JP3189629B2 - 車両用引戸の戸閉装置 - Google Patents

車両用引戸の戸閉装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電車や列車などの車
両の客出入口部に設けられる左右一対の引戸を自動的に
開閉する車両用引戸における戸閉装置に関し、緊急など
の必要な場合には、引戸を手動で開戸できるものに係わ
る。
【0002】
【従来の技術】車両用引戸をリニアモータによって開閉
し、戸閉状態において永久磁石によって引戸を戸閉状態
に保持する車両用引戸の戸閉装置の従来例として、特開
平6−115429号公報が知られている。図4は従来
例の戸閉状態寸前の要部の正面図、図5は図4のA−A
断面図である。
【0003】図4及び図5において、左右対称なので左
側の引戸上部右側を主に図示して説明する。左側用引戸
1Aと右側用引戸1Bは、車両の側壁材5に沿って水平
に渡された支持レール体2に、複数の戸車3によって懸
垂支持され、車両の出入口を開閉する。側壁材5にドア
ストッパ74を固定する。リニアモータの可動子4bと
引戸1Aとを係合する係合手段20は、可動子4bに固
定される駆動板21と引戸1Aに固定される受動板22
とからなり、駆動板21と受動板22とは開閉方向に隙
間xを持って引戸1Aが開閉する。
【0004】引戸1Aには自在継手38を介して可動磁
極39が取付けられ、可動磁極39に対向して側壁材5
側に戸閉状態保持手段30Aが固定される。戸閉状態保
持手段30Aは、N極とS極が相対して直径方向に着磁
された円柱状の永久磁石31Aと、これを囲む一対の磁
極片32Aからなる。一対の磁極片32Aはそれぞれの
端部に非磁性部があり、図5の状態では、戸閉状態保持
手段30Aは内部磁路が開路して可動磁極39を吸着し
ないし、永久磁石31Aが90°回動すれば、内部磁路
が閉路して可動磁極39を吸着する。このため、永久磁
石31Aの90°の回動により引戸1Aを戸閉状態に保
持の開放を又は保持をする。右側の戸閉状態保持手段3
0Bも独立し、30Aと左右対称である。永久磁石31
Aの磁力による保持力は100kgぐらいがよい。
【0005】戸閉状態保持手段30Aの永久磁石31A
には、ラック41と噛み合う歯車42が固定され、ラッ
ク41と歯車42は直線運動を回動運動に変換する運動
変換手段40を形成する。運動変換手段40はリンク機
構などでもよい。図示しない支持機構により引戸の開閉
方向に運動可能な可動フレーム43にラック41は固定
され、永久磁石31Aを90°だけ回動する。
【0006】可動子4bと可動フレーム43との間に、
自在継手51とこれを吸着する磁石52とからなる脱着
手段50が設けられ、戸閉状態の寸前、例えば戸閉位置
から隙間xの距離だけは吸着し、これを越えて可動子4
bが開けば吸着から脱出する。脱着手段50の脱着力は
10kgぐらいがよい。脱着手段50はラッチ機構など
でもよい。
【0007】可動フレーム43には可撓性のある外管6
1とワイヤ62とからなる遠隔操作機構が手動開放手段
60として係止され、ワイヤ62を図示しない手動開放
レバーで引けば、可動フレーム43、すなわち、ラック
41を介して永久磁石31Aを回動させて戸閉状態保持
手段30Aが可動磁極39の保持を開放する。戸閉状態
保持手段30A、30Bが可動磁極39を吸着する面に
タッチセンサ71を設け、戸閉状態の信号を発信させて
安全性を向上させる。
【0008】従来例の動作を説明する。先ずリニアモー
タの可動子4bが閉じる方向に運動すると、係合手段2
0は後方に隙間xを置いて引戸1Aを閉じる方向に動か
し図のように、脱着手段50が吸着寸前の状態になる。
さらに閉じると可動子4bは脱着手段50を介して運動
変換手段40を動かし、永久磁石31Aが回動して戸閉
状態保持手段30Aが可動磁極39を吸着する方向に動
