JP3191945B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3191945B2
JP3191945B2 JP1446691A JP1446691A JP3191945B2 JP 3191945 B2 JP3191945 B2 JP 3191945B2 JP 1446691 A JP1446691 A JP 1446691A JP 1446691 A JP1446691 A JP 1446691A JP 3191945 B2 JP3191945 B2 JP 3191945B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ、詳しくは、自
己、および/または、被写体の変位を検出する手段を有
するカメラにおける測光手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラにおける測光手段には多く
の手法が提案されている。例えば、TTLダイレクト測
光方式のカメラでは、通常、中央重点平均測光を行って
露出条件を定める。また、その他、マルチパターン測光
方式は各パターンに対応したセンサの出力に基づいて被
写体の位置を推定し、露出条件を決定するものである。
更に、AEロック測光方式は、一旦、測光を行いその結
果による露出条件に固定して撮影を行うものである。
【0003】なお、本発明においては、被写体の動きあ
るいはカメラ本体の動きを検出して所定の制御を行うも
のであるが、これらの動きを画像データから検出する従
来の技術としては、例えば、特開平1−130126号
公報に開示のカメラの像ブレ防止装置、あるいは、文献
としては、画像解析により被写体の動きを検出する技術
に関しての「ファジージャイロ搭載ビデオムービ」(テ
レビ技術 ’90年8月号)などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
中央重点平均測光方式のものは、例えば、中央の主要被
写体に対して画面中央で測光、フォーカシングを行った
後カメラを振ってフレーミングを行うと、必ずしも、主
要被写体が中央にあるとは限らず、適正な露光が得られ
るとはいえない。また、マルチパターン測光方式の場
合、被写体位置の推定を正確に行うことが難しく、測光
結果が適正とならない場合があった。更に、AEロック
方式のものは、リアルタイム性に欠け、時間経過があっ
た場合や乗り物からの撮影など、動きのある被写体等に
対して適正な露出条件が得られず、また、逆光に対して
も光量の変化が生じた場合、同様に適正な露出条件が得
られなかった。このように、撮影によっては測光領域の
選択乃至測光値の重み付けの選択ができず、適正な露光
条件が得られなかった。
【0005】本発明の目的は、上記不具合を解決するた
めになされたものであって、カメラまたは、被写体の画
面上における変位を検出し、その結果により各領域の測
光値を選択するようにして、フォーカシングのあとカメ
ラを振ってフレーミングを変えたときや、主要被写体が
急に変化したときなどの状態においても主要被写体に対
して適正な露光条件が得られるカメラを提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のカメラ
は、測光を行うための測光領域を設定する測光領域設定
手段と、被写体の変位を検出する変位検出手段と、上記
変位検出手段の検出結果に基づき上記被写体が上記測光
領域設定手段で設定された測光領域の範囲を超えたとき
は、該測光領域の中央領域を重点測光領域として選択す
るようになされた測光形態選択手段と、を具備すること
を特徴とする。また、本発明の第2のカメラは、上記第
1のカメラにおいて、上記被写体を撮像する撮像素子を
更に有し、上記変位検出手段は、上記撮像素子で撮像し
て得られた画像の経時変化に基づいて上記被写体の変位
を検出するようになされたことを特徴とする。
【0007】
【作用】測光に際して、変位検出手段の検出結果に基づ
き、上記被写体が上記測光領域設定手段で設定された測
光領域の範囲を超えたときは該測光領域の中央領域を重
点測光領域として選択する。
【0008】
【実施例】以下図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1は、本発明の第1実施例を示すスチルビデオカ
メラの電気回路のブロック構成図である。本図に示され
