JP3188759B2 - 物品供給装置 - Google Patents

物品供給装置

Info

Publication number
JP3188759B2
JP3188759B2 JP16374192A JP16374192A JP3188759B2 JP 3188759 B2 JP3188759 B2 JP 3188759B2 JP 16374192 A JP16374192 A JP 16374192A JP 16374192 A JP16374192 A JP 16374192A JP 3188759 B2 JP3188759 B2 JP 3188759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
gutter
supply
signal
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16374192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05330632A (ja
Inventor
吉晴 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP16374192A priority Critical patent/JP3188759B2/ja
Publication of JPH05330632A publication Critical patent/JPH05330632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3188759B2 publication Critical patent/JP3188759B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Jigging Conveyors (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物品供給装置に関
し、特に組合せ秤の供給ホッパや計量ホッパに物品を供
給する物品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の物品供給装置には、図4に
示すように、平面形状が略扇形で、その要19側から円
弧側に向かって斜め下方に傾斜している複数の分散部材
10を備えるものがある。そして、これら分散部材10
の円弧側には、これと一体に樋状部12が夫々形成され
ており、この分散部材10と樋状部12との一体物品は
樋状部12の下部に設けた振動部18によって振動させ
られる。また、図4に示すように、各樋状部12の先端
の斜め上方には、夫々物品検出器28が設けられてお
り、物品が樋状部12の先端位置aに存在するか否かを
検出している。
【0003】この物品供給装置は、樋状部12の先端位
置aに物品が存在していないことを物品検出器28が検
出しているときは、振動部18が振動することにより、
要19側にある物品を樋状部12の先端位置a側に徐々
に移動させることができる。そして、先端位置aに物品
が移動したことを物品検出器28が検出したときは、振
動部18の振動を停止させて、これにより、物品供給の
準備を完了する。次に、樋状部12の先端側に設けられ
ている供給ホッパ24が空になり、この供給ホッパ24
に物品を供給するように振動部18に駆動信号が入力す
ると、振動部18が或る一定時間だけ振動して樋状部1
2の先端位置a及びその後方にある物品を供給ホッパ2
4に供給することができる(実願昭60−052630
号)。つまり、この物品供給装置は、樋状部12の先端
位置aに物品が移動するまで振動部18を振動させて、
これにより、供給ホッパ24に物品を供給するとき、即
座に物品を供給することができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の物
品供給装置では、供給ホッパ24に物品を供給するよう
に駆動信号が振動部18に入力して、振動部18が或る
一定時間だけ振動する時に、物品が先端位置aにまだ移
動してきていない場合、物品を供給ホッパ24に供給す
ることができないという問題がある。つまり、例えば組
合せ秤において、計量精度を向上させるためには、各供
給ホッパ24に供給する物品の重量を予め定めた目標重
量に近づけることが必要とされている。そして、例えば
物品を少量づつ供給ホッパ24に正確に供給する場合、
又は、例えば肉片等のように搬送することが困難な物品
を所定重量づつ正確に供給する場合、先端位置aにある
物品を供給ホッパ24に供給するときの振動の振幅B S
比較的小さい値に設定する必要がある。一方、分散部
材10及び樋状部12上の物品を先端位置aに速やかに
移動させる為には振動の振幅C S 比較的大きい値に設
定必要がある。その為に、例えば、振動部18の振動の
振幅をB S 近づけて設定すると、目標重量に近い物品
