JP3190196U - シート製の展示台 - Google Patents

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考良 木村
啓子 市原
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Abstract

【課題】組立可能で丈夫なシート製の展示台を提供する。
【解決手段】展示台を構成する箱体は、箱本体と、上面が展示用面である天部12とを備える。支持部材は、主支持部材31と、主支持部材31に組み合わされる副支持部材32とを備える。主支持部材31は箱本体へ副支持部材32は天部に夫々設けられる。主支持部材31は副支持部材32へ向けて起立する複数の構成片を備える。複数の構成片は、放射状に配列されて放射状体をなす。副支持部材32は、主支持部材31へ向けて起立する複数の副構成片34を備える。複数の副構成片34は、環状に配列されて環状体をなし、当該環状体は放射状体と略同心に配置され、放射状体と環状体の交差部において、構成片と副構成片34の切れ込み同士を嵌め合わせる。
【選択図】図6

Description

本願考案は、紙製などのシート製の展示台の改良に関するものである。
一般に、シート製の展示台としては、従来から種々のものが提案されている(特許文献1〜4)。
例えば特許文献1のトップオープン式の紙箱や特許文献2(公報図7)へ示す二重箱のように、包装容器の一部を取り除き、そのまま店頭などにて内容物を展示物として展示することができるものが散見される。
しかし、特許文献1及び2の包装容器は、展示よりも寧ろ包装容器としての機能が主であり、展示について中途半端である。即ち特許文献1及び2へ示すものでは、残存する包装容器の一部が邪魔になり、展示物を十分に露出させるのは困難である。
また、特許文献3(公報図11)に示すディスプレイ台のように、組立ての簡便さと強度とを考慮しつつ、展示物を傾斜面に沿わせた設けた切り抜きに嵌着して展示を行うものが提案されている。
しかし、特許文献3へ示されたものでは、前記嵌着された展示物の背面は完全に隠れて後ろに回っても見ることができない部分が生じる。
このため、特許文献3に示すディスプレイ台は、長細い不安定な形状の展示物には適するものの、形状が安定して自立できる展示物には好まれない。
一方、特許文献4へ示す組立式展示台では、展示物を床板20(公報図1)の上に載せて支持し、展示物を目立つ高い位置に支持することができ、展示物に対して前記床板20を広いものとしたり、床板20の周囲に配置する構成部材を極力排除することにより、展示物の十分な露出が期待できる。
特開2005−186982号公報 実用新案登録第3181275号公報 実用新案登録第3035399号公報 特開2011−364号公報
上記の特許文献4へ示す組立式展示台では、上記の床板20の下方に補強部材30を設けて、組立式展示台の床板20から下方に掛る荷重を受けるように工夫がなされている(公報図2)。
上記補強部材30は、切れ込みを設けた2枚の紙片を嵌め合わせて、平面視四角形の展示台の中心(平面視において当該四角形の2本の対角線の交差点)で2枚の補強板31,32が交差する、平面視X字型に形成される(公報図2の補強板31,32)。
特許文献4において、補強部材30の補強板31,32の上記X字を保持するのは、矩形の上記床板20の4辺から下方へ折り起こされた側片と、床板20の当該4枚の側片を拘束する展示台1胴部10の内側の面のみである。
本願考案者は、特許文献4に示す組立式展示台とは異なる新たな支持構造にて、展示物の支持強度を向上させることができないか鋭意研究の末、本願考案を創作した。
即ち、本願考案は、展示台の上部に展示物を載せて展示物の下方にて展示物の荷重を受けるタイプのシート製の展示台において、従来に無い斬新な、展示物の支持構造の提供を図る。
