JPH0846656A - クロック発生回路 - Google Patents

クロック発生回路

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JPH0846656A
JPH0846656A JP6178693A JP17869394A JPH0846656A JP H0846656 A JPH0846656 A JP H0846656A JP 6178693 A JP6178693 A JP 6178693A JP 17869394 A JP17869394 A JP 17869394A JP H0846656 A JPH0846656 A JP H0846656A
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    • H04L7/041Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレアンブル期間及びプレアンブル期間の経
過後においても良好にクロックが再生できるようなクロ
ック再生用信号を発生するクロック再生用信号発生回路
を提供する。 【構成】 入力された信号を所定時間遅延させ、前記所
定時間遅延させた信号の差分を計算して二重位相差分信
号を出力する位相差分計算手段701と、前記二重位相
差分信号を入力して予め設定した検出値との比較を行
い、前記二重位相差分信号と前記検出値が等しい場合に
パルスを発生する前記検出値が相異なる複数の比較手段
702、704、706と、前記パルスを複数入力し、
前記位相差分信号の変化軌跡を判別分類してゲート信号
を出力する軌跡分類手段710と、所定時間遅延された
前記パルスと前記ゲート信号とを入力し、前記ゲート信
号が入力されている場合のみ前記一定時間遅延されたパ
ルスをクロック再生用信号として出力するゲート手段7
12とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、π/4シフトQPS
K信号の遅延検波回路内に設けられているクロック再生
用信号発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル移動通信用ディジタル変調方
式として、各種の利点を有することから、1情報単位で
ある1シンボル期間(例えば、2bit)毎に位相軸を
π/4だけシフトさせながら変調を行なうπ/4シフトQ
PSK方式が採用されている(文献1)。また、復調構
成の小型化や低消費電力化を実現できるπ/4シフトQ
PSK方式の遅延検波回路も提案されている(文献
2)。
【0003】文献1:『ディジタル移動通信用線形変調
方式の提案』、赤岩芳彦、永田善紀共著、昭和60年電
子通信学会総合全国大会、NO.2348 文献2:『ディジタルコ−ドレス電話用π/4シフトQ
PSK遅延検波回路』、信田仁、須田勉、占部健三共
著、1992年電子情報通信学会春期大会、NO.B−
344 以下、π/4シフトQPSK信号を検波するための遅延
検波回路について図10を用いて説明する。
【0004】遅延検波回路は、入力端子1と、発振器2
と、瞬時位相検出回路3と、位相差分計算回路5、クロ
ック再生回路7と、デ−タ再生回路8と、再生クロック
信号出力端子9と、再生デ−タ出力端子10とにより構
成されている。
【0005】入力端子1は、π/4シフトQPSK方式
により変調された変調波(搬送波)信号(例えば、1
0、7MHz)を入力する。
【0006】発振器2は、入力端子1に入力された変調
信号と非同期で、ほぼ周波数が等しい電気的振動を発生
する。
【0007】クロック再生回路7は、図11に示すよう
に、クロック再生用信号発生回路71と、ディジタルフ
ェ−ズロックトル−プ(以下、DPLLと略称する)7
2とにより構成されている。ここで、クロック再生用信
号発生回路71は、マグニチュ−ドコンパレ−タ711
と、レベル設定回路712とにより構成されている。図
12に従来のクロック再生信号とアイパタンとの関係を
示す。アイパタンとは、位相差分信号6が取りうるすべ
てのパターンを記載した場合において、位相差分信号6
の軌跡により得られる図形をいう。ここで、アイパタン
が開いているとは、位相差分信号6と位相差分信号6と
により囲まれる図形が人間の目の形である状態をいう。
また、アイパタンが閉じているとは、位相差信号6によ
り囲まれる図形の面積が小さくなる状態をいう。
【0008】また、従来のクロック再生用信号発生回路
71は、図11のレベル設定回路712の値として、図
12(a)のレベル1を設定している。そのため、従来
のクロック再生用信号発生回路71は、図12(b)に
示すように、ジッタ±δを伴っている。したがって、D
PLL72によって再生された再生クロック信号が位相
差分信号6の位相と180°だけ異なっている場合に
