JP3193884B2 - 電子制御装置の検査システム - Google Patents

電子制御装置の検査システム

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JP3193884B2 JP8316697A JP8316697A JP3193884B2 JP 3193884 B2 JP3193884 B2 JP 3193884B2 JP 8316697 A JP8316697 A JP 8316697A JP 8316697 A JP8316697 A JP 8316697A JP 3193884 B2 JP3193884 B2 JP 3193884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータを搭載した電子制御装置の検査に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータを搭載した電子制
御装置の製造ラインにおいて行われる製品検査では、部
品を実装し組付けて完成した電子制御装置の入力、出力
ラインに検査ユニットを接続し、電子制御装置が所定の
用途に用いられる際の信号に準じた信号を入力させ、所
定の動作を確認することによって、電子回路の接続が健
全であることを含めて、電子制御装置が正常に完成され
ていることを確認している。
【0003】以下、図11を用いて、検査の対象である
電子制御装置1と、その製造検査に用いられる検査ユニ
ット5との両装置間の信号接続を示す一例を説明する。
図11の電子制御装置1は、例えば車載用電子噴射制御
の電子制御装置1であって、配線基板上に実装された電
子噴射制御の制御プログラムを内蔵したマイコン(=マ
イクロコンピュータ)2と、信号を接続する配線基板上
の電子回路を主たる要素としている。なお、正常である
かの検査をうける電子制御装置1内の接続ラインは、内
部入力ラインS11および内部出力ラインD11として
図示されている範囲であって、電子制御装置1の内部の
マイコン2の入力ポートS1〜S5および出力ポートD
1〜D4と電子制御装置1の外部端子S12およびD1
2との間に設けられた電子回路による接続ラインのこと
である。マイコン2は、操作者によるスイッチのオン・
オフ信号や回転計などのセンサー信号の入力をうけて演
算処理を行い、流量制御等の制御すべき数値信号やスイ
ッチ切換え制御のためのON・OFF信号等の制御信号
を出力する。また、マイコン2は、その内部に前記制御
プログラムを実行するためのCPU3と、関連のメモリ
(RAM、ROM)4を有し、更に外部へ接続するため
の入力ポートS1等および出力ポートD1等を有してい
る。
【0004】一方、電子制御装置1の製造ラインにおけ
る検査のためには、検査ユニット5が準備されている。
この検査ユニット5は、測定器、信号発生器および制御
機器を組合わせた検査プログラム61・信号発生部62
・信号解析部63で構成されている。制御対象のエンジ
ン等において用いられる信号に準じた所定の信号を所定
のタイミングで電子制御装置1の外部入力ライン8上に
送出し、また電子制御装置1が入力信号に応じて演算し
て発生させた制御信号を外部出力ライン9を介して受信
して解析し、動作の健全性を確認する検査を実行する機
能を有する制御部6と、検査結果を記録する付属の外部
記録装置7とにより構成されている。また、電子制御装
置1と検査ユニット5は、電子制御装置1から見た場合
の外部入号ライン8と外部出力ライン9によって接続さ
れている。
【0005】ところで、前述のように電子制御装置1
は、マイコン2などの電子部品を基板に実装し、半田付
けなどで基板上に接続した電子回路基板を主構成要素と
して、外部への入出力端子を備えた製品として筐体に組
立てて完成したものであるが、この実装、組立などの製
造工程で生じる不具合は、図11の電子制御装置1の内
部入力ラインS11および内部出力ラインD11の接続
に関するものが主である。例えば、一般に半田付け不良
として知られている半田ブリッジ、断線等によるオープ
ン・ショート不良である。とくにマイコン2の周辺回路
は微細な構造となっていて、半田ボール、半田屑によっ
て、内部入力ラインS11内(または内部出力ラインD
11内)のライン同志の短絡が起こり易く、電子回路の
接続の検査が重視される所以となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、これまで
製造ラインでは、図11によって前述した検査ユニット
により、電子制御装置1の動作の確認を行うことによ
り、結果として接続の不具合を検出していた。つまり、
前述の検査を行うには、実際の制御において用いられる
信号に準じた検査信号が入力され、電子制御装置1には
制御プログラムの一連の動作を実行させている。例えば
エンジン回転数を示すパルス信号を所定の期間入力信号
ライン8上に与え、更にこの期間中において実際に制御
されるべき制御信号を出力進行ライン9上において検出
し、所望の制御信号であるか否かがチェックされる。従
