JP2020092510A - 電気機器収納用箱 - Google Patents

電気機器収納用箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2020092510A
JP2020092510A JP2018227822A JP2018227822A JP2020092510A JP 2020092510 A JP2020092510 A JP 2020092510A JP 2018227822 A JP2018227822 A JP 2018227822A JP 2018227822 A JP2018227822 A JP 2018227822A JP 2020092510 A JP2020092510 A JP 2020092510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof member
door
waterproof
housing body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018227822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7139066B2 (ja
Inventor
吉田 亮
Akira Yoshida
亮 吉田
康恭 青木
Yasutaka Aoki
康恭 青木
貴布 山上
Kifu Yamagami
貴布 山上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Co Ltd filed Critical Nitto Kogyo Co Ltd
Priority to JP2018227822A priority Critical patent/JP7139066B2/ja
Publication of JP2020092510A publication Critical patent/JP2020092510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7139066B2 publication Critical patent/JP7139066B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】第1の防水部材と第2の防水部材とを備えた電気機器収納用箱の防水性をさらに向上させる技術を提供する。【解決手段】開口部を有する筐体本体10と、筐体本体10にヒンジ部材12を介して開閉自在に取り付けられて開口部を覆う扉11と、開口部の周縁と扉11との間に設けられた第1の防水部材24と、この第1の防水部材24の外側に配置された第2の防水部材25とを備えた電気機器収納用箱において、ヒンジ部材12の軸心23を、ヒンジ部材12を配置した筐体本体10の辺の、第1の防水部材24及び第2の防水部材25よりも外側に位置させた。【選択図】図2