を供給ホッパ24に供給することができるが、物品を先
端位置aに速やかに搬送することができず、上記のよう
な問題が発生する。そして、振動部18の振動の振幅
S 近づけて設定すると、物品を速やかに先端位置a
に搬送することができるが、目標重量に近い物品を供給
ホッパ24に供給することができないという問題があ
る。
【0005】本発明は、上記問題点を解決する物品供給
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、物品搬送
用の樋状部と、この樋状部に振動を与える振動部と、上
記樋状部の物品搬出側の略所定位置に物品が存在しない
ことを検出したとき上記振動部に準備駆動信号を供給す
る物品検出器と、上記樋状部の物品搬出側から物品を搬
出させることを要求する要求信号を生成する供給信号発
生部と、上記物品検出器が物品を検出していない状態で
上記供給信号発生部が上記要求信号を生成したときその
要求信号が生成された旨の所定の信号を記憶する記憶部
と、この記憶部が上記所定の信号を記憶している状態で
上記供給信号発生部が次回の要求信号を生成するまでに
上記物品検出器が物品を検出したときに上記振動部を駆
動するために上記振動部に要求駆動信号を供給する駆動
信号発生部と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0007】第2の発明は、物品搬送用の樋状部と、こ
の樋状部に振動を与える振動部と、上記樋状部の物品搬
出側の略所定位置に物品が存在しないことを検出したと
き上記樋状部上の物品が上記物品搬出側の上記略所定位
置まで比較的速やかに搬送されるように上記振動部を駆
動させる準備駆動信号を上記振動部に供給する物品検出
器と、上記樋状部の物品搬出側から物品を搬出すること
を要求する要求信号を生成する供給信号発生部と、上記
物品検出器が物品を検出している状態で上記供給信号発
生部が上記要求信号を生成したとき上記樋状部上の物品
が上記物品搬出側の上記略所定位置を通って比較的ゆっ
くりと搬出されるように上記振動部を駆動させる要求駆
動信号を上記振動部に供給する駆動信号発生部と、を具
備することを特徴とするものである。
【0008】第3の発明は、第1又は第2の発明の物品
供給装置において、上記樋状部の物品搬出側から搬出さ
れる物品の重量と予め定めた供給目標重量とを比較して
その物品の重量が上記供給目標重量に一致するように、
又は接近するように上記要求駆動信号により上記振動部
が駆動する時間及び上記振動部が発生する振動の振幅の
2つの要素のうちいずれか一方の要素若しくは両方の要
素を変更する要素変更部を設けたことを特徴とするもの
である。
【0009】第4の発明は、第1又は第2の発明の物品
供給装置において、上記樋状部の物品搬出側の所定位置
に物品が存在していないことを上記物品検出器が検出し
たときから、上記樋状部の物品搬出側の上記所定位置に
物品が搬送されて上記物品検出器が物品を検出するまで
の搬送時間と予め定めた目標時間とを比較してその搬送
時間が上記目標時間に一致するように、又は接近するよ
うに上記準備駆動信号により上記振動部が発生する振動
の振幅を変更する振幅変更部を設けたことを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】第1の発明によると、例えば樋状部の物品搬入
側に物品が存在するが、物品搬出側の略所定位置には物
品が存在していない状態では、物品検出器の信号に応じ
て振動部が振動し、樋状部の物品搬入側から物品搬出側
に向かって物品を搬送する。そして、先頭の物品が略所
定位置に到達すると、物品検出器の信号が変化して振動
は停止する。即ち、樋状部の所定位置に物品を搬送する
ように常に作動する。また、物品検出器が物品を検出し
ていない状態(所定位置に物品が存在しない状態)で、
物品搬出側から物品を搬出することを要求する要求信号
を供給信号発生部が生成すると、その要求信号が生成さ
れた旨の所定の信号を記憶部が記憶する。そして、記憶
部が上記所定の信号を記憶している状態で物品検出器が
物品を検出したときに、駆動信号発生部が要求駆動信号
を振動部に供給し、振動部を振動させる。即ち、樋状部
の略所定位置に物品が存在しない状態で樋状部の物品搬
出側から物品を搬出させるように供給信号発生部が要求
信号を生成すると、この供給信号発生部が次回の要求信
号を生成するまでに、物品が略所定位置に搬送されたと
きに、振動部を振動させて物品を搬出側から搬出させ
る。
【0011】第2の発明によると、例えば樋状部の物品
搬入側に物品が存在するが、物品搬出側の所定位置には
物品が存在していない状態では、物品検出器が振動部に
準備駆動信号を供給して、振動部を駆動させる。これに
より、樋状部上の物品が物品搬入側から物品搬出側に向
かって比較的速やかに搬送される。そして、先頭の物品
が略所定位置に到達すると、物品検出器の信号が変化し
て振動は停止する。物品検出器が物品を検出している状