って、この電子制御装置1の一連の演算の時間、更には
アクチュエータを制御する時間が検査に必要な検査期間
となり、ここで発生する検査期間は製造ラインにおける
作業工程のタクトピッチとしては長すぎるため、より短
時間のタクトピッチで検査できることが求められてい
た。また、これまでの検査ユニット5では、電子制御装
置1に入力する信号は実際にエンジン等で発生するタイ
ミング、信号の仕様に準じている必要があり、電子制御
装置の仕様が変わるごとに検査のためのプログラム及び
設備についてオーダーメイドの検査ユニット5に構成す
る必要があり、汎用性のある信号発生部、信号解析部の
実現が望まれていた。
【0007】また、製造ラインの検査工程の役割として
は、接続の健全性を評価して、オープン・ショートを直
接的に検知し、不具合の発生位置が特定できることが望
まれるが、これまでの検査装置は動作機能のチェックで
あるため、不具合発生の位置の特定には及んでいなかっ
た。本発明は、電子制御装置の製造ライン検査工程にお
いての、このような問題を解決することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、電子制御装置の検査システムとして、複数の外部接
続端子と、複数の内部入力ラインと複数の内部出力ライ
ンにより接続されたコンピュータであって、該複数の内
部入力ラインを介して入力される入力信号に応じて、通
常の制御に適応した制御信号を、該複数の内部出力ライ
ンを介して出力する通常制御プログラムを実行する通常
制御実行手段と、通常の該入力信号の組合せでは起こり
得ない特定の入力信号の組合せを、該複数の内部入力ラ
インを介して検出すると、該通常制御実行手段における
通常制御プログラムとは独立した専用の検査プログラム
を実行する検査実行手段とを備えたマイクロコンピュー
タを搭載した電子制御装置と、前記特定の入力信号の組
合せを、前記複数の内部入力ラインを該複数の内部入力
ラインの各々と対応して接続された複数の外部入力ライ
ンとを介して前記マイクロコンピュータへ出力し、該特
定の入力信号の組合せによって応答出力される該マイク
ロコンピュータからの出力信号を、前記内部出力ライン
を該複数の内部出力ラインの各々と対応して接続された
複数の外部出力ラインとを介して検出し、該出力信号に
基づいて前記電子制御装置に対する検査を行う検査装置
とを備え、前記検査プログラムは、前記複数の内部入力
ラインを介して入力される複数の内部入力ラインチェッ
ク用の信号により、前記複数の内部入力ラインのチェッ
クを行う入力チェックプログラムを含み、前記検査装置
は、前記複数の内部入力ラインにおける入力ラインチェ
ック用の信号を前記複数の外部入力ラインを介して出力
されることを特徴とする。
【0009】また、電子制御装置の検査システムとし
て、前記マイクロコンピュータは、前記入力チェック結
果を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする。
【0010】また、電子制御装置の検査システムとし
て、前記記憶手段は、前記複数の内部入力ラインと各々
対応した複数の記憶領域を有し、前記検査プログラム
は、前記複数の内部入力ラインのうち、各々の内部入力
ラインにおける情報が1ラインづつ状態遷移していくと
きのみ、該状態遷移に対応して前記記憶手段の各記憶領
域の情報を1つづつ状態遷移し、記憶させてゆく入力チ
ェック及び結果記憶プログラムを含むものであることを
特徴とする。
【0011】また、電子制御装置の検査システムとし
て、複数の外部接続端子と、複数の内部入力ラインと複
数の内部出力ラインにより接続されたコンピュータであ
って、該複数の内部入力ラインを介して入力される入力
信号に応じて、通常の制御に適応した制御信号を、該複
数の内部出力ラインを介して出力する通常制御プログラ
ムを実行する通常制御実行手段と、通常の該入力信号の
組合せでは起こり得ない特定の入力信号の組合せを、該
複数の内部入力ラインを介して検出すると、該通常制御
信号手段における通常制御プログラムとは独立した専用
の検査プログラムを実行する検査実行手段とを備えたマ
イクロコンピュータを搭載した電子制御装置と、前記特
定の入力信号の組合せを、前記複数の内部入力ラインと
該複数の内部入力ラインの各々と対応して接続された複
数の外部入力ラインとを介して前記マイクロコンピュー
タへ出力し、該特定の入力信号の組合せによって応答出
力される該マイクロコンピュータからの出力信号を、前
記内部出力ラインと該複数の内部出力ラインの各々と対
応して接続された複数の外部出力ラインとを介して検出
し、該出力信号に基づいて前記電子制御装置に対する検
査を行う検査装置とを備え、前記検査プログラムは、前
記各々の内部出力ラインから所定の出力信号を外部へ出
力させる出力チェックプログラムを含み、前記検査装置
は前記各出力信号を、前記各々の外部出力ラインを介し
て検出し、該出力信号の出力状態に基づいて、前記内部
出力ライン正常、異常を検査するものであることを特徴
とする。
