JP3188275U - 仮設足場用の単管伸縮式手摺及び該単管伸縮式手摺を備える仮設足場 - Google Patents

仮設足場用の単管伸縮式手摺及び該単管伸縮式手摺を備える仮設足場 Download PDF

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Abstract

【課題】隣り合う建枠間の寸法の大小の相違に柔軟に対応して簡略容易に、かつ、迅速に仮設足場におけるストレート部、コーナー部を問わず当該建枠間に取り付けでき、交差筋交が位置する垂直面領域からの作業者の転落防止機能も発揮し、更に、保管や運搬にも便利である仮設足場用の単管伸縮式手摺を提供する。
【解決手段】仮設足場用の単管伸縮式手摺は、建設現場等における仮設足場用の単管伸縮式手摺1であって、中空の外管3と、この外管3の開口内に伸縮可能に嵌入するとともに、他端部側を外管3の開口よりも外方に突出させる内管4と、を具備する単管伸縮式の手摺具本体2と、外管3の一端部等に設けた取り付け口5に取り付けた先端クランプ11と、内管4の一端部等に設けた取り付け口6取り付けた先端クランプ12と、を有するものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、隣り合う建枠間の寸法の大小の相違に柔軟に対応して簡略容易に、かつ、迅速に仮設足場におけるストレート部、コーナー部を問わず当該建枠間に取り付けでき、交差筋交が位置する垂直面領域からの作業者の転落防止機能も発揮し、更に、保管や運搬にも便利である仮設足場用の単管伸縮式手摺及び該単管伸縮式手摺を備える仮設足場に関するものである。
従来、ビルディング等の建築工事現場等においては、例えば建築物の外壁に沿って建築工事に携わる作業者用の仮設足場を構築し、この仮設足場を利用して建築物の外壁工事作業等を実行するようにしている。
この場合、建築物の全幅や高さに応じて、仮設足場用の建枠を左右方向、上下方向に所要数連結して組み立て、高層階にわたり、かつ、建築物の周りを囲むようにして大きな四角形状を呈し四隅にコーナー部を含む仮設足場とするものである。
このような仮設足場の従来例について、図4、図5を参照して概説する。
図4は従来の最上階を4階とした仮設足場51のストレート部分を概略的に示すものである。
従来のこのような仮設足場51は、建物の外壁方向に沿って平行配置したベース板52、52上に、所要数の鳥居型建枠53を一定間隔を隔てつつ垂直、かつ、平行に配置し、隣り合う鳥居型建枠53を交差筋交54を用いて固定連結する。
そして、隣り合う鳥居型建枠53の各上端連結杆53b間に各足場板55をフック係合により順に配置して、各足場板55が建物の外壁方向に連なる2階用の水平な足場61Aを構築する。
3階用、4階用の水平な足場61B、61Cについても上述した場合と同様にして所要数の鳥居型建枠53、交差筋交54を用いて構築する。
また、隣り合う鳥居型建枠53間に連結される交差筋交54の部分には、足場床55の位置から所定の高さ(例えば85cm)となる配置で、作業者の転落防止用の例えば単管式パイプ56が隣り合う鳥居型建枠53間にクランプ結合で連結する態様で取り付けられる。
更に、上述した仮設足場51と同様な仮設足場51Aを両者の隅部を直交する状態で付き合わせ、図5に部分的に示すような作業者用の足場板55の領域が直角状態に連なるコーナー部71も設けられる。
なお、図5中、59は壁つなぎ材、72は仮設足場51、仮設足場51Aが周囲に配置される建物である。
前記単管式パイプ56は、図6に示すように、例えば鋼管パイプ等からなり、この単管式パイプ56を各々隣り合う鳥居型建枠53に連結することで、手摺としての機能を発揮させるものである。
しかしながら、前記単管式パイプ56の長さ寸法は、規格化(900mm、1800mm等)されており、画一的で長さ調整ができないことから、特に、前記コーナー部71の近傍領域において単管式パイプ56を配置する場合、単管式パイプ56の寸法と、隣り合う鳥居型建枠53、53間の寸法が整合せず、この単管式パイプ56が図5に示すように仮設足場51Aの長さ方向に対して斜状配置となってしまう。
この結果、単管式パイプ56が手摺機能を十分に発揮できなくなり、当該部分の図示しないが交差筋交等の領域で大きな隙間が発生し、作業者の転落事故が多発してしまうという問題があった。
特許文献1には、本考案に関連する手摺の技術として、上下一対の横パイプの間に枠組足場の建枠への固定部を有するスライド管が配置されたX手摺り材とY手摺り材をL字型に構成し、X手摺り材の横パイプの所定位置にスリーブ固定用の複数個のピン孔を穿設し、X手摺り材のスライド管の両端のスリーブを、このスリーブに挿通されたピンなどをピン孔に挿通して固定するように構成した枠組足場用コーナーL型手摺が提案されている。
しかし、この枠組足場用コーナーL型手摺の場合も、X手摺り材、Y手摺り材のいずれも伸縮式ではなく長さを伸縮調整できないことから、上述した場合と同様な問題を包含している。
特開平7−247673号公報
本考案が解決しようとする問題点は、隣り合う建枠間の寸法の大小の相違に柔軟に対応して簡略容易に、かつ、迅速に仮設足場におけるストレート部、コーナー部を問わず当該建枠間に取り付けでき、交差筋交が位置する垂直面領域からの作業者の転落防止機能も発揮し、更に、保管、運搬にも便利であるような仮設足場用の単管伸縮式手摺が存在しない点である。
本考案は、建設現場等における仮設足場用の単管伸縮式手摺であって、単管伸縮式とした手摺具本体と、前記手摺具本体の両端に各々着脱式で取り付けた一対の先端クランプと、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、単管伸縮式とした手摺具本体と、手摺具本体の両端に各々着脱式で取り付けた一対の先端クランプとを有する構成の基に、隣り合う建枠間の寸法の大小の相違に柔軟に対応して先端クランプ間の間隔を調整し、簡略容易に、かつ、迅速に仮設足場におけるストレート部、コーナー部を問わず建枠間に取り付け可能で、転落防止機能を発揮するとともに、保管や運搬にも便利である仮設足場用の単管伸縮式手摺を実現し、提供することができる。
請求項2記載の考案によれば、一端部を閉塞し他端部を開口した中空の外管と、この外管の開口内に一端部側を伸縮可能に嵌入するとともに、閉塞した他端部側を前記外管の開口よりも外方に突出させる内管と、を具備する単管伸縮式の手摺具本体と、前記外管の一端部及びその近辺の外管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた外管側の先端クランプと、前記内管の他端部及びその近辺の内管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた内管側の先端クランプとを有する構成の基に、隣り合う建枠間の寸法の大小の相違に柔軟に対応して先端クランプ間の間隔を調整し、簡略容易に、かつ、迅速に仮設足場におけるストレート部、コーナー部を問わず建枠間に取り付け可能で、転落防止機能を発揮するとともに、保管や運搬にも便利である仮設足場用の単管伸縮式手摺を実現し、提供することができる。
請求項3記載の考案によれば、前記請求項2記載の考案の構成に、前記外管に設けた1又は2以上複数個の位置決め固定孔と、当該外管に設けた位置決め固定孔と対応するように前記内管に設けられ、かつ、固定ピン挿通により外管側の先端クランプと、内管側の先端クランプとの間隔を調整固定するための複数個の位置決め固定孔を付加したことにより、隣り合う建枠間の寸法の大小の相違に柔軟に対応して先端クランプ間の間隔を調整し、かつ、外管、内管を位置決め連結して、簡略容易に、かつ、迅速に仮設足場におけるストレート部、コーナー部を問わず建枠間に取り付け可能で、転落防止機能を発揮するとともに、保管や運搬にも便利である仮設足場用の単管伸縮式手摺を実現し、提供することができる。
請求項4記載の考案によれば、前記請求項3記載の考案の構成に加えて、外管の一端よりも内方の内周部に設けた雌ネジと、内管の一端近辺の外周部に設けた外管側の雌ネジに螺合する雄ネジと、を付加したものであるから、請求項3記載の考案と同様な効果を奏し、かつ、外管、内管のネジ結合により両者を一体的として運搬や保管の便宜を図ることができる仮設足場用の単管伸縮式手摺を実現し、提供することができる。
