JPH10913A - 車両用サスペンション装置の減衰力制御装置 - Google Patents

車両用サスペンション装置の減衰力制御装置

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JPH10913A
JPH10913A JP15219096A JP15219096A JPH10913A JP H10913 A JPH10913 A JP H10913A JP 15219096 A JP15219096 A JP 15219096A JP 15219096 A JP15219096 A JP 15219096A JP H10913 A JPH10913 A JP H10913A
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覚 大作
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貴一 本園
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英雄 中井
Kazunori Yoshida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪の車体に対する相対速度を精度よく推定
して、ダンパの減衰力を精度よく制御する。 【解決手段】 ダンパの減衰力制御に利用するために、
加速度センサにより検出した車体の上下加速度zb”に
基づいて、車輪の車体に対する相対速度zw’−zb’を
推定するオブザーバを構成する。このオブザーバにおい
ては、ダンパの開口位置P及び推定相対速度y1obに基づ
いてダンパの減衰力のうちの非線形成分fnl(zw’−z
b’,P)を導出し、この非線形成分fnl(zw’−zb’,
P)を入力変数uobとする。この入力変数uobの導出に
おいてダンパの非線形性を考慮する際、実際のダンパの
減衰力特性を修正して相対速度y1ob(=zw’−zb’)に
対する減衰力fdの変化カーブの傾きを所定値以下に制
限して、オブザーバを安定化させることにより相対速度
w’−zb’(=y1ob)の推定演算を確実に収束させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オリフィス開度に
応じた減衰力を発生するダンパを有する車両用サスペン
ション装置に係り、特にスカイフック理論にしたがって
ダンパの減衰力を制御して車両の乗り心地を良好にした
車両用サスペンション装置の減衰力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開平6
−106937号公報に示されているように、車体の上
下方向の加速度を検出して、同検出加速度に基づいてス
カイフック理論にしたがったダンパの理論減衰力を推定
し、同理論減衰力を発生するようにダンパのオリフィス
開度を制御するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダンパの減衰力特性
(車輪の車体に対する相対速度と発生減衰力との関係)
は非線形性を有するとともにオリフィス開度に応じて異
なる特性を有するものであるが、上記従来の装置にあっ
ては、前記オリフィス開度に応じた異なる減衰力特性が
考慮されていない。したがって、上記従来の装置は、ダ
ンパのオリフィス開度をスカイフック理論にしたがって
精度よく制御できず、そのために車両の乗り心地が悪化
するという問題がある。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的はスカイフック理論にしたがって精
度よくダンパの減衰力を制御する車両用サスペンション
装置の減衰力制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、車体の上下方向の絶対速
度及び車輪の車体に対する上下方向の相対速度のうちの
一方の速度に関係した第1物理量を検出する検出手段
と、第1物理量に基づいて前記絶対速度及び相対速度の
うちの他方の速度を第2物理量として推定する推定手段
と、前記検出した第1物理量及び前記推定した第2物理
量に基づいてスカイフック理論にしたがったダンパのオ
リフィス開度を決定する開度決定手段と、ダンパのオリ
フィス開度を前記決定したオリフィス開度に制御する開
度制御手段とを備えた車両用サスペンション装置の減衰
力制御装置において、前記推定手段を、前記決定したオ
リフィス開度及び前記相対速度に応じて決まるダンパの
減衰力の非線形成分を入力変数とするオブザーバで構成
