JP3191732U - トラック用支柱ユニット - Google Patents

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JP3191732U
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JP2014001712U
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Inventor
慎一 田中
Original Assignee
田中工業株式会社
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Publication of JP3191732U publication Critical patent/JP3191732U/ja
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Abstract

【課題】様々な架装を装着したトラックにおいて架装に加工を施すことなく、支柱を立てることができるトラック用支柱ユニットを提供する。
【解決手段】上縁引掛けユニット12は、トラックの荷台のあおり3の上縁に引っ掛けるフック形状とされている。このフック形状は、トラックのあおり3の荷台側に配置され上縁引掛けユニット12をトラックに取り付けるためのトラック取付具が装着される荷台内部位121と、トラックのあおり3を間に挟んで荷台内部位121と反対側に配置される支柱2を固定する支柱固定具125が装着される荷台外部位122と、トラックのあおり3の上縁に配置され荷台内部位121と荷台外部位122とを連結する上縁部位123と、から構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、主としてトラックの荷台作業時の落下防止を目的に、荷台に親綱をかけ渡す支柱を立てるための器具に関する。
トラックの荷台における作業は比較的高所で行われるため落下事故を防ぐ安全装置が使用されている。この安全装置の一例として、トラックのあおりに取り付けられる安全装置が先行文献として開示されている。
実用新案登録第3188609号公報
しかしながら、あおりの寸法は架装の種類に応じて異なるものであり、上記特許文献に記載の考案は、一のトラックのあおりには安全性を担保して取り付けることができるが、他のトラックのあおりには安全性を確保して取り付けることができないという問題がある。
本考案は、このような問題に鑑みて、様々な架装を装着したトラックにおいて前記架装に加工を施すことなく、支柱を立てることができる器具を提供することを課題とする。
課題を解決する手段
上記課題を解決するために、本考案は次のような構成を有する。
請求項1に記載の考案は、所定の支柱とトラックの荷台のあおり上縁に引っ掛けるフック形状とされ前記所定の支柱が固定される上縁引掛けユニットと、を備えるトラック用支柱ユニットであって、前記フック形状は、トラックの前記あおりの荷台側に配置され前記上縁引掛けユニットをトラックに取り付けるためのトラック取付具が装着される荷台内部位と、前記あおりを間に挟んで前記荷台内部位と反対側に配置され前記支柱を固定する支柱固定具が装着される荷台外部位と、トラックの前記あおり上縁に配置され前記荷台内部位と前記荷台外部位とを連結する上縁部位と、から構成され、前記荷台外部位の長さ寸法は、前記あおりに設置された状態において前記荷台外部位の下端が前記荷台内部位の下端よりも上方にあるようにされ、前記トラック取付具は、トラックの前記あおり側へ向けて作用する取付力を発生させるものであり、前記取付力のトラックの前記あおりに対する作用点は、トラックの前記あおりを間に挟んで配置される前記荷台外部位と対向する位置である。
請求項2に記載の考案は、トラックの荷台下部に引っ掛けるフックと、前記支柱固定具より下方でトラックの前記あおりを間に挟んで前記荷台内部位と反対側に配置され前記所定の支柱が固定される下部支柱固定具と、を有する下方引掛けユニットと、を備える。
考案の効果
以上のような構成により、本考案は次のような効果を奏する。
請求項1に記載の考案は、様々な架装を装着したトラックに安全性を担保して取り付けることができるようになっている。
請求項2に記載の考案は、作業力により前記支柱が傾いてしまうという危険を効果的に予防し、様々な架装を装着したトラックに安全性を担保して取り付けることができるようになっている。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は本考案のトラック用支柱ユニット1を構成する上縁引掛けユニット12の模式図であり、図1(b)は前記上縁引掛けユニット12に親綱リング21が設けられた支柱2を固定した状態等の模式図であり、図1(c)は作業力が支柱2に加えられた際に本考案とは異なる取付力(以下、単に「仮想取付力」という。)が作用した際の前記上縁引掛けユニット12のトラックのあおり3に対する傾きを概略説明するものである。
図1(a)に示すようにトラック用支柱ユニット1を構成する上縁引掛けユニット12は、トラックの荷台のあおり3の上縁に引っ掛けるフック形状とされている。このフック形状は、トラックの前記あおり3の荷台側に配置され前記上縁引掛けユニット12をトラックに取り付けるためのトラック取付具124が装着される荷台内部位121と、トラックの前記あおり3を間に挟んで前記荷台内部位121と反対側に配置され後述する支柱2を固定する支柱固定具125が装着される荷台外部位122と、トラックの前記あおり3の上縁に配置され前記荷台内部位121と前記荷台外部位122とを連結する上縁部位123と、から構成されている。つまり、荷台内部位121と荷台内部位122との間隔は上縁部位123の寸法で固定値に維持されるようになっている。なお、図2〜図3には、荷台内部位121と荷台外部位122と上縁部位123とを溶接してフック形状とされた上縁引掛けユニット12となっている。
つまり、上縁引掛けユニット12を制作する際は、トラック用支柱ユニット1を装着したいと考える複数のトラックの架装の種類、具体的にはトラックのあおり上縁の様々な寸法に基づいて上縁部位123の寸法を決定するようになっている。このような設計手法、別言すると本考案の上縁部位123の寸法はあおり上縁に対してあそびがあるという技術思想を採用することから、本考案の上縁部位123の寸法はあおり上縁の寸法よりも大きくなるようになっている。
また、荷台外部位122の長さ寸法は、前記あおり3に設置された状態において前記荷台外部位122の下端が前記荷台内部位121の下端よりも上方にあるようにされている。このようにすることで、軽量化を図ることができる。
さらに、トラック取付具124は、トラックの前記あおり3の側へ向けて作用する取付力を発生させるものとなっている。前記取付力は、別言すると荷台内部位121を前記あおり3に固定する向きの力となっている。図1(b)は、前記取付力が作用して荷台内部位置121とあおり3との距離が狭まった状態を表している。なお、図2〜図3には、トラック取付具124の一例を示している。
また、図1(b)に示すように前記取付力のあおり3に対する作用点は、あおり3を間に挟んで配置される荷台外部位122と対向する位置となっている。このように取付力の作用点を荷台内部位121の上方に配置することで、図1(c)に示す作業力で上縁引掛けユニット12が傾くことを効果的に防止することができる。具体的には、作業力が加えられた際に、仮想取付力で上縁引掛けユニット12を取り付けるよりも、図1(b)に示す位置で取付力を発生させた方が上縁引掛けユニット12が傾き難くなっている。
ここで、本考案は、上縁部位123の寸法はあおり上縁に対してある程度大きなあそびまで許容できる寸法となっているが、先行文献1に記載の技術では、あおり3の上縁に引っ掛けるフックにある程度大きなあそびがあると安全性を確保して取り付けられないという問題を内包した技術となっている。
次に、以上のような構成を有するトラック用支柱ユニット1の使用方法について説明する。まず、上縁引掛けユニット12を荷台内部位121が荷台側に配置されるようにトラックのあおり3に引っ掛ける。次いでトラック取付具124を用いてあおり3に上縁引掛けユニット12を固定する。次いで、支柱固定具125を用いて支柱2を上縁引掛けユニット12に固定する。以上によりトラックへのトラック用支柱ユニット1の取付が完了する。この後、親綱4を支柱2に設けられた親綱リング21と所望の箇所にかけ渡し、親綱4に命綱5を移動自在に取り付ける。この命綱5により作業者の安全性の向上が図られる。
以上説明したように、本実施形態に係るトラック用支柱ユニット1は、様々な架装を装着したトラックに取り付けることができる。また、様々な架装を装着したトラックに取り付けることができるように本考案の上縁部位123の寸法、つまり荷台内部位121と荷台外部位122との間隔は、あおり上縁に対してあそびがあるようになっているため、トラック用支柱ユニット1が作業力により傾いてしまうという問題があるが、本考案はトラック取付具124による取付力の作用点を荷台内部位121の上方に配置することでトラック用支柱ユニット1を傾き難くすることができるようになっている。
また、図5のような変更例も可能となっている。前記した実施形態に加えてトラックの荷台下部に引っ掛けるフック131と、前記支柱固定具125より下方であおり3を間に挟んで荷台内部位121と反対側に配置され支柱2が固定される下部支柱固定具132と、を有する下方引掛けユニット13を取り付けたものである。この下方引掛けユニット13により図5に示す作業力で上縁引掛けユニット12が傾くことを効果的に防止することができるようになっている。
本実施形態に係る上縁引掛けユニット12の模式図である。 本実施形態に係るトラック用支柱ユニット1の実施例である。 本実施形態に係るトラック用支柱ユニット1をトラックに取り付けたようすを表したものである。 本実施形態に係るトラック用支柱ユニット1をトラックに取り付けたようすを模式的に表したものである。 本実施形態に係るトラック用支柱ユニット1の変形例を示した模式図である。
1 トラック支柱ユニット
12 上縁引掛けユニット
121 荷台内部位
122 荷台外部位
123 上縁部位
124 トラック取付具
125 支柱固定具
13 下方引掛けユニット
131 フック
132 下部支柱固定具
2 支柱
21 親綱リング
3 あおり
4 親綱
5 命綱

