JP3187843U - 電気機器収納用筺体の扉体密閉装置 - Google Patents

電気機器収納用筺体の扉体密閉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電気機器を内装した筺体とこの筺体に対し蝶番にて開閉自在にした扉体とからなり、蝶番部分からの塵埃・水分の侵入防止を簡単に低コストで実現した電気機器収納用筺体の開閉自在の扉体密閉装置を提供する。
【解決手段】開口部を備え内部に電気機器を装着した筺体1と、蝶番3の回転支点となる支軸31を扉体4の内側に位置せしめ、蝶番のヒンジ部材を筺体内部に固着することによって扉体を蝶番の回転支点を中心に開口部を開閉自在に覆うものであって、主パッキン5を扉体の内面に装着し、蝶番の位置に対応する筺体の開口部周縁に補助パッキン6を装着し、扉体を閉成した際扉体の外側面が補助パッキンに密着されるとともに主パッキンと補助パッキンが接触するよう構成した。従って主パッキンを装着できない蝶番部分の密閉が補助パッキンで補うことができ、又すでに設置されている電気機器に対しても簡単に防塵を行うことができる。
【選択図】図4

Description

本考案は、配電盤、分電盤、制御盤、各種電源機器などの電気機器収納用筺体において、該筺体の開口部を開閉自在に覆う扉体と筺体開口部周縁との隙間をパッキンで密閉し、外部からの水滴や塵埃等が筺体内へ侵入するのを防止する構造に関する。
一般に電気機器収納用筺体の前面には大きな開口部が開けられ、この開口部を開閉自在な扉体にて覆われている。そして扉体の右側端または左側端と筺体前面の右側端または左側端との間に蝶番を取り付け、この蝶番の支軸を中心に扉体の開閉動作を行っている。
その上扉体の内面と筺体全面開口部周面との間にパッキンを介在させて防水・防塵対策を施している。(特許文献1参照)
しかしながら、特許文献1に示される蝶番では、支軸に装着された一対のヒンジ部材の隙間から水が入ったり、蝶番を取り付ける螺子等が錆びたりする。しかも電気機器収納用筺体内に冷却用や換気用のファンを設けていると、蝶番の隙間から塵埃や水分が入り込む。
一方、特許文献2に示すような蝶番を利用して扉体を開閉する構造の扉体密閉装置が存在する。即ち、蝶番を扉体側に装着し、一つのヒンジ部材を延出して筺体の開口周面の前面に取り付けるようなものが存在する。かかる特許文献2に示す構造では特許文献1に生じるような不具合は生じない。しかし蝶番のヒンジ部材を筺体の開口部周面の前面に取り付けるようにしているので、筺体の開口部周面にはヒンジ部材を取り付けるだけの面積(幅)が必要になり、筺体の開口部が小さくなるかその開口部を大きくすると筺体が必要以上に大型化し配電盤等の電気機器の設置場所に制約を受けることになる。
特開2003−67860号公報 特開平6−245333号公報
そこで本考案は、特許文献2に示すような蝶番のヒンジ部材を筺体の内側に取り付けることで特許文献2に生じる課題を解決し、さらに特許文献1に生じる課題を解決した電気機器収納用筺体の扉体密閉装置を提供するものである。
上記課題を解決するために成された本考案に係る扉体密閉装置は 少なくとも一面に開口部を備え内部に電気機器を装着した筺体と、適数個の蝶番により開閉自在とした扉体とからなり、前記蝶番の回転支点となる支軸を前記扉体の内側に位置せしめるとともに前記蝶番の第1のヒンジ部材を前記扉体の内側に固着し、前記蝶番の第2のヒンジ部材を筺体内部に固着することによって前記扉体を前記蝶番の支軸を中心に前記開口部を開閉自在に覆うものであって、
前記扉体を閉成した際、前記開口部周縁面に密着する主パッキンを扉体に装着し、前記蝶番の位置に対応する前記筺体の開口部周縁面に補助パッキンを装着し、前記扉体を閉成した際その外側面が前記補助パッキンに密着されるとともに前記主パッキンと前記補助パッキンの一部が接触するよう構成したことを特徴としている。
また本考案は、補助パッキンを蝶番の長さ寸法より長寸法とし蝶番の上下端よりも延出させたことを特徴としている。