【0012】また、電子制御装置の検査システムとし
て、前記出力チェックプログラムは、前記各々の内部出
力ラインから1ラインづつ所定の順序で出力信号を外部
へ出力させるものであることを特徴とする。
【0013】更に、前記検査プログラムは、前記記憶手
段或いは記憶領域の情報を前記各々の内部出力ラインを
介して外部へ出力する入力チェック結果出力プログラム
を含み、前記検査装置は、前記入力チェック結果を外部
出力ラインを介して検出し、該記憶手段或いは記憶領域
の情報に基づいて前記内部入力ラインの正常、異常を検
査するものであることを特徴とする。
【0014】
【0015】
【実施例】本発明の実施例について、図面を用いて説明
する。図1は、本発明に係わる電子制御装置の検査工程
における電子制御装置1と検査ユニット5の装置間の信
号接続を示す図であって、複数の入力信号、または複数
の出力信号を接続する回路を有するマイクロコンピュー
タを搭載した電子制御装置に関する、内部接続のオープ
ン・ショート不具合を検出する検査手段の構成を示して
いる。本例は、電子制御装置1のマイクロコンピュータ
に装置内の接続の自己検査を実行する検査プログラムを
載置し、外部に設けた検査ユニット5と組合せて一組の
検査システムを構成し、電子制御装置1の接続のオープ
ン・ショート不具合の発生の有無を検査するものであ
る。
【0016】1は、電子制御装置であって、例えばエン
ジンの燃料噴射を制御するための制御回路であって、入
力信号には運転者の操作による操作スイッチ等のオン・
オフ信号や、エンジンの回転数を検知するセンサー信号
等のアナログ/デジタル信号のいずれの種類の信号も用
いられており、入力された信号に基づいて所定の論理プ
ログラムにより演算を行って、変速切替え等のオン・オ
フ信号や、弁開度などのデジタル信号を出力するもので
ある。また、電子制御装置1は、主たる機能部品として
マイコン2が搭載され、マイコン2の入力ポートS1〜
S5、出力ポートD1〜D4を外部端子S12、D12
へ接続するための内部入力ラインS11、内部出力ライ
ンD11、周辺回路、電源ライン等により電子回路基板
が構成され、筐体に組付け完成されている。
【0017】2は、マイコン(マイクロコンピュータ)
であって、電子制御装置1の機能である前述の演算・信
号発生を行うが、本来の機能であるエンジン等の通常の
制御プログラムに加えて、本発明の検査プログラムが搭
載されたCPU3と演算の過程で用いる条件や演算デー
タ、入力信号、出力信号等を記憶するメモリ4によって
構成されている。なお、電子制御装置1の電子回路基板
に設けられた接続端子S12には外部に設けられた検査
ユニット5より外部入力ライン8を介して信号が入力さ
れ、電子制御装置1の内部入力ラインS11を介してマ
イコン2の入力ポートS1、S2、S3、S4、S5
(本例では5端子とする)に接続されている。また、マ
イコン2の出力ポートD1、D2、D3、D4(本例で
は4端子とする)に発生させられた信号は、電子制御装
置1の内部出力ラインD11を介して外部への接続端子
D12に導出されており、更に接続端子D12より外部
出力ライン9を介して外部に設けられた検査ユニット5
へ出力信号が送出されている。本発明の接続の検査に際
して用いられる機能として、電子制御装置1にはマイコ
ン2に検査プログラムが搭載され、検査モードか否かを
判断し検査モードを起動させる機能、マイコン2への入
力側の接続をチェックする検査機能、検査結果を記憶す
る機能、マイコン2の出力側の接続をチェックする検査
信号を送出する機能、更に入力側の接続の検査結果を送
信する機能が備えられている。
【0018】3は、論理演算を行うCPUであって、マ
イコンを構成する半導体素子のROMおよび周辺の記憶
装置に書き込まれた、演算を実行する論理プログラムの
実行部であり、通常の制御プログラムに加えて、前述し
た本発明の検査プログラムが搭載されている。なお、こ
の検査プログラムは、他の仕様の電子制御装置において
も共通して用いうるように標準化がなされる。
【0019】4は、プログラムやデータを記憶するメモ
リであって、不揮発性のROMや揮発性のRAMで構成
され、本発明の入力側の接続の検査の演算過程と検査結
果は一時的にRAMの上で保持記録される。従って、こ
のRAM内に入力チェックの結果を記憶する領域が設け
られており、この記憶領域に複数の内部入力ラインS1
1の各ラインに対応した記録が記憶される。詳細は図4
により後述する。
【0020】5は、電子制御装置1の内部の接続を検査
するために外部に設けた検査ユニットであって、制御部
6および外部記録装置7を有しており、電子制御装置1
の接続の検査に用いる所定の検査プログラム61が搭載
されていて、電子制御装置1側に搭載された検査プログ
ラムと連携して、電子制御装置1の接続を検査する検査
システムを構成している。検査ユニット5では、検査プ
ログラム61により信号発生部62を制御して検査信号
を発生し、電子制御装置1へ検査モードを起動させる信
号を送出し、続いて入力側の接続をチェックする信号が
