JP2878599B2 - 電子部品のフォーミング自動機、電子部品のリード端子成形用ポンチおよび成形方法 - Google Patents

電子部品のフォーミング自動機、電子部品のリード端子成形用ポンチおよび成形方法

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JP2878599B2
JP2878599B2 JP6132464A JP13246494A JP2878599B2 JP 2878599 B2 JP2878599 B2 JP 2878599B2 JP 6132464 A JP6132464 A JP 6132464A JP 13246494 A JP13246494 A JP 13246494A JP 2878599 B2 JP2878599 B2 JP 2878599B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、リードフレーム上の電子部品
を切断してロータリーテーブルに供給し、ロータリーテ
ーブルが電子部品を保持しながら間欠送りされる間に、
リード端子を所定形状に成形し、電子部品の良否を判断
して不良品を排除し、良品をキャリアテープの凹部に収
納してカバーテープで凹部をシールする電子部品のフォ
ーミング自動機、電子部品のリード端子成形用ポンチお
よび成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサ、抵抗、コイル、スイッチ、
可変抵抗器、水晶発信器等の電子部品のチップ化、およ
び、プリント基板への自動実装技術の向上に対応して、
プラスチックエンボステ−プ(キャリアテ−プ)を利用
したパッケ−ジングの応用範囲が拡大している。
【0003】チップタイプの電子部品(チップ)はリ−
ドフレ−ム上に装着されており、電子部品をリ−ドフレ
−ムから切断し、そのリ−ド端子を所定の形状に成形し
ている。それから、形状チェック、特性チェックによっ
て良否を判定して不良品を排除し、良品のみをキャリア
テ−プの凹部に収納し、カバ−テ−プでキャリアテ−プ
の凹部をシ−ルすることによって、電子部品がパッケ−
ジングされている。
【0004】電子部品をリ−ドフレ−ムから切断するカ
ッティングステ−ション、電子部品のリ−ド端子を成形
するフォ−ミングステ−ション、成形後の電子部品の形
状、電気特性をチェックして良否を判別し、不良品を除
去するチェッキングステ−ション、良品をキャリアテ−
プの凹部に収納し、キャリアテ−プにカバ−テ−プを付
着して凹部をシ−ルするテ−ピングステ−ションを経る
ことによって、電子部品のパッケ−ジングが行われる。
【0005】そして、それぞれのステ−ションに対応す
る装置、つまり、カッティング(切断)装置、フォ−ミ
ング(成形)装置、チェッキング(良否判定)装置、テ
−ピング(包装)装置が配設されており、カッティング
装置等から電子部品のフォ−ミング自動機と称する自動
加工機が構成されている。
【0006】従来の電子部品のフォ−ミング自動機にお
いては、一般的に、電子部品をリニアの搬送路に流し、
カッティング装置、フォ−ミング装置、チェッキング装
置、テ−ピング装置がリニアの搬送路に沿って順次配設
されている。そして、電子部品が搬送路の端から端まで
送られる間に、電子部品のパッケ−ジングに至る一連の
工程が完了するようになっている。
【0007】しかし、カッティング装置等を一直線上に
並べたこの種のフォ−ミング自動機では、搬送路方向に
長くならざるを得ず、小型化が難しい。
【0008】そのため、ロ−タリ−テ−ブルの回りにカ
ッティング装置等を配設し、切断した電子部品をロ−タ
リ−テ−ブル上に保持し、ロ−タリ−テ−ブルが間欠送
りされて一回転する間に、パッケ−ジングを完了させる
ロ−タリ−テ−ブル方式のフォ−ミング自動機が提供さ
れている(たとえば、特開平03−119798号公報)。
【0009】カッティング装置等をロ−タリ−テ−ブル
の回りに配設したこの構成では、特定の方向に長くなる
こともなく、フォ−ミング自動機が小型化できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】電子部品のフォ−ミン
グ自動機において、処理速度の高速化、処理個数の大量
化が近年益々要望されている。
【0011】ここで、切断(カッティング)、成形(フ
ォ−ミング)、良否判定(チェッキング)、包装(テ−
ピング)に要するそれぞれの時間から、カッティングス
テ−ション、フォ−ミングステ−ション、チェッキング
ステ−ション、テ−ピングステ−ションでのロ−タリ−
テ−ブルの停止時間(滞留時間)が決められる。そし
て、切断時間、成形時間、良否判定時間、包装時間のう
ち、最大の時間から、ロ−タリ−テ−ブルの回転速度
(間欠送り速度)、つまり、フォ−ミング自動機の処理
速度が決められる。
【0012】通常、成形に最大の時間を要し、成形時間
からロ−タリ−テ−ブルの回転速度が決められている。
そのため、成形工程を2ないし3回に分け、成形時間を
分散して成形時間の短縮化が図られる。しかし、成形時
間を分散化して個々の成形時間を小さくしても、その最
大の成形時間が、切断、良否判定、包装に要する時間以
下となることは難しく、成形時間が、ロ−タリ−テ−ブ
ルの回転速度、フォ−ミング自動機の処理速度を決定す
る要因であることに変わりはない。
【0013】このように成形時間を小さくすれば、ロ−
タリ−テ−ブルの回転速度が高速化できる。しかし、ロ
−タリ−テ−ブルを高速で回転させても、フォ−ミング
ステ−ションに電子部品が搬送されていなければ、待機
時間(ロスタイム)が増えるだけにすぎず、ロ−タリ−
テ−ブルは実質上高速回転されず、フォ−ミング自動機
の高速処理が困難となる。
【0014】つまり、ロ−タリ−テ−ブルを高速回転し
て高速処理するためには、フォ−ミング時間をできる
だけ小さくするだけでなく、フォ−ミングステ−ショ
ンに電子部品を迅速に搬送して、電子部品の供給を待つ
だけのロスタイムをできるだけ小さくする----ことが望
まれる。
【0015】従来のフォ−ミング自動機においても、か
なりの処理速度が得られている。しかしながら、最近で
は、電子部品の必要数が増加し、より高い処理速度の確
保可能なフォ−ミング自動機が望まれている。
【0016】ロ−タリ−テ−ブルを利用した従来の電子
部品のフォ−ミング自動機においては、ロ−タリ−テ−
ブルに吸着ア−ム(吸着ヘッド)を設けている。そし
て、切断した電子部品をバキュ−ム(負圧)で吸着ア−
ムの先端に吸着し、ロ−タリ−テ−ブルの回転に伴って
ロ−タリ−テ−ブル上の吸着ア−ムを次のステ−ション
(フォ−ミングステ−ション)方向に送っている。
【0017】そして、フォーミングステーションにおい
て、たとえば、フォーミング装置のリード端子成形用ポ
