JP3192017B2 - 推進工法における地中探査装置 - Google Patents

推進工法における地中探査装置

Info

Publication number
JP3192017B2
JP3192017B2 JP3234293A JP3234293A JP3192017B2 JP 3192017 B2 JP3192017 B2 JP 3192017B2 JP 3234293 A JP3234293 A JP 3234293A JP 3234293 A JP3234293 A JP 3234293A JP 3192017 B2 JP3192017 B2 JP 3192017B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propulsion
sound wave
head
propulsion head
face plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3234293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06242254A (ja
Inventor
惠昭 奥山
輝夫 壁内
高 大島
勝彦 向野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP3234293A priority Critical patent/JP3192017B2/ja
Publication of JPH06242254A publication Critical patent/JPH06242254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3192017B2 publication Critical patent/JP3192017B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、推進管の先端側に接続
した筒状の推進ヘッドに回転カッターを設けて地中を掘
削する推進工法における地中探査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の推進工法における地中探
査装置としては、推進管の先端側に接続した筒状の推進
ヘッドの先端に取り付けた面板に、地中探査用の疎密波
の一例である音波発信機と、その音波発信機から出力さ
れ地中を伝播した音波を受信する複数の音波受信機を設
けて構成したものがあった。詳述すると、前記面板に設
けた音波発信機から音波が出力されたタイミングと、音
波受信機により地中の障害物から反射してくる音波が検
出されたタイミングとの時間差に基づいて、障害物と推
進ヘッドとの距離を求めるものであり、さらに、前記面
板の範囲内で音波発信器からの距離が異なる位置に設け
た複数の音波受信機を設けることにより、それら音波受
信機でそれぞれ検出されたタイミングの差に基づいて、
推進方向と交差する方向における障害物の詳細な位置を
検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
技術では、径が数メートルに及ぶ面板に複数の音波受信
機を設けたものであったので、径が30〜50センチメ
ートル等といった小径の推進ヘッドになれば、それだけ
距離を設けて複数の音波受信機を配置することが困難と
なり、その結果、推進方向と交差する方向における障害
物の詳細な位置の検出が不正確となり、検出データの信
頼性が低下することになるので、そのようなデータに従
って推進作業を行えば、面板に配した掘削用の回転カッ
ターが障害物に接当して破損するというおそれがあり、
有効に利用できないという問題点があった。本発明の目
的は上述した従来欠点を解消し、小径の推進ヘッドであ
っても、確実に推進方向と交差する方向における障害物
の詳細な位置の検出ができる推進工法における地中探査
装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による推進工法における地中探査装置の特徴
構成は、推進管の先端側に接続した筒状の推進ヘッドに
地中探査用の疎密波発信機を設けるとともに、前記推進
ヘッドの先端に取り付けた面板と、前記推進ヘッドの前
記面板より後方側の推進ヘッド周部とに、前記疎密波発
信器から出力され地中を伝播した疎密波を受信する疎密
波受信機を設けてある点にある。
【0005】
【作用】つまり、推進ヘッドの周部又は先端に取り付け
た面板のいずれかの位置に地中探査用の疎密波としての
音波発信機を設けて、その音波発信機から出力され地中
の障害物から反射された音波を、前記推進ヘッドの先端
に取り付けた面板に設けた音波受信機で検出するととも
に、前記推進ヘッドの周部に設けた音波受信機で検出し
て、推進方向と交差する方向における障害物の詳細な位
置の検出を行うのである。
【0006】
【発明の効果】従って本発明によれば、音波受信機を推
進ヘッドの先端に取り付けた面板のみならず、推進ヘッ
ドの周部にも配置することにより、複数の音波受信機の
配置距離を稼ぐことができるので、小径の推進ヘッドで
あっても、確実に推進方向と交差する方向における障害
物の詳細な位置の検出ができる推進工法における地中探
査装置を提供することができるようになった。
【0007】
【実施例】以下に、実施例を説明する。推進管1の先端
に装備する推進工法用掘削装置としての推進ヘッドH
は、図1に示すように、中心軸芯P周りで回転する先端
カッター2を備えて構成している。推進管1は施工ピッ
トに設けた推進機により押圧され、その押圧により推進
管1及び推進ヘッドHが先端カッター2の回転による掘
削に伴い土中進行する。又、土中進行に伴い推進管1は
施工ピット側で順次継ぎ足し接続される。掘削ヘッドH
及び推進管1の内部には一連の排土用スクリューコンベ
ア3を設けてあり、先端カッター2により掘削された土
砂は、この排土用スクリューコンベア3により連続的に
施工ピット側へ送出される。
【0008】推進ヘッドHの構造を詳述すると、図1及
び図2に示すように、複数の土砂取入口2aを形成した
円盤状の面板2bに、互いに90°の角度を空けて径方
向に沿って複数の掘削刃2cを取り付けて先端カッター
2を構成してあり、その背部に、先端カッターにより掘
削された土砂を土砂取入口2aから受け入れる円錐状の
ドラム4を設けてある。ドラム4の内部では、前記排土
用スクリューコンベア3の土砂受入口3aを上向きに開
口させてあり、又、排土潤滑剤として水や気泡剤を施工
ピット側からドラム4内部に供給する空気供給管6の噴
出口6aのそれぞれを開口させてある。
【0009】先端カッター2とそれを回転駆動する油圧
モータ7とは、面板2bからドラム4内部側へ連設した
中間指示アーム8、その中間指示アーム8に連結した筒
軸9、及び、筒軸9と油圧モータ7とを連動させるギア
機構10を介して連動させるようにしてある。
【0010】推進ヘッドHの外周部には,90°の角度
を持った四箇所に、前後・左右のローリングを阻止する
ローリング阻止手段としての羽根状体Rを突設してあ
る。
【0011】さらに、面板2bには、径方向に沿って複
数の掘削刃2cが配列された四つの群のいずれか一つの
中心側に、地中探査用の音波発信機11を設けるととも
に、その群の周辺側の位置及び推進ヘッドHの外周部に
位置する羽根状体Rの前端部に、音波発信機11から出
力され、地中を伝播した音波を受信する音波受信機12
を設けてある。
【0012】図2に示すように、先端カッター2の回転
により、羽根状体Rの前端部に設けた音波受信機12と
面板2bに設けた音波受信機12とが音波発信機11を
挟んで直線状に位置する離間距離が最も大となる位置、
即ち、推進方向と交差する方向における障害物の詳細な
位置の検出が最も正確に行える位置で、地中の障害物の
有無を検出すべく音波発信機11を作動させて、その反
射音を音波受信機12で計測する。その後、先端カッタ
ー2を90°回転させて、次の羽根状体Rに設けた音波
受信機12と上述の関係となる位置で同様の計測を行
い、以後この動作を繰り返すことにより、推進ヘッドH
の前方の地中に障害物があるかないかを計測する。
【0013】以下に別実施例を説明する。先の実施例で
は、音波発信器11から出力され地中を伝播した音波を
受信する音波受信機12を、推進ヘッドHの周部に取り
付けるに際して、ローリング阻止手段としての羽根状体
Rの前端部に取り付けるものを説明したが、この位置に
限定するものではなく、図3に示すように、推進ヘッド
Hの周部の外壁面に直接に取り付けるものであってもよ
い。先の実施例では、面板2bには単一の音波受信機1
2を取り付けるものを説明したが、面板2bに取り付け
る音波受信機12の数は制限するものではなく任意であ
り、さらには、推進ヘッドHの周部に取り付ける音波受
信機12の位置、及び数も任意であり、例えば、図4に
示すように、回転軸芯Pに沿った方向に位置をずらせて
複数個の音波受信機12を配置することにより、障害物
の位置検出の精度を向上させることができる。先の実施
例では、音波発信器11を面板2bに設けるものを説明
したが、音波発信器11を設ける位置はこの位置に限定
するものではなく、面板2bの任意の位置に設けること
ができ、さらには、面板2b以外の位置である推進ヘッ
ドHの周部に取り付けるものであってもよい。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】推進装置の全体断面図
【図2】推進装置の正面図
【図3】別実施例を示す要部の斜視図
【図4】別実施例を示す要部の斜視図
【符号の説明】
1 推進管 2b 面板 11 音波発信機 12 音波受信機 H 推進ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向野 勝彦 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 技術開発研究所内 (56)参考文献 特開 平2−157681(JP,A) 特開 昭58−127899(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 1/00 E21D 9/06 311

