JP3191328B2 - 経時間表示材 - Google Patents

経時間表示材

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JP3191328B2
JP3191328B2 JP18842391A JP18842391A JP3191328B2 JP 3191328 B2 JP3191328 B2 JP 3191328B2 JP 18842391 A JP18842391 A JP 18842391A JP 18842391 A JP18842391 A JP 18842391A JP 3191328 B2 JP3191328 B2 JP 3191328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経時間表示材、詳しくは
色素を利用しその色調変化によって、特に殺虫剤、忌避
剤、防虫剤、芳香剤、防菌防バイ剤、脱臭剤、医薬品等
の有効期間の限られた製品の有効期間を目視判別するた
めの経時間表示材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、色調変化を利用する経時間表
示材は種々提案されている。それらは、中和反応、酸化
還元反応等の化学反応によって色調変化を伴う指示薬を
利用する物(例えば特開昭60−95381号)、及び
大気中のCOガス,Oガス等と接触による色調変化
を生じる指示薬を利用するものなど(例えば特開昭60
−124681号)がある。
【0003】一方、ロ)電子供与性呈色性有機化合物
と、ハ)フェノール性水酸基を有する化合物を用いた着
色剤あるいは素材としては様々な先願があり、例えば熱
変色性材料としては成分ロ)、ハ)に加えてアルコール
類とエステル類、ケトン類、エーテル類の1種以上を有
する物(特開昭50−75992号)、成分ロ)、ハ)
に加えてアルコール類、エステル類、ケトン類、エーテ
ル類の1種以上を有する物(特開昭50−81157
号)、成分ロ)、ハ)に加えて有機イオウ化合物を有す
る物(特開昭49−32885号)、成分ロ)、ハ)に
加えてアルコール性水酸基を有する物(特開昭49−1
0180号)等がある。そして成分ロ)、ハ)に加えて
成分ロ)に対する減感作用を示す常温で液体の有機化合
物との混合物を基材に処理してなる表示材が提案されて
いる。この表示材は、減感作用を示す常温で液体の有機
化合物の揮散により、除々に着色して行くもので、該方
法は経時間表示材としては、複雑な機構もなく、表示材
としては、かなり有効なものである。
【0004】本発明者らも成分ロ)、ハ)に、ニ)揮散
性を有する常温で液体の有機化合物を加えた混合物が基
材にある無機あるいは鉱物粉体に接触することで一部を
発色させた部分と、当初接触しなかった部分が経時的に
発色し、該発色部と同じ色調となる時点を目視判別する
タイムインジケーター(特開平2−290592号)を
発明している。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
経時間表示材で色調変化を生じる指示薬を利用するもの
は環境条件の影響を大きく受けるため、製品が有する有
効期間と経時間表示材の表示(つまリ有効期間切れの表
示)に相違が発生し、かならずしも本来製品の持つ有効
期間を正しく示さないという問題があると同時に、該経
時間表示材の用途にかなりの制約を受ける問題点を有
し、あまり普及していないのが現状である。
【0006】また、上記経時間表示材でロ)電子供与性
呈色性有機化合物、ハ)フェノール性水酸基を有する化
合物および成分ロ)に対する減感作用を示す常温で液体
の有機化合物を利用するものは、徐々に呈色していくの
で、適切な経時的変化を示す色調がどの様な物であるか
不明である為、どの程度時間が経過したか確認できない
という問題点を有している。又、本発明者らによる先の
発明においても発色部の色調の変化が起こり得る為、こ
の点を改良する為に鋭意研究を重ねた結果本発明を完成
するに至った。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、前述の経時
間表示材の欠点である経時的な目視判別の不明瞭さを解
消して、該経時間表示材が示す経時的変化が、該表示材
を使用した製品の持つ有効期間に、より正確に合致させ
得ると同時に容易に目視判別しうる表示材、更に該表示
材の製造、保存、使用等が簡便で経時的にも有利な新し
い経時間表示材を提供することにより、従来の技術が有
していた問題点を解決した。すなわち、本発明は、基材
の一部にイ)有機高分子化合物(但し、カチオン系高分
子化合物を除く)を塗布して被覆状態となった塗布部
と、非塗布部とを有し、非塗布部に、ロ)電子供与性呈
色性有機化合物、ハ)フェノール性水酸基を有する化合
物及び、ニ)揮散性を有する常温で液体の有機化合物か
らなる混合物保持されており、上記揮散性を有する常
温で液体の有機化合物の揮散により、上記塗布部と非塗
布部との色調差が表れるようにしたことを特徴とする経
時間表示材に係る。
【0008】本発明の経時間表示材は、その使用開始時
には有機高分子化合物を塗布してある部分は該基材に由
来する色調を示している。経時的に該表示材中の揮散性
を有する常温で液体の有機化合物が揮散して、ある一定
の揮散量に達すると、揮散性を有する常温で液体の有機
化合物の有する減感作用が弱まり、その結果フェノール
性水酸基を有する化合物の有している顕色作用が強ま
り、電子供与性呈色性有機化合物の着色が始まり、さら
に液体の有機化合物の揮散が続けば着色が濃くなる。
【0009】しかしながら、有機高分子化合物の塗布し
た部分は、該有機高分子化合物により基材が被覆状態と
なっており、成分ロ)、ハ)およびニ)の混合物はほと
んど存在せず、経時的にもほとんど色調の変化が起こら
ず、基材由来の色調を保っている。その結果、塗布部及
び非塗布部の色調に差ができ、揮散性を有する常温で液
体の揮散が終るか、あるいはその付近で塗布部の形成
(例えば文字や模様)が明確になることで、経時間を目
視判別できる。該塗布部における基材の細部について見
ると、有機高分子化合物にて基材の繊維が被覆され、成
分ロ)、ハ)およびニ)の混合物を保持することができ
ず、先に述ベたように色調の変化は起こらない。
【0010】つまり、有機高分子化合物により基材の一
部分に成分ロ)、ハ)およびニ)の混合物を有しない部
分を作り、該混合物を有する部分と有しない部分の色調
の差が明確に目視判別しうる時点をもって経時間の表示
をする経時間表示材を作りうる。これらは従来の経時間
表示材が有する問題点、つまり環境条件の影響を受けに
くく、かつ色調の変化にとらわれず、塗布部と非塗布部
の区分の判別を容易に行いうる。
【0011】そして、有機高分子化合物が有機高分子化
合物粉体を含有することは処理直後には塗布部と非塗布
部の色調は差を生じないが、経時間後には塗布部の濁度
を強め、塗布部と非塗布部の判別を、つまり発色部の色
調に対して白色を示す塗布部が目視判別する場合におい
て更に容易にするのに有効である。
【0012】即ち、本発明である経時間表示材は、該経
時間表示材に利用する揮散性を有する常温で液体の有機
化合物の揮散によって、一定時間の経過が明らかにかつ
目視により判別できるものであり、その一定の経過時間
は用いる揮散性を有する常温で液体の有機化合物の種
類、使用量に応じて非常に容易に変化調節できる。従っ
て本発明経時間表示材は、これを有効期間のある各種製
品に適用して、その製品の持つ有効期間を正確に目視判
断することができる。
【0013】本発明に用いられる電子供与性呈色性有機
化合物は発色性の色素であれば特に限定はなく、例えば
マラカイトグリーンラクトン、クリスタルバイオレット
ラクトン、ローダミンBラクトン、3−ジエチルアミノ
−6、5−ジメチルフルオラン、3−シクロヘキシルア
ミノ−6−クロロフルオラン、2−メチル−6−(N−
p−トリル−N−エチルアミノ)フルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−ベンジルオキシフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メ
チル−7−(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロアニリノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−(ジエチルアミノ)−7−(N,N−ジベ
ンジルアミノ)フルオラン、3−ピペリジノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3・6−ビス(ジエチル
アミノ)フルオラン−γ−(4’−ニトロアニリノ)ラ
クタム(以下P−DCFという)、3−(N−シクロヘ
キシル−N−メチルアミノ)6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、2・3−ブチレン−6−ジ−n−ブチルア
ミノフルオラン、3−ジエチル−7−(p−トルイジ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(N−メチ
ルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
トキシフルオラン、1・2−ベンズ−6−ジエチルアミ
ノフルオラン、3・6−ジエトキシフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロルフルオラン、1
・2−ベンズ−6−ジエチルアミノフルオラン、N−フ
エニルロ−ダミンラクタム、2−〔3・6−ビス(ジエ
チルアミノ)−9−(0−クロロアニリノ)キサンチ
ル〕安息香酸ラクタム、2−(フエニルイミノエタンジ
リデン)−3、3−ジメチルインドリン、8’−メトキ
シ−N−3、3−トリメチルインドリノベンゾスピロピ
ラン、1・3・3−トリメチルインドリノ−2、2’−
スピロ−6’−ニトロ−8’−メトキシベンゾピラン、
1・3・3−トリメチル−インドリノ−7−クロル−β
−ナフトスピロピラン、ベンゾ−β−ナフトインスピロ
ピラン、キサント−β−ナフトスピロピラン、N−アセ
チルオーラミン、N−フエニルオーラミン、ローダミン
Bラクタム、ベンゾイルロイコメチレンブルー、エチル
ロイコメチレンブルー、メトキシベンゾイルロイコメチ
レンブルー、2−N,N−ジベンジルアミノ−6−ジエ
チルアミノフルオラン、6−ジエチルアミノ−ベンゾ
〔α〕−フルオラン、1・3−ジメチル−6−ジエチル
アミノフルオラン、3・6−ビス(ジエチルアミノ)フ
ルオラン、γ−(4’−ニトロ)アニリノラクタム、2
−(2−クロロアニリノ)−6−ジブチルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−
N−フルフリルアミノ)フルオランなどが例示でき、こ
れらを1種又は2種以上組み合せても利用できると同時
に、更に他の色素とも併用することができる。例えば、
黄色の色素と6−ジエチルアミノ−ベンゾ〔α〕−フル
オランとを併用すれば、最初黄色で、一定時間経過後は
赤味の強い橙色となる。
【0014】上記、電子供与性呈色性有機化合物の使用
量は、表示材の本来の非塗布部と塗布部の色調の差が鮮
明となるように適宜決定され、該基材の材質、性状、お
よび厚みにより異なるが通常適用基材100cm当り
0.01〜100mg程度の範囲から選択されるのが望
ましい。
【0015】例えばろ紙(No.2)100cm当り
では1〜5mg程度の濃度が例示できる。
【0016】本発明表示材に用いられるフェノール性水
酸基を有する化合物としてはモノフェノール類からポリ
フェノール類があり、更に種々の置換基を有するフェノ
ール類があり、例えば、tert−ブチルフェノール、
tert−アミルフェノール、p−ノニルフェノール、
p−tert−オクチルフェノール、α−ナフトール、
グアヤコール、オイゲノール、o−フェニルフェノー
ル、p−フェニルフェノール、4−ヒドロキシアセトフ
ェノン、p,p’−ビフェノール、ビスフェノールA、
ビスフェノールS、4・4’−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ
安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p
−ヒドロキシ安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸
−2−エチルヘキシル、p−ヒドロキシ安息香酸−2−
エチル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、1・2−ジ
オキシナフタレン、プロトカテキユン酸メチル、プロト
カテキユン酸エチル、プロトカテキユン酸プロピル、没
食子酸メチル、没食子酸エチル、没食子酸プロピル、p
−クミルフェノール、BHA、BHT、シフェノール
酸、フエノール樹脂などが例示されるがこれらに限定さ
れるものではない。そして、該フェノール性水酸基を有
する化合物の使用量は、電子供与性呈色性有機化合物の
使用量に左右されるが、通常電子供与性呈色性有機化合
物1に対して0.1〜50倍量程度の範囲から選択され
るのが望ましい。
【0017】本発明表示材に用いられる揮散性を有し常
温で液体の有機化合物は、常圧で沸点が100〜500
℃、好ましくは100〜450℃であれば良く、例えば
ノニルアルコール、デカノール、ベンジルアルコール、
フェニルエチルアルコール、ゲラニオール、シトロネロ
ール、ヘキシルセロソルブ、ブチルカビノール等のアル
コール類、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタ
ル酸ジ−m−プロピル、フタル酸ジ−iso−プロピ
ル、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸−ジ−iso−
ブチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジ−n−プロ
ピル、アジピン酸ジ−iso−プロピル、アジピン酸ジ
−n−ブチル、アジピン酸ジ−iso−ブチル、セバシ
ン酸ジメチル、セバシン酸ジエチル、安息香酸−n−ブ
チル、安息香酸−n−アミル、安息香酸−n−ヘキシ
ル、安息香酸ベンジル、安息香酸−iso−アミル、ラ
ウリン酸−n−ブチル、ラウリン酸−iso−ブチル、
ラウリン酸−n−アミル、ラウリン酸−iso−アミ
ル、カプリン酸−n−アミル、カプリン酸−n−ヘプチ
ル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸エチル、ミリス
チン酸−iso−プロピル、プロピオン酸リナリル、酢
酸ゲラニル、トリブチリン等のエステル類、ジぺンチル
ケトン、ブチロフェノン等のケトン類、ジヘキシルエー
テル、ジベンジルエーテル、ジエチレングリコール−ジ
−n−ブチルエーテル等のエーテル類、含チツ素化合物
として、N・N−ジエチル−m−トルアミド等が例示で
きるがこれらに限定されるものではない。そして、これ
らは1種又は2種以上を選択して用いうる。また、該揮
散性を有し常温で液体の有機化合物の種類及び使用量
は、適用される製品の有効期間に合わせて適宜選択すれ
ば良い。更に、常温で液体の有機化合物には適度な揮散
性を有し、それ自体殺虫活姓、忌避活性等の有害生物防
除活性を有する化合物も包含される。かかる化合物の代
表例としては、エムペントリン、フェンフルスリン、ベ
ンフルスリン、テフルスリン、DDVP等の殺虫剤、
N,N−ジエチル−m−トルアミド等の忌避剤、4−ク
ロロフェニル−3’−ヨードプロパギルフォルマール等
の防バイ剤、安息香酸ベンジル、サリチル酸フェニール
等の殺ダニ剤等を例示できる。これらを使用すれば、本
発明表示材を兼ね備えた所望の防虫シートや忌避シート
が得られる。
【0018】ただし、その場合、その化合物の使用量は
安全性、経済性等から、あまり多くできず、またあまり
少ないとすぐに発色してしまうので、有効活性化合物と
同じような揮散挙動を示す常温で液体の有機化合物を併
用するのが適当である。
【0019】本発明表示材に用いられる有機高分子化合
物としては、使用する揮散性を有する常温で液体の有機
化合物の使用量で溶解せずかつ被膜形成能を有するもの
であれば良く、例えば、セルロース系、ポリアミド系、
アクリル酸及び同エステル系、ニトリル系、ウレタン
系、スチレン−ブタジエンゴム系(SBR系)、MBR
系、アクリルニトリル−ブタジエンゴム(NBR系)、
オレフィン系、ポリエステル系、塩化ビニル系、酢酸ビ
ニル系及び共重合体系、塩化ビニリデン系などが挙げら
れるがこれらに限定されるものではない。そして、該有
機高分子化合物は1種又は2種以上選択して使用しても
よい。さらに、この有機高分子化合物の性状は、特に限
定はなく基材に塗布処理しうるものであればなんら問題
ない。
【0020】本発明に用いられる有機高分子化合物の粉
体の材質としては、該揮散性を有する常温で液体の有機
化合物で溶解しなく、電子供与性呈色性有機化合物に対
して、顕色作用を示さなければ特に限定はなく、例え
ば、粉体の材質としてシリコン、ポリアミド、ポリアク
リルニトリル、ポリエステル、スチレン−アクリル共重
合体、ポリオレフィン、ポリエチレン及び上記の乾燥粉
末などが挙げられるがこれらに限定されるものではな
い。また、これらの粉体の大きさは、0.5mm以下の
粒径を示す物であれば良く、より好ましくは0を含まな
く0.1mm以下が示される。
【0021】本発明の経時間表示材は、前述の電子供与
性呈色性有機化合物、フェノール性水酸基を有する化合
物及び揮散性を有する常温で液体の有機化合物の混合液
を、有機高分子化合物で、塗布された基材に滴下、含浸
または、塗布する方法にて製造できる。
【0022】ここで用いられる基材は、特定材料に制限
されるものではなく、従来より防虫シート、忌避シート
等に用いられている各種の材料と同じものでも良く、通
常紙、不織布、布、木、皮革あるいはこれらと他の無機
・有機繊維シートないし合成樹脂、金属シートとの積層
シート等を例示できるが、特に前述混合物を吸収しやす
いものが好ましい。そして、これらシート基材は、本発
明に従い色調変化が目視判断容易な色調を有しているも
のが望ましく、特に白色が好ましい。得られた本発明経
時間表示材は、これをそのまま又は使用時に任意の手段
にて切断するか、予め任意の大きさに入れられたミシン
目に従い切断して有効期間を有する製品に適用でき、そ
の適用は防虫剤、忌避剤、殺虫剤、脱臭剤、芳香剤、防
菌防バイ剤、医薬品等の使用において有効期間のある製
品の包装材料としてもよく、またシール等として上記製
品に貼り付けたり、製品に添付して適用することができ
る。更に本発明経時間表示材は、揮散性を有する常温で
液体の有機化合物の揮散を調節するために、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテート
などのフィルムで被覆する等の調節手段を適用すること
も可能である。
【0023】
【実施例】以下、本発明の経時間表示材の実施例を挙げ
更に詳しく説明するが、本発明はこの実施例に限定され
るものではない。
【0024】実施例1−40は表1に示す電子供与性有
機化合物(成分ロ)1mg、フェノール性水酸基を有す
る化合物(成分ハ)4mg、常温で液体の有機化合物
(成分ニ)100mgを含むアセトン溶液0.5mlを
有機高分子化合物(成分イ)(1〜20%含有溶液)で
予め文字を書いてある直径7cmのろ紙(No.2)に
含浸させて、本発明の表示材を得た。
【0025】また実施例41−46は上記実施例1−4
0と同様に成分ロ)、成分ハ)及び成分ニ)を含むアセ
トン溶液0.5mlを有機高分子化合物(成分イ)(1
〜20%含有溶液)に有機高分子化合物粉体(成分A)
(10%添加)を混合したもので予め文字を書いてある
直径7cmのろ紙(No2)に含浸させて、本発明の表
示材を得た。
【0026】得られた表示材について、それらを40℃
の恒温室に吊り下げ、その経時的色調変化を目視判断
し、施された模様の確認を行った。結果を表1に併記す
る。
【0027】
【表1】
【0028】実施例中に使用した略語の意味は、下記の
通りである。 O−DCF 1,3−ジメチル−6−ジエチルアミ
ノフルオラン(商品名フルオラン系化合物O−DCF、
保土谷化学工業社製) P−DCF 3,6−ビス(ジエチルアミノ)フル
オラン−γ−(4’−ニトロ)−アニリノラクタム(商
品名フルオラン系化合物P−DCF、保土谷化学工業社
製) G−DCF 2−N・N−ジベンジルアミノ−6−
ジエチルアミノフルオラン(商品名フルオラン系化合物
G−DCF、保土谷化学工業社製) R−DCF 6−ジエチルアミノ−ベンゾ〔α〕−
フルオラン(商品名フルオラン系化合物R−DCF、保
土谷化学工業社製) CVL クリスタルバイオレットラクトン(商
品名フルオラン系化合物CVL、保土谷化学工業社製) R−L ローダミンBラクタム(商品名フルオ
ラン系化合物R−L、保土谷化学工業社製) TH−107 2−(2−クロロアリニノ)−6−ジ
エチルアミノフルオラン(商品名フルオラン系化合物T
H−107、保土谷化学工業社製) CF−51 2−アリニノ−3−メチル−6−(N
−エチル−N−フルフリルアミノ)−フルオラン(商品
名フルオラン系化合物CF−51、保土谷化学工業社
製) BMLM 3,7−ビス(ジメチルアミノ)−1
0−ベンゾイルフェノチアジン(商品名フェノチアジン
系化合物BMLM、保土谷化学工業社製) レジトップPS−2880 群栄化学工業(株)
フェノール樹脂 K−40 ポリアミド系樹脂(商品名AQ−NYL
ON K−40 東レ(株)製) A−90 ポリアミド系樹脂(商品名AQ−NYL
ON A−90東レ(株)製) エバーグリップ 1600 エイ・シー・アイ・ジ
ャパンリミテット塩ビ系樹脂 エバーグリップ 707K エイ・シー・アイ・ジ
ャパンリミテット ニトリル系 コニシボンド G−17 コニシ(株) 合成ゴ
ム系 ソニーボンド SC−108 ソニーケミカル(株)
クロロプレン系 ソニーボンド SC−308 〃
SBR系 プラスコート 1010 互応化学工業(株)
ポリエステル系 プラスコート 1020 〃
〃 アロンDS−8000 東亜合成化学工業
(株) 塩化ビニリデン系 ビニロール 30 昭和高分子(株) 酢
ビ系 T−Coat X−1300 東洋インキ製造(株)
アクリル系 CMC カルボキシメチルセル
ロース クリスボン NB−637N 大日本インキ化学工業
(株) ウレタン系
【0029】以下、実施例中の略語は、これと同様であ
る。表1より、本発明表示材は、いずれも明確な色調変
化が認められ、それにより模様部分が明確に判別でき、
よって表示材本来の機能を十分に発揮できるものである
ことが判る。
【0030】
【実施例47−58】実施例47−55は有機高分子化
合物(成分イ)(1〜20%含有溶液)で予め模様を書
いておいた直径7cmのろ紙(No2)に表2に示す電
子供与性呈色性有機化合物(成分ロ)、フェノール性水
酸基を有する化合物(成分ハ)、揮散性を有する常温で
液体の有機化合物(成分ニ)のそれぞれ()内の重量
(mg)を含むアセトン溶液0.5mlを均一含浸させ
て、本発明の経時間表示材を作製した。また実施例56
−58は上記と同様のアセトン溶液0.5mlを、有機
高分子化合物(成分イ)(1〜20%含有溶液)に有機
高分子化合物粉体(成分A)(10%添加)を混合した
もので上記実施例と同様に処理し、本発明の経時間表示
材を作製した。そして、得られた各表示材を室温下に吊
り下げて、色調変化が認められ、それによって、文字が
明確に目視判定できるようになるまでの各表示材の有効
期間を調ベた。結果を表2に併記する。
【0031】
【表2】
【0032】表2より、本発明の経時間表示材は、使用
した常温で液体の有機化合物の種類と供試量によって、
色調変化によって、文字が明確に認められる時(終点)
を自由に設定できることが明らかである。
【0033】
【実施例59】表面にK−40 5%含有メタノール溶
液で文字を書き、裏面にポリエチレン(PE)を接着
し、このPE面に貼着剤を処理したろ紙(No2)2.
5×2.5cmの表面に対して、アジピン酸ジ−n−プ
ロピル10mg,ビスフェノールA0.6mg、P−D
CF0.15mgを含むアセトン溶液20μlを用いて
均一に含浸させて、タックシール状の本発明表示材を作
製した。
【0034】このものは、色調変化にともない、文字が
明確に判定できるのに約2ケ月を要したので、該2ケ月
の経時間表示材として利用することができる。
【0035】
【実施例60】T−Coat X−1300 20%含
有溶液で模様を書いた10×10cmの不織布TCF−
508(二村化学工業)にフタル酸ジ−iso−プロピ
ル100mg、エムペントリン 150mg,レジトッ
プPS−28808mg、O−DCF 2mgを含むア
セトン溶液2mlを、均一に含浸させて、防虫シートを
兼ねた本発明表示材を作製した。
【0036】このものは、色調変化にともない、模様が
明確に判定できるのに約3ケ月を要し、エムペントリン
の揮散とよく一致していた。
【0037】
【発明の効果】本発明表示材は、上記のように3成分を
組合せることで、環境条件に左右されず、非常に簡単な
機構で色調変化を起し、この色調変化を製品の有効期間
と一致させることができ、更に製造、保存、使用が簡便
で、きわめて低コストで得られる等多くの特徴を有す
る。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一部にイ)有機高分子化合物(但
    し、カチオン系高分子化合物を除く)を塗布して被覆状
    態となった塗布部と、非塗布部とを有し、非塗布部に、
    ロ)電子供与性呈色性有機化合物、ハ)フェノール性水
    酸基を有する化合物及び、ニ)揮散性を有する常温で液
    体の有機化合物からなる混合物保持されており、上記
    揮散性を有する常温で液体の有機化合物の揮散により、
    上記塗布部と非塗布部との色調差が表れるようにしたこ
    とを特徴とする経時間表示材
  2. 【請求項2】 揮散性を有する常温で液体の有機化合物
    が、常圧で沸点が150〜450℃である請求項1記載
    の経時間表示材
  3. 【請求項3】 フェノール性水酸基を有する化合物の沸
    点が、揮散性を有する常温で液体の有機化合物の沸点よ
    り高い請求項1記載の経時間表示材
  4. 【請求項4】 有機高分子化合物が有機高分子化合物粉
    体を含む請求項1記載の経時間表示材
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