本願考案は、展示物を上に載せて支持するシート製の展示台であって、中空のシート製の箱体と、前記箱体の内部に配置されるシート製の支持部材とを備え、前記箱体は、底部及び側部を備え上部が開口する箱本体と、前記箱本体と別体に形成され箱本体の前記上部に配置されて前記開口を覆う天部とを備え、前記天部の上面が前記展示物を載せる展示用面をなし、前記支持部材は、記展示用面に掛る荷重を前記底部へ伝えるものであり、主支持部材と、前記主支持部材と別体に形成されて前記主支持部材に組み合わされる副支持部材とを備え、前前記主支持部材は前記天部下面と前記箱本体内部の何れか一方に設けられ、前記副支持部材は前記天部下面と前記箱本体内部の何れか他の一方に設けられ、前記主支持部材は、前記天部を箱本体の前記上部に配置した状態において前記副支持部材へ向けて起立する複数の構成片を備え、前記複数の構成片は、平面視において放射状に配列されて放射状体をなし、前記副支持部材は、前記天部を箱本体の前記上部に配置した状態において前記主支持部材へ向けて起立する複数の副構成片を備え、前記複数の副構成片は、平面視において環状に配列されて環状体をなし、前記環状体の径は、前記放射状体の径よりも小さいものであり、前記天部を箱本体の前記上部に配置した状態において、前記放射状体と前記環状体とは略同心に配置され、且つ、前記環状体をなす副構成片の夫々は、前記放射状体をなす構成片と交差して交差部を形成するものであり、前記交差部において、前記構成片と前記副構成片の双方に切れ込みが形成されており、前記各交差部において、前記構成片と前記副構成片の前記切れ込み同士を嵌め合わせて前記副構成片を前記構成片へ係止することにより、前記主支持部材に前記副支持部材が組み合わされるシート製の展示台を提供する。
また、本願考案では、前記主支持部材は、前記天部が箱本体の前記上部に配置された状態において前記副支持部材へ向けて起立する、少なくとも2枚の支持片を備え、前記両支持片に夫々略V字に折曲されて屈曲部が設けられることにて、前記各支持片は、前記V字の両翼を構成する2つの構成部分の夫々を前記構成片として備え、前記両V字の凸側同士が向き合うように配置されることにより平面視において上記放射状体として略X字を呈するものであり、前記副支持部材は、前記天部が箱本体の前記上部に配置された状態において前記主支持部材へ向けて起立する、少なくとも4枚の副構成片を備え、4枚の前記副構成片は、平面視において前記環状体として矩形を呈するように配列され、前記天部を箱本体の前記上部に配置した状態にて、平面視において前記4枚の副構成片の夫々が主支持部材の前記4つの構成片の夫々と交差することにて、4つの前記交差部が備えられたシート製の展示台を提供できた。
更に本願考案では、前記支持部材は、前記両支持片とは別に1枚の基片を備え、前記両支持片は前記基片の一方の面へ起立した状態に固定されて前記X字を呈するものであり、前記基片は、前記両支持片が固定された面を山折りにする1本の折り目線を備え、前記折り目線は、平面視において両支持片の前記両V字の内側と前記両折曲部とを通るものであり、展示台を使用していないとき前記折り目線にて前記基片を二つ折りにし、前記V字の両翼を構成する前記2つの構成片を、前記屈曲部にて更に折り曲げることにて二つ折りにされた前記基片へ重ねて畳んでおくことが可能なシート製の展示台を提供できた。
また更に本願考案では、前記箱体は、前記側部が夫々前後左右を臨む4つの側面部を備えた、直方体であり、前記箱本体と前記天部の夫々は、平面視において略四角形を呈し、 前記箱本体は1枚の紙片にて構成され、前記底部は前記側面部の夫々から延設された複数の底構成片を備え、前記側部は環状に繋がれて前記側部面同士を重ねた状態に畳むことができ、前記各側面部を折り起こし底部構成片同士を係止し合うことにより前記底部を形成して、前記1枚の紙片を前記箱本体とすることができ、前記主支持部材は前記箱本体内部に設けられ、前記副支持部材は前記天部の下面に設けられたものであり、前記基片は、平面視において前記底部に対応する四角形を呈し、前記両支持片の呈する前記X字は、基片が呈する前記四角形の対角線に略一致するものであり、基片の前記一方の面