JP3188840B2 - コンピュータ・システムに用いられる周辺装置及びその制御方法 - Google Patents
コンピュータ・システムに用いられる周辺装置及びその制御方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナル・コン
ピュータなどのコンピュータ・システムに装着して用い
られる周辺装置及びその制御方法に係り、特に、コンピ
ュータ・システムに設けられたスロットに装着して利用
されるPCカードのようなタイプの周辺機器及びその制
御方法に関する。更に詳しくは、本発明は、MPUを内
蔵するタイプの周辺機器であって、コンピュータ・シス
テムからのコマンドを処理する状況の遷移に応じて適宜
消費電力を節減するための周辺機器及びその制御方法に
関する。
ピュータなどのコンピュータ・システムに装着して用い
られる周辺装置及びその制御方法に係り、特に、コンピ
ュータ・システムに設けられたスロットに装着して利用
されるPCカードのようなタイプの周辺機器及びその制
御方法に関する。更に詳しくは、本発明は、MPUを内
蔵するタイプの周辺機器であって、コンピュータ・シス
テムからのコマンドを処理する状況の遷移に応じて適宜
消費電力を節減するための周辺機器及びその制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、デスクトップ
型、ノートブック型など各種パーソナル・コンピュータ
(PC)が開発され市販されている。これらPCは、メ
イン・プロセッサやメイン・メモリなどを含む基本的な
装置類を標準装備した形態で出荷される一方、エンド・
ユーザは自身のニーズに応じて周辺装置をオプション装
備して利用することができるようになっている。
型、ノートブック型など各種パーソナル・コンピュータ
(PC)が開発され市販されている。これらPCは、メ
イン・プロセッサやメイン・メモリなどを含む基本的な
装置類を標準装備した形態で出荷される一方、エンド・
ユーザは自身のニーズに応じて周辺装置をオプション装
備して利用することができるようになっている。
【0003】PCカード:従来、周辺装置の拡張は、
「拡張アダプタ・カード」を装着する、という形態で行
われてきた。しかし、小型軽量で可搬性を特徴とするノ
ートブック・コンピュータの場合、実装密度や総重量な
どの制限のため、拡張アダプタ・カードによる拡張には
限界がある。
「拡張アダプタ・カード」を装着する、という形態で行
われてきた。しかし、小型軽量で可搬性を特徴とするノ
ートブック・コンピュータの場合、実装密度や総重量な
どの制限のため、拡張アダプタ・カードによる拡張には
限界がある。
【0004】いわゆる「PCカード」は、ノートブック
・コンピュータの拡張性を補うことを初期目的として開
発された、クレジット・カード大の周辺装置である。ノ
ートブック・コンピュータは、PCカードを電気的に接
続するためのコネクタと、PCカードを収容するための
収納空間とからなるPCカード用スロットを備えるだけ
で、比較的容易にシステム構成を拡張することができる
(図5参照)。
・コンピュータの拡張性を補うことを初期目的として開
発された、クレジット・カード大の周辺装置である。ノ
ートブック・コンピュータは、PCカードを電気的に接
続するためのコネクタと、PCカードを収容するための
収納空間とからなるPCカード用スロットを備えるだけ
で、比較的容易にシステム構成を拡張することができる
(図5参照)。
【0005】PCカードの機械的及び電気的仕様は、P
CMCIA(Personal Computer Memory Card Internat
ional Association)とJEIDA(Japan Electronic
Industry Development Association)が中心となって策
定されている。現在、3.3mm厚のTypeI、5.
5mm厚のTypeII、10.5mm厚のTypeIII
という3種類のPCカードが利用可能となっている。T
ypeIは主にメモリ・カードとして利用されている。
TypeIIはFAX/モデム・カードやEtherne
tアダプタ・カード、SCSI(Small Computer Syste
m Interface)アダプタ・カードなどの用途に使われて
いる。また、TypeIIIは主にハード・ディスク内蔵
カードとして利用されている。
CMCIA(Personal Computer Memory Card Internat
ional Association)とJEIDA(Japan Electronic
Industry Development Association)が中心となって策
定されている。現在、3.3mm厚のTypeI、5.
5mm厚のTypeII、10.5mm厚のTypeIII
という3種類のPCカードが利用可能となっている。T
ypeIは主にメモリ・カードとして利用されている。
TypeIIはFAX/モデム・カードやEtherne
tアダプタ・カード、SCSI(Small Computer Syste
m Interface)アダプタ・カードなどの用途に使われて
いる。また、TypeIIIは主にハード・ディスク内蔵
カードとして利用されている。
【0006】1995年にリリースされたPCMCIA
/JEIDAの最新仕様である"PC Card St
andard"では、これまでのPCMCIA Rel
2.1(JEIDA Ver4.2)との互換性を維持
しながら、CardBus(カードバス)、DMA(Di
rect Memory Access)サポート、マルチファンクション
・カードなどを定義している。このうちカードバスと
は、PCカードの内部バス幅を従来の16ビットから3
2ビットに拡張するとともに、駆動周波数を最高33M
Hz、最大転送速度を132Mbpsに釣り上げてい
る。カードバスは、コンピュータ本体(以下、「ホス
ト」ともいう)側のローカル・バスであるPCI(Peri
pheral Component Interconnect)バスに直結すること
を目指したものでもある。
/JEIDAの最新仕様である"PC Card St
andard"では、これまでのPCMCIA Rel
2.1(JEIDA Ver4.2)との互換性を維持
しながら、CardBus(カードバス)、DMA(Di
rect Memory Access)サポート、マルチファンクション
・カードなどを定義している。このうちカードバスと
は、PCカードの内部バス幅を従来の16ビットから3
2ビットに拡張するとともに、駆動周波数を最高33M
Hz、最大転送速度を132Mbpsに釣り上げてい
る。カードバスは、コンピュータ本体(以下、「ホス
ト」ともいう)側のローカル・バスであるPCI(Peri
pheral Component Interconnect)バスに直結すること
を目指したものでもある。
【0007】カードバスの採用により、MPU内蔵カー
ド、高速Ethernetカード、高速な記憶カード、
グラフィックスや動画を扱えるマルチメディア・カード
など、高機能なPCカードの実現が可能になる。例えば
MPU内蔵PCカードは、自らバス・マスタとなってコ
ンピュータ本体内のシステム・バスの制御権を握ること
ができる。単なるバス・スレーブでしかなかった旧来の
PCカードとは大いに異なるのである。
ド、高速Ethernetカード、高速な記憶カード、
グラフィックスや動画を扱えるマルチメディア・カード
など、高機能なPCカードの実現が可能になる。例えば
MPU内蔵PCカードは、自らバス・マスタとなってコ
ンピュータ本体内のシステム・バスの制御権を握ること
ができる。単なるバス・スレーブでしかなかった旧来の
PCカードとは大いに異なるのである。
【0008】PCカードの低消費電力化:カードバス対
応のPCカードは、必然的にMPU内蔵カードとなる。
また、以前のバージョンのPCカードであっても、PC
カード内での動作制御のため、あるいはコンピュータ本
体(ホスト)側とのデータ交換等の協働的動作を好適に
実現するために、MPUを内蔵したタイプのものは多
い。
応のPCカードは、必然的にMPU内蔵カードとなる。
また、以前のバージョンのPCカードであっても、PC
カード内での動作制御のため、あるいはコンピュータ本
体(ホスト)側とのデータ交換等の協働的動作を好適に
実現するために、MPUを内蔵したタイプのものは多
い。
【0009】このようなMPU内蔵タイプのPCカード
を設計する場合の1つの問題は、MPUによる消費電力
である。既に周知なように、MPUは、他の用途が特化
された専用LSIに比しゲート規模が大きく、その分消
費電力も大きくなっている。PCカードを高機能化する
にはMPU内蔵を外せない。しかしながら、PCカード
がコンピュータ本体(ホスト)のオプションに過ぎない
という立場からすれば、当然、PCカードの総消費電力
を低く抑えたい。コンピュータ本体(ホスト)がバッテ
リ駆動のノートブック・コンピュータであれば、低消費
電力化の要求はなおさらである。
を設計する場合の1つの問題は、MPUによる消費電力
である。既に周知なように、MPUは、他の用途が特化
された専用LSIに比しゲート規模が大きく、その分消
費電力も大きくなっている。PCカードを高機能化する
にはMPU内蔵を外せない。しかしながら、PCカード
がコンピュータ本体(ホスト)のオプションに過ぎない
という立場からすれば、当然、PCカードの総消費電力
を低く抑えたい。コンピュータ本体(ホスト)がバッテ
リ駆動のノートブック・コンピュータであれば、低消費
電力化の要求はなおさらである。
【0010】従来のPCカードで採用されている低消費
電力化(パワー・マネージメント)の手法としては、一
連の動作が全て完了した後にMPUやその周辺回路の動
作クロックを一括して停止する、というものであった。
しかしながら、この手法では、コンピュータ・システム
とのデータ転送中など、多少なりともPCカードが動作
している間は常にMPUも駆動していることになる。電
力消費の大きいMPUが常に動作していたのでは、節電
効果には自ずと限界がある。
電力化(パワー・マネージメント)の手法としては、一
連の動作が全て完了した後にMPUやその周辺回路の動
作クロックを一括して停止する、というものであった。
しかしながら、この手法では、コンピュータ・システム
とのデータ転送中など、多少なりともPCカードが動作
している間は常にMPUも駆動していることになる。電
力消費の大きいMPUが常に動作していたのでは、節電
効果には自ずと限界がある。
【0011】また、PCIバスと接続するためのインタ
ーフェース回路は、複雑なファンクションを用意したス
テート・マシンを含んだ構成となっており、ゲート数が
多い分だけ消費電力も大きくなってしまう。したがっ
て、カードバス対応PCカードの場合、ホストとのイン
ターフェース回路も低消費電力化のボトルネックになっ
てしまうのである。
ーフェース回路は、複雑なファンクションを用意したス
テート・マシンを含んだ構成となっており、ゲート数が
多い分だけ消費電力も大きくなってしまう。したがっ
て、カードバス対応PCカードの場合、ホストとのイン
ターフェース回路も低消費電力化のボトルネックになっ
てしまうのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、PC
カードのようにコンピュータ・システムに装着して利用
されるタイプの、優れた周辺装置及びその制御方法を提
供することにある。
カードのようにコンピュータ・システムに装着して利用
されるタイプの、優れた周辺装置及びその制御方法を提
供することにある。
【0013】本発明の更なる目的は、MPUを内蔵する
タイプのPCカード等の周辺機器であって、コンピュー
タ・システムからのコマンドを処理する状況の遷移に応
じて適宜消費電力を節減することができる、優れた周辺
装置及びその制御方法を提供することにある。
タイプのPCカード等の周辺機器であって、コンピュー
タ・システムからのコマンドを処理する状況の遷移に応
じて適宜消費電力を節減することができる、優れた周辺
装置及びその制御方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、コンピ
ュータ・システムに装着して用いられる周辺装置におい
て、(a)前記コンピュータ・システムのアクセス先で
あるデバイスと、(b)各部にクロック信号を供給する
ための発振器と、(c)前記コンピュータ・システムと
のデータ交換を実現するための第1のインターフェース
回路と、(d)前記デバイスとのデータ交換を実現する
ための第2のインターフェース回路と、(e)転送デー
タを一時格納するためのデータ・バッファと、(f)各
部の動作を統制するためのMPUと、(g)前記第1の
インターフェース回路を介したデータ交換を、前記MP
Uに代行して制御可能な第1のシーケンサ回路と、
(h)前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を、前記MPUに代行して制御可能な第2のシーケ
ンサ回路と、を具備することを特徴とするコンピュータ
・システムに用いられる周辺装置である。
酌してなされたものであり、その第1の側面は、コンピ
ュータ・システムに装着して用いられる周辺装置におい
て、(a)前記コンピュータ・システムのアクセス先で
あるデバイスと、(b)各部にクロック信号を供給する
ための発振器と、(c)前記コンピュータ・システムと
のデータ交換を実現するための第1のインターフェース
回路と、(d)前記デバイスとのデータ交換を実現する
ための第2のインターフェース回路と、(e)転送デー
タを一時格納するためのデータ・バッファと、(f)各
部の動作を統制するためのMPUと、(g)前記第1の
インターフェース回路を介したデータ交換を、前記MP
Uに代行して制御可能な第1のシーケンサ回路と、
(h)前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を、前記MPUに代行して制御可能な第2のシーケ
ンサ回路と、を具備することを特徴とするコンピュータ
・システムに用いられる周辺装置である。
【0015】また、本発明の第2の側面は、コンピュー
タ・システムに装着して用いられる周辺装置において、 (a)前記コンピュータ・システムのアクセス先である
デバイスと、 (b)各部にクロック信号を供給するための発振器と、 (c)前記コンピュータ・システムとのデータ交換を実
現するための第1のインターフェース回路と、 (d)前記デバイスとのデータ交換を実現するための第
2のインターフェース回路と、 (e)転送データを一時格納するためのデータ・バッフ
ァと、 (f)各部の動作を統制するためのMPUであって、
(f1)各部に起動要求を発行し、(f2)自身への起
動要求に応じて起動し、(f3)前記コンピュータ・シ
ステムから受け取ったコマンドを処理してパラメータを
設定し、(f4)データ転送終了の通知に応答して終了
処理を行い、(f5)自身の前記各動作(f1)乃至
(f4)が夫々完了する度に再び動作を停止する、MP
Uと、 (g)前記第1のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第1のシーケンサ回路であって、(g
1)前記第1のインターフェース回路で前記コンピュー
タ・システムからコマンドを受け取ったことに応答して
自身が起動するとともに前記MPUに起動要求を発行
し、(g2)前記MPUからの起動要求に応じて起動
し、(g3)前記MPUが設定したパラメータに従って
前記コンピュータ・システムに対してデータ転送要求を
発行し、(g4)前記コンピュータ・システムがデータ
