JP3191786B2 - 水中センサの姿勢安定機構 - Google Patents

水中センサの姿勢安定機構

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JP3191786B2
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underwater
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水中センサの姿勢安
定機構に関し、特に船舶や航空機等からケーブルで吊下
されて水中のかなりの深度まで沈下し、その後に海上に
引き揚げられて回収される水中センサの姿勢安定機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水中センサにおいては、船舶や航
空機等からケーブルで吊下されて水中のかなりの深度ま
で沈下し、その後に海上に引き揚げられて回収されてい
るが、その沈下や引き揚げのための時間には多大な時間
を要している。
【0003】上記の水中センサではこの沈下や引き揚げ
のための時間を短縮するために、その外形を流線形にす
るとともに、沈下及び引き揚げのいずれの時も水中セン
サを抵抗の少ない姿勢に安定的に維持する機構を備えた
ものがある。
【0004】この姿勢を安定的に維持する機構について
は、特公昭51−10111号公報や特公昭53−11
388号公報に開示されている。特公昭51−1011
1号公報に記載の機構は、図4に示すように、水中セン
サ21の外形を流線形とし、その外周に中空円筒形部材
22及びひれ23を備えている。また、特公昭53−1
1388号公報に記載の機構は、図5に示すように、水
中センサ31の外形を流線形とし、その上部に円錐台形
状部材32を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の水中セ
ンサでは、特公昭51−10111号公報に記載の機構
の場合、下端側に複数個のひれが固定されているので、
水中センサの沈下時に下端部のひれが沈下の姿勢を不安
定にし、かえって水中センサの流体抵抗を増大させてし
まう。
【0006】また、特公昭53−11388号公報に記
載の構造の場合、安定翼が水中センサの沈下時の姿勢の
みを保つ構造となっているので、引き揚げの際に水中セ
ンサを安定に保つことができず、全体的には沈下及び引
き揚げの時間短縮を図ることが困難である。
【0007】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、沈下及び引き揚げ時の水中センサの姿勢を安定的
に垂直に保持することができ、水中センサを高速かつ短
時間で沈下及び引き揚げさせることができる水中センサ
の姿勢安定機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による水中センサ
の姿勢安定機構は、移動体から吊下ケーブルによって水
中への沈下及び引き揚げが行われる水中センサの姿勢安
定機構であって、前記水中センサの下部に設けられかつ
前記水中センサの水中における姿勢を安定させるための
可動式の下部安定翼と、前記水中センサが空中にある時
に前記下部安定翼を前記水中センサ内部に保持する機構
と、前記水中センサの水中への沈下時に前記下部安定翼
を前記水中センサ内部に収納する機構と、前記水中セン
サを引き揚げる際に発生する前記吊下ケーブルの張力に
よって前記下部安定翼を展開する機構とを備えている。
【0009】すなわち、本発明の水中センサの姿勢安定
機構は、上記の目的を達成するために、引き揚げ時に水
中センサを引き揚げる際に発生する吊下ケーブルの張力
によって可動式の下部安定翼を展開する機構を有してい
る。
【0010】また、水中センサの姿勢安定機構は、水中
センサの沈下時に下部安定翼をスプリング力によって水
中センサ内部に収納する機構と、水中センサが空中にあ
る時に下部安定翼を水中センサに保持する機構とを有し
ている。
【0011】これによって、水中センサの引き揚げ時に
下部安定翼が展開されるので、下部安定翼によって水中
センサの姿勢が保たれ、水中センサを垂直に引き揚げる
ことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る水中センサの姿勢安定機構の断面図であり、図2は本
発明の一実施例による水中センサの正面図である。これ
らの図において、水中センサ1の上端部には吊下ケーブ
ル3が接続され、この吊下ケーブル3によって図示せぬ
船舶や航空機等から吊下されるとともに、図示せぬケー
ブル巻上げ機によって吊下ケーブル3の開放や巻上げを
