JP3188304U - 排尿器具 - Google Patents

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JP3188304U JP2013006155U JP2013006155U JP3188304U JP 3188304 U JP3188304 U JP 3188304U JP 2013006155 U JP2013006155 U JP 2013006155U JP 2013006155 U JP2013006155 U JP 2013006155U JP 3188304 U JP3188304 U JP 3188304U
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清二郎 清道
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Abstract

【課題】常時装着可能で、かつ、携行可能であって、頻尿や尿失禁などの蓄尿障害に対応可能な排尿器具を提供する。
【解決手段】ペニスカバー2と、前記ペニスカバーに一端が接合された排尿パイプ3と、前記排尿パイプの他端が接合された貯尿容器4とを備える排尿器具であって、前記ペニスカバーと前記排尿パイプとが着脱可能であり、前記排尿パイプと前記貯尿容器とが着脱可能であり、固定用ベルト5と、前記ペニスカバーを前記固定用ベルトに繋ぐ吊紐6とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、携行可能な排尿器具に関する。
病院や介護を必要とする家庭で使用される排尿器具としては、ガラス製のしびんが用いられていた。これは、「寝たきり」や「身体不自由者の就寝時」の使用を主体として考えられたもので、頻尿でありながら出歩いて活動する者が、携行して使用することに適したものではなかった。
そのため、近年では、ガラス製のしびんに代わり、使い捨てのものが考案されている(特許文献1、2参照)。しかし、特許文献1に開示されたものは自動車、船等の乗物において使用されるものであり、特許文献2に開示されたものは小児用の採尿袋に関わるものであり、いずれも、健常者を対象とし、常時装着し携行して用いるためのものではない。
このため、短時間で頻繁に排尿の欲求が起こり排尿する頻尿や、尿失禁(尿漏れ)などの蓄尿障害に対しては、装着するまでに排尿してしまう事があり、適したものではなかった。
一方、特許文献3に開示される排尿器具は、ホース状ポリ袋を採用したもので、常時装着可能で、頻尿や尿失禁などの蓄尿障害にも対応可能なものである。しかし、長さが約50cmのホース状ポリ袋であり、出歩いて活動する際に携行して用いることには適していない。
登録実用新公報案第3025713号 登録実用新案公報第3017826号 特開2010−264212号公報
本考案は、常時装着可能で、かつ、携行可能であって、頻尿や尿失禁などの蓄尿障害に対応可能な排尿器具を提供することを課題とする。
本考案は、ペニスカバーと、前記ペニスカバーに一端が接合された排尿パイプと、前記排尿パイプの他端が接合された貯尿容器とを備える排尿器具であって、前記ペニスカバーと前記排尿パイプとが着脱可能であり、前記排尿パイプと前記貯尿容器とが着脱可能であり、固定用ベルトと、前記ペニスカバーを前記固定用ベルトに繋ぐ吊紐とを備えることを特徴とする、排尿器具である。
これによれば、排尿器具を常時装着でき、頻尿や尿失禁などの蓄尿障害者に対応可能である。
また、本考案は、前記ペニスカバーの根元部分をペニスに固定する縛り紐を備えることを特徴とする、排尿器具である。
これによれば、ペニスカバーをペニスに常時装着することで、排尿器具からの尿漏れを防止できる。
また、本考案は、前記貯尿容器を脚に固定する装着ベルトを備えることを特徴とする排尿器具である。
これによれば、排尿器具を装着した場合に、確実に貯尿容器を固定することができ、自由に移動することができる。
また、本考案は、前記貯尿容器を前記排尿パイプの延伸方向と垂直な方向で切断した断面の形状が、脚に接合する凹部を有することを特徴とする排尿器具である。
これによれば、貯尿容器を脚に装着してその上からズボンを穿いても、装着していることが目立つことはない。
また、本考案は、前記貯尿容器の内部に、該貯尿容器の内部の空間を前記排尿パイプの延伸方向と略平行な方向に仕切る仕切板を備えることを特徴とする排尿器具である。
これによれば、貯尿容器に貯尿した場合に、歩く際に尿の揺れる音が生じることや、尿の揺れによって歩行を妨げる力が生じて歩きにくくなることがない。
また、本考案は、前記貯尿容器を収納する箱を備えることを特徴とする排尿器具である。
これによれば、例えば車いすを用いる場合に、貯尿容器を車いすに装着した箱に収納して、容易に移動することができる。
また、本考案は、前記貯尿容器の容量が500ml〜600mlであることを特徴とする排尿器具である。
これによれば、一般的に成人男性の1回当たりの排尿量は、250ml〜300mlであることから、2回分の尿を貯尿することができる。1回分の排尿をした後も続けて使用でき、出歩いて長時間の活動を行うことができる。
本考案の排尿器具は、常時装着可能で、かつ、携行可能である。頻尿や尿失禁などの蓄尿障害を患っていても、トイレの心配をする必要が小さくなる。
蓄尿障害の為に、トイレの心配なく旅行や会食などに出かけることができ、躊躇せずに活動でき、精神的苦痛からも解放され得る。
図1は、排尿器具の全体構成図である。(実施例1) 図2は、排尿器具の装着例である。(実施例1) 図3は、排尿器具の全体構成図である。(実施例2) 図4は、貯尿容器の斜視図である。(実施例2) 図5は、仕切板の設置状態を示す貯尿容器の断面図である。(実施例2) 図6は、車椅子における利用例を示す図である。(実施例3)
以下、本考案の実施形態を、説明する。
図1に、排尿器具の全体構成を示す。排尿器具1は、主な部品として、ペニスカバー2、排尿パイプ3、貯尿容器4及び収納袋43を備える。
排尿パイプ3は、その一端がペニスカバー2に着脱可能に接合され、他端が貯尿容器4に着脱可能に接合されている。また、ペニスカバー2は、固定ベルト5に吊紐6によって繋がれ、ペニスカバー2には、ペニスカバー固定紐22が取り付けられている。
ペニスカバー2は、筒状であり、排尿パイプ3に接合される一端は、その筒の太さがその一端に向かって細くなっている。これにより、尿がスムーズに排尿パイプに流れる。また、ペニスカバー2は、その根元部の材質として柔らかなものを選択すると、装着感が良好となり、また、体に沿うので、外見も良好となる。一方、ペニスカバー2の根元部に柔軟な材質を採用すると、ペニスを挿入したときにペニスへの密着性が向上する。また、ペニスカバー2の根元部分をペニスに固定する縛り紐21を備えても良い。
貯尿容器4は、600ml(500ml〜600mlの範囲で使用者に応じて設計できるが、本実施例では600mlとする。)の容量を備えている