は、デッドロック状態になり、良好に再生できないとい
う問題が生じる。ここで、ジッタとは、クロック信号に
対する位相差分信号6のゆらぎをいう。
【0009】また、図12(a)において、プレアンブ
ル期間では検出レベルをレベル2(位相差分はπ/4)
とし、プレアンブル期間が終了した後には検出レベルを
レベル1(位相差分は0)とすると、ジッタは、ほぼ0
となる。
【0010】しかしながら、この方法では、現在受信し
ているデ−タが、プレアンブルであるか、UWである
か、デ−タ本体であるかを判断する必要がある。しか
し、データ種別を判別することはかなり難しく、外部の
マイクロプロセッサ等の回路が必要となり、単純な回路
構成では実現することが不可能である。外部のマイクロ
プロセッサは、他の処理機能を実現することに忙しく、
実際上、データ種別の区別処理を行なうことが困難であ
る。その結果、上述したデータ種別に応じて設定レベル
を切り替える方法を適用することは困難になっている。
【0011】更に、送信周波数と受信周波数に差がある
と、別の問題も起こる。図13と図14は、シミュレー
ションの手法により、図12のアイパタンを描かせたも
のである。図13は周波数ずれのない場合のアイパタン
を示し、図14は12kHzの周波数ずれがある場合の
アイパタンを示している。ここで、縦軸の1はπ/2に
相当し、−0.5は、−π/4に相当する。例えば、1
900MHzにおいて、送信・受信がそれぞれ+3PP
M・−3PPMの周波数誤差があると、送信・受信間の
周波数誤差は、 1900×106×3×10−6×2=11.4×10
3=約12KHz の周波数差が生じる。変復調方式がπ/4シフトQPS
Kで、そのビットレートが384kb/s(=192k
s/s)のときには、 12×103×{1/(192×103)}×360°
=22.5° =π/8 rad のアイパタンのずれが生じる(図14に記載)。このよ
うな周波数ずれがある場合は、図12のように、プレア
ンブル期間のときに検出レベルをレベル2に設定し、プ
レアンブル期間が終了したときに検出レベルをレベル1
に設定したとしても、ジッタは0とはならない。ここ
で、このような場合でもジッタをほぼ0とする提案があ
る(文献3)。
【0012】文献3:『π/4シフトQPSK変調用ク
ロック再生回路の一検討』、松本洋一、久保田周治、加
藤修三共著、1993年電子情報通信学会春季大会、N
O.B−317 文献3に記載された方法は、受信信号を1シンボル時間
遅延させた後にその差分を取り、更にその差分を取った
ものを1シンボル時間遅延させた後にその差分を取る方
法である(以下、この方法によって得られた出力を二重
位相差分出力と略称する)。この二重位相差分出力は、
送受信間の周波数ずれの影響を受けない。特に、受信デ
ータが1001…の連続であるプレアンブル期間の場
合、この方法ではクロック再生用信号として送受信間の
周波数ずれの影響を受けない信号を出力できる。ここ
で、図15及び図16に、プレアンブル期間以外におけ
る二重位相差分出力のアイパタンのシミュレーション結
果を示す。図15は送受信間で周波数ずれがない場合を
示し、図16は送受信間で周波数ずれ(ここでは、12
kHz)がある場合を示す。ここで、縦軸の1はπ/2
に相当し、−0.5は、−π/4に相当する。図15及
び図16を比較すると、周波数ずれのある場合とない場
合のアイパタンはほとんど変わっていないことがわか
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この二
重位相差分出力をクロック再生用信号として使う場合に
も以下のような問題がある。
【0014】ここで、クロック再生用信号を取り出すた
めの検出軸として、図15及び図16の縦軸に記載の0
の点を設定する。すると、図15及び図16より、ラン
ダムな信号の場合、この0の点にまとわりつく軌跡は多
く発生する。そのため、二重位相差分出力は、クロック
再生用信号として用いるには適当ではない。すなわち、
この二重位相差分出力は、受信データが1001…の連
続であるプレアンブル期間の場合には送受信間の周波数
ずれの影響を受けることなく信号を出力する。しかし、
受信データがプレアンブル期間以外のランダムな信号の
場合には不規則な信号を多く出力する。そのため、受信
データがプレアンブル期間以外の場合には、何らかの方
法で、現在入力されている信号がプレアンブル期間のも
のなのか否かを判断する必要がある。このような入力信
号の判断には、外部のマイクロプロセッサ等を必要とし
ていた。
【0015】この発明のクロック再生用信号発生回路
は、プレアンブル期間及びプレアンブル期間の経過後に
おいても良好にクロックが再生できるようなクロック再
生用信号を発生するクロック再生用信号発生回路を提供
することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】入力された信号を所定時
間遅延させ、前記所定時間遅延させた信号の差分を計算
して二重位相差分信号を出力する位相差分計算手段と、
前記二重位相差分信号を入力して予め設定した検出値と
の比較を行い、前記二重位相差分信号と前記検出値が等
しい場合にパルスを発生する前記検出値が相異なる複数
の比較手段と、前記パルスを複数入力し、前記位相差分
信号の変化軌跡を判別分類してゲート信号を出力する軌
跡分類手段と、所定時間遅延された前記パルスと前記ゲ
ート信号とを入力し、前記ゲート信号が入力されている
場合のみ前記一定時間遅延されたパルスをクロック再生
用信号として出力するゲート手段とにより構成される。
【0017】
【作用】位相差分計算手段は入力された位相差分信号を
所定時間させ、所定時間遅延された位相差分信号の差分
を計算して計算結果を比較手段に出力する。比較手段は
入力された計算結果と予め設定した検出値との比較を行
ない、比較結果を軌跡分類手段及びゲート手段に出力す
る。軌跡分類手段は入力された比較結果に応じてゲート
手段をあける信号をゲート手段に出力し、ゲート手段は
軌跡分類手段の指示により比較結果を出力する。
【0018】
【実施例】次に、この発明のクロック再生用信号発生回
路の第1実施例を図面を用いて詳述する。ここで、図1
は第1実施例の詳細構成を示すブロック図である。
【0019】クロック再生回路7Aは、クロック再生用
信号発生回路71Aと、DPLL(ディジタルフェ−ズ
ロックトル−プ)回路72とにより構成されている。ク
ロック再生用信号発生回路71Aは、位相差分計算回路
701と、マグニチュ−ドコンパレ−タ702、70
4、706と、レベル設定回路703、705、707
と、軌跡分類回路710と、タイマ回路711と、ゲー
ト回路712とにより構成されている。軌跡分類回路7
10は、タイマ回路708と、判定回路709とにより
構成されている。ここで、マグニチュ−ドコンパレ−タ
702とレベル設定回路703は対応して設けられ、同
様にマグニチュ−ドコンパレ−タ704とレベル設定回
路705、マグニチュ−ドコンパレ−タ706とレベル
設定回路707も対応して設けられている。
【0020】以下に、クロック再生用信号発生回路71
Aの構成を説明する。
【0021】位相差分計算回路701は、入力された位
相差分信号6を1シンボル時間分遅延させた信号と、入
力された位相差分信号6との差分を計算して計算結果を
出力する(以下、この計算結果を二重位相差分信号S7
01と略称する)。
【0022】マグニチュ−ドコンパレ−タ702、70
4、706は、ディジタル回路の比較器の一種である。
各マグニチュ−ドコンパレ−タは、入力された二重位相
差分信号S701が対応するレベル設定回路703、7
05、707によってあらかじめ設定されている検出レ
ベル値(検出軸)と等しくなったときに、瞬時的なパル
スを発生する回路である。 レベル設定回路703、7
05、707は、検出レベル値(検出軸)を設定し、検
出レベル値をマグニチュ−ドコンパレ−タ702、70
4、706に出力する。
【0023】マグニチュ−ドコンパレ−タ702には、
二重位相差分信号S701と、レベル設定回路703か
ら出力された検出レベル値S703が入力される。マグ
ニチュ−ドコンパレ−タ702は、入力された二重位相
差分信号S701と、入力された検出レベル値S703
とが等しいか否かを判断する。マグニチュ−ドコンパレ
−タ702は、入力された二重位相差分信号S701と
入力された検出レベル値S703とが等しいと判断した
場合のみ、パルスS702を発生する(以下、マグニチ
ュ−ドコンパレ−タ702により発生されたパルスS7
02をレベル1クロスパルスS702と略称する)。そ
して、マグニチュードコンパレータ702は、発生した
レベル1クロスパルスS702を軌跡分類回路710に
出力する。ここで、レベル設定回路703は、検出レベ
ル値S703として、二重位相差分信号3π/4に対応
したレベル1を設定している(後述する図2(c)参
照)。
【0024】同様に、マグニチュードコンパレータ70
4には、二重位相差分信号S701と、レベル設定回路
705から出力された検出レベル値S705が入力され
る。マグニチュ−ドコンパレ−タ704は、入力された
二重位相差分信号S701と、入力された検出レベル値
S705とが等しいか否かを判断する。マグニチュ−ド
コンパレ−タ704は、入力された二重位相差分信号S
701と入力された検出レベル値S705とが等しいと
判断した場合のみ、パルスS704を発生する(以下、
マグニチュ−ドコンパレ−タ704により発生されたパ
ルスS704をレベル2クロスパルスS704と略称す
る)。そして、マグニチュ−ドコンパレ−タ704は、