ンチを下降させ、曲げ型(ダイス)との間で電子部品を
挟持して、吸着アーム上の電子部品のリード端子に成形
を施している。
【0018】しかし、フォーミングステーションでは、
ポンチ、曲げ型に対して電子部品を正確に位置決めしな
いと、リード端子の成形が正確に行えない。
【0019】ところで、吸着アームに吸着して上下方向
に挟持された電子部品と直交する水平面で、ロータリー
テーブルが間欠的に回転している。このように電子部品
の挟持方向とロータリーテーブルの回転方向が直交する
構成では、ロータリーテーブルの間欠的な回転、停止時
の慣性によって、吸着アームに吸着されたまま、電子部
品に(横)ズレを生じる虞れがある。
【0020】そして、このズレによって、電子部品が正
規の位置からズレると、成形前においては、ポンチ、曲
げ型による電子部品の正確な成形が困難となる。また、
成形後においては、良否の判定が正確に行えなくなると
ともに、キャリアテ−プの凹部への電子部品の収納が困
難となる。
【0021】特に、チェッキングステ−ションにおいて
は、成形後の電子部品の形状が、電気特性とともにチェ
ックされ、その形状チェックは画像処理によって行われ
ている。そのため、正常に成形されたにも拘らず、ズレ
によって電子部品の形状が画像上で不良とされると、不
良品として自動的に排除されてしまう。
【0022】従って、ズレを生じさせない範囲でしか、
ロ−タリ−テ−ブルが高速回転できない。
【0023】さらに、吸着ア−ムがロ−タリ−テ−ブル
に装着されているため、通常、吸着ア−ムの数はロ−タ
リ−テ−ブルの割出し数に一致する。しかし、ロ−タリ
−テ−ブル上での吸着ア−ムの据付けにかなりのスペ−
スを必要とするため、吸着ア−ムの数が限定される。そ
して、吸着ア−ムの数が少ないと、ロスタイムを生じ易
く、この点からも、電子部品の高速での処理が困難とな
る。
【0024】たとえば、特開平03−119798号公報では、
ロ−タリ−テ−ブルの割出し角度は22.5 °とされ、吸
着ア−ムは16個(360/22.5=16) しかロ−タリ−テ−ブル
に据え付けられない。
【0025】さらに、90°の成形(直角曲げ)をして
も、バックテンションによって、90°の正確な折曲形状
が得られない。そのため、ポンチを垂直に降ろして90°
の成形をした後、ポンチを内側に寄せて、バックテンシ
ョンによる戻り相当分の成形をリ−ド端子に加える必要
がある。つまり、ポンチに垂直の動作、内側に寄せる動
作の2動作を加える必要があり、この点からも成形時間
の短縮化に限度がある。また、フォ−ミング装置が構成
的に複雑化する。
【0026】この発明は、電子部品にズレを生じさせる
ことなくロータリーテーブルを高速回転可能とした電子
部品のフォーミング自動機の提供を目的としている。
【0027】この発明は、電子部品のズレをなくしてロ
−タリ−テ−ブルの高速回転を可能とするとともに、成
形時間の短縮化を可能とする電子部品のフォ−ミング自
動機の提供を別の目的としている。
【0028】この発明は、フォ−ミング時間の短縮化を
可能とする電子部品のリ−ド端子成形用ポンチおよび成
形方法の提供を他の目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明のロ−タリ−テ−ブルによれば、電子部品
の嵌合可能な多数の凹溝が周面に等角的に形成されてい
る。そして、ロ−タリ−テ−ブルの凹溝の底に連通する
流路を介して負圧を凹溝に作用させて電子部品を凹溝内
に吸着可能としている。
【0030】また、ポンチは回転駆動可能なポンチ本体
を持ち、回転自在なローラが弾性力のもとでポンチ本体
の端より突出されるともに、ローラの突出位置が規定さ
れている。たとえば、一端をポンチ本体に軸支させたホ
ルダーの他端に、ローラは回転自在に取付けられ、圧縮
コイルばねによってホルダーを介在してローラに弾性力
が加えられている。
【0031】
【作用】電子部品をロ−タリ−テ−ブル周面の凹溝内に
吸着しているため、凹溝の側壁で電子部品の(横)ズレ
が防止でき、ロ−タリ−テ−ブルの高速回転が可能とな
る。
【0032】また、ロ−タリ−テ−ブルの周面に凹溝を
形成するだけで、電子部品がロ−タリ−テ−ブルに吸着
でき、従来の吸着ア−ムのような独立部材は不要とな
る。そして、凹溝はロ−タリ−テ−ブルの周面に無数に
形成できるため、ロ−タリ−テ−ブルの割出し数も無数
に設定できる。従って、ロスタイムの発生が阻止され、
この点からも、ロ−タリ−テ−ブルの高速回転、つまり
は、電子部品の高速処理が可能となる。
【0033】また、回転駆動されるポンチ本体から弾性
力のもとで突出したローラは、曲げ型との間で電子部品
のリード端子を挟持し、ポンチ本体の回転駆動に伴っ
て、弾性力のもとで押圧しながら自転してリード端子を
成形する。そして、ローラは、曲げ型の形状に応じて、
自由に、突出または後退する。
【0034】そのため、ロ−ラを後退させてリ−ド端子
に90°の成形を行った後、曲げ型の凹みに対応してロ−
ラを突出させれば、90°を越える成形が連続的に行え
る。つまり、ポンチ本体の回転駆動という一動作の中
で、90°の成形、バックテンションによる戻り相当分の
成形が連続的に行え、成形時間が短縮できる。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0036】この発明の一実施例に係る電子部品のフォ
−ミング自動機10は、リ−ドフレ−ム12に装着された、
たとえばタンタルコンデンサのチップ(電子部品)14を
切断し(図2(A) 〜(D) 参照)、左右のリ−ド端子15を
図2(E) に示す所定形状に成形した後、良否を判定し、
不良品を排除して、キャリアテ−プの凹部に収納し、カ
バ−テ−プをキャリアテ−プに付着して凹部をシ−ルす
るように構成されている。
【0037】構成を概略的に説明すると、図1に示すよ
うに、フォーミング自動機10は、間欠駆動手段16に
よって間欠送りされるロータリーテーブル18をほぼ中
央に具備し、カッティング装置等の他の構成部材がロー
タリーテーブルの回りに配置され、ロータリーテーブル
が一回転する間に全ての工程が行われるように構成され
ている。
【0038】実施例では、ロータリーテーブル18の割
り出し角度を7.5°とし、48個の割り出し位置が形
成され、図示のように、A、B1、B2、B3、C、D
の6個のステーションで所定の工程を行うこととしてい
る。
【0039】ステ−ションA はカッティングステ−ショ
ンとされ、カッティング装置20がロ−タリ−テ−ブル18
の回りに配置されている。リ−ドフレ−ム12は垂直に立
てた状態で部品供給手段22から搬送、供給され、チップ
14がステ−ションA においてカッティング装置20によっ
てリ−ドフレ−ム12から切断される。切断されたチップ
14はロ−タリ−テ−ブル18に保持され、ロ−タリ−テ−