転送を開始したことに応答して起動して、前記データ・
バッファへの転送データの書き込み又は読み出しを行
い、(g5)前記データ・バッファからの転送データの
読み出しの完了をMPUに通知し、(g6)自身の前記
各動作(g1)乃至(g5)が夫々完了する度に再び動
作を停止する、第1のシーケンサ回路と、 (h)前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路であって、(h
1)前記MPUからの起動要求に応じて起動し、(h
2)前記MPUが設定したパラメータに従って、前記デ
バイスに対してデータ転送要求を発行し、(h3)前記
デバイスがデータ転送を開始したことに応答して起動し
て、前記データ・バッファへの転送データの書き込み又
は読み出しを行い、(h4)前記データ・バッファから
の転送データの読み出しの完了をMPUに通知し、(h
5)自身の前記各動作(h1)乃至(h4)が夫々完了
する度に再び動作を停止する、第2のシーケンサ回路
と、を具備することを特徴とするコンピュータ・システ
ムに用いられる周辺装置である。
タ・システムに装着して用いられる周辺装置において、 (a)前記コンピュータ・システムのアクセス先である
デバイスと、 (b)各部にクロック信号を供給するための発振器と、 (c)前記コンピュータ・システムとのデータ交換を実
現するための第1のインターフェース回路と、 (d)前記デバイスとのデータ交換を実現するための第
2のインターフェース回路と、 (e)転送データを一時格納するためのデータ・バッフ
ァと、 (f)各部の動作を統制するためのMPUであって、
(f1)各部に起動要求を発行し、(f2)自身への起
動要求に応じて起動し、(f3)前記コンピュータ・シ
ステムから受け取ったコマンドを処理してパラメータを
設定し、(f4)データ転送終了の通知に応答して終了
処理を行い、(f5)自身の前記各動作(f1)乃至
(f4)が夫々完了する度に再び動作を停止する、MP
Uと、 (g)前記第1のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第1のシーケンサ回路であって、(g
1)前記第1のインターフェース回路で前記コンピュー
タ・システムからコマンドを受け取ったことに応答して
自身が起動するとともに前記MPUに起動要求を発行
し、(g2)前記MPUからの起動要求に応じて起動
し、(g3)前記MPUが設定したパラメータに従って
前記コンピュータ・システムに対してデータ転送要求を
発行し、(g4)前記コンピュータ・システムがデータ
転送を開始したことに応答して起動して、前記データ・
バッファへの転送データの書き込み又は読み出しを行
い、(g5)前記データ・バッファからの転送データの
読み出しの完了をMPUに通知し、(g6)自身の前記
各動作(g1)乃至(g5)が夫々完了する度に再び動
作を停止する、第1のシーケンサ回路と、 (h)前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路であって、(h
1)前記MPUからの起動要求に応じて起動し、(h
2)前記MPUが設定したパラメータに従って、前記デ
バイスに対してデータ転送要求を発行し、(h3)前記
デバイスがデータ転送を開始したことに応答して起動し
て、前記データ・バッファへの転送データの書き込み又
は読み出しを行い、(h4)前記データ・バッファから
の転送データの読み出しの完了をMPUに通知し、(h
5)自身の前記各動作(h1)乃至(h4)が夫々完了
する度に再び動作を停止する、第2のシーケンサ回路
と、を具備することを特徴とするコンピュータ・システ
ムに用いられる周辺装置である。
【0016】また、本発明の第3の側面は、コンピュー
タ・システムに装着して用いられ、前記コンピュータ・
システムのアクセス先であるデバイスと、前記コンピュ
ータ・システムとのデータ交換を実現するための第1の
インターフェース回路と、前記デバイスとのデータ交換
を実現するための第2のインターフェース回路と、転送
データを一時格納するためのデータ・バッファと、各部
の動作を統制するためのMPUと、前記MPUに代行し
て前記第1のインターフェース回路を介したデータ交換
を制御可能な第1のシーケンサ回路と、前記MPUに代
行して前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路と、各部にクロ
ック信号を供給するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、(a)前記第1のインターフェース回
路で前記コンピュータ・システムからデータ書き込みコ
マンドを受け取る段階と、(b)書き込みコマンドの受
理に応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動して前
記MPUに対して起動要求を発行し、その後前記第1の
シーケンサ回路が再び停止する段階と、(c)前記
(b)段階における起動要求に応答して、前記MPUが
起動して、受理した書き込みコマンドを解釈するととも
に前記第1及び第2のシーケンサ回路夫々のためのパラ
メータを設定して、前記第1及び第2のシーケンサ回路
の双方に起動要求を発行し、その後前記MPUが再び停
止する段階と、(d)前記第1のシーケンサ回路が前記
MPUによる設定パラメータに従って前記コンピュータ
・システムに対して書き込みデータの転送要求を発行
し、その後前記第1のシーケンサ回路が再び停止する段
階と、(e)前記第2のシーケンサ回路が前記MPUに
よる設定パラメータに従って前記デバイスに対して書き
込みコマンドを発行する段階と、(f)前記コンピュー
タ・システムが書き込みデータの転送を開始したことに
応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動して、書き
込みデータを前記データ・バッファに書き込む段階と、
(g)前記デバイスが書き込みレディ(準備完了)状態
に入った時点で、前記データ・バッファがフル(満杯)
状態でなければ、前記第2のシーケンサ回路が再び停止
する段階と、(h)前記段階(f)において前記データ
・バッファがフル(満杯)状態になったことに応答し
て、前記第1のシーケンサ回路が再び停止する段階と、
(i)前記データ・バッファがフル(満杯)状態になっ
たこと及び前記デバイスが書き込みレディ(準備完了)
状態に入ったことに応答して、前記第2のシーケンサ回
路が起動して、前記データ・バッファの内容を前記デバ
イスに書き込む段階と、(j)前記段階(i)において
前記データ・バッファの内容の書き込みが完了したこと
に応答して、前記第2のシーケンサ回路が前記MPUに
その旨を通知し、その後前記第2のシーケンサ回路が再
び停止する段階と、(k)前記段階(j)における通知
に応答して、前記MPUが起動して書き込みコマンドの
終了処理を実行する段階と、(l)前記段階(k)にお
ける終了処理の完了に応答して、前記MPUが再び停止
する段階と、を具備することを特徴とするコンピュータ
・システムに用いられる周辺装置の制御方法である。
タ・システムに装着して用いられ、前記コンピュータ・
システムのアクセス先であるデバイスと、前記コンピュ
ータ・システムとのデータ交換を実現するための第1の
インターフェース回路と、前記デバイスとのデータ交換
を実現するための第2のインターフェース回路と、転送
データを一時格納するためのデータ・バッファと、各部
の動作を統制するためのMPUと、前記MPUに代行し
て前記第1のインターフェース回路を介したデータ交換
を制御可能な第1のシーケンサ回路と、前記MPUに代
行して前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路と、各部にクロ
ック信号を供給するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、(a)前記第1のインターフェース回
路で前記コンピュータ・システムからデータ書き込みコ
マンドを受け取る段階と、(b)書き込みコマンドの受
理に応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動して前
記MPUに対して起動要求を発行し、その後前記第1の
シーケンサ回路が再び停止する段階と、(c)前記
(b)段階における起動要求に応答して、前記MPUが
起動して、受理した書き込みコマンドを解釈するととも
に前記第1及び第2のシーケンサ回路夫々のためのパラ
メータを設定して、前記第1及び第2のシーケンサ回路
の双方に起動要求を発行し、その後前記MPUが再び停
止する段階と、(d)前記第1のシーケンサ回路が前記
MPUによる設定パラメータに従って前記コンピュータ
・システムに対して書き込みデータの転送要求を発行
し、その後前記第1のシーケンサ回路が再び停止する段
階と、(e)前記第2のシーケンサ回路が前記MPUに
よる設定パラメータに従って前記デバイスに対して書き
込みコマンドを発行する段階と、(f)前記コンピュー
タ・システムが書き込みデータの転送を開始したことに
応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動して、書き
込みデータを前記データ・バッファに書き込む段階と、
(g)前記デバイスが書き込みレディ(準備完了)状態
に入った時点で、前記データ・バッファがフル(満杯)
状態でなければ、前記第2のシーケンサ回路が再び停止
する段階と、(h)前記段階(f)において前記データ
・バッファがフル(満杯)状態になったことに応答し
て、前記第1のシーケンサ回路が再び停止する段階と、
(i)前記データ・バッファがフル(満杯)状態になっ
たこと及び前記デバイスが書き込みレディ(準備完了)
状態に入ったことに応答して、前記第2のシーケンサ回
路が起動して、前記データ・バッファの内容を前記デバ
イスに書き込む段階と、(j)前記段階(i)において
前記データ・バッファの内容の書き込みが完了したこと
に応答して、前記第2のシーケンサ回路が前記MPUに
その旨を通知し、その後前記第2のシーケンサ回路が再
び停止する段階と、(k)前記段階(j)における通知
に応答して、前記MPUが起動して書き込みコマンドの
終了処理を実行する段階と、(l)前記段階(k)にお
ける終了処理の完了に応答して、前記MPUが再び停止
する段階と、を具備することを特徴とするコンピュータ
・システムに用いられる周辺装置の制御方法である。
【0017】また、本発明の第4の側面は、コンピュー
タ・システムに装着して用いられ、前記コンピュータ・
システムのアクセス先であるデバイスと、前記コンピュ
ータ・システムとのデータ交換を実現するための第1の
インターフェース回路と、前記デバイスとのデータ交換
を実現するための第2のインターフェース回路と、転送
データを一時格納するためのデータ・バッファと、各部
の動作を統制するためのMPUと、前記MPUに代行し
て前記第1のインターフェース回路を介したデータ交換
を制御可能な第1のシーケンサ回路と、前記MPUに代
行して前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路と、各部にクロ
ック信号を供給するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、(a)前記第1のインターフェース回
路で前記コンピュータ・システムからデータ読み出しコ
マンドを受け取る段階と、(b)読み出しコマンドの受
理に応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動して前
記MPUに対して起動要求を発行し、その後前記第1の
シーケンサ回路が再び停止する段階と、(c)前記
(b)段階における起動要求に応答して、前記MPUが
起動して、受理した読み出しコマンドを解釈するととも
に前記第1及び第2のシーケンサ回路夫々のためのパラ
メータを設定して、前記第1及び第2のシーケンサ回路
の双方に起動要求を発行し、その後前記MPUが再び停
止する段階と、(d)前記MPUから起動要求を受け取
った時点で、前記データ・バッファがフル(満杯)状態
でなければ、前記第1のシーケンサ回路が再び停止する
段階と、(e)前記第2のシーケンサ回路が前記MPU
による設定パラメータに従って前記デバイスに対して読
み出しコマンドを発行する段階と、(f)前記デバイス
に対して読み出しコマンドを発行してから前記デバイス
が読み出しレディ(準備完了)状態に入るまでの間、前
記第2のシーケンサ回路が停止する段階と、(g)前記
デバイスが読み出しレディ(準備完了)状態に入ったこ
とに応答して、前記第2のシーケンサ回路が起動して、
読み出しデータを前記データ・バッファに書き込む段階
と、(h)前記段階(g)において前記データ・バッフ
ァがフル(満杯)状態になったことに応答して、前記第
2のシーケンサが停止する段階と、(i)前記段階
(g)において前記データ・バッファがフル(満杯)状
態になったことに応答して、前記第1のシーケンサ回路
が起動して、前記MPUによる設定パラメータに従って
前記コンピュータ・システムに対して書き込みデータの
転送要求を発行し、その後前記第1のシーケンサ回路が
再び停止する段階と、(j)前記コンピュータ・システ
ムが読み出しデータの転送を開始したことに応答して、
前記第1のシーケンサ回路が起動して、読み出しデータ
を前記データ・バッファから読み出す段階と、(k)前
記段階(j)において前記データ・バッファからの読み
出しが完了したことに応答して、前記第1のシーケンサ
回路が前記MPUにその旨を通知し、その後前記第1の
シーケンサ回路が再び停止する段階と、(l)前記段階
(k)における通知に応答して、前記MPUが起動して
書き込みコマンドの終了処理を実行する段階と、(m)
前記段階(l)における終了処理の完了に応答して、前
記MPUが再び停止する段階と、を具備することを特徴
とするコンピュータ・システムに用いられる周辺装置の
制御方法である。
タ・システムに装着して用いられ、前記コンピュータ・
システムのアクセス先であるデバイスと、前記コンピュ
ータ・システムとのデータ交換を実現するための第1の
インターフェース回路と、前記デバイスとのデータ交換
を実現するための第2のインターフェース回路と、転送
データを一時格納するためのデータ・バッファと、各部
の動作を統制するためのMPUと、前記MPUに代行し
て前記第1のインターフェース回路を介したデータ交換
を制御可能な第1のシーケンサ回路と、前記MPUに代
行して前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路と、各部にクロ
ック信号を供給するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、(a)前記第1のインターフェース回
路で前記コンピュータ・システムからデータ読み出しコ
マンドを受け取る段階と、(b)読み出しコマンドの受
理に応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動して前
記MPUに対して起動要求を発行し、その後前記第1の
シーケンサ回路が再び停止する段階と、(c)前記
(b)段階における起動要求に応答して、前記MPUが
起動して、受理した読み出しコマンドを解釈するととも
に前記第1及び第2のシーケンサ回路夫々のためのパラ
メータを設定して、前記第1及び第2のシーケンサ回路
の双方に起動要求を発行し、その後前記MPUが再び停
止する段階と、(d)前記MPUから起動要求を受け取