発生したレベル2クロスパルスS704を軌跡分類回路
710に出力する。ここで、レベル設定回路705は、
検出レベル値S705として、二重位相差分−3π/4
に対応したレベル2を設定している(後述する図2
(c)参照)。
【0025】更に、マグニチュードコンパレータ706
には、二重位相差分信号S701と、レベル設定回路7
07から出力された検出レベル値S707が入力され
る。
【0026】マグニチュ−ドコンパレ−タ706は、入
力された二重位相差分信号S701と、入力された検出
レベル値S707とが等しいか否かを判断し、入力され
た2つの信号が等しいと判断した場合のみ、パルスS7
06を発生する(以下、マグニチュ−ドコンパレ−タ7
06により発生されたパルスS706をレベル3クロス
パルスS706と略称する)。そして、マグニチュ−ド
コンパレ−タ706は、発生したレベル3クロスパルス
S706をタイマ回路711に出力する。ここで、レベ
ル設定回路707は、検出レベル値S707として、二
重位相差分0に対応したレベル3を設定している(後述
する図2(c)参照)。軌跡分類回路710は、タイマ
回路708と、判定回路709とにより構成されてい
る。軌跡分類回路710は、レベル1クロスパルスS7
02とレベル2クロスパルスS704とに基づいて、二
重位相差分信号S701の変化軌跡を判定分類する。そ
して、軌跡分類回路710は、判定した分類に応じたゲ
ート信号S710をゲート回路712に出力する。
【0027】タイマ回路708には、レベル1クロスパ
ルスS702とレベル2クロスパルスS704とが入力
される。タイマ回路708は、レベル1クロスパルスS
702とレベル2クロスパルスS704のうちのどちら
か一方でも入力された場合、タイマのカウントを開始す
る。そして、タイマ回路708は、タイマのカウントが
開始された後一定時間内に、レベル1クロスパルスS7
02とレベル2クロスパルスS704のうちのどちらか
一方が入力された場合タイマのカウントを終了する。こ
こで、タイマのカウントを開始・終了するパルスは、同
一のパルスでも良い。例えば、レベル2クロスパルスS
704の入力によりタイマのカウントを開始し、レベル
2クロスパルスS704の入力によりタイマのカウント
を終了する場合である。また、タイマのカウントを開始
するためのパルスが入力された後一定時間内に、タイマ
のカウントを終了するためのパルスが入力されない場合
もある。そのため、タイマ回路708のタイマのカウン
トは、一定時間経過後に自動的に終了し、リセットする
ように構成されている。そして、タイマ回路708は、
カウント情報(計測した時間)S708を判定回路70
9に出力し、タイマをリセットする。
【0028】ここで、タイマ回路708は、レベル2ク
ロスパルスS704が入力された後に入力された最初の
パルスがレベル2クロスパルスS704である場合、レ
ベル2クロスパルスS704によりタイマをリセット
し、計時を最初からやり直す。また、タイマ回路708
は、レベル1クロスパルスS702が入力された後に入
力された最初のパルスがレベル1クロスパルスS702
である場合、レベル1クロスパルスS702によりタイ
マをリセットし、計時を最初からやり直す。
【0029】判定回路709には、カウント情報S70
8が入力される。判定回路709は、入力されたカウン
ト情報S708があらかじめ判定回路709に記憶され
ているいずれかの検出条件(後述する図3参照)を満た
しているか否かを判定する。そして、判定回路709
は、入力されたカウント情報S708が満たしていると
判定した検出条件に応じたタイミングゲート信号S71
0を時間長Tg(例えば、160度に相当する時間)ゲ
ート回路712に出力する(図2(d)参照)。ゲート
回路712には、タイマ回路711の出力S711と軌
跡分類回路710の出力のゲート信号S710とが入力
される。そして、ゲート信号S710が入力されている
場合だけ、タイマ回路711の出力S711をゲート回
路712の出力S712として、DPLL72に出力す
る(図2(f)参照)。
【0030】以下に、クロック再生用信号発生回路71
A内の各回路の動作を説明すると共に、この動作説明を
通じて、タイマ回路708、判定回路709及びゲート
回路712の機能を明らかにする。
【0031】この第1の実施例では、レベル1、レベル
2及びレベル3の3個の検出レベル値をレベル設定回路
に設定する。そして、各マグニチュ−ドコンパレ−タ
は、二重位相差分信号S701がこの検出レベル値と等
しくなった瞬間にパルスを発生する。軌跡分類回路71
0では、発生したパルスの入力状態により、二重位相差
分信号S701がどのような軌跡をたどったかを推定す
る。そして、ゲート回路712は、この軌跡の推定によ
り、クロック再生用信号S711を出力してもよいか否
