JP3192820U - オシボリ包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プラスチックフィルム包装体で包装したオシボリの湿潤状態を長期間にわたって保持できるようにすると共に、この包装体を規則的な破断線に沿って誰でも簡単かつ綺麗に開封できる、オシボリ包装体を提供する。【解決手段】 プラスチックフィルム包装体3に開封用ミシン目線6を形成すると共に、この開封用ミシン目線6を被う樹脂被膜7をミシン目線の形成位置に沿って積層形成し、この樹脂被膜7によって包装体内のオシボリ2の湿潤状態を長期間にわたって保持できるようにした。この樹脂被膜7は開封用ミシン目線6に沿ってこのミシン目線と共に容易且つ綺麗に破断されるため、包装体を誰でも簡単かつ綺麗に開封できる。また、開封用ミシン目線6を包装体の胴回り方向の全周囲にわたって形成し、包装体を開封用ミシン目線6で二つに分断して開封できるようにした。【選択図】 図1

Description

本考案は、湿潤状態のオシボリシートをプラスチックフィルムの包装体内に封入したオシボリ包装体であり、オシボリの湿潤状態を長期間にわたって保持できると共に、いろいろな材質のフィルム包装体でも簡単かつ綺麗に開封できるオシボリ包装体に関する。
飲食店、遊技場などで、湿潤状態のオシボリシートをロール状に巻いた巻きオシボリの態様又は平らに折り畳んだコンパクトな折り畳みオシボリの態様でプラスチックフィルムのピロー包装から成る包装体内に封入したオシボリ包装体が広く使用されている。
このオシボリ包装体の開封手段としては、図4に示したように、包装体2のエンドシール部4に開封用ノッチ10(V字形ノッチや、単に切れ目を入れた切れ目ノッチ)を形成したオシボリ包装体が広く知られ、端部の開封用ノッチ10からフィルム包装体2を縦方向(エンドシール部4に直行する方向で、図4に矢印Aで示した方向)の破れ目に沿って破いて開封している。
しかし、エンドシール部4に開封用ノッチ10を形成したオシボリ包装体の開封手段には、以下の欠点がある。まず、縦方向の破れ目に沿って破断しやすいフィルム包装体のみ有効であり、縦方向の破れ目に沿って破断し難い他の性質のフィルム包装体では役目を果たさない。
また、端部の開封用ノッチ10からフィルム包装体2を縦方向(エンドシール部4に直行する方向で、図4に矢印Aで示した方向)の破れ目に沿って破いて開封する際も、実状では綺麗に開封できず、不規則な破れ目で汚く破られた包装フィルムの残骸がテーブル上に散乱し、見苦しいものであった。しかも、開封した包装体は、縦方向(エンドシール部4に直行する方向で、図4に矢印Aで示した方向)の破れ目に沿って包装形態が破壊される様に破られるため、もはや包装機能をほとんど有しないものであった。このため、使用済みオシボリや開封時に発生した包装フィルムの破れ屑をオシボリ使用者が開封した包装体内に入れて回収できず、これらがテーブル上に散乱し、見苦しいものであった。
また、エンドシール部4の開封用ノッチ10は、構造上大きさが限定され小さいため、使用者には分かり難く、特に使用者が小さな子供や老人の場合は、その開封が困難であった。
また、二つ折りにしたオシボリを包装材で平面包装し、この包装材の表裏のいずれかの面に包装材を貫通しないミシン目(深さにおいては傷つける程度が望ましい、と記載してある。)を設けた平面包装オシボリ(特許文献1)が公知である。
しかし、薄くて柔軟性のあるプラスチックフィルム(現在は20ミクロン前後の厚さが主流である。)の包装材に貫通しないミシン目(深さにおいては傷つける程度が望ましい、と記載してある。)を確実に形成することは技術的に難しい。しかも、この貫通しないミシン目が平面包装オシボリの流通過程での接触や圧力によって一般的なミシン目切れ目のように開いてしまう恐れもある。この結果、特許文献1の平面包装オシボリでは、ミシン目線に包装材を貫通しないミシン目の部分と包装材を貫通するミシン目の部分(ミシン目切れ目)が出現する恐れがあり、貫通するミシン目の部分(ミシン目切れ目)を通して包装内外の空気が通過してしまい、二つ折りオシボリの湿潤状態を長時間にわたって保持できない恐れがある。