った時点で、前記データ・バッファがフル(満杯)状態
でなければ、前記第1のシーケンサ回路が再び停止する
段階と、(e)前記第2のシーケンサ回路が前記MPU
による設定パラメータに従って前記デバイスに対して読
み出しコマンドを発行する段階と、(f)前記デバイス
に対して読み出しコマンドを発行してから前記デバイス
が読み出しレディ(準備完了)状態に入るまでの間、前
記第2のシーケンサ回路が停止する段階と、(g)前記
デバイスが読み出しレディ(準備完了)状態に入ったこ
とに応答して、前記第2のシーケンサ回路が起動して、
読み出しデータを前記データ・バッファに書き込む段階
と、(h)前記段階(g)において前記データ・バッフ
ァがフル(満杯)状態になったことに応答して、前記第
2のシーケンサが停止する段階と、(i)前記段階
(g)において前記データ・バッファがフル(満杯)状
態になったことに応答して、前記第1のシーケンサ回路
が起動して、前記MPUによる設定パラメータに従って
前記コンピュータ・システムに対して書き込みデータの
転送要求を発行し、その後前記第1のシーケンサ回路が
再び停止する段階と、(j)前記コンピュータ・システ
ムが読み出しデータの転送を開始したことに応答して、
前記第1のシーケンサ回路が起動して、読み出しデータ
を前記データ・バッファから読み出す段階と、(k)前
記段階(j)において前記データ・バッファからの読み
出しが完了したことに応答して、前記第1のシーケンサ
回路が前記MPUにその旨を通知し、その後前記第1の
シーケンサ回路が再び停止する段階と、(l)前記段階
(k)における通知に応答して、前記MPUが起動して
書き込みコマンドの終了処理を実行する段階と、(m)
前記段階(l)における終了処理の完了に応答して、前
記MPUが再び停止する段階と、を具備することを特徴
とするコンピュータ・システムに用いられる周辺装置の
制御方法である。
【0018】また、本発明の第5の側面は、コンピュー
タ・システムに装着して用いられ、前記コンピュータ・
システムのアクセス先であるデバイスと、前記コンピュ
ータ・システムとのデータ交換を実現するための第1の
インターフェース回路と、前記デバイスとのデータ交換
を実現するための第2のインターフェース回路と、転送
データを一時格納するためのデータ・バッファと、各部
の動作を統制するためのMPUと、前記MPUに代行し
て前記第1のインターフェース回路を介したデータ交換
を制御可能な第1のシーケンサ回路と、前記MPUに代
行して前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路と、各部にクロ
ック信号を供給するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、(a)前記第1のインターフェース回
路で前記コンピュータ・システムからデータ読み出しコ
マンドを受け取る段階と、(b)読み出しコマンドの受
理に応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動して前
記MPUに対して起動要求を発行し、その後前記第1の
シーケンサ回路が再び停止する段階と、(c)前記
(b)段階における起動要求に応答して、前記MPUが
起動して、受理した読み出しコマンドを解釈するととも
に前記第1及び第2のシーケンサ回路夫々のためのパラ
メータを設定して、前記第1及び第2のシーケンサ回路
の双方に起動要求を発行し、その後前記MPUが再び停
止する段階と、(d)前記MPUから起動要求を受け取
った時点で、前記データ・バッファがフル(満杯)状態
でなければ、前記第1のシーケンサ回路が再び停止する
段階と、(e)前記第2のシーケンサ回路が前記MPU
による設定パラメータに従って前記デバイスに対して読
み出しコマンドを発行する段階と、(f)前記デバイス
に対して読み出しコマンドを発行してから前記デバイス
が読み出しレディ(準備完了)状態に入るまでの間、前
記第2のシーケンサ回路が停止する段階と、(g)前記
デバイスが読み出しレディ(準備完了)状態に入ったこ
とに応答して、前記第2のシーケンサ回路が起動して、
読み出しデータを前記データ・バッファに書き込む段階
と、(h)前記段階(g)において前記デバイスから前
記データ・バッファに書き込まれたデータ中にECCエ
ラーが発生したことに応答して、前記第2のシーケンサ
回路が前記MPUに対してその旨を通知し、その後前記
第2のシーケンサ回路が停止する段階と、(i)ECC
エラーの通知に応答して、前記MPUが起動して、前記
データ・バッフア中のエラーの修復を行う段階と、
(j)前記(i)段階においてECCエラーの修復が完
了したことに応答して、前記MPUが停止する段階と、
(k)前記(i)段階においてECCエラーの修復が完
了したことに応答して、前記データ・バッファがフル
(満杯)状態となる段階と、(l)前記(k)段階にお
いて前記データ・バッファがフル(満杯)状態になった
ことに応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動し
て、前記MPUによる設定パラメータに従って前記コン
ピュータ・システムに対して書き込みデータの転送要求
を発行し、その後前記第1のシーケンサ回路が再び停止
する段階と、(m)前記コンピュータ・システムが読み
出しデータの転送を開始したことに応答して、前記第1
のシーケンサ回路が起動して、読み出しデータを前記デ
ータ・バッファから読み出す段階と、(n)前記段階
(m)において前記データ・バッファからの読み出しが
完了したことに応答して、前記第1のシーケンサ回路が
前記MPUにその旨を通知し、その後前記第1のシーケ
ンサ回路が再び停止する段階と、(o)前記段階(n)
における通知に応答して、前記MPUが起動して書き込
みコマンドの終了処理を実行する段階と、(p)前記段
階(o)における終了処理の完了に応答して、前記MP
Uが再び停止する段階と、を具備することを特徴とする
コンピュータ・システムに用いられる周辺装置の制御方
法である。
タ・システムに装着して用いられ、前記コンピュータ・
システムのアクセス先であるデバイスと、前記コンピュ
ータ・システムとのデータ交換を実現するための第1の
インターフェース回路と、前記デバイスとのデータ交換
を実現するための第2のインターフェース回路と、転送
データを一時格納するためのデータ・バッファと、各部
の動作を統制するためのMPUと、前記MPUに代行し
て前記第1のインターフェース回路を介したデータ交換
を制御可能な第1のシーケンサ回路と、前記MPUに代
行して前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路と、各部にクロ
ック信号を供給するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、(a)前記第1のインターフェース回
路で前記コンピュータ・システムからデータ読み出しコ
マンドを受け取る段階と、(b)読み出しコマンドの受
理に応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動して前
記MPUに対して起動要求を発行し、その後前記第1の
シーケンサ回路が再び停止する段階と、(c)前記
(b)段階における起動要求に応答して、前記MPUが
起動して、受理した読み出しコマンドを解釈するととも
に前記第1及び第2のシーケンサ回路夫々のためのパラ
メータを設定して、前記第1及び第2のシーケンサ回路
の双方に起動要求を発行し、その後前記MPUが再び停
止する段階と、(d)前記MPUから起動要求を受け取
った時点で、前記データ・バッファがフル(満杯)状態
でなければ、前記第1のシーケンサ回路が再び停止する
段階と、(e)前記第2のシーケンサ回路が前記MPU
による設定パラメータに従って前記デバイスに対して読
み出しコマンドを発行する段階と、(f)前記デバイス
に対して読み出しコマンドを発行してから前記デバイス
が読み出しレディ(準備完了)状態に入るまでの間、前
記第2のシーケンサ回路が停止する段階と、(g)前記
デバイスが読み出しレディ(準備完了)状態に入ったこ
とに応答して、前記第2のシーケンサ回路が起動して、
読み出しデータを前記データ・バッファに書き込む段階
と、(h)前記段階(g)において前記デバイスから前
記データ・バッファに書き込まれたデータ中にECCエ
ラーが発生したことに応答して、前記第2のシーケンサ
回路が前記MPUに対してその旨を通知し、その後前記
第2のシーケンサ回路が停止する段階と、(i)ECC
エラーの通知に応答して、前記MPUが起動して、前記
データ・バッフア中のエラーの修復を行う段階と、
(j)前記(i)段階においてECCエラーの修復が完
了したことに応答して、前記MPUが停止する段階と、
(k)前記(i)段階においてECCエラーの修復が完
了したことに応答して、前記データ・バッファがフル
(満杯)状態となる段階と、(l)前記(k)段階にお
いて前記データ・バッファがフル(満杯)状態になった
ことに応答して、前記第1のシーケンサ回路が起動し
て、前記MPUによる設定パラメータに従って前記コン
ピュータ・システムに対して書き込みデータの転送要求
を発行し、その後前記第1のシーケンサ回路が再び停止
する段階と、(m)前記コンピュータ・システムが読み
出しデータの転送を開始したことに応答して、前記第1
のシーケンサ回路が起動して、読み出しデータを前記デ
ータ・バッファから読み出す段階と、(n)前記段階
(m)において前記データ・バッファからの読み出しが
完了したことに応答して、前記第1のシーケンサ回路が
前記MPUにその旨を通知し、その後前記第1のシーケ
ンサ回路が再び停止する段階と、(o)前記段階(n)
における通知に応答して、前記MPUが起動して書き込
みコマンドの終了処理を実行する段階と、(p)前記段
階(o)における終了処理の完了に応答して、前記MP
Uが再び停止する段階と、を具備することを特徴とする
コンピュータ・システムに用いられる周辺装置の制御方
法である。
【0019】また、本発明の第6の側面は、コンピュー
タ・システムに装着して用いられ、前記コンピュータ・
システムのアクセス先であるデバイスと、前記コンピュ
ータ・システムとのデータ交換を実現するための第1の
インターフェース回路と、前記デバイスとのデータ交換
を実現するための第2のインターフェース回路と、転送
データを一時格納するためのデータ・バッファと、各部
の動作を統制するためのMPUと、前記MPUに代行し
て前記第1のインターフェース回路を介したデータ交換
を制御可能な第1のシーケンサ回路と、前記MPUに代
行して前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路と、各部にクロ
ック信号を供給するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、(a)前記コンピュータ・システムか
らのコマンドの解釈、及びコマンドの終了処理時に、前
記MPUを起動させる段階と、(a)'前記(a)以外
の期間では、前記MPUを停止させる段階と、(b)前
記第1のインターフェース回路が前記コンピュータ・シ
ステムからコマンドを受け取ったとき、前記コンピュー
タ・システムにデータ転送要求を発行するとき、及び前
記データ・バッファと前記コンピュータ・システムの間
でデータ転送を行っているときに、前記第1のシーケン
サ回路を起動させる段階と、(b)'前記(b)以外の
期間では、前記第1のシーケンサ回路を停止させる段階
と、(c)前記デバイスにコマンドを発行するとき、及
び前記デバイスと前記データ・バッファとの間でデータ
転送を行っているときに、前記第2のシーケンサ回路を
起動させる段階と、(c)'前記(c)以外の期間で
は、前記第2のシーケンサ回路を停止させる段階と、を
具備することを特徴とするコンピュータ・システムに用
いられる周辺装置の制御方法である。
タ・システムに装着して用いられ、前記コンピュータ・
システムのアクセス先であるデバイスと、前記コンピュ
ータ・システムとのデータ交換を実現するための第1の
インターフェース回路と、前記デバイスとのデータ交換
を実現するための第2のインターフェース回路と、転送
データを一時格納するためのデータ・バッファと、各部
の動作を統制するためのMPUと、前記MPUに代行し
て前記第1のインターフェース回路を介したデータ交換
を制御可能な第1のシーケンサ回路と、前記MPUに代
行して前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路と、各部にクロ
ック信号を供給するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、(a)前記コンピュータ・システムか
らのコマンドの解釈、及びコマンドの終了処理時に、前
記MPUを起動させる段階と、(a)'前記(a)以外
の期間では、前記MPUを停止させる段階と、(b)前
記第1のインターフェース回路が前記コンピュータ・シ
ステムからコマンドを受け取ったとき、前記コンピュー
タ・システムにデータ転送要求を発行するとき、及び前
記データ・バッファと前記コンピュータ・システムの間
でデータ転送を行っているときに、前記第1のシーケン
サ回路を起動させる段階と、(b)'前記(b)以外の
期間では、前記第1のシーケンサ回路を停止させる段階
と、(c)前記デバイスにコマンドを発行するとき、及
び前記デバイスと前記データ・バッファとの間でデータ
転送を行っているときに、前記第2のシーケンサ回路を
起動させる段階と、(c)'前記(c)以外の期間で
は、前記第2のシーケンサ回路を停止させる段階と、を
具備することを特徴とするコンピュータ・システムに用
いられる周辺装置の制御方法である。
【0020】また、本発明の第7の側面は、コンピュー
タ・システムに装着して用いられる周辺装置において、
(a)前記コンピュータ・システムのアクセス先である
デバイスと、(b)各部にクロック信号を供給するため
の発振器と、(c)前記コンピュータ・システムとのデ
ータ交換を実現するための第1のインターフェース回路
と、(d)前記デバイスとのデータ交換を実現するため
の第2のインターフェース回路と、(e)転送データを
一時格納するためのデータ・バッファと、(f)前記コ
ンピュータ・システムが発行したコマンドを解釈すると
ともに、各部の動作を統制するためのMPUと、(g)
前記MPUが設定したパラメータに従って、前記第1の
インターフェース回路を介したデータ交換を制御する第
1のシーケンサ回路と、(h)前記MPUが設定したパ
ラメータに従って、前記第2のインターフェース回路を
介したデータ交換を制御する第2のシーケンサ回路と、
を具備することを特徴とするコンピュータ・システムに
用いられる周辺装置である。
タ・システムに装着して用いられる周辺装置において、
(a)前記コンピュータ・システムのアクセス先である
デバイスと、(b)各部にクロック信号を供給するため
の発振器と、(c)前記コンピュータ・システムとのデ
ータ交換を実現するための第1のインターフェース回路
と、(d)前記デバイスとのデータ交換を実現するため
の第2のインターフェース回路と、(e)転送データを
一時格納するためのデータ・バッファと、(f)前記コ
ンピュータ・システムが発行したコマンドを解釈すると
ともに、各部の動作を統制するためのMPUと、(g)
前記MPUが設定したパラメータに従って、前記第1の
インターフェース回路を介したデータ交換を制御する第
1のシーケンサ回路と、(h)前記MPUが設定したパ
ラメータに従って、前記第2のインターフェース回路を