かを選択し、この選択に従ってゲート回路712がクロ
ック再生用信号S712を出力するという方法を採用し
ている。
【0032】図4を用いて、この発明で用いるデ−タを
説明する。
【0033】デ−タは、プレアンブル部と、UW部と、
デ−タ本体部とにより構成されている。
【0034】プレアンブル部は、プレアンブルパタンが
入力されている。例えば、『10011001…100
1』というように、『1001』が繰り返し入力されて
いる。UW部は、データの先頭を示す符号が入力されて
いる。デ−タ本体部は、送信したいデータが入力されて
いる。
【0035】図2及び図3は、第1の実施例の軌跡分類
回路710及びゲート回路712の動作を示す図であ
る。時間Tはデータの1シンボルに相当する時間(36
0°に相当する時間)である。所定時間Tdは、二重位
相差分信号S701がプレアンブル期間のパルスか否か
を判定するための時間(例えば、160°に相当する時
間)である。
【0036】次に、図3を用いて二重位相差分信号S7
01の軌跡推定方法を説明する。図3は、軌跡分類回路
710のタイマ回路708と判定回路709の動作を示
す図である。
【0037】検出番号1は、以下の1〜5の条件がすべ
て順番に満たされる場合にのみ、得られる。
【0038】1、タイマ回路708には、レベル2クロ
スパルスS704が入力される。 2、タイマ回路708は、カウント(計時)を開始す
る。
【0039】3、タイマ回路708には、レベル1クロ
スパルスS702が入力される。 4、タイマ回路708は、カウント(計時)を終了す
る。
【0040】5、判定回路709は、カウント情報(計
時値)S708とあらかじめ設定されている所定時間T
dとを比較し、所定時間Tdよりも短いと判定する。
【0041】ここで、検出番号1が得られた場合、判定
回路709は、ゲート回路712に対して、ゲート信号
S712を出力する。ゲート回路712は、タイマ回路
711の出力S711をゲート回路711の出力S71
1として、DPLL72に出力する。
【0042】検出番号2は、以下の1〜5の条件がすべ
て順番に満たされる場合にのみ、得られる。
【0043】1、タイマ回路708には、レベル1クロ
スパルスS702が入力される。 2、タイマ回路708は、カウント(計時)を開始す
る。
【0044】3、タイマ回路708には、レベル2クロ
スパルスS704が入力される。 4、タイマ回路708は、カウント(計時)を終了す
る。
【0045】5、判定回路709は、カウント情報(計
時値)S708とあらかじめ設定されている所定時間T
dとを比較する。そして、カウント情報(計時値)S7
08は、所定時間Tdよりも短いと判定する。
【0046】検出番号2が得られた場合、判定回路71
0は、ゲート回路712に対して、ゲート信号S710
を出力する。
【0047】ここで、3個の検出レベルのうち2個の検
出レベルは、二重位相差分3π/4に対応したレベル1
の検出レベルと、−3π/4に対応したレベル2の検出
レベルであり、軌跡の分類の推定に用いられる。残りの
検出レベルは、二重位相差分0に対応したレベル3の検
出レベルであり、クロック再生用信号の抽出に用いられ
る。ここで、レベル3の検出レベルで検出したクロック
再生用信号のうち、レベル1及びレベル2で推定した軌
跡によって不要と判断された信号は、ゲート回路712
によって阻止され、必要とされた信号のみがDPLL7
2に出力される。
【0048】図2は、位相差分信号のアイパタン、二重
位相差分信号の軌跡分類(軌跡検出)の説明図、及び、
図3で示したクロック再生用パルスのゲート信号開始タ
イミングの説明図である。図2(a)は位相差分信号の
アイパタンであり、図2(c)に太線で示した軌跡は
『10011001…1001』のプレアンブル期間の
二重位相差分信号S701の軌跡である。図2(c)に
おいて、縦軸の2π、π、0、−π、−2πは、二重位
相差分値を示す。図2(c)において、時点a、fは、
プレアンブル期間の二重位相差分信号S701と位相差
分3π/4との交点を示す。同じく、時点c、dは、プ
レアンブル期間の二重位相差分信号S701と位相差分
−3π/4との交点を示す。
【0049】初めに、図2(c)を用いて、検出番号2
(図3に記載)が得られる場合を示す。
【0050】プレアンブル期間の二重位相差分信号S7
01は、時点aにおいて、検出レベル1と交わる。そし
て、軌跡分類回路710のタイマ回路708には、マグ
ニチュ−ドコンパレ−タ702からレベル1クロスパル
スS702が入力され、タイマ回路708はカウントを
開始する。次に、プレアンブル期間の二重位相差分信号
S701は、時点cにおいて、検出レベル2と交わる。
そして、タイマ回路708には、時点aから所定時間T
d以内に、マグニチュ−ドコンパレ−タ704からレベ
