JP3193346B2 - 立体交差道路及び立体交差道路網 - Google Patents

立体交差道路及び立体交差道路網

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JP3193346B2 JP17773998A JP17773998A JP3193346B2 JP 3193346 B2 JP3193346 B2 JP 3193346B2 JP 17773998 A JP17773998 A JP 17773998A JP 17773998 A JP17773998 A JP 17773998A JP 3193346 B2 JP3193346 B2 JP 3193346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車交通を円滑
に処理することができる立体交差道路及び立体交差道路
網に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】日本経済の進歩とともに仕
事の内容は複雑になり、スピードを要求され、自動車交
通の重要性は日増しに増大し、道路の処理能力は限界に
達しつつあり、日本経済に重大な影響を与えるようにな
ってきた。特に、都市における道路の処理能力の低下
は、車の渋滞を引き起こし、CO2等の排気ガス、騒音
等の公害を生じ、一般社会生活にも多大の悪影響を及ぼ
しつつある。
【0003】このような問題を解決すべく、道路の立体
交差化が進められ、種々の立体交差道路が提案されてい
る。しかし、立体交差道路は、通常、左折や右折を処理
するための車線を必要とし、このため交差点近傍に一定
のスペースを必要とする。ところが、人工の密集した市
街地においては、道路用地の確保が難しく、従って道路
の立体交差化が進まないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、道路用地の取得が困難な市街地に
あっても、新たに用地の確保を必要としないコンパクト
な立体交差道路及び立体交差道路網を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
第1の道路と第2の道路が平面交差している交差部と、
第1の道路の一部であり、交差部を挟んでその両側に延
びる第3の道路と第4の道路と、第2の道路の一部であ
り、交差部を挟んでその両側に延びる第5の道路と第6
の道路とを備えた交差道路において、第5の道路と第6
の道路とを第1の道路と立体交差して接続する立体直進
交差路と、第3の道路の往路車線から分岐して立体直進
交差路に向かい、立体直進交差路の手前でUターンし、
立体直進交差路から離間する方向に向かい第3の道路の
復路車線へ合流する第1の立体Uターン路と、第4の道
路の往路車線から分岐して立体直進交差路に向かい、立
体直進交差路の手前でUターンし、立体直進交差路から
離間する方向に向かい第4の道路の復路車線へ合流する
第2の立体Uターン路と、第5の道路の往路車線から分
岐して交差部の手前でUターンし、第5の道路の復路車
線へ合流する第3の立体Uターン路と、第6の道路の往
路車線から分岐して交差部の手前でUターンし、第6の
道路の復路車線へ合流する第4の立体Uターン路とを備
えたことである。
【0006】本発明の第2の特徴は、第1の道路と第2
の道路が平面交差している交差部と、第1の道路の一部
であり、交差部を挟んでその両側に延びる第3の道路と
第4の道路と、第2の道路の一部であり、交差部を挟ん
でその両側に延びる第5の道路と第6の道路とを備えた
交差道路において、第5の道路と第6の道路とを第1の
道路と立体交差して接続する立体直進交差路と、第3の
道路の往路車線から分岐して立体直進交差路に向かい、
立体直進交差路の手前でUターンし、立体直進交差路か
ら離間する方向に向かい第3の道路の復路車線へ合流す
る立体Uターン路とを備えたことである。
【0007】本発明の第3の特徴は、第1の道路と第2
の道路が平面交差している交差部と、第1の道路の一部
であり、交差部を挟んでその両側に延びる第3の道路と
第4の道路と、第2の道路の一部であり、交差部を挟ん
でその両側に延びる第5の道路と第6の道路とを備えた
交差道路において、第5の道路と第6の道路とを第1の
道路と立体交差して接続する立体直進交差路と、第5の
道路の往路車線から分岐して交差部の手前でUターン
し、第5の道路の復路車線へ合流する立体Uターン路と
を備えたことである。
【0008】
【0009】
【0010】本発明の第4の特徴は、立体Uターン路
は、その立体Uターン路が分岐し合流する直進車線に対
して立体交差していることである。
【0011】
【0012】本発明の第5の特徴は、立体Uターン路
は、平面視において第1の道路又は第2の道路の内部に
位置するように配置されていることである。
【0013】本発明の第6の特徴は、本発明の第1の特
徴の立体交差道路の第3の道路、第4の道路、第5の道
路、第6の道路のそれぞれの端部に、本発明の第1の特
