JP3187574B2 - 医療用バッグの製造方法 - Google Patents
医療用バッグの製造方法Info
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- JP3187574B2 JP3187574B2 JP34163792A JP34163792A JP3187574B2 JP 3187574 B2 JP3187574 B2 JP 3187574B2 JP 34163792 A JP34163792 A JP 34163792A JP 34163792 A JP34163792 A JP 34163792A JP 3187574 B2 JP3187574 B2 JP 3187574B2
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- tube
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Description
【０００１】本発明は、血液、薬液等を収納する医療用
バッグと該医療用バッグの製造方法の改良に関する。
バッグと該医療用バッグの製造方法の改良に関する。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】現在使用
されている医療用バッグは、袋状本体３２の上部に輸液
口３３を装填したプロテクター３４を溶着することによ
り構成されている。このため製造は次の各工程により行
われていた。
されている医療用バッグは、袋状本体３２の上部に輸液
口３３を装填したプロテクター３４を溶着することによ
り構成されている。このため製造は次の各工程により行
われていた。
【０００３】（１）２枚の合成樹脂製シート３６を成形
機により帽子状のプロテクター３４に成形し、さらにプ
ロテクター３４の中に治具３７に装着した輸液口３３を
装填する工程（図５）、 （２）（１）のプロテクター３４を２枚の合成樹脂製シ
ート３６の間に置いて、プロテクター３４及び輸液口３
３の基部３５とこれらに接するシート３６の上端部を上
下の口部金型３８により押圧して溶着する工程（図
６）、 （３）前記（２）のシート３６を上下の金型（図示せ
ず）により押圧して袋状本体３２を成形する工程（図
７）、
機により帽子状のプロテクター３４に成形し、さらにプ
ロテクター３４の中に治具３７に装着した輸液口３３を
装填する工程（図５）、 （２）（１）のプロテクター３４を２枚の合成樹脂製シ
ート３６の間に置いて、プロテクター３４及び輸液口３
３の基部３５とこれらに接するシート３６の上端部を上
下の口部金型３８により押圧して溶着する工程（図
６）、 （３）前記（２）のシート３６を上下の金型（図示せ
ず）により押圧して袋状本体３２を成形する工程（図
７）、
【０００４】しかしながらこれらの医療用バッグを製造
する際には次の問題点があった。（２）の工程でプロ
テクター３４をシート３６に溶着する際に治具３７に装
着したプロテクター３４はシート３６の下側から入れな
ければならないのでシート３６の内側にきわめてわずか
であるが微小ゴミ等が付着することがあった。（２）
の工程でプロテクター３４とシート３６を溶着する際に
溶着強度の調整が難しく、溶着部４０に肉薄部が生成し
液漏れ等が生じる医療用バッグもあった。そこで本発明
者は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果
次の発明に到達した。
する際には次の問題点があった。（２）の工程でプロ
テクター３４をシート３６に溶着する際に治具３７に装
着したプロテクター３４はシート３６の下側から入れな
ければならないのでシート３６の内側にきわめてわずか
であるが微小ゴミ等が付着することがあった。（２）
の工程でプロテクター３４とシート３６を溶着する際に
溶着強度の調整が難しく、溶着部４０に肉薄部が生成し
液漏れ等が生じる医療用バッグもあった。そこで本発明
者は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果
次の発明に到達した。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の工程から
なる医療用バッグの製造方法を提供する。 （１）合成樹脂製インフレーションチューブまたはシー
トの間に、該インフレーションチューブまたはシートの
上側から、口部９の上部に大径の把手６を一体成形し、
該把手６の下部に薄肉部７を形成し、前記口部９の下方
内部に隔膜８を形成し、前記口部９の上部開口部１１に
治具１３を装着した輸液部材３を置いて、前記口部９に
接するインフレーションチューブまたはシートを上下の
口部金型及びインフレーションチューブまたはシートの
外周を上下の金型により押圧して、前記輸液部材３の口
部９とこれに接する前記インフレーションチューブまた
はシート及びインフレーションチューブまたはシートの
外周を溶着する工程、 （２）前記口部９の上部開口部１１から把手６にわたっ
てシールして密封する工程、
なる医療用バッグの製造方法を提供する。 （１）合成樹脂製インフレーションチューブまたはシー
トの間に、該インフレーションチューブまたはシートの
上側から、口部９の上部に大径の把手６を一体成形し、
該把手６の下部に薄肉部７を形成し、前記口部９の下方
内部に隔膜８を形成し、前記口部９の上部開口部１１に
治具１３を装着した輸液部材３を置いて、前記口部９に
接するインフレーションチューブまたはシートを上下の
口部金型及びインフレーションチューブまたはシートの
外周を上下の金型により押圧して、前記輸液部材３の口
部９とこれに接する前記インフレーションチューブまた
はシート及びインフレーションチューブまたはシートの
外周を溶着する工程、 （２）前記口部９の上部開口部１１から把手６にわたっ
てシールして密封する工程、
【０００６】
【０００７】
【作用】一体成形された輸液部材を装着することによ
り、製造工程が大幅に簡略化することができる。
り、製造工程が大幅に簡略化することができる。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の医療用バッグ１の概略図で、
図２は図１の一部拡大図、図３は図２の平面図である。
医療用バッグ１は可撓性合成樹脂製インフレーションチ
ューブ（または二枚の可とう性合成樹脂製シート）から
なる容器本体２と容器本体２の上部に装着される輸液部
材３とから構成される（必要に応じて先端に輸液（採
血）針４を接続した輸液（採血）チューブ５が接続チュ
ーブ１４を介して装着される）。
図２は図１の一部拡大図、図３は図２の平面図である。
医療用バッグ１は可撓性合成樹脂製インフレーションチ
ューブ（または二枚の可とう性合成樹脂製シート）から
なる容器本体２と容器本体２の上部に装着される輸液部
材３とから構成される（必要に応じて先端に輸液（採
血）針４を接続した輸液（採血）チューブ５が接続チュ
ーブ１４を介して装着される）。
【０００９】輸液部材３は半硬質または軟質の合成樹脂
よりなり、筒状の口部９に把手６を一体成形することに
より構成される。口部９は液体通路１２内に隔膜８が形
成されるとともに把手６の下部に薄肉部７が形成されて
いる。また口部９の開口部１１はシールされ、シール部
１０が形成されている。
よりなり、筒状の口部９に把手６を一体成形することに
より構成される。口部９は液体通路１２内に隔膜８が形
成されるとともに把手６の下部に薄肉部７が形成されて
いる。また口部９の開口部１１はシールされ、シール部
１０が形成されている。
【００１０】使用に際しては、把手６を持って力を加え
ると薄肉部７より口部９は破断し、輸液針等を口部９の
開口部１１に接続して隔膜８を破断することにより容器
本体２内の薬液（血液）を輸液（採血）針を経て採取す
ることができる。
ると薄肉部７より口部９は破断し、輸液針等を口部９の
開口部１１に接続して隔膜８を破断することにより容器
本体２内の薬液（血液）を輸液（採血）針を経て採取す
ることができる。
【００１１】次に医療用バッグの製造方法の一例につい
て説明する。図４に示すように、二枚の合成樹脂製シー
ト（容器本体２）の間に治具１３を装着した輸液部材３
をシートの上側から置いて、口部９とこれに接するシー
トを上下の口部金型及びシートの外周を上下の金型によ
り押圧して口部９とこれに接するシート及びシートの外
周を溶着する（図４（Ａ）、（Ｂ））。図４において１
４は接続チューブである。
て説明する。図４に示すように、二枚の合成樹脂製シー
ト（容器本体２）の間に治具１３を装着した輸液部材３
をシートの上側から置いて、口部９とこれに接するシー
トを上下の口部金型及びシートの外周を上下の金型によ
り押圧して口部９とこれに接するシート及びシートの外
周を溶着する（図４（Ａ）、（Ｂ））。図４において１
４は接続チューブである。
【００１２】続いて図４（Ｃ）に示すように口部９の開
口部１１をシールして密封する（必要に応じて、先端に
輸液（採血）針４を接続した輸液（採血）チューブ５を
接続チューブ１４を介して接続する）。
口部１１をシールして密封する（必要に応じて、先端に
輸液（採血）針４を接続した輸液（採血）チューブ５を
接続チューブ１４を介して接続する）。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、従来の
輸液口３３とプロテクター３４に相当する口部９と把手
６を一体成形した輸液部材３を装着したので従来の方法
よりも工程を簡略化することができ大量生産に好適であ
り、コストダウンを図ることができる。また輸液部材３
を装着する際にシートの上側から入れるのでシートの内
側に微小ゴミ等が付着する機会が極端に少なくなり衛生
度がより向上する。
輸液口３３とプロテクター３４に相当する口部９と把手
６を一体成形した輸液部材３を装着したので従来の方法
よりも工程を簡略化することができ大量生産に好適であ
り、コストダウンを図ることができる。また輸液部材３
を装着する際にシートの上側から入れるのでシートの内
側に微小ゴミ等が付着する機会が極端に少なくなり衛生
度がより向上する。
【図１】本発明の医療用バッグの概略図
【図２】図２は図１の一部拡大図
【図３】図２の平面図
【図４】本発明の医療用バッグの製造工程を示す概略図
【図５】従来の医療用バッグの製造方法を示す概略図
【図６】従来の医療用バッグの製造方法を示す概略図
【図７】従来の医療用バッグの製造方法を示す概略図
１ 医療用バッグ ２ 容器本体 ３ 輸液部材 ４ 輸液（採血）針 ５ 輸液（採血）チューブ ６ 把手 ７ 薄肉部 ８ 隔膜 ９ 口部 １０ シール部 １１ 開口部 １２ 液体通路 １３ 治具 １４ 接続チューブ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61J 1/10
Claims (1)
- 【請求項１】次の工程からなることを特徴とする医療用
バッグの製造方法。（１）合成樹脂製インフレーション
チューブまたはシートの間に、該インフレーションチュ
ーブまたはシートの上側から、口部９の上部に大径の把
手６を一体成形し、該把手６の下部に薄肉部７を形成
し、前記口部９の下方内部に隔膜８を形成し、前記口部
９の上部開口部１１に治具１３を装着した輸液部材３を
置いて、前記口部９に接するインフレーションチューブ
またはシートを上下の口部金型及びインフレーションチ
ューブまたはシートの外周を上下の金型により押圧し
て、前記輸液部材３の口部９とこれに接する前記インフ
レーションチューブまたはシート及びインフレーション
チューブまたはシートの外周を溶着する工程、 （２）前記口部９の上部開口部１１から把手６にわたっ
てシールして密封する工程、
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34163792A JP3187574B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 医療用バッグの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34163792A JP3187574B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 医療用バッグの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06165811A JPH06165811A (ja) | 1994-06-14 |
| JP3187574B2 true JP3187574B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=18347638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34163792A Expired - Fee Related JP3187574B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 医療用バッグの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3187574B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP34163792A patent/JP3187574B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06165811A (ja) | 1994-06-14 |
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