を上にして、前記基片を箱本体の前記底部の上面へ重ねることにより、前記主支持部材を前記箱本体内部へ着脱に設けることができ、前記副支持部材は、前記4つの副構成片が4辺の夫々から延設された平面視略四角形の固定片を備え、前記固定片が呈する四角形の4つの頂点を天部の前記四角形の4つの辺の各中点に略位置するよう、前記固定片を前記天部の下面に重ねて固定したものであり、前記固定片から前記4つの副構成片を折り起こすことにより、平面視において前記副構成片同士が前記矩形を呈するものであり、前記箱本体と前記天部とが呈する夫々の前記四角形が一致するよう前記箱本体の上部へ前記天部を配置し、各構成片の前記切れ込みの夫々を副構成片の前記切れ込みの夫々に嵌め合わせることにて、副構成片同士が呈する前記矩形を前記箱本体の呈する四角形に略内接させることができるシート製の展示台を提供できた。
更にまた、本願考案では、前記V字を呈する両構成片の基端の夫々には、前記基片へ前記構成片を糊付けする糊代片が延設され、平面視において前記両糊代片は前記Vに沿って前記V字の外側へ配置されたものであり、前記天部は、平面視略四角形の天面部と、前記天面部が呈する正方形の4つの辺の夫々から延設された4つの縁片とを備え、前記4つの副構成片の夫々の先端辺には、前記切れ込みと共に前記切れ込みに隣接して、副構成片の基端側に向けて後退する後退部が設けられ、前記各副構成片の夫々は、両隣りの前記副構成片と対応する両側辺に切欠部を備え、前記切欠部は、前記両側辺の基端から下方に向けて伸び、前記天部を前記箱本体の上部に配置した際、前記縁片は折り起こされ前記開口における前記天面部と前記各側面部との間から箱本体内に挿入されて前記切欠部に受容され、且つ、前記後退部に前記糊代片が受容されるシート製の展示台を提供できた。
また、本願考案では、前記箱本体、前記天面部及び前記基辺の夫々は、平面視略正方形を呈し、前記副構成片は、4つの角が前記箱本体の各側面部の内側面へ接する平面視略正方形を呈するシート製の展示台を提供できた。
本願考案は、従来にない斬新な支持構造を備えたシート製の展示台を提供できた。
また、上記支持部材にて展示台は、簡単な組み立て作業にて、比較的大きな荷重に耐えるシート製の展示台を提供することができた。即ち、本願考案において、主支持部材の呈する上記放射状体と副支持部材の呈する環状体とを略同心に配することによって、当該放射状体を形成する各構成片へ、環状体を形成する各副構成片を、交差した状態に嵌め合わせて、強靭な支持構造を形成できたものである。
特に、上記X字をなす4つの構成部と、矩形の辺なす上記4つの副支持部材とを、前後及び左右における箱本体の中心(箱本体が平面視四角形の場合2本の対角線の交差点)を取り囲む、少なくとも4か所で交差させて嵌め合うことにて、極めて丈夫なシート製の展示台を提供できた。
例えば、梱包に用いられる一般的なボール紙を用いて上記支持部材を形成する場合、10〜20kg前後の展示物の展示にも耐える展示台を提供することができる。勿論、ボール紙の厚みや構造を変化させたり、素材を変更することによって、その強度を変化させることも可能である。
また本願考案に係るシート製展示台は、分解が可能であり、当該分解にて嵩を極めて小さくでき、発送に便利である。
より具体的には、主支持部材から副支持部材を分離することができ、分離した主支持部材を箱本体から取り出して、基片を二つ折りに折り畳むと共に両構成片を基片へ重ねて畳むことができる。箱本体も底部を底部構成片として伸ばし、環状に配された側面部同士を重ねて畳むことができる。また、天部も固定された副支持部材の副構成片を伸ばすと共に、縁片を伸ばして、高さを2枚の紙片分の厚みに抑えることができる。
また、箱体を平面視において正方形を呈するように形成することによって、長方形とする場合のように長辺と短辺の位置に拘束されずに、箱本体に対し天部を取り付けることができる。