し、同減衰力の非線形成分の導出において前記相対速度
に応じたダンパの減衰力の変化特性の傾きを所定値以下
に制限するように修正してなる。
【0006】
【発明の作用効果】上記のように構成した本発明によれ
ば、車体の上下方向の絶対速度及び車輪の車体に対する
上下方向の相対速度のうちの一方の速度に関係した第1
物理量が検出手段により実際に検出されるとともに、前
記絶対速度及び相対速度のうちの他方の速度が推定手段
により第2物理量として推定され、これらの両物理量に
基づいてダンパの減衰力がスカイフック理論にしたがっ
て制御されるので、第1及び第2物理量のうちの一方を
検出する検出手段を省略することができ、スカイフック
理論にしたがってダンパの減衰力を制御するための減衰
力制御装置を低コストで製造できる。また、推定手段
は、前記決定したオリフィス開度及び前記相対速度に応
じて決まるダンパの減衰力の非線形成分を入力変数とす
るオブザーバで構成されているので、非線形性を有する
とともにオリフィス開度に応じて異なる特性を有するダ
ンパの減衰力特性が考慮され、前記第2物理量の推定精
度が良好になる。さらに、前記減衰力の非線形成分の導
出において前記相対速度に応じた減衰力の変化特性の傾
きを所定値以下に制限してあるために、オブザーバが安
定して前記第2物理量の推定演算を確実に収束させるこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
a.基本理論の説明 本発明の具体的な実施形態について説明する前に、同実
施形態に用いる基本理論について説明しておく。
【0008】図1(A)に示すように、車両用サスペンシ
ョン装置において、空中に固定したスカイフックダンパ
11を仮想して仮想の減衰力を同ダンパ11により制御
することは、スカイフック理論にしたがったダンパの減
衰力制御として知られている。これによれば、図2に示
すように、図1(B)に示す現実のダンパ12をソフト状
態に固定した場合に1〜2Hzのばね上共振周波数(車
体13の共振周波数)付近にて車体13の上下加速度が
大きくなったり、また同ダンパ21をハード状態に固定
した場合に4〜8Hzのゴツゴツ感領域(乗員が極めて
不快に感じる振動周波数領域)付近にて車体13の上下
加速度が大きくなったりすることもなく、車体13の全
振動周波数領域にわたって車体13の上下加速度が小さ
く保たれて車両の乗り心地が良好になる。
【0009】このようなスカイフック理論にしたがって
ダンパ12の減衰力を制御する場合、現実のダンパ12
は、図1(B)に示すように、バネ15と並列に車体13
と車輪14との間に接続されているので、現実のダンパ
12の減衰係数をCとしかつスカイフックダンパ11の
減衰係数をCshとしたとき、下記数1が成立するように
減衰係数Cを決定しなければならない。
【0010】
【数1】C=−Csh・zb’/(zw’−zb’) ただし、前記数1中及び後述する値zb,zb’,zb
は、それぞれ上方向を正としたときの車体13の基準位
置に対する上下変位量、上下速度(絶対速度)及び上下
加速度を表す。また、値zw,zw’,zw”は、それぞ
れ上方向を正としたときの車輪14の基準位置に対する
上下変位量、上下速度(絶対速度)及び上下加速度を表
す。
【0011】図3は、このスカイフック制御システムを
ブロック図により示している。従前における制御システ
ムは、車体13の上下加速度zb”を検出する加速度セ
ンサ21と、車輪14の車体13に対する相対変位量
(zw−zb)を検出するストロークセンサ22とを備えて
いた。そして、前記車体13の上下加速度zb”及び相
対変位量(zw−zb)は、積分器23及び微分器24によ
りそれぞれ積分及び微分されて、車体13の上下速度z
b’及び車輪14の車体13に対する相対速度(zw’−
b’)がスカイフック制御回路25に入力されていた。
スカイフック制御回路25は、これらの上下速度zb
及び相対速度(zw’−zb’)に基づきスカイフック理論
にしたがったオリフィス開度を表す開口位置Pを計算す
るとともに、ダンパ12内のオリフィス開度を前記計算
した開口位置Pに制御して、同ダンパ12の減衰係数を
前記数1により規定される値Cに設定するようにしてい
た。
【0012】本発明は、前記のような2つのセンサ2
1,22を用いることなく、一方のセンサ(例えば、加
速度センサ21)による検出値に基づいて他方のセンサ
(例えば、ストロークセンサ22)による検出値に関係
した物理量を推定器26により推定してスカイフック理
論にしたがったダンパ12の減衰力制御に利用しようと
するものである。本発明の特徴は、カルマンフィルタの
ような現代制御理論に基づいて推定器26を設計するも
ので、同推定器26の設計には対象の数理モデルが必要
となる。図4(A)は、ばね下(車輪14)の動特性を考
慮しない単輪の1自由度モデルを示している。以下、こ
の1自由度モデルを用いて推定器26を設計するための
方法について説明する。
【0013】図4(A)において、Kはバネ15のばね定
数、fd(zw'−zb',P)は相対速度zw'−zb'と開口位
置Pで決まるダンパ12の減衰力を表す。車体13の質
量をMとすると、車体13の運動方程式は下記数2のよ
うになる。
【0014】
【数2】 M・zb”=K・(zw−zb)+fd(zw’−zb’,P) 相対速度zw’−zb’と制御入力としての開口位置Pが
双線形であり、かつ開口位置Pが固定されていても、前
記数2の減衰力fd(zw’−zb’,P)は図5のように非
線形特性をもつように設計されているので、この減衰力
fd(zw’−zb’,P)を直接線形カルマンフィルタ(オ
ブザーバ)に適用できない。そのため、本発明では減衰
力fd(zw’−zb’,P)を下記数3のように線形成分C
o・(zw’−zb’)と非線形成分fnl(zw’−zb’,P)
とに分け、非線形成分による影響を小さくする工夫をし
た(図4(B)及び図5)。ただし、Coは適当に定めた
減衰係数であり、符号16は前記線形成分Co・(zw’−
b’)に等しい減衰力を発生する仮想のダンパを示して
いる。
【0015】
【数3】fd(zw’−zb’,P)=Co・(zw’−zb’)+
fnl(zw’−zb’,P) ここで、状態変数x1,x2をそれぞれzw’−zb’,z
w−zbに定め、前記数2,3から状態方程式を導出する
と、下記数4のようになる。
【0016】
【数4】X’=AX+Gw+Bfnl(zw’−zb’,P) ただし、前記数4中のX’はXの微分値を表しており、
X,A,G,Bは下記数5〜8で表されるとともに、w
はシステム外乱として定義されるものであって車輪14
の上下加速度zw”に等しい。
【0017】
【数5】
【0018】
【数6】
【0019】
【数7】
【0020】
【数8】
【0021】一方、推定しようとする相対速度zw’−
b’をy1とするとともに、加速度センサ21により検
出された車体13の上下加速度zb”をy2とすると、下
記数9の出力方程式が成立する。
【0022】
【数9】
【0023】前記数9中、C,U,D,Fは下記数10
〜13で表され、vは加速度センサ21の観測ノイズを
表している。
【0024】
【数10】
【0025】
【数11】
【0026】
【数12】D=0
【0027】
【数13】F=1/M ここで、非線形成分fnl(zw’−zb’,P)をオブザー
バの入力変数uとみなすとともに、前記数4の状態方程
式及び前記数9の出力方程式で表されたプラントの状態
空間表現に対してカルマンフィルタ理論を用いて相対速
度y1(=zw’−zb’)を推定するためのオブザーバを
構成すると、同オブザーバは下記数14〜16により表
される。なお、uob,zwob’,zbob’は、それぞれ入
力変数u、車輪14の上下速度zw’及び車体13の上
下速度zb’の各推定値である。
【0028】
【数14】uob=fnl(zwob’−zbob’,P)
【0029】
【数15】Xob’=AXob+Buob+H{zb”−(UX
ob+Duob)}
【0030】
【数16】y1=CXob 前記数15中のHは定常カルマンゲインであり、前記数
4中のシステム外乱w(=zw”)の共分散に関する重
みQ、前記数9の観測ノイズvの共分散に関する重みR
に対し、下記数17で表されるリカッチ(Riccati)方
程式の正定解Pから下記数18で表される値として求め
られる。
【0031】
【数17】AP+PAT−PUT-1UP+Q=0
【0032】
【数18】H=PUT-1 ただし、前記数17,18中のTは転置行列を意味す
る。
【0033】次に、定常カルマンゲインH(h1,h2)に
ついて説明する。前記数4,15の両状態方程式の比較
により、このオブザーバ(カルマンフィルタ)は、制御
対象のモデルに基づいた状態予測(前記数15の第1項
及び第2項)と、加速度センサ21による観測出力とモ
デルによる推定出力との偏差を用いた修正動作(前記数
15の第3項)とを組み合わせたフィードバック型の推
定器であることが理解できる。このオブザーバの推定精
度については、状態変数の真値Xと推定値Xobとの差を
E=X−Xobとおけば、下記数19の誤差方程式により
議論できる。なお、E’,X’,Xob’は、それぞれ
E,X,Xobの各微分値である。
【0034】
