JP3193122B2 - タイミング再生回路 - Google Patents

タイミング再生回路

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JP3193122B2
JP3193122B2 JP14537492A JP14537492A JP3193122B2 JP 3193122 B2 JP3193122 B2 JP 3193122B2 JP 14537492 A JP14537492 A JP 14537492A JP 14537492 A JP14537492 A JP 14537492A JP 3193122 B2 JP3193122 B2 JP 3193122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイミング再生回路に関
し、更に詳しくはCCITT−I430勧告に準拠した
ISDNユーザ網インタフェースにおける回線接続装置
の側で該回線接続装置に最近の端末装置より受信した同
期用フレームビット信号に基づいて受信フレーム信号を
識別再生するための受信クロック信号を再生するタイミ
ング再生回路に関する。
【0002】図5はISDNユーザ網インタフェースの
接続形態を説明する図である。回線接続装置(以下、N
Tと言う)と端末装置(以下、TEと言う)との間は4
線で接続され、複数のTEが信号線を共有するバス接続
になっている。TEは所定のコネクタにより最大8台ま
で接続でき、基本的には図示のような短距離受動バス接
続と長距離受動バス接続とがある。またNTとTEとが
1対1接続するポイント−ポイント接続もある。
【0003】図6はTEからNTへの送信フレーム構成
を示す図である。1フレームは48ビット/250μS
から成っており、各TEが信号を同時に送出するフレー
ムビット信号,´と、個別に送出するデータビット
信号とが含まれている。従って、NTは最近TE〜最
遠TEより送られた各フレームビット信号,´の合
成信号を受信することになるが、公知のフレームビット
信号の立ち下がり検出技術により、NTに対して最近の
TEからのフレームビット信号の立ち下がりのみが検出
されるようになっている。
【0004】かかる構成で、通信中のISDNユーザ網
にTEを挿抜すると、これにより最近のTEが入れ代わ
るような場合が生じるが、このような場合でも残りのT
Eの通信には影響が生じないことが望まれる。
【0005】
【従来の技術】図7は短距離受動バス接続時の動作タイ
ミングチャートである。NTは全TEより受信した合成
フレーム信号を所定閾値TH+ ,TH- により夫々正極
性と負極性の信号に再生しており、全TEからのフレー
ムビット信号が合成されているよな図の斜線部分にお
いては、その識別データが不確定となってしまう。そこ
で、NTはこのような極性信号を正しいタイミングで識
別する必要がある。
【0006】CCITT−I430勧告によれば、短距
離受動バス接続時におけるNTの同期用フレームビット
信号(以下、送信Fビット信号と言う)の立ち下がり
から最近TEの同期用フレームビット信号(以下、受
信Fビット信号とも言う)の立ち下がりまでの最小時間
は10μS、かつ最近TE−最遠TE間の時間差は最大
4μSと規定されている。
【0007】従って、この場合のデータ識別余裕は5.
2μS−4μS=1.2μSとなり、この略中央に識別
タイミングがくるのが望ましい。しかるに、短距離受動
バス接続時では上記のように識別余裕が1.2μSと狭
いので、一般には、送信Fビット信号の立ち下がりを基
準にしてX=14.6μSの経過後に最初の識別点がく
るような所謂固定タイミング方式が使用されている。こ
の場合のデータ識別余裕は前後に0.6μSである。図
8は長距離受動バス接続時の動作タイミングチャートで
ある。CCITT−I430勧告によれば、長距離受動
バス接続時における最近TE−最遠TE間の時間差は最
大2μSと規定されている。
【0008】従って、この場合のデータ識別余裕は5.