本願考案の一実施の形態に係る展示台の使用状態を示す斜視図。 (A)は図1の展示台における箱本体の展開平面図、(B)は図1の展示台における天部の展開平面図。 (A)は図1の展示台の主支持部材の分解状態を示す展開平面図、(B)は(A)の主支持部材の組み立て状態を示す平面図、(C)は(B)の主支持部材の折り畳み状態を示す平面図。 (A)は図1の展示台の副支持部材の展開平面図、(B)は(A)の副支持部材を天部下面へ取り付けた状態を示す展開平面図。 箱本体へ図3(B)の主支持部材を挿入する直前の状態を示す図1の展示台の要部の分解斜視図。 図5の主支持部材を収容した箱本体へ、副支持部材が取り付けられた図4(B)の天部を配置する直前の状態を示す図1の展示台の分解斜視図。 (A)は図6において箱本体と天部とを取り除いた主支持部材と副支持部材の組み合わせ前の分解斜視図、(B)は組み合わせ後の主支持部材と副支持部材との位置関係を示す箱本体11の平面図。
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態を説明する。
(概要)
図1及び図6へ示す通り、この展示台は、展示物2を上に載せて支持するシート製の展示台1である。展示台は、中空のシート製の箱体1と、箱体1の内部に配置されるシート製の支持部材3とを備える。シートは、紙製の他、紙と合成樹脂シートや、さらに金属箔との複合材料製やであってもよく、プラダン等の紙以外のシートであってもよい。
(箱体1)
箱体1は、箱本体11と、箱本体11と別体に形成された天部12とを備える。
この例では、箱体1は、図1へ示す通り直方体である。特にこの例では、平面視において、略正方形を呈する。
(箱本体11)
箱本体11は、底部13及び側部を備える。箱本体11の上部は開口している。図5及び図6の16は当該開口を示す。
上記の側部は、四角形の底部13の4辺から上方に立ち上がる、正面部と左側面部と右側面部と背面部の4つの側面部14にて構成される。
箱本体1の具体例を図2(A)へ示す。
箱本体1は、図2(A)へ示す1枚の紙片からなる。図2(A)は組み立て後、箱本体1の内側となる面を示している。図2(A)の一点鎖線は、谷折りにされる折り目線(以下谷折り目線と呼ぶ。)を示している。
4つの側面部片14aが互いに谷折り目線14cを介して一列に即ち帯状に連なっている。帯状に連なる上記側面部片14a群の一端には、谷折り目線14eを介して糊付け用片が設けられている。この糊付け用片を、帯状に連なる上記側面部片14a群の他の一端に、糊付けして側面部片14a群を環状に繋ぐことができる。
図2(A)にて上下縦に描かれた帯状の上記側面部片14a群において、最上部に位置する側面部片 14aの基端側(図2(A)の左側)には谷折り目線14gを介して差込片13dが、上から二番目の側面部片14aの基端側(図2(A)の左側)には谷折り目線14hを介して差込副片13bが、上から三番目の側面部片14aの基端側(図2(A)の左側)には谷折り目線14fを介して被差込片13aが、一番下の側面部片14aの基端側(図2(A)の左側)には谷折り目線14iを介して差込副片13cが、夫々延設されている。
差込主片13dは先端側(図2(A)の左側)に向けて先細りとなり、先端部が差し込み部分を構成する。被差込片13aは先端辺(図2(A)の左端)において基端側(図2(A)の右側)へ後退する後退部分が設けられている。被差込片13aの両隣に位置する上記両差込副片13b,13cの夫々は、被差込片13aを臨む側辺が、基端側から先端側(図2(A)の右側から左側)へ向うにつれて被差込片13aとの間隔を大きくする斜辺と、当該斜辺の先端側において被差込片13aに向けて突出する舌辺とを備える。
また上記各側面部14aの先端側(右側)には、夫々谷折り目線14bを介して縁片14bが設けられている。
上記の谷折り目線14cの夫々にて図2(A)の紙片を谷折りにして、側面部片14aを折り起こすことによって、各側面部片14aを図5へ示す側面部14とすることができる。そして、上記紙片を谷折り目線14f,14g,14h,14iにて谷折りにし、図5へ示す通り、差込片13dの先端部を、被差込片13aの上記後退部分から被差込片13dの上面へ重ね、更に両差込副片13b,13cの上記舌辺側を被差込片13aの先端部の上に重ねることよって、上記底部13を形成する。即ち、被差込片13a、差込片13d及び両差込副片13b,13cの夫々は、底部13を構成する底構成片である。
