JP3190177B2 - 積層型セラミックチップコンデンサの製造方法 - Google Patents

積層型セラミックチップコンデンサの製造方法

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JP3190177B2 JP15435493A JP15435493A JP3190177B2 JP 3190177 B2 JP3190177 B2 JP 3190177B2 JP 15435493 A JP15435493 A JP 15435493A JP 15435493 A JP15435493 A JP 15435493A JP 3190177 B2 JP3190177 B2 JP 3190177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層型セラミックチッ
プコンデンサの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化にともない、各種の積
層型セラミックチップコンデンサは小型化および大容量
化が求められている。
【0003】積層型セラミックチップコンデンサは通
常、誘電体層用のペーストと内部電極層用のペーストと
をシート法や印刷法等により交互に積層し、一体同時焼
成して製造される。
【0004】積層方法としては、キャリアフィルム上に
誘電体層用ペーストを用いてドクターブレード法等によ
りグリーンシート層を形成し、この上に内部電極層用ペ
ーストを印刷したのち、これらを1層ずつ剥離、積層し
て積層体とするいわゆるシート法がある。その他、例え
ばスクリーン印刷法を用いて、キャリアフィルム上に誘
電体層用ペーストおよび内部電極用ペーストを交互に印
刷して積層体を得、積層終了後にキャリアフィルムから
剥離してグリーンチップ体とする方法も用いられてい
る。
【0005】積層型セラミックチップコンデンサを小型
化、大容量化する方法として、1層あたりの誘電体層の
厚さを薄くし、誘電体層の積層数を増加させる方法が考
えられる。しかし、1層あたりの誘電体層の厚さを薄く
するためには、製造上いくつかの問題点がある。
【0006】前記シート法を用いる場合、誘電体グリー
ンシート層の1層あたりの厚さが10μm 以下では、シ
ート厚さが薄すぎるため剥離・積層時のハンドリングが
困難である。
【0007】また、前記印刷法の例で記述した、キャリ
アフィルム上で積層体を得る方法を用いる場合、通常内
部電極層を印刷した部分と印刷してない誘電体グリーン
シート層のみのマージン部分とで段差が生じる。誘電体
層を多層積層する場合、生じる段差のため、誘電体グリ
ーンシート層のマージン部分の変形が著しくなる。この
変形のため、焼成後の積層型セラミックチップコンデン
サで内部電極層間の短絡等の問題が生じやすくなる。
【0008】このような理由により、誘電体グリーンシ
ート層として200層をこえるような多層構造をもちか
つ誘電体グリーンシート層の厚さが10μm 以下となる
ような積層型セラミックチップコンデンサの製造は従来
困難であった。
【0009】特開昭61−204921号公報には薄層
型の積層型セラミックチップコンデンサの製造方法が提
案されている。この方法では、表面層に接着剤層を形成
したキャリアフィルムaと、単層の誘電体グリーンシー
ト層のみを形成した別のキャリアフィルムbとを、キャ
リアフィルムaの接着剤層面と誘電体グリーンシート層
面とを対向させて配置し、キャリアフィルムbの裏面か
ら誘電体グリーンシート層をキャリアフィルムaの接着
剤層に加圧接着したのちキャリアフィルムbを剥離す
る。次いで得られたキャリアフィルムa上の誘電体グリ
ーンシート層上に内部電極ペースト層を印刷する。さら
に、内部電極層上にキャリアフィルムb上に形成した別
の単層の誘電体グリーンシート層を同様に接着し、キャ
リアフィルムbを剥離する。このような操作を繰り返し
て誘電体グリーンシート層と内部電極ペースト層との交
互積層構造体を得る。この提案では、1層の厚さ約20
μmでの積層が可能になったとされているが、前記誘電
体グリーンシート層の1層の厚さが10μm 程度以下で
は加圧圧着後の誘電体グリーンシート層からキャリアフ
ィルムbを剥離することは難しく、多層構造をもちかつ
誘電体グリーンシート層の厚さが10μm 程度以下とな
るような積層型セラミックチップコンデンサの製造は困
難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、積層
