JP3190698B2 - 失透のないガラス品の製造方法 - Google Patents

失透のないガラス品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラスの製造に関し、よ
り詳細には、溶融体から冷却した際の失透または結晶化
に対して安定ではないガラスからガラス品を製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスは、溶融体からの冷却の際および
/または高温への暴露の際に失透する傾向が広範囲に亘
ることが知られている。失透に対する安定性を最大にす
るように配合された従来のガラスからガラス製品を製造
する場合においてさえ、製造中のガラスの失透を確実に
防止するため、溶融および成形工程の設定に関して注意
が必要である。
【0003】失透のプロセスは、温度に依存する速度で
起ることが知られている。通常、従来のガラスではガラ
ス転移温度より低い温度において結晶は急激には形成さ
れず、液相線温度を越える温度においては結晶は全く形
成されない。液相線温度とは、結晶のないガラス溶融体
がいつまでも維持され得る最低温度を言う。
【0004】液相線温度より低くかつガラス転移温度よ
り高い温度範囲内において、結晶化の速度はガラスの温
度、ガラスの化学的組成およびガラス中の結晶核の有無
に応じて広範囲に変化する。極めてゆっくりと結晶化す
るガラス組成もあれば、急激に結晶化して結晶のない製
品を形成するのが困難なガラス組成もある。
【0005】どのガラス組成に対してもその急激な結晶
化が起る温度範囲は容易に決定でき、ガラス形成工程
は、前記温度範囲におけるガラスの滞留時間を最少にす
るように設定される。この結晶化温度範囲にある時間滞
留することは常に許容されなければならないが、ガラス
をその結晶化温度範囲を通過して急激に冷却して結晶の
形成を大部分あるいは全く回避するようにガラス形成を
行うことが可能である。
【0006】安定ガラスを形成できる多くの組成物が知
られている。安定ガラスの最も広く使用される類は、S
iO2 が主要に成分をなすケイ酸ガラスである。しかし
ながら、リン酸塩、ホウ酸塩、ハライドまたはオキシハ
ライド組成を基本にした系においても比較的安定なガラ
スフォーミュレーションが開発されている。
【0007】これらの系において高安定性を得るべく配
合されたガラスは従来の工程によって結晶のない製品へ
と形成できる。ほとんどの場合、それらはまた再加熱し
て使用でき、あるいは失透せずに軟化させて再造形でき
る。ほとんどの安定ガラス形成系において、ガラスは粉
末として与えられてもよく、液相線温度より低い温度ま
で加熱することによって完全にアモルファスである(す
なわち結晶質混存物または表面失透が実質的にない単一
ガラス品に焼結され得る。溶融シリカおよびドープト溶
融シリカ(doped fused silica)はこのようにして処理
できるガラスの例である。
【0008】出発ガラス粉末の表面積が大きいため、後
者のタイプの焼結処理には高度の安定性が必要である。
多くのガラスにおいて、結晶化はまず材料の表面で主に
始まる。従って、大きい表面積は公知のほとんどの組成
系において迅速な結晶化を促進すると考えられる。
【0009】米国特許第4,501,602 号は、ドープトシリ
カ組成の粉末またはスート(soot)を形成し、このスート
を高温で火炎焼結して透明または乳濁(相分離または結
晶化)ガラスを形成する工程を含む高シリカガラスの製
造方法を記載している。
【0010】米国特許第4,718,929 号は、高温焼結によ
って同じようにアモルファス(非晶質)または多結晶質
金属ハライド製品を形成し得る蒸着粉末からBeF2
基づくハライドガラスを形成する方法を記載する。
【0011】米国特許第4,537,864 号は、好ましい組成
範囲において厚さが約1cmまでの透明な非晶質製品に鋳
造することによって成形できる程の安定性を有するCd
−Li−Al−Pbフッ化物系のハライドガラスを開示
する。米国特許第4,323,654号は鋳造によって成形でき
る程の安定性を有するアルカリリン酸ガラスを開示し、
米国特許第4,362,819 号は、プレフォームへと鋳造でき
モールディングによって再造形できる光学用途用アルカ
リフルオロアルミノリン酸ガラスを開示している。
【0012】上記特許に示されるように、下限のガラス