2μS−2μS=3.2μSとなり、この略中央に識別
タイミングがくるのが望ましい。一般には、最近TEか
らの受信Fビット信号の立ち下がりを基準にしてY=
3.6μSの経過後に最初の識別点がくるような所謂適
応タイミング方式が使用されている。この場合のデータ
識別余裕は前後に1.6μSである。
【0009】なお、図示しないが、ポイント−ポイント
接続時におけるデータ識別余裕は5.2μSであり、こ
れは上記の適応タイミング方式でカバーできる。このよ
うに、NTにおける受信フレーム信号の最適な識別タイ
ミングの位相はバスの接続形態によって異なっている。
そこで、実際のバス接続形態に応じて自動的に識別タイ
ミングの位相を変えるようなタイミング再生回路が既に
提案されている。
【0010】図9は従来のタイミング再生回路のブロッ
ク図で、図において5はFビット立ち下がり検出回路、
6はデータ識別回路、11は固定/適応領域信号作成回
路、12は固定/適応判定回路、13は適応トリガ発生
回路、14は適応クロック発生回路、15は固定トリガ
発生回路、16は固定クロック発生回路、17はセレク
タ(SEL)である。
【0011】従来は、予め固定タイミング方式に基づく
固定クロック信号FCLKと適応タイミング方式に基づ
く適応クロック信号ACLKとを並行して発生してお
き、これらを領域判定信号F/Aにより切り替える方式
であった。以下、この動作を詳細に述べる。図10は従
来のタイミング再生回路の動作タイミングチャートで、
図はNTの受信クロック信号RCLKが固定から適応に
切り替わる場合を示している。
【0012】固定/適応領域信号作成回路11はNTの
送信Fビット信号SFBから10μS経過後にON(固
定領域)となり、かつそこから2μS経過後にOFF
(適応領域)となるような領域区分信号AREAを出力
している。一方、固定トリガ発生回路15はNTの送信
Fビット信号SFBから14.6μS経過後に固定トリ
ガ信号FTGを発生し、固定クロック発生回路16は該
固定トリガ信号FTGに同期して周期5.2μSの固定
クロック信号FCLKを発生している。
【0013】始めに、ISDNユーザ網には最近TE1
と最遠TE2 とが接続しており、最近TE1 からの同期
用フレームビット信号は領域区分信号AREAがON
(固定領域)の区間にNTに到着し、最遠TE2 からの
同期用フレームビット信号は領域区分信号AREAが
OFF(適応領域)の区間にNTに到着している。その
結果、Fビット立ち下がり検出回路5は最近TE1 から
の同期用フレームビット信号の立ち下がりを検出して
受信Fビット信号RFBを出力し、これにより適応トリ
ガ発生回路13は受信Fビット信号RFBから3.6μ
S経過後に適応トリガ信号ATGを発生し、これにより
適応クロック発生回路14は該適応トリガ信号ATGに
同期して周期5.2μSの適応クロック信号ACLKを
発生している。
【0014】一方、固定/適応判定回路12は領域区分
信号AREAがON(固定領域)の区間に受信Fビット
信号RFBが入力した結果、領域判定信号F/A=LO
(固定)を出力している。これによりセレクタ17は端
子a側の固定クロック信号FCLKを選択しており、こ
れによりデータ識別回路6はNTの受信フレーム信号R
Fを固定クロック信号FCLKにより識別している。
【0015】次に、ある時点でISDNユーザ網から最
近TE1 を取り外すと、Fビット立ち下がり検出回路5
はTE1 の代わりに最近となったTE2 からのフレーム
ビット信号の立ち下がりを検出してこのタイミングに
受信Fビット信号RFBを出力する。これにより適応ト
リガ発生回路13は今度は該受信Fビット信号RFBか
ら3.6μS経過後に適応トリガ信号ATGを発生し、
これにより適応クロック発生回路14は該適応トリガ信
号ATGによってトリガされる。
【0016】一方、固定/適応判定回路12では今度は
領域区分信号AREAがOFF(適応)の区間に受信F
ビット信号RFBが入力した結果、このタイミングに同
期して領域判定信号F/AをLO(固定)からHI(適
応)に変える。これによりセレクタ17は同タイミング
にその選択を端子aの固定クロック信号FCLKから端
子bの適応クロック信号ACLKに切り替え、その後
は、データ識別回路6は適応クロック信号ATGにより
受信フレーム信号RFを識別することになる。この場合
は、特に問題は生じていない。
【0017】図11は従来のタイミング再生回路の動作
タイミングチャートで、図はNTの受信クロック信号R
CLKが適応から固定に切り替わる場合を示している。
始めに、ISDNユーザ網にはTE2 のみが接続してお