また、分断用ミシン目線でオシボリシートを二つに分断できるようにしたオシボリ包装体(例えば、特許文献2、3)が公知である。このオシボリ包装体は、二つに分断したオシボリを食事の前後に分けて使用できる利点がある。しかし、前述したように、開封した包装体は、縦方向(エンドシール部に直行する方向で、図4に矢印Aで示した方向)の破れ目に沿って包装形態が破壊される様に破られ、もはや包装機能をほとんど有しないため、食事後に使用する分断オシボリの湿潤状態を開封した包装体で保持できない。特許文献3の包装体には、センターシール部に開封用ノッチ(開封用の切り込み)を形成し、この開封用ノッチ(開封用の切り込み)を目印として使用者が開封作業をすること(段落0019参照)、包装体を胴回り方向で二つに分断した図面(図6)が示されているが、実情として、センターシール部に形成した開封用ノッチ(開封用の切り込み)では、横方向(エンドシール部と平行な方向で、図4に矢印Bで示した方向)の破れ目に沿って破断しやすいフィルム包装体のみ有効であり、横方向の破れ目に沿って破断し難い主流のフィルム包装体では役目を果たさない。しかも、センターシール部に形成した開封用ノッチ(開封用の切り込み)のみでは、包装体を胴回り方向の破れ目に沿って綺麗に二つに分断するのは難しいのが実情である。
特開平9−285419号公報 実公昭61−32556号公報 特開2009−207567号公報
このような実情に鑑み、本考案が解決しようとする課題(第1の課題)は、プラスチックフィルム包装体で包装したオシボリの湿潤状態を長期間にわたって保持できるようにすると共に、この包装体を開封してオシボリを取り出す際は、この包装体を規則的な破断線に沿って誰でも簡単かつ綺麗に開封できるようにする、オシボリ包装体を提供することである。
また、本考案が解決しようとする課題(第2の課題)は、いろいろな性質のフィルム包装体、例えば、横方向(エンドシール部と平行な方向)の引張強度に比較して縦方向(エンドシール部に直行する方向)の引張強度が強く、縦方向の破れ目に沿っては破断しやすいが横方向の破れ目に沿っては比較的破断し難い性質のフィルム包装体、あるいは縦方向(エンドシール部に直行する方向)の引張強度に比較して横方向(エンドシール部と平行な方向)の引張強度が強く、横方向の破れ目に沿っては破断しやすいが縦方向の破れ目に沿っては比較的破断し難い性質のフィルム包装体、あるいは縦方向(エンドシール部に直行する方向)と横方向(エンドシール部と平行な方向)の引張強度が同程度で、縦方向と横方向の両方向の破れ目に沿っても破断し難い性質のフィルム包装体のいずれの性質のフィルム包装体でも適用でき、規則的な破断線に沿って誰でも簡単かつ綺麗に開封できる、オシボリ包装体を提供することである。
また、本考案が解決しようとする課題(第3の課題)は、使用済みオシボリや開封時に発生した包装フィルムの破れ屑をオシボリシートが取出された開封後の包装体の中に入れて使用者が回収でき、これらがテーブル上に散乱するのを防止できる、オシボリ包装体を提供することである。
また、本考案が解決しようとする課題(第4の課題)は、誰でも容易に開封位置が分かり、特に使用者が小さな子供や老人でも容易に開封できる、オシボリ包装体を提供することである。
また、本考案が解決しようとする課題(第5の課題)は、分断用ミシン目線でオシボリシートを二つに分断できるようにしたオシボリ包装体においても、分断した最初に使用するオシボリシートが取出された開封後の包装体で後で使用する分断オシボリの湿潤状態をある程度は保持できる、オシボリ包装体を提供することである。
前記した課題(主に第1及び第2の課題)を解決するため、本考案(請求項1の考案)は、湿潤状態のオシボリシートをプラスチックフィルムのピロー包装から成る包装体内に封入したオシボリ包装体であって、前記包装体の両エンドシール部の間の包装胴部の適位置に、この包装体を開封するための開封用ミシン目線を延ばして形成すると共に、この開封用ミシン目線の形成位置を被う範囲のプラスチックフィルム包装体の外側表面又は内側表面に前記開封用ミシン目線の破断切れ目線部の通気性を阻止して包装されたオシボリシートの湿潤状態を保つための樹脂被膜を溶剤で溶かした樹脂を薄く塗布して積層形成し、この樹脂被膜は前記プラスチックフィルムの包装体より破断されやすい弱い破断強度に形成され、且つこの樹脂被膜が積層形成されている前記開封用ミシン目線の形成位置における引張強度はプラスチックフィルムのみから成る前記包装体の引張強度より破断されやすい弱い引張強度に形成したことを特徴とするオシボリ包装体を提供する。前記オシボリ包装体は、湿潤状態のオシボリシートをロール状に巻いた巻きオシボリの態様又は平らに折り畳んだ折り畳みオシボリの態様でプラスチックフィルムの包装体内に封入したオシボリ包装体を含むものである。前記開封用ミシン目線は、破断切れ目線部(プラスチックフィルムを完全に打ち抜いた切れ目)と接続部を破断線に沿って交互に配したもので、前記接続部が、プラスチックフィルムをそのまま残したものの他、前記破断切れ目線部に連続した強度劣化線(例えばプラスチックフィルムにフィルム厚の半分前後の深さの切れ目を入れたもの)を形成したものを含むものとする。本考案における開封用ミシン目線は、特に断わりがなければこの意味で用いている。