【数19】 E’=X’−Xob’ =(A−HU)(X−Xob)+(B−HF)(u−uob)+(Gw−Hv) =(A−HU)E+(B−HF)(u−uob)+(Gw−Hv) スペトクラム既知のランダム外乱(w,v)に対して、通
常のオブザーバ(カルマンフィルタ)であれば、誤差E
=X−Xobは不偏最小分散値を取ることが保証されてい
るが、本推定器の場合、外乱項にu−uobが含まれてい
るので、u−uobが大きくなるにしたがって推定精度が
悪化することがわかる。u−uobはダンパの減衰力の非
線形成分の推定誤差を意味するので、前記数3で定義さ
れるfd(zw’−zb’,P)中のfnl(zw’−zb’,P)
をできる限り小さくするように同数3中の線形成分の減
衰係数Coを決定することが重要である。
【0035】しかし、本発明に係るダンパ12は制御面
から可変幅が広く設計されており、全ての開口位置Pの
特性を単一の減衰係数Coで近似しようとしても、非線
形成分が大きくなりがちである。そこで、本発明では2
通りの開口位置(ハード及びソフト)に対して、それぞ
れ線形近似した最適な減衰係数Coh,Cosを設定し(図
6)、その際に最も推定誤差が小さくなるように2通り
のカルマンゲインHh(hh1,hh2),Hs(hs1,hs2)を
決定する。そして、中間位置に関しては前記減衰係数C
oh,Cos間を線形補間して決定するようにした。ダンパ
12の開口位置Pを1〜16に設定すると(ソフトを
「1」とし、ハードを「16」とする)、カルマンゲイ
ンHは下記数20のようになる。
【0036】
【数20】
【0037】このようにして構成されたオブザーバのブ
ロック図を図7に示してある。ただし、26aは非線形
関数発生器であり、同発生器26aは推定入力変数uob
を出力するもので、同変数uobはダンパ12の減衰力の
非線形成分fnl(zwob’−zbob’,P)に対応してい
る。そして、この発明の他の特徴はオブザーバを安定化
させて(極が安定領域に存在するようにして)、推定相
対速度y1obの演算を確実に収束させることにある。そこ
で、この非線形成分fnl(zw’−zb’,P)の導出(前
記数3)においては、同導出に利用されるダンパ12の
減衰力fd(zw’−zb’,P)の変化特性の傾きが、所定
値以下に制限するように修正されている。
【0038】b.具体的な実施形態 次に、上記オブザーバを用いて車輪14の車体13に対
する相対速度zwob’−zbob’を推定するとともに、同
推定値y1obを用いてサスペンション装置内のダンパ12
の減衰力を制御する制御装置の具体的な実施形態につい
て説明する。
【0039】図8はこの制御装置をブロック図により示
しており、同装置はダンパ12のオリフィス12aの開
度を制御するためのステップモータ31を備えている。
このステップモータ31は、駆動回路32を介してマイ
クロコンピュータ30により制御されるようになってい
る。マイクロコンピュータ30は加速度センサ21に接
続されていて、内蔵のタイマにより10ms毎に図9の
プログラムを実行することにより、オリフィス12aの
開度に対応した開口位置Pを表す制御信号を駆動回路3
2に出力する。図9のプログラムにおいては、ステップ
102〜116の処理がオブザーバ(推定手段)を構成
し、ステップ118〜126の処理がダンパ12のオリ
フィス開度を決定する決定手段を構成し、ステップ12
8の処理がステップモータ31及び駆動回路32と共に
ダンパ12の減衰力を制御する制御手段を構成する。
【0040】また、マイクロコンピュータ30には、第
1及び第2マップ(第1及び第2テーブル)も内蔵され
ている。両マップは、図10,11に示すように、ダン
パ12の減衰力特性を表していて、各開口位置P(=1
〜16)毎に相対速度y1obに対応した減衰力fd,fsの
値を記憶している。図10の第1マップにおいては、実
線で示すように、ダンパ12の本来の特性カーブの傾き
に制限を加えて、同傾きが所定値以下に抑えられるよう
に修正されていることを特徴としている。すなわち、相
対速度y1obが負の領域(ダンパ12の伸び側)であり、
開口位置Pが大きい領域(ダンパ12のハード側領域)
において、本来破線であるべき変化カーブが実線のよう
に変更されている。
【0041】次に、この具体的な実施形態の動作を説明
する。車両のイグニッションスイッチ(図示しない)が
投入されると、マイクロコンピュータ30は、図示しな
いプログラム処理により、開口位置Pを「1」に設定し
た上で駆動回路32を介してステップモータ31を制御
してダンパ12のオリフィス12aの開度を最大(ダン
パ12のソフトに対応)に設定するとともに、推定相対