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進管(1)の先端側に接続した筒状の
    推進ヘッド(H)に地中探査用の疎密波発信機(11)
    を設けるとともに、前記推進ヘッド(H)の先端に取り
    付けた面板(2b)と、前記推進ヘッド(H)の前記面
    板(2b)より後方側の推進ヘッド周部とに、前記疎密
    波発信器(11)から出力され地中を伝播した疎密波を
    受信する疎密波受信機(12)を設けてある推進工法に
    おける地中探査装置。
JP3234293A 1993-02-23 1993-02-23 推進工法における地中探査装置 Expired - Fee Related JP3192017B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3234293A JP3192017B2 (ja) 1993-02-23 1993-02-23 推進工法における地中探査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3234293A JP3192017B2 (ja) 1993-02-23 1993-02-23 推進工法における地中探査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06242254A JPH06242254A (ja) 1994-09-02
JP3192017B2 true JP3192017B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=12356291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3234293A Expired - Fee Related JP3192017B2 (ja) 1993-02-23 1993-02-23 推進工法における地中探査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3192017B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185511A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Kajima Corp 掘削機および切羽の前方探査方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185511A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Kajima Corp 掘削機および切羽の前方探査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06242254A (ja) 1994-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1019853A (ja) 地盤判定装置
JP3192017B2 (ja) 推進工法における地中探査装置
US6679120B1 (en) System and method for guided boring obstacle detection
JPH07280946A (ja) トンネル穿孔機械における切羽前方探査装置
JP7496452B2 (ja) 探査システム、シールド掘削機及び探査方法
JPH0712548A (ja) シールド掘削機周囲の空隙検出方法及び装置
JP2004027702A (ja) 地盤状況監視方法および装置
JP3794346B2 (ja) 横坑構築工法及び横坑構築装置
JPS62101800A (ja) シ−ルド掘進機の切羽検知装置
JP3894637B2 (ja) レーダー付推進装置と掘削ルートの調査方法
JP2945289B2 (ja) トンネル掘削機
JP2784818B2 (ja) 地中削進工法における堀削先端部の位置検出方法
JP2002168087A (ja) 掘進機前方の探査方法
JP3068256B2 (ja) 小口径管推進機の土質判別装置
JP2846494B2 (ja) 推進工法用推進機の推進方向検出方法
JPH0559882A (ja) シールド掘進機における切羽探知レーダ装置
JP4202839B2 (ja) 地中レーダ装置
JPH0131674Y2 (ja)
JP2023079670A (ja) 探査システム、シールド掘削機及び探査方法
JPH0332637Y2 (ja)
JPH04360993A (ja) 地中推進装置
JPH0613831B2 (ja) 切羽探査装置
JP2846495B2 (ja) 推進工法用推進機の推進方向検出装置
JPH05157852A (ja) 地中埋設管の周囲探査方法
JP2543231B2 (ja) シ―ルド掘進機位置の検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees