JP3187786U - 帽子及びブレード帯 - Google Patents

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暁子 矢八
新三 山中
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株式会社エクレティコ
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Abstract

【課題】ソフトでフィット感を維持しつつ、型崩れせず、耐久性に優れると共に、装飾性にも富んだ、新規なブレード帽子を提供する。
【解決手段】所定幅に裁断した生地の一方側縁を折り返し、その折り返し端縁を重なる生地と縫合して、長さ方向の片側が2枚重ね部1c、他方側が1枚重ね部1dとした長尺のテープ状のブレード帯1を螺旋状に巻回し、その隣合って重なり合う側辺部を一連に縫合してクラウン部3及びつば部4が連続する一体状に形成して帽子を構成する。この帽子を構成するブレード帯1として、生地を所定幅で長尺に裁断し、その一方側縁を折り返すと共にその折り返し端縁に沿って上下に重なる生地を縫合し、それを連続的に連結してテープ状として、片側部分が2枚重ね部1c、他方側部分が1枚重ね部1dとする厚みの異なる2段構成の帯体としてブレード帯1を構成する。
【選択図】図1

Description

この考案は、長尺のブレード帯を螺旋状に縫合して形成した帽子及び、その帽子を形成するブレード帯の構成に関するものである。
従来、ブレード帯を螺旋状に巻き、互いに重なり合う側辺部を縫合し、成形してクラウン及びつばを一体状とした、いわゆるブレード帽子が広く知られている。
そして、この種の帽子を構成するブレード帯としては、所定の大きさの生地材を細幅に裁断すると共に、それを筒紐状に縫製し、さらにそれらを長尺状に連結して偏平な筒テープ状としたものを用いたり、また、近年では、所定幅の平織り状の組紐を用いることもある。そして、これらのブレード帯を、平面状で、或いは型に合わせて螺旋状に巻き、隣合って相互に重なり合う側辺部を一連に縫合して、クラウン及びつばを一体状に形成して帽子が完成する。
従来のこの種の帽子は、芯地がないために折りたたみが容易で、ソフトであるので、携帯性やフィット感に優れたものであったが、反面、その形状が一定に保持されず、型崩れして、着用時に体裁の悪いものとなっていた。
そこで、例えば特許文献1に開示された帽子では、所定幅員の1枚生地のブレード帯を平面で螺旋状に巻回しながらブレード帯の表裏面に配した上下の縫合糸で縫合してクラウン部及びつば部を一体状に縫製形成してブレード帽子を構成している。これによれば、ブレード帯の縫合を、従来の1本の糸による環縫い方式と異なり、表裏面に配した上下の糸で縫合しているので、従来の特性を生かしつつ、型崩れしにくく耐久性に優れた帽子を提供することができるとしている。
また、特許文献2で開示された帽子によれば、所定幅員に細断した生地材を筒帯状に縫製すると共に長尺状に連結してなるブレード帯を平面で螺旋状に巻回しながらブレード帯の表裏面に配した上下の糸で縫合し、クラウン部及びつば部を一体状に縫製形成してブレード帽子を構成すると共に、その筒帯内部に形状保持特性を付与してなる保形用芯材を螺旋状に沿って封入している。これによれば、保形用芯材の封入により、折り畳み状態及び展開状態のいずれの場合にも、原形状態が保持される特性を得ることができるとしている。
特開2005−187990号公報 特開2006−97140号公報
しかしながら、特許文献1に開示された帽子は、ブレード帯が1枚生地であるため、上下の糸で縫製したとしてもなお、その原形を保持することは難しく、洗濯等により型崩れを生じるおそれが残されるものであった。
また、特許文献2に開示された帽子は、筒帯状に縫製したブレード帯を用いること、及び、保形用芯材を用いることで、型崩れをしない帽子を得ることができるが、ブレード帯を筒状に縫製することに手間を要すると共に、別途、保形用芯材を封入する必要があり、その点でも製造に手間を要するものであるから、製造コストの上昇の要因となるものであった。
また、上例を含め、従来のブレード帽子は、一枚生地であれ、筒状帯であれ、平板なブレード帯を螺旋状に巻回して側辺を重ねながら縫製するものであるから、完成した帽子表面は、例えば縫合糸を目立たせるなどすることは可能であるが、螺旋状の渦が形成されるだけの平面的なものであり、装飾性に欠けるものとなっていた。即ち、従来は、平板状のブレード帯が上下方向に単に重なるだけであるから、ブレード帯の一側縁にのみ段部が形成されることになり、表面全部にブレード帯の生地が表れてほとんど凹凸のない平面的な外観を呈するものであった。
本考案は、かかる実情に鑑みて考案をしたものであって、従来のように、ソフトでフィット感を維持しつつ、型崩れせず、耐久性に優れると共に、装飾性にも富んだ、新規な帽子を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本考案は、所定幅に裁断した生地の一方側縁を折り返し、その折り返し端縁を重なる生地と縫合して、長さ方向の片側が2枚重ね部、他方側が1枚重ね部とした長尺のテープ状のブレード帯を螺旋状に巻回し、その隣合って重なり合う側辺部を一連に縫合してクラウン部及びつば部が連続する一体状に形成して帽子を構成するという手段を採用した。
かかる構成によれば、帽子表面が、凸状と凹状の螺旋が交互に隣合う二重螺旋構造となり、従来の帽子にはない、立体感のある帽子を形成する。
この場合、つば部の周縁部分に柔軟性のある芯材を封入するという手段を採用した。
芯材は、つば部の周縁の形状を一定に保つ作用を有する。
また、他の手段として、帽子を構成するブレード帯生地部と別のブレード帯生地部の間にブレード帯を使用しない平坦な生地が挟まれるようにクラウン部及びつば部を形成するという手段を採用した。
かかる構成とすれば、多様なデザインの帽子を提供できる。
また、上記帽子を構成するブレード帯として、生地を所定幅で長尺に裁断し、その一方側縁を折り返すと共にその折り返し端縁に沿って上下に重なる生地を縫合し、それを連続的に連結してテープ状として、片側部分が2枚重ね部、他方側部分が1枚重ね部とする厚みの異なる2段構成の帯体としてブレード帯を構成するという手段を採用した。
上記構成の本考案に係る帽子は、2枚重ね部と1枚重ね部からなる、凸状と凹状の螺旋が交互に隣合う二重螺旋構造となるので、2枚重ね部が芯材の代わりとなり、帽子全体の形状が一定に保持され、型崩れを防止することができると共に、耐久性にも優れている。
また、従来のような保形用芯材を必要としないので、製造の手間が大幅に削減されると共に、製造コストも大幅に低減することができる。
さらに、凸状と凹状の螺旋が交互に隣合う二重螺旋構造としたので、2枚重ね部と1枚重ね部からなる2段構成の段部が交互に形成され、従来の帽子にはない、立体感のある美麗な外形を有し、装飾性に富んだ帽子を提供することができる。
また、裏地等を使用しないので、軽量であり、特にブレード帯の素材としてフェルト生地等を使用すれば、全体がソフトであり、頭部形状にもよくフィットして、着用者に締め付け感や違和感、重量感などの不快感を与えることがない、極めて有用な帽子を提供できる。
なお、つば部の周縁部分に柔軟性のある芯材を封入すれば、つばの形状が常に安定した、美麗な帽子を提供することができる。
また、全体をブレード帯生地部で構成するのではなく、間に平坦な生地が挟まれるように部分的に使用することも可能であり、この場合は、デザイン的により多様な帽子を提供することができる。
(A)は、本考案に係る帽子の全体斜視図、(B)は帽子の頭頂部の構成の説明図である。 (A)はブレード帯の構成を説明する部分図、(B)は隣合うブレード帯を縫合する方法の説明図である。 帽子の他の実施形態を示し、ブレード帯生地部を一部に使用した態様の帽子の全体斜視図である。
以下、本考案に係る帽子、及び、これを形成するためのブレード帯の構成について、添付した図面に従って説明する。
図1(A)に示す完成した帽子において、下述する所定形状のブレード帯1を、同図(B)に示すように帽子の頭頂部分を始点として螺旋状に巻回し、その互いに隣合って重なり合う側辺部を一連の縫合線2で縫合して、クラウン部3とつば部4が連続する一体状に形成したものである。
その製造工程は、基本的には従来のこの種の帽子を製造する工程と同様である。即ち、頭頂部を始点としてほぼ円状に巻回しながら頂点の平坦部を形成し、そこから周壁部分にかけては丸みを帯びるように螺旋角度を変更しながらクラウン部を下方に拡がる碗状に形成する。次いで、その周壁部分の下端からほぼ水平の外側方向にかけてさらに螺旋角度を変更して巻回して平坦なつば部を形成し、その周縁部分は、外周縁がほぼ円形状となるように末端処理をするものである。
なお、つば部の周縁部分には、その形状を維持するため、柔軟性のある芯材を封入するようにしてもよい。
そして、この帽子の特徴は、図示するように、従来と異なり、クラウン部3及びつば部4が、平面状ではなく、凸状5及び凹状6の螺旋が隣合って重なり合う二重螺旋構造を形成していることにある。即ち、クラウン部3及びつば部4は、単なる平面状ではなく、凹凸の条線が交互に連続して螺旋状に巻回する極めて美麗な意匠を形成するのである。