り、該TE2 からの同期用フレームビット信号は領域
区分信号AREAがOFF(適応領域)の区間にNTに
到着している。これによりFビット立ち下がり検出回路
5は同タイミングに受信Fビット信号RFBを出力し、
これにより適応トリガ発生回路13は該受信Fビット信
号RFBから3.6μS経過後に適応トリガ信号ATG
を発生する。そして、これにより適応クロック発生回路
14は該適応トリガ信号ATGに同期して周期5.2μ
Sの適応クロック信号ACLKを発生している。
【0018】一方、固定/適応判定回路12は領域区分
信号AREAがOFF(適応領域)の区間に受信Fビッ
ト信号RFBが入力した結果、領域判定信号F/A=H
I(適応)を出力している。これによりセレクタ17は
端子b側の適応クロック信号ACLKを選択しており、
これによりデータ識別回路6はNTの受信フレーム信号
RFを適応クロック信号ACLKにより識別している。
【0019】次に、ISDNユーザ網にTE1 を挿入す
ると、Fビット立ち下がり検出回路5はTE2 の代わり
に最近となったTE1 からの同期用フレームビット信号
の立ち下がりを検出して受信Fビット信号RFBを出
力する。これにより適応トリガ発生回路13は今度は該
受信Fビット信号RFBから3.6μS経過後に適応ト
リガ信号ATGを発生し、これにより適応クロック発生
回路14は該適応トリガ信号ATGによってトリガされ
る。
【0020】一方、固定/適応判定回路12は今度は領
域区分信号AREAがON(固定)の区間に受信Fビッ
ト信号RFBが入力した結果、このタイミングに同期し
て領域判定信号F/AをHI(適応)からLO(固定)
に変える。これによりセレクタ17は同タイミングにそ
の選択を端子bの適応クロック信号ACLKから端子a
の固定クロック信号FCLKに切り替え、その後は、デ
ータ識別回路6は固定クロック信号FCLKにより受信
フレーム信号RFを識別することになる。
【0021】しかるに、このようなクロック信号そのも
のの切替方式によると、図示の如く適正でないタイミン
グに固定クロック信号FCLKの一部が受信クロック信
号RCLKとして出力されてしまう結果、受信フレーム
信号RFの識別結果RFDが不確定となる問題が発生し
ていた。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のタ
イミング再生回路では、予め固定クロック信号FCLK
と適応クロック信号ACLKとを発生しておきこれらを
領域判定信号F/Aにより切り替える方式であるので、
特に受信クロック信号RCLKの選択が適応から固定に
切り替わったような場合には、NTにおける受信フレー
ム信号RFの識別結果RFDが不確定となる問題が発生
していた。
【0023】本発明の目的は、通信中のISDNユーザ
網においてTEの挿抜を行ってもNTにおいては受信フ
レーム信号を継続して適正に識別できるタイミング再生
回路を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明のタイミング再生回路
は、CCITT−I430勧告に準拠したISDNユー
ザ網インタフェースにおける回線接続装置NTの側で該
回線接続装置NTに最近の端末装置TEより受信した同
期用フレームビット信号RFBに基づいて受信フレーム
信号RFを識別再生するための受信クロック信号RCL
Kを再生するタイミング再生回路において、回線接続装
置NTの送信フレームビット信号SFBに同期して所定
時間幅の固定領域とこれに続く適応領域とを区分するた
めの領域区分信号AREAを発生するタイミング発生回
路1と、最近の端末装置TEからの同期用フレームビッ
ト信号RFBを前記固定領域の区間に受信したことによ
り該固定領域の後端部に同期して固定トリガ信号FTG
を発生する固定トリガ発生回路2と、最近の端末装置T
Eからの同期用フレームビット信号RFBを前記適応領
域の区間に受信したことにより該受信した同期用フレー
ムビット信号RFBに同期して適応トリガ信号ATGを
発生する適応トリガ発生回路3と、前記発生した固定ト
リガ信号FTG又は適応トリガ信号ATGに同期して所
定位相及び所定周期の受信クロック信号RCLKを発生
するクロック発生回路4とを備え、最近の端末装置TE
からの同期用フレームビット信号RFBの遅延時間に応
じて受信クロック信号RCLKの位相を制御するもので
ある。
【0025】
【作用】図において、タイミング発生回路1は回線接続
装置NTの送信フレームビット信号SFBに同期して所
定時間幅(例えば送信フレームビット信号SFBから1
2μS経過までの)の固定領域とこれに続く適応領域と