ブルの回転に伴って時計方向に搬送される。
【0040】実施例では、フォ−ミングステ−ションは
第1〜第3のステ−ションB1、B2、B3からなり、フォ−ミ
ング装置26、27、28が、ステ−ションB1、B2、B3でロ−タリ
−テ−ブル18の回りにそれぞれ配設されている。
【0041】図1に示すように、第1のフォーミングス
テーションB1では、チップ14のリード端子15の先
端に90°の折曲成形(直角曲げ)が施される。そし
て、リード端子15の根元の直角曲げが根元での破損を
避けるように、第2、第3のフォーミングステーション
B2、B3に分けて行われ、チップは2度の直角曲げを
経て所定形状に成形される。
【0042】それから、チップ14は、チェッキングステ
−ションC に送られ、たとえば、CCD のイメ−ジチェツ
カ−(工業用カメラ)、コンタクトプロ−ブのようなチ
ェッキング装置30で形状チェック、特性チェックを受け
て良否を判定され、不良品が排除される。
【0043】さらに、チップ14は次のテ−ピングステ−
ションD に送られ、テ−ピング装置32によってロ−タリ
−テ−ブル18からキャリアテ−プの凹部に移送、収納さ
れ、カバ−テ−プで凹部をシ−ルされる。それから、キ
ャリアテ−プを巻き取って、全ての工程が完了する。
【0044】なお、フォーミング自動機10は、マイク
ロコンピュータ(マイコン)34を内蔵するコントロー
ル手段36を具備し、間欠駆動手段16、カッティング
装置20、部品供給手段22等の構成部材はコントロー
ル手段にいずれも連結されて、その動作を制御されてい
る。
【0045】以下、フォ−ミング自動機10の構成、動作
を詳細に説明する。まず、リ−ドフレ−ム12について述
べると、図2に示すように、リ−ドフレ−ムは、複数
個、たとえば、8個のタンタルコンデンサのチップ(電
子部品)14を装着して成形され、ピッチ送り用のガイド
孔37がリ−ドフレ−ムに形成されている。
【0046】カッティングステ−ションA への部品供給
手段22によるチップ14の供給について述べると、たとえ
ば、リ−ドフレ−ム12は、エンドレスベルト(図示しな
い)で所定位置に搬送される。たとえば、エンドレスベ
ルトは、走行方向と直交する多数の長溝を表面に有して
形成され、リ−ドフレ−ム12は、エンドレスベルトの長
溝内に、ガイド孔37を下に垂直に立てて挿入、搬送され
る。
【0047】所定位置まで搬送されると、リードフレー
ム12は、矢視するように、図3の右端から、一対の送
りローラ40間に送られ、送りローラ40間に挟持され
てスプロケット41に送り込まれる。たとえば、リード
フレーム12の右端に加圧空気を加えて加圧力を作用さ
せるとともに、リードフレームの左端に加圧空気による
吸引力を発生させることによって、リードフレームは送
りローラ40間に自動的に送り込まれる。
【0048】カッティング装置20を挟んで、部品供給
手段22のスプロケット41、42が配設されており、
スプロケット41、42がリードフレームのガイド孔3
7に係合してリードフレーム12を送る間に、カッティ
ングステーションAでチップ14がカッティング装置2
0によってリードフレームから切断される。
【0049】チップ14の切断されたリ−ドフレ−ム12は
左のスプロケット42から一対の送りロ−ラ(図示しな
い)を経て送り出される。なお、一対のスプロケット4
1、42 は、エンドレスベルト44を介してモ−タ46の出力
軸に連結されて同期駆動されている。
【0050】従来の構成では、吸着ア−ム(吸着ヘッ
ド)をロ−タリ−テ−ブルに据え付け、吸着ア−ムにチ
ップを吸着して搬送している。これに対して、この発明
では、図3〜図5に示すように、ロ−タリ−テ−ブル18
の周面18a に凹溝19を形成し、この凹溝の底に負圧(バ
キュ−ム)を作用させて凹溝にチップ14を吸着可能とし
ている。
【0051】つまり、図4、図5からよくわかるよう
に、ロ−タリ−テ−ブル18の周面18aに多数の凹溝19が
形成され、凹溝の底に連通して流路50が形成され、バキ
ュ−ムチュ−ブ52が流路に連結されている。無論、バキ
ュ−ムチュ−ブ52はバキュ−ムポンプ等の負圧手段に連
結されている。
【0052】実施例では流路50の加工性を考慮して、ロ
−タリ−テ−ブル18は、アッパ−、ロアの一対のディス
ク18U、18L を備えて構成されている。そして、アッパ−
ディスク18U に形成された放射状の流路50U1および上下
方向の流路50U2に、ロアディスク18L 上面の放射状の流
路50L1およびロアディスク内の上下方向の流路50L2が、
順次連通されて、凹溝19の底をバキュ−ムチュ−ブ52に
連通している。
【0053】この構成では、バキュ−ムチュ−ブ52を介
して負圧を凹部19の底に作用させれば、チップ14を凹溝
内に吸着できる。なお、上下方向の流路50U2、50L2 を連
結する放射状の流路50L1は、ロアディスク18L 上面でな
く、アッパ−ディスク18U 下面に形成してもよい。
【0054】このように、ロ−タリ−テ−ブル18に設け
た流路50に連通する凹溝19をロ−タリ−テ−ブルの周面
18a に形成するだけで、チップ14がロ−タリ−テ−ブル
に吸着でき、従来の吸着ア−ム(吸着ヘッド)のような
独立の吸着部材は不要となる。そして、吸着手段(凹
溝)が、従来の吸着ア−ムに比較して、構成的に極端に
簡略化され、据付けスペ−スも極端に小さくなり、無数
の吸着手段(凹溝19)が設定できる。
【0055】無論、凹溝19の幅D (図5(B))はチップの
幅d(図2(A))より僅かに大きい程度とされ、チップ14の
(横)ズレは凹溝の側壁で確実に防止される。そのた
め、凹溝19内でのチップ14の(横)ズレを考慮すること
なく、ロ−タリ−テ−ブルが回転でき、ロ−タリ−テ−
ブルの高速回転が可能となる。
【0056】また、凹溝(吸着手段)19がロ−タリ−テ
−ブル18の周面に無数に形成でき、たとえば、実施例で
は、48個の凹溝19がロ−タリ−テ−ブル18の周面に等角
的に形成され、それに対応して、ロ−タリ−テ−ブル18
の割り出し角度を7.5 °(360/48=7.5)としている(図5
(A) 参照)。
【0057】たとえば、特開昭03−119798号公報におい
ては、吸着手段(吸着ア−ム)は16個装着されているの
に対して、この発明の実施例では、その3倍の48個の吸
着手段(凹溝19)が装着されてロスタイムの発生が阻止
できるため、この点からも高速処理が可能となる。無
論、凹溝19の数は48個に限定されず、チップの幅等を考
慮して適当に決定できる。
【0058】ロ−タリ−テ−ブル18は、その周面18a に
凹溝19を設けてバキュ−ムの流路50を形成した点を除け
ば、従来のものと基本構造に大きな差異はない。
【0059】ロ−タリ−テ−ブル18の構成を図4を参照
しながら概略的に示すと、ロ−タリ−テ−ブルは、ケ−