型セラミックチップコンデンサを製造するに際し、誘電
体グリーンシート層厚を従来より薄層化し、さらに積層
数を増大することが可能な方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(5)の本発明により達成される。 (1) キャリアフィルム上に誘電体グリーンシート層
と内部電極ペースト層とを、1層あたりの誘電体グリー
ンシート層の厚さを0.5〜10μm として、交互に形
成し、キャリアフィルム上に2〜50層の誘電体グリー
ンシート層をもつ積層体を得、この積層体からキャリア
フィルムを剥離した後、この積層体の2以上を重ねて焼
成する積層型セラミックチップコンデンサの製造方法。 (2) キャリアフィルム上に誘電体グリーンシート層
と内部電極ペースト層とを、1層あたりの誘電体グリー
ンシート層の厚さを0.5〜10μm として、交互に形
成し、キャリアフィルム上に2〜50層の誘電体グリー
ンシート層をもつ積層体を得、この積層体の2以上を重
ねた後、キャリアフィルムを剥離して焼成する積層型セ
ラミックチップコンデンサの製造方法。 (3) 前記内部電極ペースト層の厚さが、0.5〜5
μm である上記(1)または(2)の積層型セラミック
チップコンデンサの製造方法。 (4) 前記内部電極ペースト層の面積が、前記誘電体
グリーンシート層の面積の10%以上である上記(1)
〜(3)のいずれかの積層型セラミックチップコンデン
サの製造方法。 (5) 前記2以上の積層体を積層して得たグリーンチ
ップ体が、誘電体グリーンシート層と内部電極ペースト
層との交互積層構造をもち、積層方向の最外層が誘電体
グリーンシート材料の保護層となっている上記(1)〜
(4)のいずれかの積層型セラミックチップコンデンサ
の製造方法。
【0012】
【作用および効果】本発明の積層型セラミックチップコ
ンデンサの製造方法は、キャリアフィルム上に誘電体グ
リーンシート層と内部電極ペースト層とを交互に形成
し、キャリアフィルム上に2層以上の誘電体グリーンシ
ート層をもつ第1の積層体を得る。この場合の誘電体グ
リーンシート層の厚さは1層あたり0.5〜10μm で
ある。次いで、得られた第1の積層体をキャリアフィル
ムから剥離し、この第1の積層体をさらに2以上積層す
る。あるいは得られた第1の積層体のキャリアフィルム
を剥離せず、積層体どうし対面させてキャリアフィルム
裏面から押圧して積層し、その後にキャリアフィルムを
剥離する。このような処理を繰り返して第1の積層体を
さらに2以上積層して任意の積層数をもつグリーンチッ
プ体を得、これを焼成して積層型セラミックチップコン
デンサを製造する。
【0013】すなわち、形成した誘電体グリーンシート
層に内部電極ペースト層を印刷した誘電体グリーンシー
ト層を1層のみで剥離せずに、誘電体グリーンシート層
を2層以上もつ前記第1の積層体としたものを剥離する
ため、剥離するシート積層体の合計厚さが十分あり、ハ
ンドリング時のグリーンシートの破損や静電気の発生等
によるキャリアフィルムへの再付着等の困難は解消され
る。
【0014】さらに第1の積層体は、内部電極ペースト
層と誘電体グリーンシート層との面積の差により生じる
段差等の原因による内部電極間の短絡等の事故を防止す
るために積層数を制限する。したがって、焼成後のこの
ような事故の発生を防止できる。そのため、誘電体層の
さらなる薄層化と多層化とが実現し、積層型セラミック
チップコンデンサの小型化、大容量化が実現する。
【0015】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0016】本発明により製造される積層型セラミック
チップコンデンサの構成例を図1に示す。
【0017】〔積層型チップコンデンサの構造〕図1に
示されるように、積層型セラミックチップコンデンサ1
は、誘電体層2と内部電極層3とが交互に積層された構
成のコンデンサチップ体10をもち、積層方向の最外層
は誘電体層材料の保護層であり、このコンデンサチップ
体10表面に、内部電極層3と導通する外部電極4を有
する。コンデンサチップ体10の形状に特に制限はない
が、通常、直方体状とされる。また、その寸法にも特に
制限はなく、用途に応じて適当な寸法とすればよいが、
通常、(0.5〜5.6mm)×(0.5〜5.0mm)×
(0.5〜1.9mm)程度である。内部電極層3は、そ
の端面がコンデンサチップ体10の対向する2表面に交
互に露出するように積層され、外部電極4は、コンデン