上述した構造にすることにより、主パッキンを装着できない蝶番部分の密封が補助パッキンで補うことができ、筺体内部への塵埃や水分の侵入を阻止することができる。しかも筺体の開口部を小さくしたり、あるいは逆に開口部を大きくしようとして不必要に筺体自身を大型にせずとも防塵等を達成することができる。
さらに、すでに設置して使用している電気機器(防塵を考慮していない構造)に対しても本考案の補助パッキンを装着するだけで簡単に防塵を行うことができる。
本考案にかかる電気機器収納用筺体の扉体密閉装置を備えた配電盤全体の斜視図。 図1の扉体を開いた状態の配電盤の拡大斜視図。 図2とは異なる方向から視た斜視図。 図1において扉体を閉成した状態の扉体密閉装置の拡大断面図。 図4において扉体を開いた状態の一部断面した端面図。 本考案に使用する補助パッキンの分解斜視図。
以下、本考案に係る電気機器収納用筺体の扉体密閉装置の一実施例として、配電盤の筺体を挙げて添付図面を参照して説明する。1は配電用の電気機器が収納された配電盤の筺体で、主に金属製骨組み1aとその骨組み1aに取り付けられた外装板1bとから構成されている。この筺体1の前面は大きな開口部2が開けられ、上下一対の蝶番3にて筺体の右側縁に対して開閉自在に取り付けた扉体4にて覆われている。
図1において、扉体4にはその開放端側にハンドル7が設けられ、このハンドル7には周知の扉固定金具(図示せず)が取り付けられている。そしてハンドル7を操作することにより扉体4を開閉自在にし、また扉体4を閉成した際、この扉固定金具により扉体4を閉成状態で保持するようになっている。
扉体4は、板金の周縁を内側にコ字状に折曲して筺体1の開口部2の周縁面21に対向する折り返し面41を形成する。さらに蝶番3を取り付ける部分の折り返し面41を切除した切欠き部42を上下2か所に形成する。(図2参照)また折り返し面41にはゴム等の柔軟性のある主パッキン5が取り付けられ、扉体4が筺体1の開口部2を覆った際、該主パッキン5が開口部2の周縁面21と接触して筺体1内を機密に保持するようにしている。
上記した主パッキン5は、図4に示すように断面U字状の取付片5aと、筺体1の開口部周縁面21に当接するO字状の密封部5bとを一体的に形成する。そして取り付け片5aのU字状部分を扉体4の折り返し面41の端縁411に挿着して取り付けるのである。
扉体4の折り返し面41には、蝶番3を取り付けるためと蝶番の動作を妨げないようにするために2か所に切欠き部42を設けているために、該切欠き部42には主パッキン5が存在しない。そのため扉体4を閉成しても完全には筺体1内を密閉にすることができない。
従って考案者は、このような切欠き部42が存在する扉体4において、筺体1や扉体4自身には大きな構造的な改良を加えることのない簡単な構造の扉体密閉装置を考案したものである。以下本考案の扉体密閉装置について説明する。
まず、筺体1の前方右側部と扉体3の右側端との間で、かつ上下2か所に装着された蝶番3について説明する。この蝶番3は回転支点となる支軸31と第1のヒンジ部材32と第2のヒンジ部材33とから構成されている。(図2、図4参照)
第1のヒンジ部32は支軸31に対し回動自在に遊貫された筒状体で構成され、第2のヒンジ部33は回動自在に遊貫された筒状体とこの筒状体から延出したU字状の連結片331から構成されている。
そして蝶番3を扉体4の折り返し部41の切欠き部42のところに縦方向に設置し、図2、図4で示すように筒状体で構成された第1のヒンジ部材32を扉体4の内面に溶接により固着する。一方、第2のヒンジ部材33のU字状の連結片331は扉体4の切欠き部42を通り、さらに筺体1の開口部2から筺体内部に延出して筺体1の開口部2周縁面21の裏面に溶接により固定する。なおヒンジ部材を溶接により固着したが、これに限ることなく、ボルト止めや螺子止めによる固定でもよい。
このように、蝶番3の第1、第2のヒンジ部材32、33を扉体の内面と筺体内部に固着することにより、蝶番3は筺体1や扉体4の外部に露出することなく装着することができので、蝶番取り付け部分からの水分の侵入はなく、又見栄えもよい配電盤を提供することができる。
次に、前述したように切欠き部42のところには主パッキン5がないので、扉体4を閉成してもその個所は密閉することができない。そこでその切欠き部42のところを補助パッキン6で密閉するのである。以下その補助パッキン6を説明する。