Claims (2)

  1. 所定の支柱と
    トラックの荷台のあおり上縁に引っ掛けるフック形状とされ前記所定の支柱が固定される上縁引掛けユニットと、
    を備えるトラック用支柱ユニットであって、
    前記フック形状は、
    トラックの前記あおりの荷台側に配置され前記上縁引掛けユニットをトラックに取り付けるためのトラック取付具が装着される荷台内部位と、
    前記あおりを間に挟んで前記荷台内部位と反対側に配置され前記支柱を固定する支柱固定具が装着される荷台外部位と、
    トラックの前記あおり上縁に配置され前記荷台内部位と前記荷台外部位とを連結する上縁部位と、
    から構成され、
    前記荷台外部位の長さ寸法は、前記あおりに設置された状態において前記荷台外部位の下端が前記荷台内部位の下端よりも上方にあるようにされ、
    前記トラック取付具は、トラックの前記あおり側へ向けて作用する取付力を発生させるものであり、
    前記取付力のトラックの前記あおりに対する作用点は、トラックの前記あおりを間に挟んで配置される前記荷台外部位と対向する位置であることを特徴とするトラック用支柱ユニット。
  2. トラックの荷台下部に引っ掛けるフックと、前記支柱固定具より下方でトラックの前記あおりを間に挟んで前記荷台内部位と反対側に配置され前記所定の支柱が固定される下部支柱固定具と、を有する下方引掛けユニットと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のトラック用支柱ユニット。
JP2014001712U 2014-03-13 トラック用支柱ユニット Expired - Lifetime JP3191732U (ja)

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JP3191732U true JP3191732U (ja) 2014-07-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018078932A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 ハタコー産業株式会社 転落防止装置およびそれを備える貨物車両
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JP2021171079A (ja) * 2020-04-20 2021-11-01 株式会社ピカコーポレイション 貨物自動車用の親綱架設支柱
CN113771794A (zh) * 2021-08-30 2021-12-10 甘肃瓮福化工有限责任公司 一种高栏半挂车装车安全装置

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