送出されている。また、検査ユニット5の信号解析部6
3では、電子制御装置1より出力側の接続をチェックす
るための信号を受信して検査が実施される。また、電子
制御装置1より入力側の接続のチェック結果が受信さ
れ、前述の出力側の接続チェック結果と統合した上で、
接続チェック結果として後述の外部記録装置7に出力
し、記録させる。
【0021】6は、制御部であって、図示されていない
測定器、信号発生器および制御機器を組合わせて検査プ
ログラム61、信号発生部62および信号解析部63の
各機能として構成され、前述の入力側の接続チェックの
ための信号が所定のタイミングで発生され、外部接続端
子T1、T2、T3、T4、T5(本例では5端子とす
る)を介して送出される。また、電子制御装置1より接
続端子E1、E2、E3、E4(本例では4端子として
いる)を介して受信した信号が解析されマイコン2の出
力側の接続がチェック検査される。
【0022】7は、外部記録装置であって、前述の検査
記録を記録する磁気記録装置やプリンター、或いはコン
ピュータで構成される。8は、複数の外部入力ラインで
あり、その各々が内部入力ラインS11の各々と対応し
て接続されたものであって例えば図1に示したような複
数本数例えば5本の外部入力ラインから構成される。こ
の外部入力ライン8は電子制御装置1へ検査ユニット5
より信号を入力させるための経路であって、検査ユニッ
ト5で発生された検査モードを起動させる信号および入
力側の接続をチェックするための信号が、入力される。
【0023】9は、複数の外部出力ラインであり、その
各々が内部出力ラインD11の各々と対応して接続され
たものであって電子制御装置1で発生した出力側の接続
をチェックするための信号および入力側の接続のチェッ
ク結果が、電子制御装置1より検査ユニット5へ出力さ
れる出力信号ラインである。次に、接続のチェックに関
するマイコン2の行う処理フローのアウトラインを説明
する。
【0024】図2は、マイコン2の処理フローのアウト
ラインを示す図である。ステップa1では、電源が入る
と通電開始信号をうけてマイコン2は初期化の処理を行
い、ステップa2に移る。ステップa2では、マイコン
2は入力ポートS1、S2、S3、S4、S5より入力
された信号を受け取り、ステップa3に移る。ステップ
a3では、この入力された信号が検査ユニット5が送信
した検査モードを示す信号か判定し、検査モードを要求
するものだと判定するとステップa4に移り、検査モー
ドでないと判定するとステップa9に移る。入力された
信号が検査モードを示す信号かの判定については、図3
の説明で後述する。また、入力ポートS1、S2、S
3、S4、S5に入力される信号は、図9で後述する検
査ユニット制御部で発生し、外部入力ライン8および内
部入力ラインS11を介してマイコン2へ伝送された信
号である。
【0025】ステップa4では、マイコン2は入力側の
接続チェック(図4、図5を用いた説明で後述する)を
行い、ステップa5に移る。ステップa5では、マイコ
ン2は入力側の接続チェックの結果をメモリRAMに記
憶し、ステップa6に移る。ステップa6では、出力チ
ェックのための検査信号を検査ユニット5に対して送信
するため、マイコン2は出力ポートD1、D2、D3、
D4に検査信号を発生させ、ステップa7に移る。続い
て、ステップa7では、ステップa5で記憶している入
力チェックの結果を前記出力ポートを介して検査ユニッ
ト5に対して送信し、ステップa8に移る。ステップa
8に移ると、検査モードをリセットして終了し、ステッ
プa9に移る。ステップa9に移ると、マイコン2は通
常ロジックの実行モードに切り替わる。
【0026】次に、検査モードを選択する信号の一例
を、図3を用いて説明する。図3は、2つの入力ポート
S1、S2が同時にハイレベル信号である組合せを条件
として、検査モードを選択させるものであって、通常ロ
ジックである車両の運転時には起こりえない入力信号の
組合わせ、例えば前進信号と後進信号が同時に入力され
るという特定の入力信号の組合わせを選択条件としたも
のである。
【0027】まず、図2ステップa2で、検査モードを
選択する信号が検査ユニット5より電子制御装置1に入
力されると、マイコン2はステップa3に移る。ステッ
プa3に移ると、検査モードか否かを判断する図3のス
テップb1がスタートし、ステップb2に移る。ステッ
プb2に移ると、信号入力を受け付け、ステップb3に
移る。ステップb3に移ると、入力ポートS1がON
(ハイレベル)、同時にポートS2がON(ハイレベ
ル)かを判定し、同時にONであればステップb4に移
り、同時にONでなければステップb5に移る。ステッ
プb4に移ると、マイコン2は検査ロジック(図2のス
テップa4〜a8)を実行し、ステップb6に移る。ス
テップb5に移ると、マイコン2は通常ロジックを実行
し、実行が終わるとステップb6に移る。ステップb6
に移ると、検査モードを選択するステップa3を終了
(エンド)する。
【0028】なお、検査モードを選択する信号を2つの