本考案(請求項1の考案)のオシボリ包装体は、開封用ミシン目線を包装体の両エンドシール部の間の包装胴部の適位置に延ばして形成してあれば良く、この開封用ミシン目線は、両エンドシール部と平行な方向に延ばして形成したミシン目線、すなわち包装胴部(巻きオシボリを封入した包装体では丸い包装胴部、折り畳みオシボリを封入した包装体では扁平な包装胴部である。以下同じ。)の胴回り方向に延ばして形成したミシン目線でも良く、両エンドシール部に直行する方向に延ばして形成したミシン目線でも良いことを意味している。前記樹脂被膜を形成する溶剤で溶かした樹脂は、ビニール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。
本考案(請求項1の考案)のオシボリ包装体によれば、開封用ミシン目線の形成位置を被う樹脂被膜によって開封用ミシン目線の破断切れ目線部を通した包装内外の空気の流通を完全に阻止でき、包装体内のオシボリシートの湿潤状態を長期間にわたって保つことができる。また、包装体を開封する際、開封用ミシン目線の形成位置を被う樹脂被膜は、この開封用ミシン目線に沿う破断線に沿ってこの開封用ミシン目線と共に容易に且つ綺麗に破断されるため、包装体を開封用ミシン目線に沿う規則的な破断線に沿って誰でも簡単かつ綺麗に開封できる。よって、本考案(請求項1の考案)によれば第1及び第2の課題を解決できる。
また、前記した課題(主に第1〜第3の課題)を解決するため、本考案(請求項2の考案)は、湿潤状態のオシボリシートをプラスチックフィルムのピロー包装から成る包装体内に封入したオシボリ包装体であって、前記包装体の両エンドシール部の間の包装胴部の適位置に、この包装体を開封するための開封用ミシン目線を両エンドシール部と平行な方向すなわち包装胴部の胴回り方向に延ばして形成すると共に、この開封用ミシン目線の形成位置を被う範囲のプラスチックフィルム包装体の外側表面又は内側表面に前記開封用ミシン目線の破断切れ目線部の通気性を阻止して包装されたオシボリシートの湿潤状態を保つための樹脂被膜を溶剤で溶かした樹脂を薄く塗布して積層形成し、この樹脂被膜は前記プラスチックフィルムの包装体より破断されやすい弱い破断強度に形成され、且つこの樹脂被膜が積層形成されている前記開封用ミシン目線の形成位置における引張強度はプラスチックフィルムのみから成る前記包装体の引張強度より破断されやすい弱い引張強度に形成したことを特徴とするオシボリ包装体を提供する。前記オシボリ包装体は、湿潤状態のオシボリシートをロール状に巻いた巻きオシボリの態様又は平らに折り畳んだ折り畳みオシボリの態様でプラスチックフィルムの包装体内に封入したオシボリ包装体を含むものである。
本考案(請求項2の考案)は、開封用ミシン目線を両エンドシール部と平行な方向に延ばして形成した。すなわち開封用ミシン目線を包装体の両エンドシール部の間の包装胴部(巻きオシボリを封入した包装体では丸い包装胴部、折り畳みオシボリを封入した包装体では扁平な包装胴部である。以下同じ。)の胴回り方向に延ばして形成してある。この開封用ミシン目線は、オシボリを取出し可能であれば、包装体の包装胴部の胴回り方向の一部範囲に形成したものでも良く、必ずしも包装体の全周囲にわたって形成することを要しない。この開封用ミシン目線の形成位置は、包装体の両エンドシール部の間の包装胴部の適位置で良く、包装胴部の端部側でも、包装胴部の中央部のいずれでも良い。前記樹脂被膜を形成する溶剤で溶かした樹脂は、ビニール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。
本考案(請求項2の考案)のオシボリ包装体によれば、請求項1の考案と同様に第1及び第2の課題を解決できる。さらに、包装体の包装胴部の胴回り方向に延ばして形成した開封用ミシン目線に沿う破断線に沿って前記樹脂被膜もこの開封用ミシン目線と共に容易に且つ綺麗に破断され、開封した包装体は、包装胴部の胴回り方向に沿って綺麗に破られ開封されるため、オシボリシートを取出した開封後の包装体は包装胴部と一方の端部を残し、ある程度の包装機能を有している。よって、使用済みオシボリや開封時に発生した包装フィルムの破れ屑をオシボリ使用者が開封した包装体内に入れて回収でき、これらがテーブル上に散乱するのを防止できる。よって、本考案(請求項2の考案)によれば第3の課題を解決できる。
