JP3187956B2 - リード付チップ製造装置 - Google Patents

リード付チップ製造装置

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JP3187956B2 JP20312992A JP20312992A JP3187956B2 JP 3187956 B2 JP3187956 B2 JP 3187956B2 JP 20312992 A JP20312992 A JP 20312992A JP 20312992 A JP20312992 A JP 20312992A JP 3187956 B2 JP3187956 B2 JP 3187956B2
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滋 窪田
生二 叶
雅宏 久保
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小角柱形、小円柱形等
のチップ(小形電子部品、例、1005型チップ即ち長
さ1.0mm、直径0.5mmのチップ)の左右両端に
設定長のリード線を一体に固着した構成のリード付チッ
プの製造装置に係る。
【0002】
【従来技術とその課題】従来のこの種製造装置として
は、例えば、出願人が先に特許第1116278号(特
公昭56−43652号、「円筒形セラミック・コンデ
ンサー自動製造装置」)を取得したものがあり、該装置
は、図5に示す如く、キャップ供給フィーダーD、Eか
ら供給されるキャップCを溝31内に受入れて搬送する
2個のキャップ搬送ホイール30と、該ホイール30が
保持するキャップCに、図示しないリード線切断手段で
切断した設定長リードL1 をチャック移動して接触し溶
接して、リード付キャップL2 を設ける、チャック電極
32aと固定電極32bからなる溶接手段32と、該リ
ード付キャップL2 を乗り換えて水平に保持する2個の
リード付キャップ搬送ホイール33と、該ホイール3
3、33の中間に同軸架し、チップ供給フィーダーFか
らチップtを溝35に受入れて搬送するチップ搬送ホイ
ール34と、該ホイール34の溝に保持するチップtの
左右両端に向ってリード付キャップL2 を移動してその
キャップCをチップt端に圧入嵌着せしめる圧入嵌着手
段36から成るものである。
【0003】ところが、上記従来装置には下記のような
課題点があった。即ち、該装置はキャップ搬送ホイール
30の次位に、リード付キャップ搬送ホイール33とチ
ップ搬送ホイール34を同軸したものを全て垂直に備
え、キャップ搬送ホイール30上でキャップとの受取り
搬送及び溶接手段32によるキャップCに対する設定長
リードL1 の溶接を行い、該リード付キャップL2 を左
右のリード付キャップ搬送ホイール33、33に移し
て、同軸同転のチップ搬送ホイール34上で、圧入嵌着
手段36によりチップtに対するリード付キャップL2
の圧入嵌着を行うように構成したので、上記各ホイール
30、33、36とその周辺装置D、E、F、32、3
6等の配置がしにくい上に設置スペースを要して全体の
コンパクト化がむずかしく、また構造も複雑となって、
コスト高、メンテナンスの必要性大なものとなった。
【0004】特に、チップtに対するリード付キャップ
2 の圧入嵌着手段36による圧入嵌着を高速間欠回転
するチップ搬送ホイール34上で行うため、回転慣性の
ため間欠停止位置でチップ搬送ホイール34にぶれが生
じて(振動が残留して)瞬間的にピタッと静止しないた
め、チップの位置が定まらず正確な圧入嵌着が困難であ
り、よって、現在(200個/min)以上に回転速度
を上げて製造数を増加することができない上に、従来速
度でも、ぶれによる嵌着不良、チップtあるいはキャッ
プCの変形損傷等のトラブルが発生していた。
【0005】また、別設のリード線切断手段でリード線
を設定長に切断した設定長リードL2 をキャップ溶接の
ためにキャップ搬送ホイール30に供給し、溶接手段3
2でキャップCに溶接してリード付キャップL2 を設け
るものであるが、従来装置の切断手段(図示せず)は連
続長のリード線を1対の回転ローラーで連続送給しつ
つ、回転ローラーの円周上に等角度に備えたカッターで
切断するようにしているため、どうしても設定長リード
1 に微小な寸法的バラつきが生じる。ところが従来装
置の溶接手段32では図面から明らかな如く、設定長リ