サチップ体10の前記対向する2表面に形成され、所定
のコンデンサ回路を構成する。
【0018】〔原料および材料〕以下、本発明に用いる
原料および材料について説明する。
【0019】<キャリアフィルム>キャリアフィルムの
材質としては剥離時の適当な柔軟性と、支持体としての
剛性とを持つものであればどのようなものでもよく、通
常ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエス
テルなどが好ましく用いられる。
【0020】<誘電体層用ペースト>誘電体層用ペース
トは、誘電体原料と有機ビヒクルとを混練して製造され
る。
【0021】誘電体原料の組成に特に制限はなく、通常
このような積層型セラミックチップコンデンサ1に用い
られるものであれば、温度補償用材料でも高誘電率系材
料でもどのようなものでもよい。材質としても、例えば
チタン酸バリウム系であっても鉛含有ペロブスカイト系
であってもよく、その組成についても特に制限はない。
【0022】例えば温度補償用のチタン酸バリウム系材
料としては、BaO−TiO2 −Nd23 −Sm2
3 系その他、また高誘電率系の鉛含有ペロブスカイト材
料としては、Pb(Mg1/3 Nb2/3 )O3 −PbTi
3 系その他種々の組成のものがいずれも好ましく用い
られる。
【0023】誘電体層用ペースト中の誘電体原料の含有
量は通常30〜80重量%程度である。また、通常は平
均粒子径0.1〜5μm 程度の粉末として用いられる。
【0024】有機ビヒクルとは、バインダを有機溶剤中
に溶解したものである。有機ビヒクルに用いるバインダ
は特に限定されず、エチルセルロース等の通常の各種バ
インダから適宜選択すればよい。また、用いる有機溶剤
も特に限定されず、テルピネオール、ブチルカルビトー
ル、アセトン、トルエン等の各種有機溶剤から適宜選択
すればよい。
【0025】このような有機ビヒクルのペースト中の含
有量に特に制限はなく、通常の含有量、例えば、バイン
ダは1〜10重量%程度、溶剤は10〜50重量%程度
とすればよい。また、ペースト中には、必要に応じて各
種分散剤、可塑剤、誘電体、絶縁体等から選択される添
加物が含有されていてもよい。これらの総含有量は、1
0重量%以下とすることが好ましい。
【0026】<内部電極層用ペースト>内部電極層用ペ
ーストは、通常このような積層型セラミックチップコン
デンサに用いられているものであれば特に制限はない。
用いる誘電体材料に適した電極材料を選択すればよく、
下記の各種導電性金属や合金からなる導電材、あるいは
焼成後に下記の導電材となる各種酸化物、有機金属化合
物、レジネート等と、前記した有機ビヒクルとを混練し
て調製する。
【0027】用いられる導電材としては、Ag、Pt、
Pd、Au、Ni、Co、Fe、Cu等の金属あるいは
それらの合金が挙げられる。合金を用いた場合は合金中
の前記金属の含有量は95重量%以上であることが好ま
しい。
【0028】〔積層方法〕以下積層方法を説明する。
【0029】<第1の積層工程> 前記誘電体層用ペーストおよび内部電極用ペーストを用
い、キャリアフィルム上に誘電体グリーンシート層と内
部電極ペースト層とを交互に形成し、2層以上の誘電体
グリーンシート層をもち、交互積層構造を有する積層体
とする。この第1の積層工程によって得られる積層体を
第1の積層体とする。この際、本発明の製造方法の効果
が顕著になる誘電体グリーンシート層の1層あたりの厚
さとしては0.5〜10μm 、さらには0.5〜8μm
である。この程度の厚さの誘電体グリーンシート層は、
後述する焼成により通常0.2〜5μm 程度の厚さをも
つ誘電体層2となる。誘電体グリーンシート層の1層あ
たりの厚さが厚すぎると取得容量が少なくなり、高容量
化には適さない。一方誘電体グリーンシート層厚が前記
範囲より薄すぎるものは、均一な誘電体層を形成するこ
とが困難となり、短絡不良が多発するという問題が生じ
やすい。
【0030】第1の積層工程での各誘電体グリーンシー
ト層の形成方法は、このような厚さの層を均一に形成で
きる方法であれば制限はなく、例えばスクリーン印刷
法、ドクターブレード法、カーテンコーター法等を用い
ればよい。
【0031】内部電極ペースト層厚さは0.5〜5μm
、特に0.5〜3.5μm が好ましい。内部電極ペー
スト層厚さが厚すぎると、積層数を減少せざるをえなく
なり取得容量が少なくなり、高容量化しにくく、さらに
積層に際して内部電極を印刷した部分と印刷してないマ