形成安定性を有する種々の組成系で比較的安定なガラス
が開発されてきたが、高ガラス安定性を得るための要求
条件によって課される組成への拘束は、使用できる組成
の範囲を制限する。上述した組成範囲内ですら、優れた
光学的、電気的、化学的または物理的特性を有するが安
定性が最適値より小さい組成は、失透せずにセンチメー
ター程度あるいはそれより大きい厚みを有する製品に形
成することの困難性ゆえに実用性がない。従って、薄い
断面のガラス品への形成は急冷によって行い得るが、厚
い製品を形成するのに使用できない多くの潜在的に有用
なホウ酸ガラス、リン酸ガラス、ハライドガラスまたは
ケイ酸ガラスが知られている。
【0013】
【発明の目的】以上に鑑みて、本発明の目的は、液相線
温度より低い温度で失透する傾向があるにもかかわら
ず、十分なバルクすなわち厚みの製品を作るのに使用で
きる、不安定ガラスからガラス品を作る方法を提供する
ことである。
【0014】本発明のもう1つの目的は、結晶のないガ
ラス粉末の再加熱を用いた、失透に対して小さい安定性
もしくは下限の安定性を有するガラスから結晶のないガ
ラス製品を形成するガラス形成方法を提供することであ
る。
【0015】
【発明の構成】本発明は、実質的に結晶のないガラス製
品を製造し得る、かなり不安定なガラスからガラス品を
形成する方法を提供する。この方法は、ガラス結晶化を
回避するために、急冷に依存しており、センチメーター
レベル以上の厚みを有する比較的大きな透明ガラス品の
製造を可能にする。ガラス組成および安定性のレベルに
応じて、ガラスの品質は、多くの光学用途に必要な品質
条件を上まわるようにすることができ、あるいは失透が
なく中程度のレベルの光散乱(この特性がガラスの性能
にとって重要ではない場合)を示すガラスを提供するこ
とができる。
【0016】本発明の方法は、選択されたガラスの結晶
のない溶融体を形成する最初の工程を含む。通常、この
ガラスは不安定ガラスである。不安定ガラスとは、粒状
(すなわち1mm以下の粒子)において、周囲圧力下にお
いて液相線より低い温度で加熱した際に単一ガラス材料
へと焼結する前に結晶化するガラスをいう。
【0017】このようにして得られた結晶のないガラス
溶融体は次に急冷されて凝固された完全アモルファスガ
ラスフィードストック材料を形成する。完全アモルファ
スとは、フィードストックが実質的に結晶質混在物また
は表面材料を含まないことを意味する。急冷工程中、溶
融体は、通常、少なくとも1つの断面寸法がミリメータ
ー以下のサイズであるフィードストックへと形成され
る。これは急冷ガラステープ、リボン、またはより好ま
しくはガラススート(glass soot)から成る粒状フィード
ストック材料あるいは最も好ましくは小さいガラスビー
ズまたはグラニュールの形態とすることができる。
【0018】このようにして得られたガラスフィードス
トック材料は次に、ガラス転移温度(Tg)以上でありか
つガラスのピーク結晶化温度(Txtal)未満の固化温度
範囲まで加熱される。公知のプラクティスに従って粉末
ガラスのサンプルについて示差走査熱量法により決定さ
れるピーク結晶化温度は、ガラスを制御された速度でガ
ラス転移温度および軟化温度範囲を通過して加熱した際
にガラスの急速な結晶化を伴う広い発熱ピークとして示
される。最も好ましくは、この工程で選択される固化温
度範囲は、急冷工程中に形成される結晶核上に結晶が成
長するのを防止するため、空隙のないガラス製品を与え
る要件に適合させるべく、結晶化温度からできる限り離
される。
【0019】ガラスフィードストックを固化のための温
度範囲に維持しながら少なくともある固化時間に亘って
固化圧力をガラスに加える。この固化圧力は、固化期間
中にフィードストックの失透または結晶化を開始させる
のに十分な時間より少ない時間内に稠密で空隙のないガ
ラス品へとフィードストックを固化するのに少なくとも
十分である大きさでなければならない。一般的に、より
大きいガラス粘度を示すより低い固化温度はより大きい
固化圧力および/またはより長い固化時間を必要とし、
その逆も言える。
【0020】固化されるガラスの組成に応じて、固化工
程中にガラスを取り囲む雰囲気を制御することが望まし
い。不活性ガスまたは真空が有用な場合もあり、表面結
晶化を低減するために反応性雰囲気が好ましい場合もあ
る。固化雰囲気の制御は公知の方法で容易に行い得る。
