JP2003072684A - 水中機器把持装置 - Google Patents

水中機器把持装置

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JP2003072684A JP2001271706A JP2001271706A JP2003072684A JP 2003072684 A JP2003072684 A JP 2003072684A JP 2001271706 A JP2001271706 A JP 2001271706A JP 2001271706 A JP2001271706 A JP 2001271706A JP 2003072684 A JP2003072684 A JP 2003072684A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】少々荒天時にも水中機器を安全に揚収できる水
中機器把持装置を提供する。 【解決手段】軸状突起部材2を介して母船と連結されて
いる水中機器の揚収把持装置は、軸状突起部材に設けた
凹凸部Nに係合する係合部材本体31と、凹凸部に係合
する爪を備えた係合カム32とよりなる係合部材30
と、係合部材による牽引により水中機器の外面に当接す
るサポート用構造体10と、係合部材を移動させる係合
部材移動手段40と、サポート用機造体に接続され、ワ
イヤに張力が加わわると係合部材本体を上方に引き上
げ、水中機器を引寄せ、サポート用構造体に堅固に当接
させる吊下用ケーブル20とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中機器を揚収の
ために把持する水中機器把持装置に係る。特に水中機器
の把持構造に特徴のある水中機器把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水中機器が、水中での作業や観察の為に
用いられる。この水中機器を船上から水中に着水させ、
また水面あるいは水中から揚収するためには、船の甲板
に据え付けられた多関節クレーンとその多関節クレーン
からケーブルで吊られた水中機器把持装置を用いる。図
1は、使用の様子を示した概要図である。着水と揚収を
容易にするために、中間に凹凸部を有する軸状突起部材
が水中機器1の外壁面から突き出る。水中機器を揚収す
る際は、多関節クレーン5からケーブルをのばし、水面
または水中に漂う水中機器1の軸状突起部材2を利用し
て水中機器把持装置6が水中機器1を把持し、ケーブル
を巻き上げ、多関節クレーン5の先端に水中機器把持装
置6を持ち上げて、甲板に水中機器1を下ろす。
【0003】以下に、従来の水中機器把持装置の一例を
説明する。図7は、従来の水中機器把持装置の構造図で
ある。従来の水中機器把持装置6は、サポート用構造体
10と吊り用ケーブル20と係合部材30と当接検知装
置60とを備える。サポート用構造体10は、前記本体
に当接しうる4個の当接部材を有する。吊り用ケーブル
20は、多関節クレーン5から下方へ繰り出され、端末
がサポート用構造体の上部に結束している。係合部材3
0は、前記凹凸部に係合する部材であり、付勢手段によ
り付勢された係合部材が、水中機器の凹凸部を係合す
る。当接検知装置60が、4個の当接部材が水中機器の
本体の壁面に当接したのを検知すると、係合部材の爪が
凹凸部を係合する様になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の水中機器把持装
置の場合、波の荒い状態での水中機器の揚収をおこなう
際に、水中機器が水面または水中で波の動揺を受けて姿
勢が変動するので、サポート用構造体の4個の当接部材
が水中航走体の側壁面に当接できず、揚収が不可能にな
ることがあった。
【0005】本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出さ
れたもので、従来の水中機器把持装置にかわって、水面
が少々荒れていても水中機器を安全に揚収できる水中機
器把持装置を提供しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る凹凸部を有する突起部を備えた水中機
器を把持しうる水中機器把持装置は、前記凹凸部に係合
しうる係合部材と、前記係合部材が前記凹凸部を引っ張
ると前記水中機器の外面に当接するサポート用構造体
と、前記サポート用構造体に設けられ前記係合部材を移