ポート信号によって図3では説明したが、検査モードを
選択する信号は通常の信号と識別される他の方法によっ
てもよく、例えば本発明の電子制御装置1では一般にシ
リアル信号による入力ポートがあるので、この入力ポー
トに所定の信号を入力した場合に検査モードを起動する
ようにしてもよい。
【0029】次に、入力接続のオープン・ショートの検
査のプロセスを図4、図5を用いて説明する。なお、オ
ープン・ショートの検査の判定原理は、接続ラインが断
たれてオープンとなった場合に、検査ユニット5から送
信された信号が所定のタイミングで監視していてもマイ
コン2の入力ポートに現れないこと、また隣接の接続ラ
イン同志が接してショートした場合に、検査ユニット5
から1ラインに送った信号が隣接のラインの入力ポート
にも現れることを、原理としている。
【0030】図4に示すように、マイコン2内のメモリ
には各内部入力ラインS11、つまり入力ポート(S
1、S2、S3、S4、S5)の入力状態(図の○はハ
イ、●はロー)に対応した記憶領域(m1、m2、m
3、m4、m5)の入力状態が設けられており、ポート
入力が1つづつ順に状態遷移(○から●へ)したときの
み、その遷移したポートに対応した記憶領域の記憶情報
を状態遷移(●から○へ)させ記憶保持していく。
【0031】そして、入力接続の検査は、同図に示すよ
うに、検査ユニット5の外部接続端子T1、T2、T
3、T4、T5の信号を、ステップ0では全てONさせ
てスタートする。この場合には、正常な状態ではマイコ
ン2の入力ポートS1、S2、S3、S4、S5にはハ
イレベルの信号○が現れる。次にステップ1に移ると、
検査ユニット5の外部接続端子T1がOFFして、入力
ポートS1には信号ローレベル●が現れる。マイコン2
は、この信号変化を判断してメモリに検査結果のフラグ
○を立てる。このようにして、T1、T2、T3、T
4、T5の信号が順次OFFしていくと、正常時の表
(図4表・上半)のようにステップ2、ステップ3、ス
テップ4、ステップ5と順次メモリが更新される。隣接
する内部入力ラインS11の各ライン間にショートが起
こり、例えばNO.3ラインとNO.5ラインとがショートす
ると、異常時の表(図4表・下部)のようにステップ3
で検査ユニット5の外部接続端子T3がOFFしても、
入力ポートS3にはハイレベルの信号が現れる。従っ
て、ステップ3ではメモリに新たなフラグが立たない、
つまり状態遷移しないことになる。一方、ステップ5に
至ると、ショート短絡していた相手のT5のラインがO
FFするため、ポートS3、S5が同時にローレベルと
なり、2つのポートS3、S5が1ステップで同時に変
化することになるため、m3、m5としては状態遷移せ
ず、●を共に維持することになる。従って正常なら記憶
領域の情報は全て○を示すが、異常な場合はどれかが●
になるので、これを検出することで検査ユニット5側で
異常判断できる。更にどのポートが異常かも●により検
出できる。
【0032】このように、ステップを1つ進める毎に1
つのポート変化であるべきところを、変化が1でなくな
ることを判断して、ショートの発生を判定することがで
きる。 なお、接続ラインが断たれてオープンとなる場
合も、同様に説明できるので、ここでは説明を省略す
る。なお、図4で説明した入力側の接続のチェック検査
に用いた信号は、スイッチ入力信号であるが、マイコン
2の特定の入力ポートが本来シリアルデータを入力する
ものである場合にはシリアルデータを、またはエッジ入
力信号を入力してチェックするように構成してもよい。
【0033】次に、図5によって、図4に対する入力チ
ェックのフローを説明する。図5は、図2のステップa
4(入力チェック)およびステップa5(入力チェック
結果記憶)のフローを示す図である。まず、ステップc
1でマイコン2の動作がスタートし、ステップc2に移
る。ステップc2に移ると、入力側の接続をチェックす
る入力信号の遷移を表すカウンターFを初期化(F=
0)して、つまり図4の表のステップ0に相当するF値
として、ステップc3に移る。ステップc3に移ると、
入力ポート状態(図4の表に示したステップ0、全ポー
トがハイレベル)をRAM上の記憶アドレスA0に記憶
し、ステップc4に移る。ステップc4に移ると、タイ
マーtを初期化(t=0)し、ステップc5に移る。ス
テップc5に移ると、タイマーtが、入力信号が1つ遷
移するタイミングに等しい所定の時間t0(t=t0)
を経過した後に、ステップc6に移る。ステップc6に
移ると、入力信号が1つ遷移した時点であるので入力信
号の遷移を表すカウンターFをアップカウント(F=F
+1)し、ステップc7に移る。ステップc7に移る
と、この時点での入力ポート状態を、RAM上の記憶ア
ドレスAFに記憶し、ステップc8に移る。ステップc
8に移ると、1回前のアドレス(AF−1)と今回の記
憶のアドレス(AF)とを比較して同じ(AF−1)=
(AF)であるか判断し、同じでないと判定すると遷移
した信号に対応する入力側の接続に異常は見つからない