るように上記カメラは、カメラ本体あるいは被写体に動
きがあったとしても主要被写体に対しては適正な露光制
御がなされるカメラである。本カメラにおいては、被写
体23の被写体光はAF(オートフォーカス)機能をも
つ撮影光学系1を介して取り込まれ、ハーフミラー2を
透過して撮像素子であるCCD3の結像面上に結像す
る。なお、ハーフミラー2では一部の被写体光が反射さ
れマルチパターン測光センサであって5分割の測光領域
をもつ測光センサ14に入射する。
【0009】上記CCD3の撮像信号は撮像回路4、更
に、信号処理回路5で処理されビデオ信号として画像モ
ニタ用EVF(電子ビューファインダ)6に出力され
る。また、撮像回路4からの映像出力は、変調回路7に
おいて磁気記録のための変調処理がなされ、マイコンに
より構成されるシステム制御回路20の指示に基づいて
FDD(フロッピディスクドライバ装置)8によりフロ
ッピィディスクに記録される。
【0010】更に、上記映像出力はA/D変換回路10
でA/D変換され、一旦、フィールドメモリ11に書き
込まれる。その記録データに基づき動き検出演算回路2
において画面内の所定の4角部の動き検出領域(図2の
領域R2〜R5)上での被写体の動きを検出する。この
検出処理は上記領域の代表点に関して撮像フィールド毎
の画素データの変化を相関演算によって、画面の動きを
求め、その値をカメラまたは、被写体の変位を示す動き
ベクトルとして採用するものである。そして、この出力
はシステム制御回路20に入力される。
【0011】なお、上記動きベクトルは上述のようにカ
メラの変位、あるいは、被写体の変位を示すものであ
り、その変位により主要被写体が画面上のどこへ移動し
たかを判定する情報として用いることができる。従っ
て、露光条件を定める測光光量を求めるに際して、その
移動後の主要被写体の位置を重点として測光するなら
ば、上記のようにカメラが変位したとしても適正な露光
が実行されることになる。また更に、上記映像信号は合
焦点検出のためにコントラスト検出回路9に入力され、
その高周波成分がコントラスト情報として取り出されシ
ステム制御回路20に入力される。この情報に基づいて
AFモータ13が駆動され、撮影光学系1のAF動作が
実行される。
【0012】上記測光センサ14は図3の測光領域を示
す画面の分割領域P1〜P5の測光用分割測光センサ部
14a〜14eを有している。その測光出力は、それぞ
れゲイン切り換え信号により増幅率が切り換えられるA
mp15a〜Amp15eの増幅回路15で増幅され、加算
回路16で重畳される(図4のブロック構成図参照)。
その出力は積分回路17で測光光量として積分され、更
に、D/A変換回路19でD/A変換された所定の基準
電圧と比較され露光条件を与えるシャッタ制御信号とし
て撮像回路4に出力される。 上記ゲイン切り換え信号
は動き検出演算回路12により検出された動きベクトル
情報に基づき演算されたものであって、主要被写体の移
動位置に対して適正露光を与えるための制御信号であ
る。その詳細については、サブルーチン「主要被写体位
置の判定(A)」のフローチャートにより後述する。な
お、図2において、画面中央の領域R1はAF領域を示
しており、撮影に際してこの領域に主要被写体を入れA
F処理を行うものとする。
【0013】上記本実施例のカメラの測光処理を含めた
撮影処理を図5のフローチャートによって説明する。ま
ず、ステップS01においてAFスイッチ21のオン動
作を待って、ステップS02に進み、AFモータ13を
駆動してAF処理を行う。このAF処理の終了直後か
ら、ステップS04でレリーズスイッチ22がオンされ
るまでの時間において、各フィールド期間毎の動き検出
領域R2〜R5の動き検出処理を行い、その画面の動き
(カメラ、または、被写体の変位)を累算し、図6に示
されるような、動きの方向と大きさを示すベクトルVc
を求める(ステップS03)。このベクトルVcは、A
F動作終了時点に中央領域に位置していた主要被写体の
動きに対応させることができ、ベクトルの始点を画面中
心とすれば、終点をレリーズスイッチオン時の主要被写
体の移動位置とみることができる。
【0014】レリーズスイッチ22のオンにより、ステ
ップS05に進み、測光形態選択手段であるサブルーチ
ン「主要被写体位置の判定(A)」処理(図7参照)が
コールされる。この処理は、後で詳細に説明するが上記
