JP3190091B2 - 記憶装置とその情報読み出し方法および情報書き込み方法 - Google Patents

記憶装置とその情報読み出し方法および情報書き込み方法

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  • Static Random-Access Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SRAM(Static Ran
dom Acces Memory)等に好適な記憶装置に係り、より詳
細にはメモリセルとして負性微分特性およびしきい値特
性を有するRHET・RBT等のトランジスタを用いた
記憶装置とその情報読み出し方法、情報書き込み方法に
関する。
【0002】近年、半導体メモリの大規模化が進み、今
日では64MbのDRAM(Dynamic Random Acces Mem
ory )や16MbのSRAMの開発が試みられている。
しかしながら、現状のメモリセル構造では高密度化に限
界があり、より高密度化が可能な新規な半導体メモリセ
ルの開発が望まれている。
【0003】
【従来の技術】一般に、DRAMのメモリセルは情報を
記憶するためのFET(Field EffectTransister )の
接合容量を利用したコンデンサとこのコンデンサに対す
る情報の書き込み、読み出しを行うためのFETから構
成されている。また、SRAMは、フリップフロップ形
のメモリセル構造からなり、通常6個のFETを用いて
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、SRA
Mのメモリセルは少なくとも6個分のFETの面積を必
要とし、微細化を進めるには限界がある。
【0005】本発明の目的は、より少ない素子数で、小
さな面積で構成しうる新規なメモリセルからなる記憶装
置とその情報読み出し方法およびその情報書き込み方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明に係る記憶装置は、図1に示
すように、行アドレス信号線(Ax)と、一対の信号線
からなる列アドレス信号線(Ay1,Ay2)と、前記行ア
ドレス信号線(Ax)と列アドレス信号線(Ay1
y2)との交差部に設けられたメモリセルと、を有し、
前記メモリセル(MC)は、1つのコレクタ電極(C)
および2つのエミッタ電極(E1 ,E2)を有して、共
鳴トンネル効果によって得られる負性微分抵抗特性を有
する2つのベース・エミッタ接合を有するトランジスタ
を示すダブルエミッタ構造のトランジスタ(Tr)から
なり、前記トランジスタ(Tr)の一方のエミッタ電極
(E1)が低電位側である前記列アドレス信号線の一方
(Ay1)に接続され、他方のエミッタ電極(E2)が高
電位側である前記列アドレス信号線の他方(Ay2)に接
続され、かつ、前記トランジスタ(Tr)のコレクタ電
極(C)が前記行アドレス信号線(Ax)に接続されて
構成される。
【0007】請求項2に記載の発明は、図2に示すよう
に、請求項1に記載の半導体メモリにおいて、前記列ア
ドレス信号線(Ay1,Ay2)のうち、いずれか一方のア
ドレス信号線を共通接地配線(GND)として構成され
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、図15に示すよ
うに、行アドレス信号配線層(Ax)と、2本一対で平
行に配された信号配線層からなる列アドレス信号配線層
(Ay1,Ay2)と、前記行アドレス信号配線層(Ax
と列アドレス信号配線層(Ay1,Ay2)との交差部にお
いて相対向する行アドレス信号配線層(Ax)と列アド
レス信号配線層(Ay1,Ay2)との間に挟まれて前記メ
モリセル層(MC)は、所定のしきい値電圧(Vth)で
電流を流すしきい値特性を有するコレクタ・ベース接合
層(D3)と、その上にそれぞれ共鳴トンネル効果によ
って得られる負性微分抵抗特性を有する2つのベース・
エミッタ接合層(D1 ,D2)が並列してそれぞれ積層
状に形成されて構成される。
【0009】請求項4に記載の発明は、図9、図10に
示すように、請求項1に記載の記憶装置の読み出し方法
であって、前記メモリセル(MC)の記憶情報の読み出
し時には、前記メモリセル(MC)の2つのベース・エ
ミッタ接合(D1 ,D2)の他方の動作安定点(S2)の
電圧をVs2、不安定点(Sm)の電圧をVsm、行アドレ
ス信号線(Ax)の電圧をVAx、ベース・コレクタ接合
(D3)のしきい値電圧をVthとしたとき、各電圧が、
sm <V Ax +V th <V s2 の関係となるように、行アドレ
ス信号線(Ax)に低レベルの電位(Low)を加え、
かつ、列アドレス線の他方(Ay2)に高レベルの電位
(High)を加えるように構成される。
【0010】請求項5に記載の発明は、図11〜図14
に示すように、請求項1に記載の記憶装置の書き込み方
法であって、前記メモリセル(MC)の2つのベース・
エミッタ接合層(D1 ,D2 )により生成される2つの
動作安定点および不安定点のうちの負側の安定点
(S1 )への情報書き込み時には、行アドレス信号線
(Ax)の電圧VAx、ベース・コレクタ接合(D3 )の
しきい値電圧Vthおよび不安定点電圧Vsmが、VAx+V
th<Vsmとなるように、行アドレス信号線(Ax )に低
レベルの電位(Low)を加え、かつ、列アドレス信号
線の少なくともいずれか一方(Ay2)に高レベルの電位
(High)を加え、前記動作安定点の正側の安定点
(S2 )への情報書き込み時には、2つの安定点のうち
負側の安定点が生じないように、行アドレス信号線(A
x )に高レベルの電位(High)を加え、かつ、列ア
ドレス信号線に所定の電位を加えるよう構成される。
【0011】請求項6に記載の発明は、図19に示すよ
うに、複数の信号線からなる行アドレス信号線群
(Ax1,Ax2,…)と、前記行アドレス信号線群
(Ax1,Ax2,…)に交差する方向に配された複数の信
号線からなる列アドレス信号線群(Ay11,Ay12
…,Ay21 ,Ay22 ,…)と、前記行アドレス信号線群