作する。これとともに、可動子4bは引戸1Aをも閉じ
る方向に動かすので、側壁材5に固定される戸閉状態保
持手段30Aは可動磁極39を介して引戸1Aを戸閉状
態に保持する。この状態で戸閉状態保持手段30Aは可
動磁極39とともに磁路が閉じているので、永久磁石3
1Aは回動することなく自己保持される。
【0009】この戸閉状態から引戸1Aを開けるため、
リニアモータを開方向に運転して可動子4bが開方向に
隙間xの距離以内で動くと、戸閉状態保持手段30Aは
可動磁極39を介して引戸1Aを戸閉状態に保持したま
まであるが、可動子4bは係合手段20の隙間xだけは
動くことができて脱着手段50を開方向に動かす。この
ため、可動子4bは脱着手段50、運動変換手段40を
介して永久磁石31Aを回動させ、戸閉状態保持手段3
0Aは可動磁極39を、すなわち、引戸1Aの保持を開
放する。さらに可動子4bが開方向に動くと係合手段2
0を介して引戸1Aは全開する。このとき、脱着手段5
0は可動子4bから吸着を脱出して離れ、永久磁石31
Aは自己保持されて脱着手段50とともに次の戸閉に備
える。
【0010】戸閉状態から手動で引戸1A、1Bを開け
るときの動作を説明する。リニアモータが駆動されな
く、戸閉状態保持手段30Aが可動磁極39を介して引
戸1A、1Bを戸閉状態に保持したままであっても、可
動子4bは開方向に隙間xの距離以内で動くことができ
る遊びを持っている。このため、ラック41又は可動フ
レーム43を開方向に動かす力は可動子4bを動かす力
だけで、戸閉状態保持手段30Aの永久磁石31Aは回
動して保持を解放する。引戸1A、1Bごとのワイヤ6
2を引けば、それぞれの可動フレーム43は動く。以後
は、軽い操作力の手動で引戸1A、1Bは開けられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例では、左
右の両引戸1A、1Bを開戸するために手動開放手段6
0の2本のワイヤ62を操作する必要があるので、緊急
のときに引戸1A、1Bを全部開戸するのに時間が掛か
る。この発明の目的は、1本の手動開放のワイヤを引っ
張るだけで一挙に左右の両戸閉状態保持手段を開放し
て、左右の引戸を手動で開戸できる車両用引戸の戸閉装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この明細書において、巻
掛け伝導装置のベルトは、平ベルト、Vベルト、ロー
プ、チェーン、タイミングベルトなどを含み、ベルト車
はそれらに適したものとする。発明1の車両用引戸の戸
閉装置は、車両の側壁材に取付けた支持レール体に滑動
可能に懸垂支持される引戸と、引戸を開閉駆動するリニ
アモータの可動子と、可動子に固定される駆動板と引戸
に固定される受動板とからなり引戸の開閉方向に隙間を
持って係合する係合手段と、引戸に取付けた可動磁極を
円柱状の永久磁石の回動により戸閉状態に保持又は保持
の開放をして側壁材に固定される一対の磁極片と磁極片
で挟まれる永久磁石とからなる戸閉状態保持手段と、戸
閉状態保持手段と可動子との間に設けられて戸閉状態の
寸前で脱着する脱着手段と、脱着手段の直線運動を側壁
材に対して直線運動が可能な可動フレームを介して永久
磁石の回動運動に変換する運動変換手段とからなる車両
用引戸の戸閉装置において、引戸を左右に開く一対のも
のとし、それぞれの引戸にリニアモータと、係合手段
と、戸閉状態保持手段と、脱着手段と、運動変換手段と
を設け、側壁材に装着した一対のベルト車とこれに巻き
掛けたベルトとからなる巻掛け伝導装置を一対の可動フ
レームと平行に設置し、ベルト車の間のベルトの少なく
とも一方部分を1本の手動開放ワイヤの終端に固定し、
ベルト又は手動開放ワイヤの終端に固定した2個の引掛
け金具を左右の可動フレームに当接させて可動フレーム
の穴に少なくともベルトを貫通させることを特徴とする
車両用引戸の戸閉装置。