態で、樋状部の物品排出側から物品を排出することを要
求する要求信号を供給信号発生部が生成すると、駆動信
号発生部が振動部に要求駆動信号を供給して、振動部を
駆動させる。これにより、樋状部上の物品が比較的ゆっ
くりと物品搬出側の略所定位置を通って搬出される。
【0012】第3の発明によると、第1又は第2の発明
において、樋状部の物品搬出側から搬出される物品の重
量と予め定めた供給目標重量とを比較して、その物品の
重量が供給目標重量に一致するように、又は接近するよ
うに、要求駆動信号により振動部が駆動する時間及び振
動部が発生する振動の振幅の2つの要素のうちいずれか
一方の要素、若しくは両方の要素を要素変更部が変更す
る。
【0013】第4の発明によると、第1又は第2の発明
において、樋状部の物品搬入側から物品搬出側の所定位
置に物品が搬送されるまでの搬送時間と予め定めた目標
時間とを比較して、その搬送時間が目標時間に一致する
ように、又は接近するように準備駆動信号により振動部
が発生する振動の振幅を振幅変更部が変更する。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を第1図乃至第3図を参照
して説明する。この実施例の物品供給装置は、図2に示
す組合せ秤に適用している。この組合せ秤は、図2に示
すように、複数台の計量ホッパ2に、夫々重量検出部、
例えばロードセル4が設けられている。これら計量ホッ
パ2には、その上方に設けられた供給ホッパ6から物品
が供給され、各ロードセル4は、供給された物品の重量
を表す計量信号(計量値)を発生する。これら計量信号
は、制御回路1に設けられているCPU(図示せず)に
供給される。このCPUは、プログラムに従って計量信
号を種々に組合せ、これら組合せの中から合計重量が予
め定めた組合せ目標重量に等しいか、最も近い組合せを
選択する。更に、CPUは、選択された組合せを構成す
る物品を収容している計量ホッパ2のゲート3を開かせ
るために、ゲート駆動部5に信号を供給する。ゲート駆
動部5は、上記信号が入力すると、対応するゲート3を
所定時間開放して閉じる。これによって、選択された物
品を収容している計量ホッパ2から、これら物品が集合
シュート7に排出され、集合シュート7の下方に設けら
れた包装機(図示せず)に供給され、包装される。
【0015】また、CPUは、物品を排出したことによ
り空になった計量ホッパ2に、その上方に設けられてい
る供給ホッパ6のゲート8を開かせて、物品を供給させ
るための信号をゲート駆動部9に供給する。ゲート駆動
部9は、上記信号が入力すると、対応するゲート8を所
定時間開放して閉じる。これによって、空になった計量
ホッパ2に物品が供給される。なお、空になった供給ホ
ッパ6への物品の供給は、各供給ホッパ6の上方に夫々
設けられた直進フィーダ22のうち、空になった供給ホ
ッパ6に対応するものを作動させることにより行うが、
これが本願発明の特徴とするところであり、詳細な説明
は後述する。そして、25は、各直進フィーダ22に物
品を供給する分散フィーダである。この分散フィーダ2
5は、上方から供給される物品を所定量づつ各直進フィ
ーダ22に供給する。
【0016】直進フィーダ22は、図2に示すように、
樋状部13(特許請求の範囲に記載の樋状部)を備えて
いる。この樋状部13の分散フィーダ25側が物品搬入
側であり、供給ホッパ6側が物品搬出側である。そし
て、樋状部13の下部に設けた振動部11(特許請求の
範囲に記載の振動部)によって矢印で示すように斜め上
下方向に振動させられる。振動の振幅は、大振幅と小振
幅の2種類がある。つまり、図1に示す大振幅発生回路
14から信号が振動部11に供給されると大振幅で振動
し、小振幅発生回路15から信号が振動部11に供給さ
れると小振幅で振動する。
【0017】各樋状部13の物品搬出側の斜め上方に
は、夫々物品検出器16(特許請求の範囲に記載の物品
検出器)が設けられており、物品が物品搬出側の略先端
位置bに存在するか否かを検出している。即ち、物品検
出器16は物品を検出したとき、Hレベルの出力信号を
発生する。
【0018】図1は、各直進フィーダ22ごとに設けら
れている論理回路のユニットA〜Eを示す図である。こ
れら複数組のユニットA〜Eは制御回路1に設けられて
いる。各物品検出器16の出力信号は、図1に示すよう
に、ユニットAのインバータ17で反転されて各大振幅
発生回路14に供給される。この大振幅発生回路14の
出力信号は、対応する樋状部13の振動部11に供給さ
れる。振動部11は、大振幅発生回路14からHレベル
の信号(特許請求の範囲に記載の準備駆動信号)が供給
されている間、振動し、その振動の振幅は比較的大きい
値である。つまり、樋状部13の先端位置bに物品が存
在していないことを物品検出器16が検出すると(図3
に示す検出信号がLレベルになったとき)、振動部11
が大振幅の振動を発生して、樋状部13上の物品を搬入