Description

本発明は、防水性に優れた電気機器収納用箱に関するものである。
屋外に設置される電気機器収納用箱には、雨水が内部に浸入することがない優れた防水性が求められる。そこで従来から特許文献1に示されるように、筐体本体の開口部の周縁に第1の防水部材と第2の防水部材とを配置し、防水性を高める工夫がなされている。
図8は特許文献1に記載された防水構造の要部を示す断面図であり、1は筐体本体、2はその開口部を覆う扉、3はヒンジ部材である。筐体本体1の開口部はコの字状に屈曲されており、扉2の端部はL字状に屈曲されている。そして扉2の裏面に第1の防水部材(パッキン)4が設けられており、扉2の屈曲部の内側に第2の防水部材5が設けられている。
しかし特許文献1の構造は、ヒンジ部材3が配置された辺においては、第2の防水部材5が扉2の端部と筐体本体1との間に形成される隙間を完全に埋める構造ではないため、第1の防水部材4と第2の防水部材5との間の空間に外部から雨水が浸入してしまうおそれがあった。
また、図8に示した第2の防水部材5を大きくして、扉2の端部と筐体本体1との間に形成される隙間を完全に埋める構造とすることも考えられる。しかし、扉2の開閉時に第2の防水部材5が必要以上に押圧されたり、水平方向の力を受けたりするため、第2の防水部材5が横にずれてしまい、扉2の端部と筐体本体1との間に形成される隙間を完全密封することができないおそれがあった。
特開2016−10220号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、第1の防水部材と第2の防水部材により、防水性をさらに向上させた電気機器収納用箱を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、開口部を有する筐体本体と、この筐体本体にヒンジ部材を介して開閉自在に取り付けられて開口部を覆う扉と、開口部の周縁と扉との間に設けられた第1の防水部材と、この第1の防水部材の外側に配置された第2の防水部材とを備えた電気機器収納用箱であって、前記ヒンジ部材の軸心を、前記ヒンジ部材を配置した筐体本体の辺の、第1の防水部材及び第2の防水部材よりも外側に位置させたことを特徴とするものである。
なお、扉の周縁をコ字状に折り曲げて折返部を形成し、また筐体本体の開口部の周縁に内側屈曲部を形成し、扉閉塞時に第2の防水部材が、折返部と内側屈曲部との間に位置する構造とすることができる。また、第2の防水部材は第1の防水部材よりも耐候性が高く、第1の防水部材は第2の防水部材よりも気密性に優れたものとすることができる。
本発明の電気機器収納用箱は、ヒンジ部材の軸心をヒンジ部材を配置した筐体本体の辺の、第1の防水部材及び第2の防水部材よりも外側に位置させたため、扉開閉時に扉を第1の防水部材及び第2の防水部材に対して、横方向の力を作用させることなく当接させることができる。このため、扉の端部と筐体本体との間に形成される隙間を完全密封することができ、従来構造よりも防水性を高めることができる。
実施形態の電気機器収納用箱の外観斜視図である。 扉を開いた状態の要部の断面図である。 扉を閉じた状態の要部の断面図である。 実施形態の電気機器収納用箱の水平断面図である。 他の実施形態を示す要部の断面図である。 通気路の位置を示す正面図である。 他の通気路を示す斜視図である。 特許文献1に記載された構造の要部を示す断面図である。
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1は実施形態の電気機器収納用箱の外観斜視図であり、10は電気機器収納用箱の筐体本体、11は筐体本体10の開口部を覆う扉である。扉11はヒンジ部材12によって、筐体本体10の開口部の片側の辺に開閉自在に取り付けられている。またヒンジ部材12の反対側には、扉10をロックするハンドル部材22が設けられている。
図2に示すように、筐体本体10の開口部の周縁には、筐体本体10の側面板13から開口部の内側に直角に折り曲げられた内側屈曲部14と、前方に直角に折り曲げられた前方屈曲部15と、その先端を開口部の外側に直角に折り曲げた外側屈曲部16とからなる水切り部17が形成されている。
また扉11の端部はコ字状に屈曲され、後方屈曲部18と折返部19とが形成されている。そしてヒンジ部材12の一方の板20は筐体本体10の側面板13の外側面に締結されており、他方の板21は扉11の後方屈曲部18の外側面に締結されている。23はヒンジ部材12の軸心である。
扉11の裏面には第1の防水部材24が設けられている。図3に示すように、この第1の防水部材24は、扉11を閉じたときに筐体本体10の外側屈曲部16に当接する位置に配置されている。また筐体本体10の内側屈曲部14には、第2の防水部材25が設けられている。図3に示すように、この第2の防水部材25は、扉11を閉じたときに扉11の折返部19と筐体本体10の内側屈曲部14との間に位置するように配置されている。
これらの図2、図3に示されるように、ヒンジ部材12の軸心23は筐体本体10の側面板13の外側にあり、第1の防水部材24と第2の防水部材25は側面板13の内側にあるので、ヒンジ部材12の軸心23は、第1の防水部材24及び第2の防水部材25よりも外側に位置することとなる。
図1に示されるように、本実施形態では、第1の防水部材24は扉11の四方の周縁部全体に一連に形成されている。その材質は特定されるものではないが、例えば発泡ウレタンとすることができる。第1の防水部材24を筐体本体10の外側屈曲部16に設けることも可能であるが、本実施形態では外側屈曲部16よりも取付可能領域が広い扉11の裏面に設けている。
第2の防水部材25は、内側屈曲部14の第1の防水部材24よりも外側となる位置に、一連に設けられている。その材質も特定されるものではないが、例えば耐候性に優れたEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)とすることができる。第2の防水部材25を扉11の折返部19に設けることも可能であるが、本実施形態では取付可能領域がより広い筐体本体10の内側屈曲部14に設けている。
上記したように、第2の防水部材25は第1の防水部材24よりも耐候性が高く、第1の防水部材24は第2の防水部材25よりも気密性に優れたものとすることが好ましい。第2の防水部材25は第1の防水部材24よりも外側に位置するので、雨水と接触する可能性が第1の防水部材24よりも大きいからである。
このように構成された本発明の電気機器収納用箱は、ヒンジ部材12の軸心23が第1の防水部材24及び第2の防水部材25よりも外側に位置するので、図2、図3に示されるように、扉11の開閉時にこれらの防水部材はほぼ垂直方向から押圧されることとなり、横にずれるおそれがない。このため、扉11の端部と筐体本体10との間に形成される隙間を完全密封することができ、従来構造よりも防水性を高めることができる。
上記の実施形態においては、ヒンジ部材12は扉11と筐体本体10に対して、外側からネジにより固定されている。しかしヒンジ部材12を溶接により固定することもできる。溶接によれば、ヒンジ部材12を外側から取り外すことができなくなるので、セキュリティ性を向上させることができる。また図5に示すように、筐体本体10の内側屈曲部14と扉11の折返部19とを延設し、第2の防水部材25よりも外側位置において、内側屈曲部14と折返部19との間にヒンジ部材12をネジで固定する構造としてもよい。この構造とすれば外部からヒンジ部材12を取り外すことができなくなり、セキュリティ性をさらに向上させることが可能となる。
上記した通り2重の防水部材24、25を備えた本発明の電気機器収納用箱は気密性に優れるため、冷水と接触するなどして筐体内部が冷却された場合、筐体内が負圧となって外部から水分を吸引し易い状態となるおそれがある。この問題を解決するため、第1の防水部材24と第2の防水部材25との間に形成される空間から筐体内部に通じる第1の通気路と、この空間から筐体外部に通じる第2の通気路とを形成し、筐体内部を外気と等圧にしておくことが好ましい。
このため図6に示すように、扉11に設けられた第1の防水部材24に第1の通気路26を形成し、筐体本体10に設けられた第2の防水部材25に第2の通気路27を形成することが好ましい。これらの通気路は防水部材24、25の一部を切り欠いて形成しても、あるいは防水部材24、25の端部間に形成してもよい。
また図7に示すように、第2の通気路27として、扉11の底部に貫通孔を形成することもできる。ただしこの貫通孔を通じて水が浸入することがないように、止水機能と通気機能を備えたブッシュ28を取り付けておくことが好ましい。
これらの通気路の位置については、第2の通気路27は下側とすることが好ましい。雨水などの浸入を防止するためである。また第1の通気路26は、ヒンジ部材12が形成された側に形成しても、その反対のハンドルが設けられた側に形成してもよい。ヒンジ部材12が形成された側では扉11を閉じた際に、防水部材を安定して圧縮することができるので、第1の通気路26の周囲の密閉性が低下するおそれがない。その他、第1の通気路26は上側に形成してもよい。このように、第1の通気路26は第2の通気路27とは別の側に形成することが好ましい。第1の通気路26を下側に形成する場合には、第2の通気路27と同一直線上に並ばないように、ずらして設けることが好ましい。
いずれの場合にも、第1の通気路26と第2の通気路27の位置をずらしておけば、仮に第2の通気路27から水が浸入した場合にも、第1の通気路26を通じて筐体内部に水が浸入することがなく、防水性と等圧性とを両立させることができる。
1 筐体本体
2 扉
3 ヒンジ部材
4 第1の防水部材
5 第2の防水部材
10 筐体本体
11 扉
12 ヒンジ部材
13 側面板
14 内側屈曲部
15 前方屈曲部
16 外側屈曲部
17 水切り部
18 後方屈曲部
19 折返部
20 板
21 板
22 ハンドル部材
23 軸心
24 第1の防水部材
25 第2の防水部材
26 第1の通気路
27 第2の通気路
28 ブッシュ