【0013】発明2は発明1において、戸閉状態保持手
段の可動磁極が吸着する面にタッチ部が凸条をなすタッ
チセンサを設け、タッチセンサの中央に対応する可動磁
極に弾性体からなる僅かな凸部を設けることを特徴とす
る車両用引戸の戸閉装置。発明3は発明1において、戸
閉状態保持手段の磁極片と円柱状の永久磁石との間に自
己潤滑性シートを介装することを特徴とする車両用引戸
の戸閉装置。
【0014】
【作用】発明1の車両用引戸の戸閉装置によれば、左右
のリニアモータの可動子が閉じる方向に運動すると、係
合手段は後方に隙間を置いて左右の両引戸を閉じる方向
に動かし、脱着手段が吸着寸前の状態になる。さらに閉
じると可動子は脱着手段を介して運動変換手段を動か
し、永久磁石が回動して戸閉状態保持手段が可動磁極を
吸着する方向に動作する。これとともに、可動子は両引
戸をも閉じる方向に動かすので、側壁材に固定される戸
閉状態保持手段は可動磁極を介して両引戸を戸閉状態に
保持する。
【0015】この戸閉状態から両引戸を開けるため、リ
ニアモータを開方向に運転して可動子が開方向に隙間の
距離以内で動くと、戸閉状態保持手段は可動磁極を介し
て両引戸を戸閉状態に保持したままであるが、可動子は
係合手段の隙間だけは動くことができて脱着手段を開方
向に動かす。このため、可動子は脱着手段、運動変換手
段を介して永久磁石を回動させ、戸閉状態保持手段は可
動磁極を、すなわち、両引戸の保持を開放する。さらに
可動子が開方向に動くと係合手段を介して引戸は全開す
る。このとき、脱着手段は可動子から離れ、永久磁石は
自己保持されて脱着手段とともに次の戸閉に備える。
【0016】戸閉状態から手動で両引戸を開けるとき、
リニアモータが駆動されなく、戸閉状態保持手段が可動
磁極を介して両引戸を戸閉状態に保持したままであって
も、可動子は開方向に隙間の距離以内で動くことができ
る遊びを持っている。このため、ラック又は可動フレー
ムを開方向に動かす力は可動子を動かす力だけで、戸閉
状態保持手段の永久磁石は回動して保持を解放し、以後
は、軽い操作力の手動で両引戸は開けられる。
【0017】1本の手動開放ワイヤを手動で引っ張る
と、これに固定されたベルトがベルト車と共に運動し、
2個の引掛け金具が左右の可動フレームに当接して左右
の可動フレームを開方向に動かす。このため、戸閉状態
保持手段の永久磁石は回動して保持を解放し、手動で左
右の両引戸は開けられる。発明2によれば、戸閉状態保
持手段の可動磁極に吸着する面に設けられるタッチセン
サのタッチ部が製作上の要求により凸条をなしていて
も、タッチセンサの中央に対応する可動磁極に弾性体か
らなる僅かな凸部を設ける。このため、可動磁極が凸条
の方向に対して傾いて移動してきても、中央の僅かな凸
部がタッチセンサに確実に当接するまでに姿勢制御され
るので、確実な戸閉状態になるまでリニアモータは引戸
を閉じようとし、戸閉力が確保される。
【0018】発明3によれば、自己潤滑性シートによ
り、磁極片と永久磁石との回動の寿命に耐える。
【0019】
【実施例】図1は実施例の戸閉状態の図2のB−B断面
図、図2は図1のC−C断面図、図3は図1のD−D断
面図である。従来例及び各図において同一符号を付ける
ものはおよそ同一機能を持ち説明を省くことがある。図
1、図2及び図3において、始めに、従来例と類似する
部分を説明する。左側用引戸1Aと右側用引戸1Bは、
車両の側壁材5に沿って水平に渡された支持レール体
(図示しないが、従来例と同様)に、複数の戸車(図示
しないが、従来例と同様)によって懸垂支持され、車両
の出入口を開閉する。側壁材5にドアストッパ74を固
定する。リニアモータの可動子4bと引戸1A、1Bと
を係合する係合手段20は、可動子4bに固定される駆
動板21と引戸1Aに固定される受動板22とからな
り、駆動板21と受動板22とは開閉方向に隙間xを持