(Ax1,Ax2,…)と列アドレス信号線群(Ay11 ,A
y12 ,…,Ay21 ,Ay22 )との各交差部に設けられた
請求項1記載の複数のメモリセル(MC)と、前記行ア
ドレス信号線群(Ax1,Ax2,…)に行アドレス信号を
供給する行アドレスデコーダ(1)と、前記列アドレス
信号線群(Ay11 ,Ay12 ,…,Ay21 ,Ay22 ,…)
に列アドレス信号を供給する列アドレスデコーダ(2)
と、前記行アドレス信号線群(Ax1,Ax2,…)から前
記各メモリセル(MC)の記憶情報を検出するセンス回
路(3)、を備えて構成される。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、メモリセルを
構成するダブルエミッタ構造のトランジスタ(Tr )に
おける負性微分特性を有する2つのベース・エミッタ接
合部D1 ,D2 の特性によって、双安定状態が実現され
る。行アドレス信号線A x および列アドレス信号線
x1,Ax2それぞれに電圧信号を別個に与えても、双安
定状態をくずすことはないし、またしきい値特性を有す
るベース・コレクタ接合部D3 を流れる電流も存在しな
い。しかし、各アドレス信号線Ax ,Ay1,A y2のそれ
ぞれのラインに同時に所定の電圧信号が加わった場合
に、安定状態、即ち記憶状態に従ってしきい値特性のベ
ース・コレクタ接合部D3 を流れる電流が発生したり、
また、安定状態を他の安定状態に切り換えることが可能
となる。すなわち、この回路をメモリセルとして縦、横
に並列に配置したときに、ある特定のメモリセルにの
み、選択的に情報を書き込んだり、また情報を読みだし
たりすることが可能なメモリデバイスを構成することが
できる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、共通接地
配線GNDを設けることにより、アドレス信号線の共用
化が図られ、また、信号線の線が太くなるので電源ノイ
ズに強いメモリの実現が可能となる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、互に交差
する行アドレス信号配線層(Ax )と2本一対の列アド
レス信号配線層(Ay1,Ay2)間に挟まれて積層状のメ
モリセルを構成することができ、メモリセルをダイオー
ド2個分の面積とその二つのダイオードを分離するため
の隙間の面積の和程度で実現することができる。さら
に、行アドレス信号線Ax と、列アドレス信号線Ay1
y2を交差するように配し、その間にメモリセルを配す
ることで、メモリセルの配列以外のエリアを必要とせ
ず、すなわちメモリセル自体の部分およびメモリセル相
互間の隙間の部分以外のエリアを必要とせず高密度にメ
モリセルを並べることができる。
【0015】請求項4乃至6に記載の発明によれば、任
意のアドレス信号の組合せで2つある安定点S1 ,S2
に対して任意の記憶情報の読み出しおよび書き込みが可
能となる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。 〔I〕メモリセルMC (i)メモリセルMCの回路構成 図1に示すように、行方向(X)に行アドレス信号線A
x が配され、この行アドレス信号線Ax に交差して2本
一対の列アドレス信号線Ay1,Ay2が配されている。列
アドレス信号線Ay1にはメモリセルMCとなるトランジ
スタTr のエミッタE1 が接続され、列アドレス信号線
y2には第2のエミッタE2 が接続されている。コレク
タCは行アドレス信号線Ax に接続されている。
【0017】トランジスタTr は、ダブルエミッタ構造
を有し、例えばRHET(共鳴トンネリング・ホットエ
レクトロン・トランジスタ)やRBT(共鳴トンネリン
グ・バイポーラ・トランジスタ)等の共鳴トンネル構造
の素子が用いられる。ここで、ベース・エミッタ接合B
1 をD1 とし、ベース・第2エミッタ接合BE2 をD
2 とし、ベース・コレクタ接合をD3 として以下説明す
る。
【0018】図2は、列アドレス線の一方Ay1を接地電
位GNDとして列アドレス線Ay1の共用化を図った例を
示している。 (ii)メモリセルの動作原理 RHETのエミッタ接地におけるベース電流電圧特性を
図3に示す。ピーク電流をIp 、バレー電流をIV
し、立ち上がり電圧をVth、ピーク電圧をVp 、バレー
電圧をVv 、再び電流が流れ出してピーク電流と同じ電
流が流れる電圧をVp2と定義する。ベースの電位が正の
方向にはサフィックス+、負の方には−のサフィックス
を付けてある。一方、RHETのベース・コレクタ電流
電圧特性を図4に示す。しきい値Vthで急激的に電流が
流れる。
【0019】図5(a)、(b)にRHETのエミッタ
接地におけるベース電流のベース電圧依存を示す。ここ
で、−Ie はエミッタから注入される電子による電流
(電流にするとマイナスがつく)、Ib →eはエミッタ
からベースに注入された電子の内ベースでエネルギーを
失いベース電流となった成分(電流の向きではベースか
らエミッタ)、Ic →eはエミッタからベースに注入さ
れた電子の内コレクタに到達してコレクタ電流となった
成分(電流の向きではコレクタからエミッタ)、Ib
cはコレクタからコレクタバリアを通してベースに流れ
る電子によるベース電流(電流の向きではベースからコ
レクタ)を表している。したがってベース電流Ib =I
b →e+Ib →cである。コレクタの電位が立ち上がり
電圧(エミッタ接地でコレクタ電流が流れ出すコレクタ
・エミッタ電圧)より低い場合で、エミッタから注入さ
れた電子は全てベースに流れるので、図5(a)のよう
になる。コレクタの電位が立ち上がり電圧Vv より高け
ればエミッタから注入された電子の一部はコレクタに到
達して電流となるのでベースの電流電圧特性は図5
(b)のようになる。
【0020】図6(a)のように2つのエミッタE1
2 にアドレス信号線Ay1(E1 側)とAy2(E2 側)
を接続する。両アドレス信号線の間に電圧を印加してい
くと、印加電圧が2Vp までの間は安定点が1つである
(図6(b))。ところがそれ以上の電圧を印加する
