JP3188355B2 - 同軸ケーブル用接続コネクタ装置 - Google Patents

同軸ケーブル用接続コネクタ装置

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JP3188355B2
JP3188355B2 JP00558794A JP558794A JP3188355B2 JP 3188355 B2 JP3188355 B2 JP 3188355B2 JP 00558794 A JP00558794 A JP 00558794A JP 558794 A JP558794 A JP 558794A JP 3188355 B2 JP3188355 B2 JP 3188355B2
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刀 寿 和 帯
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に屋内屋外の壁
面に設置されるアンテナの出力用同軸ケーブルを接続す
るためのコネクタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の壁面設置型アンテナの出力
用同軸ケーブル接続装置の構成を示している。図2にお
いて、21は内部にメイン基板22を内蔵したシールド
ケース、23は中継基板、24は取付ねじ25および2
6により同軸ケーブル27を圧接続しているケーブル取
付金具であり、中継基板23に一体化されて接続されて
いる。また、28は内部接続コードであり、中継基板2
3とメイン基板22を接続している。これらはシャーシ
29に取り付けられ、同軸ケーブル27を通した取付ベ
ース30に重られ、その上に化粧ケース31が被せられ
てねじ32で固定される。
【0003】このように、上記従来例では、アンテナを
壁面に設置する場合には、現場において同軸ケーブル2
7を取付ベース30に通した上でケーブル取付金具24
に接続し、内部接続コード28を通してメイン基板22
に接続される。またメイン基板22と中継基板23の2
枚に分けることで、同軸ケーブル27の取付作業を簡素
化し、中継基板23のコスト低減を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアンテナ出力用同軸ケーブル接続装置では、同軸ケ
ーブル27が一度中継基板23に中継されてメイン基板
22に接続されるため、内部接続コード28と中継基板
23が必要になり、また取付工事における作業性・サー
ビス性が悪いという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であり、中継基板と内部接続コードを廃止して、組み立
てを簡素化した優れた同軸ケーブル用接続コネクタ装置
を提供することを目的とする。
【0006】本発明は、上記目的を達成するために、同
軸ケーブルを固定するため部材にコネクタ接続用端子
部を設けるとともに、メイン基板にコネクタ受けを設
け、同軸ケーブルをコネクタ接続でメイン基板に接続で
きるようにし、さらに、前記コネクタ部と前記コネクタ
受けを着脱可能にしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】したがって、本発明によれば、同軸ケーブルを
固定した部材のコネクタ端子部にメイン基板上のコネク
タ受けを直接接続することにより、中継基板と内部接続
コードを廃止でき、組み立てを簡素化して組立作業を向
上させることができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における同軸ケー
ブル用接続コネクタ装置の構成を示し、図2は同装置に
おける取付ベースの断面図である。図2において、1は
取付ベース、2はケーブル取付金具、3は締付金具であ
り、取付ベース1の中で同軸ケーブル7の先端アース部
分を上下から挟んで取付ねじ14で圧接合している。同
軸ケーブル7の先端芯線部は、ケーブル受け4に圧入さ
れている。ケーブル受け4の他端部には、ピン状のコネ
クタ接続用端子部4a(ホット)が設けられ、その外側
には絶縁リング5が挿入され、さらにその外側には、ケ
ーブル取付金具2の他端部に設けられたリング状のコネ
クタ接続用端子2a(アース)が挿入されてコネクタ部
を形成している。このコネクタ部の上には、端子カバー
6が被せられてコネクタ部を保護している。絶縁リング
5は、コネクタ接続用端子部2a、4aの接触によるシ
ョートを防いでいる。
【0009】図1において、8は下ケース、9は上ケー
ス、10はメイン基板、11はアンテナポール、12は
化粧ケースである。メイン基板10は、下ケース8と上
ケース9に挟まれて保持され、下ケース8の穴部よりコ
ネクタ接続端子部2a、4aに着脱されるコネクタ受け
10aを備え、取付ねじ13によって上ケース9が取付
ベース1に固定される。またアンテナポール11は、メ
イン基板10に接続され、化粧ケース12は、上ケース
9と下ケース8を間にして取付ベース1に嵌め込まれ
る。
【0010】このように、上記実施例によれば、メイン
基板10と同軸ケーブル7がコネクタ接続用端子部2a
と4aを介するだけで接続されるため、中継基板や内部
接続コードを削除することができるという利点を有す
る。また、メイン基板10は、上ケース9および下ケー
ス8に固定されているため、取付工事においては取付ベ
ース1から自動的に上ケース9および下ケース8と一体
で外され、同軸ケーブル7の配線作業での損傷を防ぐ効
果を有する。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、以下に示す効果が得られるものである。 (1)同軸ケーブルをコネクタを介してメイン基板に接
続するため、接続方法を簡素化でき、組立作業性を向上
することができる。 (2)メイン基板が上ケースおよび下ケースと一体で外
れるため、壁面への取付作業時にメイン基板の損傷を防
ぐことができ、取付作業性・サービス性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における同軸ケーブル用接続
コネクタ装置の分解斜視図
【図2】同装置における取付ベースの断面図
【図3】従来例における同軸ケーブル用接続コネクタ装
置の分解斜視図
【符号の説明】
1 取付ベース 2 ケーブル取付金具 2a コネクタ接続用端子部 3 締付金具 4 ケーブル受け 4a コネクタ接続用端子部 5 絶縁リング 6 端子カバー 7 同軸ケーブル 8 下ケース 9 上ケース 10 メイン基板 10a コネクタ受け 11 アンテナポール 12 化粧ケース 13、14 取付ねじ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−246874(JP,A) 実開 平3−8881(JP,U) 実開 平2−49074(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/02 H01R 9/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナポールが接続されるべきメイン
    基板と、前記メイン基板を保持したケースと、前記ケー
    スを固定する取付ベースと、前記メイン基板に設けら
    れ、前記取付ベースに信号を接続するコネクタ受けと、
    前記取付ベースに設けられ、同軸ケーブルのアース部を
    接続したケーブル取付金具と、前記同軸ケーブルの芯線
    部を接続したケーブル受けと、前記ケーブル受けの他端
    部に設けられた第1のコネクタ接続用端子部、前記第1
    のコネクタ接続用端子部の外側に設けられた絶縁リン
    グ、および前記絶縁リングの外側で前記ケーブル取付金
    具の他端部に設けられた第2のコネクタ接続用端子部を
    有するコネクタ部とを備え、前記コネクタ部と前記コネ
    クタ受けが着脱可能に設けられたことを特徴とする同軸
    ケーブル用接続コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 メイン基板が上ケースと下ケースとによ
    り挟持されている請求項1記載の同軸ケーブル用接続コ
    ネクタ装置。
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