ードL2 の後端を基準としてリードを揃えた状態でチャ
ック電極32aでチャックしてキャップCへ圧接溶接す
るため、設定長リードL2 に寸法的バラつきがあると、
キャップCとリードの溶接状態をより完全にするための
溶接肉盛りb1 を形成するに必要な溶接代b(リードが
溶ける寸法)にバラつきが生じ、よって、溶接仕上りに
良不良のバラつきが生じる課題があった。
【0006】
【本発明の特徴】そこで本発明は上記従来装置から全く
発想を転換して、従来装置が各搬送ホイール30、3
3、34を全て垂直に備えていたのに対して、本発明は
水平に備えるようにし、特に、本装置の中枢であるリー
ド付キャップL1 のキャップCをチップtに圧入嵌着す
るための場(ステージ)を、従来装置の如く高速間欠回
転するチップ搬送ホイール34上で、極めて不安定な状
態で行うことをやめて、完全に定位置に固定設置したス
テージ上で完全静止状態に載置したチップに対して行う
ようにし、もって、上記の課題を解決し、
【0007】また、該不動設置のステージう中心とし
て、1対の搬送ホイールを左右対称に備え、該搬送ホイ
ールを中心として送給切断手段、溶接手段、キャップ供
給手段チップ供給手段、圧入嵌着手段、及び取り出し手
段等を全部集中的に備えるようにしたことによって、上
記課題を解決したことを特徴とするものである。
【0008】
【課題を解決する手段】即ち、本発明は、連続長のリー
ド線を設定長に切断し、該設定長リード端にキャップを
溶接してリード付キャップとし、チップの左右両端にリ
ード付キャップのキャップを圧入嵌着して、リード付チ
ップを設けるようにした、リード付チップ製造装置であ
り、
【0009】チップ供給手段で1個宛供給されるチップ
を中心に載置する定位置固定のステージを中心として、
該ステージの中心を通る横軸X線上に、設定長に切断送
給された設定長リード及び該設定長リードにキャップを
溶接したリード付キャップをステージ方向へ回転搬送す
る搬送ホイールを備え、該搬送ホイールの周囲の各設定
角度位置に連続長のリード線を搬送ホイールに向って送
出し設定長に切断して設定長リードとする送給切断手段
と、搬送ホイールで搬送される設定長リード先端にキャ
ップを溶接する溶接手段を、夫々の先端を搬送ホイール
の中心に向けて備え、搬送ホイールの上方位置に搬送ホ
イールで搬送されてくるリード付キャップをステージ中
心に向って移動し、チップの端部にキャップを圧入嵌着
する圧入嵌着手段を備え、また、溶接手段の先端位置に
キャップを一個宛供給するキャップ供給手段を備え、
【0010】上記搬送ホイール、圧入嵌着手段、溶接手
段をX線上に備えると共に、送給切断手段を溶接手段の
設定角度前方位置に備えて、これら搬送ホイール、送給
切断手段、溶接手段、キャップ供給手段及び圧入嵌着手
段を手段ブロックとして、ステージの中心を通る縦軸Y
線を中心として左右対称位置に手段ブロックA、A´を
備え、
【0011】該Y線上にチップを1個宛ステージ中心に
供給するチップ供給手段と、ステージ上で左右両端にリ
ード付キャップを圧入嵌着したリード付チップを外部へ
取り出す取り出し手段を備えて、全体を構成した、リー
ド付チップ製造装置によって、従来の課題を解決したも
のである。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面(図1〜図
4)につき説明すると、連続長のリード線Lを設定長に
切断し、該設定長リードL1 端にキャップCを溶接して
リード付キャップL2 とし、チップtの左右両端にリー
ド付キャップL2 のキャップCを圧入嵌着して、リード
付チップt1 を設けるようにした、リード付チップ製造
装置であり、
【0013】チップ供給手段3で1個宛供給されるチッ
プtを中心に載置する定位置固定のステージ1を中心と
して、該ステージ1の中心を通る横軸X線上に、設定長
に切断送給された設定長リードL1 及び該リードL1
キャップCを溶接したリード付キャップL2 をステージ
1方向へ回転搬送する搬送ホイール2を備え、該搬送ホ
イール2の周囲の各設定角度位置に連続長のリード線L
を搬送ホイール2に向って送出し設定長に切断して設定
長リードL1 とする送給切断手段4と、搬送ホイール2
で搬送される設定長リードL2 先端にキャップCを溶接
する溶接手段5を、夫々の先端を搬送ホイール2の中心
に向けて備え、搬送ホイール2の上方位置に搬送ホイー
ル2で搬送されてくるリード付キャップL2 をステージ
1中心に向って移動し、チップtの端部にキャップCを
圧入嵌着する圧入嵌着手段6を備え、また、溶接手段5
の先端位置にキャップCを1個宛供給するキャップ供給
手段7を備え、
【0014】上記搬送ホイール2、圧入嵌着手段6、溶
接手段5をX線上に備えると共に、送給切断手段4を溶
接手段5の設定角度(例、45°)前方位置に備えて、
これら搬送ホイール2、送給切断手段4、溶接手段5、
キャップ供給手段7及び圧入嵌着手段6を手段ブロック
として、ステージの中心を通る縦軸Y線を中心として左
右対称位置に手段ブロックA、A´を備え、
【0015】該Y線上にチップtを1個宛ステージ1中
心に供給するチップ供給手段3と、ステージ1上で左右
両端にリード付キャップL2 を圧入嵌着したリード付チ
ップTを外部へ取り出す取り出し手段8を備えて、本発
明リード付チップ製造装置を構成したものである。
【0016】上記実施例装置の各部を詳細に説明する
と、搬送ホイール2は円板の円周面から内部中心に向っ
て設定長リードL1 を1本宛挿入保持する挿入孔10を
等角度毎(例7.2°×50)に備えたものであり、1
対の搬送ホイール2、2´をY線の左右対称位置のX線
上に、2は反時計方向、2´は時計方向に挿入孔10の
設置角度宛高速間欠回転(例、400〜500駒/mi
n)するように備えたものである。
【0017】送給切断手段は搬送ホイール2、2´の周
囲でX線上に備えた溶接手段5の設定角度前方位置(例
45°)に、その先端を搬送ホイール2、2´の中心に
向けて備え、クランク11の連接棒12に引かれて設定
寸法直進後退するスライダー13の先端部に該スライダ
ー13の直進後退動と同期して鋏状のチャックが開閉し
リード線Lをチャック、解放するリード線チャック14
を備え、該リード線チャック14の前方位置に、リード
線Lをチャックしたスライダー13の直進による設定長
リード線(スライダーの移動寸法、例30mm)の搬送
ホイール2、2´の挿入孔10への挿入と同期して該リ
ード線Lを切断し、設定長リードL1 とするカッター1
5を備え上記スライダー13、リード線チャック14、
カッター15、及び搬送ホイール2、2´の挿入孔10
を同一線上に位置せしめて備えたものである。
【0018】溶接手段5は、搬送ホイール2、2´の周
囲でX線上にその先端を搬送ホイール2、2´の中心に
向けて備え、ピン状電極(+)16とチャック電極
(−)17からなる電気溶接装置のピン状電極16を設
定寸法直進後退すスライダー18の先端部に備え、該ピ
ン状電極16の前方位置にキャップCを1個宛供給する
キャップ供給手段7を備え、供給された1個のキャップ
Cの近接位置に、スライダー18の直進後退動と同期し
て上下移動するシャッター19を備え、該シャッター1
9の前方位置に搬送ホイール2、2´の挿入孔10に挿
入されて搬送されてきた設定長リードL1 端をシャッタ
ー19の上下移動と同期してチャックするチャック電極
17を備え、上記ピン状電極16、1個供給されたキャ
ップC、シャッター19、チャック電極17、及び搬送
ホイール2、2´の挿入孔10(に挿置された設定長リ
ードL1 )をX線上に位置せしめて備えたものである。
【0019】上記溶接手段5のピン状電極(+)16は
第1段直進でシャッター19に支持されたキャップCを
その先端に嵌着し、シャッター19の下降後、第2段直
進でチャック電極(−)17にチャックされた設定長リ
ードL1 端に接触して溶接を開始し、第3段直進(溶接
代寸法bだけ)で溶接部に溶接肉盛りb1 を形成するよ
うに備えたものである。
【0020】キャップ供給手段7は、溶接手段5のシャ
ッター19の近接位置にキャップCを1個宛供給するよ
うに備え、振動フィーダー(図示せず)からキャップC
を1列送給するシュート20の下端をシャッター19に
近接して備えたものである。
【0021】圧入嵌着手段6は、搬送ホイール2、2´
の直上位置でX線上にその先端をステージ1中心に向け
て備え、先端部にキャップC嵌合用の凹部21を形成し
たアーム22を設定寸法直進後退すると同時にそれと同
期して凹部21が上下円弧回動するように備えたもので
ある。
【0022】チップ供給手段3は、スタンド1を通る縦
軸Y線の後方位置に備えたものであり、振動フィーダー
(図示せず)からチップtを1列送給するシュート23
の下端からサクションヘッド24でチップtを1個宛吸
着移動して、スタンド1の中心に供給載置するように備
えたものである。
【0023】取り出し手段8は、Y線上で、円周上にリ
ード付チップTの左右のリードを懸架するための凸起9
を等間隔に突設した1対のホイールをスタンド1を挟ん
だ状態に垂直(本発明装置で唯一)設置したものであ
り、リード付チップTを本発明装置の外部の次工程
(例、ハンダディップ槽)へ送出するものである。
【0024】
【作用】次に本発明の作用を実施例装置につき説明する
と、本発明装置は、ステージ1を中心として左右対称に
備えた手段ブロックA、A´につき同時に同一の作用が
連続して行われる。まず、搬送ホイール2を高速間欠回
転(例、400〜500駒/min)しつつ、送給切断
手段4のカッター15がリード線Lを切断して設定長リ
ードL1 を搬送ホイール2の挿入孔10に装填した状態
から説明すると、リード線Lをカッター15が切断する
と同時にリード線チャック14が開いてリード線Lを放
し、同時にクランク11の回転でスライダー13が復動
に転じ、終点位置まで後退すると同時にリード線チャッ
ク14が閉じてリード線Lをチャックし、次の瞬間スラ
イダー13が往動を開始し、往動終点位置まで直進し
て、リード線Lを搬送ホイール2の次位の挿入孔19に
挿入し、終点位置到達と同時にカッター15が作動しリ
ード線Lを切断して設定長リードL1 を挿入孔10に装
填した状態として、冒頭の作用に戻り、事後この作用を
繰り返して、搬送ホイール2の各挿入孔10に次々と設
定長リードL1 を装填する。
【0025】溶接手段5のシャッター19が上昇し、そ
こへキャップ供給手段7のシュート20からキャップC
が供給され、搬送ホイール2の挿入孔10に装填された
設定長リードL1 が溶接手段5のX線上に到達すると同
時に該リードL2 をチャック電極17がチャックし、ス
ライダー18と共にピン状電極16が直進(第1段)し
て、ピンの先端にキャップCを嵌着し、次でシャッター
19が下降し、ピン状電極が直進(第2段)してチャッ
ク電極17にチャック電極17にチャックした設定長リ
ードL1 端にキャップCを接触して溶接開始し、続いて
ピン状電極16が溶接代b寸法だけ直進(第3段)して
溶接肉盛りb1 を形成して溶接を完了してリード付キャ
ップL2 を設け、次でチャック電極17が開き、ピン状
電極16(即ちスライダー18)が終点位置まで後退
し、また、シャッター19が上昇しそこへキャップCが
供給されて、次回に備え、搬送ホイール2の挿入孔10
のリード付キャップL2 は圧入嵌着手段6の方向へ搬送
される。
【0026】ステージ1の中心にチップ供給手段3のサ
クションヘッド24でチップtが供給載置され、左右の
搬送ホイール2、2´に装填搬送されたリード付キャッ
プL2 、L2 がX線上に到達すると同時に、圧入嵌着手
段6、6のアーム22、22がステージ1の左右両方か
ら直進すると共に下降円弧回動して、その凹部21にリ
ード付キャップL2 、L2 のキャップCをチップtの左
右両端に圧入嵌着して、リード付キャップTを設け、圧
入嵌着終了と同時に同軌跡上を後退復帰する。
【0027】次で、ステージ1を挟んだ状態で回転する
取り出し手段8の凸起9、9にリード付チップTの左右
のリードを引掛けて搬送し、本発明装置外の次工程
(例、ハンダディップ槽)へリード付チップTを送出す
るものである。
【0028】
【効果】水平に備えた搬送ホイールを中心として、その
周囲に送給切断手段、溶接手段、キャップ供給手段、チ
ップ供給手段、圧入嵌着手段、及び取り出し手段等を全
部集中的に備えた手段ブロックA、A´を、ステージを
中心として左右対称に備えて全体を構成したので、装置
全体を極めてコンパクト、小スペース(従来の約1/
2)に構成し得ると共に、低コスト、メンテナンス容易
に構成し得た。
【0029】特に、装置の中核であるステージ、即ちリ
ード付キャップのキャップをチップの左右両端に圧入嵌
着してリード付チップとする作用を行う場(ステージ)
を定位置に固定設置し、その左右対称に搬送ホイールそ
の他を配備したので、従来と異なり、リード付キャップ
のキャップとチップの圧入嵌着をチップが定位置に完全
に静止した状態で行い得ることとなり、従って、搬送ホ
イールの間欠回転速度を増加しても圧入嵌着作用を完全
に行い得て、よって、製造個数を従来の2倍以上に増加
し得る。
【0030】設定長リードとキャップの溶接手段による
溶接において、前後の送給切断手段によって従来より寸
