JP3189699B2 - 車両用サスペンション装置 - Google Patents

車両用サスペンション装置

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JP3189699B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ばね上部材とばね
下部材との間に介装されたサスペンション機構のサスペ
ンション特性を制御する車両用サスペンション装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開平5−38916
号公報に示されているように、サスペンション機構内に
サスペンション特性を変更するためのステップモータを
内蔵させておき、ばね上部材及びばね下部材の振動に応
じてステップモータの回転を制御して、車体の振動を抑
制するとともに車両の乗り心地を良好に保つようにした
車両用サスペンション装置はよく知られている。この場
合、所定時間の経過毎、及び/又は減衰力の変更回数が
所定回数以上なされたとき、ステップモータの脱調補正
をするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、ステップモータが脱調していなくても、
脱調補正がなされるために、脱調補正時にサスペンショ
ン特性を変更するための部材のストッパ当たりによる異
音が発生したり、不要なサスペンション特性の変化をも
たらす。また、脱調補正がなされた後におけるサスペン
ション特性の変更においても、同特性の変更に不必要な
遅れが生じる。
【0004】
【発明の概要】本発明は、上記問題を解決するためにな
されもので、その目的は、サスペンション機構内のステ
ップモータの脱調を正確に判定して、同脱調が判定され
たときのみステップモータの脱調補正をするようにした
車両用サスペンション装置を提供することにある。
【0005】前記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、ばね上部材とばね下部材との間に介装され
るとともにステップモータを内蔵してなり、同ステップ
モータの回転位置に応じてサスペンション特性を変更可
能なサスペンション機構と、ばね上部材及びばね下部材
の変位に関係した2つの物理量のうちの一方の物理量を
実測するセンサと、前記実測された一方の物理量とサス
ペンション機構にて設定されているサスペンション特性
を表す値とを用いて前記2つの物理量を推定するオブザ
ーバと、前記実測又は推定された一方の物理量と前記推
定された他方の物理量とに応じてステップモータの回転
位置を制御するモータ制御手段と、前記実測された一方
の物理量と前記推定された一方の物理量との偏差が所定
値以上のときステップモータの脱調を検出する脱調検出
手段と、前記脱調の検出に応答してステップモータを制
御し、同ステップモータを脱調状態から正常状態に復帰
させる脱調補正手段とを設けたことにある。
【0006】上記のように構成した本発明においては、
オブザーバは、ばね上部材及びばね下部材の変位に関係
した2つの物理量のうちでセンサにより実測された一方
の物理量とサスペンション機構にて設定されているサス
ペンション特性を表す値とに基づいて前記2つの物理量
を推定する。そして、モータ制御手段が、前記実測又は
推定された一方の物理量と前記推定された他方の物理量
とに応じてステップモータの回転位置を制御するので、
ステップモータが脱調していなければ、前記2つの物理
量も精度良く推定され、サスペンション機構のサスペン
ション特性が良好に制御される。一方、オブザーバは、
ステップモータの回転位置に応じて設定されるサスペン
ション機構のサスペンション特性を表す値を考慮して前
記一方の物理量を推定するので、前記推定された一方の
物理量にはステップモータの脱調が反映される。そし
て、脱調検出手段が、前記実測された一方の物理量と前
記推定された一方の物理量との偏差が所定値以上のとき
ステップモータの脱調を検出するので、ステップモータ
の脱調が精度良く検出され、これにより、ステップモー
タの脱調時には同脱調が的確に補正される。
【0007】その結果、本発明によれば、ステップモー
タが脱調していなければサスペンション機構のサスペン
ション特性が良好に制御され、またステップモータが脱
調した場合には、同脱調が精度良く検出されるとともに
同脱調に的確な処理がなされる。したがって、ステップ
モータの脱調補正に関係した不要な異音の発生、不要な
サスペンション特性の変化、脱調補正後における不要な
サスペンション特性の変更の遅れなどがなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