動させる係合部材移動手段と、前記サポート用構造体に
接続された吊り用ケーブルと、を有するものとした。
【0007】上記本発明の構成により、係合部材が前記
凹凸部に係合可能であり、サポート用構造体が前記係合
部材が前記凹凸部を引っ張ると前記水中機器の外面に当
接し、係合部材移動手段が前記サポート用構造体に設け
られ前記係合部材を移動させ、吊り用ケーブルが前記サ
ポート用構造体に接続されるので、係合部材が前記凹凸
部に係合し、係合部材移動手段が前記係合部材を移動さ
せ、前記係合部材が前記凹凸部を引っ張った状態で、吊
りケーブルがサポート用構造体を吊ると、サポート用構
造体が前記水中機器の外面に当接して水中機器を吊るこ
とができる。
【0008】さらに、本発明に係る水中機器把持装置
は、前記係合部材は、前記サポート用構造体の略中心に
往復運動自在に嵌装された係合部材本体と、該係合部材
本体に回転自在に固定され前記凹凸部に係合可能な爪を
持った係合カムと、を有するものとした。上記本発明の
構成により、係合部材本体が前記サポート用構造体の略
中心に往復運動自在に嵌装され、前記凹凸部に係合可能
な爪を持った係合カムが該係合部材本体に回転自在に固
定されるので、係合カムが回転して前記凹凸部に係合
し、係合部材移動手段が前記サポート用構造体の略中心
に往復運動自在な前記係合部材を移動させ、前記係合部
材が前記凹凸部を引っ張った状態で、吊りケーブルがサ
ポート用構造体を吊ると、サポート用構造体が前記水中
機器の外面に当接して水中機器を吊ることができる。
【0009】さらに、本発明に係る水中機器把持装置
は、前記係合部材移動手段は、前記係合部材を前記水中
機器側に付勢するばねと、前記係合部材本体に回転可能
に固定されたシーブと、を有し、前記吊りケーブルは前
記シーブを介して前記サポート用構造体に設けられてい
るものとした。上記本発明の構成により、ばねが前記係
合部材を前記水中機器側に付勢し、シーブが前記係合部
材本体に回転可能に固定され、前記吊りケーブルは前記
シーブを介して前記サポート用構造体に設けられている
ので、係合部材が前記凹凸部に係合し、係合部材移動手
段が前記係合部材を移動させ、前記係合部材が前記凹凸
部を引っ張った状態で、吊りケーブルがシーブを介して
サポート用構造体を吊ると、サポート用構造体が前記水
中機器の外面に当接して水中機器を吊ることができる。
【0010】さらに、本発明に係る水中機器把持装置
は、前記サポート用構造体は、前記水中機器の外面に当
接する部分に形成された弾性素材部を持った略円環形状
の外壁、を有するものとした。上記本発明の構成によ
り、略円環形状の外壁が前記水中機器の外面に当接する
部分に形成された弾性素材部を持つので、係合部材が前
記凹凸部に係合し、係合部材移動手段が前記係合部材を
移動させ、前記係合部材が前記凹凸部を引っ張った状態
で、吊りケーブルがサポート用構造体を吊ると、略円環
形状の外壁が前記水中機器の外面に当接する部分に形成
された弾性素材部を持つサポート用構造体が前記水中機
器の外面に当接して水中機器を吊ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共
通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略
する。
【0012】本発明の実施形態に係る水中機器把持装置
の構造を説明する。図1は、本発明の実施形態の使用概
要図である。図2は本発明の実施形態の概略図である。
図3は、本発明の実施形態の側面断面図である。図4
は、本発明の実施形態の部分詳細図である。
【0013】水中機器1を着水または揚収する作業船
は、船体4と多関節クレーン5と水中機器把持装置6と
を備える。水中機器1は、例えば、有線式の自走水中航
走体1であり、本体1と有線3と軸状突起部材2を有す
る。有線は、本体に電力や制御信号をあたえる電線ケー
ブルであり、船体と水中機器1とを繋ぐ。軸状突起部材
2は、中間に凹凸部を有し、水中機器1の外壁面から突
き出て、前後に揺動可能に連結されている。例えば、軸
状突起部材2は、本体と回転軸で連結された円筒であ
り、凹凸部Nはその円筒の中間に固着した円筒の外径よ
りも大きな外径を有する円板である。
【0014】水中機器把持装置6は、水中機器1を把持
する装置であり、サポート用構造体10と吊りケーブル
20と係合部材30と係合部材駆動手段40とガイド部
材50とを備える。
【0015】サポート構造体10は、水中機器1の本体