かかる形状の帽子を形成するため、本考案では、図2に示すような構造のブレード帯1を採用している。即ち、図2(A)において、ブレード帯1は、適宜な生地を所定幅、例えば15mm程度で裁断し、その片側側縁を約3分の一幅(5mm程度)で折り返して、その折り返し端縁1aの近傍で重なる下の生地と縫合線1bによって縫合したもので、さらに、それらを連続的に連結して長尺のテープ状としたものである。これにより、長さ方向の片側半分が2枚重ね部1cとなり、他方半分が1枚重ね部1dとなる、厚みが異なる2段構成のブレード帯1が形成される。
なお、ブレード帯1を構成する生地は、特に限定するものではないが、側縁部のほつれを考慮すれば、例えばフェルト地などが好ましい。また、あらかじめ所定幅に織成した平織り生地の側縁を折り曲げて上記構成とすることも可能である。
かかる構成のブレード帯1を、同図(B)に示すように、隣合う2本のブレード帯1のうち、一方の1枚重ね部1dの側縁の上に他方の2枚重ね部1cの側縁を重ねて、縫合線2で縫合するのであるが、その時、上述したように、螺旋状に巻回しながら、クラウン部3及びつば部4を形成するように螺旋角度を逐次変更しながら縫合することで、図1に示したような帽子が完成する。即ち、2枚重ね部1cが凸状の螺旋5となり、1枚重ね部1dが凹状の螺旋6となり、凹凸の条線が交互に連続して二重螺旋を形成した帽子とすることができる。
なお、図3は、本考案に係る帽子の別の実施形態を示すものである。即ち、この実施形態では、ブレード帯1により帽子の一部形状を形成する部分(以下、「ブレード帯生地部7」という。)を部分的なものとし、ブレード帯生地部7と他のブレード帯生地部7の間にブレード帯1を使用しない平坦な生地8を使用して帽子全体の形状を形成するようにした。かかる構成とすれば、帽子の形状をより多様化することが可能であり、装飾性に優れた帽子を提供することができる。
かかる構成の帽子は、従来の特許文献1に示したような1枚生地のブレード帯を使用したものに比べて、2枚重ね部1cの螺旋条線があるので、これが芯材の代わりとなって、帽子全体の形状が保持され、型崩れを防止することができると共に、耐久性にも優れている。また、特許文献2に示されたような保形用芯材を必要としないので、製造の手間が大幅に削減されると共に、製造コストも低減することができる。
さらに、凸状と凹状の螺旋が交互に隣合う二重螺旋構造としたので、従来の帽子にはない、立体感のある美麗な意匠を形成し、装飾性に富んだ帽子を提供することができる。
また、裏地等を使用しないので、軽量であり、特にフェルト生地等を使用すれば、全体がソフトであり、頭部形状にもよくフィットして、着用者に締め付け感や違和感、重量感などの不快感を与えることがない。
なお、つば部の周縁部分に柔軟性のある芯材を封入すれば、つばの形状が常に安定した、美麗な帽子を提供することができる。
また、全体をブレード帯で構成するのではなく、部分的に使用することも可能であり、この場合は、デザイン的により多様な帽子を提供することができる。
1 ブレード帯
1a 折り返し端縁
1b 縫合線
1c 2枚重ね部
1d 1枚重ね部
2 縫合線
3 クラウン部
4 つば部
5 凸状螺旋
6 凹状螺旋
7 ブレード帯生地部
8 生地

Claims (4)

  1. 所定幅に裁断した生地の一方側縁を折り返し、その折り返し端縁を重なる生地と縫合して、長さ方向の片側が2枚重ね部、他方側が1枚重ね部とした長尺のテープ状のブレード帯を螺旋状に巻回し、その隣合って重なり合う側辺部を一連に縫合してクラウン部及びつば部が連続する一体状に形成してなることを特徴とする帽子。
  2. つば部の周縁部分に柔軟性のある芯材を封入した請求項1記載の帽子。
  3. 帽子を構成するブレード帯生地部と別のブレード帯生地部の間にブレード帯を使用しない平坦な生地が挟まれるようにクラウン部及びつば部を形成した請求項1または請求項2記載の帽子。
  4. 生地を所定幅で長尺に裁断し、その一方側縁を折り返すと共にその折り返し端縁に沿って上下に重なる生地を縫合し、それを連続的に連結してテープ状として、片側部分が2枚重ね部、他方側部分が1枚重ね部とする厚みの異なる2段構成の帯体とした、請求項1から請求項3のいずれか1項記載の帽子を形成するためのブレード帯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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