a.実施形態の概略的な説明 本発明の具体的な実施形態について説明する前に、同実
施形態におけるサスペンション特性の制御について概略
的に説明しおく。このサスペンション特性の制御におい
ては、スカイフック理論に従って減衰係数を設定する方
法が採用されている。また、減衰係数はサスペンション
機構に内蔵されたステップモータの回転位置により決定
され、かつステップモータに脱調が発生した場合には同
脱調が補正されるようになっている。
【0009】まず、スカイフック理論について説明して
おくと、図1(A)に示すように、空中に固定したスカイ
フックダンパ11を仮想して仮想の減衰力を同ダンパ1
1にて発生させることを想定する。これによれば、図2
に示すように、図1(B)に示す現実のダンパ12をソフ
ト状態に固定した場合に1〜2Hzのばね上共振周波数
(車体13の共振周波数)付近にて車体13の上下加速
度が大きくなったり、また同ダンパ21をハード状態に
固定した場合に4〜8Hzのゴツゴツ感領域(乗員が非
常に不快に感じる振動周波数領域)付近にて車体13の
上下加速度が大きくなったりすることもなく、車体13
の全振動周波数領域にわたって車体13の上下加速度が
小さく保たれて車両の乗り心地が良好になる。
【0010】このようなスカイフック理論にしたがって
ダンパ12による減衰力を制御する場合、現実のダンパ
12は、図1(B)に示すように、バネ15と並列に車体
13と車輪14との間に接続されているので、現実のダ
ンパ12の減衰係数をCとしかつスカイフックダンパ1
1の減衰係数をCshとしたとき、下記数1が成立するよ
うに減衰係数Cを決定しなければならない。
【0011】
【数1】C=−Csh・zb’/(zw’−zb’) ただし、前記数1中及び後述する値zb,zb’,zb
は、それぞれ上方向を正としたときの車体13の基準位
置に対する上下変位量、上下速度(絶対速度)及び上下
加速度を表す。また、値zw,zw’,zw”は、それぞ
れ上方向を正としたときの車輪14の基準位置に対する
上下変位量、上下速度(絶対速度)及び上下加速度を表
す。
【0012】図3は、ダンパ12に内蔵したステップモ
ータ12aを制御して、サスペンション特性としての減
衰係数を変更するための制御装置の全体をブロック図に
より示している。この制御装置は、加速度センサ21、
オブザーバ22、減衰係数制御回路23、脱調検出回路
24及び脱調補正回路25を備えている。加速度センサ
21は、車体13の上下加速度zb”を実測する。オブ
ザーバ22は、加速度センサ21から実測値としての上
下加速度zb”を入力するとともに、減衰係数制御回路
23から減衰係数を表す開口位置Pをそれぞれ入力し
て、車体14の上下加速度zbob”及び車輪14の車体
13に対する相対速度y1ob(=zw’−zb’)を推定す
る。なお、開口位置Pは、ダンパ12の減衰係数を規定
するオリフィスの開度に対応している。
【0013】減衰係数制御回路23は、加速度センサ2
1からの実上下加速度zb”を積分器26にて積分した
実絶対速度zb’を入力するとともに前記推定相対速度y
1obを入力して、両値zb’,y1obを用いてスカイフック
理論に従った開口位置Pを計算し、駆動回路27を介し
てステップモータ12aの回転位置を制御する。脱調検
出回路24は、加速度センサ21からの実上下加速度z
b”とオブザーバ22からの推定上下加速度zbob”を入
力して、両値zb”,zbob”の偏差が大きいことを条件
にステップモータ12aの脱調を検出する。脱調補正回
路25は、前記脱調検出に応答して駆動回路27を介し
てステップモータ12aを制御し、同モータ12aを脱
調状態から正常状態に復帰させる。
【0014】次に、オブザーバ22の構成を具体的に説
明しておく。オブザーバ22は、カルマンフィルタのよ
うな現代制御理論に基づいて設計されたもので、同オブ
ザーバ22の設計には対象の数理モデルが必要とされ
る。図4(A)は、ばね下(車輪14)の動特性を考慮し
ない単輪の1自由度モデルを示している。なお、図4
(A)においては、Kはバネ15のばね定数、fd(zw'−
b',P)は相対速度zw'−zb'と開口位置Pで決まるダ
ンパ12の減衰力を表す。車体13の質量をMとする
と、車体13の運動方程式は下記数2のようになる。
【0015】
【数2】 M・zb”=K・(zw−zb)+fd(zw’−zb’,P) 相対速度z’−zb’と制御入力としての開口位置P
が双線形であり、かつ開口位置Pが固定されていても、
前記数2の減衰力fd(zw’−zb’,P)は図5のように
非線形特性をもつように設計されているので、この減衰