ージン部分との段差が大きくなりすぎ、短絡不良が生じ
やすくなる。一方、薄すぎると均一に設層することがむ
ずかしく、電極途切れが発生しやすくなる。
【0032】また、内部電極ペースト層の面積は、誘電
体グリーンシート層の面積の10%以上、特に30%以
上である。面積がせますぎる場合は、取得容量が少なく
なり、薄層化する意味が無くなる。また、内部電極ペー
スト層の面積は、通常誘電体グリーンシート層の90%
以下程度である。
【0033】内部電極ペースト層の形成方法について
も、このような層を均一に形成できる方法であれば制限
はないが、通常スクリーン印刷法が好ましく用いられ
る。
【0034】第1の積層工程での積層数は誘電体グリー
ンシート層数が2〜50層、好ましくは2〜20層であ
る。誘電体グリーンシート層が1層では従来のシート法
と同じであり、誘電体グリーンシート層の積層数が多す
ぎると内部電極層間の短絡不良等の問題が生じやすくな
る。
【0035】<第2の積層工程>このようにして得た第
1の積層体を2以上用い、その必要数を積層したグリー
ンチップ体とするために第2の積層工程を行なう。
【0036】第2の積層工程は、キャリアフィルム上の
第1の積層体をキャリアフィルムから剥離し、誘電体グ
リーンシート層と内部電極ペースト層とが交互になるよ
うに通常のグリーンシート積層法と同様の方法で積層し
て第2の積層体とする。通常は積層機等を用いて積層す
ればよい。
【0037】さらに、積層方向の最外層となる層には、
前記した厚さの誘電体グリーンシート層より厚い誘電体
グリーンシート材料層を用い、保護層とすることが好ま
しい。
【0038】また、第2の積層工程は次のように行って
もよい。すなわち、第1の積層体のキャリアフィルムを
剥離せず、キャリアフィルムの付いた2組の積層体どう
しを対面させる。ついで一方のキャリアフィルム裏面を
固定し、他方のキャリアフィルム裏面から押圧して積層
体どうしを積層し、その後一方または両方のキャリアフ
ィルムを剥離して積層体の積層ユニットを得る。次に、
キャリアフィルムを剥離して得られた積層ユニットの表
面に、別の第1の積層体や積層ユニットを同様に積層し
てその後キャリアフィルムを剥離する。この積層、剥離
の処理を繰り返して第2の積層体を作製し、前記保護層
をもつ任意の所望の積層数をもつグリーンチップ体を得
る。この工程でも、2層以上の誘電体グリーンシート層
をもつ積層体からキャリアフィルムを剥離するため、誘
電体グリーンシート層が剥離時に破損する等の事故を防
止できる。本発明の方法では、これら上記の2方式のう
ちいずれを用いてもよく、用いる器材および設備等を考
慮して選択すればよい。
【0039】本発明の方法に従えば、容易に薄層を多数
積層することが可能であり、誘電体グリーンシート層の
総積層数が4〜500層、特に100〜500層程度の
グリーンチップ体を得ることができる。
【0040】〔脱バインダ処理〕次いで得られたグリー
ンチップ体を熱圧着し、所定サイズに切断した後、脱バ
インダ処理を行う。焼成前に行なわれる脱バインダ処理
は、通常の条件で行えばよく、用いた材質や目的により
決めればよい。一般的な条件を以下に示す。
【0041】昇温速度:5〜300℃/時間、 保持温度:200〜600℃、 温度保持時間:0.5〜24時間、特に5〜20時間、 雰囲気:空気中
【0042】〔焼成〕グリーンチップ体焼成の条件は、
誘電体層用ペーストおよび内部電極層用ペースト中の導
電材の種類に応じて適宜決定されればよい。一般的には
下記の条件で行われる。
【0043】昇温速度:50〜500℃/時間、 保持温度:1000〜1400℃、 温度保持時間:0.5〜8時間、 冷却速度:50〜500℃/時間
【0044】〔外部電極4形成〕上記のようにして得ら
れたコンデンサチップ体に、例えばバレル研磨やサンド
ブラストなどにより端面研磨を施し、外部電極用ペース
トを印刷ないし転写して焼成し、外部電極4を形成す
る。外部電極用ペーストの焼成条件は、例えば、600
〜800℃にて10分間〜1時間程度とすることが好ま
しい。
【0045】そして、必要に応じ、外部電極4表面に、
めっき等により被覆層を形成する。
【0046】このようにして製造された積層型セラミッ
クチップコンデンサ1は、ハンダ付等によりプリント基
板上などに実装され、各種電子機器等に使用される。
【0047】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0048】実施例1 下記の各ペーストを調製した。