上記にて一枚の紙片から、図1及び図5へ示す箱本体11を形成することができる。
但し、箱本体1には、図示した構成のものに限定するものではなく、周知の他の構成を採るものを採用することができる。
(天部12)
天部12は、図1へ示す通り、箱本体11の上部に配置されて開口を覆うものである。
天部12は、平面視略四角形の天面部12aと、天面部12aが呈する正方形の4つの辺の夫々から延設された4つの縁片12bとを備える。
天部12において天面部12aの上面が展示物を載せる展示用面をなすものである。
(支持部材3)
支持部材3は、図6へ示す通り、箱体1の内部に配置されるシート製の部材である。
支持部材3は、展示用面に掛る荷重を前記底部へ伝えるものである。支持部材3は、主支持部材31と、主支持部材31と別体に形成されて主支持部材31に組み合わされる副支持部材32とを備える。支持部材31と副支持部材32とが組み合わされた状態において、支持部材3の上下の高さは、箱体1の底部13と天部12との間の幅とほぼ同じである。
この例では、主支持部材31は箱本体1内部に配置され、副支持部材32は天部12(天面部12a)の下面に糊付けされている。
(主支持部材31)
主支持部材31は、天部13を箱本体11の上部に配置した状態において副支持部材32へ向けて起立する複数の構成片33を備える。複数の構成片33は、平面視において放射状に配列されて放射状体をなすものである。
この例では、図3(A)へ分解状態を示す通り、主支持部材31は、2枚の支持片33a,33bと、平面視略正方形の1枚の基片35を備える。基片35の呈する正方形は、箱体11の内部にて底部13が呈する正方形とほぼ等しいか若干小さい。
2枚の支持片33a,33bは、天部12が箱本体11の上部に配置された状態において副支持部材32へ向けて起立した状態となるよう、基片35上面へ糊付けにより固定されている。両支持片33a,33bに夫々略V字に折曲されて屈曲部33cが設けられる。各支持片33a,33bは、前記V字の両翼を構成する2つの構成部分の夫々を前記構成片33として備える。図3(B)へ示す通り、両V字の凸側同士が向き合うように配置されることにより平面視において上記放射状体として略X字を呈する。即ち、両支持片33a,33bは基片35の一方の面へ起立した状態に固定されて上記のX字を呈する。
両支持片33a,33bの呈する前記X字は、基片35が呈する前記四角形の対角線に略一致するものであり、基片35の一方の面を上にして、基片35を箱本体11の底部13の上面へ重ねることにより、主支持部材31を箱本体11内部へ着脱に配置することができる。
図3(B)へ示す通り、前記V字を呈する両構成片33,33の基端の夫々には、基片35へ構成片33,33を糊付けする糊代片36が延設され、平面視において両糊代片36は前記V字に沿って前記V字の外側へ配置されている。
図3(A)(B)の基片35において、濃色の灰色部分が上記一方の支持片33aの糊付け位置を示し、淡色の灰色部分が他の一方の支持片33bの糊付け位置を示している。
上記の基片35は、図3(A)へ示す通り、両支持片33a,33bが固定された面を山折りにする1本の折り目線(山折り目線35a)を備える。山折り目線35aは、平面視において両支持片33a,33bの前記両V字の内側と両折曲部33cとを通るものである。図3(A)へ示す通り、展示台を使用していないとき山折り目線35aにて基片35を二つ折りにし、前記V字の両翼を構成する2つの構成片33を、前記屈曲部にて更に折り曲げることにて二つ折りにされた基片35へ重ねて畳んでおくことができる。
上記各構成片33の上端辺即ち、支持片33a,33bの先端辺には、後述する交差部pとなる位置に切れ込み4が形成されている。