ス54上に回転自在に置かれ、ケ−スはフレ−ム56に固定
されている。間欠駆動手段16である割出装置を内蔵する
インデックステ−ブル58がフレ−ム56の下方に置かれ、
モ−タに連動した間欠駆動手段(割出装置)16の駆動に
よって、ロ−タリ−テ−ブル18はピッチ7.5 °で間欠送
りされる。
【0060】図6に示すように、カッティング装置20
は、直立したリ−ドフレ−ム12を挟んで配置された一対
のカッタ−60(60R、60L) と、パイロットピン62と、スト
リッパ64とを備えて構成され、固定のカッタ−60L に対
してカッタ−60R が間欠的に突出してリ−ドフレ−ム12
からチップ14を切断するように構成されている。
【0061】実施例では、ストリッパ64は先端を折曲
した略L字形に形成され、可動のカッター60R、パイ
ロットピン62の背後にスライド可能(可動)に配設さ
れている。そして、ストリッパの先端折曲部64aにガ
イド孔66a、66bを設けてカッター60R、パイロ
ットピン62のガイドとしている。
【0062】カッティング装置20の動きを簡単に説明す
ると、まず、パイロットピン62が前進し、リ−ドフレ−
ムのガイド孔37に挿通されてリ−ドフレ−ム12を位置決
めする(図6(A)、(B) 参照)。
【0063】それから、ストリッパ64が前進し、固定の
カッタ−60L の側面との間にリ−ドフレ−ム12を挟持す
る(図6(C) 参照)。そして、可動のカッタ−60R が前
進して、チップ14がリ−ドフレ−ム12から切断される
(図6(D) 参照)。
【0064】ここで、カッティング装置20の作動中、負
圧V が流路50を介して凹部19に作用しており、リ−ドフ
レ−ム12から切断されたチップ14は負圧V によって凹溝
19内に直ちに吸着される。
【0065】なお、ストリッパ64の先端上部が斜めに切
取られており、この切取り部64a に負圧V を作用させて
いる。そのため、チップ14の切断によって切断片となる
リ−ドフレ−ム12の上端部は、切取り部64a から吸引、
排除される。
【0066】ロ−タリ−テ−ブル18はチップ14を周面の
凹部19に吸着したまま回転されてフォ−ミングステ−シ
ョンB1、B2、B3に順次送られ、フォ−ミング装置26、27、28
によって成形される。
【0067】3つのフォ−ミング装置26、27、28は、基本
的にはほぼ等しく、まず、フォ−ミングステ−ションB1
に置かれてリ−ド端子15の先端を直角曲げするフォ−ミ
ング装置26について説明する。
【0068】図7に示すように、フォーミング装置26
は、リード端子成形用ポンチ66と対応する曲げ型(ダ
イス)68とを備えている。この発明においては、ポン
チ66に大きな特徴があり、曲げ型(ダイス)68を挟
んでその上下に、回転駆動可能なポンチがそれぞれ配設
されている。
【0069】上下のポンチ66は同一のものであり、回
転駆動されるポンチ本体70に設けた回転自在なローラ
72を弾性力のもとでポンチ本体の端より突出させ、そ
のローラの突出位置はストッパによって規定(限定)さ
れている。
【0070】ポンチ66の一実施例を図8、図9に示
す。まず、ポンチ本体70について述べると、図9に示
すように、ポンチ本体70は、一対の円板形状の側壁7
3を持ち、回転駆動可能に形成されている。そして、孔
(丸孔)74が90°互いに離反して側壁73に4つ形
成されるとともに、長孔76が、孔74の間で、90°
互いに離反して側壁73に4つ形成されている。また、
側壁73間でポンチ本体の軸70aに、孔(丸孔)78
が90°互いに離反して4つ形成されている。
【0071】ポンチ本体70の一方(手前)の側壁73
を除いたポンチ66を示す図8(B)からわかるよう
に、多数の、たとえば4つのホルダー80が、ポンチ本
体70に一端を軸支させて揺動可能に配設され、その自
由端(他端)にローラ72が回転自在に取付けられてい
る。つまり、ホルダー80は自由端サイドで2つに分岐
したフォーク形状とされ、ホルダーの軸80aがポンチ
本体の側壁73の孔74に軸支されている。そして、ロ
ーラの軸72aは、ホルダーの自由端に軸支されるとと
もに、側壁73の長孔76まで伸びている。
【0072】ポンチ本体の軸70a の孔78に面して、ホル
ダ−の縁が切欠かれ、その切欠き80b にピン80c を埋設
してばね座とし、ホルダ−の切欠き80b、ポンチ本体の孔
78間に圧縮コイルばね82が配設されている。なお、ポン
チ本体70の一方(手前)の側壁73は、他方(後方)の側
壁73より小径に形成されている(図8(A))。
【0073】圧縮コイルばね82がホルダ−80の自由端サ
イドに位置するため、弾性力によってホルダ−80は、そ
の自由端のロ−ラ72をホルダ−本体から突出させるよう
に、半径方向外方に押圧される。ここで、上記のよう
に、ロ−ラの軸72a はポンチ本体の側壁の長孔76まで伸
びているため、ロ−ラの軸72a は長孔の外側の縁に当接
して、ロ−ラ72の突出位置が規制(限定)される(図8
(A) 参照)。
【0074】ロ−ラ72の突出量は、たとえば、ポンチ本
体70の側壁73の縁から、1 〜3mm 程度とされる。なお、
ばね座のピン80c はロ−ラの軸72a に当接するまでの
び、2つの止めねじ80d が、ロ−ラの軸72a の倒れを防
止するように、ホルダ−80に螺着されている(図8(B)
参照)。
【0075】このような構成のポンチ66においては、ロ
−ラの軸72a が長孔76の外側の縁に当接する位置と、軸
72a が長孔76の内側の縁に当接する位置との間で、圧縮
コイルばね82の弾性力のもとで、ホルダ−80は揺動可能
となる。いいかえれば、軸72a が長孔76の外側の縁に当
接する位置まで、ロ−ラ72は圧縮コイルばね82の弾性力
のもとで突出し、また、軸72a が長孔76の内側の縁に当
接する位置まで、弾性力に抗してロ−ラは後退できる。
【0076】ポンチ本体の側壁73の長孔76は、ホルダ−
80の揺動を許容してロ−ラ軸72a の動きをガイドするガ
イド孔であるとともに、ロ−ラ72の突出位置を規定する
ストッパでもある。ガイド孔、ストッパとなる孔76は、
実施例では、長孔として形成されているが、その内側の
縁とロ−ラ軸72a との間にホルダ−80の揺動を許容する
隙間を有する形状であれば足り、長孔に限定されない。
【0077】また、実施例では、圧縮コイルばね82によ
ってホルダ−80、ロ−ラ72に弾性力を加えているが、ロ
−ラ72を突出する方向に弾性力を加えるばね部材であれ
ば足り、竹の子ばね、引張ばね、板ばね等を圧縮コイル
ばねの代わりに使用してもよい。
【0078】なお、ポンチ本体70と同軸に歯車84が配設
されており、歯車86の駆動力が、歯車88、90 を介して上
下の歯車84に伝達されて、上下のポンチ本体が逆方向に
同時に回転駆動されるように構成されている(図7参