介したデータ交換を制御する第2のシーケンサ回路と、
を具備することを特徴とするコンピュータ・システムに
用いられる周辺装置である。
【0021】また、本発明の第8の側面は、コンピュー
タ・システムに装着して用いられる周辺装置において、
(a)前記コンピュータ・システムのアクセス先である
デバイスと、(b)各部にクロック信号を供給するため
の発振器と、(c)前記コンピュータ・システムとのデ
ータ交換を実現するための第1のインターフェース回路
と、(d)前記デバイスとのデータ交換を実現するため
の第2のインターフェース回路と、(e)転送データを
一時格納するためのデータ・バッファと、(f)前記コ
ンピュータ・システムが発行したコマンドを解釈すると
ともに、各部の動作を統制するためのMPUと、(g)
前記コンピュータ・システムが発行するコマンドは解釈
不能であり、前記MPUが設定したパラメータに従っ
て、前記コンピュータ・システムと前記データ・バッフ
ァ間、又は前記データ・バッファと前記デバイス間のデ
ータ交換を制御するシーケンサ回路と、を具備すること
を特徴とするコンピュータ・システムに用いられる周辺
装置である。
タ・システムに装着して用いられる周辺装置において、
(a)前記コンピュータ・システムのアクセス先である
デバイスと、(b)各部にクロック信号を供給するため
の発振器と、(c)前記コンピュータ・システムとのデ
ータ交換を実現するための第1のインターフェース回路
と、(d)前記デバイスとのデータ交換を実現するため
の第2のインターフェース回路と、(e)転送データを
一時格納するためのデータ・バッファと、(f)前記コ
ンピュータ・システムが発行したコマンドを解釈すると
ともに、各部の動作を統制するためのMPUと、(g)
前記コンピュータ・システムが発行するコマンドは解釈
不能であり、前記MPUが設定したパラメータに従っ
て、前記コンピュータ・システムと前記データ・バッフ
ァ間、又は前記データ・バッファと前記デバイス間のデ
ータ交換を制御するシーケンサ回路と、を具備すること
を特徴とするコンピュータ・システムに用いられる周辺
装置である。
【0022】
【作用】本発明に係るコンピュータ・システムに用いら
れる周辺装置及びその制御方法によれば、コンピュータ
・システムと周辺装置との間でデータ転送(データの書
き込み及び読み出しを含む)を行っている間に、データ
転送動作の状況の遷移に応じて、周辺装置内の各回路を
適宜停止させることができる。
れる周辺装置及びその制御方法によれば、コンピュータ
・システムと周辺装置との間でデータ転送(データの書
き込み及び読み出しを含む)を行っている間に、データ
転送動作の状況の遷移に応じて、周辺装置内の各回路を
適宜停止させることができる。
【0023】例えば消費電力の高いMPUは、コンピュ
ータ・システム(ホスト)側からのコマンド(ホスト・
コマンド)の処理時など必要最低限でしか起動せず、そ
の他の期間中は各シーケンサ回路に制御を委ねて停止す
る。また、第1のシーケンサ回路は、コンピュータ・シ
ステム側にデータを転送するときなど必要最低限でしか
起動せず、デバイスをハードウェア操作するとき(例え
ばデバイスへのデータの書き込み又はデバイスからのデ
ータの読み出し)には、専ら第2のシーケンサ回路に制
御を委ねて停止する。逆に、第2のシーケンサ回路は、
コンピュータ・システム側にデータを転送するときには
専ら第1のシーケンサ回路に制御を委ねて停止する。
ータ・システム(ホスト)側からのコマンド(ホスト・
コマンド)の処理時など必要最低限でしか起動せず、そ
の他の期間中は各シーケンサ回路に制御を委ねて停止す
る。また、第1のシーケンサ回路は、コンピュータ・シ
ステム側にデータを転送するときなど必要最低限でしか
起動せず、デバイスをハードウェア操作するとき(例え
ばデバイスへのデータの書き込み又はデバイスからのデ
ータの読み出し)には、専ら第2のシーケンサ回路に制
御を委ねて停止する。逆に、第2のシーケンサ回路は、
コンピュータ・システム側にデータを転送するときには
専ら第1のシーケンサ回路に制御を委ねて停止する。
【0024】したがって、本発明によれば、コンピュー
タ・システムからのコマンドを処理する状況に応じて各
部を適宜消費電力を節減することができる、優れた周辺
装置及びその制御方法を提供することができる訳であ
る。
タ・システムからのコマンドを処理する状況に応じて各
部を適宜消費電力を節減することができる、優れた周辺
装置及びその制御方法を提供することができる訳であ
る。
【0025】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
の実施例を詳解する。
【0027】A.ハードウェア構成 図1には、本発明を実現するのに適したPCカード10
0のハードウェア構成を模式的に示している。なお、P
Cカードを構成するためには、図1に示した以外の電気
回路や部品等が必要である。但し、これらは当業者には
周知であり、また、本発明の要旨を構成するものではな
いので、本明細書中では省略している。また、PCカー
ド100を装着可能なコンピュータ・システム(以下、
「ホスト」とも言う)は、現在市販されている一般的な
パーソナル・コンピュータで足り、また、本発明の要旨
を構成しないので、その詳細な構成については言及しな
い。
0のハードウェア構成を模式的に示している。なお、P
Cカードを構成するためには、図1に示した以外の電気
回路や部品等が必要である。但し、これらは当業者には
周知であり、また、本発明の要旨を構成するものではな
いので、本明細書中では省略している。また、PCカー
ド100を装着可能なコンピュータ・システム(以下、
「ホスト」とも言う)は、現在市販されている一般的な
パーソナル・コンピュータで足り、また、本発明の要旨
を構成しないので、その詳細な構成については言及しな
い。
【0028】図1において、PCカード100は、フラ
ッシュ・メモリ・タイプのPCカードであり、MPU1
0と第1のシーケンサ回路21と、第2のシーケンサ回
路22と、ホスト・インターフェース回路31と、デバ
イスとしてのフラッシュ・メモリ50と、メモリ・イン
ターフェース回路32と、データ・バッファ33と、発
振器(OSC)40を含んだ構成となっている。PCカ
ード100は、ホスト側のPCカード・スロット(図示
しない)に装着されて用いられる。
ッシュ・メモリ・タイプのPCカードであり、MPU1
0と第1のシーケンサ回路21と、第2のシーケンサ回
路22と、ホスト・インターフェース回路31と、デバ
イスとしてのフラッシュ・メモリ50と、メモリ・イン
ターフェース回路32と、データ・バッファ33と、発
振器(OSC)40を含んだ構成となっている。PCカ
ード100は、ホスト側のPCカード・スロット(図示
しない)に装着されて用いられる。
【0029】MPU10は、PCカード全体の動作を統
制するためのコントローラ・チップである。例えば、
4.5MHz駆動で1インストラクション(命令)を複
数クロック(例えば4クロック)で実行するタイプの1
6ビット・マイクロコンピュータ・チップは、MPU1
0として利用可能である。MPU10には、始動時のテ
ストプログラムやハードウェア操作用のコード(マイク
ロコード)等を恒久的に格納したROMや、自身の作業
エリアとして用いられるRAM(SRAM)が付設され
ている。
制するためのコントローラ・チップである。例えば、
4.5MHz駆動で1インストラクション(命令)を複
数クロック(例えば4クロック)で実行するタイプの1
6ビット・マイクロコンピュータ・チップは、MPU1
0として利用可能である。MPU10には、始動時のテ
ストプログラムやハードウェア操作用のコード(マイク
ロコード)等を恒久的に格納したROMや、自身の作業
エリアとして用いられるRAM(SRAM)が付設され
ている。
【0030】MPU10は、ホストがPCカード100
に対して発行するホスト・コマンドを、自身だけで処理
する能力も持っている。但し、ホスト・コマンドはPC
カード100のハードウェアに依存しない一般的な性格
を持っており、ホスト・コマンドの内容のみに従ってP
Cカード100を直接的に駆動することはできない。こ
のため、MPU10は、ROM中のマイクロコードに従
ってホスト・コマンドを一旦解釈するようになってい
る。
に対して発行するホスト・コマンドを、自身だけで処理
する能力も持っている。但し、ホスト・コマンドはPC
カード100のハードウェアに依存しない一般的な性格
を持っており、ホスト・コマンドの内容のみに従ってP
Cカード100を直接的に駆動することはできない。こ
のため、MPU10は、ROM中のマイクロコードに従
ってホスト・コマンドを一旦解釈するようになってい
る。
【0031】ホスト・インターフェース回路31は、P
Cカード100を装着したホストとのインターフェース
・プロトコルを実現するための回路である。ホスト・イ
ンターフェース回路31は、例えばPCMCIAやID
Eなどの業界標準的な仕様に基づいて設計されており、
回路31から伸びるバス(PCMCIAバス)61はホ
スト内のバス(例えばISA(Industry Standard Arch
itecture)バスやPCIバスなど:図示しない)と連絡
している。ホスト・インターフェース回路31は、ホス
トが発行するコマンド(ホスト・コマンド:ライト・コ
マンドやリード・コマンドを含む)を書き込むための
「コマンド・レジスタ」、転送データを一時格納するた
めの「データ・レジスタ」、アクセス先を書き込むため
の「アドレス・レジスタ」、コマンド処理結果を示すた
めの「ステータス・レジスタ」など、各種レジスタ(図
示しない)を含んでいる。
Cカード100を装着したホストとのインターフェース
・プロトコルを実現するための回路である。ホスト・イ
ンターフェース回路31は、例えばPCMCIAやID
Eなどの業界標準的な仕様に基づいて設計されており、
回路31から伸びるバス(PCMCIAバス)61はホ
スト内のバス(例えばISA(Industry Standard Arch
itecture)バスやPCIバスなど:図示しない)と連絡
している。ホスト・インターフェース回路31は、ホス
トが発行するコマンド(ホスト・コマンド:ライト・コ
マンドやリード・コマンドを含む)を書き込むための
「コマンド・レジスタ」、転送データを一時格納するた
めの「データ・レジスタ」、アクセス先を書き込むため
の「アドレス・レジスタ」、コマンド処理結果を示すた
めの「ステータス・レジスタ」など、各種レジスタ(図
示しない)を含んでいる。
【0032】参照番号50は、PCカード100のデバ
イスとしてのフラッシュ・メモリである。但し、本発明
を具現するためにはデバイスがフラッシュ・メモリであ
る必要はない。例えば、デバイスがハード・ディスクや
FAX/モデムであるようなタイプのPCカードであっ
てもよい。要は、ホストからデータが流れ込んでくるタ
イプのPCカードであれば、本発明を適用可能なのであ
る。
イスとしてのフラッシュ・メモリである。但し、本発明
を具現するためにはデバイスがフラッシュ・メモリであ
る必要はない。例えば、デバイスがハード・ディスクや
FAX/モデムであるようなタイプのPCカードであっ
てもよい。要は、ホストからデータが流れ込んでくるタ
イプのPCカードであれば、本発明を適用可能なのであ
る。
【0033】メモリ・インターフェース回路32は、フ
ラッシュ・メモリ50とのデータ交換を実現するための
回路であり、フラッシュ・メモリ50の物理アドレスを
指定するための「アドレス・レジスタ」、転送データを
一時格納するための「データ・レジスタ」、フラッシュ
・メモリ50への書き込み/読み出し処理の結果を示す
ための「ステータス・レジスタ」など、各種レジスタ
(図示しない)を含んでいる。メモリ・インターフェー
ス回路32とフラッシュ・メモリ50との間は、8×2
ビット(=16)幅のI/Oバスや制御信号線を含むメ
モリ・バス62によって連結されている。
ラッシュ・メモリ50とのデータ交換を実現するための
回路であり、フラッシュ・メモリ50の物理アドレスを
指定するための「アドレス・レジスタ」、転送データを
一時格納するための「データ・レジスタ」、フラッシュ
・メモリ50への書き込み/読み出し処理の結果を示す
ための「ステータス・レジスタ」など、各種レジスタ
(図示しない)を含んでいる。メモリ・インターフェー
ス回路32とフラッシュ・メモリ50との間は、8×2
ビット(=16)幅のI/Oバスや制御信号線を含むメ
モリ・バス62によって連結されている。
【0034】データ・バッファ33は、ホストとPCカ
ード100間のデータ転送速度の相違を吸収するために
設けられたもので、データ書き込み時におけるホストか
らの書き込み転送データや、データ読み出し時における
フラッシュ・メモリ50からの読み出しデータを一時格
納するようになっている。例えばPCカード100がH
DD内蔵カードやHDDをエミュレートしたタイプのフ
ラッシュ・メモリ・カードの場合、データ・バッファ3
3のサイズは最低1セクタ(=256ワード=512バ
イト)だけ必要である(厳密には、転送データ分の51
2バイトの他に、ヘッダ用の6バイトとECC用の10
バイトも必要)。データ・バッファ33は、各16ビッ
ト幅のデータ・バス63及び64によってホスト・イン
ターフェース回路31及びメモリ・インターフェース回
路32の各々と連結している。
ード100間のデータ転送速度の相違を吸収するために
設けられたもので、データ書き込み時におけるホストか
らの書き込み転送データや、データ読み出し時における
フラッシュ・メモリ50からの読み出しデータを一時格
納するようになっている。例えばPCカード100がH
DD内蔵カードやHDDをエミュレートしたタイプのフ
ラッシュ・メモリ・カードの場合、データ・バッファ3
3のサイズは最低1セクタ(=256ワード=512バ
イト)だけ必要である(厳密には、転送データ分の51
2バイトの他に、ヘッダ用の6バイトとECC用の10
バイトも必要)。データ・バッファ33は、各16ビッ
ト幅のデータ・バス63及び64によってホスト・イン
ターフェース回路31及びメモリ・インターフェース回
路32の各々と連結している。
【0035】第1のシーケンサ回路21は、ホストとデ
ータ・バッファ33間でのデータ転送動作(データ・バ
ッファ33への書き込み及び読み出しを含む)を、MP
U10に代行して制御するための専用回路である。ま
た、第2のシーケンサ回路22は、フラッシュ・メモリ
50とデータ・バッファ33間でのデータ転送動作(デ
ータ・バッファ33への書き込み及び読み出しを含む)
を、MPU10に代行して制御するための専用回路であ
る。MPU10は、本来第1及び第2のシーケンサ回路
21,22が実現する機能を原初的に備えているが、特
定の処理をこれらシーケンサ回路21,22に委ねたの
は以下の理由に依拠する。すなわち、 (1)MPU10は、汎用性確保等のため1命令(イン
ストラクション)を例えば4クロックで実行するように
デザインされている。このため、自身の周辺回路よりも
高速に動作する必要がある。例えば、PCMCIAバス
61が10MHz駆動のISAバスと直結している場
合、ISAバス経由で受け取った転送データを遅滞なく
処理するためには、MPU10は約4倍の40MHzで
駆動する必要がある。しかしながら、ゲート規模の大き
なMPU10を高速駆動することはMPUチップのコス
トや消費電力の問題のため限界がある。本実施例のMP
U10は4.5MHz駆動であり、処理速度上の制約が
ある。 (2)これに対し、第1及び第2のシーケンサ回路2
1,22は、ホスト/フラッシュ・メモリ50とデータ
