JP3192574U - 道路や鉄道の遮音壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部の排水性がよくコーナー部の底部に水が溜まるのを防止して腐蝕劣化を防ぎ、耐久性を高めることができる遮音壁を提供する。【解決手段】遮音性や吸音性を有する前面板2と高耐候性を有する背面板3の間に吸音材4を内装し、前面板と背面板との底部間に排水処理材10を設置した道路や鉄道の遮音壁1であって、上面が道路側や鉄道側に傾斜してその先端側を串歯状とした排水処理材10の歯部11を前面板に所定の間隔で設けた排水開口部12にそれぞれ挿入して、遮音壁内に浸入する水を道路側や鉄道側に排出可能に形成している。排水処理材を前面板と同一材料で形成することが好ましい。【選択図】図2

Description

本考案は、道路や鉄道分野における道路や鉄道の遮音壁に関するものである。
高速道路、産業道路等の車道や新幹線等の鉄道にあっては、自動車や鉄道車輛の走行時に発生する交通騒音が沿線地域に影響を及ぼしていた。それらの騒音対策としては、道路や鉄道の路側部に所定の高さに遮音壁を立設して対応してきている。
これらの遮音壁は、遮音性や吸音性を有する前面板と高耐候性を有する背面板でパネル状に形成して、その内部に吸音材を装着し、所要の騒音防止対策等を図っている。
しかし、これらの遮音壁も、数十年を経過してきており、海水、大気、凍結防止剤等の様々な媒体に晒され、遮音壁の内部に浸入して底部に水が溜まって遮音壁の腐蝕が発生して劣化が目立ってきた。
そのため、特開2013−227838号公報や実用新案登録第3187101号公報のように、遮音壁の吸音板の底部のハゼ折冠合部に排水窓や、底板に排水用透孔等を設けたものに交換して対処することが提案されている。
特開2013−227838号公報 実用新案登録第3187101号公報
しかし、遮音壁の吸音板の底部のハゼ折冠合部に排水窓を設けても、遮音壁内部の排水性がよくなく、また底板に排水用透孔を設けても、そのコーナー部の低部に水が溜まることが回避できなく、水が溜まるのを防止して遮音壁の腐蝕劣化を防ぎ、耐久性を高めることが課題であった。
本考案は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、請求項1のように、遮音性や吸音性を有する前面板と高耐候性を有する背面板の間に吸音材を内装した道路や鉄道の遮音壁であって、上記前面板と背面板との底部間に上面が道路側や鉄道側に傾斜してその先端側を串歯状とした排水処理材の歯部を前面板に所定の間隔で設けた排水開口部にそれぞれ挿入して、遮音壁内に浸入する水を道路側や鉄道側に排出可能に形成したことを特徴とする道路や鉄道の遮音壁を提供するにある。
また、請求項2のように、排水処理材の串歯状とした歯部の先端部を上記前面板の排水開口部の下側の表面に沿ってそれぞれ折曲したことを特徴とする道路や鉄道の遮音壁を提供するにある。
さらに、請求項3のように、排水処理材を前面板と同一材料で形成したことを特徴とする道路や鉄道の遮音壁を提供するにある。
さらにまた、請求項4のように、排水処理材を広幅の前面板と同一の広幅に形成し、排水処理材の後端部を背面板に沿うように折曲して形成したことを特徴とする道路や鉄道の遮音壁を提供するにある。
本考案は、上記請求項1のように、遮音性や吸音性を有する前面板と高耐候性を有する背面板の間に吸音材を内装した道路や鉄道の遮音壁であって、上記前面板と背面板との底部間に上面が道路側や鉄道側に傾斜してその先端側を串歯状とした排水処理材の歯部を前面板に所定の間隔で設けた排水開口部にそれぞれ挿入して、遮音壁内に浸入する水を道路側や鉄道側に排出可能に形成したことによって、遮音壁内に浸入した水を排水処理材を介して道路側や鉄道側に排出処理でき、遮音壁内に水が溜まって遮音材を腐食劣化するのを防止できて、耐久性を高めることができる。
また、上記請求項2のように、排水処理材の串歯状とした歯部の先端部を上記前面板の排水開口部の下側の表面に沿ってそれぞれ折曲したことによって、上記のように遮音壁内に浸入した水を排水処理材の串歯状とした歯部の先端部の折曲部を介して道路側や鉄道側に確実に排出処理でき、遮音壁内に水が溜まって遮音材を腐食劣化するのを防止できて、耐久化をはかることができる。