【0021】最後に、固化された空隙のないガラス品
が、冷却中における結晶化の開始を防止するのに十分な
速度で固化温度から冷却される。失透は時間と温度に依
存する平衡プロセスであり、また失透は結晶化温度より
十分低い温度においてさえ不安定ガラス中においてかな
りの速度で進行するので、固化ガラスの少なくともガラ
スアニール温度までの急激な冷却は十分有用である。
【0022】上述した方法は、大変小さい安定性を示す
ガラス(すなわちガラスが高範囲な結晶化を伴わずにど
んなサイズのガラス品へも直接鋳造できない状態)にお
いてさえセンチメートルレベル以上の断面寸法を有する
ガラス品を製造するのに有効であることがわかった。も
ちろんこの方法は、いくらかより安定性の大きいガラス
組成からガラス品を形成するのにも利用でき、失透の発
生または結晶質混在物を伴わずに上記ガラスから製造で
きるガラス品の寸法を増大させることができるという利
点を有する。
【0023】前述したように、本発明は、失透を伴わず
に大きな製品に鋳造するには不安定過ぎるが有用な光学
的または他の物性を有するガラスを処理できるという効
果を奏する。例として、2cm以上の断面寸法およびその
断面厚をゆうに超える直径を有する大きい赤外線透過レ
ンズブランクを必要とする高度光学用途が開発された。
そのようなレンズは、従来は不安定ガラスからはけして
製造できるものではなかった。
【0024】本発明に従って有利に処理され、望ましい
小さい赤外線吸収特性と良好な耐久性を有するガラスの
1つの類はCd−Al−Pb−FガラスおよびCd−L
i−Al−Pb−Fガラスである。これらのガラスは米
国特許第4,537,864 号に記載されており、他の種々の赤
外線透過ハライドガラスより優れた安定性を示すが、過
度の失透を伴わずに数ミリメーターを超える厚さに鋳造
することはできなかった。
【0025】本発明に従って有利に処理できる他のガラ
ス組成には、重金属フッ化物ガラス、米国特許第4,323,
654 号のアルカリ−Ta2 3 −B2 3 −P2 3
ラスのようなアルカリリン酸ガラス、米国特許第4,362,
819 号のR2 O−Al2 3 -P2 3 −Fガラス(R2
Oはアルカリ金属酸化物)などのフルオロアルミノリン
酸ガラス、および米国特許第4,314,031 号のSn−P−
O−Fガラスのような錫−フォスフォラス−オキシフル
オライドガラスがある。もちろん、液相線において小さ
い粘度(最も好ましくは約50ポアズ以下)を有し、従来
の鋳造、モールディングまたは焼結工程にとって不十分
な安定性を示す他のガラスも本発明に従って有利に処理
することができる。
【0026】形成されるべく選択されたガラスの結晶の
ない溶融体を与えるために利用されるバッチ取りおよび
溶融工程は公知である。溶融は、出発材料の均質溶融を
確実にするため、ガラスと十分な相容性のある溶融装置
を用いてバッチごとかあるいは連続して行われる。溶融
体を均質で結晶のないものとするために、ガラスの液相
線より十分高い溶融温度が通常使用される。
【0027】十分な溶融が達成されると、実際的失透ま
たは初期失透を回避するのに十分な程迅速なガラス冷却
速度を与える工程によってガラスが形成される。しかし
ながら、巻きリボンまたは薄いシートへの急冷が主に使
用されるが、好ましいプラクティスは急冷された小さい
ガラス粒子へガラスを形成することである。
【0028】ガラス中の結晶化プロセスにおける時間お
よび温度依存性が図1に示されている。図1は、ガラス
結晶化のための境界条件を示す時間と温度のグラフであ
り、典型的ガラスの製造中にたどる2つの代表的冷却プ
ロフィールが示されている。冷却曲線Aにおいて、時間
と共に温度が下がる速度は十分にゆっくりであり、ガラ
スは結晶が容易に形成される領域に十分な時間とどま
る。この冷却工程による製品は少なくともある程度の表
面結晶化度またはバルク結晶化度を示すと考えられる。
【0029】冷却曲線Bにおいて、ガラスの冷却速度は
十分に迅速であり、ガラスの結晶形成領域には最少限の
時間しかとどまらない。この様式で冷却されたガラス材
料は表面結晶化またはバルク結晶化が実質的にないと考
えられる。
【0030】公知のように、蒸着工程によって形成でき
るガラスに対して、ミクロン以下のサイズの粒状ガラス
スートから成るアモルファスガラスフィードストックが