照)。
【0079】このような構成では、後で詳細に述べる
が、ポンチ本体70の回転駆動に伴って、ポンチのロ−ラ
72が、曲げ型68との間でチップ14のリ−ド端子15を挟持
し、曲げ型に沿って弾性力のもとで押圧されながら自転
して、リ−ド端子を(折曲)成形する。
【0080】フォ−ミング装置26は揺動可能な一対の押
さえ板92(92U、92L) をさらに備え、この押さえ板は、ポ
ンチのロ−ラ72、曲げ型68間でのチップ14のリ−ド端子
15の挟持に先行して、曲げ型との間でリ−ド端子の上下
の根元部分を挟持してチップ14を固定するように構成さ
れている(図10〜図14参照)。なお、一対の押さえ板92
U、92L は天地逆である点を除けば同一の形状をしてい
る。
【0081】図13では、図面の複雑化を避けるために、
上の押さえ板92L を省略して、下の押さえ板92L を曲げ
型68とともに図示し、図14では、上の押さえ板92U のみ
を図示する。
【0082】一対の押さえ板92U、92L は、対応する支持
ブロック94にボルト95によってそれぞれ固定、支持さ
れ、2つの支持ブロック94は、ブロック(固定ブロッ
ク)96を挟んで、固定ブロックとともにシャフト98に取
付けられている。
【0083】ここで、押さえ板92U、92Lの各支持
ブロック94がシャフト98に回転自在に軸支されてい
るのに対して、中央のブロック96は、図14に示すよ
うに、割り型形状とされ、タップ孔96aに図14の左
方からボルト(図示しない)を螺着してシャフト98に
固定されている。つまり、シャフト98に対して、中央
のブロック96は固定され、上下の支持ブロック94は
回転可能となっている。
【0084】図11、図14からよくわかるように、中央の
ブロック(固定ブロック)96の左面に、一対のばねポス
ト100 が螺着されるとともに、L字形のばねポスト102
が上下の支持ブロック94の背面にそれぞれ螺着され、そ
れらの間に、引張コイルばね104 が張設されている。
【0085】そして、ストッパピン106 が固定ブロック
96上面に螺着され、このストッパピンに支持ブロック94
の前面94F を当接可能としている。
【0086】この構成では、支持ブロック94は、図14の
上方から見ると、支持ブロック94をシャフト98に対して
反時計方向に回転させる弾性力が支持ブロックに加わ
り、支持ブロック94の前面94F が固定ブロックのストッ
パピン106 に当接し押し付けられる。
【0087】従って、シャフト98が反時計方向に回転駆
動されると、シャフト98に固定された固定ブロック96は
勿論、固定ブロックに押し付けらた支持ブロック94も固
定ブロックに追従して一体的に回転し、支持ブロックの
押さえ板92が、曲げ型68との間でリ−ド端子15の上下の
根元部分を挟持できる。
【0088】そして、支持ブロックの押さえ板92が、曲
げ型68との間でチップ14のリ−ド端子15を挟持した後、
シャフト98がさらに回転駆動すると、固定ブロック96は
シャフト98と一体的に回転する。しかし、支持ブロック
94は固定ブロック96に追従して回転せず、その位置に留
まり、支持ブロック94の過剰な回転が防止される。
【0089】このように支持ブロック94の過剰な回転が
防止されるため、支持ブロック上の押さえ板92が曲げ型
68に無理に押圧されることがなく、押さえ板の変形、破
損が阻止される。そして、それにも拘らず、引張コイル
ばね104 の弾性力のもとで、押さえ板92は曲げ型68との
間でリ−ド端子15を強固に挟持できる。
【0090】なお、図11、図12に示すように、シャフト
98の下端に揺動ア−ム108 が設けられ、その自由端にカ
ムフォロア−110 が回転自在に取付けられている。ま
た、フォ−ミング装置26のフレ−ム112 の側壁にカム11
4 が設けられ、揺動ア−ム上のL字形のばねポスト116
とフレ−ム上のばねポスト(図示しない)との間に架設
された引張コイルばね118 によって、カムフォロア−11
0 をカムに押し付ける弾性力が揺動ア−ム108 に加えら
れている。
【0091】図11、図12において、参照符号112aはフレ
−ム112 の一部を示し、このフレ−ム部分に軸受が内蔵
されて、シャフト98を回転自在に支持している。
【0092】この構成では、カム114 の回転に伴って揺
動ア−ム108 が揺動してシャフト98を回転駆動させ、そ
れによって、押さえ板92がリ−ド端子15を挟持する。な
お、ロ−ラ72、曲げ型68間でのチップ14のリ−ド端子の
挟持に先行して、押さえ板92がリ−ド端子を曲げ型68間
で挟持するようにシャフト98の回転駆動が調整されるこ
とはいうまでもない。
【0093】なお、図10に示すように、曲げ型68は、フ
ォ−ミング装置26のフレ−ム112 の側壁間にさし渡され
たブロック119 上にボルト止めされている。曲げ型68
は、図15に示すように、上下対称に成形され、上下のポ
ンチ66が曲げ型の上面、下面にチップのリ−ド端子15を
押し付けることによって、曲げ型の上下で2つの成形が
同時に行われる。
【0094】曲げ型68の前面に凹部68a が設けられ、ロ
−タリ−テ−ブル18に吸着されたチップ14がサイドから
この凹部に入り込めるような高さに凹部が形成されてい
る。そして、凹部68a の上下に残された曲げ型68の前面
68b に、チップ14のリ−ド端子15が押さえ板に92によっ
て押圧される。曲げ型68の上下面は、逆テ−パ形状に斜
面となって凹んでおり、この凹み68c を利用してバック
テンション相当分の曲げが行われる。
【0095】なお、ポンチ本体70に回転駆動力を伝達す
る歯車84、88、90は、ポンチのフレ−ム67にいずれも軸支
され、図16に示すように、歯車88の軸88a がフォ−ミン
グ装置のフレ−ム112 の側壁まで伸びて軸支されてい
る。そのため、ポンチのフレ−ム67は、歯車88の軸88a
を中心として揺動可能に構成される。そして、上下のポ
ンチのフレ−ム67の揺動位置を調整して、上下のフレ−
ム67の間隔、つまりは、上下のポンチ本体のロ−ラ72の
間隔が調整される。
【0096】実施例では、図16からわかるように、上の
ポンチのフレ−ム67の上壁にボルト67a を螺着し、フレ
−ム112 の側壁上面のボルトのヘッド67b にボルト67a
を当接させて、上のポンチのフレ−ム67の揺動位置が調
整されている。また、フレ−ム112 にボルト67c を下方
から上に向けて螺着し、ボルト67c を下のポンチのフレ
−ム67の下壁に当接させて、下のポンチのフレ−ム67の
揺動位置が調整されている。
【0097】歯車88の軸88a を中心とした円弧孔120
が、フォ−ミング装置のフレ−ム112の側壁に2つ形成
されている。そして、円弧孔120 を介して、ボルト122
がポンチのフレ−ム67の側壁に螺着されて、上下のポン