力fd(zw’−zb’,P)を線形カルマンフィルタ(線形
オブザーバ)に直接適用できない。そのため、本実施形
態では減衰力fd(zw’−zb’,P)を下記数3のように
線形成分Co・(zw’−zb’)と非線形成分fnl(zw’−
b’,P)とに分け、非線形成分による影響を小さくす
る工夫をした(図4(B)及び図5)。ただし、Coは適
当に定めた減衰係数である。
【0016】
【数3】fd(zw’−zb’,P)=Co・(zw’−zb’)+
fnl(zw’−zb’,P) ここで、状態変数x1,x2をそれぞれzw’−zb’,zw
−zbに定め、前記数2,3から状態方程式を導出する
と、下記数4のようになる。
【0017】
【数4】 X’=AX+Gw+Bfnl(zw’−zb’,P) ただし、前記数4中のX’はXの微分値を表しており、
X,A,G,Bは下記数5〜8で表されるとともに、w
はシステム外乱として定義されるものであって車輪14
の上下加速度zw”に等しい。
【0018】
【数5】
【0019】
【数6】
【0020】
【数7】
【0021】
【数8】
【0022】一方、推定しようとする相対速度zw’−
b’をy1とするとともに、加速度センサ21により検
出された車体13の上下加速度zb”をy2とすると、下
記数9の出力方程式が成立する。
【0023】
【数9】
【0024】前記数9中、C,U,D,Fは下記数10
〜13で表され、vは加速度センサ21の観測ノイズを
表している。
【0025】
【数10】
【0026】
【数11】
【0027】
【数12】D=0
【0028】
【数13】F=1/M ここで、非線形成分fnl(zw’−zb’,P)をオブザー
バの入力変数uとみなすとともに、前記数4の状態方程
式及び前記数9の出力方程式で表されたプラントの状態
空間表現に対してカルマンフィルタ理論を用いて相対速
度y1(=zw’−zb’)を推定するためのオブザーバを
構成すると、同オブザーバは下記数14〜16により表
される。なお、uob,zwob’,zbob’は、それぞれ入
力変数u、車輪14の上下速度zw’及び車体13の上
下速度zb’の各推定値である。
【0029】
【数14】uob=fnl(zwob’−zbob’,P)
【0030】
【数15】Xob’=AXob+Buob+H{zb”−(UX
ob+Duob)}
【0031】
【数16】y1=CXob 前記数15中のHは定常カルマンゲインであり、前記数
4中のシステム外乱w(=z”)の共分散に関する重
みQ、前記数9の観測ノイズvの共分散に関する重みR
に対し、下記数17で表されるリカッチ(Riccati)方
程式の正定解Pから下記数18で表される値として求め
られる。
【0032】
【数17】AP+PAT−PUT-1UP+Q=0
【0033】
【数18】H=PUT-1 ただし、前記数17,18中のTは転置行列を意味す
る。
【0034】次に、定常カルマンゲインH(h1,h2)に
ついて説明する。前記数4,15の両状態方程式の比較
により、このオブザーバ22(カルマンフィルタ)は、
制御対象のモデルに基づいた状態予測(前記数15の第
1項及び第2項)と、加速度センサ21による観測出力
とモデルによる推定出力との偏差を用いた修正動作(前
記数15の第3項)とを組み合わせたフィードバック型
の推定手段であることが理解できる。このオブザーバの
推定精度については、状態変数の真値Xと推定値Xob
の差をE=X−Xobとおけば、下記数19の誤差方程式
により議論できる。なお、E’,X’,Xob’は、それ
ぞれE,X,Xobの各微分値である。
【0035】
【数19】 E’=X’−Xob’ =(A−HU)(X−Xob)+(B−HF)(u−uob)+(Gw−Hv) =(A−HU)E+(B−HF)(u−uob)+(Gw−Hv) スペクトラム既知のランダム外乱(w,v)に対して、通
常のオブザーバ(カルマンフィルタ)であれば、誤差E
=X−Xobは不偏最小分散値を取ることが保証されてい
るが、本推定器の場合、外乱項にu−uobが含まれてい
るので、u−uobが大きくなるにしたがって推定精度が
悪化することがわかる。u−uobはダンパの減衰力の非
線形成分の推定誤差を意味するので、前記数3で定義さ
れるfd(zw’−zb’,P)中のfnl(zw’−zb’,P)
をできる限り小さくするように同数3中の線形成分の減
衰係数Coを決定することが重要である。
【0036】しかし、本実施形態に係るダンパ12は制
御面から可変幅が広く設計されており、全ての開口位置
Pの特性を単一の減衰係数Coで近似しようとしても、
非線形成分が大きくなりがちである。そこで、同実施形
態では2通りの開口位置(ハード及びソフト)に対し