と、安定点が2つ(S1 ,S2 )、不安定点が1つ(S
n )が現われる(図6(c))。S1 は第1エミッタE
1 とベースの間に加わる電圧がピーク電圧より低く第2
エミッタE2 とベースBの間に加わる電圧がバレー電圧
より高い、S2 はその逆で、この二つの安定点のどちら
にいるかで記憶ができる。
【0021】図7(a)の様に図5(a)に加えてコレ
クタにアドレス信号線Ax を接続し、各アドレス信号線
x 、Ay1,Ay2に電圧VAx、VAy1 ,VAy2 を加え
る。図7(b)(c)(d)および図8(a)(b)は
その時、ベースの電位に対して、ベースから第1エミッ
タE1 に流れる電流Ib →e1 と第2エミッタE2 から
ベースに流れる電流Ie2→bおよびコレクタからベース
に流れる電流Ib →cを示した図である(参考のためコ
レクタからエミッタ1に流れる電流Ic →e1 も示して
いる)。ここでベース電流は0ではなくてはならないの
でIb →e1 =I e2→b+Ic →cとなるところが動作
点である。
【0022】図7はVAx<VAy1 +Vr 、のとき、すな
わちコレクタ電位が第1エミッタ電位より低くトランジ
スタ動作しない時、図8はVAx>VAy1 +Vr 、すなわ
ち、コレクタ電位が第1エミッタ電位より高くトランジ
スタ動作している時で共にV y1<Vy2である。図7
(b)は、記憶保持状態のときの特性図でVAx+Vth
s2であり、二つの安定点が存在しかつコレクタに電流
が流れないことを示している。図7(c)は、安定点S
2 に情報が書き込まれているかどうかを読み出す時の特
性図で、Vsn<VAx+Vth<Vs2であり、二つの安定点
が存在し、その安定点がS2 の時にはコレクタに電流が
流れるが、その安定点がS1 の時にはコレクタに電流が
流れないことを示している。図7(c)は、安定点S1
に情報を書き込むときの特性図で、VAx+Vth<Vsn
安定点が一つしかなく、その安定点はエミッタE1 とベ
ースとの間にかかっている電圧がピークより低い状態で
あるからS1 と同じ性質のものであることを示してい
る。
【0023】以上のように情報の保持、安定点S2 の情
報の読み出し及び安定点S1 への書き込みは実現でき
る。一方、S2 の書き込みを図7(d)のS1 の書き込
みを応用して行なおうとすると、D3 は正側のしきい値
電圧を持つが、負側のしきい値電圧は持っていない(あ
るいは持っていても非常に低い)ので図7(d)を見る
限りでは、VAxを上げただけではS2 の書き込みを行い
得ないように見えるが、VAxを上げるとメモリセルはト
ランジスタ動作するようになるので特性は図7から図8
に変わる。図8(a)に示す状態は、第1エミッタE1
から流れ込んだ電流がコレクタCに流れ出るとともに、
一部第2エミッタE2 へも流れている。A x のレベルV
Axをあまり引き上げない状態では依然として二つの安定
点が存在するので書き込みを行うことができない。図8
(b)は、Ax の電位VAxをさらに引き上げたときの特
性図であり、電位VAxを上げるとゲインが向上するので
Ax>VAy1 +Vr でかつ安定点がS2 の一つしかなく
なってしまう。その安定点はエミッタE2 とベースとの
間にかかっている電圧がピークより低い状態であるから
2 と同じ性質のものであることを示している。
【0024】(iii) 情報の記憶保持 保持時には図7(a)の状態である必要がある。電流が
できるだけ流れない方が消費電力を押さえられるので、
二つの安定点がバレーにある様な状態が望ましい。
【0025】(iv)情報の読み出し 読みだしの操作はマトリクス状に並べられたメモリセル
のうちあるアドレス信号線Ax とAy のクロスする所の
メモリセルだけを読みだされなくてはならないので、A
x のみに信号を加えた時と、Ay のみに信号を加えた時
には、図7(b)の状態で、両方に信号を加えた時に図
7(b)の状態にならなくてはならない。ここで、信号
を加えるというのは、アドレス信号線の電位を変化させ
るということである。この際、しきい値が+と−で異な
る場合は、以後の説明において中間の電位を0にするよ
うなオフセットを考えれば良いので、説明では対称な特
性を考える。
【0026】したがって、S2 の読み出しでは、Vsn
Ax+Vth<Vs2となるように、A x にはLow、
y1,Ay2にはHighを加える。Ax をLowにする
と、Ax+Vth2 の電位が下がる。一方、Ay1,Ay2
Highにすると、Vs2の電位が上がる。その際の信号
の大きさは、片方だけの場合には、まだVAx+Vth>V
s2すなわち図7(b)の状態にあり、両方を加えた時に
はAx +Vth<Vs2すなわち図7(c)の状態になるよ
うに決めれば、両方のアドレス信号線Ax と、Ay(A
y1,Ay2)のクロスするところだけが読みだされること
となる。図9では、(a)がAx にだけLowを加えた
時を、(b)がAy1,Ay2にだけHighを加えた時
を、(c)がAx にLow、Ay1,Ay2にHighを加
えた時を示している。
【0027】図10に示した様に、(Ax :Low、A
y1,Ay2:High)の代わりに、(Ax :Low、A
y2:High)の組み合わせでも上記条件を満たすよう
に電位設定できる。
【0028】上記説明では、読みだし動作の初期状態は
保持状態と同じにしてある。(これは、保持状態は通常
一番消費電力を押さえるようにしてあることと、別の電
位を設定する必要がないことなどによる。)しかしなが
ら、上記の条件さえなりたてば良いので、初期状態が保
持状態と同じである必要はない。なお、本発明の構成で
は、D3 が負側のしきい値電圧をもっているのでS1
読み出しを行うことはできない。
【0029】(v)情報の書き込み 書き込みの操作はマトリクス状に並べられたメモリセル
のうちあるアドレス信号線Ax とAy のクロスする所の
メモリセルだけを書き込まれなくてはならないので、A
x のみに信号を加えた時と、Ay のみに信号を加えた時
には、図7(b)(c)または図8(a)の状態で、両
方に信号を加えた時に図7(d)、または図8(b)の
