JP3192772B2 - 電子ビーム描画装置 - Google Patents

電子ビーム描画装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置などの製造
時に使われる電子ビーム露光による電子ビーム描画装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ビーム露光は、電子ビームを0.1
ミクロン以下に容易に絞ることができるため将来の25
6Mビット以降のリソグラフィ装置として不可欠と考え
られている。しかし現在の光ステッパーに変わって将来
リソグラフィ装置となるためにはそのスループットを極
めて向上させなければならない。スループット向上策の
一つとしては試料の大気から真空領域への搬入時間の短
縮が上げられる。しかしながら従来からの電子ビーム露
光装置では試料の搬入時には真空排気ポンプの起動停止
が行われるため試料搬入に多大な無駄時間が生じスルー
プット向上を妨げる一因となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
ビーム露光による描画装置が256Mビット以降のVL
SI製造のためのリソグラフィ装置として使われるため
に、そのスループットを向上することにある。特に、電
子ビームの露光に供される試料を、大気から真空領域
へ、真空領域から大気へ搬出入する時間を短くすること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、試料を
大気から真空内に入れる際にロードロック室の真空引き
に使用している真空排気ポンプ、特にターボ分子ポンプ
を停止すること無しにバルブの切り替え動作だけで大気
と真空域内との間で試料を搬出入できるようにしたこと
にある。ターボ分子ポンプを停止すること無しに試料の
搬出入することができるので、これにかかる時間を極め
て短縮することができる。
【0005】即ち本発明は、ターボ分子ポンプとロード
ロック室との間にバルブを挿入し、ターボ分子ポンプ背
圧口とロータリーポンプとの間にバルブを挿入し、前記
ターボ分子ポンプ背圧口直後に取り付けられたバルブと
ロータリーポンプとの間に分岐管を挿入し、前記分岐管
の一方をバルブを介してロードロック室と接続したこと
にある。
【0006】さらに本発明は、ロードロック室内の試料
が載置される台あるいは搬送手段の一部に温度制御手段
を具備させ、断熱膨張効果による試料の温度低下を防止
する機能を持たせたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、試料の搬出入に伴うターボ分
子ポンプの起動停止が無くなるので、試料の搬出入にか
かる時間が極めて短縮される。さらにロードロック室内
の試料が載置される台あるいは搬送手段の一部に温度制
御手段を具備させ、断熱膨張効果による試料の温度低下
を防止する機能を持たせたため、試料台上で試料の温度
回復を待つこと無しに精度の高い描画を行うことができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。
【0009】図1は本発明の第1の実施例に関わる電子
ビーム描画装置の概略構成を示すブロック図である。図
中11は試料12を載置する試料台であり、この試料台
11は計算機(図示せず)から指令を受けた試料台駆動
制御部(図示せず)によりX方向(紙面左右方向)及び
Y方向(紙面表裏方向)に移動されるものとなってい
る。そして、試料台11の移動位置は、例えばレーザー
干渉計からなる試料台位置測定部(図示せず)により測
定されるものとなっている。
【0010】試料台11は真空容器13に設置され、そ
の上方には、電子光学鏡筒14が設置されている。真空
容器13の側方にはゲートバルブ15を介してロードロ
ック室16が取り付けられている。ロードロック室16
の下面にはバルブ17、18を介してターボ分子ポンプ
(TMP)19と真空配管20が取り付けられている。
ロードロック室16の側面には試料搬送手段27が取り
付けられている。TMP19の背圧口にはバルブ21が
取り付けられ、その後ろに分岐管22が設けられ、一方
の口は配管20と他方の口はロータリーポンプ23に接
続された配管24とそれぞれ繋っている。そして上記構
造体は防震台25の上に設置されている。さらにロード
ロック室16内の試料12が載置される台あるいは搬送
手段の一部に温度制御手段26を具備させ、ロードロッ
ク室16の真空排気の際の断熱膨張効果による試料12
の温度低下を防止する機能を持たせている。
【0011】次にこのように構成された装置の操作につ
いて説明する。まず試料を搬出する操作について説明す
る。この際のTMP19とバルブ17、18、21の状
態はTMP19がon、バルブ17がopen、バルブ