って引戸1A、1Bが開閉する。
【0020】引戸1A、1Bには自在継手38を介して
可動磁極39が取付けられ、可動磁極39に対向して側
壁材5側に戸閉状態保持手段30A、30Bが固定され
る。戸閉状態保持手段30A、30Bは、N極とS極が
相対して直径方向に着磁された円柱状の永久磁石31
A、31Bと、これらをそれぞれ囲む一対の磁極片32
A、32Bからなる。一対の磁極片32A、32Bはそ
れぞれの端部に非磁性部があり、図の状態では、戸閉状
態保持手段30A、30Bは内部磁路が閉路して可動磁
極39を吸着するし、永久磁石31A、31Bが90°
回動すれば、内部磁路が開路して可動磁極39を吸着し
ない。このため、永久磁石31A、31Bの90°の回
動により引戸1A、1Bを戸閉状態に保持を又は保持の
開放をする。
【0021】戸閉状態保持手段30A、30Bの永久磁
石31A、31Bには、ラック41A、41Bと噛み合
う歯車42A、42Bが固定され、ラック41A、41
Bと歯車42A、42Bは直線運動を回動運動に変換す
る運動変換手段40A、40Bを形成する。運動変換手
段はリンク機構などでもよい。側壁材5に取付けたスラ
イドレール5aにより引戸の開閉方向に運動可能な可動
フレーム43A、43Bにラック41A、41Bは固定
され、永久磁石31A、31Bを90°だけ回動する。
【0022】可動子4bと可動フレーム43A、43B
との間に、自在継手51とこれを吸着する磁石52とか
らなる脱着手段50が設けられ、戸閉状態の寸前、例え
ば戸閉位置から隙間xの距離だけは吸着し、これを越え
て可動子4bが開けば吸着から脱出する。実施例の特徴
として、側壁材5に装着した一対のベルト車81とこれ
に巻き掛けたベルト82とからなる巻掛け伝導装置80
を一対の可動フレーム43A、43Bと平行に設置す
る。ベルト車81の間のベルト82の一方部分を手動開
放ワイヤ83Aの終端に固定し、この終端を固定する引
掛け金具84Aを可動フレーム43Aの一方部43Aa
に当接させて可動フレーム43Aの穴にベルト82と手
動開放ワイヤ83Aとを貫通させる。同様に、ベルト車
81の間のベルト82の他方部分を手動開放ワイヤ83
Bの終端に固定し、この終端を固定する引掛け金具84
Bを可動フレーム43Bの一方部43Baに当接させて
可動フレーム43Bの穴にベルト82と手動開放ワイヤ
83Bとを貫通させる。側壁材5の一方部分の金具に固
定された外管85Aに手動開放ワイヤ83Aを貫通さ
せ、その終端に一方の手動開放レバー86Aを取付け
る。側壁材5の他方部分の金具に固定された外管85B
に手動開放ワイヤ83Bを貫通させ、その他方の終端に
も図示しない他方の手動開放レバーを取付ける。一方の
手動開放レバー86Aと他方の手動開放レバーとは、い
ずれか1個でよく、一方を車両の外部に、他方を車両の
内部に配置してもよい。可動フレーム43Aに当接する
引掛け金具84Aは、ベルト82と手動開放ワイヤ83
Aの終端との固定を兼ねる。これに対して、ベルト82
と手動開放ワイヤ83Aの終端との固定を他の金具にし
てもよいが、その金具が手動開放ワイヤ83Aを引く運
動のときに、ラック41Aの全ストロークにおいて、ベ
ルト車81に乗り上げないようにする。引掛け金具84
Bについても同様である。
【0023】実施例の他の特徴として、戸閉状態保持手
段30A、30Bが可動磁極39に吸着する面にタッチ
部が凸条71aをなすタッチセンサ71を設け、タッチ
センサ71の中央に対応する可動磁極39に弾性体から
なる僅かな凸部87を設ける。また、戸閉状態保持手段
30A、30Bの磁極片32A、32Bと永久磁石31
A、31Bとの間に自己潤滑性シート88を介装する。
【0024】実施例の動作を説明する。左右のリニアモ
ータの可動子4bが閉じる方向に運動すると、係合手段
20は後方に隙間xを置いて左右の両引戸1A、1Bを