また、前記した課題(主に第1〜第3の課題)を解決するため、本考案(請求項3の考案)は、湿潤状態のオシボリシートをプラスチックフィルムのピロー包装から成る包装体内に封入したオシボリ包装体であって、前記包装体の両エンドシール部の間の包装胴部の適位置に、この包装体を開封するための開封用ミシン目線を両エンドシール部と平行な方向すなわち包装胴部の胴回り方向の全周囲にわたって延ばし、該包装体を前記開封用ミシン目線で二つ以上に分断して開封できるように形成すると共に、この開封用ミシン目線の形成位置を被う範囲のプラスチックフィルム包装体の外側表面又は内側表面に前記開封用ミシン目線の破断切れ目線部の通気性を阻止して包装されたオシボリシートの湿潤状態を保つための樹脂被膜を溶剤で溶かした樹脂を薄く塗布して積層形成し、この樹脂被膜は前記プラスチックフィルムの包装体より破断されやすい弱い破断強度に形成され、且つこの樹脂被膜が積層形成されている前記開封用ミシン目線の形成位置における引張強度はプラスチックフィルムのみから成る前記包装体の引張強度より破断されやすい弱い引張強度に形成したことを特徴とするオシボリ包装体を提供する。前記オシボリ包装体は、湿潤状態のオシボリシートをロール状に巻いた巻きオシボリの態様又は平らに折り畳んだ折り畳みオシボリの態様でプラスチックフィルムの包装体内に封入したオシボリ包装体を含むものである。
本考案(請求項3の考案)の開封用ミシン目線は、両エンドシール部と平行な方向すなわち包装胴部(巻きオシボリを封入した包装体では丸い包装胴部、折り畳みオシボリを封入した包装体では扁平な包装胴部である。以下同じ。)の胴回り方向の全周囲(センターシール部を含む)にわたって延ばして形成し、該包装体を両エンドシール部の間の適位置で二つ以上に分断して開封できるように形成してある。この開封用ミシン目線の形成位置は、包装体の両エンドシール部の間の包装胴部の適位置で良く、包装胴部の端部側でも、包装胴部の中央部のいずれでも良い。前記樹脂被膜を形成する溶剤で溶かした樹脂は、ビニール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。
本考案(請求項3の考案)のオシボリ包装体によれば、請求項1の考案と同様に第1及び第2の課題を解決できる。さらに、包装体の胴回り方向の全周囲にわたって延ばし、該包装体を両エンドシール部の間の適位置で二つ以上に分断して開封できるように形成した開封用ミシン目線に沿う破断線に沿って前記樹脂被膜もこの開封用ミシン目線と共に容易に且つ綺麗に破断され、開封した包装体は、包装胴部の胴回り方向に沿って綺麗に破られ二つ以上に分断して開封されるため、オシボリシートを取出した開封後の包装体は包装胴部と一方の端部を残し、ある程度の包装機能を有している。よって、使用済みオシボリや開封時に発生した包装フィルムの破れ屑をオシボリ使用者が開封した包装体内に入れて回収でき、これらがテーブル上に散乱するのを防止できる。よって、本考案(請求項3の考案)によれば第3の課題を解決できる。
また、前記した課題(第4の課題)を解決するため、本考案(請求項5の考案)は、前記樹脂被膜をプラスチックフィルム包装体の外側表面に積層形成し、この樹脂被膜は、前記開封用ミシン目線の形成位置が分かるように開封用ミシン目線の形成位置に沿って延ばして該開封用ミシン目線を被うように形成したオシボリ包装体を提供する。
本考案(請求項5の考案)のオシボリ包装体によれば、オシボリの使用者は、この樹脂被膜を目印にして包装体を開封できるため、誰でも容易に開封位置が分かり、特に小さな子供や老人でも容易に開封できる。よって、本考案(請求項5の考案)によれば第4の課題を解決できる。
また、前記した課題(第5の課題)を解決するため、本考案(請求項6、7の考案)は、前記包装体内に封入された前記オシボリシートがエンドシール部と平行な方向に延びる分断用ミシン目線で二個又は複数個のオシボリシート(巻きオシボリ又は折り畳みオシボリ)に分断可能に形成されているオシボリ包装体を提供する。さらに、本考案(請求項7の考案)は、前記包装体内に封入されたオシボリシートの分断用ミシン目線の位置と前記開封用ミシン目線の位置が対応するように形成したオシボリ包装体を提供する。
本考案(請求項6、7の考案)のオシボリ包装体によれば、分断用ミシン目線でオシボリシートを二つに分断できるようにしたオシボリ包装体においても、開封した包装体は、包装胴部の胴回り方向に沿って綺麗に破られ開封されるため、分断した最初のオシボリシートを取出した開封後の包装体は包装胴部と一方の端部を残し、ある程度の包装機能を有しているため、後で使用する分断オシボリを開封した包装体で包装でき、後で使用する分断オシボリの湿潤状態をある程度は保持できる。さらに、本考案(請求項7の考案)のオシボリ包装体によれば、開封用ミシン目線の形成位置での包装体の開封作業と、分断用ミシン目線での巻きオシボリの分断作業を一緒に行うことができる。