チのフレ−ム67の揺動位置を固定している。
【0098】フォ−ミング装置26によるチップ14のリ−
ド端子15の成形は以下のようにして行われる。
【0099】チップ14がロ−タリ−テ−ブル18に吸着さ
れて、曲げ型68の正面に送られた直後の状態を図17(A)、
(B) に示す。この状態では、チップ14は、サイドから曲
げ型68の凹部68a に部分的に入り込んでおり、ポンチの
ロ−ラ72、押さえ板92は、チップ14から離反した位置に
いずれもある。
【0100】カム114 が回転してシャフト98が回転駆動
されると、図13において、押さえ板92は反時計方向に揺
動し、ロ−タリ−テ−ブル18からチップ14を離反させ、
曲げ型68の前面68b にチップ14のリ−ド端子15を押し付
け、曲げ型との間でリ−ド端子を挟持する(図18参
照)。
【0101】シャフト98が回転駆動されるとき、ポンチ
本体70も同時に回転駆動されて、ポンチ66のロ−ラ72は
チップ14に近づく。しかし、押さえ板92が曲げ型68との
間でリ−ド端子15を挟持した時点では、ロ−ラ72がチッ
プ14の手前にまだ位置し、成形は開始されていない(図
18参照)。
【0102】さらに、ポンチ本体70が回転駆動される
と、ポンチ本体70の端より突出するロ−ラ72は、曲げ型
68との間でチップ14のリ−ド端子15を挟持する。そし
て、曲げ型68の上面、下面に沿ってロ−ラ72が弾性力の
もとで押圧され、摩擦力によって自転して、リ−ド端子
15を成形する。フォ−ミングステ−ションB1でのフォ−
ミング装置26による成形では、ロ−ラ72がリ−ド端子15
と直交する方向に動いて90°の成形(直角曲げ)が行わ
れる(図1、図19参照)。
【0103】ここで、曲げ型68の上下面は、逆テ−パ形
状に斜面となり凹んでいる(図15(B) 参照)。そのた
め、弾性力に抗してロ−ラ72が後退してリ−ド端子15を
直角曲げをした後、曲げ型上下面の凹み68c に対応して
ロ−ラは弾性力によって突出し、90°を越える成形が連
続的に行われる(図19(A) 参照)。このように、曲げ型
上下面に凹み68c を設けておけば、ポンチ本体70の回転
駆動という一動作の中で、90°の成形、バックテンショ
ンによる戻り相当分の成形が連続的に行える。つまり、
バックテンションを考慮した直角曲げが一動作で行え、
成形時間が短縮できる。
【0104】勿論、フォ−ミング装置26においては、ロ
−ラ72が後退して直角曲げを行ってから曲げ型上下面の
凹み68c に対応して突出するような長さに、上下のポン
チのロ−ラ72の間隔が調整され、この調整は、上記のよ
うに、ボルト67b、67c によって行われる。
【0105】なお、図19(B) において、L1は成形中での
上下のポンチのロ−ラ72の最接近間隔、Loはロ−ラ72後
退時での上下のロ−ラ間隔、ΔL は曲げ型の凹みに対応
したロ−ラ72の突出量を示す。そして、上下のポンチの
ロ−ラ72の間隔が、間隔L1と同一、または、それより小
さくなるように、上下のポンチのフレ−ム67を調整すれ
ば、バックテンションを考慮した直角曲げがフォ−ミン
グ装置26によって行える。
【0106】上下のポンチのロ−ラ72によって、リ−ド
端子15にバックテンションを考慮した直角曲げが施され
た直後に、カムフォロア−110 がカム114 の谷に移り、
シャフト98が逆方向つまり時計方向に回転駆動されて、
押さえ板92はリ−ド端子15から離反、後退して初期位置
に戻される。
【0107】ここで、図1のステ−ションD 〜A の中間
部分に位置する場合を除き、他の位置においては、凹溝
19に負圧が常に作用している。そのため、押さえ板92が
後退して、チップ14を押さえ板、曲げ型98による挟持か
ら開放すると、チップは、凹溝19に直ちに吸着され、脱
落することはない。
【0108】フォ−ミングステ−ションB2、B3 に配設さ
れたフォ−ミング装置27、28 は、押さえ板を備えない点
と、曲げ型の形状が異なる点を除けば、フォ−ミングス
テ−ションB1のフォ−ミング装置26と同一の構成をして
いる。
【0109】根元の破損を避けるために、リ−ド端子15
の根元の直角曲げは、フォ−ミング装置27、28 によって
ほぼ45°づつの2回に分けられている(図1参照)。
【0110】フォ−ミング装置27、28 による45°の曲げ
では、リ−ド端子15の根元を挟持しながらの成形が不可
能であり、フォ−ミング装置27、28 の曲げ型168 は、チ
ップ14を側面から押さえれば足り、図20に示すように、
先細に成形すれば足りる。実施例では、フォ−ミング装
置27、28 の曲げ型168 として同一のものを使用している
が、前面の高さの相違する別の曲げ型を使用してもよ
い。
【0111】フォ−ミング装置26、27、28による成形を図
21(A) 〜(C) に示す。図21(B) 〜(C) からわかるよう
に、45°曲げにおいては、上下のポンチのロ−ラ72の間
隔L2(フォ−ミング装置27の場合)、L3(フォ−ミング
装置28の場合)を、上下のポンチのロ−ラ72の最接近間
隔とすれば、所定の45°曲げが円滑に行え、そのよう
に、フォ−ミング装置27、28 の上下のポンチのフレ−ム
67がそれぞれ調整されている。
【0112】フォ−ミング装置27、28 による2度の45°
の曲げによって、リ−ド端子15の根元の直角曲げが施さ
れ、2つの直角曲げを経て所定の最終形状に成形された
チップ14は、ロ−タリ−テ−ブル18の凹溝19に吸着され
て、チェッキングステ−ションC 、テ−ピングステ−シ
ョンD に送られる。
【0113】チェッキングステ−ションC のチェッキン
グ装置30、テ−ピングステ−ションD のテ−ピング装置
32は、ほぼ公知のものが利用でき、この発明の要部でな
いため、概略的に述べる。
【0114】たとえば、チェッキング装置30は公知のも
のとされ、CCD のイメ−ジチェツカ−(工業用カメラ)
でチップ14の形状(外形)をチェックするとともに、コ
ンタクトプロ−ブでチップ14の電気的特性をチェックし
て、良否を判定する。そして、不良と判定されたチップ
(不良品)14は、たとえば、ロ−タリ−テ−ブル18の上
からプッシュロッドを下降させてロ−タリ−テ−ブル周
面の凹溝19から剥離されて、回収ボックスに落下、収納
される。
【0115】さらに、チップ14は次のテ−ピングステ−
ションD に送られ、凹溝19からテ−ピング装置32のキャ
リアテ−プの凹部に移送、収納され、カバ−テ−プで凹
部をシ−ルし、キャリアテ−プを巻き取って全ての工程
が完了する。
【0116】たとえば、凹溝19からキャリアテ−プの凹
部へのチップ14の移送、収納は、上からプッシュロッド
を下降させて凹溝19からチップ14を剥離し、ロ−タリ−
テ−ブル18の下面で半径方向内方から外方に移動するス
