求項2】 原料樹脂の供給管と微粉材料の供給管
    が、材料供給口に設けられたフィードホッパの上部に設
    けられてなる二軸混練機において、前記微粉材料を供給
    する供給管が、材料供給口に設けられたフィードホッパ
    内に延在せしめて設けられるとともに、その開口端が材
    料供給口の近傍の二軸スクリュ間に位置せしめて設けら
    れてなることを特徴とする二軸混練機。
  3. 【請求項3】 原料樹脂と微粉材料の供給管が、材料供
    給口に設けられたフィードホッパの上部に設けられてな
    る二軸混練機において、前記供給管が、材料供給口に設
    けられたフィードホッパ内に延在せしめて設けられると
    ともに、その開口端が材料供給口の近傍の二軸スクリュ
    間に位置せしめて設けられてなることを特徴とする二軸
    混練機。
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