健常な成人男性の1日当たりの排尿量は、一般的に約1,500mlであり、通常、一日に5〜6回に分けて排尿される。1回に250ml〜300mlの尿を排尿していることとなる。頻尿や尿失禁等の蓄尿障害の患者も排尿の頻度が高いだけで排尿量は同等である。貯尿容器4が600mlの容量を備えていれば、健常者の2回分の排尿量を貯尿でき、貯尿された尿を処分せずに8時間程度の連続使用が可能である。処理が煩わしいということはない。
なお、貯尿容器4は、専用の容器だけでなく、例えば、空の飲料用ペットボトルを利用することも可能である。
収納袋43は、布などを縫製した下端が閉じた筒状であって、600mlの貯尿容器4を収納し得る大きさを有する。また、収納袋43は、固定用ベルト5に着脱可能に取付けられた収納袋吊り紐45により吊り下げられ、収納袋43は、収納袋吊り紐45と着脱可能に取付けられている。また、収納袋43には、収納袋固定紐46が取り付けられている。
次に、装着方法について、説明する。図2に、装着済みの状態を示す。(A)は前方から、(B)は後方から見た図である。この状態に向けて、以下の手順で装着する。
まず、固定ベルト5を、ペニスカバーが体の前に来るようにして、排尿器具1の装着者の胴部に巻き付け、胴部に固定する。固定ベルト5として、両面ファスナーを用いたものを用いると、固定ベルト5を装着者の体形に合わせて長さを容易に調整することができ、好ましい。しかし、長さ調整が可能で容易に固定できるベルトであれば、いかなるものであってもよい。
次に、ペニスカバー2にペニスを挿入して装着する。吊り紐6の位置と長さを調節してペニスカバー2が容易に外れないようにし、その後に、縛り紐21をペニスの周囲に回したうえで縛ってペニスカバー2をペニスに固定する。ペニスカバー2が抜け落ちることがなくなるとともに、ペニスカバー2がペニスに密着することから、歩行時等であっても、ペニスカバー2からの尿漏れを防止できる。
次に、ペニスカバー2と固定用ベルト5を繋ぐ固定紐22を臀部から腰に廻し、固定ベルト5に固定する。
次に、排尿パイプ固定紐31を装着者の脚部に巻き付けて固定し、排尿パイプ3を固定することで装着が完了する。
この際、図2(B)に示すように、排尿パイプ3を脚の後側の膝より下の箇所に固定することが好ましい。こうすることにより、歩行時、起立時、座位時のいずれにおいても排尿パイプ3がペニスカバー2の下方に存在し、排尿パイプ3の尿の逆流を防止することができる可能性が高い。
歩行時、起立時、座位時のいずれにおいても足首が膝よりも下に存在し、排尿パイプ3のペニスから膝までの部分を、ペニスから膝にかけて順次に下方になるようにすれば排尿パイプ3全体として逆流が防止される。座位時が問題となるが、脚の後側の膝の裏部は、膝小僧部よりも下方にあり、ペニスから脚の後側の膝の裏部にかけて順次に下方になる可能性が高い。排尿パイプ3を脚の後側に固定することで、脚の後側の膝の裏部を通すことが容易である。
むろん、座位時の姿勢に依存し、また歩行時、起立時、座位時以外の姿勢において、排尿パイプ3の尿の逆流を防止するための排尿パイプ3の固定位置は相違する。この点は、使用状況によって固定位置を定めればよい。外出しての使用は歩行時、起立時、座位時(ペニスから脚の後側の膝の裏部にかけて順次に下方になるような角度の座位時)が多いと思われ、排尿パイプ3を脚の後側の膝より下の箇所に固定することが効果的である。