状態にならなくてはならない。ここで、信号を加えると
いうのは、アドレス信号線の電位を変化させるというこ
とである。この際、しきい値が+と−で異なる場合は、
以後の説明において中間の電位を0にするようなオフセ
ットを考えれば良いので、説明では対称な特性を考え
る。
【0030】S1 の書き込みでは、Ax にはLow、A
y1,Ay2にはHighを加える。A x をLowにする
と、VAx+Vthの電位が下がる。一方、Ay2をHigh
にすると、Vsnの電位が上がる。その際の信号の大きさ
は、片方だけの場合には、まだVAx+Vth>Vsnすなわ
ち図7(b)または(c)の状態にあり、両方を加えた
時にはAx +Vth<Vsnすなわち図7(c)の状態にな
るように決めれば、両方のアドレス信号線Ax とA
y (Ay1,Ay2)のクロスするところだけが安定点が1
つになり、その安定点はD1 にかかっている電圧がピー
クより低い状態であるからS1 と同じ性質のものであ
る。両アドレス信号線を元の保持状態に戻せば、安定点
はS1 となるので、S1 の書き込みができる。図11で
は、(a)がAxにだけLowを加えた時を、(b)が
y1,Ay2にHighを加えた時を、(c)がAx にL
ow、Ay1,Ay2にHighを加えた時を示している。
【0031】図12に示した様に、(Ax :Low、A
y1,Ay2:High)の代わりに、(Ax :Low、A
y2:High)の組み合わせでも、同様な条件設定はで
きる。また図には示していないが、特性によっては(A
x :Low、Ay1:High)、の組み合わせでも同様
な条件設定ができる。
【0032】S2 の書き込みでは、Ax にはHigh、
y1,Ay2にはLowを加える。A x だけHighで
も、Ay1,Ay2だけLowでも、VAx<VAy1 +Vr
なわち図7(b)もしくはVAx>VAy1 +Vr でもゲイ
ンが余り出ない(エミッタ1から注入された電子があま
りコレクタに到達しない)条件で安定点が二つあるよう
な状態すなわち図8(a)のような状態、Ax にHig
hかつAy1にLowとした時には、VAx>VAy1 +Vr
でかつゲインが大きくて、安定点が1つとなるような状
態即ち図8(b)のような状態になるようにAx のHi
ghのレベルAy1,Ay2のLowのレベルを決めればA
x とAy のクロスしたところだけがS2 に書き変えるこ
とができる。図13では、(a)がAx にだけHigh
を加えた時を、(b)がAy1,Ay2にだけLowを加え
た時を、(c)がAx にHigh、Ay1,Ay2にLow
を加えた時を示している。
【0033】図14に示した様に、(Ax :High、
y1,Ay2:Low)の代わりに(Ax :High、A
y1:Low)の組み合わせでも、上記条件を満たすよう
に電位設定できる。また図には示していないが、特性に
よっては、(Ax :High、Ay2:Low)、
(Ax :High、Ay1:High)の組み合わせで
も、上記条件を満たすように電位設定できる。
【0034】上記説明では、書き込み動作の初期状態は
保持状態と同じにしてある。これは、保持状態は通常一
番消費電力を押さえるようにしてあることと、別の電位
を設定する必要がないことなどによる。しかしながら、
上記の条件さえなりたてば良いので、初期状態が保持状
態と同じである必要はない。なお、情報の書き込みは、
メモリセルのそれぞれについて上記方法に従ってS1
2 に書き込んでもよし、まず、全メモリセルをS
2 (S1 )に書き込んでからでもよい。
【0035】なお、以上の説明において、図7(b)
(c)(d)、図8(a)(b)は上記動作例の説明上
必要な部分を示したものである。これらの各図の詳細
は、図37〜図41に示す通りであり、各図の対応関係
を以下の示す。
【0036】 図7(b)→図37 図7(c)→図38 図7(d)→図39 図8(a)→図40 図8(b)→図41 (vi)メモリセルの物理的構造 図15に、メモリセルの立体構造を示す。図15に示す
ように、行アドレス信号配線層Ax が配され、これに交
差して2本一対で平行の信号配線層からなる列アドレス
信号配線層Ay1,Ay2が配され、行アドレス信号配線層
x と列アドレス信号配線層Ay1,Ay2との交差部には
メモリセル層MCが形成されている。
【0037】メモリセル層MCは、各アドレス信号配線
層Ax ,Ay1,Ay2間において、行アドレス信号配線層
x 側に所定のしきい値電圧Vthで電流を流す特性を有
するベース・コレクタ接合D3 がその一面において行ア
ドレス信号配線層Ax に電気的に接触して形成され、ベ
ース・コレクタ接合D3 の他面と前記列アドレス信号配
線層Ay1,Ay2のうちの一方の配線層Ay1との間にベー
ス・エミッタ接合D1が電気的に接触して形成され、か
つ、前記ベース・コレクタ接合D3 の他面と前記列アド
レス信号配線層Ay1,Ay2のうちの他方の配線層Ay2
の間にベース・エミッタ接合D2 が電気的に接触して積
層状に形成されている。
【0038】図16(a)にRHETによるメモリセル
の半導体層100の断面構造を示す。図示するように、
半絶縁性もしくは絶縁性基板(SI,GaAs)11上
に、順次良導体層(n++GaAs)12、導体層(n+
GaAs)13、D3 層(i−AlGaAs)14、導
体層(n+ −GaAs)15、D1 ,D2 層を形成する
i−AlAs層16、i−GaAs層17、i−AlA
s層18、導体層(n + −GaAs)19、および良導
体層(n++GaAs)20が積層状に形成されている。
【0039】図16(b)は図16(a)におけるエネ
ルギバンド図である。図17はメモリセルMCをRBT
(Resonance Bipolar Transister)で構成した場合の立
体構造を示し、図18(a)はRBT半導体層の断面構
造、同図(b)はRBT各部のエネルギバンドを示して
いる。
【0040】〔II〕SRAM 図19に、図1のメモリセルMCを用いて構成されるS
RAMの例を開示する。
【0041】図19に示すように、行方向に行アドレス
信号線群Ax1〜Ax5が配されており、かつ、これらの行