ベクトルVcの終点座標から主要被写体の移動位置を判
定し、その位置に対応する領域を重点測光領域として扱
い、該当する領域の測光センサ14a〜14e対応の増
幅回路Amp15a〜Amp15eの増幅率を上げる処理で
ある。そして、ステップS06において、上記ゲイン調
整された測光データによるシャッタ制御信号に基づいて
露光が実行される。露光により取り込まれた映像信号は
ステップS07においてFDD8により記録され、撮影
が終了する。
【0015】なお、上記ステップS05における増幅率
の指定を具体的に説明すると、例えば、図6のようにベ
クトルVcの終点が領域P2にあれば、領域P2に対応
する測光センサ14bの増幅回路15bの増幅率をあ
げ、主要被写体が位置すると推定される領域のセンサの
増幅率を高くする。この処理により、主要被写体に対す
る適正な露光制御、即ち、シャッタ制御を行うことがで
きる。
【0016】次の表1は、上記ベクトルVcの状態に対
応してどの領域の測光センサのデータを重点データとし
て扱うかを示したものである。なお、上記ベクトルVc
の終点が二つの測光領域の境界近傍にあるようなとき
は、その二つの測光領域センサに対応する増幅回路の増
幅率をそれぞれ上げる。また、上記ベクトルVcの終点
位置が測光領域の範囲を越えた場合は、最初のフレーミ
ング時はAF動作のみの目的と判断し、中央領域P1を
重点測光領域とするため測光センサ14aのみの増幅率
をあげるようにする。
【0017】
【表1】
【0018】図7は、上記サブルーチン「主要被写体位
置の判定(A)」のフローチャートを示し、図8は、実
画面Gに対応し、上記判定に使用される縦、横とも端部
が±1に正規化された画面gを示す図である。そして、
判定に際して上記実画面G上のベクトルVcに対応する
画面g上のベクトルvcの終点の位置が画面gのどの領
域に位置するかを判別して、それぞれ対応する測光セン
サの増幅率、即ち、ゲインを高くする。本サブルーチン
がコールされると、まず、ステップS11、12におい
て、画面g座標系でベクトルvcの終点の座標値x,y
の判別を行う。そして、ともに|x|>1,|y|>1
であった場合、画面g外に終点が位置すると判断しステ
ップS21にジャンプする。しかし、ともに|x|>
1,|y|>1を満足しなかった場合、ステップS13
に進む。
【0019】ステップS13、14において、値xをテ
ストし、x>0.5であればステップS17にジャンプ
し、x≧−0.5であればステップS15に進み、ま
た、いずれでもない場合、ステップS19に進む。ステ
ップS17、18において、値yをテストし、y>0.
5であればステップS22にジャンプし、y≧−0.5
であればステップS23に進み、また、いずれでもない
場合、ステップS24に進む。ステップS15、16に
おいて、値yをテストし、y>0.5であればステップ
S25にジャンプし、y≧−0.5であればステップS
26に進み、また、いずれでもない場合、ステップS2
7に進む。ステップS19、20において、値yをテス
トし、y>0.5であればステップS28にジャンプ
し、y≧−0.5であればステップS29に進み、ま
た、いずれでもない場合、ステップS30に進む。
【0020】そこで、上記ステップS21においては、
ベクトルvc終点が画面外に逸脱したと判断し、中央測
光領域P1を重点測光領域とするため、増幅回路15の
Amp15aのゲインを高くする。また、ステップS2
2においては、ベクトルvcの終点が領域p2にあり、
実画面上の測光領域P2内にあると判断し、その領域に
対応するAmp15bのゲインを高くする。ステップS
23においては、ベクトルvcの終点が領域p23にあ
り、実画面上では測光領域P2とP3の境界近傍にある
と判断し、Amp15b、15cの双方のゲインを高く
する。ステップS24においては、ベクトルvcの終点
が領域p3にあり、実画面上では測光領域P3内にある
と判断し、Amp15cのゲインを高くする。
【0021】ステップS25においては、ベクトルvc
の終点が領域p25にあり、実画面上では測光領域P2
とP5の境界近傍にあると判断し、Amp15b、15
eのゲインを高くする。ステップS26においては、ベ
クトルvcの終点が領域p1であり、実画面上では測光
領域P1内にあると判断し、Amp15aのゲインを高
くする。ステップS27においては、ベクトルvcの終