閉じる方向に動かし、脱着手段50が吸着寸前の状態に
なる。さらに閉じると可動子4bは脱着手段50を介し
て運動変換手段40A、40Bを動かし、永久磁石31
A、31Bが回動して戸閉状態保持手段30A、30B
が可動磁極39を吸着する方向に動作する。これととも
に、可動子4bは両引戸1A、1Bをも閉じる方向に動
かすので、側壁材5に固定される戸閉状態保持手段30
A、30Bは可動磁極39を介して両引戸1A、1Bを
戸閉状態に保持する。
【0025】この戸閉状態から両引戸1A、1Bを開け
るため、リニアモータを開方向に運転して可動子4bが
開方向に隙間xの距離以内で動くと、戸閉状態保持手段
30A、30Bは可動磁極39を介して両引戸1A、1
Bを戸閉状態に保持したままであるが、可動子4bは係
合手段20の隙間xだけは動くことができて脱着手段5
0を開方向に動かす。このため、可動子4bは脱着手段
50、運動変換手段40A、40Bを介して永久磁石3
1A、31Bを回動させ、戸閉状態保持手段30A、3
0Bは可動磁極39を、すなわち、両引戸1A、1Bの
保持を開放する。さらに可動子4bが開方向に動くと係
合手段20を介して両引戸1A、1Bは全開する。この
とき、脱着手段50は可動子4bから離れ、永久磁石3
1A、31Bは自己保持されて脱着手段50とともに次
の戸閉に備える。
【0026】戸閉状態から手動で両引戸1A、1Bを開
けるとき、リニアモータが駆動されなく、戸閉状態保持
手段30A、30Bが可動磁極39を介して両引戸1
A、1Bを戸閉状態に保持したままであっても、可動子
4bは開方向に隙間xの距離以内で動くことができる遊
びを持っている。このため、ラック41A、41B又は
可動フレーム43A、43Bを開方向に動かす力は可動
子4bを動かす力だけで、戸閉状態保持手段30A、3
0Bの永久磁石31A、31Bは回動して保持を解放
し、以後は、軽い操作力の手動で両引戸1A、1Bは開
けられる。
【0027】1本の手動開放ワイヤ83A又は83Bを
手動で引っ張ると、これに固定されたベルト82がベル
ト車81と共に運動し、2個の引掛け金具84A、84
Bが左右の可動フレーム43A、43Bに当接して左右
の可動フレームを開方向に動かす。このため、ラック4
1A、41B及び歯車42A、42Bを介して、戸閉状
態保持手段30A、30Bの永久磁石31A、31Bは
回動して保持を解放し、手動で左右の両引戸1A、1B
は開けられる。
【0028】戸閉状態保持手段30A、30Bの可動磁
極39が吸着する面に設けられるタッチセンサ71のタ
ッチ部が製作上の要求により凸条71aをなしていて
も、タッチセンサ71の中央に対応する可動磁極39に
弾性体からなる僅かな凸部87を設ける。このため、可
動磁極39が凸条71aの方向に対して傾いて移動して
きても、中央の僅かな凸部87がタッチセンサ71に確
実に当接するまでに姿勢制御されるので、確実な戸閉状
態になるまでリニアモータは引戸1A、1Bを閉じよう
とし、戸閉力が確保される。自己潤滑性シート88によ
り、磁極片32A、32Bと永久磁石31A、31Bと
の回動の寿命に耐える。
【0029】
【発明の効果】発明1の車両用引戸の戸閉装置によれ
ば、1本の手動開放ワイヤを手動で引っ張ると、これに
固定されたベルトがベルト車と共に運動し、2個の引掛
け金具が左右の可動フレームに当接して左右の可動フレ
ームを開方向に動かす。このため、運動変換手段を介し
て、両戸閉状態保持手段の永久磁石は回動して保持を解
放し、手動で左右の両引戸は開けられる。すなわち、1
本の手動開放ワイヤを手動で引っ張るだけで、手動で左
右の両引戸は開けられるという効果がある。
【0030】発明2によれば、可動磁極の中央に弾性体
からなる僅かな凸部を設けるので、戸閉状態保持手段の
可動磁極が吸着する面に設けられるタッチセンサのタッ
チ部が製作上の要求により凸条をなしていても、中央の
