JP4918514B2 - 防音壁 - Google Patents

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本発明は、主として、車両などの走行に伴う騒音を遮音、吸音するために、高速道路や鉄道の沿線等に沿って設置される防音壁に関するものである。
車両などの走行に伴う騒音を遮音、吸音するために、多数の開孔を有する前面板と背面板とにより形成された中空内に吸音材が内装された防音パネルからなる防音壁が高速道路等の側縁に立設されている。これに太陽電池を取り付け、防音壁に発電機能をもたせるという発明については種々のものが開示されている。
例えば特許文献1には、高速道路等のコンクリート製ブロック型遮音壁の背面に取り付け金具を用いて、シート状アモルファスシリコン太陽電池モジュールを取り付けた遮音壁用太陽電池が開示されている。
特開2006−270006号公報
しかしながら特許文献1のごとき遮音壁用太陽電池は、防音パネルと平行に取り付けられるので、太陽電池の設置角度が遮音壁の設置角度に応じたものとなるため、垂直な遮音壁に取り付けたときに太陽電池を太陽方向に向けて取り付けた場合よりも発電効率が低くなると言う問題があった。また、太陽電池が遮音壁の背面に取り付けられるので、遮音壁の吸音効果についてなんら寄与しないという問題があった。
そこで本発明は、太陽電池パネルを斜め上方向に傾斜させて取り付けられるとともに吸音効果ももつ発電部材を取り付けた防音壁を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る防音壁は、道路の側縁に立設された支柱間に、多数の開孔を有する前面板と、背面板とにより形成された中空内に第一の吸音材が内装されて防音パネルが形成されると共に、該防音パネルの前面側に前方に下る傾斜板が突出して上下に複数設けられ、前記傾斜板の表面に太陽電池パネルが取り付けられ、前記傾斜板と前記前面板との間に形成される傾斜板を斜辺としその下部が開放された側面視の断面が直角三角形となる空間部に、第二の吸音材を内装していることを特徴としている。
本発明に係る防音壁によれば、防音パネルの前面側に、前方に下る傾斜板を突出して設け、この傾斜板の表面に太陽電池パネルを取り付けるので、太陽電池パネルを太陽に向けた斜め上方向に向けて設置することができる。
また、傾斜板と前面板との間に形成される空間部に、第二の吸音材を内装するので、防音パネルの前面板の前方に取り付けた部材自体に吸音効果を持たせることができる。これによって防音パネルの前方の音源から生じて防音壁を透過する騒音の多くは、先ず第二の吸音材を透過する際に減衰され、更に防音パネルに内装された第一の吸音材を透過する際に再度減衰されるため、防音パネルのみを設置した防音壁より高い吸音効果を得ることが出来る。また、第二の吸音材を透過した音が防音パネルの前面板に反射された場合でも、第二の吸音材にあたり再度減衰させるので、高い吸音効果を得ることができる。また、第二の吸音材が内装された空間部の下部が開放されているので、道路を走行する車両と路面の接触などによる下方向からの騒音の騒音源と、内装された第二の吸音材の間を遮るものがなく、騒音が反射などされずに減衰され高い吸音効果を得ることが出来る。また、第二の吸音材が内装された空間部の下部が開放されているので、防音壁の前方からの騒音が太陽電池パネルの表面に当たって上向きに反射されても、この太陽電池パネルとその上に取り付けられた傾斜板に内装された第二の吸音材との間を遮る物がないため、騒音が再度反射されずに減衰され高い吸音効果を得ることが出来る。また、傾斜板と前面板との間に形成される空間部を、側面視からの断面が傾斜板を斜辺とする直角三角形となるように形成するので、空間部の下部を開放しても降雨や降雪などの際にも傾斜板上に流れる雨、雪が内装された第二の吸音材に接触することなく下方向へ流れ落ちる。
また、前記第二の吸音材を、前記傾斜板の裏面に対応する面を斜辺とする直角三角形の断面形状の一体の吸音材にすれば、内装された第二の吸音材が傾斜板と前面板との間に形成される直角三角形の断面形状の空間部を塞ぐので、防音パネルの前面板と傾斜板の裏面の間に空隙がある場合と比較して、第二の吸音材の断面積をより大きくすることができ、第二の吸音材を騒音が透過する際により高い吸音効果を得ることができ好ましい。
前記第二の吸音材を、開放された傾斜板の下部に対応する底壁部と前記傾斜板の裏面に対応する傾斜壁部とが略Lの字状の断面を形成する一体の吸音材とすれば、Lの字の角部分によって第二の吸音材の長手方向の剛性が高められるので、傾斜板の下部に対応する壁部と傾斜板の裏面に対応する壁部を別体とした吸音材と比較して外力などによる第二の吸音材の破損が抑制され好ましい。また、傾斜板の下部に対応する壁部と傾斜板の裏面に対応する壁部を別体とした吸音材と比較して、別体の各々の吸音材の間の隙間から騒音などが漏れることがなく、高い吸音効果を得ることができ好ましい。
本発明に係る防音壁によれば、太陽電池パネルを斜め上方に向けて設置できるとともに、高い吸音効果を得ることができる。
本発明の実施の一形態を図面に基づき具体的に説明する。
図1は従来の防音壁の断面図であり、図2は本発明に係る防音壁の実施の一形態を示す斜視図であり、図3は本発明に係る防音壁の実施の一形態を示す断面図であり、図4は本発明に係る防音壁の実施の他の一形態を示す断面図であり、図5は本発明に係る防音壁の実施の更に他の一形態を示す断面図である。