側から搬出側に速やかに搬送する。そして、先頭の物品
が先端位置bに到達して、物品検出器16が物品を検出
すると(検出信号がHレベルになると)、振動部11の
振動が停止する(準備駆動信号がLレベルになる)。
【0019】また、物品検出器16が物品を検出してお
り、Hレベルの物品検出信号がアンド回路19に供給さ
れている状態において、空の供給ホッパ6に物品を供給
するようにCPU(CPUは、特許請求の範囲に記載の
供給信号発生部の機能を有している。)からHレベルの
要求信号が出力されて、この出力信号がタイマTL1を
介してアンド回路19に入力すると、このアンド回路1
9の出力信号がオア回路20を介して単安定マルチバイ
ブレータ21に供給される。すると、この単安定マルチ
バイブレータ21は、所定の出力信号を小振幅発生回路
15に供給する。この時、小振幅発生回路15は要求駆
動信号を出力し、この要求駆動信号は対応する振動部1
1に供給される。振動部11は、小振幅発生回路15か
らHレベルの要求駆動信号が供給されている間、振動
し、その振動の振幅は比較的小さい値である。つまり、
樋状部13の先端位置bに物品が存在している状態で
(検出信号がHレベル)、供給ホッパ6のゲートが開閉
してこの空になった供給ホッパ6に物品を供給すること
を要求する要求信号が生成されると(図3の要求信号が
Hレベル)、振動部11が小振幅の振動を発生して(図
3の要求駆動信号がHレベル)、樋状部13上の物品を
物品搬出側から供給ホッパ6へ比較的ゆっくりと搬出す
る。これにより、略所定の重量の物品を供給ホッパ6に
確実に供給することができる。なお、比較的ゆっくりと
物品を供給ホッパ6に供給するとは、振動部11が大振
幅の振動を発生して物品を搬入側から搬出側に搬送する
速度と比較してゆっくりであるということである。ま
た、比較的ゆっくりと物品を供給ホッパ6に供給するこ
とにより、供給ホッパ6に供給しようとする物品の重量
が軽量であっても、精度良く供給することができる。な
お、大振幅発生回路14及び小振幅発生回路15は、ユ
ニットCに含まれる。
【0020】ただし、物品を供給ホッパ6に供給するこ
とを要求するHレベルの要求信号をCPUが出力したと
きに、物品が先端位置bに存在していない場合は、振動
部11は振動せず、従って、物品は供給ホッパ6に供給
されない。なお、この場合、Hレベルの要求信号とイン
バータ17のHレベルの出力信号が図1のアンド回路2
3に供給されるので、このアンド回路23が出力するH
レベルの出力信号がオア回路26を介して供給ホッパ空
メモリ27(特許請求範囲に記載の記憶部)に入力す
る。供給ホッパ空メモリ27は、オア回路26から出力
信号が入力するとフラグを1にセットして、その旨を示
すHレベルの供給ホッパ空信号をアンド回路29に供給
する。そして、しかる後に樋状部13の先端位置bに物
品が到達すると、Hレベルの検出信号がアンド回路29
に入力し、これによりアンド回路29がHレベルの信号
をオア回路20を介して単安定マルチバイブレータ21
に供給する。この時、単安定マルチバイブレータ21が
所定の出力信号を小振幅発生回路15に供給して、対応
する樋状部13の振動部11を小振幅で振動させ、これ
により所定重量の物品を供給ホッパ6に供給する。な
お、単安定マルチバイブレータ21がHレベルの信号を
出力すると、その信号が供給ホッパ空メモリ27に入力
し、これによりフラグが0にリセットされる。
【0021】つまり、図3に示すように、タイミングT
2 は、空になった供給ホッパ6に物品を供給することを
要求する要求信号がHレベルとなった時であり、この
時、先端位置bに物品が存在していないので(検出信号
がLレベル)、供給ホッパ6には物品が供給されない。
ただし、この時、供給ホッパ6が空であることを供給ホ
ッパ空メモリ27が記憶すると共に、Hレベルの供給ホ
ッパ空信号(フラグ=1)を出力する。従って、しかる
後に物品が先端位置bに到達すると(検出信号がHレベ
ルになったとき)、振動部11を小振幅で振動させて物
品を供給ホッパ6に供給することができる。即ち、タイ
ミングT2 で物品が先端位置bに搬送されていないの
で、物品を供給ホッパ6に供給できないことがあって
も、タイミングT2 からT3 に至るまでの間に物品が先
端位置bに搬送されれば、その時に物品を供給ホッパ6
に供給することができる。従って、計量ホッパの物品が
組合せに選択されて排出されるタイミングが例えばT3
´であるとすると、T2 からT3´までの間で物品を供
給ホッパ6に供給することができれば、組合せに参加す
る計量ホッパの数の減少を防止することができ、これに
より組合せ秤の計量精度を高精度に維持することができ
る。なお、図1に示すユニットA及びユニットCが特許
請求の範囲に記載の駆動信号発生部を実現している。
【0022】図1に示すユニットBは、供給ホッパ6の
ゲートが開閉した後に、物品が計量ホッパ2に供給され