・バッファ33間のデータ転送など、ごく限られた機能
に特化することによって、1インストラクションを1ク
ロックで実行するようにデザインすることができる。ま
た、機能を特化することによって、少ゲート規模に抑え
ることもできる。したがって、これら小規模なシーケン
サ回路21,22を高速駆動しても、その消費電力はM
PU10程は増大しないので、ホストやカード自身への
負担は少ない。 (3)ホストがPCカード100に対して発行するホス
ト・コマンドは、PCカード100のハードウェアに依
存しない一般的な性格を持っている。このため、ハード
ウェアに特化してデザインされた第1のシーケンサ回路
21や第2のシーケンサ回路22は、ホスト・コマンド
を自ら解釈する能力を持たず、それ自身単独でホスト・
コマンドを実行することはできない。一方、MPU10
は、ホスト・コマンドを解釈しこれを実行する能力を備
えているが、上述のように処理速度や消費電力の点で問
題がある。
ータ・バッファ33間でのデータ転送動作(データ・バ
ッファ33への書き込み及び読み出しを含む)を、MP
U10に代行して制御するための専用回路である。ま
た、第2のシーケンサ回路22は、フラッシュ・メモリ
50とデータ・バッファ33間でのデータ転送動作(デ
ータ・バッファ33への書き込み及び読み出しを含む)
を、MPU10に代行して制御するための専用回路であ
る。MPU10は、本来第1及び第2のシーケンサ回路
21,22が実現する機能を原初的に備えているが、特
定の処理をこれらシーケンサ回路21,22に委ねたの
は以下の理由に依拠する。すなわち、 (1)MPU10は、汎用性確保等のため1命令(イン
ストラクション)を例えば4クロックで実行するように
デザインされている。このため、自身の周辺回路よりも
高速に動作する必要がある。例えば、PCMCIAバス
61が10MHz駆動のISAバスと直結している場
合、ISAバス経由で受け取った転送データを遅滞なく
処理するためには、MPU10は約4倍の40MHzで
駆動する必要がある。しかしながら、ゲート規模の大き
なMPU10を高速駆動することはMPUチップのコス
トや消費電力の問題のため限界がある。本実施例のMP
U10は4.5MHz駆動であり、処理速度上の制約が
ある。 (2)これに対し、第1及び第2のシーケンサ回路2
1,22は、ホスト/フラッシュ・メモリ50とデータ
・バッファ33間のデータ転送など、ごく限られた機能
に特化することによって、1インストラクションを1ク
ロックで実行するようにデザインすることができる。ま
た、機能を特化することによって、少ゲート規模に抑え
ることもできる。したがって、これら小規模なシーケン
サ回路21,22を高速駆動しても、その消費電力はM
PU10程は増大しないので、ホストやカード自身への
負担は少ない。 (3)ホストがPCカード100に対して発行するホス
ト・コマンドは、PCカード100のハードウェアに依
存しない一般的な性格を持っている。このため、ハード
ウェアに特化してデザインされた第1のシーケンサ回路
21や第2のシーケンサ回路22は、ホスト・コマンド
を自ら解釈する能力を持たず、それ自身単独でホスト・
コマンドを実行することはできない。一方、MPU10
は、ホスト・コマンドを解釈しこれを実行する能力を備
えているが、上述のように処理速度や消費電力の点で問
題がある。
【0036】本実施例では、MPU10と各シーケンサ
回路21,22は、以下のように連携して動作するよう
になっている。すなわち、 (i)MPU10は、ホスト・コマンドを解釈するとと
もに、各シーケンサ回路21,22に対してホスト・コ
マンド実現のためのパラメータ(転送開始アドレスや転
送ワード数など:MPUの「マイクロ・コード」に対し
て「ナノ・コード」と呼んでもよい)を設定する。 (ii)各シーケンサ回路21,22は、MPU10によ
って設定されたパラメータに従って、夫々データ転送作
業を行う。
回路21,22は、以下のように連携して動作するよう
になっている。すなわち、 (i)MPU10は、ホスト・コマンドを解釈するとと
もに、各シーケンサ回路21,22に対してホスト・コ
マンド実現のためのパラメータ(転送開始アドレスや転
送ワード数など:MPUの「マイクロ・コード」に対し
て「ナノ・コード」と呼んでもよい)を設定する。 (ii)各シーケンサ回路21,22は、MPU10によ
って設定されたパラメータに従って、夫々データ転送作
業を行う。
【0037】MPU10と第1,第2のシーケンサ回路
21,22とは、夫々バス65及び66によって連結さ
れている。また、第1のシーケンサ回路21と第2のシ
ーケンサ回路22とは、バス67によって連結されてい
る。また、第1のシーケンサ回路21はバス68を用い
てホスト〜データ・バッファ33間のデータ転送を制御
し、第2のシーケンサ回路22はバス69を用いてフラ
ッシュ・メモリ50〜データ・バッファ33間のデータ
転送を制御するようになっている。なお、図面上では、
各シーケンサ回路21,22は別個の独立した機能ブロ
ックとして表現されているが、単一のLSIチップ内に
実装された機能モジュール同士てあってもよい。
21,22とは、夫々バス65及び66によって連結さ
れている。また、第1のシーケンサ回路21と第2のシ
ーケンサ回路22とは、バス67によって連結されてい
る。また、第1のシーケンサ回路21はバス68を用い
てホスト〜データ・バッファ33間のデータ転送を制御
し、第2のシーケンサ回路22はバス69を用いてフラ
ッシュ・メモリ50〜データ・バッファ33間のデータ
転送を制御するようになっている。なお、図面上では、
各シーケンサ回路21,22は別個の独立した機能ブロ
ックとして表現されているが、単一のLSIチップ内に
実装された機能モジュール同士てあってもよい。
【0038】発振器(OSC)40は、MPU10や第
1、第2のシーケンサ回路21,22に対して、駆動用
のクロック信号を供給するためのものである。本実施例
のOSC40は、自身の基本周波数18MHzのクロッ
ク信号を分周して、各回路チップの駆動に適合した周波
数の各クロック信号CLK0,CLK1,CLK3を出
力するようになっている。また、OSC40は、MPU
10や第1、第2のシーケンサ回路21,22から受け
取ったWAKE信号に従って、各クロック信号CLK
0,CLK1,CLK2の出力を付勢し又は減勢するよ
うにデザインされている。
1、第2のシーケンサ回路21,22に対して、駆動用
のクロック信号を供給するためのものである。本実施例
のOSC40は、自身の基本周波数18MHzのクロッ
ク信号を分周して、各回路チップの駆動に適合した周波
数の各クロック信号CLK0,CLK1,CLK3を出
力するようになっている。また、OSC40は、MPU
10や第1、第2のシーケンサ回路21,22から受け
取ったWAKE信号に従って、各クロック信号CLK
0,CLK1,CLK2の出力を付勢し又は減勢するよ
うにデザインされている。
【0039】MPU10や第1のシーケンサ回路21、
第2のシーケンサ回路22の各々は、自身の作業を完了
すると、その都度WAKE信号を発して自身へのクロッ
ク信号の供給を遮断し、自身の駆動を停止するようにな
っている。また、MPU10や第1のシーケンサ回路2
1、第2のシーケンサ回路22の各々は、自身に対する
起動要求を受け取ることによってWAKE信号を発して
自身へのクロックの供給を再開させ、起動を開始するよ
うになっている。この結果、PCカード100内では、
下表1に示すように8通りの駆動状態が存在することに
なる。
第2のシーケンサ回路22の各々は、自身の作業を完了
すると、その都度WAKE信号を発して自身へのクロッ
ク信号の供給を遮断し、自身の駆動を停止するようにな
っている。また、MPU10や第1のシーケンサ回路2
1、第2のシーケンサ回路22の各々は、自身に対する
起動要求を受け取ることによってWAKE信号を発して
自身へのクロックの供給を再開させ、起動を開始するよ
うになっている。この結果、PCカード100内では、
下表1に示すように8通りの駆動状態が存在することに
なる。
【0040】
【表1】
【0041】ステート#0はMPU10、シーケンサ回
路21,22のいずれもが停止した状態である。また、
ステート#1は、シーケンサ回路22のみがアクティブ
な状態である。また、ステート#2は、シーケンサ回路
21のみがアクティブな状態である。また、ステート#
3は、シーケンサ回路21,22のみがアクティブな状
態である。また、ステート#4は、MPU10のみがア
クティブな状態である。また、ステート#5は、MPU
10とシーケンサ回路22のみがアクティブな状態であ
る。また、ステート#6は、MPU10とシーケンサ回
路21のみがアクティブな状態である。また、ステート
#7は、MPU10及びシーケンサ回路21,22のい
ずれもがアクティブな状態である。
路21,22のいずれもが停止した状態である。また、
ステート#1は、シーケンサ回路22のみがアクティブ
な状態である。また、ステート#2は、シーケンサ回路
21のみがアクティブな状態である。また、ステート#
3は、シーケンサ回路21,22のみがアクティブな状
態である。また、ステート#4は、MPU10のみがア
クティブな状態である。また、ステート#5は、MPU
10とシーケンサ回路22のみがアクティブな状態であ
る。また、ステート#6は、MPU10とシーケンサ回
路21のみがアクティブな状態である。また、ステート
#7は、MPU10及びシーケンサ回路21,22のい
ずれもがアクティブな状態である。
【0042】MPU10や第1のシーケンサ回路21、
第2のシーケンサ回路22の起動/停止に関連するオペ
レーションについては、次項Bで詳解する。
第2のシーケンサ回路22の起動/停止に関連するオペ
レーションについては、次項Bで詳解する。
【0043】B.PCカードのロー・パワー・オペレー
ション 前項では本発明を具現するPCカード100のハードウ
ェア構成を説明してきた。本項では、このPCカード1
00の動作とともに本発明の作用について説明すること
にする。
ション 前項では本発明を具現するPCカード100のハードウ
ェア構成を説明してきた。本項では、このPCカード1
00の動作とともに本発明の作用について説明すること
にする。
【0044】B−1.PCカードへの書き込みアクセス
時:図2には、PCカード100に対するデータ書き込
みコマンドが発行されたときに実行される、PCカード
100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに表し
ている。同図において、上下方向は時間の経過を意味し
ている。
時:図2には、PCカード100に対するデータ書き込
みコマンドが発行されたときに実行される、PCカード
100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに表し
ている。同図において、上下方向は時間の経過を意味し
ている。
【0045】まず最初の局面(フェーズ1)では、MP
U10と、第1及び第2のシーケンサ回路21,22
は、いずれも供給クロックを遮断した停止状態(ステー
ト#0)で、ホストがコマンドを発行するのを待機して
いる。
U10と、第1及び第2のシーケンサ回路21,22
は、いずれも供給クロックを遮断した停止状態(ステー
ト#0)で、ホストがコマンドを発行するのを待機して
いる。
【0046】次の局面(フェーズ2)では、ホストから
PCカード100に対してライト・コマンドが発行さ
れ、その内容がホスト・インターフェース回路31のレ
ジスタに書き込まれる。ホスト・インターフェース回路
31の直近に位置付けられた第1のシーケンサ回路21
は、ホスト・インターフェース回路31のレジスタの内
容の変動に応答して起動する(ステート#2)ととも
に、MPU10に対して起動要求を発行する。
PCカード100に対してライト・コマンドが発行さ
れ、その内容がホスト・インターフェース回路31のレ
ジスタに書き込まれる。ホスト・インターフェース回路
31の直近に位置付けられた第1のシーケンサ回路21
は、ホスト・インターフェース回路31のレジスタの内
容の変動に応答して起動する(ステート#2)ととも
に、MPU10に対して起動要求を発行する。
【0047】次の局面(フェーズ3)では、MPU10
は、自身へのクロック供給を再開して起動し(ステート
#6)、ホスト・インターフェース回路31のレジスタ
に書き込まれたホスト・コマンドを解釈して、第1及び
第2のシーケンサ回路21,22にパラメータ(例えば
転送開始アドレスや転送ワード数などのナノ・コード)
を設定する。また、作業を終えた第1のシーケンサ回路
21は、程なく自身への供給クロックを遮断して再び停
止する(ステート#4)。
は、自身へのクロック供給を再開して起動し(ステート
#6)、ホスト・インターフェース回路31のレジスタ
に書き込まれたホスト・コマンドを解釈して、第1及び
第2のシーケンサ回路21,22にパラメータ(例えば
転送開始アドレスや転送ワード数などのナノ・コード)
を設定する。また、作業を終えた第1のシーケンサ回路
21は、程なく自身への供給クロックを遮断して再び停
止する(ステート#4)。
【0048】次の局面(フェーズ4)では、MPU10
は、データ転送作業を委ねるべく、第1及び第2のシー
ケンサ回路21,22に起動要求を発行して、これらを
起動させる(ステート#7)。MPU10は、その後、
程なく自身への供給クロックを遮断して再び停止する。
一方、再起動した第1のシーケンサ回路21は、MPU
10により設定されたパラメータ(ナノ・コード)に従
って、ホストに対してデータの転送(ライト)要求を発
行して、ホストがレディ状態になるまで再び停止する。
また、第2のシーケンサ回路22は、MPU10により
設定されたパラメータ(ナノ・コード)に従って、フラ
ッシュ・メモリ50に対してライト・コマンド(但し、
ホスト・コマンドの「ライト・コマンド」とは相違す
る)を送付する。フラッシュ・メモリ50は、ライト・
コマンドを受理してレディ(準備完了)状態となる。第
2のシーケンサ回路22は、フラッシュ・メモリ50か
らのレディ応答によって、フラッシュ・メモリ50への
データ転送が可能になる(ステート#1)。
は、データ転送作業を委ねるべく、第1及び第2のシー
ケンサ回路21,22に起動要求を発行して、これらを
起動させる(ステート#7)。MPU10は、その後、
程なく自身への供給クロックを遮断して再び停止する。
一方、再起動した第1のシーケンサ回路21は、MPU
10により設定されたパラメータ(ナノ・コード)に従
って、ホストに対してデータの転送(ライト)要求を発
行して、ホストがレディ状態になるまで再び停止する。
また、第2のシーケンサ回路22は、MPU10により
設定されたパラメータ(ナノ・コード)に従って、フラ
ッシュ・メモリ50に対してライト・コマンド(但し、
ホスト・コマンドの「ライト・コマンド」とは相違す
る)を送付する。フラッシュ・メモリ50は、ライト・
コマンドを受理してレディ(準備完了)状態となる。第
2のシーケンサ回路22は、フラッシュ・メモリ50か
らのレディ応答によって、フラッシュ・メモリ50への
データ転送が可能になる(ステート#1)。
【0049】次の局面(フェーズ5)では、ホストがレ
ディ状態になったことに応答して、第1のシーケンサ回
路21は再起動して、ライト・データのデータ・バッフ
ァ33への書き込みを開始する。また、この時点では、
データ・バッファ33が未だフル(満杯)状態になって
おらず、フラッシュ・メモリ50にライト・データを転
送できないので、第2のシーケンサ回路22は取り敢え