と判断してステップc9に移り、同じだと判定すると異
常があったと判断してステップc11に移る。ステップ
c9に移ると、(AF−1)と(AF)とを比較して、
(AF−1)=(AF)+1、即ちポート状態が1つ変
化したと判断するとこのステップでも上記異常は見つか
らず上記接続は健全であったと判断してステップc10
に移り、(AF−1)≠(AF)+1、即ちポート状態
の変化が1つではないと判断すると上記の異常があった
と判断してステップc11に移る。ステップc10に移
ると、カウンターFの数値をRAM上の検査結果の記憶
に記憶させ、即ち遷移した信号に対応する入力側の接続
が健全であった接続の番号を記憶して、ステップc11
に移る。ステップc11に移ると、カウンターFが最終
の入力遷移を完了した所定の値Zに到達したか、つまり
F=Zかを判断し、F=Zであれば入力側の接続チェッ
クは全て完了したのでステップc12に進み入力チェッ
クのフローを終了し、F=Zでなければステップc4に
移り、未チェックの入力ポートのチェックに移る。
【0034】次に、出力側のチェックのための信号出力
を、図6を用いて説明する。なお、出力側の接続ライン
のチェックのためには、先に図2ステップa6で述べた
ように、まずマイコン2の出力ポートD1、D2、D
3、D4より信号を送出し、内部出力ラインD11およ
び外部出力ライン9を介して検査ユニット5の外部から
の接続端子E1、E2、E3、E4に入力した上で、検
査ユニット5の信号解析部で検査判定、例えば出力ポー
ト毎に所定の順序でハイレベルの信号が出力されている
か否かを検査して、D1、D2、D3、D4以降の内部
出力ラインD11におけるオープン・ショートを検出す
ることを原理としている。
【0035】図6を説明すると、ステップd1でマイコ
ン2は出力側の接続チェック信号の出力をスタートし、
ステップd2に移る。ステップd2に移ると、全出力ポ
ートにハイレベルの信号を出力ONして、出力側の接続
チェックのステップが起動したことを検査ユニット5の
制御部に通知し、ステップd3に移る。ステップd3に
移ると、各ポートの単独出力を行う、即ち前記の出力ポ
ートD1、D2、D3、D4より図7に示したように出
力ポート毎にハイレベルの信号を順次発生させ、ステッ
プd4に移る。ステップd4に移ると信号発生動作を終
了する。
【0036】次に、入力側の接続のチェック結果の出力
(図2ステップa7で前述したマイコン2の検査動作の
最終ステップ)を、説明する。図5の説明で前述したよ
うに、入力側の接続のチェック検査の結果は、各接続ラ
イン毎即ち各接続信号の遷移する毎のポート状態の記録
のマップ(図4に示した表の○●のマトリックス)とし
て記憶アドレスAに格納した情報と、健全であった接続
NO.F値のリストとして記憶した情報の2種類のデータ
として格納されている。この2種類のデータを、入力側
の接続チェックの結果として、マイコン2の特定の出力
ポートに出力し、内部出力ラインD11および外部出力
ライン9を介して、外部の検査ユニット5へ伝送する。
【0037】なお、電子制御装置1は通常はシリアルデ
ータ通信機能をもった出力ポートを有しているので、出
力ポートD1〜D4の中の通信機能を有するラインを1
ライン選定し、入力側の接続のチェック検査の結果を出
力する。但し、通信機能をもった出力信号ラインが存在
しない場合には、デューティ比を制御してディジタル値
を表現させて、出力する。図8は、デューティ比で数値
を表現させて出力する例であって、デューティ比10%
で2、20%で4、25%で5を出力した例であって、
図8は245の順で数値を送信した例で、例えば2、
4、5の接続のチェック結果は健全であることを示した
場合である。
【0038】次に、電子制御装置1の接続のチェックを
行うための、外部に設置した検査ユニット5の動作を、
図9を用いて説明する。検査ユニット5は、電子制御装
置1が検査モードを選択する起動信号を発生し、更に入
力側の接続のチェックを行うための入力信号を発生し
て、送出する。また、検査ユニット5は電子制御装置1
より入力側の接続のチェック結果を受信して内部入力ラ
インS11でショート等が発生しているか、または発生
していないか、その正常、異常を検査して記録し、更に
電子制御装置1の出力側の接続チェックのための信号を
受信して内部出力ラインD11でショート等が発生して
いるか、または発生していないか、その正常、異常を検
査し、入出力の接続のチェック結果を総合して記録す
る。以下に、詳細を説明する。
【0039】図9は、検査ユニット制御部の処理フロー
である。ステップe1で、検査ユニット5の制御部6の
動作がスタートし、ステップe2に移る。ステップe2
では、制御部6は検査モードを起動する信号および入力
チェック信号を発生して、出力端子T1、T2、T3、
T4、T5、更に入力信号ライン8を介して電子制御装
置1の入力接続端子へ信号を送出し、ステップe3に移
る。ステップe3では、制御部は電子制御装置1より出
力信号ライン9を介して入力される信号を待機して受信