速度y1ob、状態変数x1ob,x2ob及び中間パラメータx
1obt,x2obtを予め定めた初期値に設定した後、図9の
プログラムを10ms毎に繰り返し実行する。なお、こ
れらの開口位置P、推定相対速度y1ob、状態変数
1ob,x2ob及び中間パラメータx1obt,x2obtと、後
述するプログラムにて使用される各種値は、上記理論説
明で利用した値にそれぞれ対応するが、具体的な計算に
おいてはオブザーバを離散系で構成する必要があるため
に上述の状態方程式及び出力方程式を双一次変換により
離散系に変換した場合における値を示している。
【0042】前記プログラムはステップ100にて開始
され、マイクロコンピュータ30はステップ102にて
加速度センサ21から車体13の上下加速度zb”を入
力する。次に、ステップ104にて、第1マップ(図1
0)を参照して推定相対速度y1ob及び開口位置Pに対応
した減衰力fd(y1ob,P)を決定する。この場合、初回の
処理においては前記初期設定された推定相対速度y1ob
び開口位置Pが利用されるが、次回以降の処理において
は前回のステップ116,124,126の処理により
導出された値が利用される。また、減衰力fd(y1ob,P)
の決定にあたっては、第1マップから読み出した値を用
いた線形補間演算により減衰力fd(y1ob,P)を導出する
ようにするとよい。
【0043】次に、ステップ106にて、上記数3に対
応した下記数21の演算の実行によりダンパ12の推定
入力変数uob(=非線形成分fnl(zw’−zb’,P))
を計算する。この場合も、Coは上述のように適当に定
めたダンパ12の減衰係数であり(図6)、推定相対速
度y1obは前記ステップ104にて利用された値が利用さ
れる。
【0044】
【数21】uob=fd(y1ob,P)−Co・y1ob 次に、ステップ108にて、上記数11,13により規
定される係数u1,u2、F、及び前記ステップ106に
て計算した推定入力変数uobを用いて、下記数22の演
算により車体13の推定上下加速度zbob”を計算す
る。なお、下記数22中の中間パラメータx1obt,x
2obtに関しても、初回の処理においては前記初期設定さ
れた値が利用されるが、次回以降の処理においては前回
のステップ112の処理により導出された値が利用され
る。
【0045】
【数22】zbob”=u1・x1obt+u2・x2obt+F・uob 次に、ステップ110にて、上記数20に対応した下記
数23,24の演算の実行により、ゲインh1,h2が計
算される。この場合も、開口位置Pは前記ステップ10
4にて利用された値が利用される。
【0046】
【数23】h1=hs1+(hh1−hs1)・(P−1)/15
【0047】
【数24】h2=hs2+(hh2−hs2)・(P−1)/15 次に、ステップ112にて、前記ステップ102にて入
力した上下加速度zb”、前記ステップ108の処理に
より計算した推定上下加速度zbob”、及び前記ステッ
プ110の処理により計算したゲインh1,h2を用いた
下記数25,26の演算により中間パラメータx1obt
1obtを計算する。なお、この場合も、状態変数
1ob,x2obに関しては、初回の処理においては前記初
期設定された値が利用されるが、次回以降の処理におい
ては前回のステップ114の処理により導出された値が
利用される。
【0048】
【数25】x1obt=x1ob+h1・(zb”−zbob”)
【0049】
【数26】x2obt=x2ob+h2・(zb”−zbob”) 次に、ステップ114にて、前記ステップ112,10
6の処理により計算した中間パラメータx1obt,x1obt
及び推定入力変数uobと、前記数6,8により規定され
る係数a11,a12,a21,a22,b1,b2を用いた下記
数27,28の演算により状態変数x1ob,x2obを計算
する。
【0050】
【数27】 x1ob=a11・x1obt+a12・x2obt+b1・uob
【0051】
【数28】 x2ob=a21・x1obt+a22・x2obt+b2・uob 次に、ステップ116にて、前記ステップ112,10
6の処理により計算した中間パラメータx1obt,x
1obt及び推定入力変数uobと、前記数10,12により
規定される係数c1,c2,Dを用いた下記数29の演算
により推定相対速度y1obを計算する。これにより、車輪
14の車体13に対する相対速度zw’−zb’が推定さ
れたことになる。
【0052】
【数29】y1ob=c1・x1obt+c2・x2obt+D・uob 次に、このようにして推定した推定相対速度y1ob及び検