ず停止する(ステート#2)。
ディ状態になったことに応答して、第1のシーケンサ回
路21は再起動して、ライト・データのデータ・バッフ
ァ33への書き込みを開始する。また、この時点では、
データ・バッファ33が未だフル(満杯)状態になって
おらず、フラッシュ・メモリ50にライト・データを転
送できないので、第2のシーケンサ回路22は取り敢え
ず停止する(ステート#2)。
【0050】次の局面(フェーズ6)では、ホストから
のライト・データの転送が終了し、データ・バッファ3
3がフル(満杯状態)になると、第1のシーケンサ回路
21は第2のシーケンサ回路22に対して起動要求を発
行する。これに応答して、今度は、第2のシーケンサ回
路22がデータ・バッファ33の内容を読み出して、フ
ラッシュ・メモリ50に転送する(ステート#3)。
のライト・データの転送が終了し、データ・バッファ3
3がフル(満杯状態)になると、第1のシーケンサ回路
21は第2のシーケンサ回路22に対して起動要求を発
行する。これに応答して、今度は、第2のシーケンサ回
路22がデータ・バッファ33の内容を読み出して、フ
ラッシュ・メモリ50に転送する(ステート#3)。
【0051】次の局面(フェーズ7)では、データ・バ
ッファ33へのデータ書き込み作業を終えた第1のシー
ケンサ回路21は、再び停止する(ステート#1)。ま
た、第2のシーケンサ回路22は、データ・バッファ3
3からフラッシュ・メモリ50へのデータ転送を終了す
ると、フラッシュ・メモリ50のステータスを読み、デ
ータの書き込み作業が成功裡に終わったことを確認す
る。
ッファ33へのデータ書き込み作業を終えた第1のシー
ケンサ回路21は、再び停止する(ステート#1)。ま
た、第2のシーケンサ回路22は、データ・バッファ3
3からフラッシュ・メモリ50へのデータ転送を終了す
ると、フラッシュ・メモリ50のステータスを読み、デ
ータの書き込み作業が成功裡に終わったことを確認す
る。
【0052】次の局面(フェーズ8)では、第2のシー
ケンサ回路22がMPU10に対して、データの書き込
み作業が終了したことを通知する。この通知に応答して
MPU10は再び起動して(ステート#5)、ホストと
の間で終了処理(例えばホストとのハンドシェーキン
グ)を行う。
ケンサ回路22がMPU10に対して、データの書き込
み作業が終了したことを通知する。この通知に応答して
MPU10は再び起動して(ステート#5)、ホストと
の間で終了処理(例えばホストとのハンドシェーキン
グ)を行う。
【0053】次の局面(フェーズ9)では、MPU10
への通知を行った第2のシーケンサ22は再び停止し、
終了処理を実行中のMPU10のみがアクティブとなる
(ステート#4)。
への通知を行った第2のシーケンサ22は再び停止し、
終了処理を実行中のMPU10のみがアクティブとなる
(ステート#4)。
【0054】次いで、MPU10が終了処理を終える
と、全てが停止した状態(ステート#0)すなわちフェ
ーズ1に復帰して、次のホスト・コマンド発行を待機す
る。
と、全てが停止した状態(ステート#0)すなわちフェ
ーズ1に復帰して、次のホスト・コマンド発行を待機す
る。
【0055】B−2.PCカードからの読み出しアクセ
ス時:図3には、PCカード100に対するデータ読み
出しコマンドが発行されたときに実行される、PCカー
ド100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに表
している。同図において、上下方向は時間の経過を意味
している。
ス時:図3には、PCカード100に対するデータ読み
出しコマンドが発行されたときに実行される、PCカー
ド100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに表
している。同図において、上下方向は時間の経過を意味
している。
【0056】まず最初の局面(フェーズ21)では、M
PU10と、第1及び第2のシーケンサ回路21,22
は、いずれも供給クロックを遮断した停止状態(ステー
ト#0)で、ホストがコマンドを発行するのを待機して
いる。
PU10と、第1及び第2のシーケンサ回路21,22
は、いずれも供給クロックを遮断した停止状態(ステー
ト#0)で、ホストがコマンドを発行するのを待機して
いる。
【0057】次の局面(フェーズ22)では、ホストか
らPCカード100に対してライト・コマンドが発行さ
れ、その内容がホスト・インターフェース回路31のレ
ジスタに書き込まれる。ホスト・インターフェース回路
31の直近に位置付けられた第1のシーケンサ回路21
は、ホスト・インターフェース回路31のレジスタの内
容の変動に応答して起動する(ステート#2)ととも
に、MPU10に対して起動要求を発行する。
らPCカード100に対してライト・コマンドが発行さ
れ、その内容がホスト・インターフェース回路31のレ
ジスタに書き込まれる。ホスト・インターフェース回路
31の直近に位置付けられた第1のシーケンサ回路21
は、ホスト・インターフェース回路31のレジスタの内
容の変動に応答して起動する(ステート#2)ととも
に、MPU10に対して起動要求を発行する。
【0058】次の局面(フェーズ23)では、MPU1
0は、自身へのクロック供給を再開して起動し(ステー
ト#6)、ホスト・インターフェース回路31のレジス
タに書き込まれたホスト・コマンドを解釈して、第1及
び第2のシーケンサ回路21,22にパラメータ(例え
ば転送開始アドレスや転送ワード数などのナノ・コー
ド)を設定する。また、作業を終えた第1のシーケンサ
回路21は、程なく自身への供給クロックを遮断して再
び停止する(ステート#4)。
0は、自身へのクロック供給を再開して起動し(ステー
ト#6)、ホスト・インターフェース回路31のレジス
タに書き込まれたホスト・コマンドを解釈して、第1及
び第2のシーケンサ回路21,22にパラメータ(例え
ば転送開始アドレスや転送ワード数などのナノ・コー
ド)を設定する。また、作業を終えた第1のシーケンサ
回路21は、程なく自身への供給クロックを遮断して再
び停止する(ステート#4)。
【0059】次の局面(フェーズ24)では、MPU1
0は、データ転送作業を委ねるべく、第1及び第2のシ
ーケンサ回路21,22に起動要求を発行して、これら
を起動させる(ステート#7)。MPU10は、その
後、程なく自身への供給クロックを遮断して再び停止す
る。一方、第2のシーケンサ回路22は、MPU10に
より設定されたパラメータ(ナノ・コード)に従って、
フラッシュ・メモリ50に対してリード・コマンド(但
し、ホスト・コマンドの「リード・コマンド」とは相違
する)を送付して、フラッシュ・メモリ50がレディ
(準備完了)状態となるまで待つ。また、この時点では
データ・バッファ33が未だフル(満杯)状態ではな
く、ホストにリード・データを転送できないので、第1
のシーケンサ回路21は再び停止して待機する(ステー
ト#1)。
0は、データ転送作業を委ねるべく、第1及び第2のシ
ーケンサ回路21,22に起動要求を発行して、これら
を起動させる(ステート#7)。MPU10は、その
後、程なく自身への供給クロックを遮断して再び停止す
る。一方、第2のシーケンサ回路22は、MPU10に
より設定されたパラメータ(ナノ・コード)に従って、
フラッシュ・メモリ50に対してリード・コマンド(但
し、ホスト・コマンドの「リード・コマンド」とは相違
する)を送付して、フラッシュ・メモリ50がレディ
(準備完了)状態となるまで待つ。また、この時点では
データ・バッファ33が未だフル(満杯)状態ではな
く、ホストにリード・データを転送できないので、第1
のシーケンサ回路21は再び停止して待機する(ステー
ト#1)。
【0060】次の局面(フェーズ25)では、フラッシ
ュ・メモリ50がライト・コマンドを受理してレディ
(準備完了)状態となるまではフラッシュ・メモリ50
からのデータ読み出しを行えないので、第2のシーケン
サ回路22も一旦停止する(ステート#0)。そして、
フラッシュ・メモリ50のレディ(準備完了)になる
と、これに応答して第2のシーケンサ回路22は再び起
動して、フラッシュ・メモリ50からのリード・データ
をデータ・バッファ33に書き込む。
ュ・メモリ50がライト・コマンドを受理してレディ
(準備完了)状態となるまではフラッシュ・メモリ50
からのデータ読み出しを行えないので、第2のシーケン
サ回路22も一旦停止する(ステート#0)。そして、
フラッシュ・メモリ50のレディ(準備完了)になる
と、これに応答して第2のシーケンサ回路22は再び起
動して、フラッシュ・メモリ50からのリード・データ
をデータ・バッファ33に書き込む。
【0061】次の局面(フェーズ26)では、フラッシ
ュ・メモリ50からのリード・データの転送が終了し、
データ・バッファ33がフル(満杯)状態になると、第
2のシーケンサ回路22は、第1のシーケンサ回路21
に対して起動要求を発行する(ステート#3)。この時
点ではホストへのリード・データの転送が可能なので、
第1のシーケンサ回路21は、MPU10によって設定
されたパラメータ(ナノ・コード)に従って、ホストに
対してリード・データの転送(リード)要求を発行し
て、ホストがレディ状態になるまで停止して待機する。
また、第2のシーケンサ回路22は、データ・バッファ
33にデータ転送後はすることがなくなるので、停止す
る(ステート#0)。
ュ・メモリ50からのリード・データの転送が終了し、
データ・バッファ33がフル(満杯)状態になると、第
2のシーケンサ回路22は、第1のシーケンサ回路21
に対して起動要求を発行する(ステート#3)。この時
点ではホストへのリード・データの転送が可能なので、
第1のシーケンサ回路21は、MPU10によって設定
されたパラメータ(ナノ・コード)に従って、ホストに
対してリード・データの転送(リード)要求を発行し
て、ホストがレディ状態になるまで停止して待機する。
また、第2のシーケンサ回路22は、データ・バッファ
33にデータ転送後はすることがなくなるので、停止す
る(ステート#0)。
【0062】次の局面(フェース27)では、ホストが
レディ状態になったことに応答して、第1のシーケンサ
回路21は再び起動して(ステート#2)、データ・バ
ッファ33からホストへのデータ転送(リード)を開始
する。
レディ状態になったことに応答して、第1のシーケンサ
回路21は再び起動して(ステート#2)、データ・バ
ッファ33からホストへのデータ転送(リード)を開始
する。
【0063】次の局面(フェーズ28)では、データ・
バッファ33からのデータ読み出し作業を終えた第1の
シーケンサ回路21は、MPU10にその旨を通知す
る。また、MPU10は、データ転送終了通知に応答し
て、再び起動して(ステート#6)、ホストとの間で終
了処理(例えばホストとのハンドシェーキング)を行
う。
バッファ33からのデータ読み出し作業を終えた第1の
シーケンサ回路21は、MPU10にその旨を通知す
る。また、MPU10は、データ転送終了通知に応答し
て、再び起動して(ステート#6)、ホストとの間で終
了処理(例えばホストとのハンドシェーキング)を行
う。
【0064】次の局面(フェーズ29)では、自身の作
業を終えた第1のシーケンサ回路21が停止して、終了
処理を行っているMPU10のみがアクティブとなる
(ステート#4)。
業を終えた第1のシーケンサ回路21が停止して、終了
処理を行っているMPU10のみがアクティブとなる
(ステート#4)。
【0065】次いで、MPU10が終了処理を終える
と、全てが停止した状態(ステート#0)すなわちフェ
ーズ21に復帰して、次のホスト・コマンド発行を待機
する。
と、全てが停止した状態(ステート#0)すなわちフェ
ーズ21に復帰して、次のホスト・コマンド発行を待機
する。
【0066】B−3.PCカードから読み出したデータ
がECCエラーを起こした時:図4には、読み出しデー
タがECCエラーを発生したときに実行される、PCカ
ード100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに
表している。同図において、上下方向は時間の経過を意
味している。
がECCエラーを起こした時:図4には、読み出しデー
タがECCエラーを発生したときに実行される、PCカ
ード100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに
表している。同図において、上下方向は時間の経過を意
味している。
【0067】まず最初の局面(フェーズ41)では、M
PU10と、第1及び第2のシーケンサ回路21,22
は、いずれも供給クロックを遮断した停止状態(ステー
ト#0)で、ホストがコマンドを発行するのを待機して
いる。
PU10と、第1及び第2のシーケンサ回路21,22
は、いずれも供給クロックを遮断した停止状態(ステー
ト#0)で、ホストがコマンドを発行するのを待機して
いる。
【0068】次の局面(フェーズ42)では、ホストか
らPCカード100に対してリード・コマンドが発行さ
れ、その内容がホスト・インターフェース回路31のレ
ジスタに書き込まれる。ホスト・インターフェース回路
31の直近に位置付けられた第1のシーケンサ回路21
は、ホスト・インターフェース回路31のレジスタの内
容の変動に応答して起動する(ステート#2)ととも
に、MPU10に対して起動要求を発行する。
らPCカード100に対してリード・コマンドが発行さ
れ、その内容がホスト・インターフェース回路31のレ
ジスタに書き込まれる。ホスト・インターフェース回路
31の直近に位置付けられた第1のシーケンサ回路21
は、ホスト・インターフェース回路31のレジスタの内
容の変動に応答して起動する(ステート#2)ととも
に、MPU10に対して起動要求を発行する。
【0069】次の局面(フェーズ43)では、MPU1
0は、自身へのクロック供給を再開して起動し(ステー
ト#6)、ホスト・インターフェース回路31のレジス
タに書き込まれたホスト・コマンドを解釈して、第1及
び第2のシーケンサ回路21,22にパラメータ(例え
ば転送開始アドレスや転送ワード数などのナノ・コー
ド)を設定する。また、作業を終えた第1のシーケンサ
回路21は、程なく自身への供給クロックを遮断して再
び停止する(ステート#4)。
0は、自身へのクロック供給を再開して起動し(ステー
ト#6)、ホスト・インターフェース回路31のレジス
タに書き込まれたホスト・コマンドを解釈して、第1及
び第2のシーケンサ回路21,22にパラメータ(例え
ば転送開始アドレスや転送ワード数などのナノ・コー
ド)を設定する。また、作業を終えた第1のシーケンサ
回路21は、程なく自身への供給クロックを遮断して再
び停止する(ステート#4)。
【0070】次の局面(フェーズ44)では、MPU1
0は、データ転送作業を委ねるべく、第1及び第2のシ
ーケンサ回路21,22に起動要求を発行して、起動さ
せる(ステート#7)。MPU10は、その後、程なく
自身への供給クロックを遮断して再び停止する。また、
第2のシーケンサ回路22は、MPU10により設定さ
れたパラメータ(ナノ・コード)に従って、フラッシュ
・メモリ50に対してリード・コマンド(但し、ホスト
・コマンドの「リード・コマンド」とは相違する)を送
付して、フラッシュ・メモリ50がレディ(準備完了)
状態となるまで待つ。また、この時点ではデータ・バッ
ファ33が未だフル(満杯)状態ではなく、ホストにリ
ード・データを転送できないので、第1のシーケンサ回
路21は再び停止して待機する(ステート#1)。
0は、データ転送作業を委ねるべく、第1及び第2のシ