蒸気相から直接製造できる。しかしながら、溶融によっ
て最も都合好く製造されるガラスに対して、実質的にあ
らゆる組成から成る不安定ガラスに対してより適用性の
ある粒状ガラスフィードストックの好ましい製造方法
は、溶融体から直接ガラスを粒状化処理(spherulize)す
るか微粉砕する方法である。
【0031】溶融体の急速冷却によって小粒子形成を行
う特に好ましい技術は、溶融体を溶融ガラスの小さい流
れに形成し、この溶融ガラスの流れをその流れに向けて
の圧縮ガスのジェットによって急冷および分散すること
を含む。使用されるガスは使用するガラス組成に依存
し、酸化、還元、中性または反応性媒体を構成し得る。
【0032】この工程の生成物は、通常、1mm未満、よ
り一般的には約1〜500 μmの範囲内の直径を有する球
状ガラスビーズから成る凝固ガラスフィードストックで
ある。この凝固ガラスは結晶質混在物および表面失透が
なく、このガラスのガラス転移温度より高い温度まで再
加熱した際に比較的ゆっくりと結晶化する。
【0033】前記フィードストックは実質的に結晶を含
まないが、再加熱に際して結晶質相の形成を回避するた
めに注意深い固化処理が必要である。上述した不安定ガ
ラスにおけるガラス転移温度Tg とガラス結晶化温度T
xtalの差は120 ℃を超えることがほとんどなく、40℃程
度である。さらに、前述したように、不安定ガラスにお
ける結晶化は、ガラスが加熱状態において所望の長時間
維持されるガラスの結晶化温度より十分低い温度で開始
することがある。従って、固化工程の時間および温度に
ついての制御は極めて重要である。
【0034】ガラスフィードストックを空隙のない大き
な均質ガラスに変換するために利用される固化工程には
ガラスに十分な圧力を加えることが必要である。しかし
ながら、圧力を加える手段がどのようなものであるかは
重要ではなく、選択される手段は、従来のホットプレス
工程、ホットアイソスタティックプレス(HIP)工
程、またはこれらのガラスの低温処理に必要な高粘度に
おけるガラスの流れを促進する他の工程とすることがで
きる。
【0035】圧力を加えない焼結は、これらの不安定ガ
ラスの固化に適した方法ではない。これらのガラスにお
いて、失透は、これらのガラスの軟化および流れを生じ
させるのに有効な液相線より下の温度(sub-liquidus te
mperatures)において焼結より急速に起こる。また、液
相線より上の固化温度において、失透を防止するのに十
分な程急速な塊状品の冷却は達成できない。
【0036】ホットプレスまたはHIP処理によって得
られる圧力が極めて高い場合でさえ、圧力を加えている
間のガラス加熱が不十分であれば実質的なガラス不均質
性を有した固化製品ができてしまう。この不均質性はお
そらく先駆体ガラスフィードストックの不完全溶融粒子
間のいわゆる残留縫合(remnantsutures)によるもので
あると考えられる。従って、選択された固化温度は再加
熱および冷却中の結晶化を回避するのに十分な程低く、
かつ完全溶融を達成してガラスも均質となるのに十分な
程高くなければならない。また、選択された固化温度に
おける滞留時間は均質製品を得るのに必要な程度を超え
て長くてはならない。
【0037】
【実施例】本発明を以下の実施例に基づいてさらに詳細
に説明する。
【0038】実施例1 Cd−Li−Al−Pbオキシフルオライド系のガラス
を選択した。このガラスは近似重量%で約17.13 %のA
lF3 、50.04 %のPbF2 、1.07%のLiF、1.58%
のKF、4.08%のYF2 、7.89%のCdO、15.50 %の
CdF2 および2.72%のLaF2 の組成を有し、これら
の割合でフッ化物および酸化物からバッチ形成した。
【0039】このようにして与えられたバッチを、1000
℃で窒素下においてグローブボックスに収容されたプラ
チナるちぼ内で溶融し、その温度に15分間保持し、次に
撹拌し、そして予備加熱したプラチナ漏斗に注いだ。
【0040】漏斗内のガラスを約1000℃(すなわち700
℃)のガラス液相線温度より十分高い温度)に維持し
た。この温度にある間に、ガラスを漏斗から搬出し薄い
液状流れとし、ヘリウムガスのジェットをこの漏斗の下
で上記ガラスの流に対して直角に当てた。15psigの圧力
で供給されるこのヘリウムジェットは溶融ガラス流れを
分散させて細かい小滴にし、この小滴を前述した条件下