ル2クロスパルスS704が入力され、タイマ回路70
8はカウントを終了する(時点c)。ここで、判定回路
709は、カウント情報S708が所定時間Tdより短
いと判定する。以上により、検出番号2を得る。そし
て、判定回路709は、時点cから、例えば120°に
相当する時間Tgだけ、ゲート回路712をあける信号
S710を出力する(図2(d)参照)。一方、プレア
ンブル期間の二重位相差分信号S701は検出レベル3
と交わり(時点b)、レベル3クロスパルスS706を
出力する。タイマ回路711は、レベル3クロスパルス
S706を入力してからT/2時間経過後にパルスS7
11を出力する(図2(e)参照)。図2(d)及び
(e)の場合、パルスS711が発生されたときにゲー
ト回路712が開かれているため、クロック再生用信号
S712はDPLL72に送られる。
【0051】次に、図2(c)を用いて、検出番号1が
得られる場合を示す。
【0052】プレアンブル期間の二重位相差分信号S7
01は、時点dにおいて、検出レベル2と交わる。そし
て、軌跡分類回路710のタイマ回路708には、マグ
ニチュ−ドコンパレ−タ704からレベル2クロスパル
スS704が入力され、タイマ回路708はカウントを
開始する。次に、プレアンブル期間の二重位相差分信号
S701は、時点fにおいて、検出レベル1と交わる。
そして、タイマ回路708には、時点dから所定時間T
d以内に、マグニチュ−ドコンパレ−タ702からレベ
ル1クロスパルスS702が入力され、タイマ回路70
8はカウントを終了する(時点f)。ここで、判定回路
709は、カウント情報S708が所定時間Tdより短
いと判定する。以上により、検出番号1を得る。そし
て、判定回路709は、時点fから、例えば120°に
相当する時間Tgだけゲート回路712をあける信号S
710を出力する(図2(d)参照)。一方、プレアン
ブル期間の二重位相差分信号S701は検出レベル3と
交わり(時点e)、レベル3クロスパルスS706を出
力する。タイマ回路711は、レベル3クロスパルスS
706を入力してからT/2時間経過後にパルスS71
1を出力する(図2(e)参照)。図2(d)及び
(e)の場合、パルスS711が発生されたときにゲー
ト回路712が開かれているため、クロック再生用信号
S712はDPLL72に送られる。
【0053】以下、同様にして、プレアンブル期間の二
重位相差分信号S701では、軌跡分類回路710が検
出番号1及び検出番号2でゲート信号S710を出力す
る。そして、ゲート回路712からは、図2(f)に示
すように、図2(a)のアイパタンが最も目を開いたタ
イミングでクロック再生用信号S712が出力される。
その結果、DPLL72からは、図2(b)に示すよう
に、このパルスに同期した正しい位相のクロック信号が
発生される。
【0054】ここで、プレアンブル期間が終了して、U
Wやデータ本体の期間に進むと、ビットパターンが固定
ではない。そのため、二重位相差分信号S701は、6
4通りの全ての軌跡のいずれかをとることになる。この
64通りの軌跡の中には、クロック再生用の信号として
は不適当なものも含まれているので、クロック再生が不
安定になるおそれがある。クロック再生用信号発生回路
の第二実施例は、上記問題点を解決するものである。第
2実施例を説明する前に、64通りの全ての軌跡につい
て検討する。
【0055】図5(a)はπ/4シフトQPSKのIQ
平面で表した位相差分信号を表し、図5(b)はその遷
移を表す。図5(a)において、点(a)は、1シンボ
ル前の位相点である。この点(a)を基準にして、次の
2ビットの符号列によって、次のシンボルの位相点4つ
が決まる。次の2ビットの符号列が0、0の場合、位相
変化は+π/4となり、状態は点(b)となる。次の2
ビットの符号列が0、1の場合、位相変化は+3π/4
となり、状態は点(c)となる。また、次の2ビットの
符号列が1、1の場合、位相変化は−3π/4、状態は
点(d)となり、次の2ビットの符号列が1、0の場
合、位相変化は−π/4、状態は点(e)となる。
【0056】図5(b)は、位相点遷移(以下、遷移と
略称する)を表わし、全部で16通りある。例えば、遷
移イは、点(b)が2回続くことを表わす。即ち、+π
/4が2回続き、符号列は0、0、0、0、となる。ま
た、遷移ルは、点(e)から点(c)に移ることを表
す。即ち、位相は−π/4、+3π/4、符号列は1、
0、0、1となる。
【0057】図6は位相差分を表し、全16通りのうち
の6通りを示す。ここで、図中、イ等は図5(b)の遷
移番号に対応し、縦軸は位相差分値、横軸は1シンボル
単位時間を示す。図6において横軸の1シンボル時間の
差をとりながらその位相差分をとっていくと、二重位相
差分となり、図2(c)のようになる。これは上述した
ように64通りとなり、図16のシミュレーション結果