ーケンサ回路21,22に起動要求を発行して、起動さ
せる(ステート#7)。MPU10は、その後、程なく
自身への供給クロックを遮断して再び停止する。また、
第2のシーケンサ回路22は、MPU10により設定さ
れたパラメータ(ナノ・コード)に従って、フラッシュ
・メモリ50に対してリード・コマンド(但し、ホスト
・コマンドの「リード・コマンド」とは相違する)を送
付して、フラッシュ・メモリ50がレディ(準備完了)
状態となるまで待つ。また、この時点ではデータ・バッ
ファ33が未だフル(満杯)状態ではなく、ホストにリ
ード・データを転送できないので、第1のシーケンサ回
路21は再び停止して待機する(ステート#1)。
【0071】次の局面(フェーズ45)では、フラッシ
ュ・メモリ50がリード・コマンドを受理してレディ
(準備完了)状態となるまではフラッシュ・メモリ50
からのデータ読み出しを行えないので、第2のシーケン
サ回路22も一旦停止する(ステート#0)。そして、
フラッシュ・メモリ50のレディ(準備完了)になる
と、これに応答して第2のシーケンサ回路22は再び起
動して、フラッシュ・メモリ50からのリード・データ
をデータ・バッファ33に書き込む。
ュ・メモリ50がリード・コマンドを受理してレディ
(準備完了)状態となるまではフラッシュ・メモリ50
からのデータ読み出しを行えないので、第2のシーケン
サ回路22も一旦停止する(ステート#0)。そして、
フラッシュ・メモリ50のレディ(準備完了)になる
と、これに応答して第2のシーケンサ回路22は再び起
動して、フラッシュ・メモリ50からのリード・データ
をデータ・バッファ33に書き込む。
【0072】ここで、第2のシーケンサ回路22が、デ
ータ・バッファ33に書き込まれたリード・データの中
にECC(Error Check and Correction)エラーを検出
したとする(フェーズ46)。
ータ・バッファ33に書き込まれたリード・データの中
にECC(Error Check and Correction)エラーを検出
したとする(フェーズ46)。
【0073】本実施例の第2のシーケンサ回路22は、
特定機能に限定してデザインされたLSIであり、EC
Cエラーを訂正するための機能を装備していない。そこ
で、次の局面(フェーズ47)では、第2のシーケンサ
回路22は、エラー訂正作業を委ねるべく、MPU10
にECCエラーが発生した旨を通知する。MPU10
は、この通知に応答して再び起動して(ステート#
5)、エラー訂正作業を行い、訂正データをデータ・バ
ッファ33に書き込む。また、MPU10に作業を委ね
た第2のシーケンサ回路22は、程なく停止する(ステ
ート#4)。
特定機能に限定してデザインされたLSIであり、EC
Cエラーを訂正するための機能を装備していない。そこ
で、次の局面(フェーズ47)では、第2のシーケンサ
回路22は、エラー訂正作業を委ねるべく、MPU10
にECCエラーが発生した旨を通知する。MPU10
は、この通知に応答して再び起動して(ステート#
5)、エラー訂正作業を行い、訂正データをデータ・バ
ッファ33に書き込む。また、MPU10に作業を委ね
た第2のシーケンサ回路22は、程なく停止する(ステ
ート#4)。
【0074】次の局面(フェーズ48)では、エラー訂
正作業を終了したMPU10が、第2のシーケンサ回路
22に起動要求を発行する。そして、MPU10による
訂正データの書き込みによってデータ・バッファ33は
フル(満杯)状態になっているので、第2のシーケンサ
回路22は、第1のシーケンサ回路21に対して起動要
求を発行する(ステート#7)。この時点ではホストへ
のリード・データの転送が可能なので、第1のシーケン
サ回路21は、MPU10によって設定されたパラメー
タ(ナノ・コード)に従って、ホストに対してリード・
データの転送(リード)要求を発行して、ホストがレデ
ィ状態になるまで停止して待機する。また、第2のシー
ケンサ回路22とMPU10もすることがないので、と
もに停止する(ステート#0)。
正作業を終了したMPU10が、第2のシーケンサ回路
22に起動要求を発行する。そして、MPU10による
訂正データの書き込みによってデータ・バッファ33は
フル(満杯)状態になっているので、第2のシーケンサ
回路22は、第1のシーケンサ回路21に対して起動要
求を発行する(ステート#7)。この時点ではホストへ
のリード・データの転送が可能なので、第1のシーケン
サ回路21は、MPU10によって設定されたパラメー
タ(ナノ・コード)に従って、ホストに対してリード・
データの転送(リード)要求を発行して、ホストがレデ
ィ状態になるまで停止して待機する。また、第2のシー
ケンサ回路22とMPU10もすることがないので、と
もに停止する(ステート#0)。
【0075】次の局面(フェーズ49)では、ホストが
レディ状態になったことに応答して、第1のシーケンサ
回路21は再び起動して(ステート#2)、データ・バ
ッファ33からホストへのデータ転送(リード)を開始
する。
レディ状態になったことに応答して、第1のシーケンサ
回路21は再び起動して(ステート#2)、データ・バ
ッファ33からホストへのデータ転送(リード)を開始
する。
【0076】次の局面(フェーズ50)では、データ・
バッファ33からのデータ読み出し作業を終えた第1の
シーケンサ回路21は、MPU10にその旨を通知す
る。また、MPU10は、データ転送終了通知に応答し
て、再び起動して(ステート#6)、ホストとの間で終
了処理(例えばホストとのハンドシェーキング)を行
う。
バッファ33からのデータ読み出し作業を終えた第1の
シーケンサ回路21は、MPU10にその旨を通知す
る。また、MPU10は、データ転送終了通知に応答し
て、再び起動して(ステート#6)、ホストとの間で終
了処理(例えばホストとのハンドシェーキング)を行
う。
【0077】次の局面(フェーズ51)では、自身の作
業を終えた第1のシーケンサ回路21が停止して、終了
処理を行っているMPU10のみがアクティブとなる
(ステート#4)。
業を終えた第1のシーケンサ回路21が停止して、終了
処理を行っているMPU10のみがアクティブとなる
(ステート#4)。
【0078】次いで、MPU10が終了処理を終える
と、全てが停止した状態(ステート#0)すなわちフェ
ーズ41に復帰して、次のホスト・コマンド発行を待機
する。
と、全てが停止した状態(ステート#0)すなわちフェ
ーズ41に復帰して、次のホスト・コマンド発行を待機
する。
【0079】C.追補 以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。例えば本発明で言う周辺機器はPCMCI
A/JEIDAタイプのPCカードに限定されず、他の
規格(例えばIDEやSCSIなど)に基づく周辺機器
であってもよい。また、PCカードは、フラッシュ・メ
モリ・カードに限定されず、他のタイプのPCカード
(例えば、メモリ(RAM)・カードやFAX/モデム
・カード、HDDカードなど)であっても同様に適用可
能である。要するに、例示という形態で本発明を開示し
てきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本
発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請
求の範囲の欄を参酌すべきである。
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。例えば本発明で言う周辺機器はPCMCI
A/JEIDAタイプのPCカードに限定されず、他の
規格(例えばIDEやSCSIなど)に基づく周辺機器
であってもよい。また、PCカードは、フラッシュ・メ
モリ・カードに限定されず、他のタイプのPCカード
(例えば、メモリ(RAM)・カードやFAX/モデム
・カード、HDDカードなど)であっても同様に適用可
能である。要するに、例示という形態で本発明を開示し
てきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本
発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請
求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0080】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
MPUを内蔵するタイプのPCカード等の周辺機器であ
って、コンピュータ・システムからのコマンドを処理す
る状況の遷移に応じて適宜消費電力を節減することがで
きる、優れた周辺装置及びその制御方法を提供すること
ができる。
MPUを内蔵するタイプのPCカード等の周辺機器であ
って、コンピュータ・システムからのコマンドを処理す
る状況の遷移に応じて適宜消費電力を節減することがで
きる、優れた周辺装置及びその制御方法を提供すること
ができる。
【図1】図1は、本発明を実現するのに適したPCカー
ド100のハードウェア構成を模式的に示した図であ
る。
ド100のハードウェア構成を模式的に示した図であ
る。
【図2】図2は、PCカード100に対するデータ書き
込みコマンドが発行されたときに実行される、PCカー
ド100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに表
した図である。
込みコマンドが発行されたときに実行される、PCカー
ド100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに表
した図である。
【図3】図3は、PCカード100に対するデータ読み
出しコマンドが発行されたときに実行される、PCカー
ド100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに表
した図である。
出しコマンドが発行されたときに実行される、PCカー
ド100内部の動作特性を、各部の駆動状態とともに表
した図である。
【図4】図4は、読み出しデータがECCエラーを発生
したときに実行される、PCカード100内部の動作特
性を、各部の駆動状態とともに表した図である。
したときに実行される、PCカード100内部の動作特
性を、各部の駆動状態とともに表した図である。
【図5】図5は、ノートブック・コンピュータにPCカ
ードを装着する様子を示した図である。
ードを装着する様子を示した図である。
10…MPU、21…第1のシーケンサ回路、22…第
2のシーケンサ回路、31…ホスト・インターフェース
回路、32…メモリ・インターフェース回路、33…デ
ータ・バッファ、40…発振器(OSC)、50…フラ
ッシュ・メモリ50、100…PCカード。
2のシーケンサ回路、31…ホスト・インターフェース
回路、32…メモリ・インターフェース回路、33…デ
ータ・バッファ、40…発振器(OSC)、50…フラ
ッシュ・メモリ50、100…PCカード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 軽 部 智 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 大和事業所 内 (56)参考文献 特開 平6−208534(JP,A) 特開 平7−295695(JP,A) 特開 平6−222862(JP,A) 実開 平5−66756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/12 G06F 1/04 G06F 1/32
Claims (5)
- 【請求項1】コンピュータ・システムに装着して用いら
れる周辺装置において、 (a)前記コンピュータ・システムのアクセス先である
デバイスと、 (b)各部からのクロック制御信号に応じて各部へのク
ロック信号の供給を開始又は遮断して、各部の動作を起
動又は停止するための発振器と、 (c)前記コンピュータ・システムとのデータ交換を実
現するための第1のインターフェース回路と、 (d)前記デバイスとのデータ交換を実現するための第
2のインターフェース回路と、 (e)転送データを一時格納するためのデータ・バッフ
ァと、 (f)各部の動作を統制するためのMPUであって、
(f1)各部に起動要求を発行し、(f2)各部からの
起動要求に応じて起動し、(f3)前記コンピュータ・
システムから受け取ったコマンドを処理してパラメータ
を設定し、(f4)データ転送終了の通知に応答して終
了処理を行い、(f5)自身の前記各動作(f1)乃至
(f4)が夫々完了する度に再び動作を停止する、MP
Uと、 (g)前記第1のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第1のシーケンサ回路であって、(g
1)前記第1のインターフェース回路で前記コンピュー
タ・システムからコマンドを受け取ったことに応答して
自身が起動するとともに前記MPUに起動要求を発行
し、(g2)前記MPUからの起動要求に応じて起動
し、(g3)前記MPUが設定したパラメータに従って
前記コンピュータ・システムに対してデータ転送要求を
発行し、(g4)前記コンピュータ・システムがデータ
転送を開始したことに応答して起動して、前記データ・
バッファへの転送データの書き込み又は読み出しを行
い、(g5)前記データ・バッファからの転送データの
読み出しの完了をMPUに通知し、(g6)自身の前記
各動作(g1)乃至(g5)が夫々完了する度に再び動
作を停止する、第1のシーケンサ回路と、 (h)前記第2のインターフェース回路を介したデータ
交換を制御可能な第2のシーケンサ回路であって、(h
1)前記MPUからの起動要求に応じて起動し、(h
2)前記MPUが設定したパラメータに従って、前記デ
バイスに対してデータ転送要求を発行し、(h3)前記
デバイスがデータ転送を開始したことに応答して起動し
て、前記データ・バッファへの転送データの書き込み又
は読み出しを行い、(h4)前記データ・バッファから
の転送データの読み出しの完了をMPUに通知し、(h
5)自身の前記各動作(h1)乃至(h4)が夫々完了
する度に再び動作を停止する、第2のシーケンサ回路
と、 を具備することを特徴とするコンピュータ・システムに
用いられる周辺装置。 - 【請求項2】コンピュータ・システムに装着して用いら
れ、前記コンピュータ・システムのアクセス先であるデ
バイスと、前記コンピュータ・システムとのデータ交換
を実現するための第1のインターフェース回路と、前記
デバイスとのデータ交換を実現するための第2のインタ
ーフェース回路と、転送データを一時格納するためのデ
ータ・バッファと、各部の動作を統制するためのMPU
と、前記MPUに代行して前記第1のインターフェース
回路を介したデータ交換を制御可能な第1のシーケンサ
回路と、前記MPUに代行して前記第2のインターフェ
ース回路を介したデータ交換を制御可能な第2のシーケ
ンサ回路と、各部からのクロック制御信号に応じて各部
へのクロック信号の供給を開始又は遮断して各部の動作
を起動又は停止するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、 (a)前記第1のインターフェース回路で前記コンピュ
ータ・システムからデータ書き込みコマンドを受け取る
段階と、 (b)書き込みコマンドの受理に応答して、前記第1の
シーケンサ回路が起動して前記MPUに対して起動要求
を発行し、その後前記第1のシーケンサ回路が再び停止
する段階と、 (c)前記(b)段階における起動要求に応答して、前