図6に補助パッキン6の分解斜視図を示している。補助パッキン6は板金からなる基体61を折曲加工して上下に一対の横取付片62と後方に縦取付片63を形成する。そして、この一対の横取付片62上と縦取付片63の内面に3個の角柱状のスポンジ64a,64b,64cを貼着して構成してある。各取付片62,63に貼着された3つのスポンジ64a,64b,64cは部分的に相互に接触し隙間のない構成になっている。すなわち縦方向のスポンジ64bの上部と下部はそれぞれ横方向のスポンジ64a,64cに接触させている。(図4参照)
補助パッキン6の基体61の縦寸法は蝶番3の長さ寸法より長寸法、すなわち切欠き部42の縦方向の幅よりも長寸法にしてある。なお、上述した実施例では3個のスポンジを貼り付けているが3個のスポンジを一体化させて1つの固まりのスポンジを成型して構成してもよい。
補助パッキン6は基体61に設けた取り付け穴65を用いて筺体1の開口部の周縁面21の前面でかつ扉体4の切欠き部42に対応する部分に螺子8止めにて装着する。すなわち横方向のスポンジ64a,64cが筺体の開口周縁面21と扉体の折り返し面41との間に位置し、縦方向のスポンジ64bが扉体4の右側面に位置するように補助パッキン6を筺体1側に装着するのである。
補助パッキン6を設けたことにより、扉体4を閉成すると、扉体4の切欠き部42以外の開口部2の周縁は主パッキン5で密封される。そして切欠き部のところは補助パッキン6により密封される。すなわち図3、図4に示すように蝶番3の上下のところにある扉体の折り返し片41の前面が補助パッキン6の上下の横方向のスポンジ64a,64cに接触するとともに縦方向のスポンジ64bが切欠き部42のところの扉体3の側面に接触する。
また扉体3を閉成した際、図4に示すように横方向のスポンジ64a,64cの前面部が切欠き部42の上下に位置する主パッキン5の密封部5bと接触することにより、すなわち上下の横方向のスポンジ64a,64cと縦方向のスポンジ64bにより切欠き部42を外方から覆い且つ上下の横方向のスポンジ64a,64cと主パッキン5の密封部5bと接触することにより、主パッキンで密封されなかった蝶番部分を補助パッキンで密封することができるのである。
上述したように、蝶番の構造を変えなくても、又蝶番の取り付け位置を変えなくても、簡単に筺体内を密閉することができる。また上述した補助パッキンを作成しておけば、既存の配電盤にも簡単に取り付けることができる。
1 …筺体
2 …開口部
21 …開口周縁面
3 …蝶番
31 …支軸
32 …第1のヒンジ部材
33 …第2のヒンジ部材
4 …扉体
41 …対向面
42 …切欠き部
5 …主パッキン
5a …取付片
5b …O字状の密封部
6 …補助パッキン
64a…横方向のスポンジ
64b…縦方向のスポンジ
64c…横方向のスポンジ
7 …ハンドル

Claims (2)

  1. 少なくとも一面に開口部を備え内部に電気機器を装着した筺体と、適数個の蝶番により開閉自在とした扉体とからなり、前記蝶番の回転支点となる支軸を前記扉体の内側に位置せしめるとともに前記蝶番の第1のヒンジ部材を前記扉体の内側に固着すし、前記蝶番の第2のヒンジ部材を筺体内部に固着することによって前記扉体を前記蝶番の支軸を中心に前記開口部を開閉自在に覆うものであって、
    前記扉体を閉成した際、前記開口部周縁面に密着する主パッキンを扉体に装着し、前記蝶番の位置に対応する前記筺体の開口部周縁面に補助パッキンを装着し、前記扉体を閉成した際その外側面が前記補助パッキンに密着されるとともに前記主パッキンと前記補助パッキンの一部が接触するよう構成したことを特徴とする電気機器収納用筺体の開閉自在の扉体密閉装置。
  2. 前記補助パッキンは前記蝶番の長さ寸法より長寸法とし前記蝶番の上下端よりも延出させたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器収納用筺体の開閉自在の扉体密閉装置。














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