を区分するための領域区分信号AREAを発生するして
いる。固定トリガ発生回路2は最近の端末装置TEから
の同期用フレームビット信号RFBを前記固定領域の区
間に受信したことにより該固定領域の後端部(例えば送
信フレームビット信号SFBから12μS経過時)に同
期して固定トリガ信号FTGを発生する。また、適応ト
リガ発生回路3は最近の端末装置TEからの同期用フレ
ームビット信号RFBを前記適応領域の区間に受信した
ことにより該受信した同期用フレームビット信号RFB
に同期して適応トリガ信号ATGを発生する。そして、
クロック発生回路4は前記発生した固定トリガ信号FT
G又は適応トリガ信号ATGに同期して所定位相及び所
定周期の受信クロック信号RCLKを発生する。
【0026】このように、トリガ信号FTGとATGの
発生要件は領域区分信号AREAにより夫々固定領域と
適応領域とに分けられている。従って、ある時点でTE
の挿抜があっても、その次の時点の受信フレームにおい
ては固定トリガ信号FTG又は適応トリガ信号ATGの
いずれか1つしか発生しない。しかも、クロック発生回
路4は1つである。従って、ある時点で固定領域のTE
が取り外され、これに伴い受信Fビット信号RFBが適
応領域に移った場合でも、クロック発生回路4は事前の
固定トリガ信号FTGに基づく各識別タイミイングの発
生を適正に終えた後に、新たな適応トリガ信号ATGに
基づく各識別タイミイングの発生を適正に継続する。ま
た、逆にある時点で固定領域にTEが挿入され、これに
伴い受信Fビット信号RFBが適応領域から固定領域に
移った場合でも、クロック発生回路4は事前の適応トリ
ガ信号FTGに基づく各識別タイミイングの発生を適正
に終えた後に、新たな固定トリガ信号ATGに基づく識
別タイミイングの発生を適正に継続する。
【0027】好ましくは、クロック発生回路4は固定ト
リガ信号FTG及び適応トリガ信号ATGに対して一定
位相の受信クロック信号RCLKを発生する。
【0028】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例のタイミ
ング再生回路のブロック図で、図において、5はFビッ
ト立ち下がり検出回路、6はデータ識別回路、1はタイ
ミング発生回路、11 はカウンタ(CTR)、12 はデ
コーダ(DEC)、2は固定トリガ発生回路、2 1 はJ
−Kタイプのフリップフロップ(FF)、22 ,23
ANDゲート回路、3は適応トリガ発生回路、31 はA
NDゲート回路、4はクロック発生回路、41 はカウン
タ(CTR)、42 はデコーダ(DEC)、7はORゲ
ート回路である。
【0029】タイミング発生回路1において、カウンタ
1 はNTの送信Fビット信号SFBに同期してリセッ
トされ、引き続きマスタクロック信号MCLKによりカ
ウントアップする。デコーダ12 はカウンタ11 のカウ
ント出力CQ1 をデコードしており、CQ1 =0で発生
するリセット信号RP1 と、CQ1 =0から12μS経
過までの間でONとなっているような領域区分信号AR
EAと、CQ1 =12μSの時点で発生する固定トリガ
タイミング信号FTGTと、CQ1 =12μS以降で発
生するようなカウンタ11 のカウントディセーブル用の
信号Dとを発生する。
【0030】固定トリガ発生回路2において、フリップ
フロップ21 はリセット信号RP1により予めリセット
される。しかる後、領域区分信号AREAがON(固定
領域)の区間にFビット立ち下がり検出回路5より受信
Fビット信号RFBが出力された場合には、ANDゲー
ト回路22 を満足することにより、フリップフロップ2
1 は該受信Fビット信号RFBの立ち下がりによりセッ
トされる。そして、その後の固定トリガタイミング信号
FTGTが発生した時点では、ANDゲート回路23
満足することにより、固定トリガ信号FTGを出力す
る。
【0031】適応トリガ発生回路3において、領域区分
信号AREAがOFF(適応領域)の区間にFビット立
ち下がり検出回路5より受信Fビット信号RFBが出力
された場合は、ANDゲート回路31 を満足することに
より、適応トリガ信号ATGを出力する。クロック発生
回路4において、カウンタ41 はORゲート回路7の出
力のトリガ信号TGによりトリガ(この例ではカウント
値「0」をロード)され、引き続きマスタクロック信号
MCLKによりカウントアップする。デコーダ42 はカ
ウンタ41 のカウント出力CQ2 をデコードしており、
CQ2 =5.2μSの経過時点で発生するカウンタ41
のリセット信号RP2 と、CQ2 =2.6μSから5.
