JP3193800U - 高反射ホログラムシート - Google Patents

Abstract

【課題】表層がホログラム絵柄面であるアルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂、中間層が接着機能層、及び基材シートで構成された高反射ホログラムシートを提供する。【解決手段】接着機能層２を有する基材シート１上に、アルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂（液体）３をコートし、次いで転写用ホログラム絵柄フィルム５を圧着しつつ紫外線照射をし、硬化完了後転写用ホログラム絵柄フィルムを剥がせば、ホログラム絵柄面４を有する。【選択図】図２

Description

本考案は反射率の高いホログラムシートに関するものであり、クリアーファイル、自動販売機の看板、案内表示板、クレジットカード、キャッシュカード、本の表紙等への利用が考えられる。

従来、反射率の高いホログラムシートは基材シート上に紫外線硬化樹脂（液体）をコートし、次いで転写用ホログラム絵柄フィルムを圧着しつつ紫外線を照射し、（紫外線照射により紫外線硬化樹脂は硬化する。）その後転写用ホログラム絵柄フィルムを剥がせば、ホログラムシートが得られる。得られたホログラムシートを高い反射率を持たせるため、アルミの真空蒸着を行っている。紫外線硬化樹脂にアルミの真空蒸着を行う為、アルミ蒸着層がはがれ易く、耐久性に問題があった。

特開昭６１−２７２７７２ 実開昭６０−６１７３

従来の高反射ホログラムシートは、基材シート上に表層がホログラム絵柄面である紫外線硬化樹脂が積層されたシートが製造され、その後真空蒸着メーカーにてアルミ蒸着を実施し、最終製品が出来上がるという２工程であり、ホログラムシートメーカーとアルミ蒸着メーカーが異なる企業であるため、余分なアルミ蒸着費用、更には他工程への包装、物流費用と無駄な時間が発生している。またアルミ蒸着層の耐久性に問題があった。

表層がホログラム絵柄面であるアルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂、中間層が接着機能層、及び基材シートで構成される、高反射ホログラムシートである。

従来の高反射ホログラムシートでは、アルミ蒸着により高反射性を付与していたが、本考案ではアルミ蒸着という工程を省略し、表層がホログラム絵柄面であるアルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂、中間層が接着機能層、及び基材シートで構成されたものである高反射ホログラムシートが得られる。

本考案の断面構造図である。 本考案シート作成途中の転写用ホログラム絵柄フィルムが圧着されている半製品状態の断面図である。

接着機能層を有する基材シート上に、アルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂（液体）をコートし、次いで転写用ホログラム絵柄フィルムを圧着しつつ紫外線を照射し、（紫外線照射によりアルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂が硬化する。）その後転写用ホログラム絵柄フィルムを剥がせば、高反射ホログラムシートが得られる。

以下、添付図面２に従がって一実施例を説明する。片面に接着機能層２を有する基材シート１があり、この基材シート上にアルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂（液体）３をコートし、次いで転写用ホログラム絵柄フィルム５を圧着しつつ、紫外線ランプにより紫外線を照射する。アルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂の硬化完了後、転写用ホログラム絵柄フィルムを剥がすと、ホログラム絵柄面４を有する本考案の高反射ホログラムシートが得られる。
基材シート１の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリウレタン等の熱可塑性プラスチックの他、紙、布、金属箔等がある。
接着機能層２は基材シートが熱可塑性プラスチックシートの場合は、シート製造時に、シート表面をコロナ放電処理することにより形成される。また基材シートが紙、布、金属箔等の場合は、一般的なコーティング法で接着剤をコートすることにより接着機能層が形成される。

１ 基材シート
２ 接着機能層
３ アルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂
４ ホログラム絵柄面
５ 転写用ホログラム絵柄フィルム

Claims (1)

1. 表層がホログラム絵柄面であるアルミマイクロ粒子含有紫外線硬化樹脂、中間層が接着機能層、及び基材シートよりなる、高反射ホログラムシート。

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