ライダでキャリアテ−プの凹部にチップを送り込めば容
易に行える。勿論、これは一例であり、他の構成によっ
て、キャリアテ−プの凹部へのチップ14の収納を行って
もよい。
【0117】上述した実施例は、この発明を説明するも
のであり、この発明を何ら限定するものでなく、この発
明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこ
の発明に含まれることはいうまでもない。
【0118】
【発明の効果】上記のように、電子部品をロ−タリ−テ
−ブル周面の凹溝内に吸着しているため、凹溝の側壁で
電子部品の(横)ズレが防止でき、ロ−タリ−テ−ブル
の高速回転が可能となる。
【0119】また、ロ−タリ−テ−ブルの周面に凹溝を
形成するだけで、電子部品がロ−タリ−テ−ブルに吸着
でき、従来の吸着ア−ムのような独立部材は不要とな
る。そして、凹溝はロ−タリ−テ−ブルの周面に無数に
形成できるため、ロ−タリ−テ−ブルの割出し数も無数
に設定できてロスタイムの発生が阻止され、この点から
も、ロ−タリ−テ−ブルの高速回転、つまりは、電子部
品の高速処理が可能となる。
【0120】回転駆動されるポンチ本体から弾性力のも
とで突出したローラは、曲げ型との間で電子部品のリー
ド端子を挟持し、曲げ型の形状に応じて、自由に、突出
または後退して、リード端子を成形する。そのため、ポ
ンチ本体の回転駆動という一動作の中で、バックテンシ
ョンを考慮した直角曲げが容易に行え、成形時間が短縮
できる。つまり、ポンチ本体の回転駆動によって、リー
ド端子の成形が連続的に行える。
【0121】ポンチ本体からローラを弾性力のもとで突
出させたポンチをフォーミング装置に組込むことによっ
て、電子部品のフォーミング自動機における成形時間が
短縮化できる。
【0122】回転駆動可能なポンチ本体の端より弾性力
のもとで突出するローラと曲げ型との間で電子部品のリ
ード端子を挟持し、曲げ型に沿ってローラを弾性力のも
とで押圧しながら自転させてリード端子を成形する成形
方法では、バックテンションを考慮した直角曲げが一連
の動作の中で連続的に行え、成形時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電子部品のフォーミング自動機
の概念図である。
【図2】(A)、(B)は切断前での電子部品(チッ
プ)の平面図、正面図、(C)、(D)は切断後での電
子部品の拡大正面図、拡大右側面図、(E)は成形後の
電子部品の拡大正面図である。
【図3】ステーションA近傍でのフォーミング自動機の
概略部分平面図である。
【図4】ロータリーテーブルの概略正面図(破断拡大図
を含む)である。
【図5】(A)はロータリーテーブルの平面図、(B)
は破断拡大平面図、(C)は破断拡大正面図である。
【図6】(A)〜(D)は、ステーションAでのカッテ
ィング装置のパイロットピン、ストリッパ、カッターの
動きを示す一連の動作図である。
【図7】フレームの左側壁を省略したフォーミング装置
の概略左側面図である。
【図8】(A)はフォーミング装置のポンチの正面図、
(B)は前に位置する側壁を省略したポンチの正面図で
ある。
【図9】(A)はロータ形状のポンチ本体の上面図、
(B)は正面図である。
【図10】フォーミング装置の概略正面図である。
【図11】フォーミング装置の概略左側面図である。
【図12】フォーミング装置の正面から見た押さえ板お
よびその関連部材の正面図である。
【図13】曲げ型、押さえ板、チップの位置関係を示す
概略斜視図である。
【図14】押さえ板およびその関連部材の概略斜視図で
ある。
【図15】(A)は曲げ型の平面図、(B)は正面図で
ある。
【図16】フォーミング装置の概略右側面図である。
【図17】(A)は先端付近での直角曲げの開始前での
ローラ、押さえ板の位置を示す動作図(平面図)、
(B)は動作図(正面図)である。
【図18】自由端付近での直角曲げの開始後でのロー
ラ、押さえ板の位置を示す動作図である。
【図19】(A)は自由端付近での直角曲げの終了時で
のローラ、押さえ板の位置を示す動作図、(B)は上下
のローラの間隔を示す概略図である。
【図20】(A)は別の曲げ型の平面図、(B)は正面
図である。
【図21】(A)、(B)、(C)は、フォーミングス
テーションB1、B2、B3における成形での上下のロ
ーラの間隔をそれぞれ示す概略図である。
【符号の説明】
10 電子部品のフォーミング自動機 12 リードフレーム 14 電子部品(チップ) 15 リード端子 16 間欠駆動手段 18 ロータリーテーブル 19 ロータリーテーブル周面の凹溝(吸着手段) 22 部品供給手段 26、27、28 フォーミング装置 30 チェッキング装置 32 テーピング装置 34 マイコン 36 コントロール手段 50 バキュームの流路 60(60L、60R) カッター 62 パイロットピン 64 ストリッパ 66 (リード端子成形用)ポンチ 68、168 曲げ型(ダイス) 70 ポンチ本体 72 ローラ 76 長孔(ガイド孔、ストッパ) 80 ホルダー 82 圧縮コイルばね(ばね部材) 92 押さえ板 94 支持ブロック 96 (固定)ブロック 98 シャフト 104 引張コイルばね 108 揺動アーム 110 カムフォロアー 112 カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 23/48 H01L 23/48 F (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 13/02 B21D 5/01 B21F 1/00 B65B 15/04 H01G 13/00 305 H01L 23/48

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されたリードフレーム上の電子部品
    をリードフレームから切断するカッティング装置と、 カッティング手段で切断された電子部品の嵌合可能な多
    数の凹溝を周面に等角的に備え、凹溝の底に連通する流
    路を介して凹溝に負圧を作用させて電子部品を凹溝内に
    吸着可能に構成されて、間欠送りされるロータリーテー
    ブルと、 ロータリーテーブル周面の凹溝の底に連通する流路を介
    して凹溝に負圧を作用させて電子部品を凹溝内に吸着す
    る負圧手段と、 ロータリーテーブルの凹溝内に吸着された電子部品のリ
    ード端子を、ポンチと対応する曲げ型とによって、所定
    形状に成形するフォーミング装置と、 所定形状に成形された電子部品の良否を判定して不良品
    を排除するチェッキング装置と、 良品の電子部品をキャリアテープの凹部に収納し、カバ
    ーテープを付着してキャリアテープの凹部をシールする
    テーピング装置とを具備し、 カッティング装置、フォーミング装置、チェッキング装