本考案(請求項1〜3の考案)のオシボリ包装体によれば、開封用ミシン目線の破断切れ目線部を通した包装内外の空気の流通を樹脂被膜で完全に阻止できるため、プラスチックフィルム包装体で包装したオシボリの湿潤状態を長期間にわたって保持できると共に、この包装体を開封してオシボリを取り出す際は、開封用ミシン目線に沿う破断線に沿って開封用ミシン目線と共に樹脂被膜も容易に且つ綺麗に破断できるため、この包装体を規則的な破断線に沿って誰でも簡単かつ綺麗に開封できる。よって、本考案(請求項1〜3の考案)によれば第1の課題を解決できる。
また、本考案(請求項1〜3の考案)のオシボリ包装体によれば、いろいろな性質のフィルム包装体、例えば、横方向(エンドシール部と平行な方向)の引張強度に比較して縦方向(エンドシール部に直行する方向)の引張強度が強く、縦方向の破れ目に沿っては破断しやすいが横方向の破れ目に沿っては比較的破断し難い性質のフィルム包装体、縦方向(エンドシール部に直行する方向)の引張強度に比較して横方向(エンドシール部と平行な方向)の引張強度が強く、横方向の破れ目に沿っては破断しやすいが縦方向の破れ目に沿っては比較的破断し難い性質のフィルム包装体、縦方向(エンドシール部に直行する方向)と横方向(エンドシール部と平行な方向)の引張強度が同程度で、縦方向と横方向の両方向の破れ目に沿っても破断し難い性質のフィルム包装体のいずれのフィルム包装体であっても、開封用ミシン目線に沿う破断線に沿って開封用ミシン目線と共に樹脂被膜も容易に且つ綺麗に破断できるため、包装体を規則的な破断線に沿って誰でも簡単かつ綺麗に開封できる。よって、本考案のオシボリ包装体の開封手段は、いろいろな性質のフィルム包装体に適用でき、規則的な破断線に沿って誰でも簡単かつ綺麗に開封できる。よって、背景技術で述べた、汚く破られた包装フィルムの残骸がテーブル上に散乱し、見苦しい、という、背景技術における欠点を解消できる。よって、本考案(請求項1〜3の考案)によれば第2の課題を解決できる。
しかも、本考案(請求項2、3の考案)のオシボリ包装体によれば、開封した包装体は、包装胴部の胴回り方向に沿って綺麗に破られ開封されるため、オシボリシートを取出した開封後の包装体は包装胴部と一方の端部を残し、ある程度の包装機能を有している。よって、使用済みオシボリや開封時に発生した包装フィルムの破れ屑をオシボリ使用者が開封した包装体内に入れて回収でき、これらがテーブル上に散乱するのを防止できる。よって、本考案(請求項2、3の考案)によれば第3の課題を解決できる。
また、本考案(請求項5の考案)のオシボリ包装体によれば、誰でも容易に開封位置が分かり、特に小さな子供や老人でも容易に開封できる。よって、本考案(請求項5の考案)によれば第4の課題を解決できる。
また、本考案(請求項6、7の考案)のオシボリ包装体によれば、分断用ミシン目線でオシボリシートを二つに分断できるようにしたオシボリ包装体においても、開封した包装体は、包装胴部の胴回り方向に沿って綺麗に破られ開封されるため、分断した最初に使用するオシボリシートを取出した開封後の包装体は包装胴部と一方の端部を残し、ある程度の包装機能を有しているため、後で使用する分断オシボリを開封した包装体で包装でき、後で使用する分断オシボリの湿潤状態をある程度は保持できる。よって、本考案(請求項6、7の考案)によれば第5の課題を解決できる。
本考案のオシボリ包装体を示す斜視図である。 本考案の要部を説明的に示した拡大断面図である。 本考案のオシボリ包装体の他の実施形態を示す斜視図である。 従来のオシボリ包装体を示す斜視図である。
本考案の好ましい実施形態を示す図面に基づき説明する。図1の(A)は包装状態のオシボリ包装体を、(B)は開封状態を示している。図2は図1の要部を説明的に示した拡大断面図である。図1のオシボリ包装体1は、湿潤状態の紙製や不織布製のオシボリシート2をロール状に巻いた巻きオシボリの態様でプラスチックフィルムのピロー包装から成る包装体3内に巻きオシボリ2の端部をエンドシール部4に向けた態様で1個(1本)封入したオシボリ包装体であって、前記包装体3の両エンドシール部4,4の間の包装胴部5の適位置(図1の実施形態では包装胴部5の端部寄りの位置にしたが、この位置に限定するものではない。)に、この包装体3を開封するための開封用ミシン目線6を両エンドシール部4,4と平行な方向すなわち包装胴部5の胴回り方向の全周囲にわたって延ばし、該包装体3を前記開封用ミシン目線6で二つに分断して開封できるように形成すると共に、図2に示したように、この開封用ミシン目線6の形成位置を被う範囲のプラスチックフィルム包装体の外側表面(内側表面でも良い。)に前記開封用ミシン目線6の破断切れ目線部の通気性を阻止して包装されたオシボリシート(巻きオシボリ)2の湿潤状態を保つための樹脂被膜7(図1では便宜的に斜線で示した。)を溶剤で溶かした樹脂を薄く塗布して積層形成したものである。図1において符号8はセンターシール部(破線で一部範囲のみ示した。)を示している。