法バラつきのない設定長リードが得られると共に、該設
定長リードを搬送ホイールの挿入孔に装填した状態でそ
の先端をチャック電極でチャックし、このリード先端に
対してピン状電極の方が直進(第1段)→接触溶接開始
(第2段直進)→溶接代寸法圧接(第3段直進)すよう
に備えたので、従来の設定長リードの後端を基準として
溶接代を設定するのと異なり、設定長リードの先端を基
準として溶接代を設定することとなり、従って、設定長
リードの多少の寸法バラつきに関係なく、正確な溶接代
を設定し得て、よって、均一な溶接肉盛りと正確な溶接
を行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置の構成概略を示す平面図。
【図2】(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)はリード付チ
ップの製造順を示す説明図。
【図3】(イ)は溶接手段の一部拡大正面図で、
(ロ)、(ハ)は該溶接手段による溶接順を示す作用説
明図。
【図4】(イ)は圧入嵌着手段の正面図で、(ロ)、
(ハ)は該圧入嵌着手段による圧入嵌着順を示す作用説
明図。
【図5】従来装置の構成概略を示す正面図。
【符号の説明】
A、A´ 手段ブロック L リード線 L1 設定長リード L2 リード付キャップ T リード付チップ t チップ C キャップ X 横軸線 Y 縦軸線 1 ステージ 2、2´ 搬送ホイール 3 チップ供給手段 4 送給切断手段 5 溶接手段 6 圧入嵌着手段 7 キャップ供給手段 8 取り出し手段 9 凸起 10 挿入孔 11 クランク 12 連接棒 13 スライダー 14 リード線チャック 15 カッター 16 ピン状電極(+) 17 チャック電極(−) 18 スライダー 19 シャッター 20 シュート 21 凹部 22 アーム 23 シュート 24 サクションヘッド (以下従来装置) D、E キャップ供給フィーダー F チップ供給フィーダー 30 キャップ搬送ホイール 31 溝 32 溶接手段 32a チャック電極 32b 固定電極 33 リード付キャップ搬送ホイール 34 チップ搬送ホイール 35 溝 36 圧入嵌着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−7615(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/10 H01G 4/14 - 4/42 341 H01G 13/00 - 13/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続長のリード線を設定長に切断し、該設
    定長リード端にキャップを溶接してリード付キャップと
    し、チップの左右両端にリード付キャップのキャップを
    圧入嵌着して、リード線付チップを設けるようにした、
    リード付チップ製造装置であり、 チップ供給手段で1個宛供給されるチップを中心に載置
    する定位置固定のステージを中心として、該ステージの
    中心を通る横軸X線上に、設定長に切断送給された設定
    長リード及び該設定長リードにキャップを溶接したリー
    ド付キャップをステージ方向へ回転搬送する搬送ホイー
    ルを備え、該搬送ホイールの周囲の各設定角度位置に連
    続長のリード線を搬送ホイールに向って送出し設定長に
    切断して設定長リードとする送給切断手段と、搬送ホイ
    ールで搬送される設定長リード先端にキャップを溶接す
    る溶接手段を、夫々の先端を搬送ホイールの中心に向け
    て備え、搬送ホイールの上方位置に搬送ホイールで搬送
    されてくるリード付キャップをステージ中心に向って移
    動し、チップの端部にキャップを圧入嵌着する圧入嵌着
    手段を備え、また、溶接手段の先端位置にキャップを一
    個宛供給するキャップ供給手段を備え、 上記搬送ホイール、圧入嵌着手段、溶接手段をX線上に
    備えると共に、送給切断手段を溶接手段の設定角度前方
    位置に備えて、これら搬送ホイール、送給切断手段、溶
    接手段、キャップ供給手段及び圧入嵌着手段を手段ブロ
    ックとして、ステージの中心を通る縦軸Y線を中心とし
    て左右対称位置に手段ブロックA、A´を備え、 該Y線上にチップを1個宛ステージ中心に供給するチッ