出した上下加速度zb”に基づいて、ダンパ12の減衰
力をスカイフック理論にしたがって制御することについ
て説明する。まず、ステップ118にて、下記数30の
ように前記入力した上下加速度zb”を時間積分して車
体13の上下速度zb’を計算し、ステップ120に
て、下記数31の演算の実行により予め決められたスカ
イフック減衰係数Cshを用いてダンパ12のスカイフッ
ク減衰力fsを計算する。
【0053】
【数30】zb’=∫zb”dt
【0054】
【数31】fs=Csh・zb’ そして、ステップ122にて推定相対速度y1obと上下速
度zb’が異符号であるか否か、すなわち車体13の振
動状態が加振領域にあるか制振領域にあるかを判定す
る。いま、車体13の振動状態が制振領域にあって推定
相対速度y1obと上下速度zb’が異符号であれば、同ス
テップ122にて「YES」と判定して、ステップ12
4にて第2マップ(図11)を参照することにより、前
記計算したスカイフック減衰力fs及び推定相対速度y1
obに対応した開口位置Pを決定する。この決定にあたっ
ては、図11上においてスカイフック減衰力fsと推定
相対速度y1obとで決まる点が最も近いカーブが検索さ
れ、同検索されたカーブに対応した開口位置Pが選定さ
れる。一方、車体13の振動状態が加振領域にあって推
定相対速度y1obと上下速度zb’が同符号であれば、ス
テップ122にて「NO」と判定し、ステップ126に
て開口位置Pをダンパ12の最もソフト状態を表す
「1」に設定する。
【0055】前記ステップ124,126の処理後、ス
テップ128にて開口位置Pを表す制御信号を駆動回路
32に出力する。駆動回路32はステップモータ31の
回転を前記制御信号に基づいて制御し、ダンパ12のオ
リフィス12aの開度を前記開口位置Pに対応した値に
制御する。その結果、ダンパ12の減衰力はスカイフッ
ク理論に基づいて制御され、車両の乗り心地が良好とな
る。
【0056】上記説明からも理解できるとおり、上記実
施形態によれば、加速度センサ21により検出した車体
13の上下加速度zb”に基づいて車体13の上下速度
w’を導出するとともに、同上下加速度zb”に基づい
てオブザーバにより車輪14の車体13に対する相対速
度zw’−zb’を推定相対速度y1obとして推定し、これ
らの両値zw’,y1obを用いてダンパ12の減衰力をス
カイフック理論にしたがって制御するようにしたので、
車輪14の車体13に対する相対速度zw’−zb’を検
出するセンサを省略することができ、スカイフック理論
にしたがって減衰力を制御するサスペンション装置を簡
単かつ低コストで製造できる。また、このオブザーバに
おいては、ダンパ12の減衰力特性における非線形性、
特にオリフィス12aの開度(開口位置P)に応じた非
線形性を考慮するとともに、オリフィス12aの開度
(開口位置P)に応じてゲインH(h1,h2)を変更す
るようにしたので、ダンパ12の減衰力特性が精度よく
考慮されて、推定相対速度y1obの精度が良好となる。さ
らに、上記実施形態によれば、ダンパ12の非線形性を
考慮する際、実際のダンパ12の減衰力特性を修正して
推定相対速度y1obに対する減衰力fdの変化カーブの傾
きを所定値以下に制限するようにしたので、オブザーバ
における相対速度zw’−zb’(=y1ob)の推定演算を確
実に収束させることができる。
【0057】なお、上記実施形態においては、図9のス
テップ104にてダンパ12の減衰力fdを導出するた
めに図10の第1マップを用いるようにしたが、この場
合、推定相対速度y1ob及び開口位置Pによりダンパ12
の減衰力fdを導出すればよいので、前記第1マップに
代えて推定相対速度y1ob及び開口位置Pと予め定めたパ
ラメータとにより前記減衰力fdを演算により導出する
ようにしてもよい。すなわち、ダンパ12の減衰力fd
を導出するために、前記第1マップ、演算などを含む種
々の非線形関数発生手段を用いることができる。ただ
し、この場合も、推定相対速度y1obに対する減衰力fd
の変化カーブの傾きは所定値以下に制限される。
【0058】また、上記実施形態においては、図9のス
テップ124にて第2マップ(図11)を用いて開口位
置Pを決定するようにしたが、同第2マップと第1マッ
プとは推定相対速度y1obが負で開口位置Pが大きい領域
でのみ異なるので、多少の誤差を許容すれば、第2マッ
プを省略して前記ステップ124にて第1マップ(図1
0)を用いて開口位置Pを決定するようにしてもよい。
【0059】また、上記実施形態においては、車体13