たか否かを判定し、計量ホッパ2に物品が供給されてい
ないと判定した場合は、物品を供給ホッパ6に供給する
ためのユニットである。そして、図1には示していない
が、供給ホッパ6に物品が供給されると、供給ホッパ6
のゲートが開いてその空の計量ホッパ2に物品を供給す
る。つまり、ユニットBは、ユニットAの誤動作等によ
って計量ホッパ2に物品が供給されていない状態となる
ことを防止する為のものである。図1に示す30は、判
定回路である。判定回路30は、ロードセル4が出力す
る計量信号(計量値)と空設定値(予め定めた重量値)
とを比較する。そして、計量信号が空設定値よりも小さ
いと判定したとき、即ち、計量ホッパ2に空設定値以上
の重量の物品が供給されていないと判定したときに、出
力信号をアンド回路31に供給する。一方、アンド回路
31には、供給ホッパ6に物品を供給することを要求す
る要求信号がタイマTL2を介して入力するように接続
されている。従って、アンド回路31は、供給ホッパ6
のゲートが開閉したにも拘わらず計量ホッパ2に空設定
値以上の重量の物品が供給されていないとき、Hレベル
の信号をオア回路26を介して供給ホッパ空メモリ27
に供給する。これにより、ユニットAで説明したよう
に、所定重量の物品を供給ホッパ6に供給することがで
き、供給ホッパ6に供給された物品を計量ホッパ2に供
給することができる。
【0023】ユニットDは、請求項3に記載の要素変更
部である。ユニットDは、計量ホッパ2に供給される物
品の重量が予め定めた供給目標重量と一致するように又
は接近するように、振動部11の小振幅振動の振動時間
及び小振幅振動の振幅を変更して、供給ホッパ6に供給
する物品の重量を加減するものである。図3に示す32
は、判定回路である。判定回路32は、計量ホッパ2内
の物品の計量値と供給目標重量とを比較して、計量値が
供給目標重量に対してどれだけ重いか若しくは軽いかの
データを第2演算部33に供給する。第2演算部33
は、このデータに基づいて、計量値が供給目標重量に一
致又は接近するように、振動部11を小振幅振動させる
時間を変更する信号を単安定マルチバイブレータ21に
供給する。そして、更に、小振幅振動の振幅を変更する
信号を小振幅発生回路15に供給する。例えば、計量値
が供給目標重量よりも重量Jだけ重いときは、その重い
重量Jだけ軽くするように、直進フィーダ22が供給ホ
ッパ6に供給する物品の重量が軽くなるようにする。こ
の際、振動部11の振動時間を元の時間からその重量J
と対応する予め定めた時間だけ差し引いた時間(この時
間は、元の時間よりも短い。)に変更する。そして、振
動部11の振幅を元の振幅からその重量Jと対応する予
め定めた振幅だけ差し引いた振幅(この振幅は、元の振
幅よりも小さい。)に変更する。
【0024】ユニットEは、請求項4に記載の振幅変更
部である。ユニットEは、樋状部13の先端位置bに物
品を搬送する準備駆動中の搬送時間を測定し、搬送時間
が予め定めた目標時間と一致するように又は接近するよ
うに振動部11の大振幅振動の振幅を変更するものであ
る。これにより、所定のタイミングの時に、物品が先端
位置に到達するようにできると共に、物品の性状等が変
化しても、樋状部13の先端位置b付近に存在する物品
の重量を略一定に維持することができ、これにより略一
定重量の物品を供給ホッパ6に供給することができる。
図1に示す34は、第1演算部である。第1演算部34
は、物品が樋状部13の先端位置bに存在しないときに
インバータ17が出力するHレベルの信号を受信して、
そのHレベルの信号を受信したと時から物品が先端位置
bに到達することによりインバータ17が出力するLレ
ベルの信号を受信するまでの搬送時間と目標時間とを比
較して、搬送時間が目標時間に対してどれだけ長いか若
しくは短いかのデータを算出する。そして、このデータ
に基づいて、搬送時間が目標時間に一致又は接近するよ
うに、振動部11の振幅を変更する信号を大振幅発生回
路14に供給する。例えば、搬送時間が目標時間よりも
時間Lだけ長いときは、その長い時間Lだけ短くするよ
うに、振動部11の振幅を元の振幅に対してその時間L
と対応する予め定めた振幅だけ加算した振幅(この振幅
は、元の振幅よりも大きい。)に変更する。
【0025】ただし、上記実施例の直進フィーダ22に
よると、樋状部13上の物品を先端位置bまで搬送する
ときの振動の振幅を大振幅とし、樋状部13から供給ホ
ッパ6に物品を搬出するときの振動の振幅を小振幅とし
たが、いずれのときも同一の振幅の振動とすることがで
きる。
【0026】そして、図1に示すユニットDを設け、計
量ホッパ2に供給される物品の重量が供給目標重量とな
るようにフィードバック制御したが、ユニットDを設け
ていない物品供給装置とすることができる。
【0027】また、計量ホッパ2に供給される物品の重
量が供給目標重量となるように、図1に示すユニットD
を設け、振動部11の振動の時間及び振動の振幅を変更