で急激に急冷し固体ガラスビーズにした。
【0041】このプロセスにより製造されたガラスビー
ズの光学顕微鏡写真(64倍)が図2に示されている。グ
ローブボックス中に存在する破壊屑(debris)からのフィ
ードストックへの異物混入がいくらか見られるが、これ
らのビーズは失透がなかった。これらのビーズは約35〜
360 μmの範囲の直径を有し、そのほとんどは150 μm
より大きい直径を有していた。
【0042】このようにして製造されたガラスビーズを
ホットプレス工程における固化フィードストックとして
使用するため、第2のグローブボックスに移した。ガラ
スの転移温度(Tg 、約310 ℃)からガラスの結晶化温
度(Txtal、約350 ℃)までの範囲の温度において複数
個の固化実験を行った。使用した固化圧力は約70psiで
あり、そしてピーク固化温度における滞留時間は約0.5
〜16分間とした。
【0043】このガラスに関する固化実験の結果を表1
に示す表1には、使用したピーク固化温度、ピーク固化
温度におけるガラスの滞留時間、および観測結果が示さ
れている。そこには、達成された固化の程度および観測
されたガラス失透(もしあれば)の報告が示されてい
る。
【0044】
【表1】 固化実験の結果 固化温度(℃) 滞留時間(分) 観 測 結 果 1 310 ℃ 0.5 ビーズに若干変形あり 2 310 ℃ 4.0 固化せず 3 320 ℃ 0.5 固化不良 4 320 ℃ 1.0 まずまずの固化 5 320 ℃ 2.0 固化不良 6 320 ℃ 4.0 完全固化 7 320 ℃ 8.0 中央に若干の失透あり 8 320 ℃ 16.0 相当な失透あり、破損 9 330 ℃ 0.5 固化せず、若干溶融 10 330 ℃ 4.0 固化、中央に若干の失透あり 11 340 ℃ 4.0 固化、部分的に失透 12 350 ℃ 4.0 固化、相当な失透あり 表1に示されたデータから明らかなように、失透のない
完全固化サンプルが得られる温度および時間の範囲が存
在する。最良の固化は実験サンプル5および6において
得られ、それはガラスのガラス転移温度より10℃高くか
つその結晶化温度より30℃低い温度において達成され
た。
【0045】ガラス転移温度で行われた実験ではガラス
の良好な固化が達成されず、そのガラスは固化不良また
はフィードバック材料の最初のビーズ構造による相当な
不均質性を示した。一方、結晶化温度に近い温度で行わ
れた実験、あるいは過剰な時間で行われた実験では、も
れなく失透化した製品が形成された。使用された固化温
度が結晶化温度に近づくにつれて、失透を伴わずに固化
を達成することが大変困難になることに留意されたい。
【0046】上述の手順に従って製造した完全固化ガラ
ス品の破面の走査電子顕微鏡写真を図3に示す。ここで
白線は10μmの寸法を表わす。この写真においてグロー
ブボックスの破壊屑が固化材料中に見られるが、それに
もかかわらず、このガラス品は均質アモルファスガラス
に特徴的な平滑または貝殻状破面を示している。ビーズ
フィードストックからの残留縫合または固化工程による
失透は見られない。
【0047】実施例2 アルカリフルオロアルミノリン酸ガラスのためのバッチ
を配合した。このバッチは、Al(PO3 3 、KPF
6 、LiPF6 およびNaPF6 を配合して約30モル%
のAl(PO3 3 、23.3モル%のKPF6 、23.3モル
%のLiPF6 および23.3モル%のNaPF6 のバッチ
組成を得た。このバッチを回転混合し、次に約1000℃で
10分間フタをしないプラチナるつぼにて溶融した。
【0048】このようにして得られた溶融体を次に約70
0 ℃に保持された予備加熱されたプラチナ漏斗に注い
だ。この漏斗の出口のFに圧縮ヘリウムガスの流れを設
け、この流れでは、ヘリウムガスのジェットが漏斗から
出てくる溶融体を小さいガラスビーズに分散させるのに
十分な速度を有していた。これらのビーズをステンレス
スチール容器に受けて検査したところ、完全にアモルフ
ァスであって表面失透がないことがわかった。このビー
ズフィードストックを形成するガラスの転移温度は約32
6 ℃であった。
【0049】得られたガラスビーズフィードストック
を、窒素固化雰囲気を有するグローブボックス内の誘導
加熱ホットプレスで固化した。そこでは、ピーク固化温
度が350 ℃、375 ℃および395 ℃である3つの異なった