請求項5記載の考案によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の仮設足場用の単管伸縮式手摺において、外管側の先端クランプの取り付け口を異なる位置で3箇所、内管側の先端クランプの取り付け口も異なる位置で3箇所としているので、この単管伸縮式手摺自体の建枠等に対する取り付け態様の多様化を図ることもできる仮設足場用の単管伸縮式手摺を実現し、提供することができる。
請求項6記載の考案によれば、二つの先端クランプ間の間隔を600乃至1000mmの範囲で調整して、取り付け対称箇所である建枠間等に取り付け、上記各考案の諸効果を発揮し得る仮設足場用の単管伸縮式手摺を実現し、提供することができる。
請求項7記載の考案によれば、二つの先端クランプ間の間隔を900乃至1500mmの範囲で調整して、取り付け対称箇所である建枠間等に取り付け、上記各考案の諸効果を発揮し得る仮設足場用の単管伸縮式手摺を実現し、提供することができる。
請求項8記載の考案によれば、前記の効果を奏する単管伸縮式手摺を用いることにより、交差筋交の領域で大きな隙間が発生することが無くなり、作業者の転落事故を確実に防止することが可能となるとともに、コーナー部の近辺領域でも、仮設足場自体の長さ方向に沿って斜状態でなくまっすぐに単管伸縮式手摺を配置できることから、美感の面でも良好な体裁を現出し得る単管伸縮式手摺を備える仮設足場を実現し、提供することができる。
図1は本考案の実施例に係る仮設足場用の単管伸縮式手摺及びその伸縮状態を示す概略説明図である。 図2は本考案の変形例に係る仮設足場用の単管伸縮式手摺及びその伸縮状態を示す概略説明図である。 図3は本実施例に係る単管伸縮式手摺を仮設足場のストレート部及びコーナー部に各々取り付けた状態を示す概略平面図である。 図4は従来の仮設足場のストレート部分を概略的に示す斜視図である。 図5は従来の仮設足場のコーナー部分を概略的に示す概略平面図である。 図6は従来の単管式パイプの概略正面図である。
本考案は、隣り合う建枠間の寸法の大小の相違に柔軟に対応して簡略容易に、かつ、迅速に仮設足場におけるストレート部、コーナー部を問わず当該建枠間に取り付けでき、交差筋交が位置する垂直面領域からの作業者の転落防止機能も発揮し、更に、保管、運搬にも便利である仮設足場用の単管伸縮式手摺を提供するという目的を、建設現場等における仮設足場用の単管伸縮式手摺であって、一端部を閉塞し他端部を開口した中空の外管と、この外管の開口内に一端部側を伸縮可能に嵌入するとともに、閉塞した他端部側を前記外管の開口よりも外方に突出させる内管と、を具備する単管伸縮式の手摺具本体と、前記外管の一端部及びその近辺の外管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた外管側の先端クランプと、前記内管の他端部及びその近辺の内管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた内管側の先端クランプとを有する構成により実現した。
以下、本考案の実施例に係る仮設足場用の単管伸縮式手摺及び該単管伸縮式手摺を備える仮設足場について図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下説明する実施例における単管伸縮式手摺の各部分の寸法は、図示例に限定されるものでないことは勿論である。したがって、本考案に係る仮設足場用の単管伸縮式手摺における各部分の寸法は、実施例、図示例以外の自在な寸法として構成できる。