するようにしたが、振動の時間及び振幅の両方を変更せ
ずに、振動部11の振動の時間だけを変更してもよい
し、振動の振幅だけを変更してもよい。
【0028】そして、図1に示すユニットEを設け、樋
状部13上の物品が先端位置bに到達するまでの時間が
所定の目標時間となるようにフィードバック制御した
が、ユニットEを設けていない物品供給装置とすること
ができる。
【0029】更に、図1に示すユニットA、B、C、
D、Eを構成する論理回路をマイクロコンピュータ及び
マイクロコンピュータを動作させるためのプログラムに
置き換えることができる。
【0030】
【発明の効果】第1の発明によると、物品検出器が樋状
部の物品搬出側の所定位置に物品が存在しているか否か
を監視し、物品が存在していなければ物品が所定位置に
到達するまで振動部を駆動させる。従って、この物品供
給装置によって例えば供給ホッパに物品を供給するとき
は、即座に(確実に)物品を供給することができるとい
う効果がある。そして、供給ホッパに物品を供給しよう
としたときに、万一、物品が樋状部の搬出側の所定位置
に存在していない場合であっても、物品が所定位置に搬
送された時に物品を供給ホッパに供給することができる
ので、供給ホッパに物品が供給されていないという事態
を従来よりも高い確率で避けることができるという効果
がある。
【0031】第2の発明によると、樋状部の物品搬出側
の所定位置に物品が存在していない状態では、樋状部の
物品搬入側から物品搬出側に向かって物品を比較的速や
かに搬送されるように振動部を駆動させることができ、
物品が所定位置に到達すると、振動部の振動を停止させ
るので、この物品供給装置によって例えば供給ホッパに
物品を供給するとき、即座に(確実に)物品を供給する
ことができるという効果がある。そして、搬出側の所定
位置に物品が存在する状態で、供給ホッパに物品を供給
するとき、樋状部上の物品が比較的ゆっくりと物品搬出
側から搬出するように振動部を駆動させるので、供給目
標重量(所望重量)と一致する、若しくは供給目標重量
に近い重量の物品を供給ホッパに供給することができる
という効果がある。そして、物品をゆっくりと供給ホッ
パに供給することができるので、特に、例えば肉片等の
ように搬送することが困難な塊状物品、又は、少量(又
は少数)の物品を供給ホッパに供給するときでも、正確
な重量(又は個数)の物品を供給することができる。
【0032】第3の発明によると、第1又は第2の発明
において、樋状部の物品搬出側から搬出される物品の重
量と予め定めた供給目標重量とを比較して、その物品の
重量が供給目標重量に一致するように、又は接近するよ
うに、振動部が駆動する時間及び振動の振幅の2つの要
素のうちいずれか一方の要素、若しくは両方の要素を変
更することができる。従って、この物品供給装置によっ
て例えば供給ホッパに物品を供給するとき、常に略供給
目標重量の物品を供給することができるという効果があ
る。即ち、実施例のように組合せ秤に適用すると、各供
給ホッパに略供給目標重量の物品を供給することができ
るので、組合せ秤の所謂組合せ計量の計量精度の向上を
図ることができるという効果がある。
【0033】第4の発明によると、第1又は第2の発明
において、樋状部の物品搬入側から物品搬出側の略所定
位置に物品が搬送されるまでの搬送時間と予め定めた目
標時間とを比較して、その搬送時間が目標時間に一致す
るように、又は接近するように振動部が発生する振動の
振幅を変更することができるので、物品を常に略目標時
間で所定位置に搬送することができる。従って、この物
品供給装置によって例えば供給ホッパに物品を所定のタ
イミングで供給しようとするとき、そのタイミングの時
に物品が所定位置に存在しているので、常に略所定のタ
イミングで物品を供給することができるという効果があ
る。更に、上記のように物品を略目標時間で所定位置に
搬送するように制御することができるので、物品の性状
等が変化しても、樋状部の所定位置付近に存在する物品
の量を略一定に維持することができ、これにより略一定
重量の物品を供給ホッパに供給することができるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る物品供給装置を動作
させるための論理回路を示す図である。
【図2】同実施例の物品供給装置を適用した組合せ秤の
概略図である。
【図3】同実施例の物品供給装置の各種出力信号を示す
図である。
【図4】従来の物品供給装置の部分省略縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 制御回路 11 振動部 13 樋状部 16 物品検出器 27 供給ホッパ空メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/14 101 B65G 27/00 - 27/34 G01G 19/387