固化スケジュールを使用した。固化圧力はどれも70psi
であり、ピーク固化温度に達した後1分間この圧力で保
持した。
【0050】ピーク固化温度が350 ℃および375 ℃では
70psi 圧力でビーズの固化が達成されなかった。しかし
395 ℃のピーク固化温度では完全固化が達成された。固
化ガラスの電子顕微鏡写真によれば、ガラスビーズフィ
ードストックの良好な溶融が示されていると共に、ごく
わずかなビーズ境界が見られるが、失透はなかった。
【0051】実施例3 低温溶融鉛−錫オキシフルオライドガラスのためのバッ
チを配合した。そのバッチは約4.0 モル%のPbF2
52モル%のSnF2 および44.0モル%のPO2.5 の組成
を有していた。このバッチを完全に混合し、次にフタを
しないビトレアス炭素るつぼにおいて約440 ℃で約20分
間溶融した。
【0052】溶融が完了した後、溶融体を実施例2のよ
うにして予備加熱したプラチナ漏斗に注いだ。ここで漏
斗の予備加熱温度は実施例2とは異なり、約400 ℃とし
た。この漏斗から出たガラス流れには、このガラス流れ
を小さいガラスビーズに分散するのに十分な速度を有す
る圧縮窒素流れが横切るようにした。このビーズを形成
するガラスの転移温度は約150 ℃であった。
【0053】このようにして得られたガラスビーズフィ
ードストックを実施例2で使用した誘導加熱ホットプレ
スでホットプレスした。ここでもホットプレスは窒素下
で行い、使用したピーク固化圧力は70psi であった。
【0054】150 ℃のピーク固化温度で約1分間前記ビ
ーズをホットプレスすると、わずかな残留あわはあるが
失透および残留ビーズ境界がない透明で良好に固化した
ガラス体が得られた。
【0055】より多量のガラスビーズを用いて上記固化
温度および固化圧力で2分間保持するようにして上記手
順をくり返すと、失透および残留ビーズ縫合の実質的に
ない約1cm厚の固化ガラスが得られた。
【0056】上述した従来のホットプレスが所望のレベ
ルの固化圧力を達成するのに簡単で便利な方法である
が、一軸ホットプレス以外の工程も得られる結果を改善
するのに使用できる。例えば、ガラスフィードストック
を一軸ホットプレスによってまず空隙のない中間体材料
に固化し、次に残留する残留ガスあわを除去するために
HIP工程に供することができる。ピーク固化温度の好
ましい範囲はガラス転移温度と結晶化温度の間の温度範
囲の大きさに大きく依存するが、一般的にはガラス転移
温度より上約10〜100 ℃の範囲の温度が好ましい。
【0057】本発明の方法に用いるガラスはフッ化物ガ
ラス、ハライドガラスまたはフルオロリン酸ガラスに限
定されるものではなく、適切な冷却工程によって完全に
ビトレアスなガラスフィードストックへと形成できるな
らば広範囲の不安定ガラスのいずれでもかまわない。
【0058】上記実施例は、大きい表面積のガラス粒子
(最も好ましくは実施例に示されたガラスビーズフィー
ドストック)の固化によって極めて小さい安定性を有す
るガラス系においてさえ表面失透またはバルク失透がな
い均質ガラス製品を形成できることを示している。結晶
のないガラスフィードストックが製造できるならば比較
的低温および高粘度における高圧力固化が、低安定性ま
たは下限安定性を有するガラス系において高品質ガラス
製品が得られるガラス組成の範囲を拡大できる。
【0059】上記特定の手順および特定の材料は例示で
あって、本発明がそれらに限定されるものではない。本
発明の精神および範囲内において種々の変更およびバリ
エーションが可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】無機ガラスにおける結晶化プロセスの理論的な
時間と温度の関係を示すグラフ
【図2】本発明に有用なアモルファスガラスフィードス
トックの粒子構造の光学顕微鏡写真
【図3】本発明により不安定ガラスから形成されたガラ
ス品の破面の粒子構造の電子顕微鏡写真