さらに、上記請求項3のように、排水処理材を前面板と同一材料で形成したことによって、上記したように排水処理材の歯部を前面板に所定の間隔で設けた排水開口部にそれぞれ挿入して配設しても、遮音壁の外観に違和感を生じることなく、外観を損ねることもなく形成することができる。
またさらに、上記請求項4のように、排水処理材を広幅の前面板と同一の広幅に形成し、排水処理材の後端部を背面板に沿うように折曲して形成したことによって、排水処理材を前面板の底部に一体的に装着することができて、遮音壁内に浸入した水を排水処理材を介して道路側や鉄道側に確実に排出処理でき、遮音壁内に水が溜まって遮音材を腐食劣化するのを防止できて、耐久性を高めることができる。
本考案の一実施例の正面図、 同上の拡大側断面図、 同上の排水処理材部の説明用の拡大斜視断面図、 同上の排水処理材の一部省略した平面図、 同上の排水処理材の一部省略した底面図。
本考案の道路や鉄道の遮音壁は、遮音性や吸音性を有する前面板と高耐候性を有する背面板の間に吸音材を内装した道路や鉄道の遮音壁であって、上記前面板と背面板との底部間に上面が道路側や鉄道側に傾斜してその先端側を串歯状とした排水処理材の歯部を前面板に所定の間隔で設けた排水開口部にそれぞれ挿入して、遮音壁内に浸入する水を道路側や鉄道側に排出可能に形成したことを特徴としている。
道路の遮音壁1は、図1、図2のように遮音性や吸音性を有する前面板2と高耐候性を有する背面板3とで所要の厚さのパネル状に形成し、その間に吸音材4を内装して、所要高さ、所要幅に形成し、これらを道路の側部に立設して防音処理を行なえるようにしている。
前面板2は、0.5〜1m高さ、2〜4m幅の薄板状のアルミニウム合金板や高耐侯性メッキ鋼板等の金属板を図1、図2のようにガラリ5等を所定間隔で、多段、多列に遮音状に設け、その上面の前部側に所要の嵌合用の凹所6を設け、底面の前部側を裏側で上方に所定量折り返したハゼ折返部7としている。
また、背面板3は、0.5〜1m高さ、2〜4m幅の薄板状の高耐候性メッキ鋼板等の金属板を図1、図2のように中央部に支持可能に凹所8を設けて、上面部を前方へ仰角で折曲して前面板2と接合し、底部を内側に所定角で折曲した折曲部9とし、これらの遮音壁1を積み重ねて所要の壁面を形成できるようにしている。
そして、これらの前面板2と背面板3の間にポリエステルウール、グラスウール等の吸音材4を装填して吸音性を保つようにし、その底部間に図1〜図3のように上面が道路側に10〜45度、好ましく10〜15度の俯角で傾斜してその先端側を所定の間隔の串歯状とした排水処理材10の広幅の歯部11を前面板2に所定の間隔で排水用に設けた排水開口部12にそれぞれ挿入し、遮音壁1内に浸入する水を道路側に流下して排出可能に形成している。13は、底面を兼ねる排水処理材10を支持する補強材である。
上記排水処理材10は、図4、図5のように前面板2のガラリ5等の遮音部の間隔と同一の間隔で、遮音壁1の幅と同一の幅で串歯状に広幅の歯部11を設けて排水開口部12に嵌入状態に挿入するようにし、その歯部11の先端部を図1〜図3のように前面板2の排水開口部12の下側の表面にそってそれぞれ折曲して、排水処理材10に溜まる水を排水開口部12の上部の隙間から道路側に排水できるようにしている。
上記排水処理材10の材質としては、前面板2と同一材料とすることが好ましく、排水処理材10を前面板2と同一材料で形成することで、遮音壁1の外観に違和感を生じることなく、外観を損ねるないようにできて好ましい。
また、排水処理材10は、広幅の前面板2と同一の広幅のものとし、図2のように排水処理材10の後端部14を背面板3にそうように折曲して排水処理材10を前面板2の底部に水密状に一体的に装着するようにしている。このようにして遮音壁1内に浸入した水を排水処理材10を介して道路側や鉄道側に排出処理でき、遮音壁1内に水が溜まって遮音壁1を腐食劣化するのを防止できて、耐久性を高めるようにできる。
なお、上記した遮音壁1について、高速道路等の道路用について説明したが、道路用に限定するものでなく、新幹線等の鉄道車輛用についても同様に適用でき、また排水処理材10は上記のように前面板2の長さと同一状に一体的に形成することが好ましいが、左右の材料を水密的に接合するなど、上記した本考案の趣旨にもとづいて適宜な変形態様が実施可能である。