記MPUが起動して、受理した書き込みコマンドを解釈
するとともに前記第1及び第2のシーケンサ回路夫々の
ためのパラメータを設定して、前記第1及び第2のシー
ケンサ回路の双方に起動要求を発行し、その後前記MP
Uが再び停止する段階と、 (d)前記第1のシーケンサ回路が前記MPUによる設
定パラメータに従って前記コンピュータ・システムに対
して書き込みデータの転送要求を発行し、その後前記第
1のシーケンサ回路が再び停止する段階と、 (e)前記第2のシーケンサ回路が前記MPUによる設
定パラメータに従って前記デバイスに対して書き込みコ
マンドを発行する段階と、 (f)前記コンピュータ・システムが書き込みデータの
転送を開始したことに応答して、前記第1のシーケンサ
回路が起動して、書き込みデータを前記データ・バッフ
ァに書き込む段階と、 (g)前記デバイスが書き込みレディ(準備完了)状態
に入った時点で、前記データ・バッファがフル(満杯)
状態でなければ、前記第2のシーケンサ回路が再び停止
する段階と、 (h)前記段階(f)において前記データ・バッファが
フル(満杯)状態になったことに応答して、前記第1の
シーケンサ回路が再び停止する段階と、 (i)前記データ・バッファがフル(満杯)状態になっ
たこと及び前記デバイスが書き込みレディ(準備完了)
状態に入ったことに応答して、前記第2のシーケンサ回
路が起動して、前記データ・バッファの内容を前記デバ
イスに書き込む段階と、 (j)前記段階(i)において前記データ・バッファの
内容の書き込みが完了したことに応答して、前記第2の
シーケンサ回路が前記MPUにその旨を通知し、その後
前記第2のシーケンサ回路が再び停止する段階と、 (k)前記段階(j)における通知に応答して、前記M
PUが起動して書き込みコマンドの終了処理を実行する
段階と、 (l)前記段階(k)における終了処理の完了に応答し
て、前記MPUが再び停止する段階と、 を具備することを特徴とするコンピュータ・システムに
用いられる周辺装置の制御方法。 - 【請求項3】コンピュータ・システムに装着して用いら
れ、前記コンピュータ・システムのアクセス先であるデ
バイスと、前記コンピュータ・システムとのデータ交換
を実現するための第1のインターフェース回路と、前記
デバイスとのデータ交換を実現するための第2のインタ
ーフェース回路と、転送データを一時格納するためのデ
ータ・バッファと、各部の動作を統制するためのMPU
と、前記MPUに代行して前記第1のインターフェース
回路を介したデータ交換を制御可能な第1のシーケンサ
回路と、前記MPUに代行して前記第2のインターフェ
ース回路を介したデータ交換を制御可能な第2のシーケ
ンサ回路と、各部からのクロック制御信号に応じて各部
へのクロック信号の供給を開始又は遮断して各部の動作
を起動又は停止するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、 (a)前記第1のインターフェース回路で前記コンピュ
ータ・システムからデータ読み出しコマンドを受け取る
段階と、 (b)読み出しコマンドの受理に応答して、前記第1の
シーケンサ回路が起動して前記MPUに対して起動要求
を発行し、その後前記第1のシーケンサ回路が再び停止
する段階と、 (c)前記(b)段階における起動要求に応答して、前
記MPUが起動して、受理した読み出しコマンドを解釈
するとともに前記第1及び第2のシーケンサ回路夫々の
ためのパラメータを設定して、前記第1及び第2のシー
ケンサ回路の双方に起動要求を発行し、その後前記MP
Uが再び停止する段階と、 (d)前記MPUから起動要求を受け取った時点で、前
記データ・バッファがフル(満杯)状態でなければ、前
記第1のシーケンサ回路が再び停止する段階と、 (e)前記第2のシーケンサ回路が前記MPUによる設
定パラメータに従って前記デバイスに対して読み出しコ
マンドを発行する段階と、 (f)前記デバイスに対して読み出しコマンドを発行し
てから前記デバイスが読み出しレディ(準備完了)状態
に入るまでの間、前記第2のシーケンサ回路が停止する
段階と、 (g)前記デバイスが読み出しレディ(準備完了)状態
に入ったことに応答して、前記第2のシーケンサ回路が
起動して、読み出しデータを前記データ・バッファに書
き込む段階と、 (h)前記段階(g)において前記データ・バッファが
フル(満杯)状態になったことに応答して、前記第2の
シーケンサが停止する段階と、 (i)前記段階(g)において前記データ・バッファが
フル(満杯)状態になったことに応答して、前記第1の
シーケンサ回路が起動して、前記MPUによる設定パラ
メータに従って前記コンピュータ・システムに対して書
き込みデータの転送要求を発行し、その後前記第1のシ
ーケンサ回路が再び停止する段階と、 (j)前記コンピュータ・システムが読み出しデータの
転送を開始したことに応答して、前記第1のシーケンサ
回路が起動して、読み出しデータを前記データ・バッフ
ァから読み出す段階と、 (k)前記段階(j)において前記データ・バッファか
らの読み出しが完了したことに応答して、前記第1のシ
ーケンサ回路が前記MPUにその旨を通知し、その後前
記第1のシーケンサ回路が再び停止する段階と、 (l)前記段階(k)における通知に応答して、前記M
PUが起動して書き込みコマンドの終了処理を実行する
段階と、 (m)前記段階(l)における終了処理の完了に応答し
て、前記MPUが再び停止する段階と、 を具備することを特徴とするコンピュータ・システムに
用いられる周辺装置の制御方法。 - 【請求項4】コンピュータ・システムに装着して用いら
れ、前記コンピュータ・システムのアクセス先であるデ
バイスと、前記コンピュータ・システムとのデータ交換
を実現するための第1のインターフェース回路と、前記
デバイスとのデータ交換を実現するための第2のインタ
ーフェース回路と、転送データを一時格納するためのデ
ータ・バッファと、各部の動作を統制するためのMPU
と、前記MPUに代行して前記第1のインターフェース
回路を介したデータ交換を制御可能な第1のシーケンサ
回路と、前記MPUに代行して前記第2のインターフェ
ース回路を介したデータ交換を制御可能な第2のシーケ
ンサ回路と、各部からのクロック制御信号に応じて各部
へのクロック信号の供給を開始又は遮断して各部の動作
を起動又は停止するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、 (a)前記第1のインターフェース回路で前記コンピュ
ータ・システムからデータ読み出しコマンドを受け取る
段階と、 (b)読み出しコマンドの受理に応答して、前記第1の
シーケンサ回路が起動して前記MPUに対して起動要求
を発行し、その後前記第1のシーケンサ回路が再び停止
する段階と、 (c)前記(b)段階における起動要求に応答して、前
記MPUが起動して、受理した読み出しコマンドを解釈
するとともに前記第1及び第2のシーケンサ回路夫々の
ためのパラメータを設定して、前記第1及び第2のシー
ケンサ回路の双方に起動要求を発行し、その後前記MP
Uが再び停止する段階と、 (d)前記MPUから起動要求を受け取った時点で、前
記データ・バッファがフル(満杯)状態でなければ、前
記第1のシーケンサ回路が再び停止する段階と、 (e)前記第2のシーケンサ回路が前記MPUによる設
定パラメータに従って前記デバイスに対して読み出しコ
マンドを発行する段階と、 (f)前記デバイスに対して読み出しコマンドを発行し
てから前記デバイスが読み出しレディ(準備完了)状態
に入るまでの間、前記第2のシーケンサ回路が停止する
段階と、 (g)前記デバイスが読み出しレディ(準備完了)状態
に入ったことに応答して、前記第2のシーケンサ回路が
起動して、読み出しデータを前記データ・バッファに書
き込む段階と、 (h)前記段階(g)において前記デバイスから前記デ
ータ・バッファに書き込まれたデータ中にECCエラー
が発生したことに応答して、前記第2のシーケンサ回路
が前記MPUに対してその旨を通知し、その後前記第2
のシーケンサ回路が停止する段階と、 (i)ECCエラーの通知に応答して、前記MPUが起
動して、前記データ・バッフア中のエラーの修復を行う
段階と、 (j)前記(i)段階においてECCエラーの修復が完
了したことに応答して、前記MPUが停止する段階と、 (k)前記(i)段階においてECCエラーの修復が完
了したことに応答して、前記データ・バッファがフル
(満杯)状態となる段階と、 (l)前記(k)段階において前記データ・バッファが
フル(満杯)状態になったことに応答して、前記第1の
シーケンサ回路が起動して、前記MPUによる設定パラ
メータに従って前記コンピュータ・システムに対して書
き込みデータの転送要求を発行し、その後前記第1のシ
ーケンサ回路が再び停止する段階と、 (m)前記コンピュータ・システムが読み出しデータの
転送を開始したことに応答して、前記第1のシーケンサ
回路が起動して、読み出しデータを前記データ・バッフ
ァから読み出す段階と、 (n)前記段階(m)において前記データ・バッファか
らの読み出しが完了したことに応答して、前記第1のシ
ーケンサ回路が前記MPUにその旨を通知し、その後前
記第1のシーケンサ回路が再び停止する段階と、 (o)前記段階(n)における通知に応答して、前記M
PUが起動して書き込みコマンドの終了処理を実行する
段階と、 (p)前記段階(o)における終了処理の完了に応答し
て、前記MPUが再び停止する段階と、 を具備することを特徴とするコンピュータ・システムに
用いられる周辺装置の制御方法。 - 【請求項5】コンピュータ・システムに装着して用いら
れ、前記コンピュータ・システムのアクセス先であるデ
バイスと、前記コンピュータ・システムとのデータ交換
を実現するための第1のインターフェース回路と、前記
デバイスとのデータ交換を実現するための第2のインタ
ーフェース回路と、転送データを一時格納するためのデ
ータ・バッファと、各部の動作を統制するためのMPU
と、前記MPUに代行して前記第1のインターフェース
回路を介したデータ交換を制御可能な第1のシーケンサ
回路と、前記MPUに代行して前記第2のインターフェ
ース回路を介したデータ交換を制御可能な第2のシーケ
ンサ回路と、各部からのクロック制御信号に応じて各部
へのクロック信号の供給を開始又は遮断して各部の動作
を起動又は停止するための発振器とを含む周辺装置の制
御方法において、 (a)前記コンピュータ・システムからのコマンドの解
釈、及びコマンドの終了処理時に、前記MPUを起動さ
せる段階と、 (a')前記(a)以外の期間では、前記MPUを停止
させる段階と、 (b)前記第1のインターフェース回路が前記コンピュ
ータ・システムからコマンドを受け取ったとき、前記コ
ンピュータ・システムにデータ転送要求を発行すると
き、及び前記データ・バッファと前記コンピュータ・シ
ステムの間でデータ転送を行っているときに、前記第1
のシーケンサ回路を起動させる段階と、 (b')前記(b)以外の期間では、前記第1のシーケ
ンサ回路を停止させる段階と、 (c)前記デバイスにコマンドを発行するとき、及び前
記デバイスと前記データ・バッファとの間でデータ転送
を行っているときに、前記第2のシーケンサ回路を起動
させる段階と、 (c')前記(c)以外の期間では、前記第2のシーケ
ンサ回路を停止させる段階と、 を具備することを特徴とするコンピュータ・システムに
用いられる周辺装置の制御方法。
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KR100606242B1 (ko) * | 2004-01-30 | 2006-07-31 | 삼성전자주식회사 | 불휘발성 메모리와 호스트간에 버퍼링 동작을 수행하는멀티 포트 휘발성 메모리 장치, 이를 이용한 멀티-칩패키지 반도체 장치 및 이를 이용한 데이터 처리장치 |
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KR100630934B1 (ko) * | 2004-06-11 | 2006-10-02 | 삼성전자주식회사 | 컴퓨터 시스템 및 컴퓨터 시스템의 제어방법 |
JP2006107127A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Nec Electronics Corp | 半導体集積回路装置 |
KR100666169B1 (ko) * | 2004-12-17 | 2007-01-09 | 삼성전자주식회사 | 플래쉬 메모리 데이터 저장장치 |
KR100684876B1 (ko) * | 2005-01-03 | 2007-02-20 | 삼성전자주식회사 | 독출 시간을 단축시킬 수 있는 플래시 메모리 장치 및 방법 |
KR100837268B1 (ko) * | 2005-02-03 | 2008-06-11 | 삼성전자주식회사 | 메모리 카드에서의 파워다운모드 제어장치 및 방법 |
US8510485B2 (en) * | 2007-08-31 | 2013-08-13 | Apple Inc. | Low power digital interface |
JP5517830B2 (ja) * | 2010-08-19 | 2014-06-11 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体集積回路 |
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Family Cites Families (9)
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US3629862A (en) * | 1969-09-17 | 1971-12-21 | Bell Telephone Labor Inc | Store with access rate determined by execution time for stored words |
IT1151351B (it) * | 1982-01-19 | 1986-12-17 | Italtel Spa | Disposizione circuitale atta a realizzare lo scambio di dati tra una coppia di elaboratori operanti secondo il principio master-slave |
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DE69229819T2 (de) * | 1991-06-18 | 2000-01-27 | Nokia Mobile Phones Ltd., Espoo | Einstellung der Taktfrequenz einer elektrischen Schaltung |
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- 1996-06-14 JP JP15365796A patent/JP3188840B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1997
- 1997-05-27 US US08/863,898 patent/US6016549A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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