本実施例に係る単管伸縮式手摺1は、図1に示すように、例えば鋼管等からなり、一端部3aを閉塞し他端部3bを開口した中空の外管3と、この外管3の開口内に一端部4a側を伸縮可能に嵌入するとともに、閉塞した他端部4b側を前記外管3の開口よりも外方に突出させる内管4と、を具備する単管伸縮式の手摺具本体2と、前記外管3の一端部3a及びその近辺の外管外周部に分離配置に設けた例えば3個の取り付け口5のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた外管3側の先端クランプ11と、前記内管4の他端部4b及びその近辺の内管外周部に設けた例えば3個の取り付け口6のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた内管4側の先端クランプ12と、前記外管3、内管4の長さ方向に、各々対応する間隔L(例えばL=100mm)をもって設けられ、ピン挿通により外管3側の先端クランプ11と、内管4側の先端クランプ12との間隔L0を調整固定するための例えば5個ずつの位置決め固定孔14と、前記外管4の一端部3aよりも内方の内周部に設けた雌ネジ15と、前記内管4の一端部4aの近辺の外周部に設けた前記外管3側の雌ネジ15に螺合する雄ネジ16と、を有している。
なお、前記外管3の位置決め固定孔14の設置個数は、1又は2以上複数個として構成できることは勿論である。
前記外管3側の先端クランプ11用の取り付け口5は、前記外管3の一端部3a、一端部3a近くの管壁の一面及び反対側の他面の2箇所で、合計3箇所設けられている。
同様に、前記内管4側の先端クランプ12用の取り付け口6は、前記内管4の他端部4b、他端部4b近くの管壁の一面及び反対側の他面の2箇所で、合計3箇所設けられている。
図1には、前記外管3側の先端クランプ11をその一端部3aに取り付け、前記内管4側の先端クランプ12を内管4の他端部4b近くの管壁の一面に取り付けた状態を示している。
また、本実施例に係る単管伸縮式手摺1は、前記二つの先端クランプ11、12間の間隔L0を、図1上欄に示すL0=600mmと、図1下欄に示すL0=1000mmとの範囲で調整可能としている。
すなわち、図1上欄は、前記内管4を外管3に対して最も深く押し込み、かつ、内管4の雌ネジ15を外管3の雄ネジ16と螺合状態として、最も短寸法(L0=600mm)とした態様を示し、また、図1下欄は、前記内管4を外管3の外方に伸ばして、外管3の最も右側の位置決め固定孔14と、内管4の最も左側の位置決め固定孔14を合致させて、最も長寸法(L0=1000mm)とした態様を示している。
そして、図1下欄に示す状態で、合致させた両位置決め固定孔14、14に、図示しない固定ピンを差し込むことで、前記外管3、内管4をピン結合により位置決め固定するものである。
前記外管3、内管4の別の位置の位置決め固定孔14、14の合致による位置決め固定も上述した場合と同様である。
これにより、前記単管伸縮式手摺1における前記二つの先端クランプ11、12間の間隔L0は、L0=600mm〜L0=1000mmの範囲内で、100mmずつずれた合計5段階に調整可能となっている。
次に、図2を参照して、本考案の変形例に係る単管伸縮式手摺21について説明する。
なお、変形例に係る単管伸縮式手摺21において、既述した単管伸縮式手摺1の場合と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図2に示す変形例に係る単管伸縮式手摺21は、基本的構成は既述した単管伸縮式手摺1の場合と同様であるが、二つの先端クランプ11、12間の間隔L0を、前記単管伸縮式手摺1の場合よりも大きい900乃至1500mmの範囲で調整可能としたこと、位置決め固定孔14、14の数を7個ずつとしたことが特徴である。
すなわち、変形例に係る単管伸縮式手摺21は、図2に示すように、例えば鋼管等からなり、一端部23aを閉塞し他端部23bを開口した前記外管3よりも長寸法の中空の外管23と、この外管23の開口内に一端部24a側を伸縮可能に嵌入するとともに、閉塞した他端部24b側を前記外管23の開口よりも外方に突出させる前記内管4よりも長寸法の内管24と、を具備する単管伸縮式の手摺具本体22を有している。