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品搬送用の樋状部と、この樋状部に振
    動を与える振動部と、上記樋状部の物品搬出側の略所定
    位置に物品が存在しないことを検出したとき上記振動部
    に準備駆動信号を供給する物品検出器と、上記樋状部の
    物品搬出側から物品を搬出させることを要求する要求信
    号を生成する供給信号発生部と、上記物品検出器が物品
    を検出していない状態で上記供給信号発生部が上記要求
    信号を生成したときその要求信号が生成された旨の所定
    の信号を記憶する記憶部と、この記憶部が上記所定の信
    号を記憶している状態で上記供給信号発生部が次回の要
    求信号を生成するまでに上記物品検出器が物品を検出し
    たときに上記振動部を駆動するために上記振動部に要求
    駆動信号を供給する駆動信号発生部と、を具備すること
    を特徴とする物品供給装置。
  2. 【請求項2】 物品搬送用の樋状部と、この樋状部に振
    動を与える振動部と、上記樋状部の物品搬出側の略所定
    位置に物品が存在しないことを検出したとき上記樋状部
    上の物品が上記物品搬出側の上記略所定位置まで比較的
    速やかに搬送されるように上記振動部を駆動させる準備
    駆動信号を上記振動部に供給する物品検出器と、上記樋
    状部の物品搬出側から物品を搬出することを要求する要
    求信号を生成する供給信号発生部と、上記物品検出器が
    物品を検出している状態で上記供給信号発生部が上記要
    求信号を生成したとき上記樋状部上の物品が上記物品搬
    出側の上記略所定位置を通って比較的ゆっくりと搬出さ
    れるように上記振動部を駆動させる要求駆動信号を上記
    振動部に供給する駆動信号発生部と、を具備することを
    特徴とする物品供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の物品供給装置に
    おいて、上記樋状部の物品搬出側から搬出される物品の
    重量と予め定めた供給目標重量とを比較してその物品の
    重量が上記供給目標重量に一致するように、又は接近す
    るように上記要求駆動信号により上記振動部が駆動する
    時間及び上記振動部が発生する振動の振幅の2つの要素
    のうちいずれか一方の要素若しくは両方の要素を変更す
    る要素変更部を設けたことを特徴とする物品供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の物品供給装置に
    おいて、上記樋状部の物品搬出側の所定位置に物品が存
    在していないことを上記物品検出器が検出したときか
    ら、上記樋状部の物品搬出側の上記所定位置に物品が搬
    送されて上記物品検出器が物品を検出するまでの搬送時
    間と予め定めた目標時間とを比較してその搬送時間が上
    記目標時間に一致するように、又は接近するように上記
    準備駆動信号により上記振動部が発生する振動の振幅を
    変更する振幅変更部を設けたことを特徴とする物品供給
    装置。
JP16374192A 1992-05-28 1992-05-28 物品供給装置 Expired - Fee Related JP3188759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16374192A JP3188759B2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 物品供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16374192A JP3188759B2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 物品供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05330632A JPH05330632A (ja) 1993-12-14
JP3188759B2 true JP3188759B2 (ja) 2001-07-16

Family

ID=15779801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16374192A Expired - Fee Related JP3188759B2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 物品供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3188759B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024563A (ja) * 2011-07-14 2013-02-04 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2484593A1 (en) * 2011-02-04 2012-08-08 Cabinplant International A/S An apparatus for conveying and selectively discharging products