て、それぞれ線形近似した最適な減衰係数Coh,Cosを
設定し、その際に最も推定誤差が小さくなるように2通
りのカルマンゲインHh(hh1,hh2),Hs(hs1,hs2)
を決定する。そして、中間位置に関しては前記減衰係数
Coh,Cos間を線形補間して決定するようにした。ダン
パ12の開口位置Pを1〜16に設定すると(ソフトを
「1」とし、ハードを「16」とする)、カルマンゲイ
ンHは下記数20のようになる。
【0037】
【数20】
【0038】このようにして構成されたオブザーバのブ
ロック図を図7に示してある。ただし、22aは非線形
関数発生器であり、同発生器22aは推定入力変数uob
を出力するもので、同変数uobはダンパ12の減衰力の
非線形成分fnl(zwob’−zbob’,P)に対応してい
る。
【0039】b.具体的な実施形態 次に、本発明に係る車両用サスペンション装置の具体的
な実施形態について説明すると、図8はこの装置をブロ
ック図により示している。前述した駆動回路27によっ
て制御されるダンパ12に内蔵のステップモータ12a
は、オリフィス12bの開度を制御するようになってい
る。加速度センサ21はマイクロコンピュータ30に接
続されており、同コンピュータ30には、車速センサ3
1及びエンジン回転数センサ32も接続されている。車
速センサ31は車速Vを検出し、エンジン回転数センサ
32はエンジンの回転数NEを検出する。マイクロコン
ピュータ30は内蔵のタイマにより所定の短時間毎に図
9,10の減衰係数制御プログラム及び図11の脱調補
正制御プログラムを実行して、オリフィス12bの開度
に対応した開口位置Pを表す制御信号を駆動回路27に
出力するとともに、ステップモータ12aの脱調を補正
するための制御信号を駆動回路27に出力する。また、
マイクロコンピュータ30にはマップ(テーブル)も内
蔵されており、同マップは、図12に示すように、ダン
パ12の減衰力特性を表していて、各開口位置P(=1
〜15)毎に相対速度y1(=zw’−zb’)に対応した
減衰力Fの値を記憶している。
【0040】次に、この具体的な実施形態の動作を説明
する。車両のイグニッションスイッチ(図示しない)が
投入されると、マイクロコンピュータ30は、図示しな
いプログラム処理により、開口位置Pを「1」に設定し
た上で駆動回路27を介してステップモータ12aを制
御してダンパ12のオリフィス12bの開度を最大(ダ
ンパ12のソフトに対応)に設定するとともに、推定相
対速度y1ob、状態変数xob1,xob2及び中間パラメータ
1obt,x2obtを予め定めた初期値に設定した後、図
9,10及び図11のプログラムを所定の短時間(例え
ば10ms)毎に繰り返し実行する。
【0041】なお、これらの開口位置P、推定相対速度
y1ob、状態変数xob1,xob2及び中間パラメータ
1obt,x2obtと、後述するプログラムにて使用される
各種値は、上記説明で利用した値にそれぞれ対応する
が、具体的な計算においてはオブザーバを離散系で構成
する必要があるために上述の状態方程式及び出力方程式
を双一次変換により離散系に変換した場合における値を
示している。
【0042】減衰係数制御プログラムはステップ100
にて開始され、マイクロコンピュータ30はステップ1
02にて加速度センサ21から車体13の実上下加速度
b”を入力する。次に、ステップ104にて、マップ
(図12)を参照して推定相対速度y1ob及び開口位置P
に対応した減衰力fd(y1ob,P)を決定する。この場合、
初回の処理においては前記初期設定された推定相対速度
y1ob及び開口位置Pが利用されるが、次回以降の処理に
おいては前回のステップ124,132,134の処理
により導出された値が利用される。また、減衰力fd(y1
ob,P)の決定にあたっては、マップから読み出した値を
用いた線形補間演算により減衰力fd(y1ob,P)を導出す
るようにするとよい。
【0043】次に、ステップ106にて、上記数3に対
応した下記数21の演算の実行により推定入力変数uob
(=fnl(zw’−zb’,P))を計算する。この場合も、
Coは上述のように適当に定めたダンパ12の減衰係数
であり(図6)、推定相対速度y1obは前記ステップ10
4にて利用された値が利用される。
【0044】
【数21】uob=fd(y1ob,P)−Co・y1ob,P 次に、ステップ108にて、上記数11,13により規
定される係数u1,u2、F、及び前記ステップ106に
て計算した推定入力変数uobを用いて、下記数22の演
算により車体13の推定上下加速度zbob”を計算す
る。なお、下記数22中の中間パラメータx1obt,x
2obtに関しても、初回の処理においては前記初期設定さ
れた値が利用されるが、次回以降の処理においては前回
のステップ120の処理により導出された値が利用され
る。
【0045】
【数22】zbob”=u1・x1obt+u2・x2obt+F・uob 次に、ステップ110にて、ステップ102の処理によ
り入力した実上下加速度zb”とステップ108の処理
により計算した推定上下加速度zbob”との差z b”−z
bob”の絶対値|zb”−zbob”|を偏差eとして計算
する。そして、ステップ112〜116の処理により、
前記偏差eが所定値e0以上であれば、ステップモータ
12aが脱調しているとの判定のもとに脱調フラグFL
Gを”1”に設定する。また、前記偏差eが所定値e0
未満であれば、ステップモータ12aが正常であるとの
判定のもとに”脱調フラグFLGを”0”に設定する。
なお、初期においては、この脱調フラグFLGは”0”
に設定されている。
【0046】次に、ステップ118にて、上記数20に
対応した下記数23,24の演算の実行により、ゲイン
1,h2が計算される。この場合も、開口位置Pは前記
ステップ104にて利用された値が利用される。
【0047】
【数23】h1=hs1+(hh1−hs1)・(P−1)/15
【0048】
【数24】h2=hs2+(hh2−hs2)・(P−1)/15 次に、ステップ120にて、前記ステップ102にて入
力した実上下加速度zb”、前記ステップ108の処理
により計算した推定上下加速度zbob”、及び前記ステ
ップ118の処理により計算したゲインh1,h2を用い
た下記数25,26の演算により中間パラメータ
1obt,x1obtを計算する。なお、この場合も、状態変
数x1ob,x2obに関しては、初回の処理においては前記
初期設定された値が利用されるが、次回以降の処理にお
いては前回のステップ122の処理により導出された値
が利用される。
【0049】
【数25】x1obt=x1ob+h1・(zb”−zbob”)
【0050】
【数26】x2obt=x2ob+h2・(zb”−zbob”) 次に、ステップ122にて、前記ステップ120,10
6の処理により計算した中間パラメータx1obt,x
2obt及び推定入力変数uobと、前記数6,8により規定
される係数a11,a12,a21,a22,b1,b2を用いた
下記数27,28の演算により状態変数x1ob,x2ob
計算する。
【0051】
【数27】x1ob=a11・x1obt+a12・x2obt+b1・u
ob
【0052】
【数28】 x2ob=a21・x1obt+a22・x2obt+b2・uob 次に、ステップ124にて、前記ステップ120,10
6の処理により計算した中間パラメータx1obt,x2obt
及び推定入力変数uobと、前記数10,12により規定
される係数c1,c2,Dを用いた下記数29の演算によ
り推定相対速度y1obを計算する。これにより、車輪14
の車体13に対する相対速度zw’−zb’が推定された
ことになる。
【0053】
【数29】y1ob=c1・x1obt+c2・x2obt+D・uob 次に、このようにして推定した推定相対速度y1ob及び検
出した実上下加速度zb”に基づいて、ダンパ12の減
衰力をスカイフック理論にしたがって制御することにつ
いて説明する。まず、図10のステップ126にて、下
記数30のように前記入力した実上下加速度zb”を時
間積分して車体13の実上下速度zb’を計算し、ステ
ップ128にて、下記数31の演算の実行によりスカイ
フック減衰係数Cshを用いてダンパ12のスカイフック
減衰力fsを計算する。
【0054】
【数30】zb’=∫zb”dt
【0055】
【数31】fs=Csh・zb’ そして、ステップ130にて推定相対速度y1obと実上下
速度zb’が異符号であるか否か、すなわち車体13の
振動状態が加振領域にあるか制振領域にあるかを判定す
る。いま、車体13の振動状態が制振領域にあって推定
相対速度y1obと上下速度zb’が異符号であれば、同ス
テップ130にて「YES」と判定して、ステップ13
2にてマップ(図12)を参照することにより、前記計
算したスカイフック減衰力fs及び推定相対速度y1ob
対応した開口位置Pを決定する。この決定にあたって
は、図12上においてスカイフック減衰力fsと推定相
対速度y1obとで決まる点が最も近いカーブが検索され、
同検索されたカーブに対応した開口位置Pが選定され
る。一方、車体13の振動状態が加振領域にあって推定
相対速度y1obと実上下速度zb’が同符号であれば、ス
テップ130にて「NO」と判定し、ステップ134に