点が領域p34にあり、実画面上では測光領域P3とP
4の境界近傍にあると判断し、Amp15c、15dの
ゲインを高くする。
【0022】ステップS28においては、ベクトルvc
の終点が領域p5にあり、実画面上では測光領域P5内
にあると判断し、Amp15eのゲインを高くする。ス
テップS29においては、ベクトルvcの終点が領域p
45にあり、実画面上では測光領域P4とP5の境界近
傍にあると判断し、Amp15d、15eのゲインを高
くする。ステップS30においては、ベクトルvcの終
点が領域p4にあり、実画面上では測光領域P4内にあ
ると判断し、Amp15dのゲインを高くする。以上の
ような処理を行い、本サブルーチンを終了する。
【0023】次に、上記実施例の変形例を示すカメラと
して、前記EVF6に重点測光領域を示すキャラクタゼ
ネレータを設け、画面の動きから推定された主要被写体
移動位置に対応して定められた重点測光領域を領域表示
用キャラクタによりファインダ表示するようにして、撮
影者に該領域を明示し、使い勝手をよくしたものについ
て説明する。図9は、本変形例によるカメラの主要被写
体位置判定時の各ファインダ表示画面の具体例を示した
ものであって、ファインダは、まず、フレーミングを中
央の主要被写体に合わせて合焦させたとき、中央測光領
域P1を示すキャラクタCP1を表示した画面Foを表
示する。画面の動きがベクトルVc2であり、主要被写
体は測光領域P2に位置すると判定された場合、ファイ
ンダには画面Fbのように重点測光領域P2を表すキャ
ラクタCP2が表示される。同様に、画面の動きがベク
トルVc3であり、主要被写体は測光領域P2とP3の
境界近傍に位置すると判定された場合、ファインダには
画面Fcにその二つの重点測光領域P2,P3を表すキ
ャラクタCP2、CP3が表示される。
【0024】動きベクトルVcがその他の方向であった
場合についても、重点測光領域を表すキャラクタをファ
インダに表示して該測光領域がどこであるかを撮影者に
明示する。なお、図9に示されるように動きベクトルV
c3の値が大きく実画面からはみ出した場合は前記実施
例同様、重点測光領域は中央領域P1に設定されるが、
この場合、ファインダには画面Fdのように、動きベク
トルVcが実画面からはみ出して重点測光領域が中央設
定されたことを示すキャラクタCP0を表示する。
【0025】図10は、本変形例における上記の表示処
理が付加されたサブルーチン「主要被写体位置の判定
(B)」処理のフローチャートを示す。本処理におい
て、ベクトルVcの終点の位置に基づいて各測光センサ
に対応する増幅回路15a〜15eのゲインを調整する
ステップS11〜30等の一連の処理は、処理は前記実
施例と同一とする。本変形例では、ベクトルVcが画面
領域外にはみ出した場合、ステップS21でゲインを調
整したあと、ステップS31において、図9のファイン
ダ画面Fdのように中心重点測光領域を示すキャラクタ
CP0を表示する。また、ベクトルVcの終点が測光領
域P2にあるときは、ステップS22のゲイン調整の
後、ステップS32において、ファインダに画面Fbの
ように重心測光領域を示すキャラクタCP2を表示す
る。更に、ベクトルVcの終点が測光領域P2とP3の
境界近傍にあるときは、ファインダに画面Fcのように
重心測光領域を示すキャラクタCP2,CP3を表示す
る。その他の重心測光領域の表示ついては、特に図示し
ないが同様にそれぞれのベクトルVc終点位置に関連し
て重心測光領域を指定すると同時にその領域の表示を行
う。
【0026】上述の実施例の別の変形例として、主要被
写体位置の判定処理として画面の動きとは無関係に中心
重点測光を可能とするサブルーチン「主要被写体位置の
判定(C)」処理を撮影ルーチンにおいてコールできる
ようなシステムとすることもできる。図11は、上記サ
ブルーチン「主要被写体位置の判定(C)」のフローチ
ャートを示す。本サブルーチンがコールされると中央測
光領域の測光センサの増幅回路のゲインを高くしてリタ
ーンする。この処理によって中心重点測光による露出制
御が可能となる。
【0027】上述の実施例のものは、画面の動き検出を
スチルビデオカメラの撮像素子CCDの出力に基づいて
行うものであったが、銀塩カメラにも適用できるものと
してカメラの動き検出に加速度センサを利用した第2実
施例のカメラを提案することもできる。
【0028】本実施例においては、撮影レンズ31の光