この樹脂被膜7はプラスチックフィルムの包装体3より破断されやすい弱い破断強度に形成され、且つこの樹脂被膜7が積層形成されている開封用ミシン目線6の形成位置における引張強度は、プラスチックフィルムのみから成る包装体3の引張強度より破断されやすい弱い引張強度に形成したことを特徴としている。
図1では、湿潤状態の巻きオシボリ2をプラスチックフィルムの包装体3内に封入したオシボリ包装体1を示してあるが、湿潤状態のオシボリシートを平らに折り畳んだ折り畳みオシボリの態様でプラスチックフィルムの包装体3内に封入したオシボリ包装体1としても良い。
図1のオシボリ包装体1の開封用ミシン目線6は、前記包装体3の包装胴部5(図1のように巻きオシボリを封入した包装体では丸い包装胴部となる。また折り畳みオシボリを封入した包装体では扁平な包装胴部となる。)の胴回り方向の全周囲(センターシール部8を含む)にわたって延ばして形成し、該包装体3を開封用ミシン目線6の位置で二つに分断して開封できるように形成してある。
図1の実施形態では、前記したように、開封用ミシン目線6を包装体3の両エンドシール部4,4の間の包装胴部5の端部寄りの位置に形成してあるが、この形成位置は特に限定するものではなく、例えば、包装体3の両エンドシール部4,4の間の包装胴部5の中央部に形成しても良く、包装体3の両エンドシール部4,4の間の包装胴部5の適位置で良い。
図1の実施形態の開封用ミシン目線6は、破断切れ目線部(プラスチックフィルムを完全に打ち抜いた切れ目)と接続部を破断線に沿って交互に配したもので、前記接続部がプラスチックフィルムをそのまま残したものとしてある。この開封用ミシン目線6は、ミシン目線に沿って容易に破断できるように、破断切れ目線部間の接続部に比して破断切れ目線部を長くしたミシン目線が好ましい。このような開封用ミシン目線6にすれば、図1の実施形態のように開封用ミシン目線6を包装体3の全周囲にわたって延ばして形成した場合でも、開封用ミシン目線6に沿って容易に包装体を二つに分断して開封できる。そして、破断切れ目線部を長くしたミシン目線であっても開封用ミシン目線6を被う樹皮被膜7の存在によって破断切れ目線部の通気性(破断切れ目線部が長いとこの切れ目を通した包装内外の空気の流通が増し、湿潤オシボリの乾燥を助長してしまう。)を阻止でき、包装体内の巻きオシボリ2の湿潤状態を長期間にわたって保持できる。
なお、課題を解決するための手段の箇所で述べたように、前記開封用ミシン目線6は、破断切れ目線部(プラスチックフィルムを完全に打ち抜いた切れ目)と接続部を破断線に沿って交互に配したもので、前記接続部が、図1の実施例のように、プラスチックフィルムをそのまま残したものの他、図示してないが、前記破断切れ目線部に連続した強度劣化線(例えばプラスチックフィルムにフィルム厚の半分前後の深さの切れ目を入れたもの)を形成したものを採用しても良い。破断切れ目線部に連続した前記強度劣化線を形成した開封用ミシン目線6であれば、破断切れ目線部間の接続部に比して破断切れ目線部をそれほど長く形成しなくても、前記強度劣化線の機能によって、開封用ミシン目線は、ミシン目線に沿って容易に破断できる。そして、このような開封用ミシン目線を採用すれば、図1の実施形態のように開封用ミシン目線6を包装体3の全周囲にわたって延ばして形成した場合でも、開封用ミシン目線6に沿って容易に包装体を二つに分断して開封できる。
前記樹脂被膜7を形成する溶剤で溶かした樹脂は、熱可塑性のプラスチックフィルム包装体との付着性が良く、且つ耐水性(水分を通さない)のあるものを用い、ビニール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。
図1の実施形態では、前記開封用ミシン目線6とこの開封用ミシン目線6の形成位置を被う樹脂被膜7は、前記包装体3の包装胴部5の胴回り方向の全周囲(センターシール部8を含む)にわたって延ばして形成してある。