    置、テーピング装置をロータリーテーブルの回りにこの
    順序で配設し、 フォーミング装置のポンチは、回転駆動されるポンチ本
    体と;一端を軸支させてポンチ本体に等角的に配設さ
    れ、他端に回転自在なローラを取付けた揺動可能な複数
    のホルダーと;各ホルダーを半径方向外方に押圧してポ
    ンチ本体の縁よりローラを突出させるばね部材とを備
    え、 ポンチ本体の回転駆動に伴って、ホルダーの各ローラ
    が、曲げ型との間で電子部品のリード端子を挟持し、曲
    げ型に沿ってばね部材の弾性力のもとで押圧されながら
    自転して対応するリード端子を連続的に成形する電子部
    品のフォーミング自動機。
  2. 【請求項2】 供給されたリードフレーム上の電子部品
    をリードフレームから切断するカッティング装置と、 カッティング手段で切断された電子部品の嵌合可能な多
    数の凹溝を周面に等角的に備え、凹溝の底に連通する流
    路を介して凹溝に負圧を作用させて電子部品を凹溝内に
    吸着可能に構成されて、間欠送りされるロータリーテー
    ブルと、 ロータリーテーブル周面の凹溝の底に連通する流路を介
    して凹溝に負圧を作用させて電子部品を凹溝内に吸着す
    る負圧手段と、 ロータリーテーブルの凹溝内に吸着された電子部品のリ
    ード端子を、ポンチと対応する曲げ型とによって、所定
    形状に成形するフォーミング装置と、 所定形状に成形された電子部品の良否を判定して不良品
    を排除するチェッキング装置と、 良品の電子部品をキャリアテープの凹部に収納し、カバ
    ーテープを付着してキャリアテープの凹部をシールする
    テーピング装置とを具備し、 カッティング装置、フォーミング装置、チェッキング装
    置、テーピング装置をロータリーテーブルの回りにこの
    順序で配設し、 フォーミング装置のポンチは、一対の側壁を備えて回転
    駆動されるポンチ本体と;一対の側壁間でポンチ本体に
    等角的に配設され、ポンチ本体の側壁にその一端を軸支
    させ他端に回転自在なローラを取付けた揺動可能な複数
    のホルダーと;各ホルダーを半径方向外方に押圧してポ
    ンチ本体の側壁の縁よりローラを突出させるばね部材と
    を備え、 各ローラの軸の挿通されるガイド孔をポンチ本体の側壁
    に形成し、ガイド孔は、その外側の縁にばね部材の弾性
    力のもとでローラの軸が当接してポンチ本体の側壁から
    のローラの突出位置を規制するとともに、その内側の縁
    とローラの軸との間にホルダーの揺動を許容する隙間を
    有する形状に形成され、 ポンチ本体の回転駆動に伴って、ポンチの各ローラが、
    曲げ型との間で電子部品のリード端子を挟持し、曲げ型
    に沿ってばね部材の弾性力のもとで押圧されながら自転
    して対応するリード端子を連続的に成形する電子部品の
    フォーミング自動機。
  3. 【請求項3】 フォーミング装置は、ポンチのローラ、
    曲げ型間での電子部品のリード端子の挟持に先行して、
    曲げ型との間でリード端子の上下の根元部分を挟持して
    電子部品を固定化する揺動可能な一対の押さえ板をさら
    に備えている請求項1または2記載の電子部品のフォー
    ミング自動機。
  4. 【請求項4】 各押さえ板は支持ブロックにそれぞれ支
    持され、 各支持ブロックは、回転駆動されるシャフトに固定され
    た固定ブロックを挟んでシャフトに回転自在にそれぞれ
    取付けられ、 固定ブロック、各支持ブロック間にばね部材を架設して
    曲げ型方向に押さえ板を揺動する弾性力を各支持ブロッ
    クに加えるとともに、支持ブロックの揺動位置を固定ブ
    ロックで規制させた請求項3記載の電子部品のフォーミ
    ング自動機。
  5. 【請求項5】 回転駆動されるポンチ本体に等角的に設
    けた回転自在な複数のローラを弾性力のもとでポンチ本
    体の端よりそれぞれ突出させるとともに、ローラの突出
    位置をそれぞれ規定してなる電子部品のリード端子成形
    用ポンチ。
  6. 【請求項6】 回転駆動されるポンチ本体に一端を軸支
    させ他端に回転自在なローラを取付けた複数のホルダー
    が、ポンチ本体に等角的かつ揺動可能に配設され、 半径方向外方に押圧してポンチ本体の縁よりローラを突
    出させる弾性力をホルダーに加えるとともに、ローラの
    突出位置を規制してなる電子部品のリード端子成形用ポ
    ンチ。
  7. 【請求項7】 一対の側壁を備えて回転駆動されるポン
    チ本体に一端を軸支させ、他端に回転自在なローラを取
    付けた揺動可能な複数のホルダーが、一対の側壁間でポ
    ンチ本体に等角的に配設され、 ばね部材によってホルダーに弾性力を加えてローラを半
    径方向外方に押圧し、各ローラの軸の挿通されるガイド
    孔がポンチ本体の側壁に形成され、ガイド孔は、その外
    側の縁にばね部材の弾性力のもとでローラの軸が当接し
    てポンチ本体の側壁からのローラの突出位置を規制する
    とともに、その内側の縁とローラの軸との間にホルダー
    の揺動を許容する隙間を有する形状に形成されている電
    子部品のリード端子成形用ポンチ。
  8. 【請求項8】 ポンチ本体の端より弾性力のもとで突出
    するとともに、その突出位置の規制された回転自在なロ
    ーラをポンチ本体の回転駆動によって公転させ、 ローラと曲げ型との間で電子部品のリード端子を挟持
    し、曲げ型に沿ってローラを弾性力のもとで押圧しなが
    ら自転させてリード端子を成形する電子部品のリード端
    子の成形方法。
  9. 【請求項9】 ポンチ本体の端より弾性力のもとで突出
    しその突出位置の規制されたローラの取付けられたポン
    チ本体を回転駆動し、 ポンチ本体の端より突出するローラと、対応する曲げ型
    との間で電子部品のリード端子を挟持し、曲げ型に沿っ
    てローラを弾性力のもとで押圧しながら自転させてリー
    ド端子を成形する電子部品のリード端子の成形方法。
  10. 【請求項10】 弾性力のもとで突出する回転自在な複
    数のローラを持つポンチ本体を回転駆動し、 ポンチ本体の端より突出するローラと、対応する曲げ型
    との間で電子部品のリード端子を挟持し、曲げ型に沿っ
    てローラを弾性力のもとで押圧しながら摩擦力によって
    自転させてリード端子を連続的に成形する電子部品のリ
    ード端子の成形方法。
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