徴の立体交差道路が接続されていることである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1ないし図7を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の基本的要素を示す図であ
る。この図において、符号Aは、道路を示し、この道路
Aに、この道路Aに接近する方向に向かい、この道路A
の手前でUターンし、この道路Aから離間する方向に向
かう立体Uターン車線Bが設けられている。このような
基本的道路構造を組み合わせることによって以下の種々
の実施の形態が構成される。
【0016】図2は、本発明に係る第1の実施の形態の
立体交差道路を示す平面図、図3は、その正面図であ
る。
【0017】これらの図において、符号111は第1の
道路、符号113はこの第1の道路111と交差する第
2の道路を示す。これら2つの道路111、113とが
平面交差する部分には、交差部115が形成されてい
る。第1の道路111は、交差部115を挟んでその両
側に延びる東側道路117と西側道路119とを有し、
第2の道路113は、交差部115を挟んでその両側に
延びる北側道路121と南側道路123とを有してい
る。
【0018】東側道路117は、交差部115へ向かう
往路車線として、車線中央から外側に向かって第1の車
線125、第2の車線127、第3の車線129とを有
している。また、この東側道路117は、交差部115
から離間する方向の復路車線として、車線中央から外側
に向かって第4の車線131、第5の車線133、第6
の車線135を有している。
【0019】西側道路119は、交差部115へ向かう
往路車線として、車線中央から外側に向かって第1の車
線137、第2の車線139、第3の車線141とを有
している。また、この西側道路119は、交差部115
から離間する方向の復路車線として、車線中央から外側
に向かって第4の車線143、第5の車線145、第6
の車線147を有している。
【0020】北側道路121は、交差部115へ向かう
往路車線として、車線中央から外側に向かって第1の車
線149、第2の車線151、第3の車線153とを有
している。また、この北側道路121は、交差部115
から離間する方向の復路車線として、車線中央から外側
に向かって第4の車線155、第5の車線157、第6
の車線159を有している。
【0021】南側道路123は、交差部115へ向かう
往路車線として、車線中央から外側に向かって第1の車
線161、第2の車線163、第3の車線165とを有
している。また、この南側道路123は、交差部115
から離間する方向の復路車線として、車線中央から外側
に向かって第4の車線167、第5の車線169、第6
の車線171を有している。
【0022】第2の道路113には、北側道路121と
南側道路123とを接続し、第1の道路と立体交差をな
す立体直進交差路173が設けられている。この立体直
進交差路173は、北側道路121の最も内側の第1の
車線149、第4の車線155と、南側道路123の第
4の車線167、第1の車線161とをそれぞれ接続し
ており、第1の道路111と平面交差することなく北側
道路と南側道路間の車両を通過させることができる。
【0023】一方、第1の道路111上において、東側
道路117の第1の車線125と第4の車線131は、
直進して立体直進交差路173の下をくぐって西側道路
119の第4の車線143と第1車線137とにそれぞ
れ接続されている。
【0024】東側道路117には、第2の車線127か
ら立体直進交差路173の立体交差部116に向かって
上り坂に形成された第1の足175と、この第1の足1
75に接続され、立体直進交差路173の立体交差部1
16の手前でUターンし、第1の車線125と第4の車
線131を跨ぐUターン部177と、このUターン部1
77に接続され立体直進交差路173から離間する方向
に第5の車線133へ至る下り坂に形成された第2の足
179とを有する第1の立体Uターン路181が設けら
れている。ここでUターン部177は、立体直進交差路
173のうち第1の道路111と立体交差する立体交差
部116と同一平面に一体に取り付けられいる。
【0025】同様に、西側道路119には、第2の車線
139から立体直進交差路173に向かって上り坂に形
成された第1の足183と、この第1の足183に接続
され立体直進交差路173の立体交差部116の手前で
Uターンし第1の車線137、第4の車線143を跨ぐ
Uターン部185と、このUターン部185に接続され
立体直進交差路173から離間する方向に第5の車線1
45へ至る下り坂に形成された第2の足187とを有す
る第2の立体Uターン路189が設けられている。ここ
でUターン部185は、立体直進交差路173の立体交
差部116と同一平面に一体に取り付けられいる。
【0026】一方、北側道路121には、第2の車線1
51から交差部115に向かい、交差部115の手前で
Uターンし、交差部115から離間する方向に第5の車
線157へ至る第3の立体Uターン路191が設けられ