(副支持部材32)
副支持部材32は、天部12を箱本体11の上部に配置した状態において主支持部材31へ向けて起立する複数の副構成片34を備える。複数の副構成片34は、平面視において環状に配列されて環状体をなし、前記環状体の最大径は、前記放射状体の最大径よりも小さい。
図7(B)へ示す通り、天部12を箱本体11の上部に配置した状態において、前記環状体をなす副構成片34の夫々は、前記放射状体と前記環状体とを略同心に配置される。当該配置により、副構成片34の夫々は、前記放射状体をなす構成片33と交差して交差部pを形成する。図3(A)(C)、図4、図6及び図7(A)(B)へ示す通り、交差部pにおいて、前述の構成片33の切れ込み4と同様、副構成片34に切れ込み5が形成されている。各交差部pにおいて、構成片33と副構成片34の切れ込み4,5同士を嵌め合わせて副構成片34を構成片33へ係止することにより、主支持部材31に副支持部材32を、組み付けることでがきる。
この例では、副支持部材34は、天部12が箱本体11の上部に配置された状態において主支持部材33へ向けて(下方に)起立する、4枚の副構成片34を備える。4枚の副構成片34は、平面視において前記環状体として矩形を呈するように配列され、天部12を箱本体11の上部に配置した状態にて、平面視において4枚の副構成片34の夫々が主支持部材33の4つの構成片33の夫々と交差する。
より具体的には、図4(A)へ示す通り、副支持部材32は、4つの副構成片34が4辺の夫々から延設された平面視略四角形の固定片37を備え、図4(B)へ示す通り、固定片37が呈する四角形の4つの頂点を天部の前記四角形の4つの辺の各中点に略位置するよう、固定片37を天部12の天面部12aの下面に重ねて固定したものである。固定片37から4つの副構成片34を、図6及び図7(A)へ示す通り折り起こすことにより、平面視において副構成片34同士が前記矩形を呈する。そして、箱本体11と天部12の天面部12aが呈する夫々の前記四角形が一致するよう箱本体11の上部へ天部12を配置し、各構成片33の切れ込み4の夫々を副構成片34の切れ込み5の夫々に嵌め合わせることにて、図7(B)へ示す通り、副構成片34同士が呈する前記矩形の角の夫々を箱本体11の各側面部14の内側面へ当接させることができる。この当接により、展示台をより変形しにくいものとすることができる。
図4、図6及び図7へ示す通り、4つの副構成片34の夫々の先端辺には、切れ込み5と共に切れ込み5に隣接して、副構成片34の基端側に向けて後退する後退部38が設けられ、各副構成片34の夫々は、両隣りの副構成片34と対応する両側辺に切欠部39を備える。切欠部39は、前記両側辺の基端から下方に向けて伸びる。
一方、天部12を箱本体11の上部に配置した際、縁片12bは折り起こされ開口16における天面部12aと各側面部14との間から箱本体11内に挿入されて切欠部39に受容される。そして、後退部38に糊代片36が受容される。
従って、後退部38を、少なくとも糊代片36の厚み分後退するものとするのが好ましい。また、切欠部5は、前記両側辺の基端から下方に向けて少なくとも縁片12bにおける天面部12aからの突出幅分の長さを備えるものとするのが好ましい。
(変更例)
図示した例では、主支持部材31箱本体11側に配置され、副支持部材32部12へ取り付けられるものとした。この他、副支持部材32本体11側に配置され、主支持部材31部12へ取り付けられるものとしても実施できる。
また、上記放射状体は、4つの構成片にて上記のX字に形成する他、3つの構成片にて三方に伸びるもの、或いは5つ以上の構成片にて、五方以上の向きに伸びるものとしても実施できる。また、放射状体の上記変更に伴い、上記環状体も上記四角形に限らず、三角形や、5角形以上の多角形或いは円形として実施することができる。