図1以下は、本考案の実施例を示すもので、道路の遮音壁1は、ほぼ50cm高さ、200cm幅のもので、図1、図2のように薄板状のアルミニウム合金板の前面板2に多段,多列にガラリ5を遮音状に設けて、遮音性を有する薄板状の高耐候性メッキ鋼板の背面板3とで所要の厚さのパネル状に形成し、その間にポリエステル吸音材4を内装して所要高さ、所要幅に形成し、これらを道路の側部に立設して防音処理を行なえるようにしている。
図1、図2のように前面板2はその上面部に所要の凹所6を設け、底辺部を裏側で上方に折り返してハゼ折返部7を設け、背面板3はその中央部に凹所8を設け、上面部を前方へ折曲して前面板2と接合し、底部を内側に所定角で折曲し、従来の腐蝕劣化のものに交換したり、積み重ねて所要の壁面を形成できるようにしている。
そして、前面板2と背面板3の間に吸音材4を装填したその底部間に、図2、図3のように上面が道路側に15度ほぼ傾斜してその先端側を串歯状とした排水処理材10の歯部11を前面板2にのガラリ5の下部にガラリ5と同一幅、同一間隔で設けた排水開口部12にそれぞれ嵌合して挿着し、遮音壁1内に浸入する水を道路側に流下して排出可能に形成している。
上記排水処理材10は、図4、図5のように前面板2のガラリ5の遮音部の間隔と同一の間隔で遮音壁1の幅と同一の幅で串歯状に歯部11を設けていて、その歯部11の先端部を図3のように前面板2の排水開口部12の下側の表面に沿ってそれぞれ折曲して排水処理材10に溜まる水を道路側に確実に排水処理できるようにしている。
したがって、遮音壁1内に浸入した水を排水処理材10を介して道路側に排出処理でき、遮音壁1内に水が溜まって遮音壁1を腐食劣化するのを防止できて、耐久性を高めることができる。
また、排水処理材10の串歯状とした歯部11の先端部を前面板2の排水開口部12の下側の表面にそってそれぞれ折曲したことによって、上記のように遮音壁1内に浸入した水を道路側に確実に排出処理でき、遮音壁内に水が溜まって遮音材を腐食劣化するのを防止できて、耐久性を高めることができる。
さらに、排水処理材を前面板と同一材料で形成したことによって、遮音壁の外観を違和感を生じることなく、外観を損ねることもないものである。
またさらに、排水処理材を広幅の前面板と同一の広幅に形成し、排水処理材の後部を背面板に沿うように折曲して形成したことによって、排水処理材を前面板の底部に一体的に装着することができ、遮音壁内に浸入した水を排水処理材を介して道路側に排出処理でき、遮音壁内に水が溜まって遮音材を腐食劣化するのを防止できて、耐久性を高めることができる。
上記した遮音壁1について、新幹線等の鉄道車輛用についても同様に適用でき、また前面板2の排水開口部12の代わりにガラリ5を利用することもできる。
本考案は、道路や鉄道の交通騒音に対する良好な環境整備としての遮音壁に広く利用することができる。
1…遮音壁 2…前面板 3…背面板 4…吸音材
5…ガラリ 6…嵌合部の凹所 7…ハゼ折返部 8…中央部の凹所 10…排水処理材 11…歯部 12…排水開口部

Claims (4)

  1. 遮音性や吸音性を有する前面板と高耐候性を有する背面板の間に吸音材を内装した道路や鉄道の遮音壁であって、
    上記前面板と背面板との底部間に上面が道路側や鉄道側に傾斜してその先端側を串歯状とした排水処理材の歯部を前面板に所定の間隔で設けた排水開口部にそれぞれ挿入して、遮音壁内に浸入する水を道路側や鉄道側に排出可能に形成したことを特徴とする道路や鉄道の遮音壁。
  2. 排水処理材の串歯状とした歯部の先端部を上記前面板の排水開口部の下側の表面に沿ってそれぞれ折曲した請求項1に記載の道路や鉄道の遮音壁。
  3. 排水処理材を前面板と同一材料で形成した請求項1または2に記載の道路や鉄道の遮音壁。
  4. 排水処理材を広幅の前面板と同一の広幅に形成し、排水処理材の後端部を背面板に沿うように折曲して形成した請求項1ないし3のいずれかに記載の道路や鉄道の遮音壁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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