に当接しうる当接面を下面に有し、サポート構造体上部
架構11とサポート構造体支柱12とサポート構造体下
部架構13と弾性部材14とを有する。サポート構造体
上部架構11は、中央部に穴の空いた円板状構造物であ
る。サポート構造体下部架構13は、中央部に穴の空い
た円板である。サポート構造支柱12は、円周の複数箇
所に配置され、上端をサポート構造体上部架構11に固
定され、下端をサポート構造体下部架構13の上面に固
定される。弾性部材14は、円環形状の弾性素材ででき
た緩衝物であり、サポート構造体下部架構13の下面に
固定される。弾性部材14の下面が、水中機器を把持し
た際の水中機器の本体と当接する当接面を形成する。例
えば、弾性部材は、ゴムである。
【0016】吊りケーブル20は、サポート用構造体を
吊るケーブルであり、サポート用構造体上部架構11に
一端を結束して下方向へ伸び、後述する係合部材駆動手
段40のシーブ41に巻き掛けられて180度向きを変
えて上方に伸びて、上方の端末で多関節クレーン5から
下ろされたクレーンケーブルと連結している。
【0017】係合部材30は、凹凸部を係合してサポー
ト構造体内を上下方向に移動できる構造体であり、係合
部材本体31と係合カム32と係合カムストッパ33と
複動式エアーシリンダ34とバネ35とエアー配管36
とエアーコネクタ37とからなる。係合部材本体31
は、前記サポート用構造体に上下移動自在に水平方向を
案内された筒状構造体であり、サポート用構造体上部架
構11の中央部に設けられた穴に嵌まって前後左右方向
の移動を拘束される。係合部材本体31は、穴に横方向
の移動を拘束され、上下に移動可能である。前記係合部
材本体は上方に移動すると前記サポート用構造体に当た
って停止する上部停止位置と下方に移動すると前記サポ
ート用構造体に当たって停止する下部停止位置とを有す
る。係合部材30が凹凸部を係合して上部停止位置に位
置した際に前記当接面が水中機器1本体の外壁面に当接
する。係合部材本体31の中央部は、軸状突起部材2が
下方向から貫入可能な貫通空隙Hを有する。
【0018】係合カム32は、爪Gを有するカムであ
り、下方に設けられた回転軸中心に揺動可能になってい
る。複数の係合カム32が、爪Gを内側にして係合部材
本体31の貫通空隙Hの周囲に配置される。係合カム3
2が内側へ回転すると、爪Gが貫通空隙Hに入り込み、
軸状突起部材2の凹凸部Nに引っ掛かる。係合カム32
は、後述するバネ35により、爪Gが貫通長穴に入り込
む方向に付勢されている。爪Gが凹凸部に係合した際に
は、爪Gの上面は貫通空隙Hびほぼ直交している。爪G
の下面は、根元が太くなる様に、先端から根元にかけて
傾斜している。軸状突起部材2が貫通空隙Hに下方から
貫入すると、凹凸部Nは、上方向に係合カム32の爪G
を押しのけて移動できるが、下方向へは係合カムストッ
パ33に当接する係合カム32の爪Gに阻止されて移動
できない。
【0019】複動式エアーシリンダ34は、ロッド側に
エアーを入れるとロッドが短縮し、ヘッド側にエアーを
入れるロッドが伸長するシリンダであり、そのロッドの
先端を係合カム32の下端と連結する。ヘッド側へエア
ーを入れると、ロッドが伸長し、係合カム32が外側へ
傾き、爪Gが貫通空隙Hから出る。ロッド側へエアーを
入れると、ロッドが短縮し、ばね35に付勢されて爪G
が貫通空隙Hに入る。エアー配管36は、複動式エアー
シリンダ34にエアーを供給する配管である。エアーコ
ネクタ37は、エアー配管36が繋がるワンタッチコネ
クタである。必要のあるときは、船上でエアー供給源と
繋ぐことができる。
【0020】係合部材駆動手段40は、係合部材30を
上部停止位置と下部停止位置との間で移動可能に駆動す
るものであり、ばね42とシーブ41とを有する。ばね
42は、例えば圧縮ばねであり、係合部材30を下部停
止位置側へ付勢する。圧縮バネが、サポート構造体上部
架構11と係合部材本体31との間に設けられ、係合部
材本体31を下部停止位置側へ押している。シーブは、
係合部材本体に回転可能に固定される。吊りワイヤーに
張力がない時は、圧縮バネに付勢されて係合部材本体3
1は下部停止位置に位置する。吊りワイヤーに張力が生
ずると、係合部材本体31は上部停止位置側に移動す
る。
【0021】ガイド部材50は、有線の周囲を囲って上
下方向にガイドする円筒形状のガイドである。ガイド部
材50は、上部ガイド部材51と下部ガイド部材52と