また、変形例に係る単管伸縮式手摺21は、前記外管23の一端部23a及びその近辺の外管外周部に分離配置に設けた例えば3個の取り付け口5のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた外管23側の先端クランプ11と、前記内管24の他端部24b及びその近辺の内管外周部に設けた例えば3個の取り付け口6のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた内管24側の先端クランプ12と、前記外管23、内管24の長さ方向に、各々対応する間隔L(例えばL=100mm)をもって設けられ、ピン挿通により外管23側の先端クランプ11と、内管24側の先端クランプ12との間隔L0を調整固定するための例えば7個ずつの位置決め固定孔14と、前記外管23の一端部23aよりも内方の内周部に設けた雌ネジ15と、前記内管24の一端部24aの近辺の外周部に設けた前記外管23側の雌ネジ15に螺合する雄ネジ16と、を有している。
なお、前記外管23の位置決め固定孔14の設置個数は、1又は2以上複数個として構成できることは勿論である。
前記外管23側の先端クランプ11用の取り付け口5、前記内管24の先端クランプ11用の取り付け口6の構造は、既述した単管伸縮式手摺1の場合と同様である。
図2上欄は、前記内管24を外管23に対して最も深く押し込み、かつ、内管24の雌ネジ15を外管23の雄ネジ16と螺合状態として、最も短寸法(L0=900mm)とした態様を示し、また、図2下欄は、前記内管24を外管23の外方に伸ばして、外管23の最も右側の位置決め固定孔14と、内管24の最も左側の位置決め固定孔14を合致させて、最も長寸法(L0=1500mm)とした態様を示している。
そして、図2下欄に示す状態で、合致させた両位置決め固定孔14、14に、図示しない固定ピンを差し込むことで、前記外管23、内管24をピン結合により位置決め固定するものである。
前記外管23、内管24の別の位置の位置決め固定孔14、14の合致による位置決め固定も上述した場合と同様である。
これにより、前記単管伸縮式手摺21における前記二つの先端クランプ11、12間の間隔L0は、L0=900mm〜L0=1500mmの範囲内で、100mmずつずれた合計7段階に調整可能となっている。
次に、図3を参照して前記単管伸縮式手摺1又は前記単管伸縮式手摺21を、従来例と同様な仮設足場51、51Aに対する取り付け態様について図3を参照して説明する。
図3は、仮設足場51のストレート部分において、隣り合う鳥居型建枠53、53の各垂直支柱53a、53a間に前記単管伸縮式手摺1を2個平行配置に取り付け、また、仮設足場51Aが構成するコーナー部71近辺における隣り合う鳥居型建枠53、53の建物72側の各垂直支柱53a、53a間に、仮設足場51Aの長さ方向に前記単管伸縮式手摺1を1個取り付けた場合を代表例として示している。
この場合、仮設足場51のストレート部分の各垂直支柱53a、53a間に取り付けた前記2個の単管伸縮式手摺1については、前記外管3側の先端クランプ11を一端部3aに設けた取り付け口5に配置し、前記内管4側の先端クランプ12を前記内管4の他端部4bに設けた取り付け口6に配置した状態として、かつ、前記先端クランプ11、12間の間隔L0を前記各垂直支柱53a、53a間の間隔に合致するようにして取り付けている。
一方、前記仮設足場51Aが構成するコーナー部71近辺における隣り合う鳥居型建枠53、53の建物72側の各垂直支柱53a、53a間に取り付けた前記単管伸縮式手摺1については、前記外管3側の先端クランプ11を一端部3aに設けた取り付け口5に配置し、前記内管4側の先端クランプ12を前記内管4の他端部4b近くの管壁の一面に設けた取り付け口5に配置した状態とし、かつ、前記先端クランプ11、12間の間隔L0を前記各垂直支柱53a、53a間の間隔に合致するようにして取り付けている。
このようなコーナー部71の近辺における前記単管伸縮式手摺1の取り付け態様により、本実施例の仮設足場51においては、図5に示す従来例の場合と異なり、単管伸縮式手摺1が図3に示すように斜め配置ではなく、仮設足場51Aの長さ方向に沿ってまっすぐに配置されるので、前記単管伸縮式手摺1が配置される位置における図示しない交差筋交の領域で大きな隙間が発生することが無くなり、作業者の転落事故を確実に防止することが可能となる。
また、前記単管伸縮式手摺1が仮設足場51Aの長さ方向に沿って斜状態でなくまっすぐに配置されることから、美感の面でも良好となる。
以上の効果は、前記単管伸縮式手摺21を使用する場合も同様である。
更に、前記単管伸縮式手摺1、前記単管伸縮式手摺21によれば、いずれも伸縮式構造としているので、組み立て現場において隣り合う鳥居型建枠53、53の各垂直支柱53a、53a間の間隔に柔軟に対応して前記先端クランプ11、12間の間隔L0を調整しつつ簡略容易に、かつ、迅速に各垂直支柱53a、53a間に取り付けることが可能となる。
更にまた、前記単管伸縮式手摺1、前記単管伸縮式手摺21は、いずれも前記雌ネジ15、雄ネジ16の螺合構造を採用しているので、運搬時等において前記単管伸縮式手摺1の外管3と内管4、前記単管伸縮式手摺21の外管23と内管24とが位置ずれすることがなく、運搬の便宜を図ることができるとともに、前記単管伸縮式手摺1、前記単管伸縮式手摺21を各々最も短寸法の態様として保管することができ、保管時の省スペース化を図ることができる利点も存する。
なお、本考案に係る仮設足場用の単管伸縮式手摺における各部分の寸法は、実施例、図示例以外の自在な寸法として構成できることは前述した通りである。
本考案の単管伸縮式手摺は、ビルディング建築現場、一般住宅建築現場、ビルディング等の外壁補修現場、更にはダム等の土木構造物建造現場等、種々の場所に構築される仮設足場について広範に適用可能である。
適用可能である。
1 単管伸縮式手摺
2 手摺具本体
3 外管
3a 一端部
3b 他端部
4 外管
4a 一端部
4b 他端部
5 取り付け口
6 取り付け口
11 先端クランプ
12 先端クランプ
14 位置決め固定孔
15 雌ネジ
16 雄ネジ
21 単管伸縮式手摺
22 手摺具本体
23 外管
23a 一端部
23b 他端部
24 内管
24a 一端部
24b 他端部
51 仮設足場
51A 仮設足場
53 鳥居型建枠
53a 垂直支柱
54 交差筋交
55 足場板
56 単管式パイプ
L 間隔
L0 間隔
請求項5記載の考案によれば、請求項2乃至4のいずれかに記載の仮設足場用の単管伸縮式手摺において、外管側の先端クランプの取り付け口を異なる位置で3箇所、内管側の先端クランプの取り付け口も異なる位置で3箇所としているので、この単管伸縮式手摺自体の建枠等に対する取り付け態様の多様化を図ることもできる仮設足場用の単管伸縮式手摺を実現し、提供することができる。

Claims (8)

  1. 建設現場等における仮設足場用の単管伸縮式手摺であって、
    単管伸縮式とした手摺具本体と、
    前記手摺具本体の両端に各々着脱式で取り付けた一対の先端クランプと、
    を有することを特徴とする仮設足場用の単管伸縮式手摺。
  2. 建設現場等における仮設足場用の単管伸縮式手摺であって、
    一端部を閉塞し他端部を開口した中空の外管と、この外管の開口内に一端部側を伸縮可能に嵌入するとともに、閉塞した他端部側を前記外管の開口よりも外方に突出させる内管と、を具備する単管伸縮式の手摺具本体と、
    前記外管の一端部及びその近辺の外管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた外管側の先端クランプと、
    前記内管の他端部及びその近辺の内管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた内管側の先端クランプと、
    を有することを特徴とする仮設足場用の単管伸縮式手摺。
  3. 建設現場等における仮設足場用の単管伸縮式手摺であって、
    一端部を閉塞し他端部を開口した中空の外管と、この外管の開口内に一端部側を伸縮可能に嵌入するとともに、閉塞した他端部側を前記外管の開口よりも外方に突出させる内管と、を具備する単管伸縮式の手摺具本体と、