歩行時、起立時、座位時、その他出歩いての活動時に排尿器具1を使用する場合は、図1に示した収納袋43に貯尿容器4を収容して使用することができる。
就寝時に排尿器具1を使用する場合には、貯尿容器4を布団の外に出すなどして、就寝を妨害しないようにするのがよい。なお、排尿器具1を装着して就寝した装着者が寝返りをしたことにより、貯尿容器4が装着者の体の下敷きとなっても、潰れない程度の硬さを持った素材を選択することが好ましい。
本実施例は、貯尿容器4を脚に取り付けるものである。
図3に、排尿器具の全体構成を示す。排尿器具1は、主な部品として、ペニスカバー2、排尿パイプ3、貯尿容器4及び装着ベルト41を備える。ペニスカバー2、排尿パイプ3及び貯尿容器4は、実施例1と同一である。収納袋43に替えて装着ベルト41を備える点が実施例1との相違である。
図4に、貯尿容器を示す。(A)は貯尿容器4の斜視図である。貯尿容器4は、脚に接合する凹部44を有し、装着時に下脚に沿って装着できる。
(B)は貯尿容器4を脚7に装着した状態を示す図である。装着ベルト41によって、貯尿容器4を着脱可能に装着者の下脚に固定する。貯尿容器4が歩行の障害とならず、貯尿容器4を脚に装着してその上からズボンを穿いても、装着していることが目立たない。
図5に、仕切板の設置状態を示す貯尿容器の断面図を示す。図は、脚7に垂直な方向(図4における左右方向)の断面図である。貯尿容器4は、仕切板42を備え、内部の空間が仕切られている。貯尿された尿が小分けされるので、歩いて脚7が揺動しても尿が大きく動くことがない。歩く際に尿の揺れる音が生じることや、尿の揺れによって歩行を妨げる力が生じて歩きにくくなることがない。
装着ベルト41の素材は、弾性体、例えばゴム紐又はゴム製ベルトであると、伸縮自在に貯尿容器を装着者の下脚に固定でき、好ましい。なお、装着ベルト41を貯尿容器4に着脱可能なものとすることにより、貯尿容器を専用の容器とせずに緊急の場合には空の飲料用ペットボトルなどを利用できる。
次に、排尿器具1の装着方法を示す。ペニスカバー2、排尿パイプ3及び固定ベルト5の装着方法は、実施例1と同一である。
排尿器具1の装着者の脚に固定後、装着ベルト41を用いて貯尿容器4を装着者の下脚に固定する。確実に下脚に固定することができる。
本実施例は、貯尿容器4を車椅子に取り付けるものである。
実施例1における収納袋43に替えて、箱43に貯尿容器4を収納する。箱43は、上面が開放され、下面が閉じられた円柱状又は直方体であって、フック又は着脱紐が取り付けられている。
排尿器具1は、車いすを使用する場合に用いられ、その装着方法は、実施例1と同様である。
図6に車椅子における利用例を示す。車いすのシャーシ8に箱43をフック又は着脱紐を用いて取付けた後、装着者が排尿器具を装着して車いすに着座し、貯尿容器4を箱43に収納する。貯尿容器4を箱43に収納することにより、装着者は、下脚に貯尿容器4を装着することから解放され、快適に車いすで移動することができる。
常時装着可能で、かつ、携行可能な排尿器具であり、頻尿や尿失禁(尿漏れ)などの蓄尿障害患者による利用が考えられる。
1…排尿器具
2…ペニスカバー
3…排尿パイプ
4…貯尿容器
5…固定用ベルト
6…吊り紐
7…脚
8…車椅子のシャーシ
21…縛り紐
22…固定紐
31…排尿パイプ固定紐
41…装着ベルト
42…仕切板
43…収納袋
44…凹部
45…収納袋吊り紐
46…収納袋固定紐