を有する。上部ガイド部材51は、上方に向かって開い
たラッパ形状をしており、係合部材本体31の上端に繋
がる。下部ガイド部材52は、下方に向かって開いたラ
ッパ形状をしており、係合部材本体31の下端に繋が
る。ガイド部材50は、水中機器を運用中に有線を繰り
出すためのガイドとなり、水中機器の揚収時に水中機器
把持装置を有線に倣って下ろすためのガイドとなる。
【0022】次に、本発明の実施形態に係る水中機器把
持装置の作用を、通常時と荒天時とに分けて、説明す
る。図5は、本発明の実施形態通常時の運用形態図であ
る。図6は、本発明の実施形態の荒天時の運用形態図で
ある。
【0023】(A)通常時 水中機器が水面または水中に漂っている。有線が多関節
クレーンの先端から水中機器の本体に伸び、本体の外壁
面にある軸状突起部材の中心を通って水中機器の内部に
入っている。軸状突起部材が突き出した箇所の外壁面は
水平になっている。係合部材30は、サポート構造体1
0にガイドされ、下部停止位置に位置する。水中機器把
持装置6が、有線に沿って降りてくる。軸状突起部材2
が、係合部材本体31の貫通空隙Hに、下方向から貫入
する。水中機器把持装置6が下降すると、凹凸部が係合
カム32の爪Gを下から押し広げて、係合カム32の上
方に入る。
【0024】多関節クレーン5が吊りケーブル20を持
ち上げる。係合カム32が凹凸部を係合すると、水中機
器把持装置6は、水中機器1を水面上から持ち上げる。
吊りケーブル5に水中機器の重量が掛かり始めると、係
合部材30を下部停止位置に押さえている係合部材付勢
手段(圧縮ばね)が縮みはじめる。水中機器1が水面か
ら現れると、十分な重量が吊りケーブル20に掛かるの
で、係合部材付勢手段(弦巻ばね)が縮んで、係合部材
30が上部停止位置に位置する。係合部材30が上部停
止位置に位置すると、サポート構造体10の当接面が水
中機器の外壁面に当接し、水中機器1が揺れるのを防止
する。多関節クレーン5が吊りケーブル20を巻き上
げ、持ち上げられた水中機器把持装置6と水中機器1を
先端部に固定する。多関節クレーン5が水中機器1を船
上に下ろす。複動式エアーシリンダ34のヘッド側へエ
アーを供給することでロッドが伸長し、爪Gが貫通長穴
から引っ込み、軸状突起部材2の係合を解除する。
【0025】(B)荒天時 水中機器が水面または水中に漂っている。有線が多関節
クレーンの先端から水中機器の本体に伸び、本体の外壁
面にある軸状突起部材の中心を通って水中機器の内部に
入っている。水面が波立っているので、波浪に翻弄され
て水中機器がピッチングを繰り返す。軸状突起部材の突
出した箇所の外壁面は急な傾斜となる。係合部材30
は、サポート構造体10にガイドされ、下部停止位置に
位置する。水中機器把持装置6が、有線に沿って降りて
くる。サポート構造体10の当接面の一部が水中機器の
外壁面に当たる。当接面の一部が水中機器の外壁面に当
たる前に、係合部材30が、係合部材本体31の貫通空
隙Hに、下方向から貫入する。水中機器把持装置6が下
降すると、凹凸部が係合カム32の爪Gを下から押し広
げて、係合カム32の上方に入る。以下、通常時と同様
の作用で水中機器1を船上に揚収する。
【0026】上述の実施形態の水中機器把持装置を用い
れば、荒天時でも、容易に水中機器を把持でき、多関節
クレーンは安全に水中機器を船上に揚収できる。また、
係合部材駆動手段が係合部材付勢手段とシーブとから構
成された簡単な構造をしており信頼性が高く、特別な動
力を追加しなくても係合部材を上下に移動できる。ま
た、有線式水中機器の場合は、ガイド部材が有線をガイ
ドすることができる。また、円環形状の弾性素材が当接
面を形成するので、水中で水中が360度水平方向に振
れ回っても、確実に把持できる。また、ばねで凹凸部を
係合する方向に付勢するので、水中機器把持装置の凹凸
部を確実に係合できる。
【0027】本発明は以上に述べた実施形態に限られる
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変
更が可能である。係合部材付勢手段を圧縮バネであると
して説明したがこれに限定されず、例えば、引っ張りバ
ネやエアーシリンダーでもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の凹凸部を有
する突起部を備えた水中機器を把持しうる水中機器把持
装置は、その構成により、以下の効果を有する。係合部