し、信号を受信するとステップe4に移る。ステップe
4に移ると、受信された信号によって出力側接続のチェ
ック(図10で後述)を行い、チェックが終了するとス
テップe5に移る。ステップe5に移ると、続いて受信
される入力側の接続チェックの結果を記憶し、ステップ
e6に移る。ステップe6に移ると、入出力チェック結
果をまとめて検査ユニット5に設けた外部記録装置7へ
出力し、検査結果を操作者に表示、印刷等によって提供
し、ステップe7に移る。ステップe7に到り、検査ユ
ニット制御部の処理を終了する。
【0040】次に、ステップe4において前述した制御
部における出力チェックフローを図10により説明す
る。まず、ステップf1において出力チェックの動作が
スタートし、ステップf2に移る。ステップf2に移る
と、出力側の接続をチェックする入力信号の遷移を表す
カウンターFを初期化(F=0)して、ステップf3に
移る。ステップf3に移ると、タイマーtを初期化(t
=0)し、ステップf4に移る。ステップf4に移る
と、タイマーtが、入力信号が1つ遷移するタイミング
に等しい所定の時間t0(t=t0)を経過した後に、
ステップf5に移る。ステップf5に移ると、入力信号
が1つ遷移した時点であるので入力信号の遷移を表すカ
ウンターFをアップカウント(F=F+1)し、ステッ
プf6に移る。ステップf6に移ると、この時点での検
査ユニット5への接続端子E1、E2、E3、E4の端
子の信号状態をメモリに記憶し、ステップf7に移る。
ステップf7に移ると、端子NO.Fに信号が入力された
か判断し、ONしていれば端子NO.Fに対応する電子制
御装置1内部の出力側の接続は正常であると判定してス
テップf8に移り、ONしていないと接続に異常(オー
プン)があると判定してステップf10に移る。ステッ
プf8に移ると、端子NO.F以外に信号が入力されてい
るか判断し、他にも入力があれば接続に異常(ショー
ト)があると判定してステップf10に移り、他になけ
れば接続は正常であると判定してステップf9に移る。
ステップf9に移ると、カウンターFの数値を接続が健
全であった内部出力ライン番号として制御部5の検査結
果の記憶に記憶して、ステップF10に移る。ステップ
F10に移ると、カウンターFが最終の入力遷移を完了
した所定の値Zに到達したか、つまりF=Zかを判断
し、F=Zであれば出力側の接続チェックは全て完了し
たのでステップf11に進み制御部6による出力チェッ
クのフローを終了し、F=Zでなければステップf3に
移り、未チェックの入力ポートのチェックに移る。
【0041】このように、検査ユニット5のもつ検査プ
ログラムと、電子制御装置1のもつ検査プログラムを組
み合わせて、検査システムを構成し、順次所定のタイミ
ングで出力された信号を、所定の位置で所望のタイミン
グで確認することにより、そのタイミングが一致すれば
正常、不一致では異常と判断するようにして、入力側の
接続チェック(電子制御装置1内で判定)と出力側の接
続チェック(検査ユニット5側で判定)を実現し、図9
の説明で前述したように入出力のショート・オープン異
常の有無を記録、表示できている。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば電子制御装置の入出力ラインのオープン・ショート
の接続不具合の検査を、通常の制御動作と切り離すこと
で、製造ラインのタクトピッチに適した検査期間で行う
ことが可能となる。また、接続不具合の位置を特定する
データが同時にえられる。また、汎用性のある検査ユニ
ットを使用するので、多種類の電子制御装置に対して、
適用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置間の信号接続を示す図である。
【図2】マイコン処理フローのアウトラインを示す図で
ある。
【図3】検査モードの選択の一例を示す図である。
【図4】入力接続のチェック信号を示す図である。
【図5】入力チェックのフローを示す図である。
【図6】出力接続チェック信号のフローを示す図であ
る。
【図7】出力接続チェック信号を示す図である。
【図8】デューティ比で数値を出力する例を示す図であ
る。
【図9】検査ユニット制御部の処理フローを示す図であ
る。
【図10】制御部の出力チェックフローを示す図であ
る。
【図11】従来の装置間の信号接続を示す図である。
【符号の説明】
1 ・・・電子制御装置 2 ・・・マイコン 3 ・・・CPU 4 ・・・メモリ 5 ・・・検査ユニット 6 ・・・制御部 7 ・・・外部記録装置 8 ・・・外部入力ライン 9 ・・・外部出力ライン

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外部接続端子と、複数の内部入力
    ラインと複数の内部出力ラインにより接続されたコンピ
    ュータであって、該複数の内部入力ラインを介して入力
    される入力信号に応じて、通常の制御に適応した制御信
    号を、該複数の内部入力ラインを介して出力する通常制