ている。この第3の立体Uターン路191は、北側道路
121の地上部分に形成されており、立体直進交差路1
73の下をくぐって北側道路の往路側から復路側へ抜け
るようになっている。また、南側道路123には、第2
の車線163から交差部115に向かい、交差部115
の手前でUターンし、交差部115から離間する方向に
第5の車線169へ至る第4の立体Uターン路193が
設けられている。この第4の立体Uターン路193は、
南側道路123の地上部分に形成されており、立体直進
交差路173の下をくぐって南側道路の往路側から復路
側へ抜けるようになっている。東側道路117の第3の
車線129は、交差部115で左折し、南側道路123
の第6の車線171に接続されている。
【0027】西側道路119の第3の車線141は、交
差部115で左折し、北側道路121の第6の車線15
9に接続されている。
【0028】北側道路121の第3の車線153は、交
差部115で左折し、東側道路117の第6の車線13
5に接続されている。
【0029】南側道路123の第3の車線165は、交
差部115で左折し、西側道路119の第6の車線14
7に接続されている。
【0030】図4は、本発明に係る第2の実施の形態の
立体交差道路を示す平面図、図5は、その側面図であ
る。これらの図において、第1の実施の形態と同一構成
の部分には、同一の符号を付している。
【0031】これらの図において、符号111は第1の
道路、符号113はこの第1の道路とT字状に交差する
第2の道路を示す。これら2つの道路111、113と
が平面交差する部分には、交差部115が形成されてい
る。第1の道路111は、交差部115の手前に延びる
東側道路117を有し、第2の道路113は、交差部1
15を挟んでその両側に延びる北側道路121と南側道
路123とを有している。
【0032】東側道路117は、交差部115へ向かう
往路車線として、車線中央から外側に向かって第1の車
線125、第2の車線127、第3の車線129とを有
している。また、この東側道路117は、交差部115
から離間する方向の復路車線として、車線中央から外側
に向かって第4の車線131、第5第車線133、第6
の車線135を有している。
【0033】北側道路121は、交差部115へ向かう
往路車線として、車線中央から外側に向かって第1の車
線149、第2の車線151、第3の車線153とを有
している。また、この北側道路121は、交差部115
から離間する方向の復路車線として、車線中央から外側
に向かって第4の車線155、第5の車線157を有し
ている。
【0034】南側道路123は、交差部115へ向かう
往路車線として、車線中央から外側に向かって第1の車
線161、第2の車線163を有している。また、この
南側道路123は、交差部115から離間する方向の復
路車線として、車線中央から外側に向かって第4の車線
167、第5の車線169、第6の車線171を有して
いる。
【0035】第2の道路113には、北側道路121と
南側道路123とを接続し、第1の道路と立体交差をな
す立体直進交差路173が設けられている。この立体直
進交差路173は、北側道路121の最も内側の第1の
車線149、第4の車線155と南側道路123の第4
の車線167、第1の車線161とをそれぞれ接続して
おり、第1の道路111と平面交差することなく北側道
路と南側道路間の車両を通過させることができる。
【0036】東側道路117には、第2の車線127か
ら立体直進交差路173に向かって上り坂に形成された
第1の足175と、この第1の足175に接続され立体
直進交差路173の立体交差部116の手前でUターン
し第1の車線125、第4の車線131を跨ぐUターン
部177と、このUターン部177に接続され立体直進
交差路173から離間する方向に第5の車線133へ至
る下り坂に形成された第2の足179とを有する第1の
立体Uターン路181が設けられている。ここでUター
ン部177は、立体直進交差路173のうち第1の道路
111と立体交差する立体交差部116と同一平面に一
体に取り付けられいる。
【0037】一方、北側道路121には、第2の車線1
51から交差部115に向かい、交差部115の手前で
Uターンし、交差部115から離間する方向に第5の車
線157へ至る第3のUターン路191が設けられてい
る。この第3のUターン路191は、北側道路121の
地上部分に形成されており、立体直進交差路173の下
をくぐって北側道路の往路側から復路側へ抜けるように
なっている。
【0038】また、南側道路123には、第2の車線1
63から交差部115に向かい、交差部115の手前で
Uターンし、交差部115から離間する方向に第5の車
線169へ至る第4のUターン路193が設けられてい
る。この第4のUターン路193は、南側道路123の
地上部分に形成されており、立体直進交差路173の下
をくぐって南側道路の往路側から復路側へ抜けるように
なっている。
【0039】東側道路117の第1の車線125と第3
の車線129は、交差部115で左折し、南側道路12