    前記外管の一端部及びその近辺の外管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた外管側の先端クランプと、
    前記内管の他端部及びその近辺の内管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた内管側の先端クランプと、
    前記外管に設けた1又は2以上複数個の位置決め固定孔と、当該外管に設けた位置決め固定孔と対応するように前記内管に設けられ、かつ、固定ピン挿通により外管側の先端クランプと、内管側の先端クランプとの間隔を調整固定するための複数個の位置決め固定孔と、
    を有することを特徴とする仮設足場用の単管伸縮式手摺。
  4. 建設現場等における仮設足場用の単管伸縮式手摺であって、
    一端部を閉塞し他端部を開口した中空の外管と、この外管の開口内に一端部側を伸縮可能に嵌入するとともに、閉塞した他端部側を前記外管の開口よりも外方に突出させる内管と、を具備する単管伸縮式の手摺具本体と、
    前記外管の一端部及びその近辺の外管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた外管側の先端クランプと、
    前記内管の他端部及びその近辺の内管外周部に設けた複数個の取り付け口のいずれかに選択的に、かつ、着脱可能に取り付けた内管側の先端クランプと、
    前記外管、前記内管に、各々対応する間隔をもって設けられ、ピン挿通により外管側の先端クランプと、内管側の先端クランプとの間隔を調整固定するための複数個ずつの位置決め固定孔と、
    前記外管の一端よりも内方の内周部に設けた雌ネジと、前記内管の一端近辺の外周部に設けた前記外管側の雌ネジに螺合する雄ネジと、
    を有することを特徴とする仮設足場用の単管伸縮式手摺。
  5. 前記外管側の先端クランプの取り付け口は、前記外管の一端部、一端部近くの管壁の一面及び反対側の他面の2箇所で合計3箇所設けられ、前記内管側の先端クランプの取り付け口は、前記内管の他端部、他端部近くの管壁の一面及び反対側の他面の2箇所で合計3箇所設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の仮設足場用の単管伸縮式手摺。
  6. 前記二つの先端クランプ間の間隔を600乃至1000mmの範囲で調整可能としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の仮設足場用の単管伸縮式手摺。
  7. 前記二つの先端クランプ間の間隔を900乃至1500mmの範囲で調整可能としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の仮設足場用の単管伸縮式手摺。
  8. 前記請求項1乃至7のいずれかに記載の単管伸縮式手摺を、仮設足場自体のコーナー領域又はストレート領域における足場床から所定の高さの位置で隣り合う建枠間に取り付けていることを特徴とする単管伸縮式手摺を備える仮設足場。
JP2013005757U 2013-10-04 仮設足場用の単管伸縮式手摺及び該単管伸縮式手摺を備える仮設足場 Expired - Lifetime JP3188275U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7690508B2 (en) 2006-09-19 2010-04-06 Funai Electric Co., Ltd. Plasma television packing structure and panel display device packing structure
JP2020007769A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 株式会社新成工業 伸縮式連結具

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