JP3190598U - 金属製シンクと異質素材のカウンター天板との接合構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】キッチン、洗面、手洗いカウンターなどの水回り家具において、不衛生でなく、デザイン的にも優れた天板とシンクとの接合構造を提供する。
【解決手段】水回り家具におけるカウンター天板1と金属製シンク2との接合構造であって、カウンター天板の開口内周面3に、段部4を形成し、段部に、金属製シンクの上縁部2aを差し込み、固定手段5で固定し、カウンター天板の開口内周面と、金属シンクの内壁面とを面一にし、かつ、段部の上縁部と金属製シンクの上縁部とを密着固定する。
【選択図】図1
【解決手段】水回り家具におけるカウンター天板1と金属製シンク2との接合構造であって、カウンター天板の開口内周面3に、段部4を形成し、段部に、金属製シンクの上縁部2aを差し込み、固定手段5で固定し、カウンター天板の開口内周面と、金属シンクの内壁面とを面一にし、かつ、段部の上縁部と金属製シンクの上縁部とを密着固定する。
【選択図】図1
Description
この考案は、水回り家具における金属製シンクと異質素材のカウンター天板(以下、単に天板という。)との接合構造に関するものであり、特に、水回り家具のひとつであるキッチンカウンターの金属製シンクと、該シンクの素材とは異なる素材を用いたカウンター天板との接合構造である。
従来、キッチン、洗面、手洗いカウンター等の水回り家具は種々存在するものであり、金属製シンクとそのカウンター天板の材質とは異なる場合があり、その天板の素材としては、人工大理石、天然石、あるいは木材等が使用されている。
そして金属製シンクの上縁部にはフランジ部が形成されており、該フランジ部と天板との接合部が、段差を有しているか、凹凸がある上、これらの部分をコーキングするため、汚れ及びカビ発生の原因ともなり不衛生であり、また、デザイン的にも決定的な欠点となっていた。
ここに、従来例のアンダーシンク構造(シンクのフランジ部が天板の下に位置する)を図3に基づいて説明すると、天板(10)の開口内周面(10a)より外部位置に、シンク(20)のフランジ部(21)を固定して設けており、これにより天板(10)の無い周面(10a)が露出して見えており、デザインが悪く、また、前記天板(10)とシンク(20)のフランジ部(21)との接合部分(X)に施したコーキングや、天板(10)の裏面部(Y)に発生するカビや汚れの原因となり、不衛生であった。
さらに、従来例のオーバーシンク構造(シンクのフランジ部が天板の上に位置する)を図4に基づいて説明すると、シンク(20)のフランジ部(21)が、天板(10)の上縁部に係止された構造となり、このフランジ部(21)と天板(10)の表面部とに段差(Z)が生じて凹凸になり、この部分にコーキングをして水密対策を施しており、見た目にデザインが悪く、また、この部分にカビ発生の原因となったり、汚れも溜まりやすく不衛生であった。
そこで、この考案の課題は、水回り家具であって、特に、キッチン、洗面、手洗いカウンターにおいて、不衛生でなくデザイン的にも優れた水回り家具における天板とシンクとの接合構造を開発・提供することにある。
そこでこの考案は、上記の課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、開発されたものであり、水回り家具において、不衛生でなく、デザイン的にも優れた金属製シンクと異質素材のカウンター天板との接合構造である。
この考案によると、図1および図2に示すように、水回り家具におけるカウンター天板(1)と金属製シンク(2)との接合構造であって、前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)に、段部〔図1(B)においては4、図2(B)においては4′)を形成し、これら段部(4,4′)に、図1(B)には前記金属製シンク(2)の上縁部(2a)だけを、そして、(図2(B)には前記金属製シンク(2)の上縁部(2a)と、前段部(4’)に補強部材(6)を介して差し込み、接着・溶接等の固定手段にて固定することにより、前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)と前記金属製シンク(2)の内壁面とを面一にすることにより、密着構造となり、該密着構造の箇所に汚れ及びカビの発生がなく、衛生的であり、見た目にもデザイン的に優れている等の効果を奏する。
以下、この考案について詳細に説明する。尚、この考案においては、以下の記述に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。