3の第6の車線171に接続されている。
【0040】北側道路121の第3の車線153は、交
差部115で左折し、東側道路117の第6の車線13
5と第4の車線131に接続されている。
【0041】図6は、本発明に係る第3の実施の形態の
立体交差道路網100を示す概略平面図である。これら
の図において、第1の実施の形態と同一構成の部分に
は、同一の符号を付している。
【0042】この図において、符号101は、図2で示
した第1の立体交差道路を示す。この第1の立体交差道
路101は、東道路117、西道路119、北道路12
1、南道路123をそれぞれ有している。東道路117
には、第1の立体交差道路と同一の第2の立体交差道路
201が接続されている。同様に、西道路119、北道
路121、南道路123には、立体交差道路101と同
一の第3の立体交差道路301、第4の立体交差道路4
01、第5の立体交差道路501がそれぞれ接続されて
いる。
【0043】以上のような構成において、車両の直進、
左折、右折の方法について以下に説明する。
【0044】図2及び図3に示す四交差路の場合につい
て説明すると、まず、東道路から西道路へ直進する場合
は、図2において、符号1、2、3、4、5、6、7の
順に東から西へ走行する。東道路から南道路へ左折する
場合は、符号8、9、10、11、12の順に左折す
る。
【0045】西道路から東道路へ直進する場合は、図2
において、符号41、42、43、44、45、46、
47の順に西から東へ走行する。西道路から北道路へ左
折する場合は、符号48、49、50、51の順に左折
する。
【0046】北道路から南道路へ直進する場合は、図2
において、符号27、28、29、30、31の順に北
から南へ走行する。北道路から東道路へ左折する場合
は、符号32、33、34、35の順に左折する。
【0047】南道路から北道路へ直進する場合は、図2
において、符号13、14、15、16、17の順に南
から北へ走行する。南道路から西道路へ左折する場合
は、符号18、19、20、21の順に左折する。
【0048】次に、立体交差道路網100において、第
1の立体交差道路101の東道路117を交差部115
に向かって走行してきた車が北道路121へ右折しよう
とする場合について、図2及び図6を参照して説明す
る。
【0049】まず、第1の立体交差道路101の東道路
117の第3の車線129に入り、符号8、9、10、
11、12の順に左折する。そして、第5の立体交差道
路501までいき、ここで符号57、58、59、6
0、61の順にUターンする(図2参照)。次いで、第
1の立体交差道路101に戻ってきた車は、南道路12
3から符号13、14、15、16の順にその立体直進
交差路173を通って北道路121へ抜ける。このよう
にして、東道路117から北道路121への右折が可能
となる。
【0050】また、まず第1の立体交差道路101の東
道路117の第1の車線125に入り、立体直進交差路
173の下をくぐり抜けて符号1、2、3、4、5、
6、7の順に直進する。そして、第3の立体交差道路3
01までゆき、ここで符号22、23、24、25、2
6の順にUターンする(図2参照)。ついで、第1の立
体交差道路101に戻ってきた車は、西道路119の第
3の車線141に入り符号48、49、50、51の順
に左折する。このようにして、東道路117から北道路
121への右折が可能となる。
【0051】西道路から南道路への右折は、第1の立体
交差道路101で符号48、49、50、51の順に左
折し、北隣の第4の立体交差道路401で符号52、5
3、54、55、56の順にUターンし、南へ直進する
か、第1の立体交差道路101で符号41、42、4
3、44、45、46、47の順に直進し、東隣の第2
の立体交差道路201で符号36、37、38、39、
40の順にUターンして戻り、第1の立体交差道路10
1で符号8、9、10、11、12の順に左折する。
【0052】北道路から西道路への右折は、第1の立体
交差道路101で符号32、33、34、35の順に左
折し、東隣の第2の立体交差道路201で符号36、3
7、38、39、40の順にUターンし、西へ直進する
か、第1の立体交差道路101で符号27、28、2
9、30、31の順に直進し、南隣の第5の立体交差道
路501で符号57、58、59、60、61の順にU
ターンして戻り、第1の立体交差道路101で符号1
8、19、20、21の順に左折する。
【0053】南道路から東道路への右折は、第1の立体
交差道路101で符号18、19、20、21の順に左
折し、西隣の第3の立体交差道路301で符号22、2
3、24、25、26の順にUターンし、東へ直進する
か、第1の立体交差道路101で符号13、14、1
5、16、17の順に直進し、北隣の第4の立体交差道
路401で符号52、53、54、55、56の順にU
ターンして戻り、第1の立体交差道路101で符号3
2、33、34、35の順に左折する。
【0054】図4及び図5に示す三交差路の場合につい
て説明すると、まず、東道路から南道路へ左折する場合