のように、複雑で分かりにくいので、図7及び図8のよ
うに模式化して表す。なお、0クロスポイントタイミン
グは、概算値である。ここで、プレアンブル期間の場合
は、1、0、0、1…の繰り返しなので、ルートとして
はル→ヘ(図7に記載)及びヘ→ル(図8に記載)であ
る。プレアンブル期間の場合は、0クロスポイントが0
°であることより、理想的なクロック再生用信号が得ら
れる。
【0058】受信信号が、プレアンブル期間を経過し、
UW又はデータ信号等のランダムな信号となった場合、
レベル1及びレベル2として±3π/4の設定値をその
ままにしておくと、±3π/4の両方を超えて外側にい
くルートしか0クロスポイントの信号が出力されない。
図7においては3つのルートヌ→ニ、ル→ヘ、リ→チで
0クロスポイント0°が得られ、2つのルートル→チ、
リ→ヘで0クロスポイント±45°が得られる。即ち、
32通りのうち3通り(±45°を含めれば5通り)し
か得られない。図8は図7と対称であることより、全体
として考えると、ランダムな入力信号が入力された場
合、全64通り中6通りの0クロスポイント0°(±4
5°を含めれば10通り)が得られる。そのため、クロ
ック再生用信号として得られる確率は、かなり小さい。
【0059】そこで、受信信号がプレアンブル期間を経
過し、UW又はデータ信号等のランダムな信号となった
場合、レベル1及びレベル2として±π/4を設定す
る。すると、図7において、6つのルートホ→ハ、ヌ→
ニ、ヲ→ロ、ハ→ホ、ル→ヘ、リ→チで0クロスポイン
ト0°が得られる。これは、レベル1及びレベル2とし
て±3π/4を設定していたときの2倍の確率で、クロ
ック再生用信号が得られる(0クロスポイントが±45
°であるものを含めると8通りとなる)。ここで、図8
は図7と対称であることより、全64通り中12通りの
0クロスポイント0°(±45°を含めれば16通り)
が得られる。
【0060】次に、この発明のクロック再生用信号発生
回路の第2実施例を図面を用いて詳述する。ここで、図
9は第2実施例の詳細構成を示すブロック図であり、図
1と同一、対応部分には、同一符号を付して示してい
る。
【0061】レベル設定回路703B、705Bは、外
部からの指示によりレベル設定値が変えられるレベル設
定回路である。DPLL72Bは、位相追従を低速で行
なう低速制御モードと、位相追従を高速で行なう高速制
御モードとを有している。そして、クロック再生用信号
と、発生されたクロック信号との位相差の大小に応じ
て、モード切り替えを行なう。例えば、このようなDP
LL72Bは、特開昭61−265922号公報に記載
されている。図9では、モード選択用のための位相差判
定回路721が設けられている。
【0062】以下に、第2実施例の動作を説明する。一
般的に、最初は、入力された信号のクロックと再生した
クロックの位相差は大きい。そのため、位相差判定回路
721から判定結果S721は出力されず、レベル設定
回路703B、705Bの設定レベル値は±3π/4で
ある。この場合、第2実施例の動作は第1実施例の動作
と同じであり、DPLL72Bは高速制御モードとな
り、高速で位相修正が行われる。その後、位相修正が進
み、信号のクロックと再生したクロックとの位相差が例
えば45°以内になると、位相差判定回路721から判
定結果S721が出力される。この場合、位相差判定回
路721は、レベル設定回路703B、705Bの設定
値を±π/4と設定し、DPLL72Bを低速制御モー
ドに設定する。そのため、第2実施例では、プレアンブ
ル期間を経過し、UWやデータ本体のランダムな符号が
入力された場合であっても、十分な確率でクロック再生
用信号が得られる。また、DPLL72Bを低速制御モ
ードとすることにより、クロック再生に対する有害な信
号の増加に対応して安定した動作を行なわせることがで
きる。
【0063】第2実施例においても、二重位相差分信号
S701を複数の検出レベル(検出軸)に対するクロッ
ク位相を利用して検出し、クロック再生用信号S712
を発生するようにした。そのため、クロック再生回路
は、プレアンブル期間においてクロック信号を入力信号
の位相に迅速に正しく同期させることができる。また、
クロック再生回路は、プレアンブル期間が終了しても高
い確率でクロック再生用信号S707を発生、追従の継
続ができ、同期外れの恐れを従来より格段的に小さくす
ることができる。また、クロック信号を入力信号の位相
に引き込んだ後は、低速で位相制御するようにしたの
で、雑音等によってマグニチュードコンパレータ706
からパルスが出力されてもほぼそれを無視した安定した
クロック信号の位相を得ることができる。すなわち、こ
の第2実施例によれば、第1実施例以上に、急速なクロ
ック引込みと、安定なクロック再生という矛盾した要求
に応じることができる。