【0049】誘電体層用ペースト 粒径0.1〜1μm のBaTiO3 、(MgCO34
・Mg(OH)2 ・5H2 O、MnCO3 、BaCO
3 、CaCO3 、SiO2 、Y23 等の粉末を、焼成
によりBaTiO3 として100モル%、MgOに換算
して2モル%、MnOに換算して0.2モル%、BaO
に換算して3モル%、CaOに換算して3モル%、Si
2 に換算して6モル%、Y23 として2モル%の組
成となるように混合し、ボールミルにより16時間湿式
混合し、次いでスプレードライヤーで乾燥させて、誘電
体原料とした。この誘電体原料100重量部と、アクリ
ル樹脂4.8重量部、塩化メチレン40重量部、トリク
ロロエタン20重量部、ミネラルスピリット6重量部お
よびアセトン4重量部とをボールミルで混合してペース
ト化した。
【0050】内部電極層用ペースト 平均粒径0.8μm のNi粒子100重量部と、有機ビ
ヒクル(エチルセルロース樹脂8重量部をブチルカルビ
トール92重量部に溶解したもの)40重量部およびブ
チルカルビトール10重量部とを3本ロールにより混練
し、ペースト化した。
【0051】外部電極用ペースト 平均粒径0.5μm のCu粒子100重量部と、有機ビ
ヒクル(エチルセルロース樹脂8重量部をブチルカルビ
トール92重量部に溶解したもの)35重量部およびブ
チルカルビトール7重量部とを混練し、ペースト化し
た。
【0052】上記誘電体層用ペーストおよび内部電極層
用ペーストを用い、キャリアフィルム上にドクターブレ
ード法により厚さ6μm の誘電体グリーンシート層を形
成し、この上に厚さ3μm の内部電極ペースト層を印刷
した。この作業を5回繰り返して誘電体グリーンシート
層数5層の第1の積層体を得た。この第1の積層体をキ
ャリアフィルムより剥離して、積層機により積層体数で
40体第2の積層工程を行って第2の積層体を得、熱圧
着した後、切断して誘電体グリーンシート層の積層数2
00の第2の積層体を得た。なお、第1の積層体をキャ
リアフィルムより剥離し、積層機により第2の積層工程
を行なう際、積層不良の発生はなかった。また、第2の
積層体の積層方向の最外層の両層にはドクターブレード
法により作成した30μm の厚さの誘電体グリーンシー
ト材料の層を各5枚用いて保護層とした。
【0053】得られたグリーンチップ体を常法に従って
切断、脱バインダ処理後、還元雰囲気中で1240℃、
2時間焼成を行った。焼成後、再酸化を目的としてアニ
ール処理を行い、コンデンサチップ体10を得た。
【0054】得られたコンデンサチップ体10の端面を
サンドブラストにて研磨した後、上記外部電極用ペース
トを前記端面に転写し、N2 +H2 雰囲気中で800℃
にて10分間焼成して外部電極4を形成し、積層型セラ
ミックチップコンデンサ1を得た。
【0055】得られた試料は、誘電体層2の積層数が2
00層で、誘電体層2の1層あたりの厚さが4μm 、内
部電極層3の厚さが2μm で、サイズは、3.2mm×
1.6mm×1.5mmであった。得られた試料を用い、下
記の評価を行った。なお、短絡不良の発生はほとんど認
められなかった。結果を表1にまとめて示す。
【0056】<短絡不良、絶縁抵抗>ヒューレットパッ
カード社製の高抵抗計(HP-4329A)を用い、室温にて10
V 印加して測定した。なお、絶縁抵抗1kΩ以下のもの
を短絡不良とした。
【0057】<容量、損失>ヒューレットパッカード社
製のインピーダンスアナライザー(HP-4284A)を用いて容
量、損失(tan δ)を測定した。
【0058】<破壊電圧>自動昇圧試験機を用いて測定
した。
【0059】<絶縁抵抗の加速寿命>200℃にて25
V の電界下で加速試験を行い、抵抗が2×105 Ω以下
になるまでの時間を寿命時間とした。
【0060】
【表1】
【0061】実施例2 誘電体グリーンシート層厚さを3μm としたほかは実施
例1と同様にして積層型セラミックチップコンデンサ1
を得た。なお、第1の積層体をキャリアフィルムより剥
離し、積層機により第2の積層工程を行なう際、積層不
良の発生はなかった。
【0062】得られた試料は、誘電体層2の積層数が2
00層で、誘電体層2の1層あたりの厚さが2μm 、内
部電極層3の厚さが2μm で、サイズは、3.2mm×
1.6mm×1.1mmであった。得られた試料を用い、実
施例1と同様の評価を行った。なお、短絡不良の発生は
ほとんど認められなかった。結果を表1にまとめて示
す。