は、図4において、符号8、9、10、11、12の順
に左折するか、符号1、2、3、11、12の順に左折
する。北道路から南道路へ直進する場合は、符号27、
28、29、30、31の順に直進する。北道路から東
道路へ左折する場合は、図4において、符号32、3
3、34、35の順に左折するか、符号32、33、4
6、47の順に左折する。南道路から北道路へ直進する
場合は、図4において、符号13、14、15、16、
17の順に南から北へ走行する。
【0055】東道路から北道路へ右折する場合は、符号
8、9、10、11、12の順又は符号1、2、3、1
0、11、12の順に左折し、1つ南側に接続された同
一の立体交差道路まで行き、そこで符号57、58、5
9、60、61のようにUターンし、北道路へ直進す
る。
【0056】南道路から東道路へ右折する場合は、符号
13、14、15、16、17の順に直進し、1つ北側
に接続された同一の立体交差道路まで行き、そこで符号
52、53、54、55、56のようにUターンし、再
び戻って符号32、33、34、35の順に東道路へ左
折する。
【0057】このように上記実施の形態にあっては、既
存の交差点に立体直進交差路を設け、この立体直進交差
路に向かい、前記立体直進交差路の手前でUターンし、
前記立体直進交差路から離間する方向に向かう立体Uタ
ーン路を設けるだけで、直進、左折、右折のすべてを立
体交差で処理することができる。従って、新たに用地を
取得することなく交差点の立体交差化が可能になり、特
に新たな用地の取得の困難な市街地において最適な道路
構造を提供することができる。従って、幹線自動車道と
交差を構成する道路のノンストップ化を可能にし、自動
車道網の交通処理能率の増大を図ることができる。
【0058】なお、上記実施例においては、立体交差す
る2つの道路のうち、上側の道路が地表面から離れた高
架部分となり、下側の道路が地表面にあるが、これに限
る必要はなく、下側の道路が地下部分にあり、上側の道
路が地表面にあるようにしてもよい。
【0059】また、図6に示す立体交差道路網におい
て、立体交差道路101と立体交差道路201との間の
東道路117に、これと平面交差する道路701、70
3を設けた場合、道路701から左折する車は、符号7
11、713の順に左折し、直進する車は、符号71
5、717、721の順に進み、右折する車は、符号7
15、717、719の順に進行する。このように、こ
の立体交差道路網100にあっては、立体交差道路10
1、201の間にある平面交差の交差点についても、車
同士が平面交差することなく左折、直進、右折ができ
る。
【0060】また、図6に示す複数の立体交差道路網
は、図2示す四差路の立体交差道路を組み合わせている
が、これのみによる組み合わせに限る必要はなく、図4
に示す三差路の立体交差道路を適宜組み合わせてもよ
い。また、図6において、第5の立体交差道路501の
位置にこの立体交差道路501の替わりに、図7に示す
ように、交差点に対してUターン路の2本の足を向けた
立体交差道路601を設けても同様の効果を奏する。即
ち、符号611、613、615、617、619の順
に通過することによって右折することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、既
存の交差点に立体直進交差路を設け、この立体直進交差
路に向かい、前記立体直進交差路の手前でUターンし、
前記立体直進交差路から離間する方向に向かう立体Uタ
ーン路を設けるだけで、直進、左折、右折のすべてを立
体交差で処理することができる。従って、新たに用地を
取得することなく交差点の立体交差化が可能になり、特
に新たな用地の取得の困難な市街地においても道路の立
体交差化を進めることができる。従って、幹線自動車道
と交差を構成する道路のノンストップ化を可能にし、自
動車道網の交通処理能率の増大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な要素を示した概念図。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す平面図。
【図3】図2に示す第1の実施の形態の正面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す平面図。
【図5】図4に示す第2の実施の形態の正面図。
【図6】図2に示す立体交差道路を複数個組み合わせた
立体交差道路網を示す平面図。
【図7】図6に示す立体交差道路網の変形例を示す平面
図。
【符号の説明】
100 立体交差道路網 101 第1の立体交差道路 111 第1の道路 113 第2の道路 115 交差部 117 東側道路 119 西側道路 121 北側道路 123 南側道路 173 立体直進交差路 181 第1の立体Uターン路 189 第2の立体Uターン路 191 第3の立体Uターン路 193 第4の立体Uターン路 201 第2の立体交差道路 301 第3の立体交差道路 401 第4の立体交差道路 501 第5の立体交差道路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の道路と第2の道路が平面交差してい