Claims (3)

  1. 開口部を有する筐体本体と、この筐体本体にヒンジ部材を介して開閉自在に取り付けられて開口部を覆う扉と、開口部の周縁と扉との間に設けられた第1の防水部材と、この第1の防水部材の外側に配置された第2の防水部材とを備えた電気機器収納用箱であって、前記ヒンジ部材の軸心を、前記ヒンジ部材を配置した筐体本体の辺の、第1の防水部材及び第2の防水部材よりも外側に位置させたことを特徴とする電気機器収納用箱。
  2. 扉の周縁をコ字状に折り曲げて折返部を形成し、また筐体本体の開口部の周縁に内側屈曲部を形成し、扉閉塞時に第2の防水部材が、折返部と内側屈曲部との間に位置する構造としたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器収納用箱。
  3. 第2の防水部材は第1の防水部材よりも耐候性が高く、第1の防水部材は第2の防水部材よりも気密性に優れたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の電気機器収納用箱。
JP2018227822A 2018-12-05 2018-12-05 電気機器収納用箱 Active JP7139066B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018227822A JP7139066B2 (ja) 2018-12-05 2018-12-05 電気機器収納用箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018227822A JP7139066B2 (ja) 2018-12-05 2018-12-05 電気機器収納用箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020092510A true JP2020092510A (ja) 2020-06-11
JP7139066B2 JP7139066B2 (ja) 2022-09-20

Family

ID=71013950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018227822A Active JP7139066B2 (ja) 2018-12-05 2018-12-05 電気機器収納用箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7139066B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113973U (ja) * 1984-06-28 1986-01-27 富士通株式会社 防水箱のガスケツト構造
JP2004063785A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Hitachi Kokusai Electric Inc 筐体の防水構造
JP3187843U (ja) * 2013-10-07 2013-12-19 京都電機器株式会社 電気機器収納用筺体の扉体密閉装置
JP2014036454A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Nitto Kogyo Co Ltd 電気機器収納用箱

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113973U (ja) * 1984-06-28 1986-01-27 富士通株式会社 防水箱のガスケツト構造
JP2004063785A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Hitachi Kokusai Electric Inc 筐体の防水構造
JP2014036454A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Nitto Kogyo Co Ltd 電気機器収納用箱
JP3187843U (ja) * 2013-10-07 2013-12-19 京都電機器株式会社 電気機器収納用筺体の扉体密閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7139066B2 (ja) 2022-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE48578E1 (en) Enclosure for submersible network protectors
JP6322703B2 (ja) 電気設備のための封止体
JP6827016B2 (ja) グロメット
JP6682131B2 (ja) 電気機器収納用箱
JP2020092510A (ja) 電気機器収納用箱
US10749322B2 (en) Shrouded in-use cover for a junction box
JP6973961B2 (ja) 電気機器収納箱
JP2016127640A (ja) 密封箱および密封構造
JP6824575B2 (ja) 両扉式の電気機器収納用箱
JP4920358B2 (ja) 端子カバー
JP6343169B2 (ja) グロメット、及び、ワイヤーハーネス
JP6294743B2 (ja) グロメット、及び、ワイヤーハーネス
JP2006324069A (ja) 端子カバー
JP3187843U (ja) 電気機器収納用筺体の扉体密閉装置
JP6851687B2 (ja) 電気機器収納箱用パッキンとこれを用いた両扉式の電気機器収納用箱
KR102126344B1 (ko) 양문 개방형 전기외함
JP6119506B2 (ja) ドア用グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP2003278462A (ja) スイングドアの防水構造
JP6094407B2 (ja) ドア用グロメット
JP7326682B2 (ja) 防水構造付き筐体
JP6840434B2 (ja) 電気機器収納箱
JP4463636B2 (ja) エンジン駆動作業機
JP2020188119A (ja) キャビネット
JP2021044411A5 (ja)
JP2006269877A (ja) 電気機器収納用箱体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7139066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150