アドレス信号線群Ax に電気的に非接触で交差する各2
本一対の列アドレス信号線群Ay11 〜Ay52 が配されて
いる。各交差部のそれぞれには、ベース・エミッタ接合
1 ,D2 、ベース・コレクタ接合D3 からなるメモリ
セルMCが形成されている。各メモリセルMCは図1に
示した構成をもつのでその説明を援用する。
【0042】行アドレス信号線群Ax の一方の線端に
は、行アドレスデータを解読してそのデータ内容に対応
する電圧を印加するための行アドレスデコーダ1が接続
されている。行アドレス信号線群Ax の他方の線端に
は、各列アドレス信号線Ax1〜A x5に流れる電流を検出
しメモリセルMC内の情報を読出すためのセンス回路3
が接続されている。
【0043】列アドレス信号線群Ax の線端には、列ア
ドレスデータを解読してそのデータ内容に対応する電圧
を印加するための列アドレスデコーダ2が接続されてい
る。メモリセルMCへのデータの書込みは、必要な行ア
ドレスデータおよび列アドレスデータのそれぞれを行ア
ドレスデコーダ1および列アドレスデコーダ2に与えて
記憶すべきアドレスを選択して実行される。各メモリセ
ルMCにおける行アドレス信号線Ax および列アドレス
信号線Ay1、列アドレス信号線Ay2への電圧の印加の態
様および書込み時の動作には図3〜図14およびその関
連説明に示した通りであるので、その説明は省略する。
【0044】メモリセルMCからのデータの読出しは、
必要な行アドレスデータおよび列アドレスデータを行ア
ドレスデコーダ1および列アドレスデコーダ2にそれぞ
れ与えて読出しアドレスを選択し、行アドレス信号線A
x1〜Ax5に現われた電流をセンス回路3により検出して
行う。
【0045】このように、各メモリセルMCがアドレス
選択性をもつため、任意のアドレスのメモリセルMCに
データを書込んだりあるいは読取ったりすることができ
る。図20は、図2に示すメモリセルを用いてSRAM
を構成した場合の回路図を示している。図20からわか
るように、列アドレス信号線の一方であるAy11 ,A
y21 ,…Ay51 をGNDに接続し、接地電位に共通接続
する構成とすることができる。
【0046】図21にSRAMの立体構造例を示す。図
21に示すように、行アドレス信号線層Ax1〜Ax4が互
に平行に行方向に形成されており、この行アドレス信号
線層Ax1〜Ax4との間に所定の間隔δをおいて交叉する
方向に列アドレス信号線層A y11 〜Ay22 が互に平行に
形成されている。
【0047】各行アドレス信号線層Ax1〜Ax4上には一
対の列アドレス信号線層間(Ay11とAy12 、又はA
y21 とAy22 )の両端間の間隔の長さを有するベース・
コレクタ接合D3 が形成されている。このベース・コレ
クタ接合D3 の一面と行アドレス信号線層Ax に電気的
に接触している。また、ベース・コレクタ接合D3 の他
面の一端側と列アドレス信号線層Ayn2 との間にベース
・エミッタ接合D2 が介在され、ベース・コレクタ接合
3 の他面の他端側と列アドレス信号線層Ayn2との間
にベース・エミッタ接合D1 が介在され、ベース・エミ
ッタ接合D2 と列アドレス信号線層Ayn2 、ベース・エ
ミッタ接合D1 と列アドレス信号線層Ay n1とはコンタ
クトホールCHにより電気的に接続されている。このよ
うに、互に交差する行アドレス信号線層Ax と列アドレ
ス信号線層Ayの交差部において両線に挾まれるように
ベース・エミッタ接合D1 ,D2 、ベース・コレクタ接
合D3 を積層状に形成したため、図20に示すように、
1つのメモリセルMCをベース・エミッタ接合部2個程
度の面積で形成することができ、高密度化が可能とな
る。
【0048】図22は、図21のSRAMの平面配置図
である。図23は、図2のメモセルを用いた図19のS
RAMの立体構造を示す斜視図である。図24はその平
面配置図である。図23では図21のAx11 及びAx21
を共通にGND配線と接続させている。
【0049】図25は、図20に示すSRAMと基本的
に同じ構造であるが、ベース・コレクタ接合D3 の幅を
ベース・エミッタ接合D1 ,D2 と同じ幅に形成した例
である。
【0050】〔III 〕製造方法 (i)製造プロセスA 図25〜図29に、本発明の実施例を示す。この実施例
は、上述したSRAM等の製造方法を開示する。
【0051】製造プロセスは、大別して、半導体層10
0の成長と、エッチングもしくはイオン注入による不活
性化により所定のつながりをもつように2つのベース・
エミッタ接合D1 、D2 の形成と、ベース・コレクタ接
合D3 の形成と、行アドレス信号線Ax の形成と、行ア
ドレス信号線Ay の形成、の工程からなる。
【0052】半導体層100はエピタキシャル成長法を
用いる。すなわち、図15(a)に示すように、半絶縁
性もしくは絶縁性基板(SI、GaAs)11上に、順
次良導体層(n++GaAs)12、導体層(n+ GaA
s)13、ベース・コレクタ接合D3 層(i−AlGa
As)14、導体層(n+ −GaAs)15、ベース・
エミッタ接合D1 ,D2 層を形成するi−AlAs層1
6、i−GaAs層17、i−AlAs層18、導体層
(n+ −GaAs)19、および良導体層(n ++GaA
s)20を成長させる。
【0053】次に、図26,27を用いて一連のプロセ
スを順を追って説明する。なお、図25,27におい
て、左側の列の図は図22におけるI‐I′断面図、右
側の列の図は図22におけるII‐II′断面図である。
【0054】まず、図26(1)に示すように、半導体
層100上の良導体層20上に、レジスト101を塗布
し、ベース・エミッタ接合D1 ,D2 を形成するための
パターニングを行う。次いで(2)に示すように、ベー
ス・エミッタ接合D1 ,D2をエッチングによりパター
ン形成する。次に、(3)に示すように、互に近接して
パターン形成されたベース・エミッタ接合D1 ,D2
それぞれ1ブロックとしてレジスト102により覆い、
このときレジスト102の幅をベース・エミッタ接合D
1 ,D2 の下層に形成されるべきベース・コレクタ接合