て開口位置Pをダンパ12の最もソフト状態を表す
「1」に設定する。
【0056】前記ステップ132,134の処理後、ス
テップ136にて開口位置Pに対応したステップモータ
12aの回転位置Nnewを決定し、ステップ138にて
前記新たに決定した回転位置Nnewから前回の回転位置
Noldを減算するとともに同減算値Nnew−Noldを表す
制御信号を駆動回路27に出力する。駆動回路27はス
テップモータ12aの回転を前記制御信号に基づいて制
御し、ダンパ12のオリフィス12bの開度を前記ステ
ップ132,134にて決定した開口位置Pに制御す
る。その結果、ダンパ12の減衰係数はスカイフック理
論に基づいて制御され、車体13の振動が良好に抑制さ
れるとともに車両の乗り心地が良好となる。
【0057】前記ステップ138の処理後、マイクロコ
ンピュータ30はステップ140にて前回の回転位置N
oldを今回の回転位置Nnewに更新して、ステップ142
にてこの減衰係数制御プログラムの実行を終了する。こ
の終了後、所定の短時間が経過すれば、マイクロコンピ
ュータ30は前記ステップ100〜142からなる減衰
係数制御プログラムをふたたび実行して、ダンパ12の
減衰係数を前述のように制御する。
【0058】このような減衰係数制御プログラムの短時
間毎の繰り返し実行中、マイクロコンピュータ30は図
11の脱調補正制御プログラムも短時間毎に繰り返し実
行する。この脱調補正制御プログラムの実行はステップ
150にて開始され、マイクロコンピュータ30はステ
ップ152にて脱調フラグFLGが”1”であるか否か
を判定する。前記ステップ110〜116の処理により
ステップモータ12aの脱調が検出されていなくて脱調
フラグFLGが”0”であれば、ステップ152にて
「NO」と判定してプログラムをステップ172に進
め、同ステップ172にてこの脱調補正制御プログラム
の実行を終了する。したがって、この場合には、ステッ
プモータ12aの脱調補正は行われない。
【0059】一方、ステップモータ12aが脱調してい
て前記ステップ110〜116の処理により脱調フラグ
FLGが”1”に設定されていれば、マイクロコンピュ
ータ30はステップ152にて「YES」と判定してプ
ログラムをステップ154以降に進める。ステップ15
4,156の処理はステップモータ12aの脱調補正を
するか否かを決定する条件であり、車速センサ31によ
り検出された車速Vが「0」でなかったり、エンジン回
転数センサ32により検出されたエンジン回転数NEが
所定値NEo以上でなければ、ステップ154,156
における「NO」との判定のもとにステップ172にて
この脱調補正制御プログラムの実行を終了する。したが
って、この場合も、ステップモータ12aの脱調補正は
行われない。
【0060】車速Vが「0」であり、かつエンジン回転
数NEが所定値NEo以上であれば、マイクロコンピュ
ータ30はステップ154,156にて共に「YES」
と判定して、ステップ158〜170にてステップモー
タ12aの脱調補正を行う。この脱調補正においては、
マイクロコンピュータ30は、ステップ158にて駆動
回路27を介してステップモータ12aをオリフィス1
2bの最小開度(P=16)に対応する位置まで回転さ
せる。次に、ステップ160にてステップモータ12a
をオリフィス12bの最大開度(P=1)に対応する位
置まで回転させ、ステップ162にてステップモータ1
2aをオリフィス12bの最小開度(P=16)に対応
する位置まで回転させる。なお、これらの回転位置はス
テップモータ12aの最大及び最小回転位置に対応する
もので、これらの位置にてオリフィス12bの図示しな
い弁部材がストッパに当接して同モータ12aの回転を
規制するようになっている。
【0061】このようなステップ158〜162の処理
によりステップモータ12aのスムーズな回転を確保し
た後で、ステップ164にてステップモータ12aをオ
リフィス12bの所定開口位置P1に対応した位置まで
回転させる。なお、この所定開口位置P1は車両の停止
状態にて設定されるオリフィス12bの標準的な開口位
置に対応したものであり、ステップモータ12aの回転
角はステップ162の処理により設定されたオリフィス
12bの開口位置P(=16)と前記所定開口位置P1
との差から予め決められた値である。次に、図9,10
の減衰係数制御プログラムの実行のために、ステップ1
66にて開口位置Pを所定開口位置P1に更新し、ステ
ップ168にて前回のステップモータ12aの回転位置
Noldを所定開口位置P1に対応した値に更新し、ステッ
プ170にて脱調フラグFLGを”0”に設定して、ス