箱体1は、上記の例では、平面視において、正方形を呈するものとした。この他、箱体1は、平面視において長方形や他の多角形を呈するものとしても実施できる。また、箱体1は、円筒状のものとしても実施できる。箱体1を円筒とする場合、平面視において正円を呈するものの他楕円を呈するものとすることができる。また、箱体1は、平面視において、他の曲線的形状や、多角形と曲線とが複合した形状を持つものとしても実施できる。
1 箱体
2 展示物
3 支持部材
4 切れ込み
5 切れ込み
11 箱本体
12 天部
12a 天面部
12b 縁片
13 底部
14 側面部
31 主支持部材
32 副支持部材
33 構成片
33a 支持片
33b 支持片
34 副構成片
35 基片
35a (基片35の)山折り目線

Claims (7)

  1. 展示物を上に載せて支持するシート製の展示台であって、
    中空のシート製の箱体と、前記箱体の内部に配置されるシート製の支持部材とを備え、
    前記箱体は、底部及び側部を備え上部が開口する箱本体と、前記箱本体と別体に形成され箱本体の前記上部に配置されて前記開口を覆う天部とを備え、
    前記天部の上面が前記展示物を載せる展示用面をなし、
    前記支持部材は、前記展示用面に掛る荷重を前記底部へ伝えるものであり、主支持部材と、前記主支持部材と別体に形成されて前記主支持部材に組み合わされる副支持部材とを備え、
    前記主支持部材は前記天部下面と前記箱本体内部の何れか一方に設けられ、前記副支持部材は前記天部下面と前記箱本体内部の何れか他の一方に設けられ、
    前記主支持部材は、前記天部を箱本体の前記上部に配置した状態において前記副支持部材へ向けて起立する複数の構成片を備え、前記複数の構成片は、平面視において放射状に配列されて放射状体をなし、
    前記副支持部材は、前記天部を箱本体の前記上部に配置した状態において前記主支持部材へ向けて起立する複数の副構成片を備え、前記複数の副構成片は、平面視において環状に配列されて環状体をなし、
    前記環状体の径は、前記放射状体の径よりも小さいものであり、前記天部を箱本体の前記上部に配置した状態において、前記放射状体と前記環状体とは略同心に配置され、且つ、前記環状体をなす副構成片の夫々は、前記放射状体をなす構成片と交差して交差部を形成するものであり、
    前記交差部において、前記構成片と前記副構成片の双方に切れ込みが形成されており、
    前記各交差部において、前記構成片と前記副構成片の前記切れ込み同士を嵌め合わせて前記副構成片を前記構成片へ係止することにより、前記主支持部材に前記副支持部材が組み合わされるものであることを特徴とするシート製の展示台。
  2. 前記主支持部材は、前記天部が箱本体の前記上部に配置された状態において前記副支持部材へ向けて起立する、少なくとも2枚の支持片を備え、
    前記両支持片に夫々略V字に折曲されて屈曲部が設けられることにて、前記各支持片は、前記V字の両翼を構成する2つの構成部分の夫々を前記構成片として備え、前記両V字の凸側同士が向き合うように配置されることにより平面視において上記放射状体として略X字を呈するものであり、
    前記副支持部材は、前記天部が箱本体の前記上部に配置された状態において前記主支持部材へ向けて起立する、少なくとも4枚の副構成片を備え、
    4枚の前記副構成片は、平面視において前記環状体として矩形を呈するように配列され、
    前記天部を箱本体の前記上部に配置した状態にて、平面視において前記4枚の副構成片の夫々が主支持部材の前記4つの構成片の夫々と交差することにて、4つの前記交差部が備えられたことを特徴とする請求項1記載のシート製の展示台。
  3. 前記支持部材は、前記両支持片とは別に1枚の基片を備え、前記両支持片は前記基片の一方の面へ起立した状態に固定されて前記X字を呈するものであり、前記基片は、前記両支持片が固定された面を山折りにする1本の折り目線を備え、前記折り目線は、平面視において両支持片の前記両V字の内側と前記両折曲部とを通るものであり、