の上下加速度zb”を実際に検出して車輪14の車体1
3に対する相対速度zw’−zb’を推定するようにした
が、逆に相対速度zw’−zb’を実際に検出して上下加
速度zb”をカルマンフィルタ理論に基づくオブザーバ
により推定するようにしてもよい。この場合、開口位置
P及び検出した相対速度zw’−zb’に基づいてダンパ
12の減衰力fdの非線形成分fnl(zw’−zb’,P)を
導出して推定入力変数uobとするとともに、上下加速度
b”を推定するオブザーバを構成して、同オブザーバ
により推定した車体13の上下加速度zb”をダンパ1
2のオリフィス開度の制御に利用するようにすればよ
い。特に、車高調整のための車輪14の車体13に対す
る変位量を検出するストロークセンサを既に搭載した車
両においては、前記ストロークセンサによる検出値を単
に微分すれば相対速度zw’−zb’を算出できるので、
同車両に前記変形例を適用すると有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)はスカイフックダンパを用いた仮想の車
両用サスペンション装置の単輪モデルの概略図であり、
(B)は実際の車両用サスペンション装置の単輪モデルの
概略図である。
【図2】 スカイフック制御を行った場合とスカイフッ
ク制御を行わなかった場合の振動周波数に対する車体の
上下加速度特性を示すグラフである。
【図3】 車両用サスペンション装置におけるスカイフ
ック制御システムのブロック図である。
【図4】 (A)はばね下の動特性を考慮しない単輪の1
自由度モデル図であり、(B)は同モデルのダンパを線形
成分と非線形成分に分けて示した1自由度モデル図であ
る。
【図5】 ダンパの減衰力特性を一般的に示すグラフで
ある。
【図6】 ダンパの減衰力特性をソフト、ミディアム、
ハード毎に示すグラフである。
【図7】 本発明の一実施形態に係るオブザーバのブロ
ック図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係るサスペンション制
御装置のブロック図である。
【図9】 図8のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムのフローチャートである。
【図10】 同マイクロコンピュータに内蔵の第1マッ
プにおけるダンパの減衰力特性を示すグラフである。
【図11】 同マイクロコンピュータに内蔵の第2マッ
プにおけるダンパの減衰力特性を示すグラフである。
【符号の説明】
11,12…ダンパ、12a…オリフィス、13…車
体、14…車輪、15…バネ、21…加速度センサ、2
3…積分器、25…スカイフック制御回路、26…推定
器、26a…非線形関数発生器、30…マイクロコンピ
ュータ、31…ステップモータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本園 貴一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 中井 英雄 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 吉田 一徳 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オリフィス開度に応じた減衰力を発生す
    るダンパを有する車両用サスペンション装置に適用さ
    れ、 車体の上下方向の絶対速度及び車輪の車体に対する上下
    方向の相対速度のうちの一方の速度に関係した第1物理
    量を検出する検出手段と、 前記第1物理量に基づいて前記絶対速度及び相対速度の
    うちの他方の速度を第2物理量として推定する推定手段
    と、 前記検出した第1物理量及び前記推定した第2物理量に
    基づいてスカイフック理論にしたがったダンパのオリフ
    ィス開度を決定する開度決定手段と、 前記ダンパのオリフィス開度を前記決定したオリフィス
    開度に制御する開度制御手段とを備えた車両用サスペン
    ション装置の減衰力制御装置において、 前記推定手段を、前記決定したオリフィス開度及び前記
    相対速度に応じて決まるダンパの減衰力の非線形成分を
    入力変数とするオブザーバで構成し、同減衰力の非線形
    成分の導出において前記相対速度に応じたダンパの減衰
    力の変化特性の傾きを所定値以下に制限するように修正
    してなることを特徴とする車両用サスペンション装置の
    減衰力制御装置。
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