    プ供給手段と、ステージ上で左右両端にリード付キャッ
    プを圧入嵌着したリード付チップを外部へ取り出す取り
    出し手段を備えて、全体を構成した、リード線付チップ
    製造装置。
  2. 【請求項2】搬送ホイールは円板の円周面から内部中心
    に向って設定長リードを1本宛挿入保持する挿入孔を等
    角度毎に備えたものであり、1対の搬送ホイールをY線
    の左右対称位置のX線上に、右側の搬送ホイールは反時
    計方向、左側の搬送ホイールは時計方向に挿入孔の設置
    角度宛間欠回転するように備えたものである、請求項1
    のリード付チップ製造装置。
  3. 【請求項3】送給切断手段は搬送ホイールの周囲でX線
    上に備えた溶接手段の設定角度前方位置に、その先端を
    搬送ホイールの中心に向けて備え、クランクの連接棒に
    引かれて設定寸法直進後退するスライダーの先端部に該
    スライダーの直進後退動と同期して鋏状のチャックが開
    閉しリード線をチャック、解放するリード線チャックを
    備え、該リード線チャックの前方位置に、リード線をチ
    ャックしたスライダーの直進による設定長リード(スラ
    イダーの移動寸法)の搬送ホイールの挿入孔への挿入と
    同期して該リード線を切断し、設定長リードとするカッ
    ターを備え、上記スライダー、リード線チャック、カッ
    ター、及び搬送ホイールの挿入孔を同一線上に位置せし
    めた、請求項1のリード付チップ製造装置。
  4. 【請求項4】溶接手段は、搬送ホイールの周囲でX線上
    にその先端を搬送ホイールの中心に向けて備え、ピン状
    電極(+)とチャック電極(−)からなる電気溶接装置
    のピン状電極を設定寸法直進後退すスライダーの先端部
    に備え、該ピン状電極の前方位置にキャップを1個宛供
    給するキャップ供給手段を備え、供給された1個のキャ
    ップの近接位置に、スライダーの直進後退動と同期して
    上下移動するシャッターを備え、該シャッターの前方位
    置に搬送ホイールの挿入孔に挿入されて搬送されてきた
    設定長リード端をシャッターの上下移動と同期してチャ
    ックするチャック電極を備え、上記ピン状電極、1個供
    給されたキャップ、シャッター、チャック電極及び搬送
    ホイールの挿入孔(に挿置された設定長リード線)をX
    線上に位置せしめた、請求項1のリード付チップ製造装
    置。
  5. 【請求項5】溶接手段のピン状電極(+)は第1段直進
    でシャッターに支持されたキャップをその先端に嵌着
    し、シャッター下降後、第2段直進でチャック電極
    (−)にチャックされた設定長リード端に接触して溶接
    を開始し、第3段直進(溶接代寸法だけ)で溶接部に溶
    接肉盛りを形成するように備えたものである、請求項1
    のリード付チップ製造装置。
  6. 【請求項6】キャップ供給手段は、溶接手段のシャッタ
    ーの近接位置にキャップを1個宛供給するように備え、
    振動フィーダーからキャップを1列送給するシュートの
    下端をシャッターに近接して備えたものである、請求項
    1のリード付チップ製造装置。
  7. 【請求項7】圧入嵌着手段は、搬送ホイールの直上位置
    でX線上にその先端をステージ中心に向けて備え、先端
    部にキャップ嵌合用の凹部を形成したアームを設定寸法
    直進後退すると同時にそれと同期して凹部が上下円弧回
    動するように備えたものである、請求項1のリード付チ
    ップ製造装置。
  8. 【請求項8】チップ供給手段は、Y線上でステージ後方
    に備え、振動フィーダーからチップを1列送給するシュ
    ート下端からサクションヘッドでチップを1個宛吸着移
    動して、チップをステージ中心に供給載置するように備
    えたものである、請求項1のリード線付チップ製造装
    置。
  9. 【請求項9】取り出し手段は、Y線上に備え、円周上に
    リード線懸架用の凸起を等角度毎に形成した2枚の回転
    ホイールを、ステージを中間にして平行に備えたもので
    ある、請求項1のリード線付チップ製造装置。
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