    展示台を使用していないとき前記折り目線にて前記基片を二つ折りにし、前記V字の両翼を構成する前記2つの構成片を、前記屈曲部にて更に折り曲げることにて二つ折りにされた前記基片へ重ねて畳んでおくことが可能な請求項2記載のシート製の展示台。
  4. 前記箱体は、前記側部が夫々前後左右を臨む4つの側面部を備えた、直方体であり、前記箱本体と前記天部の夫々は、平面視において略四角形を呈し、
    前記箱本体は1枚の紙片にて構成され、前記底部は前記側面部の夫々から延設された複数の底構成片を備え、前記側部は環状に繋がれて前記側部面同士を重ねた状態に畳むことができ、前記各側面部を折り起こし底部構成片同士を係止し合うことにより前記底部を形成して、前記1枚の紙片を前記箱本体とすることができ、
    前記主支持部材は前記箱本体内部に設けられ、前記副支持部材は前記天部の下面に設けられたものであり、
    前記基片は、平面視において前記底部に対応する四角形を呈し、
    前記両支持片の呈する前記X字は、基片が呈する前記四角形の対角線に略一致するものであり、
    基片の前記一方の面を上にして、前記基片を箱本体の前記底部の上面へ重ねることにより、前記主支持部材を前記箱本体内部へ着脱に設けることができ、
    前記副支持部材は、前記4つの副構成片が4辺の夫々から延設された平面視略四角形の固定片を備え、前記固定片が呈する四角形の4つの頂点を天部の前記四角形の4つの辺の各中点に略位置するよう、前記固定片を前記天部の下面に重ねて固定したものであり、
    前記固定片から前記4つの副構成片を折り起こすことにより、平面視において前記副構成片同士が前記矩形を呈するものであり、
    前記箱本体と前記天部とが呈する夫々の前記四角形が一致するよう前記箱本体の上部へ前記天部を配置し、各構成片の前記切れ込みの夫々を副構成片の前記切れ込みの夫々に嵌め合わせることにて、副構成片同士が呈する前記矩形を前記箱本体の呈する四角形に略内接させることができる請求項3記載のシート製の展示台。
  5. 前記V字を呈する両構成片の基端の夫々には、前記基片へ前記構成片を糊付けする糊代片が延設され、平面視において前記両糊代片は前記Vに沿って前記V字の外側へ配置されたものであり、
    前記天部は、平面視略四角形の天面部と、前記天面部が呈する正方形の4つの辺の夫々から延設された4つの縁片とを備え、
    前記4つの副構成片の夫々の先端辺には、前記切れ込みと共に前記切れ込みに隣接して、副構成片の基端側に向けて後退する後退部が設けられ、
    前記各副構成片の夫々は、両隣りの前記副構成片と対応する両側辺に切欠部を備え、前記切欠部は、前記両側辺の基端から下方に向けて伸び、
    前記天部を前記箱本体の上部に配置した際、前記縁片は折り起こされ前記開口における前記天面部と前記各側面部との間から箱本体内に挿入されて前記切欠部に受容され、且つ、前記後退部に前記糊代片が受容されることを特徴とする請求項4記載のシート製の展示台。
  6. 前記箱本体、前記天面部及び前記基辺の夫々は、平面視略正方形を呈し、前記副構成片は、4つの角が前記箱本体の各側面部の内側面へ接する平面視略正方形を呈することを特徴とする請求項5記載のシート製の展示台。
  7. 前記箱体と前記支持部材との少なくもと何れか一方が紙製であることを特徴とする請求項1〜6に記載のシート製の展示台。
JP2013006748U 2013-11-27 シート製の展示台 Expired - Lifetime JP3190196U (ja)

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JP3190196U true JP3190196U (ja) 2014-04-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105919357A (zh) * 2016-06-21 2016-09-07 漳州吉马彩印有限公司 一种三层折叠展示台

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