18がclose、バルブ21がopenである。まず
バルブ15を開けて、描画された試料12を搬送手段2
7を使って真空容器13内の試料台11上からロードロ
ック室16内に取り出す。バルブ15を閉めた後バルブ
17を閉めてロードロック室16内を大気に落とし扉2
7を開けて試料12を取り出す。次に試料12を搬入す
る操作について説明する。扉27を開け試料12を入れ
る。バルブ21を閉め、バルブ18を開けてロータリー
ポンプ23でロードロック室16内の真空引きを行う。
ロードロック室16内の真空がmTorr台になった時
点でバルブ18を閉めバルブ21を開けてバルブ17を
開ける。このようにするとバルブ17を開けてもTMP
19のブレードが破壊するような負荷がかかること無し
にロードロック室16内の真空を引くことができる。こ
のようにするとロードロック室16の真空排気の際に断
熱膨張効果により試料12の温度低下が生じる。これを
防止するためにロードロック室16内の試料12が載置
される台あるいは搬送手段の一部に設けられた温度制御
手段によって試料を加熱できるようにして試料の温度変
動に伴う描画開始までの待ち時間の短縮と描画精度の低
下を防ぐようにしている。さらにTMP19は試料片が
描画されている最中でも作動しているためTMP19は
機械的振動を減衰させる防震ダンパーを介してバルブと
接続される方が良い。
【0012】以上説明したように本発明によれば、TM
Pの起動停止を行うこと無しに大気と真空領域との間で
試料の搬出入ができるようになるため従来に比べて試料
の搬出入にかかる時間が極めて短縮できる。さらにロー
ドロック室内の試料が載置される台あるいは搬送手段の
一部に温度制御手段を具備させ、断熱膨張効果による試
料の温度低下を防止する機能を持たせたため、試料台上
で試料の温度回復を待つこと無しに精度の高い描画を行
うことができる。
【0013】なお本発明は上述した実施例に限定される
ものではない。図1ではTMPの背圧ポンプとしてロー
タリーポンプを使用しているが、油の逆流がない種々の
ドライポンプを用いても良いことは勿論である。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、T
MPの起動停止を行うこと無しに大気と真空領域との間
で試料の搬出入ができるようになるため従来に比べて試
料の搬出入にかかる時間が極めて短縮できる。さらにロ
ードロック室内の試料が載置される台あるいは搬送手段
の一部に温度制御手段を具備させ、断熱膨張効果による
試料の温度低下を防止する機能を持たせたため、試料台
上で試料の温度回復を待つこと無しに精度の高い描画を
行うことができる。の一次給電系の一実施例を示す概念
構成図
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に関わる電子ビーム描
画装置の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11…試料台 12…試料 13…真空容器 14…電子光学鏡筒 15…ゲートバルブ 16…ロードロック室 17,18,21…バルブ 19…ターボ分子ポンプ 20,24…真空配管 22…分岐管 23…ロータリーポンプ 25…防震台 26…温度制御手段 27…試料搬送手段 28…扉

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にビーム描画領域を有する電子ビー
    ム真空室と、上記ビーム描画領域の側方にある上記真空
    室へのアクセス用開閉口と、上記開閉口と接続されて電
    子ビームによって描画される試料片を出し入れして外気
    に対して気密可能な副室と、前記電子ビーム真空室と副
    室との間で前記試料片を移動させるための搬送手段とを
    有する、試料片上に電子ビーム描画するための電子ビー
    ム描画装置において、上記副室に第1のバルブを介して
    ターボ分子ポンプを接続し、前記ターボ分子ポンプと背
    圧ポンプとを第2のバルブを介して接続し、前記第2の
    バルブと背圧ポンプとの間に分岐管を設け、前記分岐管
    の一端と前記副室とを第3のバルブを介してバイパス接
    続したことを特徴とする電子ビーム描画装置。
  2. 【請求項2】 上記副室あるいは上記搬送手段には試料
    片の温度制御手段を具備させたことを特徴とする請求項
    1記載の電子ビーム描画装置。
  3. 【請求項3】 上記ターボ分子ポンプは防震ダンパーを
    介して上記第1のバルブと接続されたことを特徴とする
    請求項1および請求項2のいずれかに記載の電子ビーム
    描画装置。
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