テップ172にてこの脱調補正制御プログラムの実行を
終了する。
【0062】上記説明からも理解できるとおり、上記実
施形態によれば、加速度センサ21により検出した車体
13の実上下加速度zb”に基づいて車体13の実上下
速度zw’を導出するとともに、同実上下加速度zb”に
基づいてオブザーバにより車輪14の車体13に対する
相対速度zw’−zb’を推定相対速度y1obとして推定す
る。そして、前記両値zw’,y1obを用いてステップモ
ータ12aの回転を制御することによりダンパ12の減
衰係数をスカイフック理論にしたがって制御するように
したので、車輪14の車体13に対する相対速度zw
−zb’を検出するセンサを省略することができ、スカ
イフック理論にしたがって減衰係数を制御するサスペン
ション装置を簡単かつ低コストで製造できる。また、こ
のオブザーバにおいては、ダンパ12の減衰力特性にお
ける非線形性、特にオリフィス12bの開度(開口位置
P)に応じた非線形性を考慮するとともに、オリフィス
12bの開度(開口位置P)に応じてゲインH(h1
2)を変更するようにしたので、ダンパ12の減衰力
特性が精度よく考慮されて、推定相対速度y1obの精度が
良好となる。
【0063】また、オブザーバにおいては車体13の推
定上下加速度zbob”をも推定し、この推定上下加速度
bob”と実上下加速度zb”との偏差eによりステップ
モータ12aの脱調が判定される。この場合、オブザー
バはダンパ12の減衰係数に対応したオリフィス12b
の開口位置Pを考慮して推定上下加速度zbob”を計算
するものである。したがって、ステップモータ12aの
脱調は推定上下加速度zbob”の値に反映されることに
なるので、前記ステップモータ12aの脱調の検出が簡
単かつ精度よく行われる。そして、この脱調の検出に応
答して、ステップモータ12aの脱調が補正されるので
脱調補正が的確になされ、ステップモータ12aの脱調
に伴う不要な異音の発生、不要なサスペンション特性の
変化、脱調補正後における不要なサスペンション特性の
変更の遅れなどがなくなる。
【0064】なお、上記実施形態においては、図9のス
テップ110にて実上下加速度zb”と推定上下加速度
bob”との差の絶対値|zb”−zbob”|を計算して
同絶対値を偏差eとするようにしたが、実上下加速度z
b”と推定上下加速度zbob”の2乗平均誤差を計算して
同誤差を偏差eとするようにしてもよい。この場合、図
9のステップ110の処理を、図13に示すようなステ
ップ110a〜110cの処理に置き換えるようにすれ
ばよい。すなわち、ステップ110aにて前回までのn
−1個の偏差e1〜en-1をe2〜enに順次更新してお
き、ステップ110bにて実上下加速度zb”と推定上
下加速度zbob”の差zb”−zbob”を今回の偏差en
し、ステップ110cにて下記数32により規定される
2乗平均誤差を偏差eとする。ただし、「n」は予め決
めた正の整数である。
【0065】
【数32】
【0066】また、上記実施形態においては、ステップ
126〜140の処理により実上下加速度zb”と推定
相対速度y1obを用いて開口位置Pを決定するとともにス
テップモータ12aの回転させてダンパ12の減衰係数
を制御するようにした。しかし、ステップモータ12a
が脱調していなければ、ステップ108にて計算される
推定上下加速度zbob”は実上下加速度zb”に等しいの
で、前記実上下加速度zb”に代えて推定上下加速度z
bob”を用い、開口位置Pを決定するとともにステップ
モータ12aを回転させてダンパ12の減衰係数を制御
するようにしてもよい。
【0067】また、上記実施形態においては、車体13
の上下加速度zb”を実際に検出して車輪14の車体1
3に対する相対速度zw’−zb’を推定するようにした
が、逆に相対速度zw’−zb’を実際に検出して上下加
速度zb”をカルマンフィルタ理論に基づくオブザーバ
により推定するようにしてもよい。この場合、開口位置
P及び検出した相対速度zw’−zb’に基づいてダンパ
12の減衰力fdの非線形部fnl(zw’−zb’,P)を導
出して推定入力変数uobとするとともに、上下加速度z
b”を推定するオブザーバを構成して、同オブザーバに
より推定した車体13の上下加速度zb”をダンパ12
のオリフィス開度の制御に利用するようにすればよい。
そして、ステップモータ12aの脱調検出にあたって
は、オブザーバにて相対速度zw’−zb’をも推定する
ようにして、前記検出及び推定した両相対速度zw’−
b’の偏差を計算するとともに、同偏差が所定値以上
のときにステップモータ12aの脱調を検出するように
するとよい。特に、車高調整のための車輪14の車体1