JP5669096B2 (ja) * 2011-02-21 2015-02-12 大和製衡株式会社 組合せ秤
JP5669097B2 (ja) * 2011-02-21 2015-02-12 大和製衡株式会社 組合せ秤
JP5752443B2 (ja) * 2011-03-01 2015-07-22 大和製衡株式会社 組合せ秤
JP5723196B2 (ja) * 2011-04-01 2015-05-27 大和製衡株式会社 組合せ秤
JP5701670B2 (ja) * 2011-04-26 2015-04-15 大和製衡株式会社 組合せ秤
JP5755498B2 (ja) * 2011-05-20 2015-07-29 大和製衡株式会社 組合せ秤
JP5808957B2 (ja) * 2011-06-15 2015-11-10 大和製衡株式会社 組合せ秤
JP6062237B2 (ja) * 2012-12-27 2017-01-18 大和製衡株式会社 組合せ秤
CN104512718A (zh) * 2014-12-07 2015-04-15 重庆乐嚼食品有限公司 用于物品供给的自动控制装置
JP3197141U (ja) * 2015-02-09 2015-04-23 株式会社イシダ 組合せ計量装置
JP7130335B2 (ja) * 2018-12-14 2022-09-05 大和製衡株式会社 組合せ計量装置
JP7220952B2 (ja) * 2018-12-14 2023-02-13 大和製衡株式会社 組合せ計量装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024563A (ja) * 2011-07-14 2013-02-04 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05330632A (ja) 1993-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3188759B2 (ja) 物品供給装置
AU742997B2 (en) Loss-in-weight feeder control
CA1264697A (en) Apparatus and method for producing weighed batches of aligned elongated articles
US4515231A (en) Combinatorial weighing apparatus with serial weighing operations
EP0640814B1 (en) Combinational weighing or counting with enhanced combination probability
JP4245909B2 (ja) 組合せ計量装置
JP5436835B2 (ja) 供給装置及び該供給装置を備えるワーク搬送システム
JP5400360B2 (ja) 組合せ計量装置
JP7081795B2 (ja) 搬送装置及び組合せ計量装置
JP4245903B2 (ja) 組合せ計量計数装置
JPH06219529A (ja) 振動制御装置およびその装置が用いられた振動式物体搬送装置および振動式物体供給装置
JP2710494B2 (ja) 搬送スクリューの制御方法
JP3406662B2 (ja) 自動計量装置
JP3195094B2 (ja) 多段階重量選別機
ATE71722T1 (de) Zufuehreinrichtung fuer waegegueter an abfuellwaagen.
JP2007204179A (ja) 粉粒体のレベル制御方法および装置
JPS6135933Y2 (ja)
JPS60179616A (ja) 組合せ秤
JP2990463B2 (ja) 組合せ計量装置
WO2023105571A1 (ja) 組合せ計量装置
JP2019035601A (ja) トラフ、供給フィーダ及び計量装置
JP2004352395A (ja) 部品整列供給装置及び方法
JP6647568B2 (ja) 組合せ計量装置
JP2973584B2 (ja) 物品定重量収集装置
JP2004191234A (ja) 組合せ計量装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010501

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees