JP3187101U - 道路遮音壁の吸音板 - Google Patents

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敬司 古賀
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大東金属株式会社
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Abstract

【課題】雨水による腐蝕を防止して耐久性を高めることができる道路遮音壁の吸音板を提供する。
【解決手段】略コ字状の背面板11に前面板12を係止した断面略平行4辺形状ボックス型吸音板10において、背面板11の底板11aに排水用透孔11eを設けた。前面板12の下端縁部と底板11aとのハゼ嵌合部にスリット12cを設けておくのが好ましい。
【選択図】図1

Description

この考案は、高速道路などの騒音対策として設置される遮音壁を形成する吸音板に関する。
高速道路などに設置される遮音壁は、定間隔をあけて立設されたH形支柱の間に、ボックス型吸音板を複数段積み上げて形成される。この吸音板は、例えば図5〜図7に示すような構造になっている。図示のように、略コ字板に折り曲げた背面板1に、ルーバ等の多数の空隙を設けた前面板2が係止され、内部に吸音材3が装填されている。
前記背面板1と前面板2の係止構造は、以下の通りである。図7に示すように、背面板1の底板1aには、リブ1cが設けられており、前面板2の下端縁部2aがこのリブ1cを抱き込むように折り曲げられて、所謂ハゼ嵌合構造になっている。また、前面板2の上端縁部は、背面板1の天板1bに重なるように折り曲げられ、リベット4で止着されている(図6参照)。
上記のようなハゼ嵌合部には、雨水W1が溜り易く、腐蝕の原因となる。さらに、背面板1の底板1aは、図7のように、鋭角に折り曲げられているため、ここにも雨水W2が溜り易く、同様に腐蝕の原因となる。特に、背面板1が亜鉛メッキ鋼板によって製作されている場合、例えば夏期の日射で滞留水が高温になると亜鉛が溶融し、前面板2のアルミニウムと電蝕が発生し腐蝕が進行して破断に至る事故が発生している。それにまして、冬季に凍結防止用に塩水が散布される地域では、塩水の滞留によって電蝕を加速している。
特開2003−193431号公報
そこで、この考案の課題は、吸音板の雨水による腐蝕を防止して耐久性を高めることである。
上記の課題を解決するために、この考案は、両端に天板と底板を設けた断面略コ字状背面板と、前記天板と底板の端部に係止された前面板から成る断面平行4辺形状ボックス型
吸音板において、前記底板に排水用透孔を設けたことを特徴とする。
また、前記背面板の底板の先端に設けられたリブを前記前面板の下端縁部によって抱き込み嵌合し、前記下端縁部の抱き込み折り曲げ線に沿って排水用スリットを設けるのが好ましい。このスリットによって、抱き込み嵌合部の端面に開口が形成されるので、嵌合部内を空気が流通することができる。
この考案によれば、上述のように、雨水が滞留し易い底板及び抱き込み嵌合部に排水用透孔及びスリットを設けたので、電蝕等による腐蝕の発生を防止し、吸音板の耐久性を高めることができる。
この考案の吸音板を示す斜視図、 同上の拡大断面図、 同上の部分拡大断面図、 図1の部分拡大斜視図、 従来の吸音板を示す斜視図、 同上の断面図、 同上の部分拡大断面図である。
以下、この考案の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、吸音板10は、略コ字状に折り曲げた背面板11に、ルーバ等によって多数の空隙を設けた前面板12を係止して断面が平行4辺形のボックスを形成し、内部に吸音材13が装填されている。前記背面板11には、底板11aと天板11bが前面板12の方向に上昇するよう平行に設けられ、底板11aと天板11bの先端はそれぞれ全長にわたって下方に折り曲げられて狭巾のリブ11c、11dが形成されている。一方前記前面板12の下端縁部は、前記底板11aのリブ11cを抱き込むように折り曲げられて曲折部12aを形成し、所謂ハゼ嵌合によって背面板11に係止されている。前面板12の上端縁部は、前記天板11b及びリブ11dに当接するように折り曲げられて係合部12bを形成し、天板11bにリベット14等で止着されている。
図1及び図3に明らかなように、前記底板11aには、排水用透孔11eが設けられている。この透孔11eは、背面板11の底板11aの隅角部(折り曲げ部)近辺に設けるのが好ましく、その形状は円形やスリット状など任意に選択でき、個数も任意である。さらに、図1及び図4に示すように、前記ハゼ嵌合部、即ち底板11aのリブ11cと前面板12の下端縁の曲折部12aとの係止部において、曲折部12aの底部に沿って排水用スリット12cを設けておくのが好ましい。スリット12cの長さ及び間隔(個数)は適宜選択可能である。このような透孔11e及びスリット12cによって、先に図7で述べた雨水W2及びW1を排出することができる。また、スリット12cによって、曲折部12aの端面に開口12eが形成されるので、開口12eから空気が流通し、ハゼ嵌合部を乾燥状態に保つことができる。
なお、図1、図3、図4に示すように、前面板12の下端部に沿って横長のエンボス12dを設けることにより、ハゼ嵌合部の加工による前面板12のたわみを防止することができる。また、吸音板10の耐久性をさらに高めるために、高耐候性メッキ鋼板を用いることができる。
1 背面板
1a 底板
1b 天板
1c リブ
2 前面板
2a 下端縁部
3 吸音材
4 リベット
10 吸音板
11 背面板
11a 底板
11b 天板
11c、11d リブ
11e 透孔
12 前面板
12a 曲折部
12b 係合部
12c スリット
12d エンボス
12e 端面の開口
13 吸音材
14 リベット
1、2 雨水

Claims (3)

  1. 両端に天板と底板を設けた断面略コ字状背面板と、前記天板と底板の端部に係止された前面板から成る断面平行4辺形状ボックス型吸音板において、前記底板に排水用透孔を設けた吸音板。
  2. 前記背面板の底板の先端に設けられたリブを前記前面板の下端縁部によって抱き込み係止し、前記下端縁部の抱き込み折り曲げ線に沿って排水用スリットを設けた請求項1に記載の吸音板。
  3. 前記スリットによって、抱き込み折り曲げ部の端面が開口し空気流通を可能とした請求項2に記載の吸音板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180038358A (ko) * 2017-04-04 2018-04-16 주식회사 에스코알티에스 풍하중 저감형 방음패널 및 이를 이용한 방음벽
KR102091976B1 (ko) * 2019-08-27 2020-03-20 (주)신행건설 차음판 및 흡음재를 구비한 방음패널

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