行うことで水中センサ1の沈下や引き揚げを行ってい
る。
【0013】この水中センサ1には下部安定翼2が水中
センサ1の下部に円周上に配置されている。下部安定翼
2はピン5によって水中センサ1に回動自在に軸支され
ており、またピン6によってプレート4に回動自在に軸
支されている。
【0014】プレート4はその上面がシャフト7の中心
軸に直交するようにシャフト7に取り付けられており、
シャフト7はフランジシャフト8に接続されている。フ
ランジシャフト8はバネ9によって水中センサ1の上部
に設けられた部屋12の下部へ押しつけられ、シリンダ
10によって水中センサ1の本体に固定されている。
【0015】シリンダ10は水圧を検知する圧力スイッ
チ11に接続されており、圧力スイッチ11からの信号
によってフランジシャフト8の固定を解除する。する
と、水中センサ1を引き揚げる際に発生する吊下ケーブ
ル3の張力によってフランジシャフト8が持ち上げら
れ、シャフト7が上方に移動することで、プレート4が
上方に引き上げられて下部安定翼2が水中センサ1の外
部に展開されることとなる。
【0016】図3は本発明の一実施例による水中センサ
の姿勢安定機構の動作を示す図である。図1は水中セン
サ1の下部安定翼2が収納された状態を示し、図3は水
中センサ1の下部安定翼2が展開された状態を示してい
る。これら図1〜図3を参照して水中センサ1の姿勢安
定機構の空中にある時や沈下及び引き揚げ時の動作につ
いて説明する。
【0017】水中センサ1は空中にある時に、図1に示
すように、シリンダ10によってフランジシャフト8が
水中センサ1の本体に固定されているので、下部安定翼
2がその内部に収納された状態を保っている。
【0018】次に、水中センサ1は沈下時に、図1の上
から下へと移動する。圧力スイッチ11は水中センサ1
が水中にあることを検知すると、その旨を示す検知信号
をシリンダ10に出力する。シリンダ10はこの圧力ス
イッチ11からの検知信号に応答してその先端部分(突
起部分)を内部に引き込み、フランジシャフト8の水中
センサ1への固定を解除する。
【0019】しかしながら、図1に示すように、水中セ
ンサ1の水中での重量では圧縮されないバネ9のバネ力
によって、フランジシャフト8は部屋12の下部に押し
つけられた状態に保持されるので、下部安定翼2は水中
センサ1の内部に収納された状態を保つ。そのため、水
中センサ1は突起物のない滑らかな形状を保つため、水
中センサ1を安定して沈下させることができる。
【0020】また、水中センサ1は引き揚げ時に、図1
の下から上へと移動する。この時、図3に示すように、
バネ9は水中センサ1を引き揚げる際に吊下ケーブル3
に発生する張力によって圧縮されるので、フランジシャ
フト8が上方に持ち上げられ、プレート4もシャフト7
を介して上方に移動することとなる。よって、下部安定
翼2はピン6によってプレート4に接続されている部分
が上方に引き上げられ、ピン5を中心にして回動するの
で、水中センサ1の外部に展開されることとなる。
【0021】下部安定翼2が水中センサ1の外部に展開
されることによって、水中センサ1の進行方向に対して
横方向に抵抗力が生じる。この進行方向に対して横方向
に発生した抵抗力は水中センサ1の姿勢が乱されて振れ
回った場合でも、水中センサ1の横方向の動きを抑制す
る働きをするため、水中センサ1を安定して水中から引
き揚げることができる。
【0022】このように、本発明の一実施例による水中
センサ1の姿勢安定機構では水中センサ1の沈下時に突
起物のない滑らかな形状を保つので、水中センサ1の水
中での姿勢を保ち、水中を垂直に沈下させることができ
る。
【0023】一方、水中センサ1の引き揚げ時には、引
き揚げる際の吊下ケーブル3の張力によって下部安定翼
2が水中センサ1の外部に展開されるので、下部安定翼
2によって水中センサ1の姿勢が保たれ、水中を垂直に
引き揚げることができる。
【0024】これによって、水中センサ1は高速で水中
への沈下や水中からの引き揚げを行うことができるとと
もに、沈下及び引き揚げ時の水中センサ1の流体抵抗も
大幅に低減させることができるので、吊下ケーブル3に
かかる負担を軽減することができ、吊下ケーブル3及び
ケーブル巻上げ機の小型化を図ることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、移
動体から吊下ケーブルによって水中への沈下及び引き揚
げが行われる水中センサの姿勢安定機構において、水中
センサの水中における姿勢を安定させるための可動式の
下部安定翼を水中センサの下部に設け、水中センサが空
中にある時に下部安定翼を水中センサ内部に保持する機