2μSまでの間でONとなっているような受信クロック
信号RCLKとを発生する。
【0032】なお、本実施例では受信クロック信号RC
LKのデータ識別点の発生位相がトリガ信号TGの発生
から一定の2.6μSの経過後にくるように統一してあ
るので、TEの挿抜によりISDNユーザ網の接続形態
が短距離受動バス接続、長距離受動バス接続又はポイン
ト−ポイント接続に切り替わっても、常に前後に0.6
μS以上のデータ識別余裕が確保されている。
【0033】以上の構成により、固定/適応の領域判定
に基づき固定トリガ信号FTG又は適応トリガ信号AT
Gを発生し、これで単一のクロック発生回路4をトリガ
することにより、通信中のISDNユーザ網においてT
Eの挿抜が行なわれても、NTにおける受信フレーム信
号RFを継続して適正に識別できるようにしている。以
下、この動作を詳細に述べる。
【0034】図3は実施例のタイミング再生回路の動作
タイミングチャートで、図は受信クロック信号RCLK
の位相が固定から適応に切り替わる場合を示している。
始めに、ISDNユーザ網には最近TE1 と最遠TE2
とが接続しており、この状態で最近TE1 からの同期用
フレームビット信号は領域区分信号AREAがON
(固定領域)の区間にNTに到着し、最遠TE2 からの
同期用フレームビット信号は領域区分信号AREAが
OFF(適応領域)の区間にNTに到着している。
【0035】その結果、Fビット立ち下がり検出回路5
は最近TE1 からの同期用フレームビット信号の立ち
下がりを検出して受信Fビット信号RFBを出力し、こ
れにより固定トリガ発生回路2のフリップフロップ21
がセットされ、かつその後の固定トリガタイミング信号
FTGTの発生によりANDゲータ回路23 を満足し、
固定トリガ信号FTGが出力される。そして、クロック
発生回路4は固定トリガ信号FTGによりフレーム毎に
トリガされ、これより2.6μS経過後にONとなるよ
うな周期5.2μSの受信クロック信号RCLKを発生
している。
【0036】次に、ある時点でISDNユーザ網から最
近TE1 を取り外すと、Fビット立ち下がり検出回路5
はTE1 の代わりに最近となったTE2 からのフレーム
ビット信号の立ち下がりを検出して受信Fビット信号
RFBを出力する。これにより、今度は適応トリガ発生
回路3のANDゲータ回路31 を満足し、適応トリガ信
号ATGが出力される。そして、クロック発生回路4は
今度は該適応トリガ信号ATGによりトリガされ、これ
より2.6μS経過後にONとなるような周期5.2μ
Sの受信クロック信号RCLKを発生するようになる。
【0037】従って、クロック発生回路4は事前の固定
トリガ信号FTGに基づく各識別タイミイングの発生を
適正に終えた後、新たな適応トリガ信号ATGに基づく
識別タイミイングの発生を適正に継続できる。図4は実
施例のタイミング再生回路の動作タイミングチャート
で、図は受信クロック信号RCLKの位相が適応から固
定に切り替わる場合を示している。
【0038】始めに、ISDNユーザ網にはTE2 のみ
が接続しており、該TE2 からの同期用フレームビット
信号は領域区分信号AREAがOFF(適応領域)の
区間にNTに到着している。これによりFビット立ち下
がり検出回路5は同タイミングに受信Fビット信号RF
Bを出力し、適応トリガ発生回路3も同タイミングに適
応トリガ信号ATGを発生する。そして、クロック発生
回路4は該適応トリガ信号ATGによりフレーム毎にト
リガされ、これより2.6μS経過後にONとなるよう
な周期5.2μSの受信クロック信号RCLKを発生し
ている。
【0039】次に、ISDNユーザ網にTE1 を挿入す
ると、Fビット立ち下がり検出回路5はTE2 の代わり
に最近となったTE1 からの同期用フレームビット信号
の立ち下がりを検出して受信Fビット信号RFBを出
力する。これにより、今度は固定トリガ発生回路2のフ
リップフロップ21 がセットされ、かつその後の固定ト
リガタイミング信号FTGTの発生によりANDゲータ
回路23 を満足し、固定トリガ信号FTGが出力され
る。そして、クロック発生回路4は今度は固定トリガ信
号FTGによりトリガされ、これより2.6μS経過後
にONとなるような周期5.2μSの受信クロック信号
RCLKを発生するようになる。
【0040】従って、この場合もクロック発生回路4は
事前の適応トリガ信号ATGに基づく各識別タイミイン
グの発生を適正に終えた後、新たな固定トリガ信号FT
Gに基づく識別タイミイングの発生を適正に継続でき
る。なお、上記実施例ではタイミング発生回路1におけ
るカウンタ11 のカウント出力CQ1 =0から12μS
経過までの間でONとなっているような領域区分信号A
REAを形成したが、カウント出力CQ1 =10μSか