前記樹脂被膜7は、図2の上に示したように、開封用ミシン目線6の破断切れ目線部が閉じた状態(左右の切れ目が接した状態)において溶剤で溶かした樹脂を塗布して積層形成するのが好ましく、開封用ミシン目線6の破断切れ目線部の開きを阻止できる程度に溶剤で溶かした樹脂を薄く塗布して積層形成するのが好ましい。そして、この樹脂被膜7は、図2の下に示したように、開封用ミシン目線6と共に開封用ミシン目線6に沿って容易に且つ綺麗に破断できるように形成してある。
図1のオシボリ包装体1によれば、開封用ミシン目線6の形成位置を被う樹脂被膜7によって開封用ミシン目線6の破断切れ目線部を通した包装内外の空気の流通を完全に阻止でき、包装体3内のオシボリシート(巻きオシボリ)2の湿潤状態を長期間にわたって保つことができる。また、包装体3を開封する際、開封用ミシン目線6の形成位置を被う樹脂被膜7は、図1(B)、図2に示したように、この開封用ミシン目線6に沿う破断線に沿ってこの開封用ミシン目線6と共に容易に且つ綺麗に破断されるため、包装体3を開封用ミシン目線6に沿う規則的な破断線に沿って誰でも簡単かつ綺麗に開封できる。包装体3の開封は、開封用ミシン目線6を間にした包装体の両方を引き離すことにより、開封用ミシン目線6に沿う破断線に沿って開封用ミシン目線6と樹脂被膜7は共に破断され、包装体3を開封用ミシン目線6に沿う破断線に沿って簡単かつ綺麗に開封できる。また、図1(A)の巻きオシボリ2を封入したオシボリ包装体1は巻き形態を保つ必要等から空気も封入され膨らませてある。このため包装体3の開封は、例えば、膨らませてある包装体を叩く等して圧力を加えれば、封入空気の作用によって、樹脂被膜7は開封用ミシン目線6の破断線に沿って破裂されるため、包装体を簡単かつ綺麗に開封できる。
さらに、図1のオシボリ包装体1によれば、包装体3の胴回り方向の全周囲にわたって延ばし、該包装体3を両エンドシール部4,4の間の適位置で二つに分断して開封できるように形成した開封用ミシン目線6に沿う破断線に沿って前記樹脂被膜7もこの開封用ミシン目線6と共に容易に且つ綺麗に破断され、開封した包装体3は、包装胴部5の胴回り方向に沿って綺麗に破られ二つに分断して開封されるため、オシボリシート(巻きオシボリ)2を取出した開封後の包装体3(図1の(B)の右側に示した開封包装体)は包装胴部と一方の端部を残し、ある程度の包装機能を有している。よって、使用済みオシボリや開封時に発生した包装フィルムの破れ屑をオシボリ使用者が開封した包装体3内(図1の(B)の右側に示した開封包装体)に入れて回収でき、これらがテーブル上に散乱するのを防止できる。
図1の樹脂被膜7は、前記開封用ミシン目線6の形成位置が分かるように開封用ミシン目線6の形成位置に沿って包装体3の胴回り方向の全周にわたり帯状に延ばして該開封用ミシン目線6を外側から被うように形成してある。そして、この樹脂被膜7の表面に開封用ミシン目線6の形成位置が一目で分かるような識別色を印刷で施すことが好ましい。また、樹脂被膜7自体の色を包装体3のフィルムの色(一般的には半透明の乳白色が多い。)と識別できる色(例えば、赤や青や緑色)で区分け形成しても良い。これによって、オシボリの使用者は、この樹脂被膜7を目印にして開封用ミシン目線6の形成位置が分かり、この開封用ミシン目線6の形成位置から包装体3を開封でき、誰でも容易に開封位置が分かり、特に小さな子供や老人でも容易に開封できる。
図3は他の実施形態を示している。図3の(A)は包装状態のオシボリ包装体を、(B)は開封状態を示している。図3のオシボリ包装体1は、前記包装体3内に端部をエンドシール部4に向けた態様で封入されたオシボリシート(巻きオシボリ)2がエンドシール部4,4と平行な方向に延びる分断用ミシン目線9で二個のオシボリシート(巻きオシボリ)2a,2aに分断可能に形成してある。なお図2の実施形態で示した開封用ミシン目線6及びこの開封用ミシン目線6の形成位置を被う樹脂被膜7は、図1の実施形態と同じであるため、その説明は省略する。分断用ミシン目線9でオシボリシート(巻きオシボリ)2を二つに分断できるようにしたオシボリ包装体1においても、図3の(B)に示したように、開封した包装体3は、包装胴部5の胴回り方向に沿って綺麗に破られ開封されるため、分断した最初のオシボリシート(巻きオシボリ)を取出した開封後の包装体3は包装胴部と一方の端部を残し、ある程度の包装機能を有しているため、図3の(B)の右側に示したように、後で使用する分断オシボリ2aを開封した包装体3で包装でき、後で使用する分断オシボリの湿潤状態をある程度は保持できる。
また、図3のオシボリ包装体1では、包装体3内に封入されたオシボリシート(巻きオシボリ)2の分断用ミシン目線9の位置と開封用ミシン目線6の位置が対応するように形成してある。これによって、開封用ミシン目線6の形成位置での包装体3の開封作業と、分断用ミシン目線9でのオシボリシート(巻きオシボリ)2の分断作業を一緒に行うことができる。