僅かな凸部がタッチセンサに確実に当接するまでに可動
磁極は姿勢制御され、確実な戸閉状態になるまでリニア
モータはを閉じようとし、戸閉力が確保されるという効
果がある。
【0031】発明3によれば、自己潤滑性シートによ
り、磁極片と永久磁石との回動の寿命に耐えるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の戸閉状態の図2のB−B断面図
【図2】図1のC−C断面図
【図3】図1のD−D断面図
【図4】従来例の戸閉状態寸前の要部の正面図
【図5】図4のA−A断面図
【符号の説明】
1A 引戸 1B 引戸 5 側壁材 4b 可動子 20 係合手段 21 駆動板 22 受動板 30A 戸閉状態
保持手段 30B 戸閉状態保持手段 31A 永久磁石 31B 永久磁石 32A 磁極片 32B 磁極片 38 自在継手 39 可動磁極 41A ラック 41B ラック 42A 歯車 42B 歯車 43A 可動フレ
ーム 43B 可動フレーム 50 着脱手段 51 自在継手 52 磁石 71 タッチセンサ 71a 凸条 74 ドアストッパ 80 巻掛け伝
導装置 81 ベルト車 82 ベルト 83A 手動開放ワイヤ 83B 手動開放
ワイヤ 84A 引掛け金具 84B 引掛け金
具 85A 外管 85B 外管 86A 手動開放レバー 87 凸部 88 自己潤滑性シート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の側壁材に取付けた支持レール体に滑
    動可能に懸垂支持される引戸と、引戸を開閉駆動するリ
    ニアモータの可動子と、可動子に固定される駆動板と引
    戸に固定される受動板とからなり引戸の開閉方向に隙間
    を持って係合する係合手段と、引戸に取付けた可動磁極
    を円柱状の永久磁石の回動により戸閉状態に保持又は保
    持の開放をして側壁材に固定される一対の磁極片と磁極
    片で挟まれる永久磁石とからなる戸閉状態保持手段と、
    戸閉状態保持手段と可動子との間に設けられて戸閉状態
    の寸前で脱着する脱着手段と、脱着手段の直線運動を側
    壁材に対して直線運動が可能な可動フレームを介して永
    久磁石の回動運動に変換する運動変換手段とからなる車
    両用引戸の戸閉装置において、 引戸を左右に開く一対のものとし、それぞれの引戸にリ
    ニアモータと、係合手段と、戸閉状態保持手段と、脱着
    手段と、運動変換手段とを設け、 側壁材に装着した一対のベルト車とこれに巻き掛けたベ
    ルトとからなる巻掛け伝導装置を一対の可動フレームと
    平行に設置し、ベルト車の間のベルトの少なくとも一方
    部分を1本の手動開放ワイヤの終端に固定し、ベルト又
    は手動開放ワイヤの終端に固定した2個の引掛け金具を
    左右の可動フレームに当接させて可動フレームの穴に少
    なくともベルトを貫通させることを特徴とする車両用引
    戸の戸閉装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用引戸の戸閉装置にお
    いて、戸閉状態保持手段の可動磁極が吸着する面にタッ
    チ部が凸条をなすタッチセンサを設け、タッチセンサの
    中央に対応する可動磁極に弾性体からなる僅かな凸部を
    設けることを特徴とする車両用引戸の戸閉装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の車両用引戸の戸閉装置にお
    いて、戸閉状態保持手段の磁極片と円柱状の永久磁石と
    の間に自己潤滑性シートを介装することを特徴とする車
    両用引戸の戸閉装置。
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