ら12μS経過までの間でONとなっているような領域
区分信号AREAを形成しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、回線接
続装置NTの送信フレームビット信号SFBに同期して
所定時間幅の固定領域とこれに続く適応領域とを区分す
るための領域区分信号AREAを発生するタイミング発
生回路1と、最近の端末装置TEからの同期用フレーム
ビット信号RFBを前記固定領域の区間に受信したこと
により該固定領域の後端部に同期して固定トリガ信号F
TGを発生する固定トリガ発生回路2と、最近の端末装
置TEからの同期用フレームビット信号RFBを前記適
応領域の区間に受信したことにより該受信した同期用フ
レームビット信号RFBに同期して適応トリガ信号AT
Gを発生する適応トリガ発生回路3と、前記発生した固
定トリガ信号FTG又は適応トリガ信号ATGに同期し
て所定位相及び所定周期の受信クロック信号RCLKを
発生するクロック発生回路4とを備えるので、通信中の
ISDNユーザ網においてTEの挿抜を行っても、NT
においては受信フレーム信号を継続して適正に識別でき
る上、クロック発生回路(分周回路)が1つで済み、こ
れに伴い全体の回路を大幅に簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は実施例のタイミング再生回路のブロック
図である。
【図3】図3は実施例のタイミング再生回路の動作タイ
ミングチャートである。
【図4】図4は実施例のタイミング再生回路の動作タイ
ミングチャートである。
【図5】図5はISDNユーザ網インタフェースの接続
形態を説明する図である。
【図6】図6はTEからNTへの送信フレーム構成を示
す図である。
【図7】図7は短距離受動バス接続時の動作タイミング
チャートである。
【図8】図8は長距離受動バス接続時の動作タイミング
チャートである。
【図9】図9は従来のタイミング再生回路のブロック図
である。
【図10】図10は従来のタイミング再生回路の動作タ
イミングチャートである。
【図11】図11は従来のタイミング再生回路の動作タ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 タイミング発生回路 2 固定トリガ発生回路 3 適応トリガ発生回路 4 クロック発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−13397(JP,A) 特開 昭63−131743(JP,A) 特開 平4−280527(JP,A) 特開 平2−312330(JP,A) 特開 平3−265323(JP,A) 特開 昭63−3532(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/00 H04L 7/08 H04L 12/02 H04L 12/40 H04M 11/00 302

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCITT−I430勧告に準拠したI
    SDNユーザ網インタフェースにおける回線接続装置
    側で該回線接続装置に最近の端末装置より受信した同期
    用フレームビット信号に基づいて受信フレーム信号を識
    別再生するための受信クロック信号を再生するタイミン
    グ再生回路において、回線接続装置送信フレームビット信号に同期して所定
    時間幅の固定領域とこれに続く適応領域とを区分するた
    めの領域区分信号を発生するタイミング発生回路と、 最近の端末装置からの同期用フレームビット信号を前記
    固定領域の区間に受信したことにより該固定領域の後端
    部に同期して固定トリガ信号を発生する固定トリガ発生
    回路と、 最近の端末装置からの同期用フレームビット信号を前記
    適応領域の区間に受信したことにより該受信した同期用
    フレームビット信号に同期して適応トリガ信号を発生す
    適応トリガ発生回路と、 前記発生した固定トリガ信号又は適応トリガ信号に同期
    して所定位相及び所定周期の受信クロック信号を発生す
    クロック発生回路とを備え、 最近の端末装置からの同期用フレームビット信号の遅延
    時間に応じて受信クロック信号の位相を制御することを
    特徴とするタイミング再生回路。
  2. 【請求項2】 クロック発生回路固定トリガ信号及び
    適応トリガ信号に対して一定位相の受信クロック信号
    発生することを特徴とする請求項1のタイミング再生回
    路。
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