3に対する変位量を検出するストロークセンサを既に搭
載した車両においては、前記ストロークセンサによる検
出値を単に微分すれば相対速度zw’−zb’を算出でき
るので、同車両に前記変形例を適用すると有利である。
【0068】さらに、車体13の絶対的な上下加速度z
b”に代えて絶対的な上下変位量zb、上下速度zbなど
の車体13の変位に関係した物理量を検出したり、車輪
14の車体13に対する相対速度zw’−zb’に代えて
相対変位量zw−zb、相対上下加速度zw”−zb”など
の車輪14の車体13に対する相対的な変位に関係した
物理量を検出したりして、この検出値から必要な物理量
を微分、積分を用いて計算したり、オブザーバにより推
定したりするようにしてもよい。また、前記相対変位量
w−zb、相対速度zw’−zb’及び相対上下加速度z
w”−zb”に代えて、車輪14の絶対空間に対する上下
方向の変位量zw、速度zw’及び上下加速度zw”をセ
ンサにより実測し又はオブザーバにより推定して、前記
相対変位量zw−zb、相対速度zw’−zb’及び相対上
下加速度zw”−zb”を演算により計算するようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)はスカイフックダンパを用いた仮想の車
両用サスペンション装置の単輪モデルの概略図であり、
(B)は実際の車両用サスペンション装置の単輪モデルの
概略図である。
【図2】 スカイフック制御を行った場合とスカイフッ
ク制御を行わなかった場合の振動周波数に対する車体の
上下加速度特性を示すグラフである。
【図3】 サスペンション機構の減衰係数を変更するた
めの制御装置の全体ブロック図である。
【図4】 (A)はばね下の動特性を考慮しない単輪の1
自由度モデル図であり、(B)は同モデルのダンパを線形
成分と非線形成分に分けて示した1自由度モデル図であ
る。
【図5】 ダンパの減衰力特性を一般的に示すグラフで
ある。
【図6】 ダンパの減衰力特性をソフト、ミディアム、
ハード毎に示すグラフである。
【図7】 図3のオブザーバの一例を示す詳細ブロック
図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係る車両用サスペンシ
ョン装置の全体を示す概略ブロック図である。
【図9】 図8のマイクロコンピュータにて実行される
減衰係数制御プログラムのフローチャートの前半部分で
ある。
【図10】 同減衰係数制御プログラムのフローチャー
トの後半部分である。
【図11】 図8のマイクロコンピュータにて実行され
る脱調補正制御プログラムのフローチャートである。
【図12】 同マイクロコンピュータに内蔵のマップに
おけるダンパの減衰力特性を示すグラフである。
【図13】 前記実施形態の変形例に係るプログラムの
一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12…ダンパ、12a…ステップモータ、12b…オリ
フィス、13…車体、14…車輪、15…バネ、21…
加速度センサ、22…オブザーバ、22a…非線形関数
発生器、23…減衰係数制御回路、24…脱調検出回
路、25…脱調補正回路、26…積分器、27…駆動回
路、30…マイクロコンピュータ、31…車速センサ、
32…エンジン回転数センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばね上部材とばね下部材との間に介装され
    るとともにステップモータを内蔵してなり、同ステップ
    モータの回転位置に応じてサスペンション特性を変更可
    能なサスペンション機構と、 ばね上部材及びばね下部材の変位に関係した2つの物理
    量のうちの一方の物理量を実測するセンサと、 前記実測された一方の物理量と前記サスペンション機構
    にて設定されているサスペンション特性を表す値とを用
    いて前記2つの物理量を推定するオブザーバと、 前記実測又は推定された一方の物理量と前記推定された
    他方の物理量とに応じて前記ステップモータの回転位置
    を制御するモータ制御手段と、 前記実測された一方の物理量と前記推定された一方の物
    理量との偏差が所定値以上のとき前記ステップモータの
    脱調を検出する脱調検出手段と、 前記脱調の検出に応答して前記ステップモータを制御
    し、同ステップモータを脱調状態から正常状態に復帰さ
    せる脱調補正手段とを設けたことを特徴とする車両用サ
    スペンション装置。
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