構と、水中センサの水中への沈下時に下部安定翼を水中
センサ内部に収納する機構と、水中センサを引き揚げる
際に発生する吊下ケーブルの張力によって下部安定翼を
展開する機構とを備えることによって、沈下及び引き揚
げ時の水中センサの姿勢を安定的に垂直に保持すること
ができ、水中センサを高速かつ短時間で沈下及び引き揚
げさせることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による水中センサの姿勢安定
機構の断面図である。
【図2】本発明の一実施例による水中センサの正面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例による水中センサの姿勢安定
機構の動作を示す図である。
【図4】従来例の水中センサの外形の一例を示す図であ
る。
【図5】従来例の水中センサの外形の他の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 水中センサ 2 下部安定翼 3 吊下ケーブル 4 プレート 5,6 ピン 7 シャフト 8 フランジシャフト 9 バネ 10 シリンダ 11 圧力スイッチ 12 部屋
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/80 - 3/86 G01S 5/18 - 5/30 G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96 B63C 11/48 G12B 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体から吊下ケーブルによって水中へ
    の沈下及び引き揚げが行われる水中センサの姿勢安定機
    構であって、前記水中センサの下部に設けられかつ前記
    水中センサの水中における姿勢を安定させるための可動
    式の下部安定翼と、前記水中センサが空中にある時に前
    記下部安定翼を前記水中センサ内部に保持する機構と、
    前記水中センサの水中への沈下時に前記下部安定翼を前
    記水中センサ内部に収納する機構と、前記水中センサを
    引き揚げる際に発生する前記吊下ケーブルの張力によっ
    て前記下部安定翼を展開する機構とを有し、前記下部安定翼を展開する機構は、前記下部安定翼を前
    記水中センサに回動自在に軸支するピン部材と、前記吊
    下ケーブルの張力によって前記ピン部材を中心として前
    記下部安定翼を回動させて前記水中センサ外部に展開す
    るプレート部材とを含み、 前記下部安定翼を前記水中センサ内部に保持する機構
    は、前記プレート部材に直交するように取り付けられか
    つ前記プレート部材を前記水中センサの中心軸に沿って
    移動させるシャフト部材と、前記水中センサが空中にあ
    る時に前記シャフト部材を係止する係止部材とを含む
    とを特徴とする姿勢安定機構。
  2. 【請求項2】 前記下部安定翼を前記水中センサ内部に
    収納する機構は、前記水中センサの水中への沈下を検知
    する検知手段と、前記検知手段からの検知信号に応答し
    て前記係止部材による前記シャフト部材の係止を解除す
    る解除手段と、前記シャフト部材の係止が解除された時
    に前記プレート部材を下方に付勢するバネ部材とを含む
    ことを特徴とする請求項記載の姿勢安定機構。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、水圧を検知する圧力ス
    イッチからなることを特徴とする請求項記載の姿勢安
    定機構。
  4. 【請求項4】 前記シャフト部材に設けた嵌合穴に嵌合
    する突起部分を備えかつ前記検知信号に応答して前記突
    起部分を移動することで前記シャフト部材の係止及びそ
    の解除を行うシリンダを前記係止部材及び前記解除手段
    として含むことを特徴とする請求項または請求項
    載の姿勢安定機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200486697Y1 (ko) 2016-05-23 2018-06-21 주식회사 에코실버 다용도 컵 덮개

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KR200486697Y1 (ko) 2016-05-23 2018-06-21 주식회사 에코실버 다용도 컵 덮개

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