材が前記凹凸部に係合し、係合部材移動手段が前記係合
部材を移動させ、前記係合部材が前記凹凸部を引っ張っ
た状態で、吊りケーブルがサポート用構造体を吊ると、
サポート用構造体が前記水中機器の外面に当接して水中
機器を吊ることができる。また、係合カムが回転して前
記凹凸部に係合し、係合部材移動手段が前記サポート用
構造体の略中心に往復運動自在な前記係合部材を移動さ
せ、前記係合部材が前記凹凸部を引っ張った状態で、吊
りケーブルがサポート用構造体を吊ると、サポート用構
造体が前記水中機器の外面に当接して水中機器を吊るこ
とができる。また、係合部材が前記凹凸部に係合し、係
合部材移動手段が前記係合部材を移動させ、前記係合部
材が前記凹凸部を引っ張った状態で、吊りケーブルがシ
ーブを介してサポート用構造体を吊ると、サポート用構
造体が前記水中機器の外面に当接して水中機器を吊るこ
とができる。また、係合部材が前記凹凸部に係合し、係
合部材移動手段が前記係合部材を移動させ、前記係合部
材が前記凹凸部を引っ張った状態で、吊りケーブルがサ
ポート用構造体を吊ると、略円環形状の外壁が前記水中
機器の外面に当接する部分に形成された弾性素材部を持
つサポート用構造体が前記水中機器の外面に当接して水
中機器を吊ることができる。従って、水面が少々荒れて
いても水中機器を安全に揚収できる水中機器把持装置を
提供できる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の使用概要図である。
【図2】本発明の実施形態の概略図である。
【図3】本発明の実施形態の側面断面図である。
【図4】本発明の実施形態の部分詳細図図である。
【図5】本発明の実施形態通常時の運用形態図である。
【図6】本発明の実施形態の荒天時の運用形態図であ
る。
【図7】従来の側面断面図と運用形態図である。
【符号の説明】
1 水中機器 2 軸状突起部材 3 有線 4 船 5 多関節クレーン 6 水中機器把持装置 10 サポート構造体 11 サポート構造体上部架構 12 サポート構造支柱 13 サポート構造体下部架構 14 弾性部材 20 吊りケーブル 30 係合部材 31 係合部材本体 32 係合カム 33 係合カムストッパ 34 複動式エアーシリンダ 35 シリンダバネ 36 エアー配管 37 エアーコネクタ 40 係合部材移動手段 41 シーブ 42 ばね 50 ガイド部材 51 上部ガイド部材 52 下部ガイド部材 60 当接検知装置 G 爪 N 凹凸部 H 貫通空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋爪 武男 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹凸部を有する突起部を備えた水中機器を
    把持しうる水中機器把持装置であって、前記凹凸部に係
    合しうる係合部材と、前記係合部材が前記凹凸部を引っ
    張ると前記水中機器の外面に当接するサポート用構造体
    と、前記サポート用構造体に設けられ前記係合部材を移
    動させる係合部材移動手段と、前記サポート用構造体に
    接続された吊り用ケーブルと、を有することを特徴とす
    る水中機器把持装置
  2. 【請求項2】前記係合部材は、前記サポート用構造体の
    略中心に往復運動自在に嵌装された係合部材本体と、該
    係合部材本体に回転自在に固定され前記凹凸部に係合可
    能な爪を持った係合カムと、を有することを特徴とする
    請求項1に記載の水中機器把持装置
  3. 【請求項3】前記係合部材移動手段は、前記係合部材を
    前記水中機器側に付勢するばねと、前記係合部材本体に
    回転可能に固定されたシーブと、を有し、前記吊りケー
    ブルは前記シーブを介して前記サポート用構造体に設け
    られていることを特徴とする請求項1または請求項2の
    一つに記載の水中機器把持装置
  4. 【請求項4】前記サポート用構造体は、前記水中機器の
    外面に当接する部分に形成された弾性素材部を持った略
    円環形状の外壁、を有することを特徴とする請求項1乃
    至請求項3に記載の水中機器把持装置。
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Cited By (5)

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