【0063】実施例3 誘電体層用ペーストとして、実施例1と同じ誘電体原料
100重量部と、エチルセルロース樹脂12重量部をブ
チルカルビトール88重量部に溶解した有機ビヒクルを
34重量部と、テルピネオール50重量部とを3本ロー
ル型混練機を用いて混練してペーストとしたものを用
い、内部電極用ペーストは実施例1と同じものを用た。
【0064】キャリアフィルム上にスクリーン印刷法に
より厚さ3.5μm の誘電体グリーンシート層と厚さ3
μm の内部電極ペースト層とを交互に印刷し、誘電体グ
リーンシート層数10層の第1の積層体を得た。この第
1の積層体をキャリアフィルムより剥離して、積層機に
より第2の積層工程を行い、誘電体グリーンシート層の
積層数310層の第2の積層体を得た。なお、第1の積
層体をキャリアフィルムより剥離し、積層機により第2
の積層工程を行なう際、積層不良の発生はなかった。ま
た、第2の積層体の積層方向の最外層の両層にはドクタ
ーブレード法により作成した30μm の厚さの誘電体グ
リーンシート材料の層を各5枚用いて保護層とした。得
られたグリーンチップ体を実施例1と同様に処理して積
層型セラミックチップコンデンサ1を得た。
【0065】得られた試料は、誘電体層2の1層あたり
の厚さが2.5μm 、内部電極層3の厚さが2.0μm
で、サイズは3.2mm×1.6mm×1.6mmであった。
得られた試料を用い、実施例1と同様の評価を行った。
なお、短絡不良の発生はほとんど認められなかった。得
られた結果を表1にまとめて示す。
【0066】実施例4 第1の積層体の誘電体グリーンシート層の積層数を5層
とし、積層機による第2の積層工程での第1の積層体の
積層数を62としたほかは実施例3と同様にして積層型
セラミックチップコンデンサ1を得た。なお、第1の積
層体をキャリアフィルムより剥離し、積層機により第2
の積層工程を行なう際、積層不良の発生はなかった。
【0067】得られた試料は、誘電体層2の1層あたり
の厚さが2.5μm 、内部電極層3の厚さが2.0μm
で、サイズは3.2mm×1.6mm×1.6mmであった。
得られた試料を用い、実施例1と同様の評価を行った。
なお、短絡不良の発生はほとんど認められなかった。結
果を表1にまとめて示す。
【0068】実施例5 第1の積層体の誘電体グリーンシート層の積層数を31
層とし、積層機による第2の積層工程での第1の積層体
の積層数を10としたほかは実施例3と同様にして積層
型セラミックチップコンデンサ1を得た。なお、第1の
積層体をキャリアフィルムより剥離し、積層機により第
2の積層工程を行なう際、積層不良の発生はなかった。
【0069】得られた試料は、誘電体層2の1層あたり
の厚さが2.5μm 、内部電極層3の厚さが2.0μm
で、サイズは3.2mm×1.6mm×1.6mmであった。
得られた試料を用い、実施例1と同様の評価を行った。
なお、短絡不良の発生はほとんど認められなかった。結
果を表1にまとめて示す。
【0070】実施例6 実施例3と同様にしてキャリアフィルム上に誘電体グリ
ーンシート層数10層の第1の積層体を得た。
【0071】この第1の積層体を積層したキャリアフィ
ルムを2本準備し、一方のキャリアフィルムを支持台に
固定した。ついで、他方のキャリアフィルム上の積層体
と前記一方のキャリアフィルム上の積層体とが対面する
位置にそれぞれを配置し、前記他方のキャリアフィルム
積層面の裏面から押圧して2体の第1の積層体を積層さ
せた。次に前記他方のキャリアフィルムを積層体より剥
離した。剥離により得られた積層体表面に、同様の方法
で第1の積層体を積層する操作を繰り返し、誘電体グリ
ーンシート層数で200層の第2の積層体を得た。な
お、第1の積層体どうしの積層やキャリアフィルムを剥
離する際の剥離作業等による積層不良の発生はなかっ
た。また、第2の積層体の積層方向の最外層の両層には
ドクターブレード法により作成した30μm の厚さの誘
電体グリーンシート材料の層を各5枚用いて保護層とし
た。得られたグリーンチップ体を実施例1と同様に処理
して積層型セラミックチップコンデンサ1を得た。
【0072】得られた試料は、誘電体層の1層あたりの
厚さが2.5μm 、内部電極層の厚さが2.0μm で、
サイズは3.2mm×1.6mm×1.1mmであった。得ら
れた試料を用い、実施例1と同様の評価を行った。な
お、短絡不良の発生はほとんど認められなかった。結果
を表1にまとめて示す。
【0073】比較例1 キャリアフィルム上に実施例1と同様にして厚さ4μm