3 の幅となるようにしておく。次に、(4)に示すよ
うにエッチングによりベース・コレクタ接合D3 の層を
形成する。次に、(5)に示すように、全面にレジスト
103を塗布し、行アドレス信号線Ax に対応する部分
のパターニングを行う。次いで、図27(6)に示すよ
うに、エッチングにより良導体層12を削り、独立した
行アドレス信号線Ax 層を形成する。次に、(7)に示
すように、レジスト(下層)105、レジスト(上層)
106の2層レジストを塗布する。次に、(8)に示す
ように、行アドレス信号線Ay のパターニングを行い、
さらに(9)に示すように、表面に金属を蒸着し、最後
に(10)に示すように、リフトオフを行なってメモリ
セルMCおよび各アドレス信号線Ax ,Ay が形成され
る。
【0055】ここで、図27(10)右側の図に示すよ
うに、隣接する半導体層100相互間のレジスト(下
層)105を除去され、金属107による列アドレス信
号線A y はエアーブリッジ構造になっている。このエア
ーブリッジ構造により、隣接するメモリセル相互間に、
空隙109が形成される。空隙は誘電率ε=1であるた
め、レジスト(下層)105を充填した状態よりも寄生
容量が減少する。
【0056】以上の製造プロセスAにより形成されたS
RAMの立体構造を図28に示す。図29は列アドレス
線の一方Ay11 ,Ay21 …をGND線に共通化した場合
の例を示している。
【0057】(ii)製造プロセスB 図30,31に、この実施例は製造プロセスAの変形例
である。製造プロセスBは、図26(1)〜(5)まで
図26,27と同様であるので、図示ならびにその説明
は省略する。
【0058】図31(7)において、全面にポリイミド
110を塗布したのち、(8)のようにポリイミド11
0を除去し、平坦化頭出しを行う。次いで(9)のよう
に、レジスト111を塗布し、行アドレス信号線Ay
パターニングを行う。次いで、(10)のように、金属
膜112を蒸着する。次に、(11)に示すように、リ
フトオフによりレジスト111とその上の金属膜112
を除去し、行アドレス信号線Ay を形成する。
【0059】(iii) 製造プロセスC 図32〜図36に、本発明の製造プロセスcを示す。こ
の実施例は、パターニングに用いるマスクの使用を減少
させ、セルフアラインにより高密度化を達成する製造方
法を提供するものである。
【0060】先に、図15あるいは図21で述べたよう
に、メモリセルMCを交差する行アドレス信号線Ax
列アドレス信号線Ay1、列アドレス信号線Ay2間にサン
ドイッチ状に挾み、かつ、そのメモリセルMCをベース
・コレクタ接合D3 上に2つのベース・エミッタ接合D
1 ,D2 を配置する構造としたことにより、メモリセル
MC以外の必要な面積としてはメモリセルMC相互を分
離するための間隙の面積しか必要としないのでメモリの
集積度を向上しうる。
【0061】ところが、各素子をパターニングするため
には、従来の製法によれば、マスクを用いる必要があ
り、基本となるベース・エミッタ接合D1 ,D2 の領域
のみならず、ベース・コレクタ接合D3 の位置行アドレ
ス信号線Ax の位置等を決めるには全てマスクを使用し
なければならない。さらに、マスクの位置決め誤差を考
慮すると全体の面積は増大せざるを得ない。このよう
に、従来のマスクを用いてパターニングする方法では各
領域のほとんどにマスクが必要となるため工程が煩雑化
するとともに、面積の縮少化に限界がある。
【0062】そこで、本実施例は、最少限度のマスクの
使用によるセルフアラインプロセスを実現し、パターニ
ングのルールに無関係にサイドウォールの厚さによって
各領域の面積を決定し、効率的に高密度化を図れる製造
方法を提供するものである。
【0063】そのために、本実施例では、まず、図36
に示すように隣接するメモリセルの各ダイオードおよび
アドレス信号線の位置関係を次のように定義する。 a:ベース・エミッタ接合D1 ,D2 の領域 b:ベース・エミッタ接合D1 ,D2 相互の分離をする
ための領域 c:ベース・エミッタ接合D1 ,D2 下にベース・コレ
クタ接合D3 を形成する際のマスクの位置決め余裕のた
めの領域 d:同一アドレス信号線Ax 上にあるメモリセル相互の
分離をするための領域 e:メモリセル下にアドレス信号線Ax を形成する際の
マスクの位置決め余裕のための領域 f:アドレス信号線Ax 相互の分離をするための領域 A:ベース・エミッタ接合D1 ,D2 相互の間隔 B:同一アドレス信号線Ax 上に隣り合うメモリセルを
構成するベース・エミッタ接合D1 ,D2 相互の最短の
間隔 C:隣り合うアドレス信号線Ax 上にあるメモリセルを
構成するベース・エミッタ接合D1 ,D2 相互の最短の
間隔 d1 :絶縁膜204の厚さ d2 :絶縁膜205の厚さ d3 :絶縁膜206の厚さ そして、上記各値の大小関係を次のように規定する。
【0064】 A<2d1 <B<2(d1 +d2 )<C<2(d1 +d
2 +d3 ) このような関係をもって各部の位置関係を規定し、この
規定に従って以下に述べる製造プロセスcの処理を行
う。
【0065】次に、図33〜図36を参照して本実施例
の製造プロセスを説明する。まず、半導体層100をエ
ピタキシャル成長させる。半導体層100の構成につい
ては図16(a)を参照されたい。次に、図33(1)
に示すように良導体層20上に金属膜201を蒸着し、
さらにその上に(2)の如く絶縁膜202を成長させた
のち、(3)ようにレジスト203によりベース・エミ
ッタ接合D1 ,D2 のパターニングを行う。次に、
(4)に示すように、エッチングを行い、レジスト20
3相互間の絶縁膜202を除去する。次に、(5)に示
すように、金属膜201のエッチングとレジスト203
の剥離を行なう。
【0066】次に、図34(6)に示すように、半導層
のエッチングを行う。これと同時にベース・エミッタ接
合D1 ,D2 のパターンが形成されることになる。次い
で、(7)に示すように、ベース・エミッタ接合D1
ベース・エミッタ接合D2 の間隔が埋まる厚さの絶縁膜
204を成長させる。次に、(8)に示すように、異方