    る交差部と、 前記第1の道路の一部であり、前記交差部を挟んでその
    両側に延びる第3の道路と第4の道路と前記第2の道路
    の一部であり、前記交差部を挟んでその両側に延びる第
    5の道路と第6の道路と、 を備えた交差道路において、 前記第5の道路と前記第6の道路とを前記第1の道路と
    立体交差して接続する立体直進交差路と、 前記第3の道路の往路車線から分岐して前記立体直進交
    差路に向かい、前記立体直進交差路の手前でUターン
    し、前記立体直進交差路から離間する方向に向かい前記
    第3の道路の復路車線へ合流する第1の立体Uターン路
    と、 前記第4の道路の往路車線から分岐して前記立体直進交
    差路に向かい、前記立体直進交差路の手前でUターン
    し、前記立体直進交差路から離間する方向に向かい前記
    第4の道路の復路車線へ合流する第2の立体Uターン路
    と、 前記第5の道路の往路車線から分岐して前記交差部の手
    前でUターンし、前記第5の道路の復路車線へ合流する
    第3の立体Uターン路と、 前記第6の道路の往路車線から分岐して前記交差部の手
    前でUターンし、前記第6の道路の復路車線へ合流する
    第4の立体Uターン路と、 を備え、 前記第1の立体Uターン路及び前記第2の立体Uターン
    路は、前記立体直進交差路に車線として接続されてい
    ず、前記第3の立体Uターン路及び前記第4の立体Uタ
    ーン路は、前記第1の道路の直進車線に車線として接続
    されていず、前記第1の立体Uターン路及び前記第2の
    立体Uターン路は、平面視において前記第1の道路の内
    部に位置するように配置され、 前記第3の立体Uター
    ン路及び前記第4の立体Uターン路は、平面視において
    前記第2の道路の内部に位置するように配置されている
    ことを特徴とする立体交差道路。
  2. 【請求項2】第1の道路と第2の道路が平面交差してい
    る交差部と、 前記第1の道路の一部であり、前記交差部を挟んでその
    両側に延びる第3の道路と第4の道路と前記第2の道路
    の一部であり、前記交差部を挟んでその両側に延びる第
    5の道路と第6の道路と、 を備えた交差道路において、 前記第5の道路と前記第6の道路とを前記第1の道路と
    立体交差して接続する立体直進交差路と、 前記第3の道路の往路車線から分岐して前記立体直進交
    差路に向かい、前記立体直進交差路の手前でUターン
    し、前記立体直進交差路から離間する方向に向かい前記
    第3の道路の復路車線へ合流する立体Uターン路とを備
    え、 前記立体Uターン路は、前記立体直線交差路に車線とし
    て接続されていないとともに、平面視において前記第1
    の道路の内部に位置するように配置されていることを特
    徴とする立体交差道路。
  3. 【請求項3】第1の道路と第2の道路が平面交差してい
    る交差部と、 前記第1の道路の一部であり、前記交差部を挟んでその
    両側に延びる第3の道路と第4の道路と前記第2の道路
    の一部であり、前記交差部を挟んでその両側に延びる第
    5の道路と第6の道路と、 を備えた交差道路において、 前記第5の道路と前記第6の道路とを前記第1の道路と
    立体交差して接続する立体直進交差路と、 前記第5の道路の往路車線から分岐して前記交差部の手
    前でUターンし、前記第5の道路の復路車線へ合流する
    立体Uターン路と、 を備え、 前記立体Uターン路は、前記第1の道路の直進車線に車
    線として接続されていないとともに、平面視において前
    記第2の道路の内部に位置するように配置されているこ
    とを特徴とする立体交差道路。
  4. 【請求項4】前記第1の道路と前記第2の道路はともに
    左側通行方式であることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の立体交差道路。
  5. 【請求項5】前記立体Uターン路は、その立体Uターン
    路が分岐し合流する直進車線に対して立体交差している
    ことを特徴とする請求項4に記載の立体交差道路。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の立体交差道路の前記第3
    の道路、前記第4の道路、前記第5の道路、前記第6の
    道路のそれぞれに、請求項1に記載の立体交差道路が接
    続されていることを特徴とする立体交差道路網。
  7. 【請求項7】前記立体Uターン路は、その立体Uターン
    路が分岐し合流する直進車線に対して立体交差している
    ことを特徴とする請求項6に記載の立体交差道路網。
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