【0064】なお、上記各実施例においては、位相差分
信号の軌跡推定用の検出レベル(検出軸)が3個のもの
を示したが、この発明はこれに限定されず、2個又は4
個以上の検出レベルを利用したものであっても良い。こ
の場合、検出レベルの数に応じて、軌跡の分類数も適宜
選定すれば良い。また、上記各実施例においては、プレ
アンブル期間のパタンが「1001」の繰返しパタンで
あることを前提としたものであるが、プレアンブルパタ
ンが他のものであっても良く、この場合にはそれに応じ
て軌跡分類及びクロック再生用パルスの出力タイミング
調整を行なえば良い。
【0065】さらに、この発明のクロック再生用信号発
生回路は、π/4シフトQPSK信号の遅延検波回路に
広く適用でき、用途がディジタル移動通信だけに限定さ
れるものではない。
【0066】
【発明の効果】以上のように、この発明のクロック再生
用信号発生回路によれば、二重位相差分信号が所定値の
検出軸をクロスしたタイミングを検出する、検出軸の値
が異なっている複数の検出軸交差検出手段と、各検出軸
交差検出手段による検出タイミングに基づいて、位相差
分信号の変化軌跡を判別分類し、この分類結果に応じた
ゲート信号を出力する軌跡分類手段と、いずれかの検出
軸交差検出手段による検出タイミングを補正して、ゲー
ト信号が存在するときのみクロック再生用の位相信号を
発生するゲート制御手段とでクロック再生用信号発生回
路を構成したので、クロック信号を引込み時及び引込み
後においても良好に再生できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図2】位相差分信号のアイパタン、二重位相差分信号
の軌跡分類を説明する図である。
【図3】軌跡分類回路の動作を示す図である。
【図4】この発明で用いるデータ形式である。
【図5】π/4シフトQPSKのIQで表した位相差分
信号とその遷移を表す図である。
【図6】位相差分の一例を示す図である。
【図7】二重位相差分信号の分類を示す図である。
【図8】二重位相差分信号の分類を示す図である。
【図9】この発明の第2実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図10】遅延検波回路を示す構成ブロック図である。
【図11】従来のクロック再生回路を示す構成ブロック
図である。
【図12】従来のクロック再生信号とアイパタンとの関
係を示す図である。
【図13】アイパタンのシミュレーション結果を表す図
である。
【図14】アイパタンのシミュレーション結果を表す図
である。
【図15】アイパタンのシミュレーション結果を表す図
である。
【図16】アイパタンのシミュレーション結果を表す図
である。
【符号の説明】
701 位相差分計算回路 702、704、706 マグニチュードコンパレータ 703、705、707 レベル設定回路 710 軌跡分類回路 711 タイマ回路 712 ゲート回路 721 位相差判定回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9297−5K H04L 27/22 J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された信号を所定時間遅延させ、前
    記所定時間遅延させた信号の差分を計算して二重位相差
    分信号を出力する位相差分計算手段と、 前記二重位相差分信号を入力して予め設定した検出値と
    の比較を行い、前記二重位相差分信号と前記検出値が等
    しい場合にパルスを発生する前記検出値が相異なる複数
    の比較手段と、 前記パルスを複数入力し、前記位相差分信号の変化軌跡
    を判別分類してゲート信号を出力する軌跡分類手段と、 所定時間遅延された前記パルスと前記ゲート信号とを入
    力し、前記ゲート信号が入力されている場合のみ前記一
    定時間遅延されたパルスをクロック再生用信号として出
    力するゲート手段とにより構成されることを特徴とする
    クロック発生回路。
  2. 【請求項2】 前記入力された信号の位相と前記クロッ
    ク再生用信号の位相との位相差を計算し、前記位相差が
    所定値以下となった場合に位相修正速度を切り替える位
    相差判定手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    のクロック発生回路。
  3. 【請求項3】 前記位相差が所定値以下となった場合
    に、前記検出値を切り替える位相差判定手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のクロック発生回路。
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