性エッチングを行なって絶縁膜202のエッチングを行
なう。このプロセスによりベース・コレクタ接合D3
パターニングが行われたことになる。次いで、(9)に
示すように半導体のエッチングを行なうことにより、ベ
ース・コレクタ接合D3 のパターンが形成される。次
に、(10)に示すように全体に絶縁膜205を成長さ
せ、次いで、図35(11)に示すように絶縁膜205
に異方性のエッチングを行ない絶縁膜205を除去し、
行アドレス信号線Ax のパターニングを行う。そして、
(12)に示すように半導体エッチングを行うことによ
り、行アドレス信号線Ax のパターンが形成される。次
に、(13)に示すように、全体に絶縁膜206を成長
させたのち、(14)のように(13)で成長させた絶
縁膜206をエッチングにより除去する。次いで、(1
5)に示すように、絶縁膜207を除去し、行アドレス
信号線Ay のパターニングを行う。そして、図36(1
6)に示すように絶縁膜202をエッチングにより除去
したのち、その上に(17)のように金属膜208を蒸
着する。次いで、(18)に示すように金属膜リフトを
行うことにより、行アドレス信号線Ay が形成される。
【0067】このように、自らのサイドウォールをパタ
ーニングに用いてエッチングを行うため、マスクを使用
することなく効率よく、かつ正確にメモリセルMCを形
成することが可能となる。また、マスクの位置決め精度
に起因する余裕寸法を見込む必要がなく、不要な面積を
とられることがないので、高密度化が可能となる。
【0068】なお、以上の実施例において、メモリセル
MCはGaAs半導体により形成するものとしたが、本
発明は半導体に限らず、金属を含むメモリセルで構成す
ることも可能である。例えば、行アドレス信号線Ax
して、ニッケルアルミ等の金属を用い、これと必要な半
導体とを組合せてメモリセルを構成することが可能であ
る。行アドレス信号線Ax に金属を用いることは、信号
線の抵抗損失による悪影響(高速化の妨害等)を低減し
うる効果がある。あるいはまた、ベース・エミッタ接合
としての共鳴トンネルダイオードを適当な金属(ニッケ
ルアルミ等)を用いて構成することも可能であり、ベー
ス・コレクタ接合についても同様である。
【0069】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、より少ない
素子数で、小さな面積で構成しうる新規なメモリセルか
らなる半導体メモリを提供しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記憶装置のメモリセルの等価回路
図である。
【図2】本発明に係る他のメモリセルの等価回路図であ
る。
【図3】ベース電流のベース・エミッタ間電圧依存性を
示す特性図である。
【図4】ベース電流のベース・コレクタ間電圧依存性を
示す特性図である。
【図5】メモリセルの動作原理説明図である。
【図6】メモリセルの動作原理説明図である。
【図7】メモリセルの動作原理説明図である。
【図8】メモリセルの動作原理説明図である。
【図9】読み出し動作1を示す特性図である。
【図10】読み出し動作2を示す特性図である。
【図11】メモリセルの安定点S1 の書き込み動作1を
示す特性図である。
【図12】メモリセルの安定点S1 の書き込み動作2を
示す特性図である。
【図13】メモリセルの安定点S2 の書き込み動作1を
示す特性図である。
【図14】メモリセルの安定点S2 の書き込み動作2を
示す特性図である。
【図15】メモリセル(RHET)の立体構造を示す斜
視図である。
【図16】(a)はメモリセルの断面構造を示す断面
図、(b)はそのエネルギバンド図である。
【図17】他のメモリセル(RBT)の立体構造を示す
斜視図である。
【図18】(a)はメモリセルの断面構造を示す断面
図、(b)はそのエネルギバンド図である。
【図19】本発明に係るSRAMの回路のブロック図で
ある。
【図20】本発明に係る他のSRAMの回路のブロック
図である。
【図21】図19のSRAMの立体構造を示す斜視図で
ある。
【図22】図19のSRAMの平面配置図である。
【図23】図20のSRAMの立体構造を示す斜視図で
ある。
【図24】図20のSRAMの平面配置図である。
【図25】他のSRAMの立体構造を示す斜視図であ
る。
【図26】本発明に係る記憶装置製造方法の製造プロセ
スA(その1)を示す工程図である。
【図27】製造プロセスA(その2)を示す工程図であ
る。
【図28】製造プロセスAにより形成されたSRAMの
例を示す斜視図である。
【図29】製造プロセスAにより形成された他のSRA
Mの例を示す斜視図である。
【図30】本発明に係る記憶装置の他の製造方法の製造
プロセスB(その1)を示す工程図である。
【図31】製造プロセスB(その2)を示す工程図であ
る。
【図32】本発明に係る記憶装置の他の製造方法の製造
プロセスCの原理説明図である。
【図33】製造プロセスC(その1)の工程図である。
【図34】製造プロセスC(その2)の工程図である。
【図35】製造プロセスC(その3)の工程図である。
【図36】製造プロセスC(その4)の工程図である。
【図37】図7(b)の詳細図である。
【図38】図7(c)の詳細図である。
【図39】図7(d)の詳細図である。
【図40】図8(a)の詳細図である。
【図41】図8(b)の詳細図である。
【符号の説明】
CH…コンタクトホール D1 …ベース・エミッタ1 接合(BE1 ) D2 …ベース・エミッタ2 接合(BE2 ) D3 …ベース・コレクタBC接合 GND…接地電位線 Ax …行アドレス信号線 Ay …行アドレス信号線 Ay1…列アドレス信号線 Ay2…列アドレス信号線 MC,MC1 ,MC2 ,MC3 ,MC4 …メモリセル S1 …安定点 S2 …安定点 VAx…行アドレス電圧 VAy,VAy1 ,VAy2 …列アドレス電圧 Vth…しきい値電圧 Vp1,Vp2…ピーク電圧 Vv …バレー電圧 1…行アドレスデコーダ 2…列アドレスレコーダ 3…センス回路 100…半導体層 101…レジスト 102…レジスト 103…レジスト 104…Xアドレス線用導電層 105…レジスト(下層) 106…レジスト(上層) 107…金属膜 109…空隙 110…ポリイミド 111…レジスト 201…金属膜 202…絶縁膜 203…レジスト 204…絶縁膜 205…絶縁膜 206…レジスト 207…レジスト 208…金属膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8229 H01L 21/331 H01L 27/102 H01L 29/73