    御プログラムを実行する通常制御実行手段と、通常の該
    入力信号の組合せでは起こり得ない特定の入力信号の組
    合せを、該複数の内部入力ラインを介して検出すると、
    該通常制御実行手段における通常制御プログラムとは独
    立した専用の検査プログラムを実行する検査実行手段と
    を備えたマイクロコンピュータを搭載した電子制御装置
    と、 前記特定の入力信号の組合せを、前記複数の内部入力ラ
    インを該複数の内部入力ラインの各々と対応して接続さ
    れた複数の外部入力ラインとを介して前記マイクロコン
    ピュータへ出力し、該特定の入力信号の組合せによって
    応答出力される該マイクロコンピュータからの出力信号
    を、前記内部出力ラインと該複数の内部出力ラインの各
    々と対応して接続された複数の外部出力ラインとを介し
    て検出し、該出力信号に基づいて前記電子制御装置に対
    する検査を行う検査装置とを備えた電子制御装置の検査
    システムにおいて、 前記検査プログラムは、前記複数の内部入力ラインを介
    して入力される複数の内部入力ラインチェック用の信号
    により、前記複数の内部入力ラインのチェックを行う入
    力チェックプログラムを含み、 前記検査装置は、前記複数の内部入力ラインにおける入
    力ラインチェック用の信号を前記複数の外部入力ライン
    を介して出力することを特徴とする電子制御装置の検査
    システム。
  2. 【請求項2】 前記マイクロコンピュータは、前記入力
    チェック結果を記憶する記憶手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の電子制御装置の検査システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記複数の内部入力ラ
    インと各々対応した複数の記憶領域を有し、 前記検査プログラムは、前記複数の内部入力ラインのう
    ち、各々の内部入力ラインにおける情報が1ラインづつ
    状態遷移していくときのみ、該状態遷移に対応して前記
    記憶手段の各記憶領域の情報を1つづつ状態遷移し、記
    憶させてゆく入力チェック及び結果記憶プログラムを含
    むものであることを特徴とする請求項2記載の電子制御
    装置の検査システム。
  4. 【請求項4】 複数の外部接続端子と、複数の内部入力
    ラインと複数の内部出力ラインにより接続されたコンピ
    ュータであって、該複数の内部入力ラインを介して入力
    される入力信号に応じて、通常の制御に適応した制御信
    号を、該複数の内部出力ラインを介して出力する通常制
    御プログラムを実行する通常制御実行手段と、通常の該
    入力信号の組合せでは起こり得ない特定の入力信号の組
    合せを、該複数の内部入力ラインを介して検出すると、
    該通常制御実行手段における通常制御プログラムとは独
    立した専用の検査プログラムを実行する検査実行手段と
    を備えたマイクロコンピュータを搭載した電子制御装置
    と、 前記特定の入力信号の組合せを、前記複数の内部入力ラ
    インと該複数の内部入力ラインの各々と対応して接続さ
    れた複数の外部入力ラインとを介して前記マイクロコン
    ピュータへ出力し、該特定の入力信号の組合せによって
    応答出力される該マイクロコンピュータからの出力信号
    を、前記内部出力ラインと該複数の内部出力ラインの各
    々と対応して接続された複数の外部出力ラインとを介し
    て検出し、該出力信号に基づいて前記電子制御装置に対
    する検査を行う検査装置とを備えた電子制御装置の検査
    システムにおいて、 前記検査プログラムは、前記各々の内部出力ラインから
    所定の出力信号を外部へ出力させる出力状態に基づい
    て、前記内部出力ライン正常、異常を検査するものであ
    ることを特徴とする電子制御装置の検査システム。
  5. 【請求項5】 前記出力チェックプログラムは、前記各
    々の内部出力ラインから1つづつ所定の順序で出力信号
    を外部へ出力させるものであることを特徴とする請求項
    4記載の電子制御装置の検査システム。
  6. 【請求項6】 前記検査プログラムは、前記記憶手段或
    いは記憶領域の情報を前記各々の内部出力ラインを介し
    て外部へ出力する入力チェック結果出力プログラムを含
    み、 前記検査装置は、前記入力チェック結果を外部出力ライ
    ンを介して検出し、該記憶手段或いは記憶領域の情報に
    基づいて前記内部入力ラインの正常、異常を検出するも
    のであることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請
    求項3記載の電子制御装置の検査システム。
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