先ず、この考案の一実施例を図1に基づいて詳述すると、水回り家具におけるカウンター天板(1)と金属製シンク(2)との接合構造であって、前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)に、段部(4)を形成し、該段部(4)に、前記金属製シンク(2)の上縁部(2a)を差し込み、接着剤等の固定手段(5)で前記カウンター天板(1)と固定し、前記カウンター天板(1)開口内周面(3)と前記金属製シンク(2)の内壁面とを面一にし、かつ、前記段部(4)の上縁部と金属製シンク(2)の上縁部(2a)とを密着固定する金属製シンクと異質素材のカウンター天板との接合構造から構成される。
さらに、この考案の他の実施例を図2に基づいて詳述すると、水回りにおけるカウンター天板(1)と、金属製シンク(2)との接合構造であって、前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)に、段部(4′)を形成し、該段部(4’)に、前記金属製シンク(2)の上縁部(2a)と固定手段(5’)で固定した補強部材(6)を介して差し込み、前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)と、前記金属製シンク(2)の内壁面とを面一にし、かつ、前記段部(4’)の上縁部と金属製シンク(2)の上縁部(2a)とを密着固定する金属製シンクと異質素材のカウンター天板との接合構造から構成される。
尚、当然のことではあるが、一実施例に示す前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)に形成した段部(4)に対しては、金属製シンク(2)の厚みに適合するよう構成し、他の実施例に示す前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)に形成した段部(4’)に対しては、前記金属製シンク(2)の厚みと前記補強部材(6)の厚みの合計に適合するよう構成するものである。
さらに、図1(C)に示す前記固定手段(5)は、一例として、接着剤を用いて固定するものである。
次に、図2(A)(B)(C)に示す前記固定手段(5′)は、先ず、前記金属製シンク(2)の上縁部(2a)と、前記補強部材(6)とを、先ず、接着剤、あるいは、溶接により固定する。そして、前記カウンター天板(1)には、基台(7)が設けられており、一方、前記補強部材(6)に設けた受け部(8)のビス穴から基台(7)に向け、ビスで固定する固定手段でもよく、また、他の手段であってもよい。
また、水回り家具とは、具体的には、キッチンカウンターや洗面・手洗いカウンターをいい、不衛生でなく、デザイン的にも優れた水回り家具をいう。
この考案の水回りにおける天板とシンクとの接合構造の技術を確立し、実施することにより、産業上利用できるものである。
1 カウンター天板
2 金属製シンク
2a 上縁部
3 開口内周面
4 固定手段
4 段部
4’ 段部
5 固定手段
5’ 固定手段
6 補強部材
7 基台
8 受け部
2 金属製シンク
2a 上縁部
3 開口内周面
4 固定手段
4 段部
4’ 段部
5 固定手段
5’ 固定手段
6 補強部材
7 基台
8 受け部
Claims (2)
- 水回り家具におけるカウンター天板(1)と金属製シンク(2)との接合構造であって、前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)に、段部(4)を形成し、該段部(4)に、前記金属製シンク(2)の上縁部(2a)を差し込み、接着等の固定手段(5)で固定し、前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)と、前記金属シンク(2)の内壁面とを面一にし、かつ、前記段部(4)の上縁部と金属製シンク(2)の上縁部(2a)とを密着固定することを特徴とする金属製シンクと異質素材のカウンター天板との接合構造。
- 水回り家具におけるカウンター天板(1)と金属製シンク(2)との接合構造であって、前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)に、段部(4’)を形成し、該段部(4’)に、前記金属製シンク(2)の上縁部(2a)を、前記段部(4’)に補強部材(6)を介して差し込み、溶接等の固定手段(5’)で固定し、前記カウンター天板(1)の開口内周面(3)と、前記金属シンク(2)の内壁面とを面一にし、かつ、前記段部(4’)の上縁部と金属製シンク(2)の上縁部(2a)とをビス等の固定手段で密着固定することを特徴とする金属製シンクと異質素材のカウンター天板との接合構造。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3190598U true JP3190598U (ja) | 2014-05-15 |
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