の誘電体層を1層形成し、次に厚さ4μm の内部電極ペ
ースト層を印刷の後、積層のために剥離作業を行った
が、作業中の誘電体グリーンシート層の破損等のため、
積層不可能であった。
【0074】比較例2 誘電体層の厚さを6μm としたほかは比較例1と同様の
作業を行ったが、作業中の誘電体グリーンシート層の破
損等のため、積層不可能であった。
【0075】比較例3 実施例3と同様にスクリーン印刷法により、厚さ6μm
の誘電体グリーンシート層および厚さ4μm の内部電極
ペースト層を交互に、誘電体グリーンシート層数で10
0層積層した。このとき、積層方向の最外層の保護層厚
さは150μmとした。これをグリーンチップ体として
実施例1と同様にして積層型セラミックチップコンデン
サ1を得た。得られた試料を用いて短絡不良の評価を行
ったところ、79%の短絡不良が発生していた。
【0076】比較例4 積層数を誘電体グリーンシート層数で200層としたほ
かは比較例3と同様にして積層型セラミックチップコン
デンサ1を得た。得られた試料を用いて短絡不良の評価
を行ったところ、98%の短絡不良が発生していた。
【0077】比較例1〜4の積層不良率および短絡不良
率を表2にまとめて示した。
【0078】
【表2】
【0079】表1および表2より明らかなように、本発
明の製造方法によれば、誘電体グリーンシート層厚を薄
層化し、さらに多層化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層型セラミックチップコンデンサの構成例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 積層型セラミックチップコンデンサ 10 コンデンサチップ体 2 誘電体層 3 内部電極層 4 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 武史 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−66916(JP,A) 特開 昭64−65818(JP,A) 特開 平5−90067(JP,A) 実開 平1−63127(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/40 H01G 13/00 - 13/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアフィルム上に誘電体グリーンシ
    ート層と内部電極ペースト層とを、1層あたりの誘電体
    グリーンシート層の厚さを0.5〜10μmとして、交
    互に形成し、キャリアフィルム上に2〜50層の誘電体
    グリーンシート層をもつ積層体を得、 この積層体からキャリアフィルムを剥離した後、この積
    層体の2以上を重ねて焼成する積層型セラミックチップ
    コンデンサの製造方法。
  2. 【請求項2】 キャリアフィルム上に誘電体グリーンシ
    ート層と内部電極ペースト層とを、1層あたりの誘電体
    グリーンシート層の厚さを0.5〜10μmとして、交
    互に形成し、キャリアフィルム上に2〜50層の誘電体
    グリーンシート層をもつ積層体を得、 この積層体の2以上を重ねた後、キャリアフィルムを剥
    離して焼成する積層型セラミックチップコンデンサの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記内部電極ペースト層の厚さが、0.
    5〜5μm である請求項1または2の積層型セラミック
    チップコンデンサの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記内部電極ペースト層の面積が、前記
    誘電体グリーンシート層の面積の10%以上である請求
    項1〜3のいずれかの積層型セラミックチップコンデン
    サの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記2以上の積層体を積層して得たグリ
    ーンチップ体が、誘電体グリーンシート層と内部電極ペ
    ースト層との交互積層構造をもち、積層方向の最外層が
    誘電体グリーンシート材料の保護層となっている請求項
    1〜4のいずれかの積層型セラミックチップコンデンサ
    の製造方法。
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