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行アドレス信号線(Ax)と、一対の信
    号線からなる列アドレス信号線(Ay1,Ay2)と、前記
    行アドレス信号線(Ax)と列アドレス信号線(Ay1
    y2)との交差部に設けられたメモリセルと、を有し、 前記メモリセル(MC)は、1つのコレクタ電極(C)
    および2つのエミッタ電極(E1 ,E2)を有して、共
    鳴トンネル効果によって得られる負性微分抵抗特性を有
    する2つのベース・エミッタ接合を有するトランジスタ
    を示すダブルエミッタ構造のトランジスタ(Tr)から
    なり、 前記トランジスタ(Tr)の一方のエミッタ電極(E1
    が低電位側である前記列アドレス信号線の一方(Ay1
    に接続され、他方のエミッタ電極(E2)が高電位側で
    ある前記列アドレス信号線の他方(Ay2)に接続され、
    かつ、前記トランジスタ(Tr)のコレクタ電極(C)
    が前記行アドレス信号線(Ax )に接続されていること
    を特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体メモリにおい
    て、前記列アドレス信号線(Ay1,Ay2)のうち、いず
    れか一方のアドレス信号線を共通接地配線(GND)と
    したことを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】 行アドレス信号配線層(Ax)と、2本
    一対で平行に配された信号配線層からなる列アドレス信
    号配線層(Ay1,Ay2)と、前記行アドレス信号配線層
    (Ax)と列アドレス信号配線層(Ay1,Ay2)との交
    差部において相対向する行アドレス信号配線層(Ax
    と列アドレス信号配線層(Ay1,Ay2)との間に挟まれ
    て前記メモリセル層(MC)は、所定のしきい値電圧
    (Vth)で電流を流すしきい値特性を有するコレクタ・
    ベース接合層(D3)と、その上にそれぞれ共鳴トンネ
    ル効果によって得られる負性微分抵抗特性を有する2つ
    のベース・エミッタ接合層(D1 ,D2)が並列してそ
    れぞれ積層状に形成されていることを特徴とする記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の記憶装置の読み出し方
    法であって、前記メモリセル(MC)の記憶情報の読み
    出し時には、前記メモリセル(MC)の2つのベース・
    エミッタ接合(D1 ,D2)の他方の動作安定点(S2
    の電圧をVs2、不安定点(Sm)の電圧をVsm、行アド
    レス信号線(Ax)の電圧をVAx、ベース・コレクタ接
    合(D3)のしきい値電圧をVthとしたとき、各電圧
    が、 sm <V Ax +V th <V s2 の関係となるように、行ア
    ドレス信号線(Ax)に低レベルの電位(Low)を加
    え、かつ、列アドレス線の他方(Ay2)に高レベルの電
    位(High)を加えることを特徴とする記憶装置の情
    報読み出し方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の記憶装置の書き込み方
    法であって、前記メモリセル(MC)の2つのベース・
    エミッタ接合層(D1 ,D2)により生成される2つの
    動作安定点および不安定点のうちの負側の安定点
    (S1)への情報書き込み時には、行アドレス信号線
    (Ax)の電圧VAx、ベース・コレクタ接合(D3)のし
    きい値電圧Vthおよび不安定点電圧Vsnが、VAx+Vth
    <Vsnとなるように、行アドレス信号線(Ax)に低レ
    ベルの電位(Low)を加え、かつ、列アドレス信号線
    の少なくともいずれか一方(Ay2)に高レベルの電位
    (High)を加え、 前記動作安定点の正側の安定点(S2)への情報書き込
    み時には、2つの安定点のうち負側の安定点が生じない
    ように、行アドレス信号線(Ax)に高レベルの電位
    (High)を加え、かつ、列アドレス信号線に所定の
    電位を加えることを特徴とする記憶装置の書き込み方
    法。
  6. 【請求項6】 複数の信号線からなる行アドレス信号線
    群(Ax1,Ax2,…)と、 前記行アドレス信号線群(Ax1,Ax2,…)に交差する
    方向に配された一対の信号線からなる列アドレス信号線
    群(Ay11 ,Ay12 ,…,Ay21 ,Ay22 ,…)と、 前記行アドレス信号線群(Ax1,Ax2,…)と列アドレ
    ス信号線群(Ay11 ,Ay12 ,…,Ay21 ,Ay22)と
    の各交差部に設けられた請求項1記載の複数のメモリセ
    ル(MC)と、 前記行アドレス信号線群(Ax1,Ax2,…)に行アドレ
    ス信号を供給する行アドレスデコーダ(1)と、 前記列アドレス信号線群(Ay11 ,Ay12 ,…,A
    y21 ,Ay22 ,…)に列アドレス信号を供給する列アド
    レスデコーダ(2)と、 前記行アドレス信号線群(Ax1,Ax2,…)から前記各
    メモリセル(MC)の記憶情報を検出するセンス回路
    (3)、を備えたことを特徴とする記憶装置。
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