図面において、1は道路の側縁に沿って立設されたH型鋼からなる支柱であり、2はその支柱1の凹溝間に端部が挿入支持された防音パネルである。
前記防音パネル2は、多数の開孔21を有する前面板22と、その背後に設けられた背面板23とによって形成された中空内に、第一の吸音材24が内装され、前面板22の開孔21より中空内に入射された騒音は吸音材24に吸音されると共に、背面板23により遮音されて音が背面側に漏れることがないようになされた通常のものである。
3は上補強枠であり、隣り合った支柱1の間に架け渡されるように支柱1の前面にボルトなどによって取り付けられる。4は架台金具であり、支柱1の前方に支柱1の前面と直角に立設させてボルトなどによって固定される。下補強枠5は上補強枠3と同様に、隣り合った支柱1に立設させた架台金具4の間に架け渡されるように架台金具4の前部にボルトなどによって取り付けられる。上補強枠3および下補強枠5の材質は、アルミニウム合金や鉄、ステンレスなどの金属を好適に用いることができる。架台金具4の材質は、アルミニウム合金や鉄、ステンレスなどの金属を好適に用いることができる。
6は傾斜板である。傾斜板6は、前方に下って傾斜する方向へ、上補強枠3と下補強枠5に架け渡してボルトなどによって固定する。架台金具4を支柱1に対して直角に立設しているので、傾斜板6の下部分と前面板22との間を開放した状態にすることで、傾斜板6と前面板22との間に傾斜板6を斜辺とし下部が開放された直角三角形の断面をもつ空間が形成される。傾斜板6の傾斜部61の表面には、太陽電池パネル7が設けられている。傾斜板6の材質は、アルミニウム合金板、鋼板、ステンレス板などを好適に用いることができる。
8は第二の吸音材である。第二の吸音材8は傾斜板6の裏面側に内装させており、傾斜板6の傾斜部61の裏面を覆い、傾斜板6の下部分と前面板22との間の開放された隙間を塞ぐように取り付けることで、前面板22を覆うように取り付けられている。第二の吸音材8は任意の方法で固定される。第二の吸音材の材質は、ガラスウールやポリエステル繊維などを好適に用いることができ、その表面をガラスクロスや不織布などで覆って保護している。このとき不織布の材質は合成樹脂繊維やアルミなどの金属製の糸から形成されたものなどが利用できる。
図4に、本発明に係る防音壁の実施の他の一形態の断面図を示す。
第二の吸音材80は、傾斜板6の傾斜部61に対応するように傾斜させた傾斜面81と、傾斜板6の下部分と防音パネル2の前面板22との間の開放された隙間を塞ぐように設けられた底面82を備えた、傾斜面81を斜辺とする直角三角形の断面に形成している。第二の吸音材80は傾斜板6の裏面側に内装させており、一体の第二の吸音材8を防音パネル2の前面板22と傾斜板6の裏面の間に形成された空隙を塞ぐように取り付けている。第二の吸音材8は任意の方法で固定される。また、第二の吸音材80の断面形状については、直角三角形の角部を丸めた形状でもよいし、直角三角形の角部を切欠いた台形や五角形、六角形のような形状でもよい。
図5に、本発明に係る防音壁の実施の更に他の一形態の断面図を示す。
第二の吸音材80は、傾斜板6の傾斜部61に対応するように傾斜した傾斜壁部83と、傾斜壁部83の下部分から防音パネル2の前面板22に向けて突出するように延設された底壁部84を備えており、傾斜壁部83と底壁部84とがLの字を形成するような断面に形成している。第二の吸音材80は傾斜板6の裏面側に内装させており、傾斜板6の傾斜部61の裏面を傾斜壁部83が覆い、傾斜板6の下部分と防音パネル2の前面板22との間の開放された隙間を底壁部84が塞ぐように、一体の第二の吸音材80を取り付けている。第二の吸音材8は任意の方法で固定される。
従来の防音壁の断面図である。 本発明に係る防音壁の実施の一形態を示す斜視図である。 本発明に係る防音壁の実施の一形態を示す断面図である。 本発明に係る防音壁の実施の他の一形態を示す断面図である。 本発明に係る防音壁の実施の更に他の一形態を示す断面図である。
符号の説明
1 支柱
2 防音パネル
21 開孔
22 前面板
23 背面板
24 第一の吸音材
3 上補強枠
4 架台金具
5 下補強枠
6 傾斜板
61 傾斜部
7 太陽電池パネル
8 第二の吸音材
81 傾斜面
82 底面
83 傾斜壁部
84 底壁部

Claims (3)

  1. 道路の側縁に立設された支柱間に、多数の開孔を有する前面板と、背面板とにより形成された中空内に第一の吸音材が内装されて防音パネルが形成されると共に、該防音パネルの前面側に前方に下る傾斜板が突出して上下に複数設けられ、前記傾斜板の表面に太陽電池パネルが取り付けられ、前記傾斜板と前記前面板との間に形成される傾斜板を斜辺としその下部が開放された側面視の断面が直角三角形となる空間部に、第二の吸音材を内装していることを特徴とする防音壁。
  2. 前記第二の吸音材が、前記傾斜板の裏面に対応する面を斜辺とする直角三角形の断面をした一体の吸音材であることを特徴とする請求項1に記載の防音壁。
  3. 前記第二の吸音材が、開放された傾斜板の下部に対応する底壁部と前記傾斜板の裏面に対応する傾斜壁部とを備え、前記底壁部と前記傾斜壁部が略Lの字状の断面を形成する一体の吸音材であることを特徴とする請求項1に記載の防音壁。
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