Claims (7)

  1. ペニスカバーと、
    前記ペニスカバーに一端が接合された排尿パイプと、
    前記排尿パイプの他端が接合された貯尿容器とを備える排尿器具であって、
    前記ペニスカバーと前記排尿パイプとが着脱可能であり、
    前記排尿パイプと前記貯尿容器とが着脱可能であり、
    固定用ベルトと、前記ペニスカバーを前記固定用ベルトに繋ぐ吊紐とを備えることを特徴とする、排尿器具。
  2. 前記ペニスカバーの根元部分をペニスに固定する縛り紐を備えることを特徴とする、請求項1に記載の排尿器具。
  3. 前記貯尿容器を脚に固定する装着ベルトを備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の排尿器具。
  4. 前記貯尿容器を前記排尿パイプの延伸方向と垂直な方向で切断した断面の形状は、脚に接合する凹部を有することを特徴とする、請求項3に記載の排尿器具。
  5. 前記貯尿容器の内部に、貯尿容器の内部の空間を前記排尿パイプの延伸方向と略平行な方向に仕切る仕切板を備えることを特徴とする、請求項3又は4に記載の排尿器具。
  6. 前記貯尿容器を収納する箱を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の排尿器具。
  7. 前記貯尿容器の容量が500ml〜600mlであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の排尿器具。
JP2013006155U 2013-10-28 排尿器具 Expired - Lifetime JP3188304U (ja)

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JP3188304U true JP3188304U (ja) 2014-01-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020199243A (ja) * 2019-06-05 2020-12-17 合同会社向伸 尿受け装置

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