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リンダ ハンリー マークス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 エル ミラ ペンシルヴァニア アヴェニュー 804 (72)発明者 テリーサ コンスタンツァ ノレット アメリカ合衆国 ケンタッキー州 ダン ヴィル ラノック ドライヴ 1571 (72)発明者 ポール アーサー ティック アメリカ合衆国 ニューヨーク州 コー ニング レノックス ドライヴ 517 (72)発明者 ドナルド マクリーン トロッター ジ ュニア アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニュ ーフィールド ミラード ヒル ロード 749 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 19/06 C03B 8/00 C03C 3/16 C03C 3/32

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不安定ガラスから失透のないガラス品を
    製造する方法であって、 (a) 前記不安定ガラスの結晶のない溶融体を形成し、 (b) 該溶融体を急冷して、少なくとも1つの寸法におい
    てミリメーターサイズ以下の断面を有する、実質的に結
    晶のない凝固ガラスフィードストック材料を形成し、 (c) 該ガラスフィードストックを、ガラス転移温度以上
    でありかつガラスの結晶化温度未満の固化温度まで加熱
    し、 (d) 前記ガラスフィードストックに、少なくとも前記固
    化温度の間、該ガラスフィードストックの失透を開始さ
    せるのに十分な時間未満の時間内に該ガラスフィードス
    トックを空隙のないガラス品へと固化するのに少なくと
    も十分な固化圧力を加え、 (e) 失透開始前に前記空隙のないガラス品を冷却する各
    工程から成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記ガラスが約50ポアズ以下の液相線温
    度における溶融粘度を有するハライドガラス、リン酸ガ
    ラス、ホウ酸ガラスまたはオキシフルオライドガラスで
    あることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記凝固ガラスフィードストック材料が
    粒状ガラスであることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記工程(b) が、ガラス溶融体をガラス
    流れに形成し、そのガラス流れをガスの流れで分散させ
    る工程を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記凝固ガラスフィードストックが1mm
    未満の直径を有するガラスビーズから実質的に成ること
    を特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ガラスビーズが約1〜500 μmの範
    囲の直径を有することを特徴とする請求項4記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記固化を不活性雰囲気下で行うことを
    特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記固化を反応性雰囲気下で行うことを
    特徴とする請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記固化温度がガラス転移温度より10〜
    100 ℃高い範囲にあることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 前記固化を窒素下で行うことを特徴と
    する請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記固化を真空下で行うことを特徴と
    する請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ガラスが、重金属フッ化物ガラ
    ス、Cd−Al−Pb−Fガラス、Cd−Li−Al−
    Pb−Fガラス、アルカリリン酸ガラスおよび錫フォス
    フォラスオキシフルオライドガラスから成る群より選択
    される組成を有することを特徴とする請求項1記載の方
    法。
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