1 オシボリ包装体
2 オシボリシート(巻きオシボリ)
3 包装体
4,4 エンドシール部
5 包装胴部
6 開封用ミシン目線
7 樹脂被膜
8 センターシール部
9 分断用ミシン目線

Claims (7)

  1. 湿潤状態のオシボリシートをプラスチックフィルムのピロー包装から成る包装体内に封入したオシボリ包装体であって、前記包装体の両エンドシール部の間の包装胴部の適位置に、この包装体を開封するための開封用ミシン目線を延ばして形成すると共に、この開封用ミシン目線の形成位置を被う範囲のプラスチックフィルム包装体の外側表面又は内側表面に前記開封用ミシン目線の破断切れ目線部の通気性を阻止して包装されたオシボリシートの湿潤状態を保つための樹脂被膜を溶剤で溶かした樹脂を薄く塗布して積層形成し、この樹脂被膜は前記プラスチックフィルムの包装体より破断されやすい弱い破断強度に形成され、且つこの樹脂被膜が積層形成されている前記開封用ミシン目線の形成位置における引張強度はプラスチックフィルムのみから成る前記包装体の引張強度より破断されやすい弱い引張強度に形成したことを特徴とするオシボリ包装体。
  2. 湿潤状態のオシボリシートをプラスチックフィルムのピロー包装から成る包装体内に封入したオシボリ包装体であって、前記包装体の両エンドシール部の間の包装胴部の適位置に、この包装体を開封するための開封用ミシン目線を両エンドシール部と平行な方向すなわち包装胴部の胴回り方向に延ばして形成すると共に、この開封用ミシン目線の形成位置を被う範囲のプラスチックフィルム包装体の外側表面又は内側表面に前記開封用ミシン目線の破断切れ目線部の通気性を阻止して包装されたオシボリシートの湿潤状態を保つための樹脂被膜を溶剤で溶かした樹脂を薄く塗布して積層形成し、この樹脂被膜は前記プラスチックフィルムの包装体より破断されやすい弱い破断強度に形成され、且つこの樹脂被膜が積層形成されている前記開封用ミシン目線の形成位置における引張強度はプラスチックフィルムのみから成る前記包装体の引張強度より破断されやすい弱い引張強度に形成したことを特徴とするオシボリ包装体。
  3. 湿潤状態のオシボリシートをプラスチックフィルムのピロー包装から成る包装体内に封入したオシボリ包装体であって、前記包装体の両エンドシール部の間の包装胴部の適位置に、この包装体を開封するための開封用ミシン目線を両エンドシール部と平行な方向すなわち包装胴部の胴回り方向の全周囲にわたって延ばし、該包装体を前記開封用ミシン目線で二つ以上に分断して開封できるように形成すると共に、この開封用ミシン目線の形成位置を被う範囲のプラスチックフィルム包装体の外側表面又は内側表面に前記開封用ミシン目線の破断切れ目線部の通気性を阻止して包装されたオシボリシートの湿潤状態を保つための樹脂被膜を溶剤で溶かした樹脂を薄く塗布して積層形成し、この樹脂被膜は前記プラスチックフィルムの包装体より破断されやすい弱い破断強度に形成され、且つこの樹脂被膜が積層形成されている前記開封用ミシン目線の形成位置における引張強度はプラスチックフィルムのみから成る前記包装体の引張強度より破断されやすい弱い引張強度に形成したことを特徴とするオシボリ包装体。
  4. 前記オシボリ包装体は、湿潤状態のオシボリシートをロール状に巻いた巻きオシボリの態様又は平らに折り畳んだ折り畳みオシボリの態様でプラスチックフィルムのピロー包装から成る包装体内に封入したオシボリ包装体である、請求項1から3のいずれかに記載のオシボリ包装体。
  5. 前記樹脂被膜をプラスチックフィルム包装体の外側表面に積層形成し、この樹脂被膜は、前記開封用ミシン目線の形成位置が分かるように該開封用ミシン目線の形成位置に沿って延ばして該開封用ミシン目線を被うように形成した、請求項1から3のいずれかに記載のオシボリ包装体。
  6. 前記包装体内に封入された前記オシボリシートがエンドシール部と平行な方向に延びる分断用ミシン目線で二個又は複数個のオシボリシートに分断可能に形成されている、請求項2又は3に記載のオシボリ包装体。
  7. 前記包装体内に封入された前記オシボリシートがエンドシール部と平行な方向に延びる分断用ミシン目線で二個又は複数個のオシボリシートに分断可能に形成され、前記包装体内に封入されたオシボリシートの前記分断用ミシン目線の位置と前記開封用ミシン目線の位置が対応するように形成した、請求項2又は3に記載のオシボリ包装体。
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