軸Oを基準とした本体30の水平H、垂直方向V(図1
2参照)の加速度を検出するセンサ32、33を本体に
装着する。そして、図13に示すように、その出力を水
平方向の積分器34、35あるいは垂直方向の積分器3
6、37によりそれぞれ2回積分して変位量を求め、更
に、ベクトル合成回路38でカメラの動きベクトルに合
成する。但し、前記ベクトルVcを求めるには変位の方
向を逆方向に変換する必要がある。そして、そのベクト
ルVc情報は前記システム制御回路20に入力される。
但し、本実施例では、CCD撮像素子等スチル画像処理
要素は不要となり、代わって銀塩フィルム撮影要素が必
要になる。なお、上記加速度センサとしてはサーボ角加
速度計等の微小角加速度を検出できるものを使用する必
要がある。また、本実施例においても主要被写体位置の
判定処理は上述の第1実施例における処理と同様に動き
ベクトルVcに基づいて重点測光領域が決定され、主要
被写体に対する適正な露光が可能となる。
【0029】なお、上述の実施例、あるいは、変形例に
おいては重点測光領域に対するセンサの増幅率を高くし
たが、逆に重点測光領域以外のセンサに対してゲインを
低くしてもよく、あるいは、重点測光領域のセンサのみ
の出力を選択して用いるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカメラは、
変位検出手段の検出結果に基づき、上記被写体が上記測
光領域設定手段で設定された測光領域の範囲を超えたと
きは画面中央領域を重点測光領域として選択するので、
フォーカシングの後にカメラを振ってフレーミングを変
えたときや、主要被写体が急に変化して画面外へ逸脱す
るようなときでも、測光領域の中央領域を重点測光領域
として選択することで適正な露光条件が得られる等、顕
著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すスチルビデオカメラ
の電気回路のブロック構成図。
【図2】上記図1のカメラの撮影画面上のフォーカシン
グ領域と画面の動き検出領域を示す図。
【図3】上記図1のカメラの撮影画面上のマルチ測光領
域パターンを示す図。
【図4】上記図1のカメラのマルチ測光回路のブロック
構成図。
【図5】上記図1のカメラの撮影処理ルーチンのフロー
チャート。
【図6】上記図1のカメラのマルチ測光における各測光
領域のパターンと動きベクトルを示す図。
【図7】上記図5の処理においてコールされるサブルー
チン「主要被写体位置の判定(A)」のフローチャー
ト。
【図8】上記図7の位置の判定に用いられる正規化撮影
画面を示す図。
【図9】上記図1の第1実施例の変形例を示すカメラの
重点測光領域表示のファインダの表示画面を示す図。
【図10】図9の変形例を示すカメラのサブルーチン
「主要被写体位置の判定(B)」のフローチャートを示
す図。
【図11】図1の第1実施例の別の変形例を示すカメラ
の中心重点測光を行うためのサブルーチン「主要被写体
位置の判定(C)」のフローチャートを示す図。
【図12】本発明の第2実施例を示す銀塩カメラの外観
図。
【図13】上記図12のカメラの動き検出回路のブロッ
ク構成図。
【符号の説明】
12……………………動き検出演算回路(変位検出手
段) 20……………………システム制御回路(測光形態選択
手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測光を行うための測光領域を設定する測光
    領域設定手段と、 被写体の変位を検出する変位検出手段と、 上記変位検出手段の検出結果に基づき上記被写体が上記
    測光領域設定手段で設定された測光領域の範囲を超えた
    ときは、該測光領域の中央領域を重点測光領域として選
    択するようになされた測光形態選択手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】上記被写体を撮像する撮像素子を更に有
    し、 上記変位検出手段は、上記撮像素子で撮像して得られた
    画像の経時変化に基づいて上記被写体の変位を検出する
    ようになされたことを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラ。
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